2001-09-24 カオナシ
2001-09-22 単車と３０センチ
2001-09-21 Ａｎｓｅｉｏ　／　ＭＡＤＲＥＤＥＵＳ
2001-09-18 電池切れ
2001-09-07 こうばしい夜食
2001-09-04 パーソナル・アート・エロティック
2001-09-04 ２週間ぶりのお休み〜
2001-08-26 花茶をいただく
2001-08-23 縫ってみた
2001-08-12 誤解なんです

宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の中のキャラクター。

鬱屈した感情、物品による支配欲、
愛情をストーカー的行為でしか表現できない幼児性を持った、
コミュニケーション不全の、現代人のメタファーとして造形されたらしい。

雰囲気。気分。空気。または、強気。弱気。勝ち気。
といったときの「気」に近いのではと思いながら観ていた。

それ自体の主体性は希薄で、その場にある感情とシンクロし、増幅する。

最初、
異界に踏み込んでしまった千尋の心許なさを映すようにその存在はぼんやりとしている。
その後、歓心を得ようと必要以上の薬湯の札や金の粒を出して、
湯屋の従業員達の金銭欲で肥大化し、自身でもコントロール不能な程に。
奥底にあるのは、寂しさと愛されたいという願望。

でも、負の方向にだけしか増幅できないのではない。
膨らみすぎた欲望を吐き出し、強欲と恐れの飽和状態となった場所・湯屋を離れると、
最初の心許ない状態に戻り、銭婆の質のよい愛情と的確な指導の下では、
安定した姿を見せる。
朧な姿はそのままだが、心なしか満ち足りて楽しいようにすら見える。
寂しさも愛されたいという願望も消えるわけではないだろうが、
それだけに生きたり、とらわれたりしない状態、というところかな。

人も物も然るべき場所で、なすべき事を。そしてそれは一人一人違う。


「カオナシはみんなのなかにいる」宮崎駿

先頭 表紙

キック。キック。（この秋記念すべき１回目）

私のふっるーいＨＯＮＤＡりーど君は気温の変化に敏感。今朝はとても肌寒かった。
セルモーターボタンだけじゃエンジンがかからなくなると、秋なんだ〜、と。
（　逆にボタン１発！になるとホントに春　）

バイクの決定的瞬間、によく出くわす気がする。

ほとんど止まりかけてたバイクの後ろに車がコツン。
その瞬間、ぽん！と人（のみ）が前に飛んだ（ＴＴ）

車線変更で共に右に寄っていたバイクと車。かなりのスピード。
車が限りなくバイクに近寄った瞬間、バイクが横転。
人が凄い勢いでゴロゴロと転がっていった（ＴＴ）　　　　　　　ｅｔｃ．

そして、先日。
交差点の鋭角になっている角を入ってきた単車が、
Slow in−Fast ｏutしようとした瞬間、バランスを崩し横転。
信号待ちしていた私の列めがけて単車もろ共ザザーと滑ってくる。
止まった単車と私・スクーターの間、３０センチ。

単車の後の車や、私の後ろに控えていた車から人が降りてきて、
単車とライダーを助け起こしていたりした、けど、私は見てるだけだった。
私が１番彼に近かったのに。
立ち上がったライダーのパンツの膝に穴ができてることに気がついたり。
案外冷静だった気がする。それが自分。

それは、ＮＹテロ事件の翌日のことだった。
目の前の事故に駆け寄ることすらできなかった？しなかった？自分に
一体何ができるというのだろう。

先頭 表紙

（　歌詞は、引用上不適切かな、と思われましたので、削除　）　


今の深刻な情況に対して、的確に語る言葉を持たないので。歌を。

先頭 表紙

頭の片隅でずっと鳴り続けている警鐘。体の産毛も立っている感じ。

１２日以来、家に戻るとＴＶを固唾を飲んで見つめる日々が続いている。
ネットに繋いでいる時間も増えた。

戦争、が透けて見える状況に焦燥感を募らせながら、
自分がすべきことは何か、何ができるのか、ずっと考えている。
　・・・祈ることしかできないのだけれど。
一方で、やはり何も書くことができないでいる。
　・・・短いヘッドライン部分だけ何度か書き直して。

またしても２週間に１度になった休日の今日、電池が切れたらしい。

頭も体も綿のよう。もうどうしようもないくらい眠い。今も。
ニュースと夢うつつの間を行ったり来たりの繰り返し。
今夜はもう諦めて体の要求に従って眠ることにする。

また明日。

先頭 表紙

今日のようにお昼がとても遅くなって、もう晩ごはんはいらないかな、と思っても
夜が更けるとやっぱりちょっと小腹がすいてしまう。　そんな時。

ちりめんじゃことゴマをさらさらとフライパンに落として炒り、
ゆかりと一緒に炊きたてごはんに混ぜる。

それをにぎって、フライパンに戻して焼きおにぎりに。
お醤油を垂らしてさらに焼きつけたら出来上がり。

後は、そのまま芳ばしさを存分に味わうもよし、
刻んだ長ネギ・叩いた梅肉をのせたらお茶漬けにして、
おこげのかりっ・お茶でさらさらの２つを欲張るもよし。

今夜は、ほうれん草の胡麻和えも一緒につまむので、前者で。
おにぎりは三角でなく薄い円盤型にしたから、こうばしさも倍増。

では、いただきまーす。

先頭 表紙

「ホクロスコープ」という明和電機の作品。

ヘソを定点として、そこからホクロまで糸を伸ばし、その角度と距離から、
全身のホクロの位置を正確に測る装置で、「これによりホクロの星座表を作れる」。
このシリーズでは他に、「ヘアメータ」といって、髪の伸び縮みで湿度を測る装置
なんかもある。

