サッカーも映画も前世紀に大いなる飛躍を遂げました。さて、この新世紀、この2つはどう進んでいくのでしょうか?誰も分かりません。でも好きなんです。 |
目次 | (総目次) [次の10件を表示] 表紙 |
2002-01-28 映画における視線(2)〜魅力、堕落〜 |
2002-01-28 映画における視線(2)〜魅力、堕落〜 | |
映画が1910年代から急速に普及し、「娯楽の王様」として君臨するようになった要因として、恐らく「切り返し」の魅力の存在は非常に大きかった。舞台演劇を観客席から撮影しただけの映画では、人々の飽きは不可避だっただろう。事実、発明当初の1900年頃は物珍しさもあって、活動写真小屋は人だかりだったが、数年で廃れ始めていたらしい。1911年から映画監督となり、後に「映画の父」と言われるグリフィス監督の映画には、切り返しと、その際のクローズアップの魅力に満ちている。その魅力は、『イントレランス』や『國民の創生』という大作より『散りゆく花』や『東への道』といった小品に、発揮されていると思うし、ゴダールが『勝手にしやがれ』で引用した『散りゆく花』のラストシーンなどは、観た者誰もがあのリリアン・ギッシュの瞳を忘れられないだろうが、そこにこそ切り返しの真髄がある。見つめ合う2人を示す際の「クローズアップ」は、当然演劇ではあり得ない表現であり、そこで画面に映し出される顔や目に観る者は心酔したのだろう。グリフィスの映画には、映画ならではの魅惑が満ちている。1910〜20年代のことではあるが、グリフィスの映画を観ていると、映画はこの時から進歩を止めてしまったのではないか、と思うことがしばしばだ。実際、アメリカ映画黄金時代を支えた、30年代〜50年代の映画は、簡潔な切り返しと効果的なクローズアップを用い、編集で効率的に語っていった。 |
|
フィー子さま、ねえ、気持ち悪いですよね。某国営放送のように、物語は下品でないものでも下品なものになっていると思ってました。撮影も、がんがん照明を役者の顔に当てていて繊細さのかけらもないものが多いと思います。 / ナライフ ( 2002-02-07 11:08 ) もちこ様、滅相もない。ただどうしてTVドラマはこうも下品なんだろう、という思いが強かったんです。 / ナライフ ( 2002-02-07 11:05 ) 自分がテレビドラマをなんか気持ち悪いと思っていたのはそういう理由も1つあったのかと、納得しました。ぽん。(←ひざをたたく) / フィー子 ( 2002-02-02 14:40 ) す、すごくお勉強になる文章でした。。。。。私も目指してみたいです。いろいろまた教えて下さいね / もちこ ( 2002-01-30 09:50 ) |
2002-01-23 映画における視線 (1) | |
恋愛、決闘、友情、挨拶、等々、題材上の特性から鑑みても映画において人と人が向き合っている場面というのは、恐らく最も多く撮られてきたシーンでないかと思う。見つめ合う2人。恋する2人。対決する2人。そしてそれら全てのシーンにおいて、その2人は互いを見つめ、視線を交わらすことになるのだが、フィルムは人や瞳は映し出せても視線は映せない。当たり前の様だが、視線というのは不可視であり、決してスクリーンには表象され得ない。しかし、こうしたシーンで私たち観る者は、ごく自然に、2人が見つめ合っている状況を理解している。遠景で向かい合っている2人を一つの画面に収める、というのはその解決策の一つだろう。視線が交わっているかどうかは不明瞭だが、人は恐らく物語上の文脈からそう理解する。しかし、決定的な方法は、まずAなる人物を例えば右斜めから撮り、向かい合うBなる人物を今度は左斜めから撮る、というもの。これをすると、連鎖する2画面を通じて、人はいかにもAとBが見つめ合っていると理解する。この時間違っても2人を、右なら右で同じ向きで撮ってしまうと、連鎖する2画面は、交わった視線を表象しえない。 |
|
