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朝のメール

再発乳がんを抱えて 
 

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2004-09-22 ケータイを持たなかったのに
2004-09-19 おいしい頂き物
2004-09-16 病院の日
2004-09-12 散歩に出たら
2004-09-08 庭木の剪定
2004-09-04 あの紅い実は・・・・・・
2004-08-31 8月の終わりの日に
2004-08-29 健在だったサルスベリの木 その3
2004-08-29 健在だったサルスベリの木 その2
2004-08-29 健在だったサルスベリの木 その1


2004-09-22 ケータイを持たなかったのに


ケータイを持たない生活についに終止符を打った。

ちょっと複雑な気持ちだ。

私は暇人であり、交友関係も限られているので、これまでケータイを持たなかった。
それに、ケータイを持つと人間が変わるように思われたのだ。
ケータイが気になって、話が上の空になったり、しょっちゅう席をはずしたりする。その場で関係ない自分だけの話に夢中になったりなどなど。
病院でも映画館でも使う人がいる。マナー違反だ。

勿論、これは1部の人たちであり、全部の人がマナー違反というわけではない。

でも、やっぱりケータイは傍若無人ぶりを発揮させてしまうところがある。

私はケータイは持たない。
何年もそう思ってきたが、世の中の体勢がケータイなしでは成り立たなくなってしまってきた。

街に出ると、電話を探すのに1苦労する。
やっと見つけても「ケータイにはかかりません」なんていうこともある。

それに、私の病気のこともある。
緊急事態発生の時のことも考えなければならない。

それやこれやで、私もやっとケータイを持つ事にしたのだ。

あんなにこだわっていたのに、いざ手にするとこれがおもしろいのだ。

電話をかけてみたり、メールをしてみたり、ちょっと傍若無人になりかかっている。

ストラップなどは付けないつもりでいたのに、ちょっと思い出して堆朱のペンダントを引っ張り出して付けてみた。
案外、いいなあと1人で満足している次第だ。

堆朱はこちらの工芸品で、朱漆を厚く塗り重ねて、そこに模様を彫刻したのものだ。こんなところで役立つとは思ってもみなかった。

ケータイは便利でおもしろい。

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suzuさん^−^使わなくなったペンダントがこんなところでよみがえった〜(^0^) 私のケータイは今のところ暇〜〜〜〜〜 / 朝 ( 2004-09-23 10:16 )
ほのぴーさん 勝手に名前変えちゃって、ごめんなさい^^; / 朝 ( 2004-09-23 10:10 )
穂のピーさん^−^ストラップいいでしょ。でも、使ってみると邪魔かもね。無音っていうのはいいですね。熊、見ました。気をつけてね〜〜〜〜 / 朝 ( 2004-09-23 10:08 )
三毛猫さん^−^ この夏、身内に緊急事態が発生してケータイが大活躍。そんなこともあって、買ちゃいました〜 / 朝 ( 2004-09-23 10:04 )
ペンダントだったのね〜いいね♪ うん、私はもっぱら子供との連絡に使ってる。今からかえる〜って子供からメールが入るのよね〜なんて便利なんでしょう(^^;) いいのか悪いのか?(苦笑) / suzu ( 2004-09-22 19:38 )
あら。素敵なストラップ。私はなんにもつけとらん。使えれば重視。ははは。。。。おしゃっれっけがない。ちなみに、おとも無音・・・ / ほのぴ〜 ( 2004-09-22 18:58 )
ばーちゃんが入院した時、携帯がエラい調法しました・・・緊急連絡用。あとは一人暮らしの長男との連絡及び安否確認かな。 / 三毛猫 ( 2004-09-22 16:51 )

2004-09-19 おいしい頂き物


お隣さんから、ピンピンの鯛を2尾頂いた。

お隣のご主人の趣味は釣り。
それも本格的で、お店(和菓子屋さん)には大きな鯛の魚拓が飾られている。

釣果はその時々で、良かったり悪かったりするようだ。
いつもたくさん釣れるというものでもないらしい。
一緒に行っても、自分だけさっぱり釣れないということもあるそうだ。

