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どうしてこうも、気持ちが上下するかと思う。ひとつはＰＭＳのせいもあるんだろう。旅行は上手くいきそうだ。でも今はすごく会いたい気分ではない。どちらかというと、豪華なホテルにただで泊まれるという事実が、後を押しているだけのような。ここだったら、一流レストランでご飯が食べられるとか。

上司に日本人の友達を紹介して欲しい。そういわれると、うーん、なぜ日本人？となってしまう。適当に遊びたいから、という理由なら、大切な友達を紹介することなんて出来ない。適当に遊びたい、という感覚は、ここでは罪悪ではないのかもしれない。だけど、あえて日本人といいたいならば、まして私の友達で、というならば、私の感覚を優先してもらいたい。

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愛さえあればお金なんて、なんていう話もあるのだけど、早くも金銭感覚の違いというか状況の違いが露呈。私が一時帰国する際、数日お休みを取ってジョインする、という話を進めている。ホテルはただで泊まれるので、フライト含め全総額で10万ぐらいなんだけど、それが出せない。まだ日程があるので、それまでになんとかするから、私のフライトが変更可能かどうか調べてくれ、というメールが来た。変更料金は、２５０ドル。それを返信してからまだ返事はない。

計画して物事を考えられない。
これって、将来を共にするなら、マイナスだ。特にお金がないならば。
彼の場合、１年半後に日本に住みたい、という目標がある。でも、そのときまでに、まとまったお金を貯めることが必要だと思う。その上で、新たに職探しもしなくちゃならない。ビザは会社でスポンサーになってもらうか結婚かぐらいしかない。後は英会話の先生ぐらいか。年収３６０万以下のね。都内に住むならカツカツだよ。それくらい、調べればわかること。くじでもビザが当たるこの国に比べて、日本がどれくらい人種差別の激しい国か、彼はまだ知らない。

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nanasのジュツをかけたでしょ。ずっと君のことを考えて頭から離れないんだ。と言う。どうやら本当らしい。会う友達それぞれに、早く会ってみたかったんだ、いつも君のことを話しているからね、と言われる。

昼間の仕事をコンシェルジュに転職したので、沢山レストランに連れて行ってくれる。そして、マネージャーやトップシェフが出てきたり、頼んでいない品がどんどん出てきたり。そしてお会計は会社が出してくれるので、チップのみ。隣のカップルが不思議そうな目でこちらを見る。

ダウンタウン一帯と美しい夜景を眺めることが出来るレストランで、目を見つめて手を握りながら、本当に君のことが好きなんだよ、と言ってくれる。ふと過去の要所要所のポイントを思い出して、あー、あそこで身を落ち着けていなくてよかった、と思った。

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じゃあ切るね、１，２，３　あれ、まだ切ってないの？切れないじゃん！なーんって会話も出来るようになった。

私的には燃え上がる！っていうような類じゃないんだけど、なぜかずっと一緒に居ることが出来てしまう。たぶん、自然体で心地よくいられるように、向こうが相当気をつかっているからだ。

道行く人が、「あら、キュートなカップルねえ。」なんて声をかけていく。あらら。そう見える人もいるのね。その後、二人乗り人力車に乗ったお兄さんが、家までフリーライドして行く？と。30メートルほど全力疾走してくれた。よっぽどバカップルに見えているのか。

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夜中に「おくりびと」を二人で見た。日本に関心がある人とはいえ、いちいちコメントが興味ぶかい。広末を、へーこの人有名？？？54歳の余貴美子は、ハリウッド女優みたいだ、という反応。

一番興味深かったのはモックンが心の底から、ごめん、という場面で、へ？それだけかい！というツッコミ。日本だったら、心の底から謝罪していることがわかれば、一言のごめん、という言葉で、終了、ということが多い。逆に、理由を言われると、どうしても言い訳に聞こえて、真剣に聞こえない。でもこちらでは逆らしい。はあ、どうりで、言いわけばっかの人が多くて信用できない、と思ったことが沢山あったわけだー。しかし、これって頭ではわかっていても感情的にはどうにも出来ないかも。

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結局、僕のガールフレンドになってくれませんか？と言われた。デート中の人からガールフレンドへ昇格。日本の彼氏の意味合いよりも重い。

さっそくデート代割り勘の話になった。今まで飲食代は全て払ってもらっている。が、私としては、給料水準の低い人だからこそ、男気でそこは払って欲しい。お金がないのはわかるけどね。それに年上だし。こっちの友達に聞いてごらん？皆ワリカンだよ、と言われたけど、私の友達は皆デート代は払ってもらってますがな。

また、健康保険の話のとき、僕の保険にパートナーとして入れるよという話になった。でもそこまでは、まだ私の中で頼れないんだな。

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11月からアパートの更新。
来年の、
7月までだと、10ドルオフ
9月までだと、15ドルオフ
11月までだと、20ドルオフ

うーん、悩む・・・・。

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彼の過去を聞くキッカケがあった。バツイチで子供なし。大人になるまで敬虔なクリスチャンだった。過去を聞いて、だから何？というのもあるのだけれど、バツか子供ありかは、聞いておきたかった。子供ありだったら、好きでもサヨナラだし。

ある意味こんな風に誠実に接してくれる人もあまりいなかった。流れに任せてみたいと思っている。いや、「頑張って」流れに任せるってなんだか変だけれど。

日本にいたら、別の行動をとっているかもしれない。「ここに居る間を楽しく過ごすために」、という考えが頭をよぎる。だって、変な黒人男に引っかかって、若い時間を台なしにする、っていうような年齢でもないし。

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ふと。通り過ぎる白人カップルが、ものすごい表情で目を合わせないようにすれ違った。私が一人で居るときには、見たことがない表情。一人のときは、日本じゃ経験しない笑顔を向けられる方に戸惑っていたのに。たぶん、彼にとっては、いつもと同じだから気がつかないだろう。人種問題について考える。なぜ黒人の地位は低いのだろう？彼だけを見ると、肉体的にアジア人よりも頑丈だし、精神的にも余裕がある気がする。頭も悪くはない。お金は貯めてないというのがマイナス。

単純に、ものすごく不思議な気分だ。ぺらぺらな白人には沢山あったけど、有色人種には味のある人が多い気がする。人間は苦労をするとより深みが出るからかなあ。。。

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彼の部屋で、給料明細と銀行明紙を発見。なんっつーびんぼーな！（苦笑）。日本と違い、何歳までに、これこれ、といったプレッシャーがない分、かなり自由に人生設計をする。いい年して、びんぼーでも、全く隠さない。あーこれね、こうやって読むんだよっと解説つき。。。貯金に関しては、一般的に日本男児のほうが、優れているかも。

それを見ないことにすれば、あとは気になるところは殆どない。女性の影もないし、私に対して文句もない。友達は多いし、道行く人にも優しい。お酒もタバコもなし。音楽の趣味は合う。些細な話も合う。勤勉。隠し事なし。一緒に寝るとめちゃくちゃ良く寝られる。腕枕で朝まで寝てる。今まで大抵途中で腕枕は外されて、かつ、睡眠不足になって次の日フラフラだったのに・・・。

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