2001-09-13 そして。
2001-09-12 青い空に想い。
2001-09-03 いろんなおくすり。
2001-09-02 夜月とあなたと。
2001-08-30 それでも明日は来る。
2001-08-27 しゃどう猫の兄。
2001-08-21 しゃどう猫の歴史。
2001-08-18 夜中、迎えにくるんだよ。
2001-08-15 夏、夏、夏、夏、夏色に染めて。
2001-08-14 ステーキ天国。

未だに、飛行場は閉鎖されたまま、まだ復帰の見込みはありません。このまま、終わるとは考えられません。想像したくないけど、まだまだ、続くかもしれない。今回のテロは、狂気に満ちている、実行犯は、生き残る事を考えていない、行動に駆け引きがないから、予測も立て難いし、防ぐのも難しい。

中東で生まれ育ったＧ君がまだ、国を出る前（今もですが）、その地区は内戦が激しく、爆弾テロは日常だったそう。その中でも、バックパックに爆弾を背負って移動するテロリストが一番恐ろしい、人の集まるところを求めて、どこにでも行ける意志を持った爆弾、でも、仮に発見したって、どうやって防げばいい？ 脅かしたら自爆するし、銃で撃っても、発火してしまう、放っておいても、爆発してしまう。

アメリカは、混乱が収まれば、すぐにでも報復を始めるでしょう。でも、未だに見えない相手、相手が誰かわからないということは、全てが対象になってしまう、もっとも危険な状態です。でも国民感情は高まり、疑われているアラブ系の人達、教会やレストランが、すでに嫌がらせに遭っています。これは国と国、宗教の問題だ、それを個人的な恨みにすげ替えるのは愚かだ。確かに国の政府はひどい、だけど、国民全員に罪があるわけではない、もっと冷静になって欲しい。

わたしが一番恐れているのは、アメリカ軍の報復の仕方だ。アメリカ軍は大量の資金を導入して、最新の科学兵器をどんどん開発している。核に規制がかかっている今、新型のミサイル、飛行機、センサー、そして核に代わる、何か、を模索しています。想像がつきますか？ バイオ兵器です。詳細は知りませんが（公開しているわけないです）、想像はつく。単に空爆するだけ（それでも、とんでもないことですが）なら、被害は推定できる。でも、バイオ兵器は、それだけじゃない。人間の組織、遺伝子そのものを壊してしまうかもしれない。体中の血管が破裂して、死んでしまうかもしれない。仕掛けるのは大きな飛行機なんていらない。ただ、誰かが小さな箱を持って、人の集まる所に置いていけばいい。当然、特効薬なんてまだ開発されていない。その後、人類に及ぶ被害なんて、調べているんだろうか？

脅かすような事を書いてしまって、読んで不快になってしまった人にはお詫びします。でも、不安を煽る為ではないことは解って欲しい。ただ、起こりうる、というだけを頭に置いて欲しい。可能性は低いけど、東京だって、重要な都市のひとつだ。テロの対象になりえないこともない。もちろん、杞憂に終わることを祈っているけど。

今できることは、冷静になること、本来の自分の仕事を続けること、正しい情報を見極めること。テロの次に怖いのは、冷静さをなくした人々、混乱、によって起こる二次災害です。なにかあっても、絶対に生き延びる、覚悟でいたいです。叫んで体力を使ってしまう前に、逃げる、様子を伺う前に逃げる、自分と大事な人（猫も）の身が守れるように。

いろいろ書いたけど、来月くらいに日記を見直して、なんか大袈裟なこと書いてたな、なんて思えるといいんだけど。

しゃどう。

先頭 表紙

ハワイ州のオアフ島、大ハワイ島をめぐり、昨日夜中過ぎに、しゃどう猫を引き取って家に戻りました。ハワイは、まるで天国のよう、波の音、澄んだ空気、青い空、生い茂る植物、活気溢れるワイキキ地区、宿泊客を入れても人口は数十人しかいなさそうな、静かで、穏やかな火山街、かわいらしく何でも揃っている小さなコナの街、宿路を急ぎながらも、海岸線ぞいに動く赤い夕日の動きが幻想的で、なんども、なんども、停まって見とれてしまったり、海に注ぎ込まれる溶岩と、白い煙、黒い煙。ラバで敷き詰められた真っ黒な岩と、深い蒼色の海、強い風に吹き飛ばされそうになりながらも、息を呑んだ。楽園。

