2004-05-18 おぼえ書き
2003-12-28 twisted
2003-12-05 December
2002-05-09 さよならオーストラリア
2002-04-30 おなかが空いた夜中に思うこと
2002-04-08 決心
2002-03-30 Happy Easter ! & 彼のママのこと
2002-03-23 秋の気配
2002-03-07 夜のフェリー
2002-02-17 サプライズなしのプレゼント

今年は日々が過ぎるのがほんとに早い。

できごと/
足の悪い友達
離婚しそうな父親
誰からも見捨てられそうな母親
仕事の小さなミス
お手伝いしている仕事の大きな失敗
たくさんの花を見に行った

旅行/
南国と北国
妹と会えず　
島に行けなかった
旅行の計画が今年はうまく進まない

５月ももう半ば。
もう少しゆっくり暮らしたいのにね。

先頭 表紙

期待はずれのめちゃくちゃなパーティーが終わり、その日の記憶を今は封印している。

淋しかったこと。
あまりに浅はかでひどくロマンチストな自分。
彼は「嫌いにならないで」と言った。
これも全部わたし。しょうがないじゃない。

友人を見舞いに、海の近くの病院に行った。
彼女はわたしの顔を見るなり、病院での嫌なこと、つまらないこと、空虚なことを子供みたいにまくしたてた。涙ぐみながら。
誰かに言いたくて、分かってほしくて、かわいがってほしいのだと感じた。
別の言葉でいえば、それさえあれば人生のつらいこと大抵は解決できるのかもしれないね。
与えてほしいと感じている今のわたしとぴったりシンクロして複雑な気持ちになる。

螺旋階段が気に入っているあのホールのコンサートは、行ってよかった。
プログラムの中にローエングリン第1幕への前奏曲が入っていて、別に特別好きな曲ではないけれど、ラストで弦の切ない音が細く細く空気の中に溶けていった時、涙がこぼれた。
こんなに張り詰めた神経で聴いたのは初めて。
コンサートの後は少しだけ気分が落ち着いた気がした。

来年はもっと利口になろう。
楽しく生活しよう。
そしていい状態でいることを、美しくいることをあきらめないようにしよう。

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今年も残すところあと1ヶ月。

暖かい国への旅行、
クリスマスのオーケストラ、
恋人の誕生日、
久しぶりに会う友人とのパーティー、
会えない人にはクリスマスカードを送ること、
来年新しく始めることの準備を少しづつ、

忙しくてあっという間に過ぎてしまった1年だけれど、せめて12月は心ゆたかに過ごそう。
きらきら光るプレゼントのような1年だったと思い返せるように。

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日本からの友人が明日の朝こちらに着く。
友人を迎えるため、ここ数日は部屋を整理したり買い出しに行ったり、旅行のチケットをそろえたりしていた。
近頃出かけるとかならず雨に降られてばかり。
南国の色鮮やかな花々は、雨に濡れそぼったあといっそう香りを強くし、ぐんぐん葉を広げていく。
明日はぴかぴかのお天気だといいな。
友人が空港に降り立った時に「Sunshine stateに来たんだ！」と思えるように。

これからしばらく旅に出ます。
次に日記を書くのは日本からかな。

旅行の興奮と感動と疲労のあとには、願わくば考えていたことがするっとほどけるように。気持ちが広い空に溶けるように。私が暮らしていた間いつも、ここに燦然と輝いていた太陽のように笑えるように。

またお会いしましょう。

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思い出して幸せな気持ちになるもののひとつに、前住んでたお家の近くのパン屋さんがある。

私はこのパン屋さんが大好きだった。
チェーン店とかではないのだけど、種類がそれはもういっぱいあって、ひとつひとつがちょっとびっくりするほど安くてそしてとってもおいしいの。
お休みの日は遅く起きて、外に出たくないなあと思いつつもこのパン屋さんだけには必ず行っていた。ささやかな幸せ。
車で遠くにお出かけする時には、コンビニではなくてこのパン屋さんでランチを調達してから出かけるのが常だった。

私が好きだったのは、ダイス型のチーズがごろごろ入った田舎風のフランスパン、レーズンと一緒に煮たアップルがこぼれるほどにたっぷり乗ったペストリー、涼しい季節限定のバナナブレッド。オニオンブレッドは必ず買うものと決まっていたし、カシスとヨーグルトの甘いパンもだいすきだったな。種類がありすぎてあれほど通い詰めたのにも関わらず全種類制覇できなかった。

