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揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-03-14 返礼
2003-03-11 みんなでおたんこなすをやめよう
2003-03-09 {(10000分の2=5000分の1)÷2=10000分の1}×2=5000分の1
2003-03-08 ごせんぶんのいち
2003-03-05 君がどれだけ気持ちがいいか僕には知ることは出来ないけれど、君が気持ちいいと僕は嬉しい
2003-03-04 文句垂れブー
2003-02-25 ナガサキ生まれ
2003-02-24 ヒロシマに告ぐ  3
2003-02-24 ヒロシマに告ぐ  2
2003-02-24 ヒロシマに告ぐ


2003-03-14 返礼

おいしいちょこれいとをもらったのにぼくはきみにかえすものをなにももっていないんだよ、すこしさびしい。

海月に逢えません。
逢えないし、彼女に食べてもらう何か美味しいものを作る準備も出来ていません。
準備が出来ていたとしても逢えません、で振り出しに戻る。

自分にリボンでも掛けて押し掛けようかしらん。
でもどちらの仕事の都合もつかない。
逢えない。

あああ。

ちょこれいとのおれいはいますぐにはできないけれど、ぼくはきみがだいすき。
だいすき。

先頭 表紙

もげさん、追記。おかき海月大喜び。んで僕もあげといた。あ、僕が海月のものなのは前からだ。さすがにリボンは掛けなかったけれども(笑)。 / 揚水 ( 2003-03-16 11:26 )
もげんぴさん、そういえば僕も事ある毎に海月に本を買っているような気が。そうすればよかったのだ。とりあえず今朝僕は夜勤明けで海月が来てくれるので彼女の好きなおかき餅買ってきたんでまあいいでしょう。 / 揚水 ( 2003-03-15 06:18 )
夢樂堂さん、それいただきです。お赦し願えますか? 今年はもう過ぎてしまったけれど、来年からそうしてみたいものです。 / 揚水 ( 2003-03-15 06:16 )
私はハニータから、星野道夫さんの「オーロラの彼方に」というとても素敵な本をもらいました。 / もげんぴ ( 2003-03-14 17:43 )
旧正月があるんだから旧ホワイトデーを作ってしまいましょう。ちなみに夢樂堂は3月3日をお返しの日にしています。 / 夢樂堂 ( 2003-03-14 14:06 )

2003-03-11 みんなでおたんこなすをやめよう

バンビがとても嬉しい。
そう表明することで人も喜んでくれる。
凧さんからもヨロコビのメールをいただきました。

直截には関係ない方々からもヨロコビのお言葉をいただきました。
そうすると僕はまたさらに嬉しい。

嬉しい感情がぐるぐると反復されそれが最初の嬉しさを増幅させる。

けれど逆もあります。
日々仕事や消費活動でそう親しくもない人と触れる機会の中、お互いに自分の思い通りに行かない、しかも些末な行き違いによって悪感情が増幅する。
それの行き着く先は究極には殺し合い、さらに進めば戦争です。
これはけして大袈裟な話ではない。

喜びもまた人々の間をくぐるうちに大きくなるムーブメントではありますが、憎しみは人の手を渡るうちに増幅しやすい感情です。
この負の感情の環状連鎖は誰かが何処かで断ち切らなければならない。
難しいことだけれど。

