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揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2009-08-26 夏休み  2
2009-08-20 他人の幸もまた蜜の味
2009-08-03 過保護
2009-08-03 余録
2009-08-02 二重に馬鹿
2009-08-01 斜め上
2009-07-31 カウントダウン・ゼロ
2009-07-28 カウントダウン・スリー
2009-07-26 日曜夕食のささやかな幸せ
2009-07-24 カウントダウン・フォー


2009-08-26 夏休み  2

   
俄然面白くなり、さらに水の勢いを増す。
それから、水が回転をやめるまでずっと、くるくる流れる蛙を見ていた。

回る速度が次第に落ちてきて、絹子は蛙の異変に気付いた。
緑の蛙が白くなっている。

あんまりかきまぜたから、いろがかわっちゃったのかな?

そうではなかった。
蛙は腹を上にして、ぽっかり鍋に浮かんでいた。

かえるしんじゃった!
どうしよう、ぎんこかえるころしちゃった!?

腋の下を暑さのためでない汗が流れる。
恐ろしさの余り、絹子は蛙から目を逸らすことができないまま、ずっと鍋の中を覗き込んでいた。それまで気づかなかった蝉時雨が、突然重さを持って絹子の上に降ってきた。

どのくらいそうしていただろう。
いきなり蛙が動いた。はっ、としたような仕草で体の上下を正し、鍋から飛び出し、逃げて行った。

………めがまわってたんだ。

絹子は深い安堵の溜め息を吐いた。


     ※      ※      ※      ※


あれからしばらく、蛙を見つけては捕まえて、鍋の中で回してたっけ。

盆に帰省した絹子は、蝉時雨の中木陰の下、庭に佇んでいた。
こんなに狭かったんだ。
あの頃絹子の世界の相当部分を占めていた実家の庭は、改めて大人の目で見ると、だいぶこじんまりしている。

蛙の白い腹を見てはうっとりとしていた幼い自分がそこにいるかのような気がする。

あれが私の、最初のセクシャルな悦びだったのかもなあ。

仏壇に線香を上げて祖母の写真に手を合わせ、縁側から西瓜の種を庭に向かって吹きながら、そんなことを考えた。

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2009-08-20 他人の幸もまた蜜の味

海月が「今日新月じゃない?」と言います。
なぜそんなことを言ったかというと、友人というか後輩というかの男性と、知人というか友人というかの女性が今日、目出度く入籍しました。新月に入籍ってなんか素敵だと思ったとのことです。
新聞を見てみたら、今日の月齢は29.0日でした。惜しい、残念。
ビール飲みながらお祝いの電話掛けたら、二人とも結構なハイテンションでした。

なんだそっちも飲んでやがんのか?

まあ飲んでなくてもなんちゃらいう脳内物質が出まくってるんでしょうが。
新月をこそ逃しはしたものの、彼らは蜜月の真っ最中であることよなあ(詠嘆)。
結婚はゴールでなくてスタートなのだから、二人の今後に幸多からんことを祈ります。

僕が二人を引き合わせたようなものだからというので感謝の言葉を述べてくれるのですが、それは違う、違うぞお二人さん。
何かの機会で話していた後輩の方が「最近糠漬けを漬け始めた」というのを聞いていた僕が、それをきっかけに、「ああ、じゃああの娘と会わせると面白いかもな」と思いついたから、二人は会ったのです。

俺のせいじゃねえ。強いて言うなら糠床のせいだ。さらに言えばその糠床のオーナーのせいだ。
自分自身がきっかけなんだよ。

まあなんだ、お幸せに、でいいんだけどもさ、それこそ病める時も健やかなる時も、仲睦まじいばっかじゃなくて喧嘩したっていいからさ、お互いにとって特別な共に生きる相手を得た、そのことをたまには思い出して、生きていって欲しい。
君たちの世界は君たちの手の中にある、そして君たちの手の中にしかない、手の中によってしか生まれない。