さて、今回は『釣果』ありだったようで、中ぶりの鯛を2尾頂いた。
夕方のことだった。
ご主人が「もっと早く持ってくればよかったんだけど、1眠りしていたもんで」と言っていたが、新鮮そのものでピンピンだった。

夕方のことで、もう夕食の用意はほぼ終わっていたが、この新鮮さは今日味わうべしと思った。

2尾とも焼いて1尾ずつ食べるには少し大きすぎた。

お刺身も食べたい。

そこで、ちょっと大きめの方をお刺身にすることにした、

刺身を造るのは苦手だし、久しぶりだ。
お刺身はいつも魚屋さんで買ってきて食べている。

うろことえら、内臓をとり、3枚に下ろす。
ここまではかなり上手くいったが、そのあとがメタメタだった。
あの美しい鯛がこんな姿になってしまって、なんだか鯛に悪いような気がした。

お刺身は形が悪く、量もすくなかったがコリコリとしておいしかった。

あらは次の日に潮汁にして、もう1尾は塩焼きにして食べた。

新鮮な鯛はもちろんおいしかったが、自分で料理したこともうれしかった。

このごろは手抜きのし過ぎだと反省した。

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ごめんなさい ぷりんさんでした。大事なお人なのに〜〜〜あわてちゃいました。すみません^^; / 朝 ( 2004-09-21 08:26 )
ぷいんさん それはもう、これがお刺身かっていうくらいに無残な姿^^; ほんと、鯛にごめんなさいでした〜〜〜〜 / 朝 ( 2004-09-21 08:22 )
お刺身をご自分でさばけるなんてそれだけでスゴイです〜♪ 私も挑戦してみた事がありますが、それはもう見るも無残な姿に・・・(爆)  / ぷりん ( 2004-09-20 10:49 )
ほのぴーさんも釣り師ですよね〜 顔の大きさと同じカレイ、印象に残ってます。もちろん、上手にさばくんでしょうね(^−^) / 朝 ( 2004-09-20 09:33 )
おお〜〜〜すごい!見事な釣果だ! / ほのぴ〜 ( 2004-09-19 11:33 )

2004-09-16 病院の日


13日(月)は病院の日だった。ほぼ、1ヶ月ぶりで外来受診。

入院(1泊)しての点滴治療は7月で終了し、8月からは経口薬での治療となっている。薬は3週間服用し、1週間休む。これで1クールとなる。
今、2クール目が始まったところだ。

薬は3週間分出るので、病院行きが1ヶ月に1回程度になっている。

入院と違って外来はせわしい。また、待たされる。

13日はC・T、受診(2つの科)、採血、次回の予約、会計、薬といろいろあって、終わったら1時を過ぎていた。病院に着いたのは9時半ごろ。
やっぱり、せわしい。そして待たされた。

この待ち時間を有効に使いたい。
入院している知り合いのところに行って、おしゃべりをする。時計を気にしながらだから、あわただしいが元気をもらったりあげたりする。

図書室をのぞくこともある。狭い部屋だが、本はそろっている。
パソコンもあって、自由に使える。

しゃれた喫茶店は・・・・・ない。
コーヒーは自動販売機のもので我慢する。

思いがけず、ばったりと会う人もいる。
何ヶ月ぶりのこともあれば、何年ぶりかのこともある。

気軽におしゃべりすることもあれば、声をかけられずに通り過ぎることもある。
相手の状況、こちらの状況で変わってくる。

家に帰ってから、知人にメールしたら「私も病院にいたんだよ」とのこと。
えーっ、会えたのにー。こんなこともある。

待たされても、外来はいい。1日中ってことはないから。

写真は庭のウメモドキ。
紅い実は葉が落ちても残っていて、鳥たちがついばむ。

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三毛猫さん こんにちは^−^ 診察は早く終わりましたか? エンジン始動ですね。いいなぁ〜 ゆるゆるとやってね(^−^) / 朝 ( 2004-09-17 09:24 )
うちは明日が診察日です。今月から仕事に戻りました・・・よし、パソコン買い替えるぞー!の気迫で。 / 三毛猫 ( 2004-09-16 13:05 )

