2000-12-11 ガサ入れ！�V
2000-12-08 ガサ入れ！�U
2000-12-07 ガサ入れ！
2000-12-06 「僕以外に誰かいるの？」
2000-12-05 マインド
2000-12-04 センセイのたからもの
2000-12-01 センセイの告白
2000-11-30 センセイと付き合うまで
2000-11-29 初恋
2000-11-27 『ふたりの余白』

流石にひなひめはとっさに考えた・・・こういう時だけアタマは働くのカモ。
超キレてる相手に対して、キレ返すとロクなことないので、冷静に話しをすすめることにした。

ひなひめ「どうして、勝手に手帳を見たりしたの？別に書かれている内容は見られても構わないし、ボーダーと違ってバカのひとつ覚えみたいな言い訳するみたいに困るようなことないけど、勝手に人の物を見るのって大人としてのマナー違反じゃないの？・・・ねぇ、ボーダーは私よりもいくつ年上なの？いつまでコドモじみたことするの？とやかく言う前に自分の行動を恥じないの？そんなことでキレるなんて・・・中の内容について、とやかく言われるよりもボーダーのそんな行動自体が自分の彼氏として情けないし、悲しいよぅ。」
ボーダー「うるさいッ！！今、そんなこと言ってないだろぉ〜？俺の質問に答えろよッ！！」（ボーダー更にキレた）
ひなひめ「恥ずかしいねぇ〜・・・私が同じ行動取ったら、ボーダーはどれだけキレるの？ふぃ〜・・・まだまだコドモだねぇ〜・・・どこまで手帳の中身を見たのかは知らないけど、よく私の手帳の書き方を推測できたね〜（笑）。確かにロンブーの『ガサ入れ』見てたら、そう思うかもしれないけど、私とあのテレビに出てるコたちと一緒にしてもらうと困るなぁ〜。まだまだ甘いよ（苦笑）。」
ボーダー「だったら、何なんだよッ！！」
ひなひめ「○○は元彼（事実）！ハートマークは便秘が治った日！」
ボーダー「はぁぁぁ？」
ひなひめ「○○は元彼だけど、元々お友達だったから、別れても友達づきあいしてるの。言ったことあるでしょ？・・・マサカもう忘れたの？付き合う前からウチに遊びに来たりもしてるし、家も近いからね〜。時々私が興味がありそうなモノ持って遊びに来て、ウチでゴハン食べてくんだよ〜・・・気が遣える点、彼の方がやっぱり大人だよね（笑）。ハートマークと○○が来た日が必ずしも一致してるわけじゃないよ。ただ、ひなひめがゴハン食べないのに、その日だけゴハン食べることもあるから、かぶることは多いかもね（笑）。あ〜あッ！『ガサ入れ』みたいなのだったら、面白かったのにね・・・色気も何もないね（爆笑）。独りで熱くなっちゃってぇ〜！」

当時、ひなひめはやや拒食傾向だった・・・もちろんボーダーもそのことは知っていたけど、ゴハンを食べなくても胃腸が弱いので、便秘になることなんかなかった（笑）！
ボーダーの忘れっぽい性格を逆利用もした言い訳・・・考えたら、スゴイなぁ〜。ちなみに、友達が便秘が治った日に星印を付けていたトコロからヒントをもらったの♪

ボーダー「ホントかよ〜？今でもそのオトコとヤってるんだろう？」
ひなひめ「あ〜・・・まぁ、確かに彼の方がＨは上手だったけど、今さらお互いそんな感情なんかないよ（笑）。友達とは一生付き合っていきたいから、Ｈしない！って決めてるしね〜。オトコのヘンなシットは見苦しいだけだよんッ！カノジョの男友達ぐらい大目に見るぐらいのココロの広さを持った方が、もっといいオトコになるんじゃない？」

ボーダーなんとか納得・・・一件落着。

ちなみに、ひなひめは手帳にだいたいの一日の行動予定を付けている。忘れっぽいってこともあるんだけど、電車の移動中とかヒマな時にボケ〜っと昔のことを思い出したりするのが好きだから・・・。
だから、誰とデートして、どこで待ち合わせ、どこで食事、どこのホテルへ何時に行く・・・まで詳細に書いてる。下手すると回数まで書いちゃう（（爆））。