俺そう思うよ。それじゃまたいつか会おう。

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2009-08-03 過保護

美味しいですよね、蜆の味噌汁やおすまし。

汁の中に入ってる蜆の身は、出汁がらだから食べないという人もいるという話を聞いた時、衝撃を受けました。そりゃ確かに汁の方が美味しくて身はたいして美味しいものではないですが。
食べ物を食べずに結果捨てる、自分のものとして取り分けた上で残す、なんてことをすればそれこそ烈火のごとく叱られ、次の食事は与えられないような家庭に育てられましたので、食べられるもの、食べ物との形をしたもの、食べ物として供されたものを捨てるという発想がありません。
ですので蜆の身は、たとえ美味くなかろうと不味かろうと、食べずにはおれません。
それに、人の食べるものというのは、というか生き物が食べるものは、水やミネラルなどを除けばそのほとんどすべてが他の生き物の死体かその一部です。
食べるために殺したのに食べずに捨てるなんて、申し訳なくてできません。

汁は美味しいし身は食べずにはおれないから食べるけど、あの小ささと数の多さで、汁の実になった蜆の身を食べるのは結構大変です。ゆっくり食事を楽しめる時はそれもまた食事の楽しさのうちではあるのですが。

話が少し唐突に過ぎました。

ついこないだもまた蜆のおすましをいただいて思い出したのですが、ちょっと前の朝食に蜆の味噌汁が出たんですよ。朝に時間がかかるというのはなかなか大変ですが、それ自体はいいんです。美味しかったし。ただしかし、僕のお弁当箱はランチジャータイプで、ご飯、おかず、汁の容器があります。で、朝食の汁と弁当の汁は同じなんですね、これが。それもまた当然でしょう。わざわざ作り分ける必要なんてこれっぽっちもありません。
だけど現場での昼食って、そうそう時間を掛けたくないものなんです。早く食べて長く休みたい、ちょっと昼寝したいだとか、休憩は早めに切り上げて作業をしないとおっつかない、早く仕事したいだとか、まあそうした理由で。

で、朝食を食べながら海月に「ええー、味噌汁蜆なのー? 大変じゃんかー」と言っちゃったわけですよ、わたくし。
海月はそれに対して「そうだよ」としか言葉では答えず、ただ、何か微かににやりとしたような気がしたんです。僕は自分の妻がそんなに底意地の悪い女だとは微塵も思ってませんので、気のせいだろう、というか気にもしていませんでした。あとから、弁当を食べる段になって、にやりとしていたな、あれは、と思い至ったのです。

その日弁当の容器の蓋を開けて汁に箸を突っ込んで、おや? と思いました。

殻がない。蜆の殻が一個もないよお母さん。
思い出される朝の妻の顔。にやり。ああ、そうした意味だったのか。

帰って礼を言いましたが、「そんなことまでしてくれなくてもいいのに」とも言ったところ、「だって現場ではおべんとにそんなに時間を掛けられないこともあるし掛けたくないって言ってたじゃん」とのこと。さすが職人の妻。鑑。

優しい、優しいよ貴女。でもその優しさは男を駄目にする優しさかもしれない。なんでもしてもらって当然、やらせて当然のおっさんになってしまったらどうするつもりだい?
だから僕は駄目にならないように気を付けねばなりません。

ちなみに僕が林業で働いていた頃は海月と付き合ってもいませんでしたが、海月の小学校のころの夢の一つは「樵のお嫁さんになって樵のお弁当を作る」というわけのわからないものだそうです。

「樵じゃないけど庭師も似たようなもんじゃん、昔樵の真似事もやってた庭師だし、そのものじゃないけど夢が叶ったみたいでよかったね」と冗談で言えば、素直に「うん」という我が妻。

可愛すぎる。

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ウジ(笑)。僕よく「蜆」間違えて虫偏に「貝」って書きそうになるんで、貝偏だとなにがなにやらわかんなくなっちゃいます。 / 揚水 ( 2009-08-20 22:36 )
まーこさん、お粗末さまでした。 / 揚水 ( 2009-08-20 22:33 )
シジミか・・・。一瞬、蛆に見えてすごく怖いものを想像した・・・。蛤もとかもそうだけど虫へんってなんか違和感がありますよねぇ。貝へんにすればいいのにww / pirucol ( 2009-08-07 02:33 )
ごちそう様でありんす♪【やらせて当然のおっさんになってしまったらどうするつもりだい?】と自問する心があればいつまでも大丈夫だと思います。 / まーこ ( 2009-08-05 11:38 )