今度帰るおうちは新しい家だからもうあの街には住めないけれど、帰国したらきっとわざわざ行ってしまう。きっと食べきれないほど買ってしまうわ。

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職場で嫌なことがあって疲れて帰った今日、半分だけ血のつながる年の離れた妹からメールがあった。
「お父さんがもう出て行きたいんだって。りこんかべっきょか知らないけど。」
疲れている時にはいろいろ重なるのね、とため息をついた。
私の母は、なぜ自分が夫からも子供からも愛されないか、考えてみたことがあるのだろうか。

先日彼のママからメールをもらった。
私があれこれと考えていることを知っていたようで、
「何にも細かいことは、心配せず考えず、とにかく予定通りに滞在を最後まで楽しんで、元気にここへ帰っておいでね。」
というメッセージだった。

ただ優しくしてもらってるのか、愛情をかけてもらってるのかぐらいの区別は私にもつくから、うれしくて涙が出た。
彼に「私はお友達の家族に混じったりするのさえ、嫌悪感で逃げ出したくなるくらいなの。例えあなたのお家にお世話になっても、１週間で自分の家を探し始めるかもしれない。そうなるのが申し訳なくて。」と言ったら、
「好きにしていいんだよ。母も全て分かった上で言っていることだから。」と言ってくれたので、もう好きにすることにした。
もしダメだと思ったら正直にそれを話せるだけの信頼関係が、私と彼のママの間にはあると信じたから。

なにごとも、やってみてからじゃなきゃ、何も言えない。

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お休みの静かな朝です。
昨日からイースターで世の中は４連休。でもお休み２日めの今日、私は働かなければいけないのだけど・・
私もチョコレートの卵をいくつかもらったよ。

彼からチョコレートがたくさんつまったparcelが届いた！
今だけ限定のいちごのチョコレートがたくさん。うれしすぎる。

うれしいニュースと共にびっくりのニュースも。
6月帰国したら、私はしばらくの間彼の家族と住むらしい。（ちなみに私と彼は結婚してません）
いろいろ事情はあるのだけれども彼ママがいろいろ考えて、さらに私のことを一番に考えてくれた結果。
大切にしてくれる彼、大変によくしてくれる彼の家族にいつも感謝しているけれど、私本当に人と住むのは苦手なので、正直言って不安。

私は彼のママが大好き。
話してると安心する。ひそかに私のカウンセラーだと思ってる。
私は昔から年上の素敵な女性に憧れる。
かなり年上の、自分の親と同じ年代で、ステキに生きている人をいつも目標にする。彼ママもそのひとり。
私は自分の母親と子供の頃からずっとうまくいっていないから、そのせいなのかなと思う。
別に母親に憧れているとかでは、決してないのだけど。

ついこの間彼ママに言われた言葉。
「家族だから絶対うまくやらなきゃ、好きでいなきゃ、なんて思わなくていいのよ。血がつながっていたってみんなそれぞれ違う人間で、たまたま『その家族の構成員』になっただけなんだから、気の合う人合わない人がいて当然。家族の絆、なんて、自分が他のところに属してみた時にふっとそう感じればいいことであって、強制されるものではないのだから。」

もうひとことでは言い切れないくらいにこんがらかっている私と実母の関係。
あまりにしがらみが強くて、人にもあまり説明なんかしたことがない。
もちろん彼ママにも。
それでもうまくいっていないことにずっとコンプレックスを感じていた。
自分に負い目も感じていた。
彼は健全な家庭で素晴らしい両親に育てられて健やかに育った人だったからなおさら。
私は彼ママの言葉を半分気をそらしながら聞いた。絶対泣きたくなかったから。
でも、そんなふうに言ってくれて、私がどれだけ救われたことか。

でも、言われるまま彼の家族と一緒に住むか、自分一人で住むかはまだ考え中。
個人主義の性格はそう簡単には直せないのです。困ったな。

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にわかに忙しくなったせいで、かえって単調な毎日を過ごしているこの頃。
今日は細々とした用事の合間をぬって、お洋服などを見に行けてうれしかった。
もうすっかり秋物。茶系やボルドー、黒が目立つ。
１年中温暖なここにいる限りは、ブーツもコートも、本当にファッションのためだけのものなんだけど。
ニットは大人っぽいデザインのものが多くて、１枚欲しかったな。
残念ながら今日はぴぴっと来るものはなかったけれど、いい気分転換になった。
今日の成果はCD３枚。

