夏休みも後半戦。
少し涼しくなってきた夕方。路地で元気に遊ぶ子供たちの声。
それを聞きながら。
季節はめぐるんだなと。しみじみ思いました。
お隣の奥様が亡くなって、半年。
形見分けでいただいたテッセンを、寝室の窓の外に植えた話は書きましたね。
それは見事に枯れて、かなり凹んでいたのですが、梅雨が明けた頃、一本の弦がひゅるるるると伸びて来て。風が吹くたびにゆらゆら。
慌てて網を張ったら、いつの間にかそこに巻き付き、弦も2メートルほど伸びてきました。奇跡の復活。
今では朝、窓を開けると青々とした若葉がすぐそこに見えます。
奥様が亡くなってからしばらく空き家だったその家にも、新しい家族が越してきました。
おうちには5歳と2歳の男の子。
夕方になると、うちの横の路地でお友達と楽しそうに遊ぶ声が聞こえてきます。
住人のキモチを踏みにじって強引に建てられた保育園の園児の声はいまだに騒音ですが。
顔が見える子供の声はとても微笑ましく感じられます。
うちの子が小さい頃もよく騒いでいたなと。
つい先日、横のおうちのお兄さんが新しい犬を連れて散歩をしていました。
「あれ?何ヶ月ですか?」
「四ヶ月です。」
「お名前は?」
「前の子と一緒なんですよ。」
「そうですか。それは良いですね。かすがいですもんね。」
と言ったら、お兄さん、嬉しそうに笑ってました。
十数年一緒に暮らした愛犬を亡くし、年老いたお母様と二人暮らし。
ずっと引きこもっていたお母様もそのワンちゃんと一緒にいるのを外でお見かけするようになりました。
なくしたものを愛おしむことはやめられなくても。
悔んだり、悲しんだりしたまま過ごすのはしんどいのかなと。
このところ、体がしんどくて、必要最低限の家事だけやって、読書にいそしんでいたワタシ。
そろそ表に出て体を動かしてみようかなと思い始めた、今日この頃でした。
※唯一のお出かけは水族館〜♪ |