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「怠惰放蕩徒然日記」








この方を熱愛しているのは日本でも多分数名だろうなあ…
というわけでジェイソン・フレミング知名度向上草の根運動やってます。



ぐうたらな日常の中で思ったりやらかしてもーたことなんかを書いてます。
文章が変でも不快になっても、お願いだから怒らないでくださいませ。
映画の感想とか、こっちに書いてます。良かったらどうぞ。

あたしにとっての聖地であるさんを応援させていただいております

おまけ頁(自分以外の人が読んでもなんも面白くない、自己満足すぺーす)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-02-12 続きです
2003-02-12 どーせあたしが全部悪いんです
2003-02-12 コゼツ旦那は間違ってない
2003-02-12 あいたたたたた…
2003-02-10 えええええええ????
2003-02-10 オールタイム・ベストテン 本 海外作品児童文学編 その2
2003-02-07 オールタイム・ベストテン 本 海外作品児童文学編 その1
2003-02-07 微妙
2003-02-06 オールタイム・ベストテン 本 海外作品編 その2
2003-02-05 オールタイム・ベストテン 本 海外作品編 その1


2003-02-12 続きです

思考&精神レベルは彼女と同程度(小学校6年生)のあたしは、キレた。
けーこちゃんだって、馬鹿は嫌いだわよ

おとなげないです、わかってます。
親分が彼女の隣で「そーだよねー、ひどいよねー」って煽動してなきゃ、あたしだってキレたりはしなかった(はず)。

気配りさせたら身内で一番、いずれ精神疲労で衰弱死するであろうといわれている鷹哉が即座に動いた。
薫に説明してくれるが、薫はわかろうとしない。大泣きこいて「けちー!!ばかー!!」…とほほ。

「続きが出たら、みんなでそのとき見ようよ」って、「気配りのたーくん」は場を収めようとする。
やだ!!今見たいの!!すぐに!!

だから、なに言ってるんだか全然わかんなくてもいいんだったら、見せてあげるけど

日本語でしゃべってくれないと、わかんない!!

…小学校三年生の男の子でさえ理解できたことが、どうしてもうすぐ中学生の女の子に理解できないんだ。
まぢでイライラしてきた。こいつはこんな奴だったっけか。溺愛して育ててしまったあたしが悪いんだろうか。

声のトーンが落ち、口調は冷静になったあたしは言った。

わかってもらえなくて残念ですね。
考えてわかるようになるまで、うちには来なくていいです。
あなたも馬鹿でケチなおばちゃんの顔なんて見たくもないでしょうから


この状態をよく知っている親分がまずビビり、一回この状態までなって三年間お年玉やクリプレを無しにされた颯熙がビビった。
ところが薫は、この状態のあたしを知らない。せいぜい怒鳴られてゲンコ脳天にくらうぐらいだったから。
口調が丁寧になったもんだから、いきなり増長しやがった。

見せてくれなきゃ、この力さまカレンダー返してもらうからね!!

どーぞどーぞ。お持ち帰りになってください。

ちょうどその時、「(チビたち預かってくれて)ありがとっしたー」と義弟が戻ってこなければ、間違いなく血の雨だったかも。
(いや、あたしは違うと思うけど、親分が絶対そーなってたって言い張るもんで)

というわけで、姪に嫌われました。
12年溺愛して可愛がりまくって、こういう人間にしてしまったあたしが悪いと妹は言う。
多分そうなんだろーなー。あたしが悪いんだな、きっと。

これで血族であたしと敵対関係(大袈裟)にあるのは4人になった。
(残る三人はママ、ママの妹、うちの妹)

まあ、どうせ来月になったら(中学入学のお祝い目当てで)「けーこちゃーん」ってやってくると思うけど、
そんときにわかってなかったら、お祝いもなんもなしだな。

親分は「チミの説明が下手だったから納得してくれなくてあーゆーことになった」と言う。
多分そうなんだろうなあ。

さて、どうなるかなあ。なんにせよ、非常に疲れてしまいましたわ、あたくし。しくしく。

やっぱ子供は苦手だなー。

先頭 表紙

元来子供ってもんが大嫌いなんですよ、かなり重症で。自分が子供だからなんだろうなって思うんですけどね。しかしまったくあのガキは…おっとっと。はい、昨日読了です。丹野忍さんのナリスが見れて、あたしはそれだけで満足でございますー♪ / valkil ( 2003-02-13 10:05 )
今の子って兄弟とかが少ないし、同じ目線で真剣にケンカしてくれる相手がいるって、いいことじゃないかなあ? ところで、グイン新刊読みました? / ( 2003-02-13 09:43 )