ぽん様、ありがとうございます。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:39 ) りゃん様、ありがとうございます。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:39 ) しまお様、ありがとうございます。そんなこと言われると照れてしまいます。変な奴なんだろうと思います。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:38 ) おとめ様、ありがとうございます。こんなこと考えるのって、自分でも変だな、と思います。楽しければいいと思ってんですけどね。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:37 ) たらママ様、ありがとうございます。そう、目は大切にしたいですね。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:36 ) フィー子さま、誕生日ってなんでばれてるんですかねえ?当日見てないんですが、なんか出てたんですかね…ま、有難うございます。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:35 ) ガス欠コイン様、さすがに同姓は気味悪いから… わざわざ有難うございます。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:34 ) ガス欠コイン様、徹夜、最近してないです。すいません... / ナライフ ( 2002-01-28 15:33 ) Hiroko様、そうですね、脚本同じでも撮る人によって全然違いますよね。僕も色々考えるきっかけはそこだったんです。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:32 ) ぽん様、市川監督、そうですね。あの方、大変遊び心がおあり、というか、撮る事にとても自覚的ですよね。 / ナライフ ( 2002-01-28 15:31 ) 仙川様、そうですね〜ほんと楽しいですよねえ、理屈抜きで。あ、僕の言っていること、理屈か! / ナライフ ( 2002-01-28 15:29 ) はっぴーばーすでぃ! / ぽん ( 2002-01-28 11:58 ) お誕生日おめでとうございます! / りゃん ( 2002-01-27 23:42 ) はっぴーばーすでぃ♪いつも私の知らなかったことを教えてくれて、いろんな視線からものごとを見つめる大切さに気づかせてくれるナライフさまの日記、これからも楽しみにしています♪ / しまお ( 2002-01-27 22:02 ) お誕生日おめでとうございまーす♪おとめ映画好きだけど、こーゆー事考えた事なかったなー♪ / おとめ ( 2002-01-27 20:28 ) お誕生日おめでとうございます。目は大切ですね。目は口ほどに・・・とはよく言ったものです。 / たらママ ( 2002-01-27 20:27 ) お誕生日〜おめでとです〜♪ の〜んびりと〜素敵な一年になりますように〜♪ おめでとです〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2002-01-27 19:41 ) ふぅむなるほど・・・・。いろいろご存知ですねえ。というわけで、お誕生日おめでとうございます!! / フィー子 ( 2002-01-27 17:43 ) Happy birthday.いつもは歌を歌うのですが、男性につき、やめておきました(爆)。 / ガス欠コイン ( 2002-01-27 09:35 ) う〜ん、読み入ってしまいました。早く続編書いてください、徹夜して(笑)。冗談です、楽しみにしています。 / ガス欠コイン ( 2002-01-26 23:39 ) いつも何気なく見ている映画(映像)でもほんのひとつのシーンにこんなにも演出(?)を必要とするんですねー、、。同じ脚本でも演出家が変わると出来上がるものも変わるって言うことなのよね。(ちょっと内容と関係ないかも?) / Hiroko ( 2002-01-26 03:11 ) いろいろ試行錯誤してるサイレント時代のほうが新鮮だったりしますよね。視線の使い方は、市川崑監督とか遊びがあって好きです。 / ぽん ( 2002-01-24 17:13 ) 観ている者の〜♪ 心をつかみ〜♪ 深く洗礼された映画の本質〜♪ 色々ありますね〜♪ 映画は〜楽しいですね〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2002-01-23 21:36 ) |
2002-01-22 きたなくても勝て!! | |
