2002-05-31 少しぬけた
2002-05-30 軽めに
2002-05-26 きっと明日には削除
2002-05-25 タイトル浮かばねー
2002-05-18 友達
2002-05-16 媒体
2002-05-13 LOST　CHILD
2002-05-12 それくらいの
2002-05-11 今さらだけど
2002-05-10 PEACEDELIC

金曜日

仕事でちょっとした企画ものをプレゼンするという体験をした。
一週間が期限という条件でちょうど一週間前に言われたので、今日が期限だったのだ。
ウチの会社はいろいろ変動があって、営業と制作しかなくなってしまったため、企画担当という人が誰もいなくなってしまった。なので企画は社員全員で出すことになったのだ。
私は企画なんかパート違いで一度もしたことなかったのでかなーり負担に思っていた。
しかも、「こういう話があるから企画考えて」と言われた時点で、若いデザイナーの子がその場で「こんなのどうでしょう」なんてスラスラ言い出すもんだからかえってプレッシャーになってしまった。
ついでに「MUYMUYさん（仮名）だったら、こんなのとかあんなのとかあるじゃない？」なんて、ヒントとしていろいろ出されてしまって、そうするとそこからは出したくないもんだから（幅がせばまるからやめて〜）なんて呻いていた。
私ってば、初心者のクセして、理想が高いのよね・・・。
理想は高いのに、どうせ出すならいいものを出したいのに、やる気がどうしても出ないし楽しそうとか思えないし（楽しそうに思えるハズなんだけどねι）本当に私はダメだなあ、と、こういうことも含めて思っていたりした。

でも、ちょっとしたことがあって、うん、ちょっと何かの角度替えがいつのまにかできたのか、「イケそうなものを見つけるなんてムリだ。今本当に好きで自分がやっていることをネタにしよう。そうじゃないと逆に何も出せん。」と考えてやり出したらちょっと楽しくなって、割と自分で納得行くものをまとめることができた。
アイディアってこういう風に出るのかー、なんて少しほほぉっと思った。

で、それがマーケット的にどうかなんて私は自信なんてサラサラなかったけど、シャシャシャッと適当に描いたデザイン案も含め概ねいい反応をもらえた。
・・・こんなことってあるんだー。

少し、何かから抜けられたような気がする。

ここでツッコミをくれた人たち、私のぐだぐだ話に長い間つきあわされた友達、いろいろと感謝。
自分で抜けたんだけど、自分だけで抜けたんじゃないの。
ありがとうなのだ。

先頭 表紙

木曜日

軽めにショック。
下の日記に比較すると激しく軽く。
ふわふわ〜ん。（でもショックなんだけどι）

私の大好きな映画が（っていうか「RED SHADOW〜赤影」なんだけど）
全然あたらなかった、メチャ不評な映画だったんだと、会社の人二人との会話で判明。
＜理由＞
・昔の「仮面の忍者赤影」を期待してた人にはコレ以上ないほどの期待ハズレっぷり。
・にもまして安藤くんは明るくない。
　（廉くんしか知らなかった私には充分明るかったがι）
・とにかくつまんなかった。
・・・だそうで。

そうか。そうなのか・・・。なにみても楽しいと思ってしまう私ってバカなのかな。
原作の赤影なんてほんのヒトカケラほども知らなかったもので、全然抵抗なかったんだけど、原作とか昔のテレビ実写版とか知ってる人にはやっぱりショックだったのかも。
だとしたら映画会社の人選ミスだと思う。
ネットでいろいろ感想とか見てみたら、
「あれが時代劇の東映の50周年記念映画とは何事だー。別に赤影じゃなくていいじゃないかー！原作に対する敬意はないのかー！時代考証は！設定は！どうなってるんだー！！」
と怒りまくり。
そういう条件から言ったら中野監督は確かに最悪な人選。
中野さんはスタイリッシュでピースな映像を作る人で、いわゆる時代劇を作る人ではけしてないです。
中野さんが「赤影」をやるには確かにひともんちゃくあったようだし。
ずーっと長いこと「やる」「やらない」って話はあったらしいんです。
中野さんは人を殺したくない、でも時代劇の王道を知ってる映画制作側のスタッフは勧善懲悪で行きたい、そんなやりとりが日を追うごとに強くなって行ったとか。
別に中野さんが「赤影」にこだわってたわけじゃなく、中野さんはファッション的にも時代考証にもなーんもとらわれないで、ピースでスタイリッシュなカッチョいい忍者ムービーを作りたかっただけみたいで、普通の時代劇を求められているなら俺じゃなくていいだろうって逆に言ってたみたいなとこはあるようで。しかも”男って結局バカでかわいい生き物”みたいなのを赤影を使って表現したがったりもしたので、正統派デキル忍者赤影の面影が木っ端微塵だったのですな。（でも安藤赤影だってやるときゃやってたよ。）
なんかの取材で「赤影を作りたかったのはなぜですか？」みたいなこと聞かれて
「赤影は作りたくなかったですよ」と答えていたように記憶してます。
これは「赤影」ファンにも中野さんにも酷なものだったかもしれないですね。
中野さんを理解しているかいないかで、この映画の評価はまるで違うようです。

