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揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-04-29 ごちそうさまでした
2002-04-29 お散歩
2002-04-28 アイ・ラヴ・ユー
2002-04-27 うららか
2002-04-25 ジ・アンサー・イズ・ブロゥイン・イン・ザ・ウィンド
2002-04-16 自戒
2002-04-15 非日常
2002-04-14 下着を売るという行動
2002-04-13 長旅
2002-04-12 それでも人は生きていく


2002-04-29 ごちそうさまでした

筍、コシアブラ、白いスミレ、名前の判らない花、ヤシャブシの枯れ枝。
これが二時間掛けて山をうろついた僕たちの収穫でした。

二人でスミレと名を知らぬ花を植木鉢に植え、台所で放りっぱなしになっていたニンニクも、花壇に植えました。
花壇には花の終わった水仙とキャットミント、先日植えたイヌザンショウしかありません。後は雑草ばかりです。

筍の灰汁抜きに米のとぎ汁を作り、灰汁を抜きつつ米も炊きました。食事の用意をする途中で、海月はうちの周りでミツバを摘みました。

本日の夕食。
筍とワカメと鶏の胸肉の煮物。
コシアブラとミツバと僕が摘みに行ったユキノシタ、近所の人にもらった肥えすぎたワケギの白く細い球根と、青い葉の部分それぞれの天ぷら。これは塩でいただきます。
水煮の大豆と酒と胡麻油で蒸した鶏肉を、酢、練り胡麻と胡麻油と砂糖、醤油少々にマヨネーズと塩で作ったドレッシングで和えたもの。
ジャガイモとワカメとミツバの味噌汁。
五島うどん。

天ぷらの皿には僕が赤いツツジの花を添えました。海月は小さなガラス瓶に雑草の花を活けて、それでテーブルを飾りました。
デザートは父が作って送ってくれた甘夏の皮を薄皮まで前もってむいておいたもの。
海月が食事の準備に掛かった頃僕は台所の棚を作りつけていましたが、それが終わってからは僕も協力して二人でごはんを作りました。

お腹いっぱいです。

これから僕はお風呂を洗って、沸かす間に海月に耳掻きでもしてもらいたいと目論んでいます。

先頭 表紙

綺羅さん、ツツジほんとにきれいです。サツキもきれいなんですが、ヤマツツジというか、野趣溢れる素朴な色合いのやつがこの季節頑張っているんですよ。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:40 )
ぱーさん、いや別にキャンペーンを張ったつもりはないが…。書けん言えば本当に書けんくなるに。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:40 )
しろねこさん、いいでしょう(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:39 )
あ、本当だ。のろけキャンペーンなんですね(笑)今ツツジ綺麗ですよね。ラブラブな感じが伝わってきました。 / 綺羅 ( 2002-04-30 16:09 )
うーん、ノロケきゃんぺーん実施中?(こういう日記は永遠に書けないだろーなー、わし。) / パオラ ( 2002-04-30 12:45 )
二人で仲良く、ご飯作るっていいな〜。 / しろねこ ( 2002-04-30 00:11 )

2002-04-29 お散歩

昨日の夜海月を迎えに行って彼女はお泊まりしました。
二人はまるで修学旅行の小学生のように、眠いくせにいつまでも他愛のないことを話していました。
枕投げはやりません。あれは子供の遊びです。
大人には他にやるべきことがあります。

今日は陸丸と三人で裏山のお散歩に出掛けます。

先頭 表紙

でしょう、ほのぼの。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:39 )
ほのぼの。 / パオラ ( 2002-04-30 12:44 )

2002-04-28 アイ・ラヴ・ユー

「愛してる」って台詞を連発する男をどう思われますか?
恥ずかしいですね。
「愛してるって言って」とせがむ女をどう思われますか?
ムカつきますね、鬱陶しい。
では何故僕は恥ずかしく感じ、ムカつくのでしょう。考えてみました。

紙に一つの円を描いてみましょう。多少歪んでいても構いません。大きさも場所も任意に。それからさらに円を描きます。これも大きさも場所も好きな場所に描きます。
最初の円と二つ目の円は重なる部分があってもいいし、まったく触れなくても、ぴったり重なっても、そのどれでも構いません。
円の数は無限に増やすことが出来るのですが、ここでは話を簡単にするために紙の上に描かれている円の数は二つとします。

円は描けましたでしょうか?