2009-08-03 余録

 
 
あ  づ  い


東海地方も梅雨明けたんですか?
消毒と刈込のふた現場回っただけで溶けそうになりましたよ。



昨日親方と僕二人、さらに仕事仲間を二人加えて四人で滋賀まで剪定に出張してきました。
往き帰り車の中で若い衆のネタがぼろぼろ出てくる出てくる。立場と機会の多さからほとんど僕一人が叱り飛ばしていましたが、みんな似たようなこと感じてたんだなあ。一人怒ってた自分が馬鹿みたいですが、親方は叱ってばかりもおれないし、うちの会社でない人間は、叱る、つまり教える義理も立場も必要もありません。
若い衆は僕や親方でなく他の人間にすり寄っていましたが、彼らが叱ったり怒ったりしないことにそういう理由があることを彼が知る由もなかったんでしょう。
四人でどう考えても、彼がなぜあそこまでものがわからないのか、わかりもしないのに「はい」と返事ができるのか、とうとうわからずじまいでした。
「東洋の神秘」、「極東の不思議」、しまいには彼の出身地から「岡山の珍獣」とまでの呼称が出る始末。
ひどいこと言ってますが、だってわかんないんだもん。

わかったことは、彼が「はい」と返事する時は指示を理解しておらず、「うぃす」と返事する時は理解しているということくらいです。

「うぃす」と返事することもみんな気づいていてそれぞれちりちりしていたようです。
部活じゃねえんだからよ、「うぃす」はないよなあ。そういう雰囲気とか、それでOKな職場もあるだろうけどさ、君にはちょっと許されることじゃなかったみたいだね。誰も何も言わなかったけどね。

その車の中での会話の時、若い衆が丸太で親方の足指を詰めた日の昼に、おじさんが「今日揚水さんが○○ちゃん(若い衆)のこと三回くらい怒ってたけど、なんでだかわかってるの?」とその当の若い衆に尋ねたところ、首を傾げながら「……わかんないす」と答えたということをわざわざおじさんが親方に話していた、ということが話に出ました。

目くそ鼻くそを笑うだなあ。
嗤っていたのかどうかは知らないけれど、できない人間ができない人間のへまを人に話すのはどうなんだよ。俺も自戒しよう。

ただまあ、その事を聞いて頭の中でずっこけました。それも相当派手に。


わ  か  っ  て  な  か  っ  た  ん  か  よ  !


        ∧∧
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
   、ハ,,、  ̄
    ̄



上記AAを思い出し、同時にドリフの「チャッチャラッチャチャーチャ」というずっこけ効果音が流れました。

ズチャチャズチャチャララララ〜ン。

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2009-08-02 二重に馬鹿

365日一年かけて出した結果、得た教訓が「替刃式かみそりの刃は、交換せずに一年使うものではない」、ということ。

当たり前だ(笑)。

替え刃を替えずに一年使い続けるのは馬鹿のすることだと思った。
考えるまでもなく普通に、当然、ということをわざわざ、やってみないことにはわからないだろうと実行するのは、馬鹿のする事だと思った。

左右の口髭を一年使い続けた刃と新品の刃で剃り分けて「やはり違う」と唸った。当たり前だ。これも馬鹿のすることだと思った。

二重ではなく馬鹿三重苦。言い募ればさらに四重苦五重苦と増えはしないか。
バカスパイラル。

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2009-08-01 斜め上

結論からいえば、おじさん、くずでした。

今朝、ぎりぎり間に合ったというか丁度というか。
来ないなあと思って時計を見て集合時間丁度に車がやってきたので厳密には遅刻ですが。
でもその程度でくずとは言い過ぎですよね。

僕は今日一人でよその外構屋の土工の手伝いに、親方は一人親方でやってる仕事仲間とおじさんを連れて剪定に行きました。

事務所に帰ってきたら、「おじさんさ、もう来ないんじゃない」と親方が言います。
「なにがあったの?」





以下伝聞。

うんこしたいからと言うので、コンビニに行かせたそうなんですよ。
いつまで経っても帰ってこないから迷子にでもなったかと思って心配して様子を見に行ったそうですよ、わざわざ。車で。
ぼけーっと煙草吸ってたそうですよ。
帰したらしいですよ、その場でその時。ぽんぽーん、と荷物放り出して。
雨の中親方ともう一人は必死こいて働いてんのにさ。
「い、今吸い始めたとこで…」
知るかボケ。