2003-02-12 どーせあたしが全部悪いんです

姪に嫌われてしまった
【けち!!大っ嫌い!!】って泣かれてしまった。
…うーん…

先週末、姪の薫&甥の鷹哉+颯熙が遊びに来た。
正確には、妹に世話を押し付けられたんだけども。
(4番目の歩(先天性の病で生まれてこのかた病院暮らしが人生の大半を占めています。まだ3つにもならないのにね)が
自治医大に入院しているので、「病院行ってる間、預かってて」ってことで)

子供が嫌いで、絶滅したって全然痛くも痒くもないと思っているあたしでも、薫と鷹哉はさすがに可愛い。
でもまあ、一緒にいれる時間はせいぜい2時間が限定だけども。

この三人、馬鹿でどーしよーもないはずの颯熙が、意外にも扱いが一番簡単。
ゲームやらしとけば何時間でもおとなしく座ってるんである。だからうちに来るときはソフト持参で来させる。
今回はポケモンルビーを持参。完璧。

次に簡単なのが鷹哉。
「黙って座ってろ」ったら何時間でも不動で座ってくれてるもんで。
でも、だからこそ扱いにちょっと気を使うかなってのはあるけど。
今回は読書。漢和辞典の引き方を親分が教え、読めない漢字もこれでおっけー。

さて、問題は薫。
溺愛したあたしが悪い。それは認める。今だって滅茶苦茶可愛い。
こいつはついに、その溺愛してるあたしから見ても【くっそ生意気な疲れる子供】になってしまった。

母親(うちの妹)と祖母(うちのママ)の呪われた習性を継承したもんで、人んちにくると勝手に家捜しを始める。
ちょっと目を離そうもんなら、箪笥、鞄の中などをすぐかきまわしてる。最悪である。

自分の祖母が血の繋がらない人(うちの親分)に対してもそれをやったおかげで、
伯父(親分)一家と険悪になってしまったことから学習せんかい、馬鹿が!!
あたしは幸いにしてそういう悪癖はない。これは死んだババアの「遺産」だな。

家に到着してすぐに、DVDの入ってる棚を漁り始めた薫。
「これがみたい!!」

あー、はいはい、「ろーどおぶざりんぐ」ね。
見てる間、絶対喋らないって約束できるならいいよ。
(喋った瞬間、脳天のツムジのあたりにあたしのゲンコが飛ぶのは、彼女も身に染みてよく知っている)

というわけで平和に過ごした2時間半。
薫の口から出た言葉は
続き、見せて

…いや、あの、続きっていわれましてもですね。

見たい!!

そりゃあたしだって見たいですよ。でもね、おばちゃんちにはないのよ。

じゃ、これは?
(…しっかりチェックしてやがったか)
これはね、ゆーじくんが中国のお土産で買って来たやつで、字幕が英語と中国語しかないんだよね。

なんで?なんでかおが見れるのを持ってないの?
…いや、なんでって言われても…
日本ではまだ映画もやってないから、吹替えのDVDも売ってないんだよね。だから持ってないの。

もういい。

けーこちゃん、かおのこと嫌いなんだ。持ってるくせに意地悪して見せてくれないんだ。

いいもん、かおだってけーこちゃんのことなんて嫌いだもん、けち!!



…12年溺愛してきたのに、これですわ。
通常なら相手が納得するまで説明してやるんだけど、こいつはうちの家の血を継承していて、アタマが悪い。

(続きます)

先頭 表紙

2003-02-12 コゼツ旦那は間違ってない

今年に入ってから一番のスマッシュヒット。
それは友人あかねちゃんのHP「あかね色の空」、1月9日の日記。

世の「フランダースの犬」で泣いた人は是非読んでくださいな。
いっやー、笑った笑った。しかも笑いながらも納得しちゃったもん。

しみじみ思った
アロアのお父さん、あんたは正しい!!