それにしても・・・手帳にんなコト書いてるの、ガサ入れに出てくるコと私ぐらい？

先頭 表紙

電話の向こうのＳＦクンは「あと５分ぐらいで着くけど・・・」とちょっと不機嫌そうだったけど、しぶしぶ納得してくれたみたいだった。
まぁ、彼にはいつもお土産をたくさん買ってたから、今回もそれと帳尻を合わせてくれたんだと思う。
ＳＦクン「じゃぁ、明日仕事が終わったら、電話するよ。」
ひなひめ「ごめんねぇ〜！！」

とりあえず、こちらは丸く収まった・・・

がッ！！部屋に戻ると、ボーダーの動きが怪しかった・・・
何事もなかったかのように「コンビニに欲しかったものが売ってなかった・・・」とだけ言ったんだけど、「何かあったのかよ？何か行動がおかしいぞ？俺が来ない方が良かったのか？」とつっこまれてしまった。

ひなひめ「何もないよぉ〜！突然来るから、びっくりしただけじゃ〜ん！」
ボーダー「じゃぁ、どうしてケータイなんか持って、コンビニに行くんだよ！？」
ひなひめ「もしかしたら、ボーダーが『何か買ってきて』って言うかもしれないでしょ？だから、持っていったの！」
ボーダー「オマエ、他にもオトコいるだろ？」
ひなひめ「はぁ？なんでよぅ？」
ボーダー「俺、知ってるんだぞ！」
ひなひめ「そんなわけないじゃん！なんでそうなるのよぅ〜・・・そんなこと言うなら、お土産あげないよぉ！！ヒドイよぉ・・・私は関空に着いて、すぐに電話したのに、昼間から友達と遊んでて、電話にも出てくれないのに、突然来て、そんなこと言われて・・・（半泣き←ウソ泣き）」

まさに逆ギレ（笑）・・・

結局、その場は丸く収まったんだけど、この後しばらく経ってから喧嘩した時に、この日、私がいなかった間にボーダーが何をしていたか、知ることになる・・・。

そうッ！彼は私の手帳をチェックしていたのだッ！！

喧嘩をした時にボーダーに「他にもオトコがいるのを知っているんだぞ！○○って誰だよ！？どうして、そいつが遊びに来てる時だけ、ハートマークとハートシールが貼ってあるんだよ！？どういうことか説明しろーッ！！」とキレられた。

絵に描いたようなガサ入れの図・・・

ひなひめはどんな言い訳をするのでしょうか？

先頭 表紙

昨日の日記を書いていて思い出したッ！！・・・ひなひめは、昔お付き合いしていたダーリンにガサ入れされたことがあるのだ。

その日、ひなひめはお友達と行っていた海外旅行から帰ってきた。関空しか発着枠のない路線だったので、帰りは関空から羽田！というコース（超しんどい）。
当時、お付き合いしていた彼・・・メンドクサイのでスノーボードをやっていたので、ボーダーとしよう・・・が羽田で仕事をしていたので、帰りは車で送ってもらおう！と思って、電話をかけたんだけど、出やしない！！
仕方なくまっすぐ家に帰り、むかついたひなひめは、ＳＦクンに電話して「お土産買ってきたから、来てぇ〜♪」とおねだりした。

電話を切って、ふ〜っと一息ついた時、インターホンが・・・！！

早いッ！！早すぎるッ・・・どこでもドアでも持ってんのか！？
（↑殿方には禁句）

ドアを開けたら、そこにはボーダーが！
ひなひめ「ど、ど、ど、どしたの？」
ボーダー「電話してきただろ？お土産もらお〜と思って、来たんだよ。」
ひなひめ「と、突然？・・・電話ぐらいくれたっていいじゃん！」
ボーダー「驚かそうと思ったんだよ〜」
コドモだったひなひめは、突然の出来事に動揺を隠せなくて、一瞬どうしていいかわかんなかった。

ボーダー「どうしたの？お土産買ってきてくれたんだろ？」
ひなひめ「う・・・うん。でも、ちょっとコンビニ行かなきゃいけないから、コンビニ行ってくるぅ〜。」
ボーダーにそう言い残し、ケータイを握りしめ、ダッシュで外に出た。

ＳＦクンとは家が近い・・・車で１５分ほどなのだ。
ひなひめには時間がない！慌てて、ＳＦクンに電話したッ！！！

「ゴメンッ！！一緒に海外に行ってた友達が、終電がなくて泊めて〜！って言ってきたから、明日でもい〜いッ？もう家の近くまで来ちゃった？？？ダメェ〜？」
ちなみに、時間は午前０時をまわっていたので、充分に言い訳が通用する時間だった・・・

