2004-06-13 西本願寺
2004-06-07 こんにちは、テントです！
2004-05-13 雑誌の話
2004-05-06 雨と霧のNYの旅
2004-04-10 うっかりほねすけ
2004-03-21 久々に温泉なぞ。
2004-03-13 よそのクルマを傷物にしちゃった話
2004-02-21 アイボ
2004-02-11 おじいちゃんの大冒険
2004-01-27 ほねすけの日記

祖父母を、父のお墓参りに連れていきました。
母方の祖父母なんだけど、
父は実の親のように孝行していたし、
祖父母の方も、婿である父をとても頼りにしていて、
ようするに仲がよかったのです。


でも祖父母は、父の1周忌の法要には参加しなかった（出来なかった）ので、
その代わりにと思いお墓参りに誘いました。



もうすぐ1年。
もう、あれから1年もたったんですね。


まだそういうふうに思えない、自分にちょっと戸惑っています。。。


この1年は時間が経つのが、異常に早かったです。
こんなふうに、どんどん時間が過ぎるのはいろんな意味で怖いですね。


時間、過ぎて欲しいんだけど、
思ってるより過ぎるのが速いので戸惑ってるというか。




最近、ちょっとした癖ができました。

時々、行き詰まったときとか、
落ち込んじゃったときとかに、
「こんなとき、お父さんならなんて言うかな」って考えてしまうんです。




不思議と、とても自然に「言葉」が出てきます。


父が、かけてくれるであろう言葉や、アドバイスが
とても自然に、想像できてしまうんです。


それは私の創作で、
私の思い込みで、
私の勝手な想像にすぎないんだけれど、
とても自然で、やはり如何にも「父が言いそうなセリフ」なんです。


それで、なんとなく、
心の中で、「そうやねぇ…」って返事をして、
ちょっとだけ、落ち着けるような気がします。


これ、もしかすると、
私にとって
気持ちを落ち着けるおまじない、みたいなものになるかもしれないです。

先頭 表紙

テントを買ったんですよ、ついに。
1年くらい前からなんか欲しくなっちゃって、とうとう買ってしまいました。


買ったはいいものの、
果たしてどれだけ活用できるのか？は謎ですが。
私って基本的にインドア派なんで…。
キャンプも楽しそうだけど、
「着いたらお食事が用意してあって、温泉に入れる旅館」とかは、
捨てがたい。。。。
でも、お宿の予約や泊まる場所の制約なしにツーリングしてみたい！お金もかけたくない→それってキャンプじゃん！というわけで、テントがすっごく欲しかったのです。



とりあえず、テントは組み立ててみないとね！ってことで
さっそく近所の公園で設営の練習をすることにしました。

テントの匂い（ビニールっぽい？）って、
なんとなく懐かしいような不思議なかんじがします。
小さい頃、インドア派の両親が、たぶんかなり苦労しながら子供達を
キャンプに連れてってくれたことを、思い出しました。



で、テント設営の道のりはけっこう大変でした。。
作り方は簡単なんだけど、邪魔がいっぱい入るんですよ〜

おじゃま　その1
私がテントを組み立てている場所の、隣のグランドから
サッカーボールが飛んできて、せっかく組み立てたテントの骨組みが半壊。涙。
中学生くらいの子がちゃんと謝ってくれたけど、
狙ったかのように見事なシュートだったのよ。。


おじゃま　その2
見ず知らずの小学生の男の子5人が現れて、
「なにやってるんー？」
「ここでキャンプするん？？」（するわけないよー）
「ちっちゃいテントやなー」（悪かったわね）
などと言いながら取り囲んできました。
まわりにズラっと並ばれたのでほんとに焦った！
しかもその子たちが「入っていい？」と聞くので、
「いいよ」といったら、
5人もいっぺんに入っちゃった！（キャー）
「壊れそうやなぁ」
「押すなよー」
「おまえ足くさい〜」とか口々に騒ぎながら…。
揺れるテント、しなるポール。
まじで壊されるかと思った。。。。。
しかも子供達は私のテントが気に入ったらしくて、
「ここオレの基地にする！」とか言い出す子まで。。。
「それはダメ〜」といいながらオロオロする私。（←情けない大人だ）
子供達が出ていってくれるまでドキドキが止まらなかったです。。。