僕はかっとなりやすく特にそうしたことが難しいおたんこなすです。

正の感情の環状連鎖。
ヨロコビの感情の輪は一巡りするにとどまらず螺旋となって時空を進む。

そのヨロコビの感情のスパイラルで世界が満たされればいいのに。

先頭 表紙

今日はまともに。もげんぴさん、みんなのおかげでしあわせ。なんて素敵なことでしょう。 / 揚水 ( 2003-03-14 07:01 )
でもね、今日はちょっと鬱なのさ、もげさん。仕事のちょっとした不具合で、負の感情を見せた人に僕も負の感情を持って応えてしまった。でらかんてそんなん。いいようなこと言っといてこれだもんでかんわな僕も。滅入る。そうした状況の中心の中で自分をクスリと皮肉に嗤って持ちこたえようとしたけどダメ。まあだまだだなあ俺。別にいい人になんかなりたないけど人としてまともでいたいわ。 / 揚水 ( 2003-03-12 01:43 )
ネガティブ思考で、いつも何かに文句言ってたり、自分のことしか考えてない人って、大抵あまり幸せな人いないもんね。負の感情は負のバイブレーションを呼ぶんだよ。そしてその逆も。毎日自分を取り囲む全ての事に感謝していきてれば絶対幸せになれるよ。私もみんなのおかげで幸せ。皆にも幸せになってほしい。 / もげんぴ ( 2003-03-12 00:48 )
さあ、みんなでおたんこなすをやめましょう。 / 揚水 ( 2003-03-11 23:15 )
サダムが嫌いだから戦争をする。こんなのは嫌いです。「憎」の連鎖が米国を戦争に導く。「憎」は「憎」しか産まないことを歴史が証明しているのにな。喜びの感情の連鎖、大賛成です。 / 夢樂堂 ( 2003-03-11 11:56 )

2003-03-09 {(10000分の2=5000分の1)÷2=10000分の1}×2=5000分の1

海月に逢ってご飯をごちそうになりましたの。
ご飯をご賞味した後は海月もご賞味しましたの。

たくさんお話させていただき顔なぞ眺めさせていただきましたけれど、全然時間が足りませんものですからご賞味し尽くすには程遠いものだったのです。
だけれども、とても満足したんですの。
それでもって受け取ってきました、バンビストラップ。

今帰ってきたばかりだというのに、ああもう海月に逢いたい。

先着一万名がもらえるバンビストラップが二つ届いてそれは総数の五千分の一。
それを二人で分ければ一万分の一。
一万分の一をそれぞれ持っている僕と海月。
二人は一緒。だから五千分の一。

この世でバンビストラップを持っているのは建前上一万名。
僕たちはそれぞれ独立した人格でありたいと願うけれど、そして同時に一つでありたいと願う二人。

僕たちは一万分の一かける二の二人、五千分の一の一つです。

先頭 表紙

なに言っとりゃあす、もげさん。そんなもんあんたが見たない言ったって見せびらかしに行くに決まっとるがね(笑)。いやがったところで「ほらほら見て見て」なんつってうるさい。僕はそうした人間です。お酒飲みたいねえ。 / 揚水 ( 2003-03-12 00:34 )
へへへ、みるさん。すべりこみセーフ。でも凧さんも絶対に間に合うと思っていてくださったんですよ。 / 揚水 ( 2003-03-12 00:23 )
あみさん、あなたに言われるとは。なんでもみるさんと共有するあなたに。照れるじゃないか。 / 揚水 ( 2003-03-12 00:20 )
夢樂堂さん、そうやって人に嬉しいと言ってもらえるとまたさらに嬉しい。 / 揚水 ( 2003-03-12 00:20 )
何よりバンビを二人でゲットできたのは嬉しいことです。 / 夢樂堂 ( 2003-03-11 11:57 )
取り急ぎお三方、ありがとうございます。ものぐさなレスでごめんなさい。 / 揚水 ( 2003-03-11 02:35 )
それだけ言われたらみたいがー!バンビストラッピ。関係ないけど先日、晴れて断乳して一年半ぶりに酒をのめる身の上になったので今度一緒に飲もうぜー。海月っちも誘ってさー。 / もげんぴ ( 2003-03-10 16:46 )
おめでとー!絶対当たると思っていたんだ。 / みるみる@Atelier ( 2003-03-10 09:44 )
確率を二人で共有出来るとはすばらしいですにゃ!! / あみすけ ( 2003-03-10 06:12 )

