他の生き物との比較のことではありません。
概念の問題で。
子育てをしていると、いろんなケースにぶつかります。
子供に対する虐待のニュース。
私自身、子供との関係が思うようにいかないと、イライラして、殴りつけたくなることが多々あります。
想像します。殴っている自分。ムスメがぼこぼこになるまで、殴り続ける自分。
でも、それまで。
本当に殴りはしません。しても、良いことはひとつもないから。
ムスメは傷つき、私の心にも傷がつく。
躾という意味で、お尻を叩くことはあります。
その時には、何故叩くか、理由を告げて、必ずムスメの了解を得ます。
自分の手の痛みと共に。お互いの成長を願っての行為。
相手を傷つけたい欲望を我慢できるか。
その先のことを考えられるか。
想像できることが人間なんだと思うのです。
さて。うちの3歳児。
昨日のサークルで、靴下とずぼんに穴を開けてきました。
靴下は1ヵ月前に1000円で買ったキャラクターもの!
いつもお下がりばかりで可愛そうに思って、張り込んだ初めての高級品!
「どうして穴があいてるの?」
「はさみで切っちゃったのよ。」
「うっかり切れちゃったの?3箇所も?」
「先生がね、折り紙切るときに、ハサミで洋服や靴下を切らないように気をつけてねって言ったの。」
「言われたら切りたくなっちゃったの?」
「うん。そうなのよー。」
それで3箇所も?!
するなと言われるとしてみたくなる気持ちはわかります。
まだ3歳だし?
でも、新品の靴下はやめて欲しかった〜。
ハハは泣けてきます。
まあ、考えようによっては怪我がなくて何よりでしたけど。
日付がかわって今日。
お風呂に入れようとしたらケイの左手が真っ赤でした。
「まま、お怪我しちゃった〜。」
「サインペンでしょ!!!」
切り傷のような落書きと共に、ご丁寧にひとつひとつの爪まで塗りつぶしてあったのです。
「マニュキアよ!ステキでしょ?」(-_-#)(-_-#)(-_-#)
丁寧に洗ってみましたが、半分くらいしか落ちませんでした。
明日は幼稚園なのに〜。
あがるとき。
鼻をかませると、とろりと固まりかけた血がほんの少し出てきました。
季節の変わり目には鼻炎がでてしまうケイ。
「お鼻にお指いれたでしょ?血が出てるよ。」
「アイちゃんがお医者さんごっこで、縄跳びの切ったのをいれたのよ。」
ああ、あれか〜。昼間、100円ショップで買った縄跳びが長すぎたので短く切って、その切れ端を処分するのを忘れたまんま放置してました。
お風呂の前に、お医者さんごっこをしてたムスメ達。
縄跳びの切れ端の形状は鼻から栄養補給するチューブに似てるといえば似てる・・・。先日TVで見た病気の女の子の鼻に入っていたものに。
だからといって、そんな先のとんがったままのものを妹の鼻に入れるな〜〜〜。
お風呂上りに先に出ていたアイに問うと。
「やってないよ〜。」
やってるでしょ。そんな具体的な嘘を3歳児がつくもんか!
「どっちかが嘘をついてるんだね。ママにはわからないから二人揃ってオシリペンペンだ!」
「ごめんなさい。私が入れました。」
「そんなことで嘘つくんじゃありません。ママは叱ろうとしてるんじゃなくて、危ないからもうやらないでね。って言いたかっただけなんだから。」
ここにも「入れたい欲望」に負けた子供が一人。
大事にならなくて何よりでした。
人間になりかけの生き物と暮らしていると、スリルとサスペンスとお笑いが絶えない毎日になりますね。
※人間になりかけの生き物、その2. |