で、以降電話も何もなく。だいたいやる気あるならほんとに帰らんだろ。



僕も親方も夜方に事務所にいる時、親方のお義母さんがさっき預かったといって手紙の入った紙袋を持ってきてくれました。中には僕と親方が貸した造園関連の本。
いや俺らここに居るし。なにやってんのおじさん。
手紙も奮ってます。

迷惑を掛けたので「辞めさせてください」でなく「辞職を決意しました」←てめえが決めるな。

「私のカッパは処分してくださいませ(ほぼ原文ママ)」←お前のごみを俺らに捨てろと?

挙句締日以降の給料は下記口座に「振り込んでいただけませんか」ですらなく「振り込み願います」←いや取りに来いよ。

そもそも、しんどいので休ませて貰えないかと尋ねる頭もないのかしら。「随分かかったね」とか言われたら「だいぶお腹痛くて」とでも答えればいいとでも思ったのかしら。遣り口が姑息だ。鬼じゃないんだからきちんと自己申告してくれれば余分の休憩くらい取らせてくれるよ。

ってのか、謝罪も辞意の表明も手紙で済ませるの? おじさん?
姑息で一方的で卑怯だ。
親方宛てのみで俺にはひとこともなしかいと思いはしましたが、いやそんなことじゃなくて、うちの親方にきちんと謝罪しろ。こんなんじゃあんまり気の毒だ。「ムカつく」って、ほんとに字義通り胃のあたりがむかむかするんだな。
いやもうどうでもいいことか。

昨夜僕が、その場のことを知らなかった親方に、彼のおそらく嘘であろう言い訳のことを報告説明して、二人で彼の扱いについて話し合ったばかりです。直後翌日こんなことになってしまって、突っ込み所満載でどうしていいかわかりません。
こういうのを予想のはるか斜め上と言うんだなとぼんやり考えました。
お話がありますもへったくれもあったもんじゃありません。僕は何も言う必要はありませんでした、彼が勝手に退場していきましたから。

こういう人物はいずれ何しでかすかわからないので、実害が出る前に辞めてくれてよかった。
今更だけど僕が現場に連れてって二人で草刈りやってた時も「大便しに行かせてください(本当にこう言った)」と言ったきりずいぶん帰ってこなかったな。

なんか昨日辞めた人といい今日辞めた人といい、情けなくて、真剣に考えて向き合うと涙が出てきそうだ。

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みなみさんありがとうございます、救われます。では僕は煙草吸ってきます(嘘)。 / 揚水 ( 2009-08-02 22:48 )
せっかく若い衆が居なくなったと思ったら……いや、おっさんももう居なくなってしまったんですか!  それは涙を流して祝いましょう。情けなさに泣いている場合じゃないですよ。前向きに喜んでしまいましょう。ねっ。では、大便してきます(嘘)。 / みなみ ( 2009-08-02 01:45 )

2009-07-31 カウントダウン・ゼロ

祝、替え刃式かみそり交換せずに一周年!

びんぼくせえ(笑)。

明日はさすがに、忘れなければ交換します。
口髭の左右を新旧で剃り分けて具合の違いを確認してみようと思います。
忘れなければ。


ところで危険な若い衆は今日が最終日です。
現場では僕から「なにやってんだよ! 帰るか? 帰れ、もう歩いて帰れ!」とまで言われました、とうとう、最終日なのに。明るく送り出すこともできませんでした。
今日一番良かったことが、彼が辞めることで明日から作業が安全になるという後ろ向きな喜び。

そんな後ろ向きな自分が悲しい。
一周年の喜びで自分を誤魔化しています。

しかし彼はこの先どうするんだろう?
正味、心配というより野次馬根性でそう思います。が、この先は彼自身が気付くべきことなのでこんなおっさんがとやかく言うことでもありません。
新人のおじさんが入って一ヶ月も経たないうちから10回近く、それも時には20〜30分遅刻することの方がこれからの僕には問題です。