想像してみてください。あなたの目の前にある円は、それぞれ誰かが「愛」という言葉に与えている意味の範疇を図で表したものです。人が言葉を使う時、そこに与えた意味やその言葉から喚起される意味が、他人とまったく同じだとは限らないはずです。むしろ重ならない部分があることの方が普通ではないかと思います。何も愛に限らず「正義」でも「憎悪」でも何の言葉ででも当てはまります。
あなたの「愛」と誰かの「愛」は重なる部分があるでしょうか? 重なるのであればどこを共有して、どこが共有できていないでしょう。
けれど、それでいいのです。操る言葉の意味がまったく重ならなくとも、いやむしろそれだからこそ、人は他を求め、愛するとも言えるのかもしれません。そこに「誤解」があろうと、それをも含めたお互いの「理解」が人と人の結びつきを形作るのです。

女が「わたしのこと愛してる?」と尋ねる。男がそれに「愛してるよ」と応える。男が「俺のこと好き?」と尋ねる。女がそれに「好きよ」と応える。他人である僕がとやかく口を挟む筋合いのものではありません。幸せな恋人同士です。
けれど僕は恥ずかしいと感じる、あまつさえムカつく。何故でしょう?

人は普段生活する中で、円と円が重なっている部分を持ちながらも同時にズレをも持っていることを、意識するともなくどこかで判って暮らしています、多分。
誰かが「新幹線」という言葉を発した時、聞く方の頭の中に浮かぶ事物は発した方の頭の中にあるはずのあの乗り物に違いありませんが、それを便利な乗り物と捉えるか情緒のない旅になるとの印象を受けるかは、本当に人それぞれです。けれど人は取り立ててその違いをあげつらわなくとも会話を進めることが出来ます。

ところが。ある事物を指す言葉の場合、円のズレは小さいものとなりますし問題も起こりにくいのですが、事象や人の心の動き等を表す言葉では事情が少し異なります。そのズレは大きくなることが多いしその上その人なりの言い回しまで加わって余計に複雑です。うまくいく時にはそれでも構いません。でも自分や誰かが何か口にした時、その意味や込められた感情がうまく伝わらないことだってあり得るのです。そしてそれが伝わらない時に、人は「どうして判ってくれないのだ」と思いがちです。簡単なことです。ズレの存在が言葉を発した人の思いそのままを相手に伝えることを難しくしているだけなのに、それに気付かないために相手が「判ってくれない」と感じるだけのことです。
幻滅とはこうした時に生まれやすい。
「愛」という言葉を使いさえすれば「愛」が伝わるものではない筈です。お互いのズレ、使う言葉のズレまでも受け止めなければならない筈です。

僕は心が広く自分のことを上げる棚がとても大きいので、誰に頼まれなくとも海月に向かって「愛してる」を連発しています。

先頭 表紙

僕の日記にしては珍しく大勢の人が来てくださいました。そこで考えたのは、「愛」という言葉の持つ広さ、大きさをも再確認出来たということです。僕は誰か人が言葉を発する時の他の人とのズレ・重なりに対して考え、発言したつもりでしたし今でもそう思っています。きっと僕も含めたこの場で発言した人たちの言う「愛」に関しては、それぞれ共通する部分と微妙に異なる部分との両方があるものと思います。言葉について考えるに当たって、「愛」をテキストにしたことはふさわしかったかもしれません。みんな、違って、同じなのです。 / 揚水 ( 2002-05-01 04:04 )
綺羅さん、初めまして。結局お幸せです、これ以上ないというくらいに。これ以上連発したら他のことを話す暇がありません(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:38 )
ペコさん、初めまして。「裸足で逃げ出すから」自分から言う辺りに照れを感じて微笑ましく思います。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:38 )
しろねこさん、言葉にして言わなくてもいいということには僕もうなずけるものがあります。ですが僕はそう言います。ただそれだけのことです。言わなくても伝わるものがあると同時に、言わなければ伝わらないものもあると思います。もちろん相手のことを思っているのは大前提です。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:38 )
ぽえむさん、初めまして。僕は始終言っていますが、軽々しくも重々しくもなく言っています。僕にとって、行動以外にも「愛してる」と口にすることは最大限の愛情表現の一つです。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:37 )
パーさん、惚気なのはそうなのかもしれんが…。心理テストじゃなくて、人それぞれが思うように話し使っている場合の言葉の枠組みの定義を試みたのです。 / 揚水 ( 2002-04-30 21:37 )
…びっくりしました。こんなにたくさんの人にお越しいただいたのは初めてのことかもしれませんね。いずれあらためてコメントお返しします。 / 揚水 ( 2002-04-29 19:02 )
結局お幸せなんですね。好きな人から、愛してるなんて言われたらうれしくないはずがないでしょう。もっと連発してもいいくらいかもしれませんね。(笑) / 綺羅@はじめまして ( 2002-04-29 16:21 )
「愛している」って女にいわれると、はだしで逃げ出すような男だからって、自分でいってる私の彼は臆病者です。 / ペコ ( 2002-04-29 12:09 )
愛してる、って言葉は、お互いに相手のことを思ってるなら、言葉にして言わなくても通じるものだと思ってる…。なもんで、私は、「愛してるって言って。」とか絶対に言わないな〜。(笑) / しろねこ ( 2002-04-29 01:10 )
「愛してる」って好きな相手から言ってもらえたらどんなに嬉しいことだろう、と思います。でも、軽々しく言えるものでもありません。真剣であればあるほど言葉に責任ができるはず。直接言ってくれなくても、最大限の愛情を感じさせることを何かしてもらえればそれでもいいんです。 / ぽえむ@はじめまして ( 2002-04-28 21:21 )
心理テストかと思ったらそーじゃなくてよーするに・・・・・・ノロケだったのね。 / パオラ@フー。 ( 2002-04-28 21:13 )

