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しなちくの「うんちくな旅」

はじめまして、しなちくです。今はちょっとはずれていますが、建物や気になることに関する面白い話を紹介していきたいと思っております(固い)。よろしく

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2003-02-28 近況・・コンペ
2002-07-24 ちび
2002-07-23 金ごて(2ヶ月前)
2002-07-23 土間コン(2ヶ月前)
2002-07-16 基礎配筋(ベース・2ヶ月半前)
2002-07-16 根切り?
2002-07-12 キース・ジャレット
2002-07-12 3ヶ月前
2002-07-11 地鎮祭(4ヶ月前)
2002-06-28 一服


2003-02-28 近況・・コンペ

ごぶさたしてます。皆様お元気でしょうか?

またちょくちょくアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

最近、某サイトで行っている住宅コンペに応募しました。
実施が前提なので、アイデアだけではなく、より現実的な案になりました。


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おとじろう様、超ごぶさたすみませんでした。仕事は怠けずがんばってます。また、お会いしたいです! / つゆの上でもがくしなちく ( 2003-03-02 23:43 )
超お久しぶりです。住宅コンペというのもあるのですね。こういうの見ると夢が膨らみますね。 / おとじろう@ひマークばんざい ( 2003-03-01 19:38 )
衰雀さん、ありがとう!猫ルームは2階の庭側に突き出た横一直線に窓が設けてある部分です。日なたぼっこしたくなったら南側の窓辺に行くも良し、あつくなったら北側に移動して静かに下界を眺めるもよし、なんてイメージです。 / しなちく ( 2003-02-28 16:05 )
すっごくいいかんじーです。でも猫が見えないのが残念。猫のためのサンルームが見たいです。 / 衰雀 ( 2003-02-28 11:55 )

2002-07-24 ちび

この間、とある小さな飲み屋で出会った犬。ちび。
約1時間のひとりっきりの散歩から2階のお店までちょうど帰ってきた所。
心臓を患ってはあはあ言ってちょっと苦しそうだったけれど、とってもおとなしくてかしこそうだった。
がんばっているなあ。


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おとじろう様、そうなんです。特等席でご満悦の様子。 / しなちく ( 2002-07-30 09:10 )
あっ、犬のことだったのね。 / おとじろう ( 2002-07-24 09:36 )

2002-07-23 金ごて(2ヶ月前)

コンクリを打ちながら、乾かない内にコテでならしていく。通常なら、コテ面が木でできた「木ゴテ」(きごて)なのだが、なにも言わないでもステンレス製の「金ゴテ」(かなごて)でならしていた。こういうちょっとしたところで、丁寧にやってくれているかどうかわかったりする。


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気が付かないことですが、あと例えばコンクリートの中に足突っ込むとき、ちゃんと長靴洗って入っているかとか(神経質すぎるか・・)。。 / しなちく ( 2002-07-24 08:51 )
素人が見たらどっちも同じだろうって思っちゃうだろうけれど、違いがあるんですね〜。こういうことを知ってたら、家にひび入ってこなかったかも? / マッキ〜 ( 2002-07-23 11:46 )

2002-07-23 土間コン(2ヶ月前)

立上りのコンクリート打ちが終わり、型枠が取り外される。
ご覧の写真の通り、結構分厚い。これぐらいだとホント頼もしく感じる。

そしてまたコンクリ打ち。
できあがった立上り部の間に土間コン(と現場ではよく略して言う。呼び方がちょっとプロっぽく聞こえるでしょ・・)を5〜10cmを流し込む。流し込む前に鉄製の太いアミ状のもの(単にアミと言っている)を敷いてから行う。これでコンクリートのひび割れを防ぐ。
この一連の基礎コンクリ打ち。何度にも分けずに流し込む型枠を一体的に作って、1回で一気に流せばいいと考えがちだが、ご存知相手は流動体。下に下に流れていくコンクリはタテ部分の立上りに止まらず、すべて平の部分に流れていってしまうのだ(一体の型枠は技術的に不可能ではないが、コストがかかる)。で、手間はかかるけれど大体どこの現場でも何度にも分けてコンクリを打つ。
写真は流し始めの風景。


