2001-09-16 ホームシック
2001-09-15 ねむれん　vol.2
2001-09-15 ねむれん。

南半球と言えども日本から近いオーストラリア。
日本との時差も私の住んでいるブリスベンは１時間しかありません。

ということは日本にいる人たちと、ほぼ時間の感覚が同じ。おはよう、やお休みなどもリアルタイムで言えます。
だけどそれがよけい淋しさを増長することも。

友人が「さっきまでみんなと食事してたんだよ−」とか「今みんな一緒だよ」とか言うのを聞いた時の淋しくなり方も、大変にリアルなのです。
私もそこに行きたい。くすん。

私は恵比須のウェスティンのティールームが大好き。
ホームシックにかかった時、そこでお茶している夢を見たほどです。
日本の方が好きなのかしら・・・

みんなはホームシックにかかったときどうしているのかな？

先頭 表紙

ねむれないことの弊害。

だんだんお腹がすいてくる。
パソコンを使っていても、本を読んでいても、だんだんと食べ物のことが意識に入り込んでくる。

オーストラリアに来てほんのちょっとなのにも関わらず、目に見える大きな体重の変化がある私。
いかん、夜中に食べたら効果てきめん！！

そう思っても、今私の頭の中は、部屋にたくさん置いてある洋梨モード。
あたりだと、皮を剥いている時から果汁がぽたぽた落ちてくるくらいみずみずしくて甘いのです。おいしーい。（たまにはずれもある。固くてかりかりしてるの）

果物ならいいんじゃないか、いやそれよりもう朝だからいいんじゃないか、などと、もうすっかり食べる方向に。でも思い切りが悪い私。

ところで私が住んでいるクイーンズランド州はバナナランド（ちょっとばかにされてるけど）などと呼ばれる時もあって、バナナがおいしいのです。
当然私の部屋にはバナナもあって・・・

もう朝食の時間だから、ふたつたべてもいいかな。

先頭 表紙

オーストラリアのブリスベンに住みはじめてもうすぐで３ヶ月。

冬だというのに花の咲き乱れるのんびりした気候とのんびりしたオーストラリア人に混じって暮らしているせいで、かなりレイジーに暮らしております。（いいわけ）

ところで私は近頃不眠症である。
眠れないのはかまわないのだが、夜中は思考がどんどん進んで、拡散しては凝縮をくり返す。

自分にとって大切な人と離れて暮らしていると、その大切さと愛おしさが身にしみる時がある。

無差別テロは卑劣な行為だ。許されない行為だ。
あの人たちはその瞬間、もう人間ではなかったのかもしれない。

だけど報復行為はさらなる憎しみを呼ぶだけ。
どこかで憎しみの連鎖を断ち切らなければ、悲劇がまた繰り返される。

今回は巻き込まれなかった。でも次は分からない。ただラッキーだっただけ。
私かもしれなかったのだ。

だからこそ、今回犠牲になった人たちの無念さ、悔しさ、そして死の直前まで感じ続けたであろう恐怖を、ありありと想像してやまない。

そして、愛する人を失った人々は、その理不尽な理由を一生理解することはできないだろう。
悲しい陰として、一生その部分に日がさすことはないのだろう。

今このときにも泣いている人がいる。
どうかその人たちが泣きやんで、光を見いだすことができますように。

自分の大切な人たちが平和で無事に暮らせるように祈ることは、世界の平和を願うことと同じ。
どうか愚かな歴史をこれ以上作らないでほしい。

先頭 表紙