2002-04-27 うららか

春はやってきただけでなくその色を日増しに濃くしていきます。
ここのところ4月の初旬に較べると逆に肌寒いくらいの陽気ではありますが、生き物の勢いに季節の力を感じる今日この頃。
昨日の午過ぎ、ぼうぼうになった庭の草むしりに着手いたしました。

それで今日はその続き。鎌と、名前はよく知らないのですが草をむしる為の、不等辺の三角形の上辺がラウンドした金物の板に柄が付いた道具を使って草をむしりました。興がのって、久し振りに草刈り機を持ち出しエンジンを掛けました。機械を使うと楽チンですね。

作業の途中で郵便局に出掛けました。帰りに道端でコゴミを摘みました。帰ってから山ウドの芽を摘みました。

思い付いて、車検の切れたオートバイを知り合いの親しくしてもらっている車屋さんに運び、「欲しい人がいたらあげて」と頼んできました。今の僕にはそれを管理する経済力はありませんから。

再度帰宅後、草むしりをしてさっぱりした庭に、かねてより欲しいと思っていた山椒の木を植えたいとあらためて思いました。山椒を探す為、僕は裏山に出掛けました。
なかなか山椒の木は見つかりません。替わりにタラの芽を少々摘んできました。こと山椒に限らず色々なものに気を付けて辺りを見回しながら山を歩くと、今年はやはり春が早かったとみえて、コシアブラの芽は開ききっていて食べられそうにありません。残念です。
山椒は見つかりませんが、久方振りに山に入ると思いも寄らない植物に出会うことが出来ます。僕を驚かせるに十分な景色でした。珍しい植物もさして珍しくもない植物も見かけました。

以前ワサビを植えた沢に寄ってみると、沢ガニに食べられてしまったものか大雨の時に流されたものか、その姿はありませんでした。けれど実はタラの芽はその近くで見つけました。

諦めかけた頃、僕は山椒を見つけました。やっと見つけたと思った山椒は本山椒ではなくイヌザンショウでしたが、僕はそれを掘り取って持ち帰り、庭に植えました。
生きる力というものは凄い、素晴らしい。春の生命の力を得て今まさに生い茂らんとする植物群を見て、そう感じました。

