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隠者は語るよどこまでも

私評というか目にしたものへの感想みたいな戯れ言の置き場。忘れた頃にぽつりと更新。

こちらへもよかったら→本家「智恵故障」

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-09-26 「象牙の船に銀の櫂」(OWL@三軒茶屋GRAPE FRUIT MOON)
2003-07-20 OWL@飯田(The FINALゲスト@鼎文化センター&打ち上げ的ライヴ@CANVAS)
2003-07-19 OWL@土岐 BIRD&DIZ
2003-04-18 OWL@三軒茶屋GRAPE FRUIT MOON
2002-12-22 「吉例八時間耐久ライブ」(@京都・都雅都雅)
2002-10-30 家で見る、映画。
2002-10-27 「ピンキー★3世」(夢幻不思議館@池袋シアターグリーン)
2002-09-18 Close the world,Open the nExt (sereal experiments lain)
2002-09-17 夏休みの宿題:「エミリー」(嶽本野ばら・集英社)
2002-09-04 ……語ってみますか。


2003-09-26 「象牙の船に銀の櫂」(OWL@三軒茶屋GRAPE FRUIT MOON)

 久々のワンマン@東京。ゲストが井上鑑氏というごーかなライヴ。田舎にひっこんでから鑑さん関係のライヴにも行けてないので鑑さんみるのも楽しみでしたわくわく。しかも場所は最近おきにのグレフル。ゆったりした場所でOWLさんを堪能できるのは嬉しいごちそうであります。

曲目は以下の通り。


Gloria
ささやく水
jamais vu

(鑑さん登場)

ジャニスの頃
横顔

(鑑さんタイム2曲+OWLと1曲(トーキングヘッドの曲だったと思う…)

青い夜
隠者は語る
ユウレイの歌

(鑑さん退場)

Boy Prophet
星の歌


enc.
 銀色の少年
 Sunday,goody penguin(+鑑さん)



 
 今日はバンド編成OWL(Ds.五十川清・Bass川辺ぺっぺい)でした。
 鑑さんのMoogの音が凄くイイ!ので聴きほれてしまいました。喋ると相変わらず駄洒落おやぢになっちゃうけど(笑)「はいはい」と※ちゃんと冷ややかなつっこみを入れつつなま暖かく見守る私等。
 アンコールの「ペンギン」で「オレもうるさい曲やりたかったな」と鑑さんがのたまっていたので、そういうのも見たかったんですが個人的には「ささやく水」あたりを手伝って頂けたらもう死んでもいいかもと思うファンだったりします。

 ライヴタイトルについてMCでげんたさんが「唄うのが楽しいと思える自分になった」と言っていたのを思い出してググってみたら、このタイトルは「歌を忘れたかなりや」の歌詞だったことに気が付いた。
 タイトルが決まってから、ずっとなんだろうこのタイトルは??と思っていたのだが。
 もし知らない間に歌を忘れたまま川に流されたり裏の山に捨てられたりして(笑)いなくならないでくれてほんとうによかったと今になってしみじみ思っているのであった。

 ライヴ前に都さんと飲んで(笑)ちと遅れて行ったら既に席がいっぱいでA藤師匠が壁際のソファ席をとっておいてくれてそこに座ったらベースのぺっぺいさんが「なんでそんなところにいるんですか」とか言ったりこっちを見ては笑うわでびみょーな位置で恥ずかしかったよ……。
 そして曲目をメモってるのを見られていたので片付けてる時曲順表をくれた;;ありがたいやらはずかしいやら;;
 いやっ、ありがとうございました。
 


※ググる=googleという検索エンジンの事から「検索する」の意。


先頭 表紙

2003-07-20 OWL@飯田(The FINALゲスト@鼎文化センター&打ち上げ的ライヴ@CANVAS)

MUSIC WAVE IIDA「The FINAL」のゲストライヴとCANVASで打ち上げ的ライヴという一日に2度OWLが見れる♪日でした。
「The FINAL」は来場したお客さんも審査員になるというコンテストです。なかなかどーして良かったです。グランプリになったのは繭さんの「花火」という曲だったのですが、私、この曲の「(ある意味意外な)唄いだし」からの展開に掴まれて票を投じたのですが、見事にグランプリになって嬉しかったです。


 ユウレイの歌
 In a World's End Wood

 青い夜
 Boy Prophet
 
 星の歌

 Enc.銀色の少年



 この規模のホールでOWLが音を出すのを聞くのはかなり久しぶりかも。昔、あっしがファンになった頃はこの規模くらいのホールのワンマンとかあったもんね。
 それが気持ちよかったのと昨日「君らうるさい」言った保さんもげんたさんも負けじに音を出してきたので今日は「君たち(OWL全部)うるさい」状態だった……でもそれがまた良かったっすが。げんたさん頑張らないと声が聞こえないー;みたいな。ゲストなのにこんなにいっぱい曲が聴けてしかもアンコールまでというのはかなーり贅沢な感じ♪
 そして更に打ち上げの夜へと続くのですが、曲が……昼の部の続きみたいな感じです(笑)


 ROSY
 INNOCENT PALMS
 星の歌

 桃栗三年柿八年(歌・伊藤保)
 SUNDAY,GOODY PENGUIN



 今回の土岐・飯田ツアーで思ったのは、OWL飯田に来るようになってやっぱり変わったなあと言うこと。イイ意味で変わったってことなんだけど。
 昔、それこそ私がファンになった頃のOWLってバンドというかユニットは、サポートの五十川さんの事は置いておいても――OWLだけで「世界が完成」しちゃったバンドだったと思うのね。
 余りにもその完成具合が素晴らしすぎて、余人がそこに手を加えられないというか。加える余地がないというのか。
 勿論その「完成されたOWLの世界」を今も昔も愛しているのは変わり無いんだけど。時としては「余りにも完成されすぎて」心配しちゃう存在でもあると言えるのね。この人達大丈夫なの?(笑)とか。<そういう心配もまあファンの楽しみでもあるのだが。矛盾してますが;