今年のワールドカップで日本は何としてもグループリーグを突破しなければならない。3分けでもいい、負けがあってもいい、プロセスはともかく決勝トーナメント進出という結果を出さなければならない。それが今回の日本代表の義務であると私は思っている。その為には、引き分け狙いの第3者から見れば退屈な試合があってもいい。反則まがいのプレーがあってもいい。アトランタオリンピックでブラジルを下した日本のような、おこぼれのような得点でもいい。とにかく今回は結果である。昨日から合宿に入った日本代表、それを率いるトゥルシエ監督にその全てを託したいと思う。 |
|
フィー子さま、そう思っておられましたか。いやあ同感同感。 / ナライフ ( 2002-01-29 19:21 ) 私も今回の日本に期待するのはどんなに汚くても格好悪くてもみじめでもいいからとにかく勝て、と。格好なんてつけてて勝てるわけないと思っとります。 / フィー子 ( 2002-01-26 14:24 ) 仙川様、そうですね〜逆に言うと、まだまだ日本はその「まずは勝ってから」の段階なのでしょうね〜。 / ナライフ ( 2002-01-23 09:27 ) りゃん様、まあ何とかやって欲しいですよね。どういう形でもいいから勝て、なんて甘い話だとは思いますが。94年にブラジルが優勝した時など、一部から「守備的戦術で面白くない」などという批判が出た、というレベルから見れば、ねえ。 / ナライフ ( 2002-01-23 09:26 ) ガス欠コイン様、そうですね、「魅せて勝て」が一番ですね。日本に関しては「勝つ」ことを強調したいがために「きたなくても」とは言いましたが、確かに今の日本代表は、4年前やアトランタ五輪の時と違って、己のスタイルを貫き通す能力はあるかも知れませんね。 / ナライフ ( 2002-01-23 09:23 ) まずは〜♪ 勝ってから〜☆ 綺麗な勝ち負けよりも〜☆ 勝利の執着心〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2002-01-23 04:17 ) そうですね!みんな結果を求めてるのですから、、少々ずる賢くても。初勝利を目撃したいものです / りゃん ( 2002-01-22 23:30 ) 僕の理想は魅せて、勝てですけどね。やはり、プライオリティの高い方は「勝て」ですよ。ただ、どうなのかなあ。個人的な意見なんですけど、日本は日本のスタイルを貫き通せば、ある程度美しく勝てるのではと僕は思っているのですが。もちろん、一次リーグのみの話しとして。そうじゃないゲームもありつつ。 / ガス欠コイン ( 2002-01-22 22:06 ) |
2002-01-17 もし・・・だったら | |
スポーツの世界に、「・・・だったら」、「もし・・・れば」、「・・・だったのに」は禁じ手とされている。当然と言えば当然。それを言い出したらキリが無い。事実は事実。仮の話をしても意味は無い。意味が無いのは結構。楽しければいいじゃん、ということで、「もし・・・だったら、・・・だったのに。」の思いを以下、列挙したい。 |
|
Hidey様、可能性高い「もしも」ですね。代表で一緒のプレーは勿論ありましたけど、印象に残った絡みはあまり無かったような。確かにカズの動きが頂点の頃だったらどうなっていたか、見てみたいですね。 / ナライフ ( 2002-01-21 10:21 ) もしカズが今、最盛期を迎えていたら。。。中田との攻めぎ合いが見てみたかったです。 / Hidey ( 2002-01-19 14:17 ) フィー子さま、なるほど、そういう「もしも」もありますね。ジダンがイングランドねえ、およそ似合いませんね。 / ナライフ ( 2002-01-18 18:53 ) りゃん様、とは言っても生で見たわけではないんですけどね。元々は僕の兄が大ファンなんです。 / ナライフ ( 2002-01-18 18:48 ) そうですよねえ、ガス欠コイン様、78年のあのポスト直撃のシュート!それにバチストンの歯を折った西独のGK様!思えば色々ありますねえ。 / ナライフ ( 2002-01-18 18:47 ) とつっこんところで2番目のつっこみを読みました。ま、そういうことなんです。 / ナライフ ( 2002-01-18 18:06 ) マイケル様、ダメなんてことありませんよ!むしろ僕の意図はそこにあるのです!! / ナライフ ( 2002-01-18 18:05 ) もしもジダンがイングランドに生まれていたらあの才能はつぶされていただろう・・・と誰かが言っておりました。