やはり木や草の息吹を感じることはいいことです。緑多い土地に住みながら最近それを感じる余裕も失っていたのかもしれない、そう反省しました。

僕の家の裏山。そこに足を踏み入れれば、時にとんでもない発見をすることが出来ます。

先頭 表紙

パーさん、お腹いっぱいはけして無粋ではないぞ(笑)。いいことだ。 / 揚水 ( 2002-04-29 19:01 )
lim.さん、そうですね。元気が出ます。 / 揚水 ( 2002-04-29 19:01 )
涼さん、初めまして。ヨモギはあまりにもあることが当たり前すぎてか、まだ食べたことはありません。子供の頃擦り傷や切り傷に噛んだヨモギを擦り込んで止血はしていました。 / 揚水 ( 2002-04-29 18:59 )
いいなー、大自然がおなかいっぱい。私は夕ご飯がおなかいっぱい・・・(汗)。 / パオラ@無粋 ( 2002-04-28 21:15 )
植物の新緑、いいですよね。何故か凄く元気が出ます。 / lim. ( 2002-04-28 12:37 )
実は数度おじゃましてるのですが。。初つっこみです(^・^) わたしもよもぎを発見した時に・・・これは??と感動して持ち帰ってきました。植物図鑑を見て間違いないことがわかると・・さっそくよもぎ団子なるものを作り食べてみましたが、おいしかったんです。こんな空気の悪い所でも・・・と生命力に感動しました。初つっこみでした。 / 涼@はじめまして ( 2002-04-28 11:53 )
ところでロシアのネオナチはどうなったんでしょうか? 今のところ日本人が殺されたという話は聞きません。もちろん何もないに越したことはないのですが、気になります。 / 揚水 ( 2002-04-28 04:21 )

2002-04-25 ジ・アンサー・イズ・ブロゥイン・イン・ザ・ウィンド

明日は明日の風が吹く、それはゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド。
人生には答えはあるのか?
その答えは、風の中さ。風が知ってるだけさ。

4月14日の日曜日に、生まれて初めて「会社説明会」というものに出掛けていき、ありがたいことに4月の22日の月曜に面接を受けることが叶いました。

そして面接の結果。
本日晴れて内定の通知をいただきました。やっと職を手に入れる第一歩に辿り着きました。

世の中には、どれだけ自分がこうなって欲しいと願っても、そのために努めても報われないことだってあります。
けれど、もういいや、出来ることはやったから後はどうなっても恨みっこ無しだと思っているときには嬉しいことが起こったりもするものですね。

入社は再来月のこととてまだ先ですが、頑張ってみようと思います。

嬉しさのあまり、弾けもしないチェロを引っ張り出して音を出しています。

先頭 表紙

お疲れさん、パーさん。ウンコいっぱい出た? よかったね(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-28 03:23 )
kyonさん、初めまして。ありがとうございます。 / 揚水 ( 2002-04-28 03:22 )
ただいまー。なんとかもちました。ついでにあそんできました。ついでに宿便が出てしまいました。 / パオラ@愚行百連発 ( 2002-04-27 22:35 )
寝不足です。助けてー! / パオラ@これから仕事 ( 2002-04-27 05:12 )
おめでとうございます!頑張ってください / kyon ( 2002-04-27 00:16 )
年齢だけは「大人」だのに、ちっとも大人になり切れていなかったわたくし。大人になりたいです。もう馘首ギフトセットはあまりもらいたくないし(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-26 21:18 )
就職。大人の響き....(笑)。私も来年研究員になれたら、学生兼社会人という微妙なものになります。 / lim. ( 2002-04-26 06:30 )
えと、あの、しろねこさんって初めましてでしたっけ? もしそうでなかったらごめんなさい。ありがとうございます。 / 揚水 ( 2002-04-26 06:10 )
おとめさん、あーりがとうございまーす。働きたいのですか? 早く働けるようになって働いてください、ばんばんと。 / 揚水 ( 2002-04-26 06:09 )
??? パーさん、なんでゴーシュごっこするのが転機なんすか? / 揚水 ( 2002-04-26 06:09 )
内定おめでとう〜。良かったね〜。 / しろねこ ( 2002-04-26 02:17 )
うれしいときって気持ちわかるー!!内定おめでとーございます(^0^)おとめも早く働きたーい! / おとめ ( 2002-04-26 00:45 )
あ、そーじゃないんだ。わーった。 / パオラ ( 2002-04-26 00:14 )
転機? / 揚水 ( 2002-04-25 23:50 )
チロといい君といい、なにやら波乱含みなようだのう。 / パオラ@あっしもそうかも・・・微風。 ( 2002-04-25 23:49 )
な、ななんと、宮澤けんぢを満喫しておるのか?えーと・・・これって転機? / パオラ@まだ読めん。 ( 2002-04-25 23:48 )

2002-04-16 自戒

僕には数日前から、殴りたくて仕方がない人がいます。
そんなことを思うことは、滅多にありません。皆無と言ってもいいくらいです。
何かはずみがあれば、今からでも出掛けていってその人を殴りたい。叶うものならその人の足腰が立たなくなるようになるまで殴りたい。
でも、それは出来ません。