いっやー、あかねちゃん。あたしやっぱあなたが大好きだわー♪

先頭 表紙

2003-02-12 あいたたたたた…

なんかいつでも満身創痍状態のあたし。
カラダが万全の状態だったことなんて、今考えたら思いつかないなー。
あー、やだやだ。

今日も今日とて、カラダの後ろ半分が痛くてたまりません。

昨日の昼、親分が買ってくれたマッサージ座椅子に座って読書していたら
気持ち良くてそのまま寝ちゃったんですわ。昼の2時から7時まで。

いっやー、昨日はおかげで非常に気持ち良く眠ることができましたさ。
こんなに寝付きがよかったのも久しぶり。

朝方、いてててててててて

首、肩、背中、腰、全部が痛い。

そーです、見事なくらいの【揉み返し】。
勝手に止まってくれる「コース」でなく、「もみ上下」ってやつで延々5時間だもんな。そりゃカラダも痛くなるわな。

痛いです。たまらんです。
でもこれを家で口に出したら「ぢゃ、返して」と言われかねないから、がまんです。

今日、あたしのそばに寄ったら、間違いなくバンテリンくさいです。とほほ。

自業自得とはいえ、なんでこんな目に…とほほ。
あ、いや、「なんで」ってのは良くわかってるんで、説明してくださらなくても結構です(爆)


【おまけ】
映画の感想、さぼってます。
「ケミカル51」「レッド・ドラゴン」「T.R.Y.」「黄泉がえり」「トランスーポーター」「ストーカー」「戦場のピアニスト」

相変わらず「幻想水滸伝V」はまってて、他のことやってないです。ごめんなさい。
昨日から、「完全コンプ」に向けて、じっくりやりこみモード入ってます。

ヒューゴ編1章でボルス&レオと闘う、ゲド編1章・大空洞でクリスに勝つ&カラヤの村でボルスに勝つ。
今のとこ、この【課題】はクリア。

ゲドの傭兵隊チームは、お気に入りが多いので、つい遊ぶのが長くなってしまう傾向が…
ゲドはかっこいいし(隻眼のおじさまに弱いの。だから幻水1ではガスパー熱愛なのさ)、クイーン姉さんは粋だし、
ジョーカーもエースも、無口なエースも大好き。ただ、アイラのキャラはどうしても嫌いだなー。

108人全部を集めたら見ることが出来る「真のエンディング」っていうのかな、「仮面の神官○。○編」。
これがもう、鳥肌たつほどすごかった。
哀しいラストなのかもしれないけど、あたしにはある意味ハッピーエンドだと思えた。

今回のプレイでは、それもちょっとアタマにいれてじっくりって思ってます。

「V」ではなんたって「お風呂イベント」が楽しいったらない。
「リザードたちの憂鬱」なんて、死ぬほど笑えたもんな。あれをリリィ(大っ嫌い)に是非聞かせてやりたいもんだ。

…ゲーム長時間やるから肩が凝る、マッサージやりすぎるから痛い目を見る。
でもどうしてもやめられないんだから、あたしには「ほどほど」ってことがどうしてもわかってないようです。

あー、いてててて。

先頭 表紙

2003-02-10 えええええええ????


今入って来た、映画関連のにうす

シリウス・ブラック役にゲイリー・オールドマン。
ハリー・ポッター第3弾!/ハリー・ポッターと秘密の部屋


まぢっすか?ほんとっすか?
こりゃまた物凄いミスキャストを…

ってーかこれ、あたしが単純にこの「演技過剰のおっちゃん」が嫌いだからか?
(ごめんよ、AYUちゃん)

確かにこの人うまいけど、いい人やったらつまんないんだよな、まるっきり。
「情けない、いい人」だったら適役。「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」んときみたいにね。
あ、あの映画、ティム・ロスがまたいいんだよなー…おっと脱線。

「情けない、悪い人」だったら更に適役。「蜘蛛女」んときみたいに。「コンテンダー」も良かったね。

「いっちゃってる悪い人」とかになると、引いちゃうんですわ、この人には。
確かにうまいよ、でもそれがどーしたって喧嘩売りたくなってきちゃって。
(女優さんであたしがこの喧嘩を売ってしまうのは、メリル・ストリープです)