2004-09-12 散歩に出たら


この土・日をはさんで近くの公園で植木市が開かれている。
夏の間、休んでいたので久しぶりの植木市だ。

散歩がてら、出かけてみた。

ちょっと遠回りして、小料理やに寄ってお昼を食べた。
軽く野菜サラダと稲庭うどん。
お刺身に生ビールとも思ったが、堅物の夫と一緒だったので駄目だった。
涼しくなってきたので、温かいうどんがおいしかった。まあ、満足。

公園までぶらぶらと歩いていたら、ふと目に留まった物があった。
粉屋さん(製粉所)の前だった。

これ、石臼だ。

こんなところに石臼が置いてあったんだ。
今まで気がつかなかったのが不思議なくらいに大きな石臼だ。

粉屋さんだから、昔に使っていた物かもしれない。
臼を回す時につかむ棒を差し込む穴もあった。

こんな大きな石臼を1人で回したのだろうか。

子どものころ、祖母に連れられて粉屋さんに行った時のことなどを思いだした。
粉屋のおじさんは機械で粉を挽いていたが、粉で眉毛やまつ毛まで真っ白になっていて、なんだか不気味だった。

今の粉屋さんは、どうなのだろう。
粉屋さんなどには縁のない生活だから、分からない。

植木市は閑散としていて、いつもの賑わいがなかった。
聞けば、稲刈りで忙しく植木市の方はお休みなのだそうだ。
植木専門でやっているというのは少ないらしい。

鉢花を2鉢買って、家に帰った。

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ぷりんさん うれしい〜(^−^) 多分、お菓子店とか団子やさんとかが大量に買うんじゃないでしょうか?粉の卸しやさんでしょう。城下町なんで、お菓子屋さん多いんですよ。近くにはあんこの粉やさんもあるんですよ(^0^) / 朝 ( 2004-09-12 16:15 )
石臼って初めて見ました(@0@)  粉やさんって、粉の専門店なのですか? 今でも手作りで粉を売っているところがあるなんてビックリしました。 小麦粉とかお米の粉なんかを扱っているんですか?  / ぷりん ( 2004-09-12 15:07 )

2004-09-08 庭木の剪定


3〜4日前、庭師さんがきて庭木の剪定をしていった。
いつもの年より遅くなって、9月にずれ込んだ。
なんでも、若い職人さんがやめてしまったので、人手不足とのことだった。

ベテランの職人さんが2人きて、手際よく仕事を進め、1日で終わった。
午前中は玄関先にある2本の松を中心に丁寧にやり、午後は家の周りにある木を割りあい無造作に剪定する。

塀を越えて、お隣(裏)まで侵入していた柿の木の枝もバッサリと伐られた。
実がけっこう付いていたが、仕方がない。毎年のことだ。

10時と3時にお茶出しをする。
それぞれ30分ぐらいだが、この時間が楽しみでもある。
職人さんは無口だが、話はおもしろい。
山の方に猿や熊がでた話などは、リアルで想像がふくらむ。

猿は稲が実ると、田んぼに群れでやってくるそうだ。
まず、自分のお尻がぬれないように稲を倒してその上に腰をおろす。そして、周りの稲をつかんで実をしごいて食べるということだ。
かしこいものだと感心してしまう。

ピアスの職人さんに会うのも楽しみだ。
年の頃は40代半ばぐらい。この人がピアスをしているのだ。耳に2つか3つ。
赤っぽいのや青っぽいの。
このおしゃれ心がいいなぁといつも思う。