さて、ひなひめの運命やいかに！？

先頭 表紙

１２月４日の日記のつっこみで、えみえみ様が「ひめひめは他のダーリンに『ぼく以外に誰かいるの？』と聞かれることはないのでちゅか？聞かれたらどうごまかすのでちゅか？」とおっしゃっていたので、今日はそれについて書こうかな〜♪

ズバリ！言われたことがありまちゅ。

センセイにも、ＳＦクンにも、ライオンにも、王子にも・・・過去にも（笑）。

センセイは「まぁ、他にオトコがいても構わないよ。だけど、俺のもんだからね！」って言ってた。
ＳＦクンには「彼氏できただろ〜？」みたいなことは言われたけれど、本人は「自分が一番！！」と思っているタイプなので、そんなのいても気にも留めない。
ライオンはセンセイと自分が掛け持ちされていたことを知っていたので（それを承知でお付き合いしていた）、本心はイヤなんだけど、私に会えることの方が自分にとっては大事なので、失うぐらいだったら、二股かけられててもいいと思っているらしい。
王子は一番マトモで、女の子の友達と遊びに行くのもちょっとゴキゲンナナメになっちゃうぐらいだから、他にもいることがわかったら、かなりのショックを受け、立ち直れないかもしれない（笑）・・・そうなったら、たぶん別れることになるだろう。

さて、回答・・・「聞かれたらどうごまかすか？」
まづ「は？なんで？」と聞き返す。これの返答次第で答え方が変わってくるんだけど、「付き合ってるヒト？いっぱいいるよぉ〜！○○でしょ、○○くんでしょ、○○さんでしょ、○○ちゃんでしょ・・・う〜ん、挙げきれない（笑）。」たいてい、こう答える。
○○の中には殿方だけでなく、女性も入れるので、聞いてる方は呆れる。
あとは「いたら、どうするの？」とか「今、私の瞳に映ってるのはだ〜れだッ？」って感じ。

そもそもこういう質問をされる時って、たいていモメてる時とかが多いので、毒舌になってしまうひなひめは「そんなこと言うんだったら、サヨナラしてもいいよぉー！」と言ってしまう（要は「私のこと信じられないのー！？」の隠喩）。
だけど、絶対に「あなただけよ。」とは言わない・・・だって、それはウソをついてることになるから。後々、それがわかった時にしちめんどくさいことになるのがわかってるから・・・。

ライオン曰く「そもそもオトコっていうイキモノは自分が一番だと思ってるからね。」ということなので、相手に他にも殿方がいることを悟らせないことが重要だと思う。
もしくは、普段から奔放な部分を見せておいて、ふたりっきりの時には相手に甘えるぐらいで、ちょ〜どいいような気がする。

ひなひめのバアイ、「小悪魔」だと言われているから、相手が少しだけ不安になっちゃうぐらいの方が「俺がナンバー・ワンなんだ！」って意識を持って、頑張ってくれるので、ちょっとだけ「影」の部分がある方がうまくいくような気がする。

『やまとなでしこ』の桜子じゃないけど、ちょっとぐらいしたたかさがないとダメなんでちゅ♪

先頭 表紙

センセイがバツイチでコドモがいることがわかって、ちょっと納得した部分も大きかった。
ひなひめはひねくれたコドモだったから、同じ歳ぐらいの男の子がコドモに見えてしょうがなかった。だから、お付き合いするヒトは年上が多く、それも１コ２コ年上ぐらいじゃダメで、最低でも５コ、上限はナシ！っていう感じ。

だから、センセイの包容力や物の見方、立ち居振る舞いなどを見ていると「落ち着き」を感じたのだ・・・だから「な〜るほどねッ。」って思った。
そして、何よりもそんな客観的に見ればマイナスな部分を見せられても、大好きでいたのは、やっぱりセンセイのマインドによるところが大きいと思う。

ヴァニラ様が「マインドが似ているのってわかる」っておっしゃっていたように、全然違うモノに手を出すのも面白いけれど、お付き合いするヒトや結婚するヒトはやっぱりお互いの共通点が多いにこしたことはないとひなひめは思ってる（実際はわかんないけど）。

センセイについてあげると・・・
お話し上手、博学・多才、勉強家、仕事熱心（仕事も上手くこなしている風）、超Ｈ（これはひなひめにとって超重要！！）、少年の心と笑顔を持っている、お酒好き（一緒に飲めるヒトがＧＯＯ！）、車の運転上手（乗り物酔いするので、これも重要）、目的意識を持って生きている、カラオケ好き・・・挙げ出したら、キリがないッ（笑）！！