本来の予定は今朝方、ＬＡ経由で自宅へもどる、というものでした。講義をあまり休みたくない、というのと、仕事が押し気味だ、というのもあり、飛行機の接続の関係で、半日、到着を早めたのでした。そして翌朝、目が覚めたら、この惨事です。最初は質の悪い冗談だと思い、ラジオを点け、テレビを点けて何度も確認してしまいました。でも、やっぱり現実離れしているようで、実感がわかなくて、しばらくテレビの前に座っていました。

「現場はアスベストの灰と、建物の破片、そしてオフィスの紙が、一面に散らばっています。何年もかけて作り上げ、綺麗にプリントアウトし、丁寧に丁寧にフォルダにしまわれたオフィスの書類。今、爆発と共に、バラバラになって、、、、」

と、実況中継をしているアナウンサー。

「もう、いいから。。。」

と、途中で中断するアナウンサー、聞いていると、心がきしむようで。

しゃどうの友達（しゃどうの親友の親友）は、貿易センターの正面の建物に勤めています。安否はまだつかめていません。携帯電話も、自宅の電話も、通じなくて。「Ｖ君は、すばしっこいから、きっと、いち早く逃げているよね。。。」と、信じたい。

飛行機をハイジャックし、細かい操縦をこなして、正確にひとつの建物にぶつける、のは、きちんと訓練を積んだ人でないとできない。しかも、必ず死ぬのがわかっている心理状態で、正確に突っ込める、という精神構造。でも、実際に４機も。組織、または国のために、ここまで人は狂えるのか、そしてそれを総括して影で笑っている奴が、まだ何かを企んでいるんだ、と、思うと、心が重くなる、恐ろしい。

全ての飛行場が閉鎖され、空を飛ぶ飛行機は、一台もいない。軍用機が警戒態勢に入り、近くの空軍基地も、緊張しています。どこまでも続く青い空、今日は飛行機雲すら見えない。本当の本当の青い空、おそらく初めて、みる、本当の、ただの青い空。学校では音楽の代わりにニュースが流れ、学生から笑顔が消えた。自然は変らずに存在している、日常生活はあまり変らずに続いているけど、いつか壊れてしまうんだろうか？ 脆いのかもしれないな、、、と不安を抱えるようになってきました。言葉にするのは難しいのですが。

しゃどう。

先頭 表紙

今週末は、ハワイにいくんです。ワイキキのビーチで、浮かれたり、キラウェアの火山の煙を吸ったり、海岸際を華麗にドライブしたり、海に沈む夕日を眺めたり、ハワイアンダンスを踊ったり、体が溶けるくらい、リラックスしてくるつもりです。航空券も、宿も、車も手配しました。そんなに長い休暇ではないので、寸秒を惜しんで楽しんできます。頬の筋肉が緩んじゃって、もう、なんでもないときでも、にやにや、にやにや、が、とまらないのです。

ところで、先日、近所のハーブと自然食品のお店に行ってきました。世界中から集めた、ハーブ系の秘薬と、生の葉っぱ、自然食品、美肌ケア商品が、所狭しとならんでいます。しゃどうも、健康秘薬デビューしよう、っと思って、いろいろと見てまわりました。下調べをあまりしていなかったので、何百以上もある中から、ピタリ、のモノを見つけるのは難しい技。結局、名前を聞いたことのあるroyal jellyから始めてみることに。昨日から飲み始めてみました、飲んだ後、お薬っぽいほろ苦い匂いが、しました。効果はいかほどになるのかしら？

シャンプーの棚を眺めていると、お客さんと店員さんが、真横で話をしていました。

お客「ねぇ、このハーブ、マリファナじゃないの？」
店員「いや。。。」
お客「南アメリカ産の××っていったら、マリファナなのよ、知ってるんだから！」
店員「だから違うって。。。」
お客「マリファナでしょう？ そりゃ、リラックス効果はあるわよ、当たり前よ！」
店員「・・・違います。。。」