2003-03-08 ごせんぶんのいち

届きました、バンビストラップ。
海月のおうちに。

しかも凧さんのご厚意により二口応募できまして、二つとも。
僕と海月は晴れて10000名様の中の二人となること叶いました。

「いちまんめいさま!!」とのタイトルのメールが午後に届きました。
そのメールには、届いたことを報らせないうちはいてもたってもいられないヨロコビが満ち溢れていました。
製菓会社の名前やお勧めの菓子名が裏面に大書された封筒に入って届いたそうです。
封筒には「当社を末永くご愛顧くださいますようお願い申し上げる」旨の挨拶状まで入れてくださっていたようです。
ご愛顧差し上げたくとも北海道まではなかなか買いに行けないのが残念です。
ご愛顧したい。

ふふふふふふふ。
僕はまだ見ていませんが、とても楽しみです。

しあわせ。
海月がこうした機会を作ってくれるいい友達を持っていて僕はとても嬉しい。

とてもしあわせ。

先頭 表紙

ぶぶって…。そりゃ海月はどうしたって可愛いけどさあ。 / 揚水 ( 2003-03-09 01:03 )
ペアってのがいいね。でもペアルックはやめてね。ぶぶっ。想像しちゃった。あなたと海月っちのペアルックを。 / も厳秘 ( 2003-03-09 00:25 )

2003-03-05 君がどれだけ気持ちがいいか僕には知ることは出来ないけれど、君が気持ちいいと僕は嬉しい

愛するってことは一面そうしたもんじゃないの?
お互いに。

違う?

先頭 表紙

はーっはっはっは。 / 揚水@人生の自慢。お久し振り。 ( 2003-03-09 08:43 )
そう想い合える人に出会えることが一番の幸せ・・ね!(o^-^o) / りょう(←涼です〜) ( 2003-03-09 01:42 )
夢樂堂さん、ご賛同いただき大変嬉しゅうございます。 / 揚水 ( 2003-03-08 00:33 )
君のためなら死ねるってですか。死ねません(笑)。僕は彼女のために生きていなけりゃなんめえよ。僕が死んだら海月は泣いてしまう。 / 揚水 ( 2003-03-08 00:31 )
もーう、あみすけさんったらもう。ATフィールド無し夫なんだから(笑)。僕BUCK-TICKってあまり知らないんですけどこんなんなんですか? そりゃだせえや、僕好みだ(笑)。 / 揚水 ( 2003-03-08 00:25 )
んだね、みるさん。僕もかつてそう思えなかった経験がありますし。だとしたら、うわあ、俺今めっちゃしあわせやん。 / 揚水 ( 2003-03-08 00:21 )
その通りだね。 / 夢樂堂 ( 2003-03-06 12:17 )
I COULD DIE FOR YOU〜って思わずレッチリをくちずさんでまったわ。ワッチュガーナドゥ〜。 / もげんぴ ( 2003-03-05 23:07 )
なんかBUCK-TICKの歌詞タイトルみたい^^;。 愛し合うと言うことは、相手を受け入れることカナ。ATフィールドを解き放て! / あみすけ@あ、脱線してごめんなさい ( 2003-03-05 22:56 )
そう思わない人もいるんだろうね。そうじゃなければ涙を流したり怒りを込めたりしないですものね。やっぱりガンバよ! / みるみる@Atelier ( 2003-03-05 21:41 )

2003-03-04 文句垂れブー

あなたのお名前何てーの?
それはコマンタレヴー。

ここのところちょこちょこ腹立つことがあってそれをいちいち書いてしまっては振り回されることに自ら拍車を掛けるので自粛。
腹が立ったと表明して徒らにカドを立てるのも一法。流すことを覚えるのも一法。

もうあんたのことなんかどーでもいいわさ。
とゆー訳で海月に逢ってポワポワ。

先頭 表紙

へへへ。あみさんかっこいいっす。 / 揚水 ( 2003-03-08 00:20 )
うちに溜めるのは辛いことですが、それを本能に任せて放出するのは私は好きではありません。それを見たり聞いたりした人までも暗くなりますからね。私は何か別の手段で解消できるように努力するようにしてます。駄目なときは寝ます^^;。 / あみすけ ( 2003-03-05 22:53 )
微に入り細に入り愚痴らなくてよかった。先輩方に温かい言葉を掛けてもらえて嬉しいです。みるさん、ありがとうございました。もうなんともありません。夢樂堂さんのおっしゃるよう、ぶりかえさないようにします。お二方ありがとうございました。 / 揚水 ( 2003-03-05 12:02 )
無視しないと前に進めないからね。でも、後になって、また心がグツグツ言い出すのは本当に嫌だ。 / 夢樂堂 ( 2003-03-04 15:29 )
どしたのー。ガンバ! / みるみる@Atelier ( 2003-03-04 14:51 )