小野がブラジルに生まれていたら・・・!! / フィー子 ( 2002-01-18 09:42 ) ナライフさん、ヨハン・クライフのファンですよね!今頃分かった(笑) / りゃん ( 2002-01-17 23:56 ) 3つとも印象に残る試合でしたね。オランダはもうひとつあります78年、アルゼンチン大会決勝、試合終了直前のシュートがポストの内側に当たって入っていたなら。でも82年のフランスVS西ドイツはねえ、バチストンの顎にナックルパンチを見舞ったGKが、どうしてその後もピッチに立っていたんでしょうかねえ(笑)。 / ガス欠コイン ( 2002-01-17 23:18 ) ...と思ったら2つ下の突っ込みにまさにそれがあった。どっかで最近見かけたと思っていたらここでした... / マイケル ( 2002-01-17 22:52 ) タイトルを見て「ドリフの大爆笑」の「もし〜な床屋がいたら...」という”もしも”シリーズを思い出すようじゃダメですかねぇ... / これはこれでとても楽しいのですよ ( 2002-01-17 22:51 ) |
2002-01-15 反=「物語」の見方について | |
知性とは、賢さとは、文明とは、物事の表層だけを見ない。その奥底に潜んだ何やら深遠なものを読み取ることにこそ、動物や赤ん坊と違う「頭のいい人間様」の真価が問われるものなのだ。というのは大抵の日本の学校教育の場で、あるいはそこかしこのメディアで、声高な主張がないときでさえ、大人なら誰もが自明の理としていることだ。自分の小学校時代を思い起こしても、読んだ話を短くまとめる、即ち、要約するという作業は、その文章の表現としての細部を捨象してでも、「書き手の言いたかったことを汲み取る」ことに主眼を置いていた。あるいは比喩のお勉強。比喩はAという言葉でBを暗に示しているのだから、その隠れたBを探り当てることに主眼を置いていた。そこでは比喩表現そのもののAは無視されてしまっている。 |
|
しまお様、テーマをこれみよがしに主張してくる映画、僕も嫌ですね。お前は何様だ!と言ってしまいます。 / ナライフ ( 2002-01-23 20:40 ) 現代国語の要約、嫌いだったなー。作者が言いたいことを20字で言え、って、20字で言えるなら言っとるわい、ってつっこみたくなった(笑)そのトラウマか、テーマのある映画ってあんまり好きじゃないんです。なんかお説教くさいなぁ、とか思ったりして。。 / しまお ( 2002-01-21 23:55 ) ぽん様、ゴダールの映画に意味を考えてもねえ…ただ見れば面白いですもんね。昨晩もついついビデオで『ゴダールの映画史』に見入ってしまいました。 / ナライフ ( 2002-01-16 09:32 ) フィー子さま、子育て、まさにそうですね。言葉をまだ覚えてない赤ん坊の発する音は無限。五十音を覚えた子供は、それは勿論進歩かも知れませんが、逆に50の音に制限されてしまったわけですよね。ほんとは「あ」と「え」の中間の音もあるのに…あ、でも僕の返事もちょっと話が飛んじゃいましたね。 / ナライフ ( 2002-01-16 09:28 ) ふとしたときに映画の一場面が目に浮かぶのはいつもゴダール。映像の意味するものをなんだかんだ探る前に、映像が目に残るんですよね。「行間を読め。」ってことは確かに学校で詰め込まれたなー。長文読解で「作者の意図することを別の言葉をつかって述べよ」とか。 / ぽん ( 2002-01-16 01:16 ) 非常によくわかります。こういったことを踏まえた上で子育ての難しさについて時々考えます。人間が社会化する、社会と関わっていくというのは本当に大変なことですよね。って子供いないのに何をいっとるんじゃ。しかもちょっと話がとんでしまってすみません。つっこみだと短くて上手く言えませんですみません(ーー;)。 / フィー子 ( 2002-01-15 22:51 ) |
2002-01-09 もしもこんな居酒屋があったら・・・ | |
フィー子さんのマネですいません。歴代スターの会話バージョンです。場所は東京の居酒屋。 |
|