僕は常々、悪意はさらなる悪意を生むと考え、色々なところでそう言って来もしました。
たとえ向こうが先に仕掛けてきたことで、「正当」な復讐・報復と言えることであっても、その報復を繰り返すうちに悪意はとどまるところなく増幅してしまう。誰かがどこかでその鎖を断ち切らなければならない。
僕がその人に抱いている感情は、自分で正当だと思っていても、悪意に他なりません。
だから、出来ない。それに暴力では何も解決しません。
けれど、その人に言葉でもって僕の意志を伝えることのまどろっこしさを考えると気が遠くなりそうです。
だからといって殴っていい訳ではない。
ひょっとしたら、殴ってもいいのかもしれません。でもそれは、僕が僕に許すことが出来ない。

でも、殴りたい。
自分の中に人を嫌う感情があることは、蔑む気持ちがあることは、どうしようもないことなのですが、嫌です。
偉そうなことを言っていても所詮こんなものです。

自分が情けない、腹立たしい。

先頭 表紙

元気ですよ。やっと更新しました。 / 揚水 ( 2002-04-25 23:36 )
元気なの?どーしてるのかな?更新は?休み?え? / パオラ ( 2002-04-24 18:26 )
lim.さん、いっときません。あなたも止しておきなさい(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-18 21:48 )
欲しい。広ーい心(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-18 21:47 )
ぽこっと、いっときますか。私はね、面と向かって「死んじゃえ」って言いたいヒトならいます(笑)。 / lim. ( 2002-04-18 16:08 )
そーだと思う。わしにはできん。今んとこ。 / パオラ@更新更新!←心狭い? ( 2002-04-18 12:28 )
おけいさん、はじめまして。はい、そういう人になりたいと思います。 / 揚水 ( 2002-04-16 23:11 )
パーさん、参考にします。ポイント云々は、ひょっとして心を広く持つことに通じるのでしょうか。 / 揚水 ( 2002-04-16 23:11 )
レス返します。パーさん、そう。緑のジーンズで赤いジャケットのアホが僕。 / 揚水 ( 2002-04-16 23:09 )
殴りたいって思うことは、どうしようもなくても、実際に「殴る」こととは全然別だもの。殴りたいと思っても、殴らない人になろうよ。 / おけい ( 2002-04-16 09:36 )
キライなやつ殴りたいやつはいっぱいおります。私も。でも最近は、結局怒りのポイントが気にならなくなるようにじぶんを拡張させるよりないのかと思ってます。 / パオラ@首いたい ( 2002-04-16 08:19 )
シカ見たよ。なんかぐんごい配色の服を着てシカにまたがってるのがあげみちゃん?へえ。 / パオラ@さすが美大くん ( 2002-04-16 08:16 )
今回独白ですので、つっこみをいただいてもお応えできないかもしれません。 / 揚水 ( 2002-04-16 06:11 )

2002-04-15 非日常

昨日久し振りに名古屋の栄に出ました。軽く一年近くはご無沙汰していたようにも思いますが、記憶が定かではありません。ひょっとしたらそれ以上かもしれない。

普段、地面の九割以上が土で、アスファルトやコンクリートは一割にも満たないようなところで暮らしていますので、その割合が逆転した土地に行くと、大袈裟に言えば眩暈がします。藤が丘や長久手、平針や瀬戸、尾張旭などの名古屋郊外に出るだけでそうなのですから、人や車の多さにくらくらしました。
僕にとっては日常を踏み外した行動でした。

しかもこの時僕は、滅多に着ることのないスーツなど着て出掛けました。これも本当に久し振りです。何年もそんな格好はしていなかったのではないでしょうか。スムーズにネクタイを締めることが出来た自分に驚きました。

街で一冊の本を買いました。
「猥褻風俗辞典」という名の本です。
明治期に活躍した人物の著作を、後世、つまり現代の人がまとめて一冊の本に仕立てたものです。まだ読んでいません。

読む読まないでいえば、一昨日ガキの頃から何度も読み返した本をまた読み上げました。
筒井康隆さんの「旅のラゴス」という本です。
とても美しく、面白い「物語」です。
日本で「物語」といえば宮中文学などを思い浮かべそうですが、これはどちらかといえばビルドゥングス・ロマンや、「オデュッセイア」や「ギルガメシュ」、「ペール・ギュント」などの物語文学に近いのかもしれません。