まぁそんなこんなで苦労の末に設営完了。
設置時間、5分と書いてるのに30分はかかったわ。
しかもパッケージの写真と違うような気もするけど…こんなもん？


初の記念写真は、テントの後ろからチラっとほねすけが覗いてるような写真に
したかったけど、公園はバイクは入れないからガマンです。


いつかこのテントを載せて、ツーリングに行って、
星を見ながらキャンプするのが待ち遠しい、ほねすけなのでした☆
（今日のわんこ風。。。）

先頭 表紙

ヘタクソな絵ですみませんが、これは「THE BIG ISSUE/ビッグイシュー」という雑誌の表紙のイメージ図です。
（表紙を載せたいんですが、著作権とか問題になるかもしれないので、こんな絵にしておきます。表紙の写真を載せるよりヘタ絵の方が罪が重いような気もするけど…）

今日はちょっと「THE BIG ISSUE」の紹介なぞ。。。
詳しい事は下記の無断リンク（←汗）をご参照ください。
http://www.bigissuejapan.com/index.html


これはいわゆるストリートペーパーで、ホームレスの方の自立支援を目的に発行されています。
大阪、東京のオフィス街などで、ホームレスの方がこの本を持って立っているのを見たことはありませんか？
私も最初は何かわからないし気にしていなかったのですが、母上に教えられて買うようになりました。（節約のためカンイチさえ買わない私が…）
本は1冊200円ですが、売り上げの55％が販売したホームレスの方の収入になります。
というわけで読者は1冊の雑誌を買う事で、その人の生活をほんの少し助けることができるわけです。
でもこの雑誌を買うのは救済（チャリティ）じゃありません、雑誌そのものが面白いので買う価値があると思われます。
雑誌としては、ホームレスの人々の救済や代弁をせず、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供してはいますが、「同情による購入」は求めていないのです。

はじめて読んだ時、質の高い記事に感心しました。
内容は国際記事、社会的話題、軽い話題などで構成されており、今回はジョージマイケルのインタビューがありますが、バックナンバーでは日本の歌手やハリウッド女優さんなど、いろいろな人が出てるみたいです。

というわけで、もし街角でビッグイシューを売ってるホームレスの方を見かけたら、興味があれば、買ってみてはいかがでしょう。
販売員の人たちは、どっちかというと、人にしゃべりかけたり、モノを売りつけたりが得意ではないようで、静かに立ってるだけだったりしますので、「ください」と声をかけにいくことが必要です。
最初はたぶん、ちょっと勇気がいるでしょうね。私もそうでしたから。

先頭 表紙

5/1〜5/5のGWは突発的にNYにいってきましたー。
直前まで行けるかわからなかったので、いいチケットが取れるわけもなくKEでソウル乗り継ぎのアンカレッジ（アラスカ）経由になってしまいました。
めっちゃ遠回り。。。でもおかげで機内食が計6回も食べれたのでちょっと嬉しかった。。。機内で映画も4本見れました。目がショボショボ。

NYには結局3日間もいなかったんですが、遠い異国の地でも、私の雨女パワーは発揮されてしまいました。。。。
よく降ったもんです、雨。
雨のNYもオツなもんだと思ってたらなんか嵐っぽい雰囲気にまでなってて。。。

2日目、雨が止んだと思って夜景を見にEmpire State Buildingでお登りさんしてたら今度は濃霧発生。
私の見る「名所の風景」っていつも霧に包まれて幻想的です。
私、雨女であり霧女なんですよね。たまにはスッキリした景色みたいもんです。。。。。。

観光したり、ブラブラ食べ歩きしたり、ウインドウショッピングしたりも楽しかったです。
食べ物屋さんがあちこちにあって、わりと美味しいのですぐ何か食べてしまいました。
NYスタイルのカフェとかデリとか屋台（？）がもっと日本で流行すればいいのにな（切実）