 この頃のOWLは音楽的に懐が広くなった気がする。
 例えば↓下にも書いたけど、ナスノ氏と演るOWLを10年前ファンになったころの私達が想像も出来なかったように。
 いろんな人との組み合わせを楽しめるようになったというのが。

 帰りの車の中、みんなで「OWLオトナになったねー(笑)」と言ってしまった所以である。


先頭 表紙

ちなみに誤字は直せないのでそのまま放置プレイってことでひとつ。さっくり削除はできるんですけどね……すいません(笑)>chiaki様 / らいむ ( 2003-12-03 02:49 )
さてこれから東京レポ書きます……いつの話だ;;ああ12月関西遠征は今年は無理っぽいので土岐・飯田・グレフルを頑張ります;それでひとつ(笑)>chiaki様 / らいむ ( 2003-12-03 02:48 )
だがしかしその↓レーベルのご意向っていうのを考えるとむーとか思っちゃう訳。でも手許に残せる音源が欲しいというのは事実。そろそろ新しいのも……(おねだり) / らいむ ( 2003-12-03 02:45 )
まだ見たこと無い人というのは実は先日北海道のお友達が実はOWL好きだったと知ってびっくりしたのです。そんな事もあってなんか今のOWLを「音」で知る方法はないかなと思ったわけです。手っ取り早い話が「音源出せ」(笑)なんですが。 / らいむ ( 2003-12-03 02:44 )
レーベルのご意向ってやっぱりそういうものもあるのですね;まあ、確かに好きなようにやってくれてるからこそ楽しいのだしええのんかーと思ってますです。 / らいむ ( 2003-12-03 02:42 )
げ、ミスタイプだらけー。らいむちゃん、直せるならなおしてーハヅカシー。 / chiaki ( 2003-10-12 02:19 )
まだ見たことのない人達には:アウルがいつでもdっかで一所懸命やってればいずれ出会える、と思ってる。BBSとかには出てこないけど、実際ふるーいファンの人達とか、びっくりするのはALL時代のメンバー、HOT RODS時代の知り合いが最近連絡くれてるのは嬉しい事です。懐かしいだけじゃなく、前向いてやってるからこそ訪ねてきてくれるのだと思います。長くなった、ごめん。 / chiaki ( 2003-10-12 02:18 )
各ライブハウスや業界の人達にも評価が高くなってきてて、げんたにはとあるアーティストへの楽曲提供話も舞い込んだりしてる昨今です。あ、自分ちのBBSより先にココへ書いちゃったよ、ははは。 / chiaki ( 2003-10-12 02:13 )
ファンの残酷:つい一昨年頃までか又は「レーベルからのご意向」などがあった頃はそればっかし気にしてやってた時期があった。そんでもって、こんなトシになったらいよいよ自分達のいごごちも悪くなってくるし、なによりバンドがファンに合わせてないで引っ張っていかにゃ!と思った。で、身の丈ほどにやるようになったら楽しくなってそれをファンの人達も喜んでくれてる。 / chiaki ( 2003-10-12 02:11 )
昨日米国より帰国し色々あところをチェックしがてら来てみたら、なんとらいむちゃんの亀つっこみ返し(爆)があったなんて!くふふ。それより早よ東京レポ書いてーなー。(おねだり) / chiaki ( 2003-10-12 02:07 )
そんな訳で現マネージャーのchiakiさんからつっこまれて嬉しかったので長いつっこみ返しになってしまったのでした。ふー。 / らいむ ( 2003-10-09 01:53 )
だから私は自分の出来る範囲で何かしたいと思うし、記録してゆく事にしました。あと、一つだけ書きますと、私達は生のOWLを見れて幸いですがまだまだ生は見れないけどOWLの事を好きで居てくれる沢山の人がいることも覚えていてくれたら幸いです。 / らいむ ( 2003-10-09 01:52 )
それが↑「この人達大丈夫なの?」という事なのです。確かにライヴはナマモノで一期一会だけどそういう心配はしないなーもしかして明日OWLが活動しなくなっても確かに悲しいかもしれないけど世界が終わるわけじゃない(星の歌か…)と思えます。 / らいむ ( 2003-10-09 01:49 )
何故こんな事を今回書いたかというと、実は私がOWLのライヴに行くようなったかと言えば理由は簡単です。「いつこの人達辞めちゃうかわからない」という理由でした。 / らいむ ( 2003-10-09 01:45 )
どんな事があったか私達は知らなくてもただ危機を乗り越えて「歌を歌うのが楽しい」げんたさんと保さんやchiakiさんや支えてくれているメンバーの皆様がこーしてがんばってくれている事で測るしかありません。 / らいむ ( 2003-10-09 01:43 )
ファンの残酷でもありますが、アーティストの都合とかそう言うのを加味して音楽を聴いている訳ではありません。良い音楽をしなければ離れて行くしそれまでのバンドだったんだと引導を渡すのは簡単なんです。 / らいむ ( 2003-10-09 01:38 )
あらためて、読み直しに来ました(笑)最後の方の数行、まさしく昨年来アウルともども考え続けてきた事をちゃんと受け止めてくれてる。だから私もココに見るだけじゃなくて、書くようになった、のだね。ずっと昇華し続けることの難しさ、身に滲みて、そしてずっと聞いてくれてる皆のことを思いつつ、感謝を忘れずにやっていきたいと思います。アウルに成り代わり、アリガトウ!そんでもって・・・蒼のアウル・緋のアウル2本来れなくて、土岐・飯田だけでもこうやって受け止めてくれてるらいむちゃん達は偉大だ(^_^; / chiaki ( 2003-08-01 02:16 )