ああ、そういう発想もありましたね。僕のイメージは、「ドリフの大爆笑」の名物シリーズ「もしも〜だったら」だったんですが、ちょっとマイナーでしたね。 / ナライフ ( 2002-01-15 09:13 ) それにしてもこの題名、もしも〜嫌いで〜なかったら〜♪ってデュエットしたくなりますね。って私だけ? / フィー子 ( 2002-01-14 19:52 ) フィー子様、勝手にアイディアお借りして失礼いたしました。何の構想もないままに書き始めたので収拾がつかない企画になってしまいました。推理小説とかだったらペレみたいなのが犯人ですよね。 / ナライフ ( 2002-01-10 16:39 ) グーです。ペレの「何もしてないよ」。これが一番怪しいです(笑)。 / フィー子 ( 2002-01-10 11:03 ) ガス欠コイン様、鋭いつっこみ有難うございます。ベッケンバウワーには登場してもらいたかったのですが。誰かにつっこまれるだろうとは思ってました。今回のドイツ、ダークホースの臭いがぷんぷんします。ま、ドイツがダークホースっていうのも凄いことですが・・・ / ナライフ ( 2002-01-10 09:29 ) りゃん様、ちょっとやり過ぎたとは思っているのですが・・・ま、許して下さい。 / ナライフ ( 2002-01-10 09:24 ) どうしていつも俺達を呼んでくれないんだ。そんなに俺達のフットボールはつまんないって言うのかい。つまんなくたって勝てばいいじぇねえか。by ベッケンバウアー他(爆爆)。 / ガス欠コイン ( 2002-01-10 00:30 ) マラド−ナの発言は嘘偽りなしですね(笑) / りゃん ( 2002-01-09 20:54 ) |
2001-12-28 ヘイズ・コードの産物〜スクリューボール・コメディ〜 A | |
この作品が、喜劇では今でも珍しいが、その年のアカデミー賞に選ばれるなど、高い評価を得、こうした類の作品が次々と生まれる。当代きっての美男美女俳優が演じ、簡潔な物語、シンプルでスピーディな演出で質の高いコメディ映画が沢山作られていくのだ。基本的には「略奪愛」の世界なのだが、それが何とも見ていて幸せな気持ちになるコメディになっているのは、「アメリカ映画」=楽天的という「物語」で収まりのつかない「ヘイズ・コード」の存在によるところが大きい。 |
|
はじめまして、さくらもち様。アメリカ映画に関しては一部例外を除けば明らかに衰退してますよね。それにしてもジーン・ティアニーが出てくるとは嬉しい!!一番好きな女優の5指に入ります。『天国は待ってくれる』を上記挙げたかったんですが、スクリューボールコメディという枠からは外れそうなのでやめたのです。「ついでに」の続き、待ってます。 / ナライフ ( 2002-01-10 16:22 ) はじめまして、よこ!さま経由で参りました。スクリーボール・コメディはNHKBSやWOWOWでつかまえた分くらいしか見てないんですけど、この時代にこんなに洗練されたオトナの映画があったのかーとショックなくらい。文化って衰退してるんでしょうかねえ。好きな女優はジーン・ティアニーです、ついでに / さくらもち ( 2002-01-10 09:15 ) Hiroko様、明けましておめでとうございます。ケイリー・グラント、いいですよねえ。こういったコメディをやらせたら彼の右に出る男優は居ないと思います。 / ナライフ ( 2002-01-09 09:28 ) ブルー様、あけましておめでとうございます。そう、フロリダのパームビーチです。冒頭のタイトルクレジットからラストまで息もつかせぬ面白さですよ。 / ナライフ ( 2002-01-09 09:26 ) 明けましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます! 「ケイリー・グラント」渋い。。。。♪ / Hiroko ( 2002-01-09 03:14 ) 明けましておめでとうございます。どれも見た事ないのですが、パームビーチストーリーなんて面白そう。フロリダの、パームビーチよね。 / プルー ( 2002-01-08 22:22 ) ぽん様、そう、確かに「上流社会」の方がメジャーですよね。僕も先に「上流社会」を観て、後から「フィラデルフィア物語」を見ました。「フィラデルフィア物語」は無駄が無くシャープで粋な演出ですよ。 / ナライフ ( 2002-01-07 17:16 ) ガス欠コイン様、お忙しい中のつっこみ有難うございます。今ごろは撮影でしょうか?頑張って下さい。 / ナライフ ( 2002-01-07 17:14 ) しまお様、そうですね、入ると思います。