まぁそんなこんなで、無事に帰ってこれて良かったです。
行く直前に、兄に散々脅されて（注意を勧告されて）かなり不安になってましたからね〜。
いかに危険な街か、いかに危険な状況か、を延々とお説教されちゃって。
「日本で平和ボケして安穏と暮らしてるノンキなお前は衝撃を受けるであろう。無事で帰って来れるとは思うな」とまで言われて。。。。。
呑気な私でもかなり不安になったので、もし私が帰って来れなかったときのために書き置きまで書いてしまいました。
進行中の仕事の指示とか、ほねすけの里親（？）に兄を指名したりとかね。
私ってマジメな会社員だし、いい妹だわ…と書きながらホロリ。
でもそんな心配が杞憂に思えるほど怖い事や心配な事はありませんでした。
（もちろん危ないとこには近寄ってませんが）
ニューヨーカーは気さくでわりと親切だし、
観光名所に行けば日本人がウジャウジャいるしねぇ。


というわけでお天気は恵まれなかったけど楽しかったです。
困ったのは渡米前と比べて、体重が×kg増えたことです（号泣）

先頭 表紙

今日はホンダのHonda RIDE ON FESTA 2004に行くことを決意！
ホンダの試乗会です。バイク祭りです。
CB1300とかCBR1000RRとかの試乗ができるらしいです。
そういうおっきいバイクも乗ってみたいんですけど、
私は以前から興味あった「SILVER WINGに試乗しよう！」と思いました。
ビッグスクーターで疲れ知らず、荷物積載しほうだいのラクラクなロングツーリングとかもいいなぁとか思ってしまったりしたのですよ。
※注　買う予定はまったくないです。。。。ほねすけ一筋。というか貧乏。

ちゃんとホンダのＨＰから「試乗会誓約書」もDLしてプリントしました。
試乗会でケガとかしてもホンダさんに文句いいませんっていうお約束を書く、参加申込書みたいなものです。会場でペンをさがしてあわてることなどがないように氏名なども記入してハンコもおして、と準備万端。

会場はだいたい知ってるところだから地図も見ないで向かいます。
会場に近づいてくると、まわりに大型バイクが増えてきました。
きっとみんなホンダの試乗会に行くんだろうなぁと思い、なんとなく他のバイクと歩調（？）を合わせて走っていました。
みんなゆっくり走る人みたいで、ペースはおそめです。

先頭はもんのすごく強そうなハーレーさんでした。
装甲車のようで、大量の荷物が満載で、ボロ布がはためいています。
アメリカの砂漠地帯とかを旅してそうな雰囲気を醸し出しています。
後続はもんのすごくハンドルが高いところにあるバイクでした。
これもハーレー？
双子のように同じ形のバイクが寄り添ってます。
とにかくハンドルが高い位置にあるので、両手をアタマの上にまっす伸ばすのが運転姿勢です。ものすごく腕が疲れそう。。。。
きっと疲れるからホンダに乗り換えたくて試乗会に行くんだろうなぁとか
勝手なことを想像していました。
そんなかんじでバリバリバリバリと独特の賑やかなエンジン音を響かせながら走って会場入りしました。
会場、のはずのところに何故かアメリカの国旗がたっています。

私が知ってるような試乗会とは雰囲気が少し違うようでした。
たしかにバイクはたくさんいるみたいですが、誰も走っていない…？
テントに隠れて、中の様子はよくわかりません。
誘導してるお兄さんのところに寄っていってみると大きなアーチには
「ハーレーダビッドソン」のロゴマークが燦々と輝いていました。
しかも入口ではハーレー乗りの人々がお金を払って入って行きます。
もしかしてホンダの試乗会とは違うかも？と思って係員に尋ねてみました。
係員のお兄さんもよく知らないみたいですが
イベントスケジュールの載った資料を見せてくれながら
「ハーレーを見せ合う会で、みんなのハーレーを鑑賞しあったり、
ステージで出し物なんかもしてるんです、楽しいですよ」
とさわやかに誘ってくれます。
ハーレーを見せあう会？？
私の脳裏には筋肉マッチョなお兄さんたちが、ムキムキポーズを取りながらバイクを見せ合う「超兄貴」チックな光景が浮かびました。（想像力過多なので。）
それから、やっと気が付きました。
そういえば試乗会って17日、18日って書いてたじゃん。
今週じゃなくて来週じゃん。。。。