まあ、まずは監督がどういう人なのか理解しなきゃよさがわかんない映画、
って時点でかなり不利だけど。
私的には、いろんな映画があっていいと思うので、別に王道時代劇もいいと思うし、でもやっぱそれなら深作欣ニとか、わかんないけどそういう人にとってもらったらよかったんちゃうの？って、それだけ。
「赤影」ってだけでそんなに既に期待させてしまう強すぎるイメージがあるのだったら、中野さんに頼むべきじゃなかったと思うだすよ。
個性違うもん。そういう時代劇を作れる人は他にいるんだから中野さんがそんな映画作る必要ないもんね。中野さんが中野さんだなあ、って映画撮らなくてどうするんだ。
深作欣ニとかだったら少なくとも「里見八犬伝」くらいにはなったわけじゃないっすか。
それが「赤影」として王道かどうかは知らないけどね。

そんなわけで「軽く」怒っていた私なのでした。
ごめんね平和で。

先頭 表紙

気分がまたひどくロー。
焦りと無気力の相乗効果。
仕事。
仕事、仕事、仕事。
やらなきゃいけないこと。
プレッシャー。
逃げ場はなし。

やりたいと思うこと、なし。
やれると思うこと、なし。

やりたいことをやれている人は非常に少ない。
成功しているように見える人も、いろんな段階で妥協したり、戦って負けたりしてる。
状態が悪いのは私だけじゃない。私の環境はとりたてて悪くない。
なにもやろうとしない自分が悪い。

なんで、なんにもやる気がしないんだろう。
自分が生きるためであっても、なにも動いてくれない。

変なことをぼーっと考える。
私は死にたくなんかないけど、人生はやめてしまいたくなる。
でも例えば次の人生を早く生きたくて、死んでしまったら、次の人生をもっとダメにしてしまう、そう思って生きているところもある。
前の人生の生き方が、次に生まれ変わるときのスタート点というか、ベースというかを決めてしまうというような話を、本で読んだことがあって、自分や人を殺してしまうと、次の人生は更に恵まれないものになってしまうのだ。
単純に罰されるというよりも、精神レベルが幼すぎるので、更に過酷な試練を渡されるってことなんじゃないかと、私は思う。

今の人生で、何か一生懸命努力して生きていたら、今必ずしも報われなくても、次の人生はちょっとはマシなところから始めることができる。
そう思うと、どんなに逃げたくてもどんなにやめたくても、私は生きざるを得ない。
次の人生があるなら、今よりはマシに生きたい。

別に現世でだって、何か抜け道を私が見い出してくれるなら、少しでも楽しんで生きたい気持ちはあるんだ。

わかってるよ。

私の未来はまっくらじゃない。もっと理不尽にはかなく、生きたいのに命を散らす人もいる。綺麗な魂をしているのに、この世にいられない人もいる。
生きてるそれだけで、私には可能性がある。自分は何も見えない気がどんなにしていても。

でも、動けない。動いてくれない。どうしようもない。

甘えているんだよね。わかってる。動けないことに甘えてるんだろ。

こういうところに、日記を書き続けてるのってどうなのかな。
人に反応できないし。
書き続けてる私って醜いだけだ。

助けてください。
助ける価値のない私だけど、ヒマでたまらない神様がいて、気が向いてくれるなら。
でも、私はまた感謝の気持ちを忘れてしまうから、きっとダメですね。

ダメでも、本当に心の底にある言葉を言わせてくれますか。
いうだけならタダだからいいですか。
誰でもいいから助けて。
ダメな私でも、助けてください。
力をください。
なんでもいいです、なんでも、なんでもいいです。
私が生きようとしてくれるなら、なんでもいいです。
誰にも頼ったりなんかしません。
でも、頼りたいんだほんとは、って思うことは許されますよね？
一人の力で生きていきます。
でも誰か、誰でも、
少しだけ今だけ、正直に言わせて。

助けてください、助けて。

先頭 表紙

土曜日

以前の会社の同僚に会う。
私は途中からの合流だったため、大して話はできなかったけど、でも楽しかったな。

女の子の一人は噂には聞いていたが、もう臨月が近くて典型的に大きなお腹をしていた。凄い量のドーナツとマフィンを持って来ていて、
「そんなに腹がすくのか！さすがだな！」
などと思ったら、おいしそうなんだけど1ロットが段ボール1箱分くらいあるので、購入にバリ勇気のいる海外チェーンのドーナツ屋さんのドーナツを、大勢の人間に会えるこの機会にと、すかさず買ってきたのだそうだ。
こんなに持ってきて男3人もいるのに全然減っているように見えないのが凄い。しかもまだ家に半分くらいあるなんて。どういう売り方なんだその店は。
ここは日本だぞ！ι（でもそれで1コ換算は30円くらいになるんだって。スゴイよねーーー。）