そして、ひなひめを超可愛がってくれて、ホントは自分だけのものにしておきたいクセに、ひなひめが浮身してもＯＫだよ！って奇特なことを言ってくれちゃうところ・・・実際に「浮身したら詳細を聞かせて欲しい。そしたら、俺がそれ以上にめちゃくちゃにしてやるー！」って言ってたぐらい・・・だからって言って「浮身した」って言わなかったけど。

マインドが似ているのは、共通点が多い以上にモノの考え方や見方が似ている点、好きなものが似ている点、ふっとした時に発する言葉が同じで、同じタイミングだったりして、一緒にいると、心地良いソファーでブランケットにくるまってるような感じがした。

それは、センセイも同じタイミングで同じことを言ってくれたので、ますますセンセイに対する愛おしさが増した。

一緒にいるだけでシアワセ♪
何もしなくてもシアワセ♪
センセイのその腕の中で甘えていられるのなら・・・

先頭 表紙

センセイとお付き合いすることになって、うっきうきだったひなひめだったけど、その後、もっと驚く事実をセンセイから聞くことになる。

その日は超ご多忙のセンセイとの久しぶりのデートで、朝からめいいっぱいオシャレをして会社に行き、仕事も手につかないぐらいだった。
センセイが会社の近くまで迎えに来てくれたので、そのままドライブ・・・だったんだけど、車に乗って、久しぶりのキスをして、車を走らせて５分ぐらい経った時だった・・・センセイは相変わらずいろんな話しをしてくれたんだけど・・・
センセイ「ウチの子供がさ〜・・・」

は？い、今な、な、なんて言ったの？

一瞬、自分のアタマでは理解不可能だった。
一呼吸おいてから「えッ？今、なんて？」
センセイはシマッタ〜！という顔をしながら「子供がいること言ってなかったっけ？」とおそるおそる聞いてきた。

折しも信号は赤で、車は止まっていた・・・
一瞬、ここで降りれば、なかったことにできるかも？ってアタマをよぎったけど、そんなことができないぐらい、センセイのこと大好きになっていることに気付いた。

ひなひめ「聞いてないよぅ・・・」
センセイ「・・・ごめん。言ったつもりになってた。・・・どうする？」
ひなひめ「何が？・・・そんなことぐらいでビビってちゃ、センセイのこと好きになんかなれないよぅ。」
センセイ「こんなヤツでいいの？子持ちなんだよ？」
ひなひめ「センセイ、ズルイよぅ・・・もう遅いよぅ。」
センセイ「そうだよなぁ・・・ごめんなぁ。」

ひなひめ「今さっきの信号で何も言わずに車を降りてたら、どうしてた？」
センセイ「・・・仕方ないよ。それがひめの答えだし、俺には追うことはできないよ。」
ひなひめ「・・・それでも、追っかけて欲しいんだけどね、女としてはね。。。」

それから、子供好きなひなひめはセンセイに子供の話してもらった。
前の奥さんに似たとてもナイスガイなぼくぼくらしい。小学校の３年生で（そんなにデカイのか！？と更に驚いたんだけど）、今はセンセイのお母様が忙しいセンセイに代わって面倒をみているらしかった。
両親のリコンを経験して、パパにはかまってもらえないコドモ（特に男の子）がどれだけ愛情に飢えて、ヒトとの接し方がわかんなくて、言いたいことも上手く言葉にできないかは、ひなひめはよぉ〜くわかった。
案の定、センセイは「コドモらしさに欠ける、無口なコドモなんだよ・・・」と嘆いていた。

その時ほど、「ぼくぼくごめんね、パパを独占しようとしちゃって・・・」って反省したことはない。おかげで、ひなひめはセンセイの前であんまりワガママを言わなくなった。

周りの反応は・・・「若いのに、苦労することないッ！！わざわざコブ付きと付き合わなくても、ひなひめだったら、もっと若くていいオトコいっぱいいるでしょ！」と総ブーイングだった。

それでもセンセイが良かったんだもん・・・

先頭 表紙

「・・・ひなひめ以外、何もいらない。」照れながら、話すセンセイの言葉にひなひめはびっくりした。
予期せぬ言葉のうえ、いつもはひなひめの一歩前を歩いてるセンセイの口から恥ずかしそうにそう言う言葉はとても心に響いた。