2003-02-25 ナガサキ生まれ

僕は長崎県で生まれ、育ちました。
長崎市に生まれ、生まれて物心ついてしばらくは市内に住んでいました。
それから父の郷里の郡部に移り住みました。

父は幼少の頃「ピカ」を見ました。
周りの大人達が一斉に地に伏せたのを見て「こけたこけた」と喜んでいたそうです。
父は被爆者に認定されていません。ですから僕も被爆2世ではありません。
被爆者か否かを分かつものが、爆心地からの半径なのか自治体の境界なのか僕は知りません。

その可能性は低いのでしょうが、父が白血病で死んでも僕や妹が白血病で死んでも、それは「ヒバクシャ」の死ではありません。
何故なら僕たちは被爆者とは認められていないからです。
それに憤るのでもそれが悔しいのでもありません。

僕の父は「ピカ」を見たけれど、「ヒバクシャ」ではない。
それだけのことです。
思い出しました。

先頭 表紙

現実問題として症状が出ることと症状が出るであろうから保護すべきだと括る線を引くことにはどうしたって齟齬は生まれます。その齟齬に思い遣りがあったにもかかわらずなのか冷たい仕打ちなのかの違いが出るのだと思います。 / 揚水 ( 2003-02-27 12:50 )
被爆の定義と言うか、可能性というのはどういうものなのでしょうね。風上だと駄目とか、半径何メートルなら大丈夫とか。その当時の情報は不確かに思えます。きちんとした検証をしたのかなぁー??? / あみすけ ( 2003-02-26 21:55 )
僕の郷里の大人達にどれだけその話が浸透していたかまでは知らないのですが、新型の爆弾が広島に落とされた話、あるいはそれ以前に新兵器が開発されているとの話が庶民の間で囁かれてはいたようです。まさか原子爆弾という恐ろしいものだとは、それがあれほどにも恐ろしいものだなんて、その当時の誰が想像し得たでしょうか。とんでもないものが広島に落とされた、と言う話が当時あったことは聞きます。 / 揚水 ( 2003-02-26 06:43 )
大人たちが一斉に地にふせたってことは、皆はそれが原爆だったってこと一瞬にして悟ったの?その一瞬ってどんな気持ちだったんだろ。それを考えるとめちゃくちゃつらいよ。 / もげんぴ ( 2003-02-25 22:56 )
夢樂堂さんへ、補足。あくまでもこれは僕自身についてのことであって、公害病患者に認定されなかった方々については、まさしく政治システムの欠陥そのものだと思います。もちろん被爆者認定においても。 / 揚水 ( 2003-02-25 10:57 )
そうしたことは時において悲しいことですが、そうでればなおのことその逆の嬉しいこと、喜ばしいことを愛おしく感じて生きていきたい。そう願うのです。 / 揚水 ( 2003-02-25 10:46 )
誓って言いますが、父が被爆者に認定されていないことに憤ったことは生まれてこの方一度もありません。ただ、人が境界を決めるときにはその内と外に分けられる人もいるのだ、そう思い直したのです。 / 揚水 ( 2003-02-25 10:42 )
人の目というフィルターを通す以上、物事には必ず「境界」が現れます。曰わく、是か非か正か邪か。男か女か天か地か。価値の優劣に関わろうが関わるまいが、境界を設けることは世界を読み解くのにとても便利です。それがいい悪いは別に、便利です。ただ、便利です。人は境界やあるいは差異によって世界を判断して進むのが普通です。世界に境界というものは存在しないのかもしれませんが、人の目を通せば話は別です。まして人が決めているのならなおさらです。線を引こうと思って分けているのですから。 / 揚水 ( 2003-02-25 10:41 )
認定されないと患者になれない。悪しき政治のシステムです。公害患者なんかなんかもその一例でしたね。 / 夢樂堂 ( 2003-02-25 10:24 )