なんだかなー、観る気激減してきちゃったなー。
「配役の妙」がこのシリーズ、好きだったのにな(イアン・ハートにケネス・ブラナーだもんな)

でもまあ、観るだろうけど。
ロンの壮絶な死に様(もうすっかり死ぬのは彼と決めているあたし)、見届けるためにもね。


シリウスも気になっていたけど、ダンブルドア校長はいったい誰が??
「ロード・オブ・ザ・リング」から、サー・イアン・マッケランを引っ張ってきてしまうってのはどうでしょーね。

…駄目。あたし、これ以上魔法使い姿のマッケランさま見たくない。
あのかたはナチスドイツの軍服が一番似合うんだよな…なんて思ったらいけないんだろーな。ごめんなさい。

シリウスがゲイリーくんなんだから、4作目のマッド・アイ・ムーディはティム・ロスあたり引っ張って来て
…クラウチさんは是非ジェイソン・フレミングさまに。

駄目かな、うーん…しかし、ゲイリーくんねえ。うーん…

先頭 表紙

2003-02-10 オールタイム・ベストテン 本 海外作品児童文学編 その2

続 あしながおじさん

ジュディが主役の「あしながおじさん」も面白いけど、あたしはこっちのほうが格段に好き。
【児童】文学っていうにはあまりに大人向けだけど、まあこれに入れていいかなーってことで。

読み返したときに、マックレイ先生の行動が「あ、そうか、そーゆーことか。可愛いなー」って思えて笑えましたっけ。


農場の少年(ローラ・インガルス・ワイルダー)

シリーズものからは一作品のみってことで、これを選ばせていただきました。
苦労しまくりのインガルスさん一家と違い、ワイルダーさんちは裕福です。
とにかく出て来る食べ物がどれもこれもおいしそう。
読後の幸福感は天下一品。アルマンゾのお父さん、かっこいいよなー。


みどりのゆび(モーリュス・ドリュオン)

最初に読んだときは「んんん??ちょっと苦手かも」って思ったんですけど
大人になって読み返して、【参りました!!】となった作品。

【花ですべてが解決する】ってのは御手軽ではあるけど、この本はそんな「つっこみ」さえも封じてしまうくらいのパワーがあります。


ムーミン谷の11月(トーベ・ヤンソン)

シリーズから一冊っていうと、これになるなあ。
ムーミントロール一家はまったく出てこず、登場するのは
スナフキン、ミムラねえさん、ヘムレンさん、フィリフヨンカ、ホムサ=トフト、スクルッタおじさんの6人だけ。

昨日ちょっと引っ張り出して読んでみたら、やっぱり「おー」って。
これも子供のときはわかんなかったけど、大人になって読んだら、いろいろ考えさせてくれるところの多い一冊です。


ドラゴンの眼(スティーブン・キング)

キングさまが娘のために書いた児童文学。これはいいです。とんでもなくいいです。
こんな本を自分のために父親が書いてくれたら、なにがあっても一生愛しつづけるなー。
(あたしの夢の一つは、大好きな作家が「献辞」をしてくれること。間違いなく夢のまた夢ですが、いいぢゃん、ね♪ってことで)



うん、こんなとこで。
これまた20作品まで選ばせていただけるなら
「チョコレート工場の秘密」(ロアルド・ダール)、「アンの幸福」「エミリーの求めるもの」(モンゴメリー)
「ライオンと魔女」「朝びらき丸 東の海へ」(C・S・ルイス)、「ドリトル先生のサーカス」「ドリトル先生の楽しい家」(ロフティング)、
「あの女はろくでなし」(アンデルセン)、「ニュルンベルクのストーブ」(ウィーダ)、「小公子」(バーネット)ってとこですかね。

ということで、次回は国内作品をやろうと思います。
最近これにすっかりはまってて、ほぼ毎晩ミリと意見交換で楽しんでるあたしなのでした。

先頭 表紙

2003-02-07 オールタイム・ベストテン 本 海外作品児童文学編 その1

選択基準は【もしこの世から10作品だけ残して児童文学がなくなるとしたら、どれを残す?】ってことで。


森は生きている(サムイル・マルシャーク)