っと延々と、お客さんが主に絡んでいたのです、店員さんの歯切れが悪いのが、妙に気になりました。最期まで聞いていなかったので、真相は闇の中ですが。

ちなみに、しゃどうの住んでいるしゃどう街は、メキシコの国境から車で一時間くらい。比較的安いマリファナが、国境を越えてしゃどう街に流れ込んでくるようです。アリゾナ人のＥ君がいうには、しゃどう街の７割の人が、マリファナを使っているとか、いないとか。喫煙率よりも、遥かに高い確率で浸透している様子、依存性は煙草よりも低く、酒を飲んで酔っ払っている人よりは、おとなしく、概して、饒舌で上機嫌になる作用があるのだそう。（注、しゃどうは試した事がありません。）これは文化の一部なんだよ、、、とも、Ｅ君は言っていました。

と同時に、Ｅ君は、

「しゃどうにはマリファナは必要ないよ、簡単に手に入るけど、しゃどうにはあげない。強い害がないのはわかっているけど、しゃどうにどんな副作用が現れるかわからないし、もし、好きになりすぎちゃったら、困るでしょう？ 憂うつになっても、辛いことがあっても、自分で乗り越えられる力が君にはあるんだから。。。」

と、忠告をしてくれました。しゃどうには、コーヒーとチョコレート、しゃどう猫がいれば、十分なのですよん。

しゃどう。

先頭 表紙

（続き。）

これからどうしたらいいんだろう。

空にはおぼろ月、昔、大好きな人と、夜の山道をドライブして、ふと留った風の岬、月明かりに照らされてできた二つの影、街の明かりがチラチラと、優しいあなたの横顔と、このまま時間が止まればいいのに、って思ったのに、流れて行ってしまった時間。

もう、あなたはここにはいない、そしてわたしには、車の鍵すらない。すぐそこに見えていて、今にも手が届きそうなのに。時間は、もう、戻らない。


そう、しゃどうは車ちゃんの鍵を、閉じ込めたまま鍵をしめちゃったんです。時刻は午前零時、秋を思わせる心地よい風、手にあるのは、ラボの鍵束のみ。とりあえず、建物の中に入れれば、夜露はしのげるし、助けは呼べる、でも、電話帳のどこの欄に載っているのでしょう？いくら掛かるんでしょう？ 鍵屋さんはこんな夜中に働いているんでしょうか？ 疲れがどっと出て、力なくボーっと外を眺めていると、人影が、こちらに近づいて来るのが見えました。

目を凝らしてみると、それはＤ君、いつも遅くまで頑張っている働き者のＤ君、でした。爽やかに手を振るＤ君に、「しゃどう車の鍵を閉じ込めちゃったの、家の鍵も財布も、全部車の中なの。」と打ち明けると、ギー、ギー、って、同情してくれました。アリゾナ在住歴三十うん年、の心強い友達、投げやりに電話帳をめくるしゃどうを見て、「しょうがないな、貸してごらん」と、サクサクと、幾つかの所に電話して、カギ屋さんを手配してくれました。「あと２０〜３０分で来れるって」と、しゃどうに伝え、カギ屋さんが訪れるまで、むくれるしゃどうの話し相手になってくれました。

オフィスの机に足を乗せ、リラックスムードで、お互いの近況や、しゃどうのむくれ話、をしたりしているうちに、カギ屋さんは到着しました。必要な書類に記入している間に、お兄さんは５秒とかけず、車の後ろのドアから鍵をこじ開け、あっさりお仕事完了。料金を払って、お兄さんとＤ君が手を振りながら去って行くのを眺めてから、帰る家路、なんだか気分が前より軽くなっているのに気がついたのでした。

しゃどう。

先頭 表紙

しゃどう猫から、パソコン、横取りです。お休み中にこっそり、です。

昨日は、朝から、ついていない日だった。目が覚めたら遅れそうな時間でした。いつもの道が工事中だったのを思い出して、違う道を通っていこうとしたら、更に渋滞していた。他の道に避難しようと、真ん中の車線に出ようと交通を伺っていたら、“がしゃん”と、ど派手な音。しゃどう車の真横で交通事故発生。。。 幸い、運転席の反対側に衝突していたらしく、運転手は両方とも無傷、でも、車の側面は、くっちゃくちゃ。ぶつかった直後は、二人とも唖然として、しばらくボーっと車の中にいたようです。それから降りて、おもむろに警察に電話していた。双方とも女性だったので、案外落ち着いていました。待っている間に保険の話でもしていたのかな？

朝の講義には数分遅れで到着。途中の信号、全部、引っかかった割には、上出来。講義が終わって、昼ご飯の時間、チャイニーズのパンダ店のテイクアウト。気まぐれにいつもと違うものを頼んでみたのだけど、お口に合わず、、、無念、と、思って空けたフォーチュンクッキー、、、中身の紙、無し！ ガッカリ！！！