この2作の監督、ビリー・ワイルダーは、ルビッチという監督のお弟子さんなんです。ですからまさにスクリューボールコメディーの系譜を受け継いでいると思います。ただ若干田舎臭くなってしまっている印象がありますが... / ナライフ ( 2002-01-07 17:12 ) フィー子さま、ディートリッヒの顔いいですよね。百万ドルの脚線美と言われた脚もいいですが、あの瞳が大好きです。決して好みのタイプではないのですが、映画の中では大好きです。 / ナライフ ( 2002-01-07 17:08 ) Hidey様、原語タイトルは、順番にBringing Up Baby,Design for Living,Lady Eve,The Philadelphia Story,To Be Or Not To Be,The Ball of Fire,His Girl Friday,Angel,The Palm Beach Storyです。勉強の合間に赤ワインと共に... / ナライフ ( 2002-01-07 17:06 ) 「フィラデルフィア物語」のリメイク、「上流社会」しか見たことないなー。レンタルで探してみますっ。 / ぽん ( 2001-12-30 23:16 ) 僕も全然知りませんでした。スクリューボール・コメディっていうネーミングがまたいい。とにかく個人的にはゆっくり出来る時間が欲しいです。今年は31日まで(終わらないかも)、残務整理。年明け早々、撮影。とても正月気分ではないのです。関係ない話しでごめんなさい。 / ガス欠コイン ( 2001-12-29 23:51 ) ジャック・レモンのものなんかも、入るのかしら?「お熱いのがお好き」とか「アパートの鍵貸します」とか。大好きだったなぁ。それにしても昔の映画に駄作がないのは、こんな理由もあったんだなーと思いました。お正月ビデオ三昧もいいですよね。 / しまお ( 2001-12-29 13:51 ) マレーネ・ディートリッヒなんて顔を見てるだけでもいいってくらい美しくて好きです。幾つか見たような気がするけれど、題名などを覚えないのでいけませんね。古い映画が見たくなっちゃったなあ。うずうず。 / フィー子 ( 2001-12-29 00:08 ) 正直この年代の映画はそれほど知らないので、貴重な情報に感謝です。こちらのビデオレンタルは、アメリカ映画であれば古いものもたくさんあるので、是非観てみたいと思います。モノクロ映画にはなぜか赤ワインがよくあうんですよね。ゴックン。 / Hidey ( 2001-12-28 19:15 ) |
2001-12-28 ヘイズ・コードの産物〜スクリューボール・コメディ〜 @ | |
前回触れたヘイズ・コードが成立していた時期にのみ隆盛を極め、ヘイズ・コード消滅と同時に衰退していったジャンルがある。それが「スクリューボール・コメディ」と言われるジャンルの映画だ。大雑把に定義すると、「男女間の恋物語、そのすったもんだを面白おかしく語った喜劇」とでも言おうか。この「スクリューボール・コメディ」、サイレント映画時代の喜劇と違うのは、およそコメディをやりそうないない2枚目スターが主役を張り、チャップリンやキートンのようなアクロバットな演技は皆無。即ち身体の動きで笑わせるのでなくシチュエーションで笑わせる。従って脚本に負う所が大きいのだが、だいたいどれもストーリーは決まっていて、主な登場人物は3人。女1人と男2人かその逆。前者であれば1人の女性を巡って2人の男が争い、最後はどちらかと結ばれハッピーエンド。さらに最も多いパターンが、婚約が成立していた2人の間に突如邪魔者の第3者が現れ、その駆け引きというかドタバタを抱腹絶倒の笑いの中で邪魔者の第3者が花嫁(あるいは花婿)を奪ってめでたしめでたし...という話なのだ。 |
|
2001-12-19 表現の規制と表現の豊かさについて その2 | |
性の扱いもまた然りである。今でこそ女優はその裸体を露わにし、ベッドシーンがない映画を探すのが大変なくらいだが、当時のハリウッド映画は、ラブロマンスを描いたものでも、キスシーン留まりである。ヒッチコックの『汚名』では、イングリッド・バーグマンとケイリー・グラントが「映画史上最も長いキス・シーン」を演ずるが、これなどは規制ギリギリのところを追及したものだろう。あるいは、『北北西に進路を取れ』のラスト、寝台列車の中でケイリー・グラントがエバ・マリー・セイントの手を取り寝台に引き寄せるところまででカットが変わり、いきなり次のカットでは、その列車がトンネルに入っていくところで映画は終わる。意味深というか、明らかというか、ま、そういうことだ。 |