明和電機というと、「パチモク」：指パッチン→木魚の‘ぽくっ’
（ってゆーのが、大仕掛けな割にすっとぼけててイイ♪）
原因と結果がきれいに対応する、シンプルな電気的対応の作品（製品、というべき？）
に対して、
こちらは大きさも手のひらサイズ。　
加えて、使用するホクロや髪の毛は恋人のものであり、
結果、二つとして同じものは無いこの上なく個人的なものがアートであるということ。

新社長の、涼しいカオしてさくさく説明する作品の持つエロティックさに、
（　エロティックな事柄が小さな装置に還元されてるのに、と言い換えてもいい　）
ＴＶを見ながら一人クラクラしてしまったのが、確か春頃。
その後、「エーデルワイス・プログラム」の中にこの作品名を確認したけれど、
試作品は完成したのかな。気になってるんだけど。

「ホクロスコープ」・・・・・・ちょっと、欲しい。
いや、でも、一人じゃ使用できないんだけど（爆）

先頭 表紙

五島良子をＢＧＭに、洗濯など。合間に読む本も一緒にスタンバイ。

のべ１台目。
１／３ほど読んだ所で、紅茶を煎れる。
温かい飲み物が欲しい季節になってきたなぁーと思いつつ、
ティーポットに残っている紅茶で、床を拭く。（以前から１度やってみようと思ってた）
しばし、小さなキッチンいっぱいに広がる紅茶のいい香りにうっとりする。
気分がいい。気が付けば、ワックスを手にとっていた。

のべ２台目。
ワックスもかけ終わり、目は靴へ。
ここの所、靴も働き通しだったから、いたわってあげることにする。
ヒール部分も忘れずピカピカに。ここが汚れているのは恥ずかしいことだからね。うん。
前回はシルクのスカーフで包んで代用したけど、
旅行時の靴袋も、折を見て縫わなくっちゃ。

只今、のべ３台目。
今夜はいつもより多く回しております〜。

明日のお休みは、お天気が良ければ、図書館へ行こうかな。やっと、アオザイの出番が！
冬の間に使う「牛乳石けん」を仕込むのもいい。
あ。先月仕込んだ「レッドパームオイル石けん」が出来上がった頃。
ん〜野菜の匂いがする！カロチンの爽やかで健康的な匂いの、
鮮やかなオレンジ色の石けん。今夜、試してみよう〜＊

それにしても、いつになく有意義な‘お休みイブ’なのは、
（単に家事をためていただけ、だったりして・泣）
きっと、洗濯の合間に読む本を津田晴美さんのにしたせいだね。

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今夜の食後のお茶には、冷たくした花茶を。グラスも一緒に冷やしておいて。

ガラスのサーバーを通して、薄い琥珀色の中に、
サンザシ・クコの実・ステビアの葉・サンシチニンジンが沈み、
白い小さな菊の花が開く。

ハーブ・ティーに特有の香りと微かな苦味を意外なほどの甘さが包んでいるので、
デザート代わりの１杯としてぴったり。

そんな花茶をいただきながら、届いた残暑見舞いのハガキを手にとる。

「　先日は本当にフシギなおハガキありがと、
　　あなたからお手紙もらう度に私悩んでしまうわよ。
　　一体どーしているのか、生きてることしか分らんもん。　」

と、モジリアニ「ネクタイの女」のハガキでくれた友人は言う。
（カーキグレイの背景の中、アッシュローズがかった白いシャツに黒いネクタイで
　黒髪の女性が佇む絵、モジリアニに特徴的な視線を追えない、目。）

そう、いっそのこと「旅行中」の名刺でも持った方が、安心してもらえるのかもね。

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アオザイへのボンノー止み難く、自分で縫ってしまった。

ストライプと蔓草の地模様の入った、
気持ち紫がかったダークブラウン、色名でいうと濃色（こきいろ）の布地で。
チャイナボタンは、布地よりワントーン濃いブラウンで。
手持ちの、柔らかく落ち感の綺麗なシャンパン・ベージュのパンツに合うかと。
（ところで、シャンパンって何語読みしてるんだろー？仏語とも違うし）

ウエストより高い位置から始まる両脇のスリット、
流行があるという丈は、本家アオザイより短めの、膝丈で。
ジャストサイズの肩。きゅっと締まったチャイナカラー。
前後の身頃に６つ入れたダーツで、体に沿わせたアオザイは、
浴衣や着物を着た時のように、背筋が伸びるような微かな緊張感をもたらして。

次は、少し透け感と伸縮性のある生地で作ってみるのもいいな。
これからの季節、定番にしているモカ・ブラウンのパンツに映えるような
ボルドーやグリーンの色味の生地を探してみるのも愉しみかも。

・・・なんて、私にはとても難しいことね。
１着縫い上げたのは高校生の時以来。襟が付いてるのを縫ったのなんて中学以来。
まるで夏休みの工作。本当に完成をみるなんて・・・カンドウだわ。
アップには、服・本人ともに耐えられない（笑）。
ただ。
今まで‘のれん’しか縫ったことのなかったＭｙミシンには本望だったことでしょー。

先頭 表紙

自慢のつもりではなかったんです。
ただ、対象への私の‘愚かなまでの愛’を強調してみたかっただけ。
よーく見てくださいな。最後に（笑）がついてるでしょう？

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