そして、その続きにもっと驚くことを言われた
ひ「えッ！？」
セ「・・・だけど、こんなこと・・・ひなひめに言っていいのかどうか・・・。」
ひ「どうして？」
セ「実は・・・いや、やっぱり・・・」
ひ「何でもいいよ、言ってくれないとわかんないよ！」
セ「実は、俺バツイチなんだよ。」
ひ「へッ！？」

お互いに短い沈黙が流れた。
流石の私もびっくりしたけど、よくよく考えてみればセンセイの包容力や年齢、いろいろと経験してきた過去を考えたら、結婚ぐらいしててもおかしくないと思ったし、別に今、結婚してるんじゃないからいいかぁ〜！って感じだったし、そんなのセンセイの魅力を作ってきたひとつの過程に過ぎないと思った。

ひ「そっか・・・ホントにいろんな過去があったんだね。」
セ「嫌いになった？」
ひ「うううん。ウソをつかれるよりかは、今言ってもらえて嬉しかった。別に今結婚してるわけじゃないんでしょう？終わったことなんでしょう？今は・・・？」
セ「今はひなひめのことが・・・」
ひ「だったら、センセイがそう言うんだったら、センセイのこと信じる。」
セ「じゃぁ、改めて・・・こんな俺でも良かったら、お付き合いしてください。」（ぺこり）
ひ「はいッ♪こちらこそッ♪」

これで私たちは晴れてお付き合いすることになった。
初めてセンセイに抱かれた時、センセイはひなひめのことを「お人形さんみたいだ！カワイイ！カワイイ！ず〜っと俺のものにしておくッ！！」って言ってくれた。

ところが、この後しばらくして、更にスゴイことを聞かされることになるッ！！！

先頭 表紙

ヴァニラ様の日記で「センセイとひなひめの関係がが気になる」とおっしゃっていたので、今日はそのお話を・・・

センセイとひなひめの出会いはセンセイがひなひめに酔っぱらった勢いで声をかけてきたことから始まった・・・いわゆるナンパみたいな感じかな？
知り合ってからお付き合いするに至るまでには、半年もかかった！センセイはＳＥをしていて、とても忙しかったのが原因で、最初に会ってから会った回数など指折りで数えることができるぐらいだ。
会って、話しているのが楽しくて、お話し上手でいろんなことを知っていたので、おしゃべりなひなひめがセンセイのワールドに引き込まれてしまって、いっつも目を丸くしてセンセイの話しに聞き入っていた。

だから、ただの「飲み友達」ぐらいに思っていたけど、密かにちょっと憧れていた。
たぶん「このヒトのこと、大好きになっちゃったら、きっと会えなくて淋しくて・・・っていっつも泣いちゃうだろうなぁ〜。」なんて思っていたから、ホントの気持ちを自己規制していたのかもしれない。

ある日のデート・・・２ヶ月ぶりだったんだけど、その時にセンセイは私の名前を呼び間違えた！
ひ「だあれ？」
セ「・・・前の彼女」
ひ「ふぅん。今の彼女は？」
セ「いないよ。」
ひ「ふぅぅぅぅん。」
ひなひめとしては、お付き合いしてはいなかったけれど、かなりゴキゲンナナメになってしまった。

翌日、センセイのお誕生日だったので、センセイに「おめでとうッ♪」コールをしたのに、出てくれなかったので、その日はライオンと遊ぶことにした。
そしたら、その翌日センセイから電話がかかってきて「これから会いたい」と言う・・・「大事な話があるんだけど。」って。

センセイに会うと、なんとなくそわそわしていた。
ひ「お誕生日おめでとう！って一日遅くなっちゃったけど・・・電話に出ないセンセイが悪いんだからね！」
セ「ありがとう。」
ひ「お誕生日プレゼント、何が欲しい？」
セ「・・・ひなひめ以外、何もいらない。」

１０歳も年上の殿方が照れながら、そう言う姿はとっても可愛くて、母性本能をくすぐられた。
だけど、この後とんでもない事実を聞かされることになるッ！！

先頭 表紙

初恋っていつですか？

ひなひめが初めて男の子を好きになったのは幼稚園の年長サンの時だった・・・同じクラスの長谷川クン♪今、写真を見ると、どうもおぼっちゃんタイプな男の子。幼稚園ってちょっとおませかな？