午後の授業は教室変更になっていたのだけど、思っていたよりも遠くて、数分遅刻。そして、お土産に、宿題をいただいて参りました。本屋さんに寄って、ファイルフォルダーを買おうと思ったら、お目当ての色がなく、仕方なく違うのを買おうとしてレジに向かうと、数分前までは空っぽだったレジに、行列が、、、並んで、待つ。

ラボに帰って、さっそく実験を始める、安定するのを待って、終わるのに約４時間かかる。その間、部屋から離れるわけにいかないのです。順調に温度を上げているところで、愛しのボス殿からお電話。「今夜、一緒にどう？」 そう、実験のお誘いです。ボス殿はしゃどう教育に燃えているので、マンツーマンで、測定の仕方とか、実験の仕方とか、基本的な事を教えて下さります。でも、たいてい夜。朝と昼は、お互いに忙しいのです。仕方が無いので、了解し、実験をひとまず中止しておうちに帰って、しゃどう猫と夕ご飯。

帰る途中、今度はいつもの通りで、渋滞発生。また事故のようです。前がくしゃくしゃになった車さんと、側面とトランクがひしゃげた車さん、痛々しい。夕食後にラボに戻ると、いつもはがら隙の駐車場がほぼ満車になっていたので、少し離れた所にとめました。

「１９時ね！」と威勢良く言っていたわりにはボス殿、やっぱり３０分過ぎても現れません。宿題をしながら待っていると、２０時ごろ、陽気に登場いたしました。で、さっそく測定開始。２時間後、長い長い時間を掛けていた実験は失敗、やり直し必要、っという事が判明いたします。「研究ってそんなもんさ（励ますボス）、ところで、今やっている実験、どうしてまだ終わらないの？ （はらすめんとボス）」と、慰めてくれたので、「終わらないのは、あなたのせいよ。」と、真実を伝えておきました。

さすがに疲れたので、残りの実験は翌日に延期して帰り支度。宿題に必要なテキストがしゃどうの隠れ別荘（別のラボ）にあるので、帰りがけに寄り道いたしました。駐車場の一番邪魔になりそうなところに、斜めに格好よく停めて、車から降りて建物の入り口に向かう。ここで、ひとつの疑惑が心に浮かびました（午前零時）。

「あれ？ 身が軽すぎない？ あの触り心地のよいしゃどう車の鍵はいずこ？」

つづく。

先頭 表紙

っと、この前の続きね、

しゃどうは、しゃどう猫用に小さなトイレボックスを買ってくれたの。猫まんまも、子猫よう特製仕込みの、を、買ってきて、別のお皿に盛ってくれていました。黒猫さんは、やっぱり、それにも焼きもち、小さい方のトイレに入ろうとした僕を押しのけて、新しい箱でじょじょーって、始めちゃいました。仕方がないので、しゃどう猫は大きい方の箱にうんしょ、とよじ登って用を足していました。大きな黒猫さん、小さい箱に一生懸命入ろうとして、むきになっちゃって可愛かった。。。ってしゃどうが言っていました。

ごはんに出してもらったのは、子猫用シチューと牛のお乳。でも、子猫用シチューには、にんじんとか、お野菜が入っているのです。しゃどう猫、お野菜あんまり好きじゃなかったから、大人猫用の、普通の猫まんま、黒猫さんの隙をみて、食べちゃっていました。黒猫さんは、意外にも怒りもせずに、しゃどう猫が食べ終わるまでのんびり眺めていました。実は、子猫シチュー、大好きだったみたい。大人になって判る良さ、かしらね。

黒猫さん、元々は、宿無し主義、たま〜に、人の軒先を借りて生活していたみたい。しゃどうに惚れて、思わず家の中で住み着いちゃったけど、お外での生活が忘れられなかったのか、外泊、朝帰りが何度か続いた後、ふらっといなくなっちゃいました。砂漠で生まれ育ったちゃきちゃきの猫なので、水を掛けられるのが大好き。しゃどうがシャワーを浴びる前後は、きゃっきゃっ、っていいながら、じゃれていたよ。お昼寝は、洗面台の水を張るところに、すっぽり納まっていました。ひんやりして気持ちいいんだって。楕円形だから、丸くなると、ちょうどいいサイズ。でも、格好つけたがりで、僕が寝ている時を見計らって、しゃどうに甘えに言っていたみたい。男の子は意地っ張りだね。

