2004-12-19 手編みのセーター
2004-12-15 たまには読書
2004-12-11 塩引き鮭
2004-12-07 去年の今日は
2004-12-04 ユズのはちみつ漬け
2004-12-04 ユズをもいだ
2004-12-01 病院の日
2004-11-27 映画　『血と骨』
2004-11-24 庭のモミジ
2004-11-22 ユズ色づいて

寒くて外に出るのもおっくうになる冬の間は、編み物で楽しむ。

セーターやカーデガンなどの大きな物や帽子・マフラーなどの小さな物など、その時々の気分や体調で編む物は変わってくる。

色々な物を編んだ。
自分や夫のセーターやカーデガン。友だちや知り合いの赤ちゃんや子どもさんの物などなど。

自分の物を編んでみて、気に入ると同じ物を色違いで編んで友だちにプレゼントした。
お世話になった人には、襟巻きを編んでおあげした。
これは、簡単に編めるので何本も編んでおく。寒くなったこの時期におあげすると喜ばれる。小物なので気軽にあげたりもらったりできるのがいい。
赤ちゃんの物を編むのも楽しい。
「男の子ですよ〜」と聞いたので、そのつもりで青い毛糸でケープを編んでおいたら、しばらくして「女の子〜〜」といわれて、笑ったこともあった。赤ちゃんがお腹の中にいる時のことで、こんなこともあるらしかった。
この時は、青いケープをプレゼントした。

編み物は、始めるとなかなか止めることができない。
編み物大好き人間の友だちは、
「これやってると、夕飯のおかずが１品減るのよね〜」
と笑って言っていたが、同感だった。

ここ数年は、大きな物は編んでいない。
せいぜいで、襟巻きぐらいだ。

それに、手編みというのは『編む』という過程が楽しいのであって、出来上がってしまえばお終いといった感じのところがある。

今日は自分で編んだセーターを引っ張り出して、下手だけど夢中になって編んでいた頃を懐かしんだ。

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１２月も今日でちょうど半分。
今年もあとわずかとなっている。

ここにきて、今年は本を読まなかったなぁと活字離れの日々だったことを反省した。
家にある本をあれこれ手に取ってみたが、意欲がわかない。
ふと、宮尾登美子の本に目がいった。
「朱夏」「櫂」「春燈」など数冊。
どれも、惹きこまれて読み進んだ本だ。

そうだ！宮尾登美子さんだ。

「平家物語」

前から読みたいと思っていたのだ。

家にはないので、早速買い求めた。

全巻４冊とのことだが、本屋さんには１巻と２巻があるだけだった。
その２冊を買い、あとの２冊は取り寄せてもらうことにした。

宮尾さんの本はどれもしっかりとした造りになっているが、この本は１段と豪華に造られている。そして、分厚い。
１冊で６００ページ近くある。

第一巻「青竜之巻」
まだ７歳の平清盛（虎寿）が登場するところから物語は始まる。

なんだかワクワクしてくる。

年末なのだから、のん気に読書ばかりといったわけにはいかないが、読書離れだった１年にちょっとだけ足跡を残せそうだ。

来年の大河ドラマはこの物語が原作とのことだ。
ドラマに先行しながら、４冊を読み進んでいくのも楽しいかなと思っている。

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先月の末に実家のある町に行った時のこと。

姉と一緒だった。

用が済んだ後で姉が、
「ちょっと寄るところがあるから」
というので付いていった。

姉の知り合いの小さな旅館だった。おかみさんが１人で切り盛りしている。
「朝さんだねぇ」
と懐かしんでくれた。

玄関の軒先に塩引き鮭が何本もぶら下がっていた。
この時期ならではの風景だ。
地元で獲れた鮭を塩漬けにした後で、ほどよく塩を抜き寒風に当てるとおいしい塩引き鮭となる。

おかみさんが玄関先で、この鮭を指して、
「どれでもいいから持っていって」
と言うのだった。
「毎日作るんだから。泊まった人にも１本ずつあげているんだから」
とのことだった。

小さいのがいいなぁと思って、１番小さいのを取ろうとしたら
「大きい方がおいしいよ」
と言うので、遠慮なく大きいのを貰った。姉と１本ずつ。
ずっしりと重かった。他に大根の漬物も貰った。