それがず〜っと初恋だと思っていたし、その後小学校でも好きなコはいたけど、相手の男の子が大好きでココロが苦しくなるような物思いを「恋」だと言うんだと思ったのは、中学生の頃だった。
大好きだった男の子に、小学校の時に告白して「今はそんなの考えられないよ。」って言われたおかげで諦めきれなくて、中学校に入っても片思いをしていた・・・のに、そのコの隣にはお勉強もできて、可愛い女の子がいつの間にか隣にいた。

中学生の終わりに別に好きな人ができた・・・それでも彼のことをどこかで諦めきれなかった。

高校生になって、他の男の子とお付き合いをしても、彼のことを諦めきれない自分を知っていた。高校は違ったから、地元で会うと嬉しいのに、声も掛けられなかった。

だけど、もっと好きな人ができた・・・

それでも成人式の時に会った時に、思い切って声を掛けて一緒に写真を撮った。

高校受験の時に受けた模試の国語の問題にあった文章題に
「初恋とは文字通り初めての恋であるが、僕はそうは思わない。いつの恋愛もどの相手ともこれが初恋だ！といつも思う。そうして恋を積み重ねていく・・・」
とかなんとか書かれていたのを試験時間中にも関わらず、読みふけってしまったことがある。誰の文章で何という本からの引用文だったのかはわからない。
だけど、その文章に深い共感を覚えた。

そして、歳を重ね、恋愛を重ねていくうちにその言葉の意味を身をもって実感した。

だから、お付き合いするヒトに「初恋っていつだったの？」って聞かれると、必ずこう答える・・・

「初恋？初恋はねぇ・・・あ・な・た・ッ♪・・・だってこんなにもヒトを愛おしいと思ったことないもん。。。」


コツは少し首をかしげ、相手の目をじぃ〜っと見つめて、「あ・な・た」のスタッカートの部分で人差し指を相手の鼻にちょんとする。そして、抱きついて耳元で囁くのがひなひめ流ッ♪

先頭 表紙

『ふたりの余白』・・・という本を知っていますか？
一大ブームを巻き起こした『失楽園』を書いた渡辺淳一のエッセイなのんだけど、付き合い始めた当初、に王子に借りた本だ。

本を読むのが大好きなひなひめだけど、音楽と同じでノージャンルで読んでしまうので、特に好きな作家とかはあまりいない。最近お気に入りなのは『ホワイトアウト』を書いた人の本とかかな（名前忘れちゃった）？あ！真保ユウイチ？←超いい加減。

渡辺淳一は元々はお医者様のせいか、その独特の世界観と性描写が面白いんだけど、エッセイは初めてだったのと、王子の「ひなひめに読んで欲しい・・・ま〜、フツーは倦怠期のカップルとか結婚したヒトが読むのにいいなぁ〜と俺は思うんだけどね。」という気になるひとことで借りて読んでみた。。。

感想・・・う〜ん。なるほどねぇ〜・・・王子がそう言った気持ちがよくわかるし、渡辺淳一の考えって意外と面白かったり、共感が持てたりする所が多かった。この本が書かれたのは、ひなひめが小さい頃なので、当時と今とを比べたらきっと渡辺淳一自身の考え方にも微妙な差があるかもしれないけど、恋愛や男女の考え方の違いについて、渡辺淳一自身の視点で書かれていて、ちょっぴり女性びいきに書かれていた。

どっから王子がこれを見つけてきたのかは聞かなかったけど、正直な感想は「ねぇ、ホントにこれ読んで、この本が好きなの？好きってことはこの本に対して共感を持ってるからでしょ？王子見てると、そうは見えないよ〜。渡辺淳一とまるっきり反対のこと言いそうだよ。」だ。

渡辺淳一はフェミニストじゃないとは思うけど、たぶん女性に優しいんだろうと思う。そこは一緒！だけど、恋愛に対する基本的なスタンスが王子と違うと思うのだ。もちろん、年齢的な差からくる考え方の違いや恋愛の経験値の違いはあるんだけど、、、もしかしたら、王子の理想なのかもしれないけど・・・。

最近は精神的にも私に対する気持ちも少しずつ落ち着いてき始めた王子・・・私が苦しむほどの束縛はしなくなったし、ワガママもあんまり言わなくなってきた。成長してるのか私のワガママで私好みに育ってるのかわかんないけど、この本が好きならより一層大人な考え方になって欲しいと思う今日この頃だ。

興味のある方は読んでみてください。
『ふたりの余白』　渡辺淳一（集英社文庫）

先頭 表紙