というわけでとぼとぼ帰りました。ドジさ、どうせ。

先頭 表紙

まだ寒いのにうっかりプチツーリングを強行してしましました。
なんとなくで307号線で信楽を目指し、その奥地、甲賀の里の温泉に入ってきました。
ここ、露天風呂とかわりと有名な温泉なんだけど、、、、
お風呂はけっこう気持ちよく入れましたが。
が。
うーん。
「源泉掛け流し」じゃないのはわかってたけど、消毒の塩素の臭いが少々気になる。。
しかも道中けっこう寒くて冷えきってしまったので結局、家かえってすぐお風呂に入り直してしまったりしました。。。。
なんかもったいないな〜。

温泉の後、モクモクファームっていう手作りのハムや農産物がすっごくおいしい牧場に立ち寄って、売ってるものを手当たり次第ガツガツしました（笑）

ここでは、ミニブタが放し飼いになってて、オープンカフェみたいな客が食事してるところをミニブタがお散歩してるんですよね。
そこでちびっこい子ブタが何を思ったのか（仲間と思ったのか？）すり寄って来ました、けっこうかわいいです。
でもかわいい子ブタちゃんと並んで座って、肉まんとかソーセージとか頬張ってる自分って、なんかザンコク？？？とか思ってしまった。。。

まぁそんなかんじで、今年最初のツーリングでした。

先頭 表紙

ホンダのおいしいスイーツ、ライフ。
確かにキャンディのような、お菓子のようなかわいいクルマです。

うちのクルマは古いライフですが、先日、ディーラーに車検に出して参りました。
そのとき、代車を用意してもらったのですが、その代車こそがまさに評判のニューライフ！
わくわくして乗りまわしました。
ここぞとばかりにあちこちへ。
結局、兄も乗り回していたので2日間で300km以上
走ったんじゃないかしら。
ディーラーもびっくりの、代車の使いすぎです。
しかしもっとディーラーをびっくりさせる事態が起こりました。

Yちゃんと代車のライフでボーリングに行くことにしたんですが、ボーリング場の駐車場でコッツン！バックで駐車しようとして、うっかりカベに当てたみたいです。
まぁバンパーにカスリ傷が入った程度で、こすれば直りそうだったので、私たちはそのあとも余裕をかましてボーリング＋バッティング→南京町で食べ歩き、と遊びまわっていました。
↑写真はおのぼりさんチックな私とYちゃんです。150cmの彼女と並ぶと160cmの私がやたら大きく見えるわ。。
ちなみに、肉まん、桃まん、あんかけ焼き飯、ちまき、揚げ海老、ゴマ団子、ココナッツ団子、ラーメン、シュウマイ、好きなものは一通り食べました。
今日はわざわざ、ダイエットのために運動（ボーリング＋バッティング）したのにぃいいい。私のバカ！

そして、その駐車場での「コッツン！」はあとあと、私を泣かせてくれました。。。
修理代がけっこうかかるよ、とディーラーさんはおっしゃる。
ところが、結局、その修理代を弁償する変わりに「ディーラーおすすめのステキなサービス」に加入をすすめられました。
メンテナンスとかしてもらえるステキなサービスです。まぁ入っておいても悪くはないんだけど、それ、たぶん、バンパー交換が2回は出来る金額でした。号泣。