一人の男が旅をします。その道行きは平坦なものではなく、様々な困難に見舞われながらも、男は自分の旅の目的に向かって、成長しながら旅を続けます。
その主人公の人生は、人はかくあるべきなのだと思わされるような人生です。高い倫理観と目的と、人としての優しさを兼ね備えた、それでいて親しみやすい人物の物語です。旅に身を置くことでさらなる高みを目指す。それも、気負うことなくごく自然に。関わり合う全ての人を曇りのない目で見つめ、蔑むことはありません。
とても面白い本ですので興味があれば読んでみてください。いえ、是非読んでください。
いやいやそれではまだ生易しい。

読め。

先頭 表紙

パーさん、かしこまりました。 / 揚水 ( 2002-04-16 06:11 )
やべー。「秘すれば」よ。もち。 / パオラ ( 2002-04-15 22:17 )
笑えたのは→「読め」。 / パオラ ( 2002-04-15 22:04 )
そーなんだよね。年代ごとに性意識ってちがいすぎる。乱交文化の花が咲いた頃と「比すればこそ花」とかいいたれるおやじらが出現した儒教輸入以降では同じ日本人でも違いすぎるし、また西洋も中世の抑圧時代とルネサンスの人間性謳歌はたいそうに遠いしね。 / パオラ ( 2002-04-15 22:03 )
ああ、なるほど。でも明治期の西洋人は日本人庶民の「性のおおらかさ」に憤慨したりもしてるからね。目の付け所に違いがあるのかな。ところでどこがそんなに笑えたのかしら? / 揚水 ( 2002-04-15 21:14 )
つーかさー、秘め事としてのまぐわいと、jioia 喜びとしてのまぐわい、言い換えたらおおらかさの違いかなー?女子の欲求が言葉にあらわにされてる感じ。 / パオラ ( 2002-04-15 21:11 )
いや、古事記や日本書紀、それこそ宮中文学もエロいぞ。宮中文学の貴族においては、まぐわいは「色好み」として美徳扱い。 / 揚水 ( 2002-04-15 21:00 )
あのね、関係ないけど最近ボッカチオのデカメロンを読んでるのね。古典てドラマ展開がのろいからちょっとイラついたりもするけど、エロくていいのよね。日本にはないエロなのよ。まぐわいに罪悪感なし!ってか。 / パオラ ( 2002-04-15 20:58 )
ビルドゥングスロマンてそういうことなの?旅物語?へえ。 / パオラ@読むわ ( 2002-04-15 20:56 )
はははははは。あんま笑わせないで。首が痛いの。鼻をかんだり咳をしてもいたいのよ。堪忍してー。 / パオラ ( 2002-04-15 20:55 )

2002-04-14 下着を売るという行動

ブルセラショップってまだあるんですか?
なんでも、ガキンチョの使用済みの下着や靴下や制服、生写真や果ては生理用品や唾まで売っているという怪しげな産業。
行ったことがある人に巡り会えたら教えてもらいたいものです。

お金に困ってパンツを売りに出しました。心配せずとも僕の使用済みではありません。
男女各サイズ取りそろえて、計139枚の未使用のパンツが、なぜかうちにあったのです。
売れるかどうかは判りませんが、あるところに委託で引き受けてもらいました。

早いとこ完売したら来月も生きていけるんだがなあ。無理だろうなあ。まず完売なんてとても無理。

しかしパンツを売るって何を考えているんでしょうねえ。
僕はあまり理解したくありません。

先頭 表紙

さーてねえ(笑)。 / 揚水 ( 2002-04-15 20:58 )
おい・・・。なんでまたそんな売るほどのぱんつがあるのかね?いや、おもろくて私は好きだけど、謎だわ。 / パオラ@こんな私のぱんつは売れるかしら? ( 2002-04-15 20:45 )

2002-04-13 長旅

家の床に一本のケダモノの毛が落ちているのを見つけました。
どうも陸丸の毛ではない。今僕の指の間につままれている毛は彼のものよりも太い。
考えてみるに、これはどうやら鹿の毛です。