おかみさんが、
「朝さん、来たかぁ」
と姉に何度か聞いたということだった。

姉は家にもあるからいらないと言うので、２本貰うことになった。

家に帰ってから３〜４日、軒先で乾かしてから他所へ送った。

家には暮れに義兄の手作りの塩引き鮭が届くのだから、２人では３本は食べきれないのだ。

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去年の今日は・・・・・・・東京にいた。

７日と８日　１泊２日の小旅行だった。

観劇とホテルでのディナーを楽しんだ。

新幹線に乗って、お昼近くには東京に着いた。
こちらを出る時はみぞれまじりの雨が降っていたが、東京は青空だった。

すぐに日生劇場に向かった。
劇場の建物が見えた時、なにか懐かしいような感じがした。
前にここで「ラ・マンチャの男」を観ている。
その時の記憶が呼び戻されていた。


開場は１２：３０ＰＭ　開演は１：００ＰＭ
地下のレストランでゆっくりとランチタイム。

観たのは「リチャード三世」
　　　。演出　蜷川幸雄
　　　。作　Ｗ・シェイクスピア
　　　。出演　市村正親・夏木マリ　　他

前から、蜷川さんのファンだ。
そして、最近注目の市村さん。
堪能した。

夜は、ホテルでのディナー。料理もワインもおいしかった。

さて、今年もどうやら動けそうなので東京行きを考えた。
ピカソとマチスの展覧会を観ようかなどと話が出てきたところで、あの地震に見舞われた。
新幹線は全く動かない。
東京が急に遠ざかって行き、取り止めとなってしまった。

今日は晴れて、少し外の片付けをした。

写真はホテルから見えたイルミネーション。

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採ったばかりのユズではちみつ漬けを作った。

作り方はいたって簡単。
　　
　　　ユズ５個
　　　はちみつ３５０ｇ

　。ユズを４つに割って、種をのぞいてイチョウ切りにする。
　。これをボールに果汁ごと入れ、はちみつに加えてさっと混ぜる。
　。保存容器に移して、保存する。１年はもつ。

韓流の味わい方

　。柚子茶（ユヂュチャ）・・・韓国のふだんの飲み物

　　・ユズのはちみつ漬け　大さじ３
　　・熱湯
　　・干しなつめ（千切り）
　　・松の実（適量）

私はヨーグルトに入れたり、お湯割りにしたり、パンにつけたりなどしている。
漬け込んだユズは皮も食べる。マーマレードのような感じだ。

このところ、ほぼ毎日作っている。
ガラスの空き瓶が大活躍だ。
３つ、知り合いにおあげした。

冬の風予防になるかなぁと思っている。

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１１月の下旬に庭のユズもぎをした。
まだ眺めていたかったのだが、そろそろ庭木の冬囲いをする頃となっている。

去年は朝に庭師さんが来てから大急ぎで採ったので、今年はちょっと早めに採ることにした。

実はなるべくなら、手で採りたい。
１つ１つ、その色と大きさと感触を手の平でしっかりと受け止めたい。
しかしながら、実のなっているのは木のずっと上の方で、手で採れるのはわずかだ。
仕方なく、柄の長い枝切りバサミで実のついている枝を切り落とすことになる。

夫が切り落とし、私が実を拾う。
バサッと伐ると、実のついた枝が落ちてくる。
幸い、柿と違ってユズは弾力があってほとんど傷まない。
柿の場合は悲惨だ。ほんのちょっと地面に落ちただけでも傷んでしまう。

ユズは枝にトゲがあるので、注意がいる。
大きいのあり、小さいのあり、緑っぽいのや橙色のやさまざまだ。
絵手紙にかく。友人知人にあげる。はちみつ漬けにする。お風呂に入れる。
いろいろ考えながら、実を拾った。

数えてみたら６０個あった。
去年の倍に近い。１年間の成長を感じた。

きのう、庭師さんが来て冬囲いをした。
ユズの木も囲って、採り残していた実を採ってくれた。
６個あった。

１段と大きな実だった。

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２９日（月）は病院の日だった。
ほぼ、２ヶ月ぶりで予約の時間は午後の２時。

午前中に家を出て、マッサージに行った。
こちらは３週間ぶりだ。
去年の１２月から通い始めたのだから、もう１年にもなる。
浮腫みは改善されてはいるものの、まだ元通りとはいえない。
マッサージの心地よさとおしゃべりの楽しさを味わいたくて、通っているようなところもある。

マッサージが終わってからは、買い物と食事。
どのお店も飾りつけはクリスマス一色といった感じだった。
喫茶店で軽くお昼を食べた。焼きサンドとサラダとコーヒー。
１人でもなにか楽しい気分になる。