2003-07-19 OWL@土岐 BIRD&DIZ

 最初「土岐って何処?!」とかゆってたんですけど……。岐阜県だったのですね。今回の「中部修学旅行組(笑)」まなみ嬢に地図をメールしてもらったら土岐インターからそれほど離れていない場所だったので安心して出掛ける事に。去年の今頃土岐・飯田をこむろゆいちゃんとツアーしたのが初めてで2回目の土岐 BIRD&DIZ。しかもワンマンです。
 そして今回は何時ものベースのぺっぺい氏がフジロック参加の為(!)代打にナスノミツル氏を迎えてのツアー。
 最初BBSでその名前を見た時には、「ふーん」と流してしまったのですが、しばらくしてもう一度BBSを見て。
「……ナスノミツルってあのナスノミツルさんですかい?!
 興奮の余り※にメール。
 そしてマネージャーのchiakiさんにもメール(笑)
 もう興奮して何度も今回ツアー中に語ってるんだけど、私と※の中の「守備範囲」(笑)の中で「皆が知っているアーティスト←→皆が知らないけど(笑)イイアーティスト」とか、ポップとアヴァンギャルド系と分けるとしたら、OWLは比較的ポップの方でナスノ氏が参加していたりするユニット系の音楽と、こう、全然接点が無さそうに思ってました。(でもナスノ氏、河村隆一やDA PAMP等のサポートで弾いてますけど)
 あ、でもB#のメンバーだったいうのは初めて知りましたが。<今更。

 前置きはこの辺にして、過去いろんな場所でOWLを見てますが、今回すぐ目の前(1メートル前くらい)に保さんが居るよーな場所で見てしまってもうドキドキ♪(笑)でしたヨ。
 今日の曲目はこんな感じ。


 ユウレイの歌
 In a World's End Wood
 ROSY

 青い夜
 君のぬくもり(「jamais vu」)
 INNOCENT PALMS

 隠者は語る
 ・げんた一人
  「巣立つ日まで」(?)
   横顔
 銀色の少年
 ・保さんの弦巻き直し中に再びげんた一人(笑)
   ふたり
   彼女
 Boy Prophet

 AGS!

 星の歌


 In a World's End Woodまで2曲やったところで、保さんが
「一言言わせて下さい……(ナスノ・五十川のリズム隊を見て)君らでかい!」(爆笑)
 と言うほど、この「鉄壁のリズム隊」音でかいです。(笑)かっこいいです。
 やばいです、OWL負けてます!!(爆)
 最初のMCで既に今日の曲目をバラすようなMCをげんたさんがしてしまう程(笑)ナスノベースもまたイイ感じなのです。

 もう保さんのあの一言が印象ありすぎて、後のことがふっとんでしまったナスノ氏との遭遇なライヴでした……<をい
 今、全部頭から見返したけどナスノさんの事しか書いてないやんけ;;


 因みに私と※がナスノさんを知ったきっかけは「同人誌」(爆笑)というのはナスノさんには内緒だ(笑)
 ――例えるなら「元ネタの作品を良く知らないのに買った同人誌ではまって元ネタに手を出した」って感じでしょうか(笑)……それをバンドに置き換えて頂ければ;;
 いや、確か一つくらいでもナスノさんが参加していたライヴは見ている筈だと思うのですが、もう記憶が定かでない;若くないってことか。
 


先頭 表紙

それにしてもエレメンツ祭(笑)もネイヴも悔しい限りでございます……まあこの東京2日間(秋)はかなり満腹させて頂きました。うほ。>chiakiさま / らいむ ( 2003-10-09 01:32 )
それにしてもあのリズム隊、過去いろんなバンドのリズム隊を見てますが最凶(爆)だなと思いました。がんばれOWLさん!と(笑)暖かく見守ってました。>chiakiさま / らいむ@つっこみありがとう! ( 2003-10-09 01:31 )
今は活動されてないらしいのですが、関西そっち系アーティストのライブをまんがに描く人がいてその方の本で知りました>ナスノさん 実際に見たのは多分グラウンド・ゼロかな。こないだかなりコアな話をしてしまいました……>chiakiさま / らいむ ( 2003-10-09 01:29 )
そうそう。修学旅行での(もうええってか笑)なっすんのプレイを受けて、話を聞いたぺっぺいの大阪KNAVE、かっこよかったぞぉー! / chiaki ( 2003-07-31 10:14 )
らいむちゃん、いつもレポありがと。楽しんで見てるよー。「君ら音でかっ!」の真相は、ま、リハの段階でそこそこの音量だったのが、本番でぎゃーん!とイってくれちゃったわけで。なっすんと五十氏のリズム隊たんのうしたければ、The ELEMENTSに限るぜ。8月25日から京都でELEMENTS FESTIVALがあるゼ。最近「なっちゃんは私の愛人」と公言してやまない私であった(爆)。で、なっすん知ったきっかけの同人誌ってなにー? / chiaki@お、初つっこみ?! ( 2003-07-30 03:58 )
MCの事とかでちょっと書き足したい事があるのですが……又あとで追加します。 / らいむ ( 2003-07-28 04:28 )