昨日7時15分集合に15分遅刻してきて開口一番、
「すいません、時間勘違いしてました」
と言ってきて、ああ、このおっさんは嘘を吐くんだなと思いました。
いつの段階でその勘違いに気付いたんだ? という話です。

早めに気付いたのならその時点で連絡を入れるべきだし、7時半集合と勘違いしていて到着するまで気付いていなかったというのであれば、まだこちらが何も言う前から前述のように言うのは矛盾しています。間に合ってるんだから。
これまでにも何回も遅刻しているからなおのこと、嘘を吐いてるんだな、と思われても仕方ありません。
仮に。
仮に時間を勘違いしていたのが本当であるのならば、それはそれで45歳も越えてそんな理由で遅刻することが通ると思ってるのは恥ずかしい限りです。まさか通るとは思ってはいないでしょうが。そして、時間を勘違いすること自体、いい歳した大人のすることではありません。どちらにせよみっともない。
彼はこれまでにも何か言うと「やりましたよ」などの返事が目立ちました。
親方に対しても何回も続くので横から僕が「反論しないようにしましょう」と口を出しましたが、本音では「口答えすんなよ」なんですよ。
彼はこれまでの「口答え」に加えて、「言い訳」というアイテムまで手に入れたようです。ひょっとすれば「嘘」も。

今日ちゃんと間に合うように来るのであればもう少し堪えようと考えていましたが、彼は今朝も3分遅刻しました。たかが3分ではありません。これまでの蓄積があった上で、昨日の今日での3分です。
次回10分以上遅刻したら「話があります」と切り出さねばならないと考えています。そういった年齢でずぶの素人から仕事を覚えるという状況をよく考えねばなりません。時間が限られている分、人一倍の覚悟と頑張りが要求される筈です。誰に、ということでなく、他ならない彼自分自身の人生から。

やだなあ。めんどくさいなあ。でもどうせすぐまた10分くらい、簡単に遅れてくるんだろうなあ。

そういう時は社訓を思い出さねば。

「いつも笑顔で明るく楽しく元気よく」

ああでもやだなあ。
日々の積み重ねもやらずに言葉で後から取り繕うような人物は、見え透いた嘘でやり過ごそうとするような人物は、仕事しない人物は、できないことをできないままにして無為に時間を潰して覚えようともしないような人物は、嫌いだ。それでも嫌いで切り捨てて済ませるわけにもいかないので話さなくっちゃなあ。
しかしこちらの目につく他人の欠点は自分自身の短所であることが多いからな、自戒せねば。

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2009-07-28 カウントダウン・スリー

今年の3月末頃、替え刃式のかみそりの刃がどれだけもつものか試すのがまるまる八ヶ月になってしまうと書きましたが。

あと三日で丸一年です。

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2009-07-26 日曜夕食のささやかな幸せ

今日の夕餉。

冷麦。
カツオのたたき。
きゅうり。
アジの塩焼き、全長約6cm。



午前中二人でスーパーへ食材の買い出しに行った。
7〜9cmくらいの小アジが一パック100円。嬉しくなってカゴに入れたけれど、さらに進むと30cmくらいのサバが1尾100円なのを発見。アジをサバに変更しようと近づくと、サバの口から何やら出ている。

小アジです。

見ると氷に漬けられたサバの1/4〜1/3ほどが口から小アジの尾を出していますよ。
吟味の末、サバ本体もアジの尾も立派な1尾を選び帰宅。

海月の食材整理を手伝って僕がサバを三枚におろし、お弁当のおかず材料にストック。

夕食に件のアジは焼いて食べました。
旨かった。

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で? いつ来るの(笑)? / 揚水 ( 2009-07-30 21:02 )
こんど3人でかいだしに行きましょうよ。え!?よかったら夕食も?はい、喜んで♪ / つね ( 2009-07-27 00:23 )