理由はございませんが、とにかく好きなのでし
最近再読したら、「銀の靴って、痛くないのかな」…やだな、年とるって。

余談ですが小学校三年生の学芸会で、あたしはこの劇に出たことがあります。
役は、意地悪な「むすめ」。ヒロインに意地悪して、最後は赤犬にされてしまう役。
まあ、適任だったかもしれませんな、ほっほっほ。更に余談ですが、女王を演じたのはミリでした。役柄そのまんまだな。

ドリトル先生航海記(ヒュー・ロフティング)

「シリーズは、そのうち1作品のみ」とのことで、だったらこれかな、と。
一番最初に出会ったドリトル先生なので、思い入れも深いです。


5月35日(エーリッヒ・ケストナー)

探してます
うちにある「スケートをはいた馬」というタイトルのこれは、もうボロボロになってます。
ガムテープで修理して、必死でバラけないように頑張ってます。

とにかくこれ、面白いんです。小学生のときに木馬座の舞台で見て、本を買ってもらいましたっけ。
以来児童文学(海外)の中で首位独走。未だ敗れず。

特に好きなのは
【ハンニバルがくしゃみをする】【あべこべの世界より本当の世界のほうが狂っている】の章。

ちょっとブラックで、ちょっと深くて、ちょっとくだらなくて、非常に好き。
リンゲルフートさんみたいなおじさんがいたらなー。今も昔もそう思ってるあたしなのでした。


ほらふき男爵の冒険(ヒュルガー)

クソ映画の悪評高い「バロン」、あたしはアリでした。
だってミュンヒハウゼン男爵の大砲の弾ライディング、あたしの持ってる本の挿し絵そのまんまだったから。

子供心にも「をいをいー」って思えた荒唐無稽な大法螺話。
未だに鳥が集団で飛んでいるのを見ると、ちっこい脂身一個で30羽を狩った話が浮かんでくるんだものな。

あ、今気がついた。
とんでもない大馬鹿法螺話をする男ってのが好きなのは、男爵の影響なのか。
ってことは、親分と結婚したのは、男爵みたいなとこがあるからなのかな。うーん…わかんないけども。


人形の家(ルーマー・ゴッデン)

宮部みゆきさんも絶賛している、児童文学の傑作。
「児童」ってより大人向けぢゃないかと思うけど、まあ一応。
美しく優しく、そして哀しいお話です。ことりさんが消えるとこなんて、今読んでも目頭熱くなっちゃいし。
今回挙げる10作品に順位つけるとしたら、これが2位ですね。1位とは僅差。


というわけで、残りは次回。相変わらず簡潔な文章書けなくてごめんなさい。

先頭 表紙

2003-02-07 微妙

(児童文学ベストテン、まとめるまでの中休みってことで。
シモ系のネタですんで、そーゆーの駄目な人は読んだらいけませんですよ)


ガンちゃんが、奥歯を折った。
折ったってーか、正確には「折られた」。

(この先、生々しい、シモ関係の話になると予想されますので、そういうの駄目な人はここまでで。おつかれさまでした。
あと、同居人であるミリの話と当人のガンちゃんの話を総合してのものなので、どこまで正確なのかわかりませんが)

何度か書いているように、あたしの30年以上つきあっている幼馴染は「プロ専門」。
二度の婚約破棄を経て、ついに恋愛に関して不感症になったというのがもっぱらの評判。

休みの日にどっか連れてけとかうるさいこと言わないし
誕生日とかのイベントだからなんかしてくれとかも言わないし
Hしたいときだけいてくれて、しかも終わったら帰ってくれるんだから、安上がりで最高だよ


ってのが彼の持論

トラブルは避けたいから、口コミでちゃんとしたとこを選んでプロを呼ぶ彼。
とあるプロのねーちゃんが、ガンちゃんに惚れました。

プロのねーちゃんは「プリティ・ウーマン」のように、キスはしてくれないらしい。
で、そのおねーさんはガンちゃんに惚れてるもんで【キスしていいよ】と言ったそーで。
でもガンちゃんはしない。一言【やだ
何度かそのおねーさんが【派遣】されてきて、同じことの繰り返し。

おねーさんはある日、「どうしてキスしてくれないの?」と聞いてきた。
自分の言葉が相手にどういう反応を引き起こすかなんてまったく考えていない男はほざいた。

俺のち●●咥えた口とキスなんて出来るわけねーだろ。汚ねーよ


ことが終わって、おねーさんは帰…らない。

「まだなんかあるの?金、足りなかったっけ?」と聞いたガンちゃん。

ばきっ!!!