2003-04-18 OWL@三軒茶屋GRAPE FRUIT MOON

 OWLさん1年振り以上の東京はこむろゆいちゃんと一緒のライヴ。ゆいちゃんPresents「SWITCH!」です。
 ここ(GFM)初めて来たハコなのですが、というか長いこと東京に暮らしてたのに三茶はじめて。しかも、三茶の商店街の奥にこんなオサレなスポットがあるとは……という驚きと、雰囲気が凄く良かったのです。椅子が座り心地良くて、見渡せばソファシートもあったり、食べられなかったけどフードやドリンクも充実したライヴバーという感じで。長い時間ゆったりと過ごせそうないい雰囲気。
 あと面白かったのがステージが無いんですよ。お客さんと演者が同じ高さに居るんですね。スタジオライヴみたいな感じでまたそれも生っぽくて良かったです。

 最初にいきなり総括みたいなはじめ方をしてしまいましたが(笑)今日の曲目はこんな感じでした。

 ユウレイの歌
 In a World's End Wood
 ROSY
 (MC)
 青い夜 (新曲)
 君のぬくもり(新曲:後に「jamais vu」に改題)
 INNOCENT PALMS
 (MC)
 隠者は語る
 銀色の少年
 Boy Prophet
 (MC)
 AGS!

 ……新曲と久しく聴いてなかった懐かしい曲に嬉しかったり驚いたりでしたが。
 新曲の「青い夜」はもう聴きながら泣いてしまったくらい良かった。
 久しぶりにBoy Prophetも聴けたし。ライヴでないと聴けない曲が聴けるのは嬉しい。(本当は音源にして欲しい……;;)

 MCでげんたさんが車の免許を取ったという話が出てびっくりしました。びっくりって言ったら失礼なんだけど……いや、乗ったら乗ったで運転して一人でどっこでも行きそうだし、好きそうだなあとは思ってはいたのですが。
 過去OWL評?を延々と本人に「ちっがーう!!」と反論される位(笑)書いていた中に「乗り物」について言及した事があるのですが、車がはっきり出てくる歌というのは「Dang-Dang」1曲だけで、後は殆ど電車(地下鉄)なんですね。
 車でドライブしていて助手席に降ってきた曲、と「青い夜」の事を言ったように、げんたさんが車に乗るようになって、これから歌の世界がどう変化するのか非常にげんたウオッチャーとしては興味深いモノがあります。(笑)

 ゆいちゃんのライヴのアンコールにげんちゃんが乱入して来た時、最初「どこぞの酔っぱらい(失礼!)が?!」と思った私を許して下さい……でも愛してるのよ判って(笑)

先頭 表紙

でしょでしょ?!……でもホントこの時はね、コート姿で本当に唄っている所に(ステージないから)飛び込んで文字どおりの「乱入」だった訳で……「誰!?どこぞの酔っぱらい!?」と思ったのですよ;あははは>さちろさん / 丸山巴 ( 2003-07-28 03:28 )
わかってるさ!<でも愛してるのよ判って(笑)    / さちろ ( 2003-05-15 23:08 )

2002-12-22 「吉例八時間耐久ライブ」(@京都・都雅都雅)

 去年も行った「吉例八時間耐久ライブ」にまた行ってしまいましたよ。出演者の何方かが言ってましたが出演者一人あたり100円台で見れる(爆)というお得なんだか(ラインナップを見たら絶対お得です……)8時間見るお客さんにとっては有る意味苦行の様な(笑)とにかく楽しいライブイベントです。
 去年は翌日の予定の都合で途中退場してしまいましたが今年は8時間耐久させて頂きました。
 時間にはちゃんと間に合うように着いたのですが、チケットを持っている相方・※が遅れる事になって。それでもぎりぎりに会場に到着したらスタート13時の筈が既に始まってるわ満員だわで、なんとか席を捜して貰ったら一番前の席になってしまいました。去年こんなにきうきうじゃなかったのに恐ろしいほどキュウキュウです;エコノミークラス症候群が懸念されそうなくらい(笑);;;駆けつけビールを飲んだ後は、途中の長休憩の間に志津屋でパンを買い込んで食べましたよ。演者より客の方がもう大変ですから。

 今回も本当にいろんなアーティストがこれでもかこれでもか!っと登場したのですが、去年ここで見てハマってしまった大西ユカリと新世界や、押尾コータローさんは更にメジャーになりつつあって何だか嬉しいやら……という気分なのですが。
 初参加のこむろゆいちゃんが「私は皆さん知っての通り(小室)等のムスメなんですが(笑)」と言ったのがおかしかったり。<そうなんです。

 今日はOWLのヴォーカル・げんちゃんの誕生日でもあったのですが、誕生日を祝うという名のもと、本当は羞恥プレイじゃないかそれ(笑)なプレゼントが愉快でした。それはBBSで予告されていたのです。ギターの保氏がBBSに「昔の歌のテープが出てきました」と「くれないドライブ」という歌詞をアップしていたのですね。あまりの……まあ、歌でも小説でもその時代背景とか若さとか(笑)出ちゃうから今見ると「若かったのねげんちゃん……(優しくて遠い目)」みたいな感じの歌詞だったのです。それを丁度始まる前に※と会話していたら、なんと、ゆいちゃん+OWLげんたヌキで「げんちゃんに誕生日プレゼント」とばかりに「くれないドライブ」を唄ったのですね(笑)それだと判った瞬間に大爆笑してしまいました。
 ……それは誕生日プレゼントではありません(笑);
 さて、このライブは出演者の中で誰と組んでもいいという掟?があって、今回のOWLは吉川忠英さんがゲストに加わっての「INNOCENT PALMS」が聴けました。フォーライフからデビューした時の「OWL」というアルバムで、忠英さんがチャランゴを弾いてたとゆー曲です。……感動。
 あとは本家日記に書いたのですが、フォークの神様・高田渡さんの「スキンシップブルース」がおかしかったこと。もう二度と聴けないかもしれない……(笑)覚えてしまったのでときどきつい唄ってしまいます。聞きたい人は私とオフで逢う機会があったら聞いてやってください。うろ覚えだけど唄って差し上げます(笑)。