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2002-07-16 基礎配筋(ベース・2ヶ月半前)

根切りが終わると、基礎の鉄筋の配筋がはじまる。
基礎については、まず逆T字型の底辺部分を行い、その後タテの部分を施工する。
よく「鉄筋コンクリート」という言葉を聞く。これはコンクリートを流し込む前に鉄筋を入れ一体化した、もので、力学の話でいえば、コンクリートは圧縮(押される)を負担し、鉄筋は引張を負担することで、お互いの弱点を補い合っているとても優れた構造だ。
ただしこの配筋のとき、やたらと鉄筋を入れると、それぞれの間隔が狭くなり、その間にコンクリートがキレイに流れず(コンクリートはジャリが沢山だから)一体化されないため、本来の力が発揮されないことがある。バランスを取ることがとても大切だ。
このF邸では、異例ではあるのだが、2階建てにもかかわらず、構造事務所に構造計算を依頼した。検査についても依頼したので配筋については問題なく進めることができた。
やっぱり基礎は大切だ。
写真は配筋検査中の風景。


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2002-07-16 根切り?

ようやく始まった本工事。根切り。。
この聞きなれない言葉。要は土掘り。まず基礎の深さ分、ユンボ(パワーシャベルの小さいの)で掘っていき、機械ではできない細かい寸法の調整をスケール(巻き尺)を持ち図面を見ながら慎重に掘っていく。
この作業では掘削の平面的な位置も大切だが、それ以上に掘る土の深さが重要になる。何故かというと、浅い掘りでは基礎がちゃんと確保されないし、逆に掘り過ぎると後で掘った分埋め戻しをするので、その分地盤が緩くなって耐力(地盤が基礎を支える力)が落ち、極端な場合沈下の原因にもなる。すべてのものを支える地盤なのに、以外と大ざっぱに進められることが多いので、注意が必要だ(特に掘り過ぎに)。
考えてみると、敷地内で新たに盛り土をしたか、切り土をしたかということがいかに重要かがわかる。
写真は、根切りが終わって基礎配筋(鉄筋を組む)が終わったところ。

(現在の F邸)
8月中旬竣工を目指し、内装工事中。遅ればせながら、外部階段が搬入される。


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おとじろう様、土工事は結構地味ですが、ここのチェックをしっかりしておかないとホント大変なことになります。 / しなちく ( 2002-07-16 14:08 )
由来は根っこを切るとこからきたのでしょうか。。?建築の場合は基礎以前の土台がしっかりしていないと駄目なのですね。職人さんの腕の見せ所? / おとじろう ( 2002-07-16 10:43 )

2002-07-12 キース・ジャレット

去年の5月に来日したキースジャレットがまた10月に日本にやってくる。今度はソロでの登場だ。
とてもたのしみである。
彼は主に2つの演奏スタイルでコンサート活動を行っている。一つはトリオ(ピアノ、ベース、ドラム)として、もうひとつはソロでだ。それぞれ魅力があるが、自分はやっぱりソロのほうが好きだ。
なんでかというと、やっぱりあの独特のピアノの音色と、キースのうなり声(?、賛否両論あり)が聴けるから。。それと見ていると本当にピアノの中に入り込んでいきそうな、ものすごい集中力がソロでは存分に感じることができるから。
これまでの演奏で、自分が一番好きなのはやっぱり「ケルンコンサート」。
このコンサート当日、彼は風邪で体調が非常に悪く、中止を予定していたそうで、直前になって急遽行われたらしい。にもかかわらずあのものすごい演奏。。。逆風に立たされた(かどうかわからないが)中で自分の精一杯の力を全部注ぎ込む。。。。この姿勢は、いまだ衰えていないように感じる。
本当に10月がたのしみだ。
ところで去年5月に行われたトリオでのコンサートの模様が10月にCDでリリースされる模様。またこれも非常にたのしみだ。


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ゆうり様、はじめまして。キースのチケット。2回公演のうち、10/30の150回目記念は売り切れてます。10/31の(東京芸術劇場)はまだあるかもしれません。http://www.koinumamusic.com/home.html←ここで会員になって購入することもできます。 / しなちく ( 2002-07-15 08:20 )
キース・ジャレット来るのですカー。。しかもソロ。うわーんイイ情報をどうもですー 最近はめっきりとコンサートやライブに行く機会が減りましたが 是非行きたいですナァ・・ / ゆうり@お初ですぅ ( 2002-07-12 17:46 )