というわけで、しゃどう猫は、一人っ子としてその後は、育てられました。

しゃどう猫＠しゃしんは、愛しの黒猫さん。鼻のところが三角形に白いのが面白いでしょう？ 数少ない写真だそうです。

＃＃しゃどう猫の夕食は、七面鳥グリル猫まんま、しゃどうは、鱈の煮付けをいただきました。鱈の煮付けは、本の通りに作りました。酒、みりん、砂糖、醤油を混ぜてじっくり似付けると、特上の煮汁ができますな。煮汁でジャガイモや、ほうれん草を一緒に煮ると、穀のある、深い味と香りの食卓になりますことよ。

先頭 表紙

本日は、しゃどう猫の誕生日です。去年の９月にしゃどう家に養子に来ました。しゃどう猫は、鉱石屋さんのお庭で生まれました。お母さんは、縞模様の猫、お父さんは生まれる前に蒸発してしまったそうです。お母さんも誰が誰だか、よく覚えていなかったみたいです。生まれてすぐにお母さんから離れて、鉱石屋さんの店の中で１ヶ月くらい、育ててもらいました。外は炎天下だから、小さいうちは保護してもらわないと生きていけなかったと思います。

トイレを覚えて、猫まんまの柔らかいのならふにふと一生懸命食べているとき、ケージの外から熱い視線を感じました。気にしながらも、ふにふにとご飯を食べていたら、ふわり、と体が宙に浮きました。気が付いたら見知らぬ女性に抱きかかえられて、正面から、じーっと見つめられていました。しゃどう猫も、せっかくなので、腕に張り付いて、みゃーみゃー鳴いていました。でも、すぐにケージの中に戻されちゃいました。ちょっと不満だったので、女の子を見つめながら、また、みゃー、みゃーって呼んでいました。しばらく迷っていたみたいだけど、またすぐに抱きかかえられて、そのまま、しゃどう家に連れ去られました。石屋の親父さん、ちょっと寂しそうにしていました。

しゃどう家は、今までいたケージよりも、ずーっと大きくて、まだ歩くのもよちよちだったしゃどう猫は、怖くて怖くて。当時、しゃどう家には余所から遊びに来ていた黒猫さんが居着いていて、しゃどう猫の後を、ずーっと付いてまわるの。だから、しゃどうが帰ってくるまで、ずーっと机の後ろや冷蔵庫の後ろに隠れていました。しゃどうが帰ってきても、まだ隠れていたんだけど、猫じゃらしでパタパタ、って誘惑されて出てきちゃった。そしたらまた抱き上げられて、しばらく背中を撫でてくれたの。そしたら、黒猫さんが焼きもちを焼いて（しゃどうにゾッコンだったのね。）しゃどう猫の頭をパチッて殴ったんだよ。。。

長くなったので、続きはまた今度ね。

しゃどう猫より。

＃＃写真は、しゃどうの膝の上で。大きくなって来たので、しがみつかないと落っこちちゃうの。。。甘ったれているわけじゃないのよ。

先頭 表紙

朝、目覚しを止めて、うとうとしていたら、そのまんま深い眠りに、気がついたら日も高く昇って、お昼近く。吸い込まれるような眠気が気持ち良くて気持ち良くて、ときどき顔を覗きに来る猫の毛皮が暖かくて、極楽気分の二度寝でした。むふふん。

仕方がないので、今日はペースを落として、重役出勤。ここんとこは、朝、お出かけ、よるご飯を食べに帰ってきて、着替えてまたお出かけ、真夜中過ぎまでコトコト、仕事、しておりました。煮詰まると、更に遅くなるときもある。ある夜、装置がまた止まり、回復させてから帰ろうと、作業をしていると、遠くてバタン、と、ドアの開く音、少しして閉まる音。そしてまた開く音、閉まる音。時は草木も眠る丑満つどき（変換これでよいのかしら？）。こんな時間に残っている人が、鋳るとも思えない。でも、繰り返し聞こえる、ドアの開閉音。気のせいか、音は段々近くなってくる、そしてバタン、ドアを開ける、閉める、何かを引きずるような音もする。ついに音は隣りの部屋までやってきました。