 と、残して置いたメモがどっかにいってしまったためOWLの曲目等が全然判らない状態ですが記録のみ。(覚えている方つっこんで教えて下さい……)
 終わったのが11時近くでした。8時間以上耐久してしまった訳ですね。

 因みにハチタイ沖縄に行くという話が出てました……沖縄でハチタイ?!(笑)

 


先頭 表紙

番外地って……網走ですか……@今年のハチタイ>chiaki様 / らいむ ( 2003-12-03 02:51 )
ハイ、今年は本家ハチタイ中止になりました。よって、ロックハチタイ、12月21日で企画進行しゅっぱーつ、です。 / chiaki ( 2003-10-14 00:39 )
えーーー・・・諸事情により今年は本家ハチタイ開催企画難航中であります。ロックハチタイは鋭意企画中。12月21日か23日どっちか。もしかしたらその頃再キャンバスあるかもっ? / chiaki ( 2003-10-12 01:56 )
最新八耐情報。もしかするとロック八耐があるかもしれない(ぐっと平均年齢が若くなる(爆)) / らいむ ( 2003-10-09 02:10 )
ほんまみたいです。あとは参加する人間の都合にあわせてーなんて話が出てましたよ。数名は沖縄に行く気まんまんでいますが(笑)>さちろさん / 丸山巴 ( 2003-07-28 03:26 )
それほんまかいな?<沖縄 / さちろ ( 2003-05-15 23:10 )

2002-10-30 家で見る、映画。

 久しぶりに家でビデオ鑑賞なぞしました。時間が無いのでなかなかTVに向かってられないのですが、本家日記に書いたとおりただレンタルが出来たので借りてきたのだけど結局期限内に見れずに延滞料金を払ってしまいました(ばか)。

 ずーっと見たいと思っていたのに何時行っても借りられていた「ヒマラヤ杉に降る雪」をやっと見ました。
 サントラは去年春に不純な理由で購入したのですが(爆)
 物語の中盤からはずっとティッシュ抱えて見てしまいました。ずるずる……;;
 工藤夕貴が少女と大人の女を演じていたのが印象的。
 髪の毛アップにすると印象があんなに変わるのねえ……。
 最初にハツエが出てきたとき、実年齢よりぐっと大人ぽく見えました。
 それにしても切ない……
 静かで綺麗で哀しいお話でした。

 あと、タイトルで借りてきてしまった「晴レタ日ニハ…。」という50分位のショートムービー(なのか?)。
 「クレア」という1枚のアルバムを出して消えた女性を捜す男を巡る話。まあ、よくありがちなんだけど、展開が突然過ぎていったい「何を狙いたい」のかよーわからんかった。うーん……失敗。
 一つだけ判ったのは、柏原収ちゃんの目を閉じた顔って可愛い……死んでいるのを見て「可愛い」て思うってどうかと思いますが(爆)。

 「ミツバチのささやき」は未だパケを切れず。

先頭 表紙

大好きな人が多いのですね。ナライフ様もですか! ようやくDVDをゲットしたのに……実はまだ今日現在見れておりません;;もったいなくて見れないのです>ナライフ様 / 丸山巴 ( 2003-04-28 02:23 )
『ミツバチのささやき』、大好きです!! / ナライフ ( 2002-11-07 20:46 )

2002-10-27 「ピンキー★3世」(夢幻不思議館@池袋シアターグリーン)

 この日記で何度か取り上げている「南ちゃんシリーズ」でお馴染み(笑)のD7×TEAM夢幻DANの母体である夢幻不思議館の公演である。やっぱり前に触れたと思うけど、夢幻不思議館という名前を知ったのは今から×年前に遡って、当時追っかけていた劇団の公演パンフに名前が載っていたからで、名前だけは覚えていたのだった。故に実際に「舞台」を見るのははじめて。

 タイトルで想像が付いた方もいるかもしれないが、モンキー・パンチの名作「ルパン3世」を「ルパンが女だったら」のモトに脚色されたお話なのである。
 「カリオストロの城」を彷彿させる物語っぽいとは公演前劇団サイトで情報は仕入れていたのだけど……蓋を開けてびつくり。でした。
 こんなに面白い舞台になっているとは(失礼)思わなかったのです。
 私らの年代ってルパンといえばカリ城が頭に浮かぶくらい好きな人は多いかもしれない。でも実は私、宮崎ルパンってあんま好きじゃないんだー。まあそれは人のすき好きだから(笑)とにかくも……カリ城置いといてもルパン3世好きな人って多いと思う。
 劇団サイトのBBSに「パクリ」って書き込みがあったけど違いますね。
 あれは篠崎イサミ氏(座付き作家)の「ルパン3世」へのリスペクトつーかオマージュだと思います。
 そう、何故私が「カリオストロの城」がキライかといえば簡単で、クラリスが「ヒロイン」――男にとっての都合のいいお姫さまだからなんだろーなー…と思う。(コレ言ってしまうと宮崎作品成り立たなくなりそうだし、ファンに怒られそーですが…;まあ、そういう事です)
 で。主人公が皆女性キャラに置き換えられているが故に、囚われの姫は「実は王子」という「逆手」にとったと思えるような設定のイロイロが面白かったなーと私は思ったのだけど。
 勿論「声を出せない王子」はただそこでじっとはしてはいませんが。
 その辺がやっぱり私の好みでした。