おねーさんはふりむきざま、持っていた鞄で彼の顔面をおもいっきし殴り倒してくれました。
よりによって角のとこに金属使ってる、異常に頑丈なバッグ。

ミリが帰宅したとき見たものは、血だらけの玄関と、顔の下半分血まみれにして折れた歯を探す彼女の同居人の姿でした

この話を聞いて、思いました
「そりゃガンちゃんが悪いよ」

ミリは言った
「でも、相手はプロなんだよ。ガンのすけは相手になんかしたわけぢゃないし」

うーん、微妙。
プロの女性には「女の子が嫌がることをしたら、法的手段をとりますよ」みたいなルールがあるそうで。
この場合はどうなんだろう。「客の嫌がることをしようとして、客がそれを拒否したから殴って歯を折った」…ってことだよな。

詳しくはミリが今、彼女の父親(弁護士さんです)に聞いてみているらしい。
ミリパパは【岩本くんは悪くないよ。最低でも治療費くらいは貰ってあげるから】と言っているとのこと。

今のガンちゃんは、レッド・ドラゴンのレイフ・ファインズのような鼻の下の傷で、更に人相が悪くなっているらしい。
【こんな顔をどんちゃん(あたし。どんくさいから)に見られるわけにいかん!!】とのことで
彼には悪いが、あたしにとってはしばらく平穏な日が続きそうだったりして♪

こういうのって、ガンちゃんが悪いのかな、おねーさんが悪いのかな…「プロ」ってことを考えると、やっぱおねーさんが悪いのかな。
そう思うのは、あたしにガンちゃんを庇う気持があるからなのかな。

いやー、男と女は奥が深い。

先頭 表紙

余談・昨日聞いた話では殴られてからずっとグラグラしてた犬歯も、いっちゃったらしいです。あーあ、かわいそうになー。馬鹿だなー / valkil ( 2003-02-10 08:47 )
ゆややん★なんかねー、あたしが知ってるガンちゃんとは違うガンちゃんが存在してる気が。二重人格なのかな、彼。先日「何年も一緒に住んでるのにHしてないの?」と驚く知人に【だってミリは終っても帰ってくれねーじゃん】とほざいたそうで。人んちに何年も格安で居候してこの発言。…幸先がかなり不安です / valkil ( 2003-02-09 01:13 )
みなみさん★どうなんでしょうねー。奴は鈍いから「お金いらないから」って言われても「外で逢いたい」って言われても、全然気づかず「いーよ、めんどくさいから。そっちも商売なんだから、金は払うし」って言ってたそーで。微妙ですよね。あたしがこんなこと言われたら、噛み切りはしないけど、間違いなく噛みつきますな。 / valkil ( 2003-02-09 01:10 )
うーん。だれか、けいこちゃんに座布団一枚(爆) しかし、それは言えてるかも。いやー、しっかし、ガンさまって相変わらず、けーこさん以外には非道ですね(笑) / ゆや ( 2003-02-08 21:36 )
そそそ壮絶……。そのおねーさんの気持ちには同情の余地があると思うけれど、普通に考えたらやっぱり傷害罪かなあ? 仕事でありながら客に惚れちゃったおねーさんの負けだなという気がします。いやしかしおねーさんの気持ちを思うとなんか切ない話ですねー。 / みなみ ( 2003-02-08 01:09 )
…今、思った。ガンちゃん、良かったね、殴られるだけで済んで。もしかしたらちん●噛み切られてたかもしれないんだからさ…考え過ぎかな、さすがに。 / valkil ( 2003-02-07 09:59 )