もしや、「悪い子はいないか〜、夜中に起きてる悪い子はいねぇか〜。」

鬼太郎にでてくるような三つ目の妖怪が、しゃどうを捕まえに来たのでは。。。

と、少し警戒しながら、近くにあったモップと、鉄アレイを手元に引き寄せました。

そしてついに、しゃどうの部屋に。鍵穴ががちゃりと回り、ドアが開く、そこには、

ゴミ袋を片手に、爽快な表情のでかいおやじさん、しゃどうを見て、ハロー！！！

しゃどう部屋のゴミを、大きなゴミカートにがさっと入れて、去っていきました。
ごみとりのおじさん、よる遅くに働いているのね、って言うべきか、
朝早くから、ご苦労様、と言うべきか。でも、ちょっと、どきどきしました。

しゃどう。

＃＃夕食は鳥の腿肉をバター焼き。強、中、弱、の順で１８分、フライパンで焼きました。腿肉に適度に火が通り、まだ少し柔らか目でジューシーな、鳥肉をいただきました。りんごのワイン蒸しを、夜食に。しゃどう猫は、ジューシー鮭猫まんま、でした。

先頭 表紙

来週から、新学期が始まります、大学の構内は閑散としていて、みな、残り少ない夏休みを堪能している様子。しゃどうは、授業が始まってしまう前に片づけておきたい仕事が幾つかあるので、居残りでお実験です。今週は、休暇を取ろうか、続けて働こうか、ちょっと迷ったのです。ボス殿に、「今、ハーフタイム分の契約しかしていないから、来週いっぱいは、どっか遊びに行くからね」っと伝言を残しておいたら、「払う、追加料金払う、もう喜んで払うから行かないで。」と、引き止められたのでした。。。喜ぶべきなのかしら。。。えぇ、お金、好きですとも！ 仕事も、もちろん、愛してますわ！

無理してませんよ、、、、ほんとう、ほんとう。。。

それにしても、学校に、人、少ないですなぁ。


しゃどう。

＃＃夕食は、軽めに、フグ雑炊、もどき。卵で閉じようと、溶き卵をじゃかじゃか加えたら、卵雑炊になってしまいました。ぽわぽわ、とやわらかい歯ごたえでございました。しゃどう猫は、七面鳥猫まんま、ざます。しゃどう猫の喧嘩相手、体の大きなトラ猫さんでした。先日も、叫びながら逃げ帰ってきました。まけそうになると、しゃどうを大声で呼ぶ、まだまだ、お子ちゃまのしゃどう猫です。

先頭 表紙

お客様が日本からやってきたので、夕方からラボツアー、してまいりました。しゃどうはただいま、縄張り拡張中なので、あちら、こちらにラボを持っています、主な縄張りの建物は、二個所、実験室は７〜８つ、鍵は入り口の鍵を含めて１１個、ロッカーの鍵が２個、毎日じゃらじゃら抱えて移動しているの、、、パソコンも年代モノの２８６から、最新のペンティアム３まで、いろいろ使っています。隠し部屋には２８６の前の、８６まであるんですよ。初代ＩＢＭの博物館みたいでしょう？ さすがに、これは電源がいかれていて、起動しませんでしたが。。。

それはさて置き、お客様といえば、お楽しみの夕食会。今日は西部風ステーキハウスに連れていってもらいました。開拓時代の名残を残した古いお店で、ノーネクタイ、主義。ネクタイを付けていくと、ジョキッとその場で鋏で切られて、壁に吊るされてしまいます。壁一面に、お客様から切り取られたネクタイが、ところ狭し、と飾ってありました。ステーキ肉も大降りで、一番小さいサイズが１ポンド cowgirl（４５０グラム）、でかいので２ポンド super cowboy（９００グラム）。しゃどうは昨日もステーキだったし（嬉しい悲鳴ね）、遅めのランチをとっていたので、あんまりお腹が空いていなかったのだけど、cowgirlを頼みました。

運ばれてきたのは、顔よりも大きくて、分厚い、熱々のふあふあでジューシーなステーキ。塩とバターだけのシンプルな味付けなのに、んも〜、美味しいのなんのって、、、気がついたら全部食べちゃっていました。しゃどう猫ちゃん用に、少しお持ち帰りする予定だったんだけど、ポテトも、肉も、綺麗にお腹の中へ。。。ごめんね、しゃどう猫ちゃん。美味しかったよ。。。

しゃどう。

先頭 表紙