2003-02-24 ヒロシマに告ぐ  3

先日、アメリカの軍事関係者が、きたるべきイラク攻撃の展開を解説した時に、「ヒロシマ効果」という言葉を使いました。

開戦の初日に300発から400発のミサイルをイラクに撃ち込む。翌日も同じ数のミサイルを投入する。この集中的な大量破壊によってイラク側の戦意喪失を図る。

これを「ヒロシマ効果」と呼んだのです。

日本としてこれは聞き流せることではないはずです。アメリカの軍人は今もヒロシマを成功した戦略と見なしている。10万人の死者のことも、あとあとまで残った放射能障害のことも、まるで念頭にない。

日本にすれば、ここで抗議しなくて何のための50年に亘る平和主義と反核だったのか。非核三原則は何だったのか。

もしもヨーロッパの例に倣うとすれば、日本にとって大事なのは遠いアメリカとの関係ではなく、近い中国や朝鮮半島の二国との仲です。

この1年、日本は逆のコースをたどりました。近隣諸国を敵視する姿勢ばかりを前に出した。

日本人のすべてがこの方針に賛成しているわけではない。人々は迷い、議論は乱れていますが、それ自体は悪いことではないでしょう。今はむしろ議論をまとめようとする動きに警戒した方がいいかもしれません。

次回は、また少し後になるかもしれませんが、恐怖による誘導という政治原理のことを考えてみたいと思います。

        (池澤夏樹 2003−02−20)


追記 この週末、沖縄で二つの平和集会が開かれます。詳細は文末に記します。
世界的に反戦運動が盛り上がっている中、沖縄の人々もがんばっています。お近くの方、また旅行で沖縄に来られている方、ご参加ください。ぼくも顔を出すつもりです。

沖縄と言えば、昨日、名護市議会がイラク攻撃に反対する決議を全会一致で可決しました。県内の自治体としてははじめてのことで、他へも波及するものとみられます。
名護が決議に踏み切った裏には、キャンプ・シュワブの重機関銃射撃訓練を再開するというアメリカ海兵隊の発表の影響があったかもしれません。去年の7月に事故を起こして以来ずっとやめていたのに、原因究明もないまままたはじめるというので、名護市は猛烈に反発しています。基地の島ならでの切実な決議です。


池澤夏樹さん「新世紀へようこそ」はこちら



おい、アメリカ人、いい加減にしろ。
お前らなんかハンバーガーばっか喰ってぶくぶくぶくぶく太ってればいいんだよ。
そして日本人。アメリカのケツの穴ばっか舐めて美味いのかよ。