2003-02-06 オールタイム・ベストテン 本 海外作品編 その2

死のロングウォーク(スティーブン・キング)

7代目は軽く越えてると思う

何回読んでも面白いし、何回読んでも泣く(スクラム退場)。
何回読んでも、また読みたくなる。読むたびにマクヴリーズに惚れなおす。

キング読者からの評価はさほど高くないかもしれないけど、あたしはこれがキング作品の中で一番好きです。

そーいえば、高見広春さんは、この本の影響を受けて「バトル・ロワイアル」を書いたってどっかで言ってたなー。


デッド・ゾーン(スティーブン・キング)

なんでこんなに泣かせてくれるかなーってくらい、読み終わった後はもうボロボロになってます。
キング作品の中では二番目に好き。二番目かな…ロングウォークと同率首位かもしれないな。

いわゆる「娯楽」作品ではないから、人に薦めるのはちょっとためらわれるんです。


1984年(ジョージ・オーウェル)

「カタロニア」とどっちかなって思ったけど、「ビッグ・ブラザー」の勝ち。
話題になっていた年に読んだ(当然ながら1984年でした)んだけど、
【今はまだ(幸い)こんな社会になってはいないけど、いつかなってもおかしくないな】って怖くなりましたっけ。

何度も何度も読み返すには体力がいるんで、ボロボロにはなっていませんが(それでも二代目)
数年ごとに必ず読みたくなって、「あ、そういうことだったのね」っていう、自分の成長に伴った感想の変化が出て来る作品です。


チェルシー・テラスへの道(ジェフリー・アーチャー)

先日、ついに上巻中央部あたりで本が裂けてしまい、5代目を購入いたしました。
一個の物事を数方向から見るっていうのは、あたしのツボなのです。
これはチャーリー、ベッキー、ダフニ、ハミルトン中佐など、いろんな方向から見た「語り」で、物事の真実が構築されていくっていうもので、
「うをー!!この人はこんなことをやっていたのか!!…あー!!そーだったのかー!!」
ってうなりっぱなしでした。

ジャッカルの日(フレデリック・フォーサイス)

生まれて初めて読書で徹夜ってもんを経験したのがこの作品でした。高校生くらいだったかな。

大好き。ほんとに好き。ジャッカルもルベルも、出て来る人みんな好き
武器屋の爺さんが最高に好き。

鬼のように好きだから、思い入れも死ぬほどあります。
エドワード・フォックス主演の「ジャッカルの日」は凄く好きだけど、ブルース・ウィリス&リチャード・ギアの「ジャッカル」は
【この罰当たりがぁ!!!!】ってくらい許せない。

初めて読んでから20年近くたっているけど、再読しても未だ内容が色褪せないってのは、やっぱすごい本なんだろーな、と。


うん、こんなとこだな。これさえ残ってれば、無人島に流されても退屈しないで生涯を過ごせるや。

オールタイムベスト20 まで選ばせてくれると
「蹄鉄ころんだ」「下宿人が死んでいく」(シャーロット・マクラウド)、「今宵は浮かれて」(アリサ・クレイグ)、
「ニードフル・シングズ」「グリーンマイル」「IT」(スティーブン・キング)、
「ミス・メルヴィルの後悔」(イーヴリン・E・スミス)、「ママはなんでも知っている」(ジェイムズ・ヤッフェ)、
「ホロー荘の殺人」「カーテン」(アガサ・クリスティ)

ってとこですか。

えー、次回はこないだミリとやった「海外作品 児童文学編」で行こうと思います。

先頭 表紙

「うさぎ」って、ステビンズの衝撃告白のとこですよね。ベイカーとギャラティの最後の会話でも泣きます、あたし。本気でマクヴリーズにいれあげてるもんで、プリシラが目茶苦茶嫌い…馬鹿ですね、あたし。映像化は、できたらしてほしくないですね。1クールくらいのドラマとかなら。ピートは成田昭次、ステビンズはユースケサンタマリア、ギャラティはリバー・フェニックス…って、死んでるっての(馬鹿) / valkil ( 2003-02-06 11:58 )
ロングウォークは私も大好きー!「うさぎ」の章で毎回泣く。キングの最高作だと思うんだけど、あんまし知られてないんですよね。しかし映画化したら超ジミでしょう…。 / yumi@はじめまして。 ( 2003-02-06 10:54 )