|
ごめんなさい、<桟敷席>ですよね(笑)。 目で演技できる役者も、演せる演出家も少ないですよね。 目で演せられる方がいろんな解釈してみたり、想像力を掻き立てられるのに・・・。 / Hiroko ( 2001-12-28 14:04 ) はじめまして!!そのN○Kのドラマは見ていないですが、見たいですね。映画もそうですがテレビドラマはひどいと常々思っていたので・・・ / ナライフ ( 2001-12-28 11:57 ) はじめまして! お座席おめでとうございます! 「いかにして見せないで語るか」これって登場人物の心境などの想像を掻き立てられますよね。 最近の映画やドラマはどうもセリフとかオーバーアクションで成り立っているようで面白さに欠けます。 N○Kの最近のドラマで「ある日嵐のように」と「もう一度キス」はなかなか演出の趣味もよく、好きでした。 / Hiroko ( 2001-12-28 01:21 ) たらママ様、どうも。多分その飢餓感ゆえ、規制撤廃後の「見世物」的映画に注目が集まり、現在までその傾向が続いてしまっているかも知れませんね。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:44 ) Hidey様、言われて気付きました。桟敷席に何故いるのかよく分かりませんが、「つっこみ」が増えそうで怖いですね。いやあ参った。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:42 ) オーテマチエンヌさん、そうですね、楽しめますよね。少なくとも小説をまんまなぞって映画化したもので面白いものはまずない、と思います。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:40 ) Hidey様、そうなんです、広告の世界で時折見かける一部のわがままなクリエーターに教えてやりたくなるときがあります。クライアントのわがまま、要求の中での創造性にこそやりがいがあると思っているので。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:37 ) フィー子様、そうか、文学も、ね。確かに読み物の方の『風と共に去りぬ』なんて、だらだらしていたしなあ、と思いました。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:32 ) さなえもん様、有難うございます。ダイレクトに視覚に訴えるものでいいなあ、と思うものもありますが、「粋」という点では、ね。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:28 ) こちらでは初めまして。桟敷席ご登場おめでとうございます。規制があって飢餓感を煽られた方がありがたみがあったりしますね。 / たらママ ( 2001-12-24 18:06 ) たしかにロコツに描かれてるものを見るよりも、見せないで語っている映画のほうが、こちらの想像もふくらませることができるのでより楽しめますよね。(とくにこれを感じるのは、小説の原作が映画化されたとき。小説のほうが想像力が発揮できて楽しかった〜、って思うことが多いのですもん。) / オーテマチエンヌ ( 2001-12-24 00:53 ) 桟敷席登場おめでとうございます。バトンタッチの相手がナライフさんというのはとても嬉しいことです。お仕事で更新もなかなか難しいかと思いますが、これからも質の高い文章を楽しみにしています。いずれ東京で飲みましょう。 / Hidey ( 2001-12-24 00:50 ) ヘイズ・コード知っていました。それにしても想像力をかきたてる面白い話しですね。言葉を書く時もね、何か制約をつくられた方がうまくいく場合もあります、確かに。次元はだいぶ違うような気がするけど。うまく言えないけれど、何か見る側に余白を残してくれる映画、僕も好きです。 / ガス欠コイン ( 2001-12-23 13:10 ) 大変興味深いお話をありがとうございます。俳句や短歌にしてもそうだけど、確かに規律の中で追求する美というのは、心に染みるものがありますね。