ああもう。俺も日本人だ。涙出てきた。

先頭 表紙

なんにせよ僕は戦争に荷担したくはないんです、shigerukoさん。 / 揚水 ( 2003-03-04 14:35 )
本当にアメリカの横暴は許せません。それをへろへろ見てる日本も許せません。世界で唯一原爆投下された国として何かすべきことがあるはずです。ブッシュきらい。 / shigeruko ( 2003-03-02 14:19 )
「アメリカ」、「日本」の括りで語ることが間違いだったでしょう。戦争したい人としたくない人、その対立に収斂しそうです。対立から生まれるものはありはしませんが。 / 揚水 ( 2003-02-25 09:25 )
イラクと共闘する気がないなら仮に北朝鮮が攻めてきても守ってやらないぞ。それは怖い。守ってもらえないことももちろん恐ろしいことですが、アメリカ(という大雑把な括りが赦されるとして)が本気でそう思っているとしたら、その恫喝こそが僕は怖い。日本の政治家はやはりその恫喝が怖いのでしょうか。それとも恫喝とも捉えずにアメリカに従っていれば間違いがないと思っているのでしょうか。北朝鮮と向かう顔は、ともすればアメリカに向かう顔にかすんでよく見えません。 / 揚水 ( 2003-02-25 09:24 )
確かに日本はアメリカの庇護のもと北朝鮮の「驚異」から守られているでしょう。だからといって「戦争はいやだ、あなた達は戦争をしようとしているけれど、我々はいやだ」と言ってはならない法があるでしょうか。それを言えばもう北朝鮮からは守ってやらない、ともしアメリカが言うというのであれば、それは多分もはや恫喝です。今回の戦争に荷担したくないと日本が言うことと仮想の敵として北朝鮮にアメリカと日本が共に向かうことは、複雑に絡み合う両国の事情があっても本来はきっと別のことです。 / 揚水 ( 2003-02-25 09:24 )
戦争には負けた。他国を傷付けた。自国も痛みを負った。全てアメリカとは違うかたちで。そのかたちからの発言はあってもいいのではないでしょうか。少なくとも戦争においての放射能の被害を被った国は僕たちの国以外にはない。そこから発される言葉というものは日本人以外には持ち得ないでしょう。 / 揚水 ( 2003-02-25 09:24 )
「ヒロシマ効果」本当に無神経!。ワールドトレードセンター跡地が「グラウンドゼロ」って名前がついたときも嫌な気分だったなあ。自分達の利益のため、何が何でもイラクと戦争したいというアメリカ、ほんとにばかやろーです。戦争絶対反対!でもでもね。今は日本はアメリカの味方をせざるを得ないんだと思う。だって北朝鮮に攻撃されたらアメリカに守ってもらわなくちゃいけないから。確かにアメリカのいいなりで情けないとは思うけど私は小泉総理がキムジョンウィルと会談したときの辛そうな顔を思い出すと手放しで日本を非難できんよ。 / もげんぴ ( 2003-02-24 22:01 )
仰せの通りです。まったくです。 / 揚水 ( 2003-02-24 15:34 )
夢樂堂は横田基地のある福生でベトナム戦争時代に育ちました。イデオロギーなんてどうでもいい、人が死ぬのが嫌なんだ。そんな単純な気持ちになれば、戦争は出来ないと思うのだが。いずれにしても、力づくで戦争に勝っても平和は訪れない。 / 夢樂堂 ( 2003-02-24 09:21 )
もちろん僕が悪態を吐くような「アメリカ人」ばかりではないと思います。悪態を吐いた時点で僕も彼らに何も言えないとは思います。でも悔しくて悔しくて仕方ない。スミソニアンに原爆の展示をすることは恥であって栄光ではない。なんなんだよそいつぁよ、もう。 / 揚水 ( 2003-02-24 02:15 )

2003-02-24 ヒロシマに告ぐ  2

もう一つ、ある意味では最も重要なのは、日本の軍人が任務として人を殺したことが一度もなかったということです。

実際問題として日本は「国際紛争を解決する手段としての武力の行使」はしないできた。

これらは明かに日本が主体的に決めて守ってきた方針でした。

しかし、アフガニスタンを攻撃するアメリカ軍に給油するために派遣された自衛艦は、結果においてアフガニスタンの人々を殺すのに手を貸しました。

あの作戦行動のどこが「自衛」なのか。仮に憲法解釈によって自衛のための戦闘を認めるとしても、武力によるタリバン排除がなぜ自衛になるのか。

今回のアメリカ主導のイラク侵攻もまた日本の自衛とはまったく無関係な行動です。いわゆる集団的自衛権の範囲をも大きく踏み越えるものです。今、イラクはアメリカを攻撃しようとしているわけではないし、かつて攻撃したこともない。日本にとっても、いかなる意味でも脅威ではないばかりか、むしろ敵を増やすことになる。

ヨーロッパの国々はしばらく前から世界のバランスを取ろうとしてきました。冷戦のあとでアメリカ一国が強者になるのは好ましくない。だからかつてあれほど仲が悪かったフランスとドイツが手を握り、この二か国を核としてEUを構築した。ユーロという新しい通貨を立ててドルに対抗しようとした。