2003-02-05 オールタイム・ベストテン 本 海外作品編 その1

最近友達と、いろんなジャンルについて「私のオールタイムベストテン」ってのを話して盛り上がるのがマイブーム。
(「狩人の夜」についてた帯から思い付いたんだけどね)

映画、本、ゲーム、曲、その他もろもろ。

ってなわけで、これを書いていけばしばらくネタには困らないかなって思って、書くことにした。

とりあえず最初は、【本】(海外作品)。順不同。

そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)

あたしのクリスティ好きに火をつけたきっかけの作品。ベタではありますが。
小学校5年のときにこれを読んで、すごく衝撃を受けました。


ケインとアベル(ジェフリー・アーチャー)

何度も何度も読み返して、ボロボロにしちゃって、んで買い直して、今持ってるのは三代目かな。
とにかく凄い。面白いし、哀しいし、感動するし、ほんっとーに最高。
TVドラマ(アベルはサム・ニールでした)を見て感動し、原作読んでみたら、遥かにこっちのほうが凄かった。
年に数回は読み返しております。今は保存用と、それがボロボロになったとき用に「予備」をちゃんと準備してます。


アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)

これはもう説明いらないですよね。洒落にならないくらいの名作で、何度読み返して泣いたことか。
我家でこれは「貸し出し禁止」の一作となっております。すでにこれも4代目
ハードカバーをボロボロにしちゃったってのも、よく考えてみたら凄いよな

思い入れがあまりに強くて、ドラマになったものを意地でも見なかったあたしです。
熱狂的な愛読者がいる、こんだけ物凄い話を、どうして映像化しようと思うのかあたしには疑問。
どうやったって原作にかないっこないんだから、ねえ。
もしかしたら【世間の酷評】を敢えて浴びたいという、マゾっ気の多い人だとか…まさかね。


蝿の王(ウィリアム・ゴールディング)

これも既に4代目。文庫なもんだから、読み返してボロボロになっちゃって。
それこそ数十回読み直してるってのに、毎回新しい「おー!!」が出てきます。

ほんっとーに、大好き。「面白い」とかそういう感想を言っていい本かどうかわかんないけど、
読書間隔があいたときに、「これでも読むかな」ってふと手にしているのは、この本である確率が非常に高いです。


ザ・スタンド(スティーブン・キング)

長いけど、飽きない。長いけど、だれない。長いけど、長いからこそ、面白い。
翻訳されるのをずーっと待って待って待ってひたすら待ってた。
待ってた甲斐があったなってくらいの面白さ。
キング作品の中では、三番目に好きなのです。


あ、文字数が…
あとの5冊は、また次回。

先頭 表紙

あ、書き忘れた。【スタンド】は物凄く長いですよ。ハードカバー2冊なんですが、「辞書かよ」って思うくらい持ち歩くのがしんどかった。ゲイリー・シニーズ主演で映像化されてます。これがまたいいんだなー(ロブ・ロウがまたかっこいいし♪)。長いけど、ほんっとーにオススメっす、はいー / valkil ( 2003-02-06 08:59 )
「ケインとアベル」のドラマ、よかったですよー、まぢで。ジェフリーさま作品映像化した中では、一番の出来ちゃないかな。みなみさんサム・ニール好きだったんですよね、そーいえば。うちに「オーメン3 最後の闘争」のビデオありますけど、あげましょーか??? / valkil ( 2003-02-06 08:54 )
そして誰もいなくなったは確かに衝撃でした(わたしが読んだのは中1くらい)。蝿の王は友達から借りて読みました、また読みたい。アルジャーノンは……中学で読んで、ナゼか理解できなかったんですよ。今読んだら面白いかなあ。他の2作は未読です。読んでみたいな。サム・ニール好き。 / みなみ ( 2003-02-06 00:54 )
ちなみに選択基準は【10作品残して、あとは全部捨てなくてはいけないって事態になったら、どれを残すか】ってなってます(こういうくだらないことにもルール制定しちゃうのも馬鹿ですが)。 / valkil ( 2003-02-05 17:26 )

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