広告もそんなものかもしれません。 / Hidey ( 2001-12-22 22:48 ) ヘイズ・コードというのは知りませんでした。私も凝縮したものから自由に想像できるものが好きです。映画も文学も。 / フィー子 ( 2001-12-22 17:49 ) 視覚にダイレクトに訴えるよりも絶対に心に来るよね。 見ながら想像の羽根を伸ばせる感じ。 受け取り方も多様化するよね。 私もそっちの方が好き。 / さなえもん ( 2001-12-22 02:12 ) りゃん様はじめまして。確かにN○Kは硬派ですが、つまらないですよね。硬派だろうが軟派になろうが永久につまらなそうな… / ナライフ ( 2001-12-21 20:58 ) 日本のN○Kは相変わらず”硬派路線”ですよね。最近は少し柔らかくなってきて”キスシ−ン”位は放映してますよね / りゃん@はじめまして ( 2001-12-21 20:51 ) yutan37様、フェイドアウトもいいですよね。あからさまに見せないアメリカの人として稀有なのは、ジム・ジャームッシュとクリント・イーストウッド監督を思い浮かべます。2人ともフェイドアウトがとても効果的だと思います。 / ナライフ ( 2001-12-21 09:29 ) 夢樂堂様、細切れと言えば、MTVの影響も大きいんでしょうね。『ムーラン・ルージュ』って、そんな感じでしたよ。 / ナライフ ( 2001-12-21 09:22 ) ベットシーンでも、フェードアウトしてくれた方が色々考えさせられていいと思うね。一人だけの演技「老人と海」長時間観客を惹きつけた作品が忘れられない。 / yutan37 ( 2001-12-20 18:41 ) そうだよね。今の映画、細切れが多過ぎる。風景も人も余り動かない映画を見たいぞ。そのほうが主人公の葛藤が楽しめるような気がする。 / 夢樂堂 ( 2001-12-20 14:09 ) そーですよね。今はベッドシーンが物語とは別の見せ場になっちゃってますもんね。エバ・マリー・セイント良かったですね〜☆この人も好き。 / ぽん ( 2001-12-20 11:54 ) 仙川様、各々へのつっこみ有難うございます。ま、確かに今のSF映画の大半は特撮・CGを見せることに目的を置いてますよね。でもそれって、技術の進歩と共に確実に古くなってしまいますよね〜。いいんでしょうか。いいんでしょうねえ。 / ナライフ ( 2001-12-20 10:57 ) 昔の映画は〜今のSFと違い〜リアルな表現と〜怖さを追求している気がします〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-19 23:39 ) |
2001-12-19 表現の規制と表現の豊かさについて | |
1930年代初頭から1960年代半ばまでハリウッド映画に「ヘイズ・コード」という規制があったのをご存知の方はどれくらいいらっしゃるだろうか?学生時代にこのことを知った僕は、強い興味を覚え、関連文献と実際の映画を見てきたので、ちょっとご紹介しようと思う。 |
|
そうなんだなあ、大技乱発、せからしい蹴り…なんかじゃなく、オーラと一撃必殺のフィニッシュホールドで魅せてくれた名レスラー…ってとこですかね?(笑) / akemi ( 2001-12-26 17:52 ) ぽん様、似ているとは思いませんが、映画ファンならヒッチコック好きでしょう、ぐらいなことですかねえ。それにしても思い切った割り切りですよね。 / ナライフ ( 2001-12-21 09:14 ) 1930〜50年代の米映画大好き。そんな規制があったとは知りませんでした。ただ、ほのぼのしてるなー・安心感があるなーと思ってました。ところでこの間ある人に三隅研次と市川崑のファンだと言ったら、「じゃあ、ヒッチコックも全部見てるのねっ!」と言われたんですけど…似てるんですかね?あんまり意識したことなかったんで… / ぽん ( 2001-12-20 11:49 ) 仙川様、ヒッチコックのお茶目な1シーン、そう言えばお茶目ですよね。 / ナライフ ( 2001-12-20 10:54 ) ヒッチコック劇場は〜映画の何かを〜し〜っかり教えてくれる者ばかり〜♪ 本人の〜お茶目な一面も〜わんシ〜ンで〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-19 23:37 ) |