 ……というか頭の中で腐女子妄想が爆発していたわ……(汗)
 萌えドコロ満載だったっす。
 特に王室側ねー。もう萌え萌え。<いいかげんにしなさい。

 惜しむらくはもう少し広い舞台(空間)で見たかったお話でした。
 アクションが凄かったのだけど、殺陣(!)をやるには天井が低すぎて剣が天井にぶつかっていたし;
 ……そう「剣」について思ったことがあったんだけどきっと私の考え穿ちすぎだと思うのでやめておきます(笑)。

 見終わった後、何だか元気が出るお芝居でした。胸がすっとするというか。ピンキーの様にああ、潔くかっこいい女になりてぇ……と思いながら新幹線に飛び乗る私でした。

先頭 表紙

10月25日〜27日迄でした@シアターグリーン。次回公演はクリスマス頃のオムニバス(あれ、どっかで見たような…(笑);)だそうです。 / 丸山巴 ( 2002-10-31 02:53 )

2002-09-18 Close the world,Open the nExt (sereal experiments lain)

 本家の日記で予告した「sereal experiments lain」の話を書こうと思う。

 今から4年前テレビ東京の深夜枠でオンエアされたアニメで、本放送を毎回見ていたんだけどとにかく凄いアニメでした。「ここまでやるか!」といえばこの年代のテレビ東京「新世紀エヴァンゲリオン」という名作(評価は分かれますが、終わり方はともかくとして物語世界や設定は秀逸だと思います)があったので、もう恐いモノ知らずだったかもしれません(笑)。
 この「lain」も、どう見てもテレビアニメで扱うような「物語」じゃない……しかも「エヴァ」と比べてツカミの弱い、非常に地味な作品です(笑)。
 ところが今見てもやっぱり凄いと改めて感動。私の中では「エヴァよりイっちゃってる」と思うし、何より「そのイっちゃってる物語が緻密に計算された演出の上で」成り立っているのが凄いのである。(そういえば脚本は特殊脚本家(笑)の、小中千昭氏だったわ)

 物語のあらすじを簡単に説明すると、死者からのメールをきっかけに、死者・生者を問わずに彼女を誘う声――「ここには神様がいるの」「はやくこっちに来て」――に引き寄せられるようにネット(作品中では「ワイヤード(wired)」と呼ばれる)世界に足を踏み入れる主人公・玲音。ところが、彼女の別人格「lain」がワイヤード上に存在し、しかも特別な存在であると知る……
 この世界では「NAVI」という情報端末をそれこそ1人が1台持ってるような感じで、ネットニューズがテレビと同じくらいの影響力を持っている。そしてワイヤードを通じて人と「つながって」いる。遊びの約束も、人の噂も。
 ――「今」とそんなに変わらないような世界。

 最初見たときは「サイバーパンクテイストのデジタルホラー」っぽいと思ったのだが、そういう「視覚にクる恐さ」よりも「お前は本当に岩倉玲音なのか?」という「自分の存在」に対する「ゆらぎ」というか揺さぶりの方が恐いのだ。
 スタッフの誰かが談話で「ピストルを口にくわえて自殺する少女の話」だと言っていたが、端的に言うとそういう話です。
 (もっとも玲音は「自殺」(というべきなんだろうか…;)することすら出来ない存在なのだが。この辺はネタバレになってしまうのであえて書きませんが)

 例えば。
 「丸山巴」を名乗る誰かが私の知らない間に日記を追加しやがったら恐いだろうし、私の親しい友人の誰かの隠していることや或いは実際は有りもしない事をネットで流し、それを「(本物の)丸山巴」としか思えないような方法で(IPが私と全く同じだったとか)されたら、「私じゃない」と言っても信じて貰えるだろうか。
 もしかするとその「虚の丸山巴」は実は私自身は知らないもう一人の私で、「丸山巴」の知らない間に「マルヤマトモエ」として活動していて、やっぱり私は一人しか存在しなくて……って事は余り考えられないのだが、もしそうなったら気の弱い私である(笑)。「私がいた記憶」を消去すべく、ネット上からの痕跡を消してしまうだろうか。
 自分が「存在する」事で「周りの人を不幸にしてしまう」と思いこんでしまうのは玲音の年齢の私がそうだったように多分「自分の居場所」が見つからない子供は皆そうして「自分がもしも居なくなったら」という「もしも」を想像する。自分が居なくなったら誰か悲しんでくれるだろうか、とか。自分が居なくなったら皆幸せになってくれるだろうか? とか。そしてその「もしも」を実行してしまう子も居る。―ALL RESET―
 別な局面から見れば、なにも自分の生活は「つながっている」場所で行われているのではなくて「つながっていない」場所で行われているのが大半なので、もしも「つながっている」場所で何かあったら、一度その「つながり」から離脱すれば何か解決の糸口が見える筈なのに……実はそれが案外できないのだ。それはやっぱり「自分の居場所」がまだ限定されている子供だったからというのもあるけど。大人になっても、案外それが上手く出来ない事もある。
 ネット生活もパソ通から数えて×年になるけど、ついに常時接続が可能となった今、昔ほどネットに繋いでいる時間は短くなったが、それでも出入りしているチャットで誰にも会わなかったとか、メールが来なかったら、BBSに書き込みがなかったらとても不安になる。ネットに繋げられない場所に出掛けるのがとてもイヤになるとか……「つながっている」ことによって得られる安心。「そこ(ワイヤード)が現実と同じように自分の居場所」の一つだからだと思う。だから「自分が過ごしやすい」ように装う人もいるだろうし、あるいは「自分のありのまま」を曝す事ができるのだろうし。
 「つながっていること」が「つながっていない」生活を侵食していることに気が付く。「ネットワーク」なんて「広い情報の海」に居る筈なのに、自分の生活は家の中で閉じこもってゆく……。
 そして、不意に思うのは、この「つながっている先」って、本当にただ「記録(情報)」のつまった箱(コンピューター)なんだろうか?