ちなみに車庫入れで車のお尻を当てるのは4回目です。

いい加減に上達しようよ、自分。

先頭 表紙

アイボがやってきました。

ちょっとアイボらしからぬ
アホっぽい子です。

あくびとおしっこ、奇行を繰り返し
床をバシバシ叩いて大笑いする子です。

先住犬と仲良くなったのはいいものの、
人（犬）にガンガン体当たりして
大喜びするのもどうかと。（写真3枚目参照）


アイボは奥が深いです。
でもかわいい。。

先頭 表紙

離れた町に住む祖父が失踪した。

祖父は痴呆が進み、よく迷子になって帰ってこれなくなるので、
ほねすけと同じPHS「位置情報通知専用端末」を持っている。

今まで何度も、それのおかげで発見できた。

だけど今回は、その端末を置いて、
ぶらりと、玄関も閉めずに出掛けてしまった。


昼の12時頃に、買い物に出かける祖母に留守番をたのまれ、
機嫌よく引き受けた祖父。
だけど、祖母が帰ってきたとき、祖父の姿はなかった。


そのうち帰ってくるだろう、と自分に言い聞かせ祖母は待った。
玄関の外をウロウロしながら、祖父が帰ってくるのを待った。

だが祖父は帰って来なかった。


今までの失踪事件では、10km以上離れた場所で
見つかったこともあった。
祖父は足が丈夫で、散歩が大好きなのだ。

だけど家へ帰る道は、あまり覚えていない。
家に帰りたいのに、帰る道がわからずに、
反対の方向へどこまでも一生懸命、歩く。
どんどん家から遠ざかってしまう。

人に話し掛けることはしない。
道がわからなくても、誰かに訪ねることはない。
他人に助けを求めることもない。
コンビニにもファミレスにも喫茶店にも入らない。
自分の家の電話番号も、住所も、もう覚えていない。


祖父が普段は持っているはずの名刺、財布、家の鍵、端末。
何もかもを置いて、部屋着のままの軽装で
祖父は出掛けてしまった。


午後5時すぎに、私に連絡が来た。
仕事を切り上げ、家にも入らず車に飛び乗った。
渋滞の市内を出るのに時間がかかった。
いつもは下道で行くので、
どこのICをどこでどう降りたらいいかも知らないくせに、高速に乗った。
迷いながら祖父母の家を目指した。

その夜は総出で祖父を捜しまわった。
氷点下の真っ暗な町。
霜が降りて、どの車の上も真っ白だ。
どこをどう探せばいいかもわからなかった。
祖父の失踪は一貫性がない。
いつも違う場所、違う方向へ行ってしまう。
何キロでも歩き続け、ただ家から遠ざかってしまうのだ。

祖父母の家は市街地にあるので、道路は無限大に広がっている。
端末もなしに、四方数十キロのどこにいるか想像もつかない人を探すのは
雲をつかむような途方もないことに感じた。
それでも、私達は祖父を探した。
こんな寒い夜の町のどこかで、
祖父が震えていると思うと、息苦しくなった。



午前6時。
警察から連絡が入った。
遠い町で祖父は発見された。
家から30km以上離れた場所で。
到底、徒歩の者がわざわざ入るとも思えない山の中で。
転倒してケガをして、歩けなくなった所を
通りかかった車に助けられた。


兄と母が祖父を迎えに行った。
帰ってきた祖父を出迎えると、祖父は
ケガをしていたが、とても嬉しそうだった。
いつもは、誰が誰なのかもよくわかっていないのに、
このときだけは私をはっきり見た。
そしてとても嬉しそうに、
「大きくなったな、いい子になったな」と言った。
それがあまりにも鮮明な、力強い様子だったので、
私は祖父が痴呆症になる以前の祖父に戻ったような気がした。
私は「おじいちゃん、大変だったね」といって祖父の手を握った。
涙が出た。
祖父のカサカサの手は冷たく、血と泥がこびりついていた。

祖父はそのまま眠りについた。
食事もせず、休むことなく歩き続けて疲れきっていたのだろう。

ゆっくり、休んで、暖まって、
目が覚めたら食事をして、
そしてまた明日からはのんびりとした、
穏やかな日常が戻ってくるはずだ。

願わくは、
迷子にならない程度に、散歩を楽しんで欲しい。

先頭 表紙

先日は、
ド暗い日記を書いて、
ド失礼いたしました。

メールやコメントを
寄せていただき、
励まされました。
ほんまに
めっちゃありがとう。

今もまだ、
私にとって悪い状況だったり、
人が信じられなくなったり、
苦しいですがこれを
試練と思って
乗り越えて頑張ります。

そうやって私も
成長するのかも。。。


私にかわって
ほねすけが日記を
書いたようです。
良かったら見てってね。

先頭 表紙