今回はこの人は来なかったので、ちょっと残念だった。

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suzuさん この松、いつの間にかこんなに大きくなっちゃって〜 それだけ年数が経ったってことですねぇ。木も人も^^; / 朝 ( 2004-09-09 11:00 )
ほのぴ〜さん 心配してたんですよ〜 台風、大丈夫かなって・・・・木が折れるほどの風ってこわいなぁ〜 こちらでは、雪の重みで木が折れます。 / 朝 ( 2004-09-09 10:57 )
noraさん こんにちは〜 そう、ミスマッチが楽しいの(^0^) 庭木はいいけど、管理が大変なの^^; / 朝 ( 2004-09-09 10:53 )
すごい〜! 立派な松の木ですね(^^) うちも実家に柿ノ木があるけれど、やっぱり家からはみ出さないように窮屈に立ってます(笑) 青い実がついてるよ〜(^^) / suzu ( 2004-09-09 08:02 )
ほのぴ〜パパの趣味は庭木の剪定。しかし・・・今日の台風で大切にしていた木が・・二本もおれた・・・ / ほのぴ〜 ( 2004-09-08 19:40 )
庭師さんが来るお家っていいなー。そんな暮らしがいつかしてみたいにゃ〜(多分無理だけど(涙))職人気質っていいよね!ピアスとか、一見ミスマッチでもキッチリ仕事してくれるとホロッとなったりして(笑)noraんちにくる畳職人さんが超好みだけど、2年に一度しか会えなくて寂しい。。。家の中、二人きりだとドキドキ・・あは。 / nora ( 2004-09-08 11:28 )

2004-09-04 あの紅い実は・・・・・・


9月は秋の始まり。
暑さはぶり返しながらも、少しずつ遠ざかっていく。

空き地のあの紅い実はどうなっているのだろう。

お祭りがすんで、子ども神輿が片付けられてしまった空き地は静かだ。

空き地に行ってみた。

なんと、あの紅い実ははじけて黒い実に変身していた。
ますます、疑問がおきる。
一体、この実は何なんだ?

黒く光っている実は、小粒ながらきれいだった。

私は考えた。
そして、この実は『黒胡椒』かもしれないと思った。
山椒と胡椒は親類みたいなものだから、葉っぱだって似ていて不思議はない。

この黒い実を集めて、胡椒引きでゴリゴリッとやったら楽しいかも。
前に料理教室でやったみたいに・・・・

さて、この実は実際には何の実かというと『山椒』だった。
間違いない。お隣さんに聞いて確かめたのだから。
このお宅では、実を取ったことはないとのことだ。

この黒い実は山椒の種で、食用にするのはもっと前の若い実なのだろう。

聞けば簡単なのに、あれこれ考えて暇人だなあと苦笑い。
でも、楽しかったなあ。

先頭 表紙

ぷりんさ〜ん お久しぶり〜^−^ やっぱり山椒、正解でしたよ〜。この黒い実が下に落ちて芽生えるって言ってました。来年は実を頂戴したいなぁなんて思っています(^−^)鬼が笑うかな? / 朝 ( 2004-09-08 11:00 )
あれこれ想像をめぐらすのも楽しいですよね^^  山椒の実って放っておくとこんな風になるのね。 でも、せっかくあるのに食べないなんてもったいないなぁ・・・。 ちょっと苦いけど、ピリっとしてて美味しいのに(^‐^;  うちでは田舎から丸ごとの実を送ってもらって、冷凍して使ってます♪  / ぷりん ( 2004-09-08 09:48 )
ほのぴ〜さん そう、あの山椒で〜す。私も粉しか知らなかったので、大発見した気分なんです(^0^) / 朝 ( 2004-09-07 10:46 )
山椒ね〜〜〜あれでしょ?うなぎとかにかけるやつ?粉しか知らんかったわ〜〜〜 / ほのぴ〜 ( 2004-09-06 21:05 )
suzuさん 山椒でした〜 匂いは? また、空き地に行かなくっちゃですね^^; / 朝 ( 2004-09-06 16:16 )
へ〜〜山椒なのね(^^) 初めて見ました♪ この状態では、まだ匂わないのかな? / suzu ( 2004-09-06 10:42 )