 ――なーんて事を考えてしまう作品なのだ。

 久しぶりに全話通しで、しかもぶっ続けで見てしまいましたが、アニメらしからぬ仕上がりで(カメラワークというか構図とか、エフェクトの掛け方とかいろいろ)アニメーションって何も「マンガを動かす」為の手法じゃないという事を実感できる作品であります。
 本家日記にもちょろっと書いたけど、NAVIのデザインなんかも「欲しいー!!」思うし。因みにOSはCorplandがモデルらしい(……ってMac者にしかわかんねえ……;)あの位使いやすくなければ多分家庭用情報端末としては失格だと思います。今のパソコンではまだ「誰でも使える」って感じじゃないもんなぁ。
 タイトルバックも久しぶりに見たけど、CGとセルの使い分けがすごいなあ、と、わずか数分で「lain」の世界が凝縮されてる……と改めて感動。主題歌の「Duvet」が今頭のなかでぐるぐるしています。
 リアルワールド((RealWorld)=こちら側・現実世界)とワイヤードの「映像」の見せ方。リアルワールドの何気ない風景。「つながっている」ことを暗喩する「電線」が張り巡らされた空(その先の「共通的無意識」をも表すのか?)効果音や音楽の使い方も(仲井戸麗市だよー!!)やっぱり全てが格好良いなーと今見ても思う。
 そして、やっぱり凄いのは玲音役の清水香里ちゃん。
 内気で暗くおどおどした感じの「玲音」とワイヤードの「lain」と更に偽「レイン」と、人格が変わると声のトーンが違うのだけど、「玲音」が「lain」にデバイス無しで(!)切り替わる瞬間を見て 改めて「すげー!」と思った。
 清水香里ちゃんも確かこの時は高校生くらいだった筈だし、子供役の声は本当に子役の子があててたというのも知って驚きましたが。

 「私は誰?」「私は本当におとうさんとおかあさんの子だよね?」「私はわたしだよね?」という誰しも一度は思うトコロを揺さぶりかけられる暗くて重くて訳の分からないアニメですが、はまる人ははまると思います。ココ数年のアニメで私はこれを越える物を見て無いかも。(そもそも余りアニメは見ないんですけど)
 視聴率がどーだったとか多分恐らく商業的にはどーよ;って感じのアニメですがきっちり出来て後世ずーっと見てゆける作品だと思う……って私の好きなのってそんなのばかりなのか……

※「つながっている」から改題。


先頭 表紙

↓下のぺし。はにしわき様へ。 / 丸山巴 ( 2003-04-28 02:19 )
私もあの死んだ主任研究員の人が気になります。仕事の資料でプロトコルのことなんか見るとついlainを思い出します。私達はいつになったらワイヤードとリアルワールドをしーむれすに行き来出来るのでしょう?早すぎた作品の様で実はもう現在の事だったような印象があります> / 丸山巴 ( 2003-04-28 02:18 )
lainには、やられました。本当にエヴァ以来こんなにはまるとは〜、て感じです。私の知人に勧めてみたらけっこう、はまってくれたようです。やはり、ありすと玲音の友情に心惹かれたそうです。私は死んだ主任研究員の人が気になりました。神様は、あまりにもアレでしたが。 / にしわき ( 2002-11-27 00:50 )

2002-09-17 夏休みの宿題:「エミリー」(嶽本野ばら・集英社)

 涼ちん(@あすたりすくどっとことば)と嶽本野ばらちゃんの「エミリー」を読むと約束していたので、「エミリー」の感想文を。

 表題作と「レディメイド」「コルセット」と3本の小説が入ってます。

 「レディメイド」は「コレを野ばらちゃんが書いたのかー」って思う、ちょっとトーンが違う感じの小品。
 周囲では「奇人」と言われそうなタイプの男の人に惹かれてゆく主人公。そもそも「何もかも」分かり合う事なんて出来ないし「僕達なんてこう相性がいいんだろうね」なんていうよりも、「君には○○の良さは判らないよ」とかぴしゃっと言う男の人の方が好き。
 「私とあなたの間には理解出来ないものが沢山あるかもしれないけど、自分の流儀で立ち向かう」そんな主人公に「うんうん!!」と頷きながら読んでしまいました。……実は私もそういう感じの人を好きになってしまうので(笑);

 そして問題は「コルセット」なのです。
 心を病んでいる男性が自殺を決心してその前に通っている病院の受付の女性をデートに誘う、その受付の女性は実は結婚を目前にしていた。全然趣味も噛み合わないのに、何故かお互いが惹かれ合い、そして、お互いの決心が鈍る……
 なんておおざっぱなあらすじなんでしょう(笑)。
 「女って狡い」と言うべきか、いや自分もその「おんな」の端くれなんだけども……ラストのどんでんがえしで「強えぇ!」と叫んだ(笑)。いや、こういう感想を男性の作家の小説で感じるってあんまり無いと思うんだけど。その辺、野ばらちゃんって何者?!(笑)って思うんですが。
 のらりくらりと「何も選択しない」でいるように見せて実は「しっかりと意志を通す」。狡いというかなんというか……そう、これが「乙女」の生き方なのだ。

