ツレのおばあちゃんが亡くなったので、日帰りで京都まで行って来ました。
おばあちゃんは、90過ぎてもなお、元気で、普通に生活をしていたのです。
それが2ヶ月前からものを食べなくなって。
少しずつ、弱っていって。
たぶん、生への執着をもてなくなって。
静かに静かに、息を引き取ったとのことでした。
血の繋がった曾孫はアイとケイだけ。
せめて一緒に見送りたいと、幼子も告別式に出席させました。
長いお経。木魚の大きい音に驚いたケイが私の膝に乗ってきて。
あれ?
何かが違う・・・。
ここ数日、ずっと感じてた違和感。
上から見て。眉毛が繋がってないことに気がついたのです!!!
そういえば。
土曜日にパパと二人で美容院に行ってきたんでした。
行きつけの美容師に剃られちゃったんですね。
どんなに我侭を言われても、上から見たそのつながり眉毛に笑わせられて。癒されてたのに〜。ああ、残念。
と、有り難いお経の間、不謹慎にもあれこれ思いを巡らせてしまいました。
そんな親の私とは違い、2歳と5歳の娘たちは、といえば、大人しく座って神妙な顔でお経を聞いていたのです。
自分の血をわけた肉親の死かどうか、の違いでしょうか。
焼かれて骨になったおばあちゃんを骨壷に収める時も。
取り乱さないように自分を抑えるのに必死だった父のときとは違って。
見送る気分も冷静で。
ちゃんと、呼びかけることができました。
おばあちゃん。
安心してね。
あなたの血は確かに未来へと繋ぎました。
おばあちゃんの骨は白くて太くて、まぁるくて。
何より、綺麗で。
手を使う仕事をしていたから。と親戚の人が拾った、指の先の小さな骨の形がしっかり残っていたのが印象的でした。
骨にも生き方がでるんだって、初めて教えられました。
私も死して恥をさらさないようにしなくちゃ。なんて殊勝なことも考えた一日でした。
※お清めの食事。子供用。 |