2004-08-31 8月の終わりの日に

生に こだわらず

死にも こだわらない

透明な 心で

9月を 迎えたい

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noraさん 私の先走りでしたね〜^^; なぜか 『やまなし』なんて思っちゃって・・・・・・ / 朝 ( 2004-09-03 15:50 )
どうゆうわけか、、、白い背景なのに青く写っちゃうの。noraのカメラは青みが強くなるんだにゃ〜。な〜ぜ?(笑) / nora ( 2004-09-03 11:32 )
noraさん おいでいただいてありがとう!!私の心はどうしてこんなに惑うのかと・・・・・かわいいハートの青いバックは幻燈のイメージ? / 朝 ( 2004-09-03 10:29 )
野に咲く花のように、丘を渡る風のように、出会った頃のように、ひたむきで、すきとおった心で生きてゆきたいな。 / nora@来てくれてありがと。 ( 2004-09-02 12:56 )
ほのぴ〜さん 北海道からありがとう!早起きなんですね〜(@−@) 透明でありたいと思いつつも不透明・・・・・・それが生きているということなんでしょうね。 / 朝 ( 2004-09-01 10:06 )
ぷりんさん 願望です。願望、願望。実態はのたくってます^^; / 朝 ( 2004-09-01 09:54 )
suzuさん はじめまして!おいでいただいてうれしいです(^0^) こんなことを書くのは〜と思ったのですが・・・・・・ / 朝 ( 2004-09-01 09:51 )
うんうん。透明か〜〜〜そだね。よし!九月だ!マイペースでがんばるか〜〜〜 / ほのぴ〜 ( 2004-09-01 04:47 )
すごい・・・。 朝さんの澄んだ美しい心が羨ましいです^^  わたしは煩悩だらけ・・・(^‐^;  反省。  / ぷりん ( 2004-08-31 18:47 )
はじめまして・・・とても心にしみました。。。 / suzu ( 2004-08-31 17:35 )

2004-08-29 健在だったサルスベリの木 その3


もう1本の木は、右側にあった。

左側の木よりも小ぶりだったが、やはり年輪を感じさせた。
こちらの木は、先の方に花を咲かせていた。

1本しか記憶にないので、あとから植えられたのなと思った。

今の住職さんのお母さんに聞けば分かるかも知れないが、聞かずに帰った。

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ほのぴ〜さん^−^ 多分〜と思います。うれしかったですよ〜(^0^)  / 朝 ( 2004-08-30 08:16 )
これが、まえにいってた木ですね〜〜? / ほのぴ〜 ( 2004-08-29 19:35 )

2004-08-29 健在だったサルスベリの木 その2


門前の左側にある木の方が大きかった。

幹の根元は太かったが、横に折れ曲がって何本かに枝が分かれていた。
木の肌はツルツルという感じではなく、どこか枯れかかっているように思われた。

しかし、見上げると先の方に枝を茂らせていた。
花は見えなかったが、多分咲かせたことだろう。

この木肌をなでたんだ。子どもの頃に。

「笑ったかな」

そう思いながら、木肌をそっとなでてみた。

先頭 表紙

2004-08-29 健在だったサルスベリの木 その1


数日前に用ができて、実家のある町に行ってきた。車で約1時間半。
街道の合歓の木はすでに花が終わって、あたりの木々と区別がつかなくなっていた。

お昼ごろには用も終わったので、知人と近くを歩いてみた。

お寺の前を通りかかった時にふと思い出して、

「ここにサルスベリがあったんだよね」と言ったら、知人が、
「うん、まだあるよ」と即座に応じた。

「えっ、どこに?」びっくりして聞くと、
「ほら、あそこ」と、奥の方にあるお寺の門前を指差した。

あのサルスベリの木がまだあったなんて・・・・・
驚き。うれしさ。半信半疑。
なにしろ、私の中ではあのサルスベリはとっくに伐られていたのだから。

とにかくと、普段は通り過ぎてしまうお寺への道に入っていった。

ちょうどお寺に入る門の前にその木はあった。
しかも、左右に1本ずつ。
私の記憶では1本なのだが、2本あった。

2本ともかなり古木といった感じだった。
何本かの幹はしわがれた様子で折れ曲がりながら、空の方に枝を伸ばしていた。

私の記憶とはかなり違っていたが、これは正しくあのサルスベリの木だと確信していた。

先頭 表紙

ぷりんさん さっそく見ていただいて感激です!!そうなんです。だんだんに遠くなっていくふるさとですが、うれしい再会でした(^0^) / 朝 ( 2004-08-29 11:09 )
ふるさとの街並みも帰省する度に変わっていて寂しくなります。 そんな中で、変わらないで待っていてくれるものがあって嬉しいですね(^‐^)  / ぷりん ( 2004-08-29 10:59 )

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