2001-08-14 僕とワールドカップ（小学生の作文か!?）
2001-08-10 リメイクは難しい
2001-08-09 はじめまして!!

　僕が中学2年生でサッカー部で一生懸命ボールを追いかけていた頃、スペインでワールドカップが開催された。8歳上の兄もサッカーをやっていてよくテレビ東京の「ダイヤモンドサッカー」を観ていたりしたので、ワールドカップのことは知っていたのだが、自らの興味を持って意識して見たのは82年の大会が最初だった。
　何と言ってもこの大会の主役はブラジルだった。優勝はイタリアだが、最強だったのはブラジルだ。しかもブラジルは強いだけでなく、美しかった。「美しい」という言葉は恥ずかしくて普段あまり使いたくないのだが、このチームには躊躇なく使える。汚いハードなプレーはなく、ダイレクトパスをリズミカルに使いながら敵のディフェンスを崩していく。ジーコ、ファルカン、ソクラテス、セレーゾ、ジュニオール、エデル…という豪華なタレントがこともなげにボールを足で扱う美しさに魅了された。
　以来、私にとって脳裏に焼き付いて離れないドリームチーム―それが82年のブラジルだ。（その後ビデオの普及でもう一つ、74年のオランダも私にとってのドリームチームだ。）テレビ観戦した86年、90年のW杯、チケットを買って観に行った94年、98年のW杯。思えば私はいつも82年のブラジルのような、美しくて楽しくて強いチームの出現を期待してW杯に接していた気がする。86年はマラドーナには酔ったが、チームとしてのアルゼンチンはその域には達していなかった。90年のドイツ、94年のブラジルは強かったが、美しくなかった。98年のブラジルには期待したが、チームとしてのまとまりに欠けた。他にも各大会いいチーム、お気に入りのチームはあったが、満ち足りなかった。
　さて、2002年はどうだろう？20年あまりの夢に会えるか…　とても楽しみだ。

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どうもリメイクというのは分が悪い。映画のリメイクで成功した試しはあまり無いと思う。殊更に「昔は良かった。」とか言う気はないけど、『サブリナ』しかり『グロリア』しかり『キャットピープル』しかり。黒澤明の『用心棒』のリメイク『荒野の用心棒』も到底及ばないし、フリッツ・ラングの『暗黒街の弾痕』をリメイクした『俺たちに明日はない』などもその知名度とは逆に旧作の方が圧倒的に面白いし、エルンスト・ルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』とそのリメイク『メルブルックスの大脱走』に至っては言うに及ばず、という感じだ。（原作ものの再映画化はこの際除きます。『伊豆の踊り子』とか『ハムレット』とか『若草物語』とか）そんな中、『猿の惑星』は健闘していると思い、好印象を持った。別にとりたててものすごく面白い、というわけではないけど、『AI』とか『パールハーバー』とか「え、どうしちゃったの？」というのが続いていたせいか、「まっとうな映画になっている！」と素直に思えたのだろう。ま、そもそもティム・バートンという監督、『マーズ・アタック』にしても『スリーピー・ホロウ』にしても、偏執狂的なこだわりに好き嫌いは分かれるだろうが、物語を効率良く（無駄なく）演出し、過度の感傷や質の悪い大袈裟さを賢明に回避する方だとお見受けしていたので、その良さを今回の『猿の惑星』でも発揮していると思う。賢明なのか逃げなのか、今回の作品は「リメイク」ではなく「リクリエート（再創造）」だと言っているので、単純に比較はしたくないが、私には旧作ももともと好きだが、新作もそこそこ面白いなあ、と思えた。
とまあ、最初は映画の話から入ってみました。

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映画を五感で触知し、サッカー観戦を瞳を通じて体で受け止めたい。
そんな思いで徒然なるままにこの相容れない2つを扱っていきたいと思います。
別になんてことはない、たまたま僕の趣味ということだけ。
現在30代の私の中学生からの一貫した「好きなこと」。
「たかが映画、されど映画」（ヒッチコック）じゃないけど、
きっと不特定多数の方々に文章を発信するというのは恐らく読み手の想像を超える
負荷がありそうなことが、現時点でもひしひしと僕の身体を締め付けていきます。
でも、映画もサッカーも、ついつい他人に何かを伝えたくなるもの。
面白かった、興奮した、感動した、むかついた、等々、観終わった後の己の感覚の
原点に忠実に、言葉にならない言葉を産み出していければと思っています。

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