１時過ぎに病院に着く。
２時の予約といっても１時間あまりは待たされる。
だから、遅く行ってもいいわけだが、やっぱり早めに行ってしまう。

時間があったので、入院治療をしている知人を訪ねてちょっとおしゃべりをした。

１時間半位待って、診察となった。
主治医は「今日はなんだ？」
と、いつもの調子。
「これこれ〜〜〜」
と、２ヶ月の様子をいう。
「病院はねぇ。たまに来るものなんだよ。病院を好きになってはだめなんだよ」
と、主治医。
それはそうだけど、飲み薬といえども抗がん剤なのだから２ヶ月もほったらかしなんだからと、ちょっとつっこみを入れる。
「しばらくＣＴ撮ってないんですけど」
「ああ、ＣＴは撮らないよ。マーカーで判断していくからね。マーカー下がっているから」
と、軽くかわされた。
カルテを覗き込んで（私）「これ、下さい」といったら、
「ああ、いいよ」
と、検査結果の表をもらった。

また、２か月分の薬が出て、診察は２ヶ月後となった。


写真は数日前の誕生日に友だちからプレゼントされたトレーナー。
暖かくて気心地がいい。
ペンダントは自前。

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　　　　　　　血は母より、

　　　　　　　骨は父より受け継ぐ。


監督・催　洋一　　原作・梁　石日「血と骨」

出演者　ビートたけし・鈴木京香・新井浩文・田畑智子・オダギリジョー・国村隼
　　　　人・北村一輝・松重豊・塩見三省など。

原作は読んでいないが、映画としては「近年稀にみる最高傑作に数え上げられることは間違いない」との評だった。
ビートたけしは異才の人だ。監督は催洋一とくれば、生半可な映画ではない。
観たい気持ち半分、観たくない気持ち半分といったところだった。

ビートたけしはちょっと苦手。
出演する映画も監督する映画もかなり重い。
観る方も構えが必要だ。

どうしようかと迷っていたが、映画ファンとしては見逃すわけにはいかなかった。

主人公は金俊平（キム・ジュンピョン）
１９０６年生まれ
強靭な肉体と圧倒的な暴力で、周囲を恐怖で支配する業深き男。
また人並み外れた情欲、食欲も併せ持ち、その異様さに極道からも「化けもの」と恐れられる。
１７才のとき、故郷の済州島を離れ、大阪へと移住。
・・・・・・（解説書による）

主人公の凄まじい生き方とそれに巻き込まれていく家族や女、男たち。
一瞬の息もつかず展開していくストーリー。
２時間２０分。
意外な結末が心にズシンときた。

外に出たら、暖かな冬晴れだった。

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３日ばかり好天気が続いた。

この３日間にした事（思いつくままに）

　　o　球根を植えた（チューリップ・クロッカス）
　　o　ユズをもいだ（６０個あり）
　　o 絵手紙を描いた（ユズの絵）
　　o　映画を観た『血と骨』
　　o 買い物と食事
　　　　　街は早くもクリスマスムードだった。冬の下着を買った。
　　o 赤カブ漬けのおすそ分け（毎年、お届けするお宅へ５軒ほど）
　　　　　今年の出来はまあまあだった（カブの不作による）ユズも添えた。
　　o 宅急便１つ送った（赤カブ漬け・干し柿・ユズを入れた）
　　　　　おいしかったと電話があった。
　　o 他に　
　　　　　ユズのハチミツ漬けを作った
　　　　　鉢花の整理・落ち葉掃き
　　　　　絵手紙用の巻紙を買った
　　　　　　（巻紙の絵手紙をもらったので触発された）

きのうのお天気はどこへやら、今日は雨。

庭のモミジも、もう終わりだ。

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１１月も下旬となった。
この時期としては比較的に暖かい日が続いているが、庭の木々もかなり葉を落としている。

昨夜来の雨も上がり、今日は青空が顔をのぞかせている。
こんな日は貴重だ。
チューリップやクロッカスの球根を植えたり、鉢花の整理をしたり、落ち葉掃きをしたりなど外仕事だ。洗濯もしたのだが、雪に備えて物干し竿を片付けてしまったので室内干し（廊下）となってしまった。折角のお天気がもったいない。ちょっと気早だった。物干し竿を出すのも面倒なのだ。

裏庭は柿も梅も葉を落として丸裸だ。
ライラックの葉も落ち始めて寂しい感じになってきている。

そんな中で、ユズが元気だ。
枝のあちこちに黄色の実が顔を見せている。
もう、かくれんぼはお終いだ。


立冬、小雪（今日）と暦通りに冬が近づいて来ているこの時期は、なんとなく心細い感じがするものだがユズを見ていると元気が出てくる。
居間にいてもはっきりと黄色の実が見える。外の出るとなおさらだ。

考えて見れば、１年を通してユズには元気をもらっている。
５月に咲いた小さくて白い花、６月にはドングリのような実がビッシリだった。
その小さな実が少しずつ、少しずつ大きくなっていった。

ユズの１年は私の１年だ。

今日は１段と輝いて見える。

先頭 表紙