2009-07-24 カウントダウン・フォー

今日の彼は一度も、危険なことをしたとして怒鳴られなかった。

あからさまに人の怪我や命にかかわることをやらなかったので、怒鳴らなかった。相も変わらず間抜けなことばかりやってはいたけれど。低木のみの植栽と芝貼りで危険なことをしようもなさそうではあるが、そこで危険なことを行うのが、うちの若い衆の真骨頂である。それなのに怒鳴られなかったのだから、これは大したものだ。

怒鳴られはしないながら、泥で汚れた道路をホースで洗い流していた親方にそれに合わせて流れきれない泥水を竹ぼうきで掃いていた俺が、掃くに邪魔なホースを「頭の上通すよ」と、大縄跳びの要領で回そうと声を掛けた時、「はい」と返事をした。

若い衆が。親方でなく。
少し離れたところで何するでなくぼーっとしてた若い衆が。いやお前の体とホース、影響ないから。

「………お前、普段から何も聞かんで返事しとんのバレバレだがや…」
「?」
何を言われているのか分からず、困ってにそにそ笑っている。
親方が出さなくてもいい助け船を出す。
「今の、揚水さん、俺に話しとんだぞ?」
「?」
凄いな、まだわかんねえんだ、こいつ。
「なんで内容もわからんのに『はい』なんて言えるん?」
呆れて尋ねる俺を見て、若い衆を見て、親方は笑っていた。
こっちゃもう、嗤えはしても笑えやしねえっての。
そりゃ言われたことすらまともにできないのも当然だ。聞いてないんだもの。
「……頼むで俺を発狂させんといてくれ」
「?」
あー、もういいや、わかんないんだもんね。そのうすら笑い見てるとなんか力抜ける。言葉に出して怒ったり叱ったりしなければ万事うまくいくというのならそうする。だが申し訳ない。当方閾値が低く、溜めると破裂する。誰が好んで怒りの感情を引き起こすものか。
だがしかし今日は平穏であった。



今週頭頃、親方に「次の仕事の就職活動どうしてる?」と尋ねられて「考え中です」と答えていた。
いや、そこは考えどこじゃなくて行動するところだろ、と心の中で突っ込んでいたが、何も言わなかった。
明日の土曜は就職活動のために休ませてくれ、と前々から言っていたらしいのだが、
二人で事務所に戻って事務をやっていると、親方が俺に
「あの子フジロック行くんじゃないかと思う」
といきなり言う。
「? なにそれ? そんな時期かねえ」
車の中にフジロックフェスティバルのパンフレットかチラシかなんかが無造作に置かれていたらしい。さすがにそれは…と言いかけてやめた。じゅうぶんあり得る。
「まあ、別に行こうが行くまいが、構わんことだけどね」
そりゃまあ就職活動してるからって特に誉められることでもなければ、フジロックに行ったからといって特に責められることでもなかろう。俺らには誉める権利も責める義理もない。

「ほんじゃさ、月曜日訊いてみりゃええんだがね」
「なにを」
「『どのバンドが一番よかった?』ってさ」
「ああ」
まあ訊こうが訊くまいが、これもどうでもいい話。

火曜も休みの予定らしい。
あと4日。

先頭 表紙

あ、ラジオ体操! / 揚水 ( 2009-08-01 21:49 )
ごめんなさい。一日5分の会の時は別の名前で出てたんでした、私。 / ど〜にゃ ( 2009-08-01 12:24 )
えーと、ど〜にゃさん、はじめましてでよかったでしょうか。お久しぶりですなら申し訳ありません。僕のこの性格を血のせいにしてしまえば、多くの九州人に失礼かなあ(笑)。おっしゃる通り忍耐強い方もたくさんおられるでしょうから。簡単で楽ですけどもが。強いて言えば父の血ですね、たぶん。それでも父は僕に比べればずいぶん穏やかです。ってこたあ、僕のパーソナルキャラクターですか。穏やかにでなくても普通に振る舞えるようにならなければ。修行修行、忍忍。 / 揚水 ( 2009-07-30 21:14 )
直情径行は九州人の血でしょうか?(いや、忍耐強い人もたくさんいるでしょうけど)私も腹立つと、とてもじゃないけど、穏やかにしゃべれませんです。 / ど〜にゃ@ラジオ体操休止中 ( 2009-07-27 12:06 )

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