ときどき全て自分に関わる何もかもを手放してもいいと思えて我ながらびっくりしたり、その次の瞬間にはやっぱり大切にしなきゃ、と神妙に思ったり。
情緒不安定というわけではなく、あれこれと考えてはしまいにいつも同じ結論に行き着く。

チョコレートアディクトの私に、もう少しで日本からおかしの包みが届くの。
とても楽しみ。

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近頃ずっと待っていたことも、完全なかたちではないがどうにか決まって先が見えてきた。私にとってはまさに「新しい３月」という感じかな。

私の住んでいるまちはオーストラリアで３番目に大きい都市。そして住んでいるところもcityからそう離れてはいない。
それでも、夜はバスが１時間に１本になる・・・
東京では行ったばかりの山手線を３分待つのもわずかにいらだってしまう私も、オーストラリアでの暮らしではかすかな諦めと忍耐を覚えた。

昨日の夜はフェリーで帰ってきた。ブリスベンの住民は日常の交通手段としてフェリーもよく使う。cityを大きく横切るようにして川が蛇行しているからだ。
夜のフェリーは風が気持ちよくて、両岸の家々の灯りも暖かく見える。星がたくさん見える。ずっとデッキにいるのは体が冷えてしまうけれど、私はフェリーが好きだ。

夜の風が人を親密な気にさせるのかどうかは分からないけれど、フェリーではよく声をかけられる。車掌（というのかしら？）さんがデッキで私の隣に座ったかと思うと、「今日はこれで仕事が終わるんだけど、飲みに行かない？」なんて聞いてきたりする。

昨日はフェリーの最終便だった。
声をかけてきた男の人は、ずいぶん酔っぱらっていた。隣に座ってあれこれ話しかけてくる。どこで降りるのかさり気なく聞いてみると、私の降りるひとつ前まで一緒。ああついてない。私だって疲れているのに。
ちょっとうんざりした気持ちになったけど、相手は酔っ払いなので勝手にしゃべらせておいた。
ほんとうは彼の中に時折見える何かが気になったけど、ほっておいた。
だって私には何も出来ないのだから。
「悲しいの？」と聞きそうになったけど、言わなかった。
彼は自分の駅に着いた時、私の腕をぽんぽんとたたいてそっと降りていった。

誰にだって痛みはある。
辛くない人なんていない。
だから結局みんな一人で頑張らなきゃ。

先頭 表紙

Valentine's day当日は、街は花束を持っている人であふれていました。色とりどりで見ているだけでhappyな気持ちになるくらい。日本の男の人も、もっとお花を送ってほしいな。
大きいバラの花束や、色の違うガーベラを束ねたかわいい花束を持った女性、おそらくこれから恋人にあげると思われる花束を抱えた男性。高校生の女の子も、お花を１輪もらったようで制服のまま大事そうに持っていました。きっと学校でうらやましがられただろうな。

私が送ったチョコレートは、何かの間違いでexpressになっていたようで、３日で日本に着き私を驚かせました。ちょうどバレンタインデー当日に着いたの。
私はカウンターで普通郵便と速達の値段のその違いの大きさに驚いて、もういいや、と投げやりに普通郵便を選んだのに（笑）
だって今年はもうやる気が失せちゃったんだもん。

彼が電話で「何かお返しのプレゼントをしたい」と言いました。
彼はいつも、プレゼントは何がいい？と聞くの。「気に入らないものはあげたくない、ずっと大事にできるものだけあげたい。」からだって。

私はね、プレゼントをあげる時ももらうときも、１番大事にしてるのがサプライズ！なの。相手がすでに中身を知ってるなんて言語道断。だから一緒に買いに行くのもいや。例えそれで希望ぴったりの物をもらえなくても、そもそも別に物が欲しくてやっていることじゃないし、相手が時間を見つけて一生懸命選んだものだったら、大抵うれしいプレゼントになる。（もちろんごくたまに・・・はずれもあるけどね）
相手のセンスがよくないとなかなかそうも言っていられないかもしれないけど、プレゼントでただ「買い与えてもらっている」みたいになるのは嫌なのです。
一番理想的なのは、ずっと前に欲しいと言ったものをちゃんと覚えていてプレゼントしてくれること。

この間のバレンタインギフトで失敗した時に、彼に「一言、何がいいか聞いてくれればよかったのに。」と言われ、「だって私は・・・」と力なく説明した私。この時点でなんか私バカみたい、って思っちゃって、しゅんとしちゃったのだけど。

みなさまは、恋人やだんな様へ送るプレゼント、またはもらうプレゼントはどうしているのかしら？

先頭 表紙