 表題作の「エミリー」は男性恐怖症の女の子とホモの男の子の話。
 子供の頃「居場所」が無かった経験をした私にとってちょっと痛く切ない話。「魂の同志」という存在について思いを馳せます。そう「男女の間に友情が成立するか?」ってアレです。この二人は「何もなかったといえば嘘になるけど何もしなかったといえばそうかもしれない」――「番う」(つがう)という言葉でそれは現されますが、それが「儀式」のように二人の間で「いちどだけ」行われます。それを読んだ時にほろっときてしまいました。
 読んだあとなんだかほっとして、清らかな少女の気持ちに戻るような話でした。

先頭 表紙

「エミリー」よかったです。…私の「よかった」のポイントが違うところにあるようですが(笑)(^^ゞ>エミリーテンプルキュートの店員さんの言葉にマジ癒されました…(爆) やはりあれ男性作家さんが書いた、っていうのが(どれも)凄かったですι やはり「女の洋服は男が作るもの」とカネコイサオが言っているのはウソじゃないんだわー(女をよく知るのは男だからってわけだけど)やはりこの世は男がいて女がいて、なんだなーと思ったです。ああ、だんだん論点が違う方向に…。 / やまのたかね ( 2002-11-21 07:56 )
コルセットについては電話で話したかも(笑)そうか涼ちんもああいう男に弱いのね(爆)判るわわかるわ。えばりんぼとはちがうのよー。ソコがポイントよね(笑)>涼ちん。 / 丸山巴 ( 2002-10-31 03:24 )
コルセットに関しては、なんか話したおぼえが・・・(笑) 「エミリー」うん、清らかな心に、、ですね。隠者は、、を読ませてもらってると、丸山さんの視線に再度どきっとしますね。 / 涼@ほいではまた ( 2002-10-24 16:04 )
ひさしぶりに伺いました。って、つっこむ前に長いからテキストに書いてたんですね、それを今日発見・・・(つまりつっこんでなかったのね、涙) 「レディメイド」、すごいわかります。私も変な言い回しする方にドキっとしますね。うんうん。まあ丸山さんご存知のとーり、笑 私「君は・・」に弱いですから。ははは。「君は、」「君は、、」、自分に謙虚に自信を持っていないと出ない言葉ですね。えばりんぼとは違う魅力。感想は自分んとこ書けよって感じですね(笑) / 涼@で、コルセット ( 2002-10-24 16:00 )

2002-09-04 ……語ってみますか。

 私、日記ネタでは、昔から「政治と宗教の話はしない」のがモットー(笑)なんですが……今回ちょっと書かせて頂きます。

 長野県知事選挙について。
 
 今日、選挙後の世論調査の結果が報道された。支持率が84.7%だとか。(2年前の初当選直後の時は確か82%)
 私個人としては、そもそも選挙になった自体――つまり知事が不信任されて失職したという事についてどうかと思っていたので。とりあえず4年やらせてみてそれからでも遅くは無かった筈だし。そして、不信任したけど次の知事を用意してないなんて、なんとまあ無駄なことを……と思っていたのだ。それじゃあ多分また康夫ちゃんが知事でしょう、と。誰を担いでも。
 結果そうなりましたが。

 私が気になっているのは、私の知らない間に(笑)立候補を予定していて会社を退職した花岡氏が出馬とりやめた事で、その後どうしてらっしゃるのかしら、と(笑)。「反田中」候補がいっぱいいて票割れを恐れて長谷川氏一本になったんだけど、結局告示日ぎりぎりに一人増えて(!)もうなにがなんだか状態でしたが。
 それと確か松本市長が田中氏が再選したら八十二銀行から手を引くって言ってたらしいのですが……(八十二銀行の茅野頭取が田中氏を支援してるので)その辺も気になります。あと、気になっていた県会3会派の役員は辞任したらしいし。
 今から楽しみ?なのは来年4月の県議会選だったりする。やはりどんなに頑張っても知事だけでは県政は出来ないので、メンバーが変わったら県政がどううごくか本当に長野県政が変わるのは来年だと思っています。
 余談ですが、私の住んでるトコロは県議の補欠選もあったんですが(前の県議は今上田市長)、共産党の議員が当選しました。(対候補は羽田つとむ後援会の青年部の幹部で、前県議もこの人を応援する形だった)
 今回田中氏を共産党が応援する形だったのでそれも一つの当選要因かもしれないと言われていましたが。コレで共産党の議員が県議に6人になるのでそうなると確か交渉会派になるのだそうです。
 これも一つ流れを変えてくれるかもしれない。
 ところで、田中氏がいろいろ「変えた」ものは全国メディアで報道される「脱ダム」だけではなく、例えば県職員や教員の年齢制限を改正したりもし、いろいろと細かいものもあるのだ。その中で、コレ知事が決めたのかなー? と思っている出来事が一つあるんだけど。(多分そうだと思うけど……)
 「県の広報」である。今まで「ながのけん」というB5版くらいのフルカラー8pくらいの広報が月1度配布されていたのだけど、市の広報はふつーのオフセット(白黒)なのに、こんな立派でフルカラーでなくても……と常日頃思っていたのだけど、今は広報「新聞広告」になってるのだ。新聞取ってない家はじゃあどうするんだ?という問題もありますが、駅や各市町村役場等でも入手できるようである。
 財政が赤字だとか言ってるなら、そういう小さいトコロから切り詰めるというのも一つの手法だろうと思う。県からのお知らせが載って読めるのなら別にフルカラーグラビアの印刷物じゃなくて充分なのだ。
 もしこれを知事が決めたんなら私は康夫ちゃんを更に見直すと思うな(笑)

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