この試みは成功しました。それ以上に、この試みが必要な措置であったことが今回のような横暴なアメリカの出現で証明された。いらだつアメリカのふるまいが却ってヨーロッパの結束を促すことになる。

このような先を読んだ世界観と主体性を日本は持てませんでした。だから川口外相のような世にも軽い、ぺらぺらな発言が出てくる。

ぼくが日本の停滞、日本の迷いと言うのはこのようなことです。

先頭 表紙

2003-02-24 ヒロシマに告ぐ

池澤夏樹さんの「新世紀へようこそ 095」の転載です。
ヒロシマ、及びナガサキ市民、正当に怒れ。

 日本の停滞、日本の迷い 2

日本の停滞、日本の迷い、について再び考えます。

イラク攻撃に関して、今の日本は分裂しています。国民の大半は戦争に反対。しかし政府はブッシュ政権によるイラク攻撃を支持する姿勢を変えません。

更に川口外相は、アメリカ支持をためらっているメキシコなどの安保理非常任理事国を説得すると言っています。これは単にアメリカ支持を表明することを超えるもの、大量殺人への荷担を教唆煽動する行為です。

『イラクの小さな橋を渡って』の視点に立てばそういうことになります。

これまでは武力行使を支持するか否かについて国内では「まだ言えない、言わないのが国益」と後出しジャンケン主義でいたのに、他の国に賛成しなさいと言ってまわるのは矛盾でしょう。

小泉政権はもちろん武力行使に賛成、大賛成と言いたい。しかし国民の8割は戦争に反対。その国民を説得する論理はない。だから国内ではまだ決めないと言いながら外ではあからさまに支持を表明する。

大きなメディアも分裂しています。新聞は正面にはブッシュ=小泉政権寄りの官製報道を掲げながら、コラムや署名記事では反戦の思いを語っています。

それに対して、ヨーロッパ諸国は政府もメディアもそれぞれの戦略に立った上で、はっきりと意思表示をしています。

ドイツのフィッシャー外相は「ドイツの国民は圧倒的に戦争に反対である。戦争回避の道が残されている以上、私は国民を戦争に向けて説得することはできない」と言いました。これが民主主義というものでしょう。

フランスのドビルパン外相は14日の安保理で「戦争と占領と蛮行を体験した古い国」の代表として「我々の責任と名誉にかけて、平和的な武装解除を優先すべきだ」と述べました。会場にいた各国の外交官が(通常は禁止されているにもかかわらず)一斉に拍手したそうです。

それに対して、日本政府のふるまいはアメリカ追従というに尽きます。

政府はアメリカの対イラク政策をそのまま追認するだけでなく、米軍の指揮下に入って戦争を遂行することを前提に軍艦を派遣しました。

去年の12月に海上自衛隊のイージス艦「きりしま」がほとんど何の議論もないうちにインド洋に向かいました。あれが分かれ目だったという気がします。

イージス艦は、名前が奇妙だからわかりにくいけれど、輸送ではなく戦闘に従事する艦です。事実上政府はアフガニスタンの時からまた一歩大きく踏み出したわけです。

日本のこの方針転換は決して国ぜんたいの熟慮の結果ではありません。政府からは何の説明もなく、従って議論も一切なかった。メディアはほとんど報道しなかった。

政府首脳には自分たちがどういう道を選んだか、わかっていないのかもしれない。

そう考えないと、今の首相や外相の発する言葉の矛盾は説明できません。

具体的に説明しましょう。

第二次大戦後の世界で、平和への貢献に関して日本が誇れることはいくつかありました。
まず、日本は少なくとも武器の輸出という商売はしなかった。いくつかの違反事例はあるようですが、原則としてこれは守られてきました。アメリカはじめ先進国のほとんどが武器を売って稼いでいる時に、それだけはしなかった。

また、アメリカの核の傘の下に入っていたとはいえ、自分では核兵器は持たなかった。その技術も材料も手元にあったけれど、しかし製造はしなかった。

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