2002-07-12 3ヶ月前

地鎮祭が終わり、本工事の前に、やっておかなければならないことが一つあった。
それは、ブロック塀。隣との境界に立つ古い古いブロック塀。。。
おそらく3〜40年は経っているだろう(前にここに建っていた住宅より古いらしい)。きっと鉄筋入っていないな・・・・しかも背が高く一部グラグラしている。
この機会だからお隣さんと協議して新しい塀を立てればいいのだけれど、諸般の事情により、没。
代わりに建築とは別工事で鉄骨(15cm角程度)を1間(約180cm)間隔に立て、下部をコンクリートで固定。それから塀に鉄のプレートを当て、両側からボルトで鉄骨とガッチリ固定。これで相当の地震がないかぎり大丈夫だ。
でもでも、、、そんなこんなで、もう3月の中旬。
・・・工事が待ち遠しい。

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2002-07-11 地鎮祭(4ヶ月前)

さかのぼって2月のとある寒い寒い朝。都内某所で地鎮祭がはじまった。
辞書には、「建築工事の着工前に工事の無事を土地の神に祈る祭儀」と書いてある。最近は省く所もあるらしいのだが、工事の安全を願い、ほとんどの現場で行っているようである。
当現場はというと、家族みんな他から移り住むこともあり、土地の神様へのごあいさつの意味も含み特に念入りに(?)行なうことになった。
準備としては、まず青竹を敷地中央に立て(工務店の人)、そこに神主さんが祭壇を組みたてる。お供え物としてお酒・塩・米・海のもの(魚)、山のもの(果物等)を用意(工務店と神主)、そしてわきに盛砂(もりずな・築山のミニチュアといった感じ)を製作。
準備が整って、いよいよ神主さんは祭壇の前へ。。。
皆さん緊張しているようだ(もちろん自分も)。間違えないように。。と考えているのか、みんな顔がこわばっている。
しゅうばつ、降神の儀と聞きなれない名前の儀式はスムーズにとりおこなわれていく。
節目ごとに神主さんは親切な説明をしてエスコートしてくれる(徐々になごやかな雰囲気が戻ってきた)。きよはらいの儀のあと、地鎮の儀にはいる。ここでは、設計・建築主・施工者の3者が順に、「えいっえいっえいっ」と声をかけながら木製のかま・くわ・すきを盛砂に入れていく。
そして玉串奉奠(たまぐしほうてん・小枝に紙垂(しで)をつけたものを一人ずつささげる)後、二拝二拍一拝。
最後に昇神の儀を行って終了。ああ、あっという間に終わった。
時間にして30分。短い時間だが、これから始まる工事の無事完了を祈り、あらためて身が引き締まる思いがした。
写真は地鎮の儀の模様。


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2002-06-28 一服

一服(いっぷく)。どこの現場に行っても必ず10時と3時になると皆必ず手を休め、一箇所に集まり一服タイム。缶コーヒー代はみんなで毎回持ち回り。タイミングよく10分前に誰かが買いに行く。
一服。なぜ始まったのかは知らないけれど、考えてみれば職人さん達はだいたい2時間程度に区切って仕事をしている(8時から2時間で一服、そして昼まで1時間半ちょい、1時から3時、そして5時まで2時間)。力仕事が多いから、体を少し休めるにはちょうどいい時間なのだろう。そしてそれぞれの現場ごとにみんな一緒に動いているわけではないので、知らない者同士が多いから異なる業種間のコミュニケーションの役割も果たしている。
「どこそこはこうだから・・こうするけど、よかっぺ?」
こんな感じで他の職方に確認しながら自分の作業をすすめていく。
そうすれば、手戻りも少なく無駄なく進めることができる。
一服しない現場があったら要注意。手戻りが多いかも(一服ばかりでも困るけれどね)。

写真は2週間前の現場(2階部分)。座っているのが棟梁、立っているのが工務店の人。天井は構造体あらわし仕上。


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