日之島から中通島を経て五島灘を渡り、肥前の国を北上して九州北部を横断し、さらに関門海峡をも越えて中国地方を東進し、近畿を通り越しはるばる愛知にやってきた、毛。

その旅には感動的な冒険譚が隠されているに違いありません。

先頭 表紙

そうね。匂いは残ってなかった、残念ながら。鹿って結構臭い生き物なのにね。 / 揚水 ( 2002-04-15 01:13 )
匂いも残ってると記憶のツボがもっとくすぐられるよね。 / パオラ ( 2002-04-13 21:15 )

2002-04-12 それでも人は生きていく

昨夜僕は、「憤らない」と自身を戒めてその舌の根も乾かないうちにすぐ、頭を抱えることとなりました。
僕がそもそも自戒したのは、何かに対して憤り義憤を表明しところでそれを解決する方法や考えを持たないことには片手落ちに過ぎないのではないかと、最近、特に自分に対して強く感じるからです。
「憤る」、という言葉で自分の行動を表すのは、なにか自分をお偉く見せようとしているのではないかと恥じるからです。
けれど、人間誰しも日々起こることの全てに対策を備えて生きている訳ではありません。僕も、多分あなたも。
社会現象でも身近なことでも、何か事が起こったことに対して「それは何か違うのではないか」、そう考えることは、なかなか止めようとして止められるものではありません。
ですが、簡単に「憤る」ことはこの先避けたい、と今でも思っています。

一昨日一枚の葉書が届きました。
大学時代の後輩の女の子からでした。交通事故に遭って入院しているというのです。
葉書をくれるくらいだから大丈夫なのだろうと思いながらも心配になり、お見舞いに行きました。それが昨日のことです。
何を持っていくか迷いましたが、アザミの花束と宮沢賢治さんの本を一冊持っていきました。

病院に着いて顔を見ると元気そうなので安心しました。
葉書に脚の骨を折ったと書いてあったのに、彼女は僕に、スリッパをパタパタいわせてコーヒーまで淹れてくれました。
花も本も喜んでくれた。
彼女の入っている個室の空気には、僕が来る以前にもたくさんの見舞客が訪れた気配が窺われます。
彼女は病室で自室のようにくつろいでいるようでした。
早くよくなって欲しい。

事故のことやお互いの近況について語るうちに、僕にとってはこれも後輩の、入院している女の子とは確か同学年くらいの女の子もお見舞いに現れました。なにかとても嬉しかった。

事故や病院に入院することは当然、もちろん、望ましくないことです。けれど彼女にはそれを心配する多くの友人に恵まれている。人は人に対して善意を見せることが出来る。それはとても素晴らしいことだと思います。手放しで喜んでいいことだと思います。
僕は自分がその見舞客の中の一人になれることが、とても誇らしかった。「なれた」ことではなくて「なれる」ことが。自慢していいことだと思います。
俺は人を好きでいることが出来る。

世の中は悪意や不運ばかりに満ちている訳ではない。好意や善意にも満ち溢れている。僕もそれを他人から受け取ったことがある。
そうしたことがあるから、望まないことや悲しいことやイヤなことがあったとしても、人は生きていけるのだと思います。
たとえそれが些細なことであったとしても。

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パーさん、そういうことなのかもしれません。でも、聖書のその物言いは、なんかイヤですね。僕は好きじゃありません。底意地の悪い見方をするならば、言葉面が「だから耐えろ、それでも足りなきゃもっと苦しめ」と取れないこともない。悪趣味な表現です。 / 揚水 ( 2002-04-15 01:12 )
チロさん、ね。 / 六点 ( 2002-04-15 01:11 )
聖書の「悲しむ人は幸いです。その人は慰められるからです。」という一節はこういうことを言っているのかもしれませんね。失って初めてわかるものもあり、災いのすべてが災いとはいいきれない。そういうことってたくさんあるのかも。 / パオラ ( 2002-04-13 01:08 )
ごはん食べてからまたくるね。 / パオラ ( 2002-04-12 19:19 )
確変? / パオラ ( 2002-04-12 19:19 )
確率が確立になってしまいますた。お詫びして訂正しますm(__)m / チロりす ( 2002-04-12 10:56 )
ほんとだーー!時間まで同時だ!私と揚水さんはどこかで繋がっていたのでしょうか??(笑)あんましないよねー、こーゆーこと。因みに昨日はパオラと順番がお隣さんだったの!2日れんちゃんですごい確立でない?ってゆーか、うち等の生活リズムの問題?? / チロりす ( 2002-04-12 10:55 )

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