もう一人の女の子（あ、この子は同僚じゃなくて、外注だったのだ。でも親密度的には同じようなもんだ）はいつの間にか彼氏と別れていて、詳しい話を聴いたらなんとマンションを購入した直後に別れてしまって彼がさっさと出ていってしまったため、収入メチャ少ないのにこれからどうすれば、なんて大変なことになっていた。
美人だし、明るいし、私は大好きな子なんだけどそんな目に遭っているとは。
素敵なカップルに思えたけど、でもまあ、人の縁は仕方ない。相手の人には2度ほど会わせてもらったけれど、ある種の女の子からみたら確かに魅力的な男の人ではあった。でもちょっとムズカシそうな人ではあったな。

うーーーーーーーん、そんなこと聴いたら私ってばすんごっく平和なんだけどーーーーーーー。

でもその子と話したかったんだ。うん。私の目指す仕事形態をしているし。
それにその子が自分と同じような場面で同じようなプレッシャーを感じるのもわかって、自分は異常なワケじゃないんだ、という気持ちに少しなれた。

だからってなーーーーーんにも解決してないけどなーーーーーーーーー。

でもあれだ。
そんなに人に会うタイプじゃないからこう立て続けに人に会っていると、楽しいしヤじゃないんだけど、やっぱし一人でいる時間が欲しくなる。
でも鬱のときほど、人に会った方がいいんだろうけどね・・・・・。

「バトル・ロワイアル」のメーキングと、「BR」制作中の深作欣二監督の演出の様子がわかる「映画は戦場だ！」とかいうビデオを借りた。
映画を作るって面白いなー。なんでもモノづくりは面白いけど。
大変そう。こだわりが凄くて。だから、面白い。

先頭 表紙

土曜日

大学の頃の仲間二人と、久しぶりに会って食事をした。
芝居をやってるヤツと、そいつの芝居を一緒に見に行ったヤツ。だから顔を会わせたことはけっこうあるんだけど、3人そろって食事したり、おしゃべりしたりはほんとに久しぶりだ。

学生の頃の友達っていいな。
怒るんでも泣くんでも何か訴えるのでも笑うんでも、全然気が楽だもの。

一人は自分に迷いがなくて、生きることに力んではいなくて、でも抜け目のないしっかりしたヤツ。
こいつのことは大スキだ。尊敬してる。こういう女はかっこいいって思う。
彼が司法試験に何年連続で何度落ちても、彼女は微動だにしない。彼のマインドを気にするだけだ。
もう一人はこないだも一緒に飲んだヤツ。
いつもワケのわからないことで悩んでいる。いつもどうしてこんなに世の中が汚いのかと憂いている。いつも自分の周りがよくないと嘆いている。
いつも、ワケわかんない想念的な恋をしてる。
でもやることは精一杯やったヤツだから、私よりはいいヤツだ。
自分には迷いはないんだろう。

私がうめく原因はいつも私だからな。

そいつはライターをやってて、私の大好きな役者にインタビューをしたこともあるそうだ。
「おもしろいですね！飲みに行きましょうよ！」と誘われたけど行かなかったらしい。
ちょっとしたエピソードも聞いた。
個人として、「おもしろい」と認めてもらえたなんて、うらやましいを通り越して少し嫉妬だ。

生きてるフィールドが違うから、当然のことなんだけど。

まあ、楽しかった。

先頭 表紙

木曜日

欲しい雑誌の出版元が倒産していたと本屋で聴いて、何か知ってることはないか聴きたくて元彼に電話した。
それだけだったのに、いろんな話をして、
ひとつもの凄く、哀しい日のことを思い出してしまった。

彼と別れた日のことじゃない。
誰かをなくした日のことじゃない。

バカバカしいことなので、削除。

先頭 表紙

月曜日

仕事帰りにタワレコに寄る。
タワレコのためたポイントを使う期限が明日にせまっている。
ほんとは5000円分ポイントがまだ足りてなかった。
んで、6500円（だったかな？）の赤影のDVDを買った。
バカ？あんど無駄使い？
うーん。でもいいのだ。特典映像が2時間半あるって書いてあったし、いつか買おうと思ってたし。
なんか今まで何万分か溜まってたポイントがただ消えるのもやだったし。

そんでちゃんと40ポイントたまったカードを持って別階で他の狙いものを。
クリスタル・ケイという人のCDが欲しかったのだ。でも失敗したらヤダからちょっと戸惑ってた。でもポイントで使うなら1000円割り引きになるから。
クリスタル・ケイをなんで私が知ったかというと、映画「サトラレ」のエンディング・テーマを歌ってた人なのだ。
それはそれはとても懐かしく物悲しく優しい曲。
歌い方とリズムとメロディーにちょっと涙が出た。人間らしい優しさを取り戻せる気がした。レンタルビデオを何度も巻き戻してその曲を聴いたりしていた。
その曲が「LOST　CHILD」。タイトルも私にはクル。

まず「サトラレ」のサントラをちょっと前に買って気に入って聞いていた。とても満足した。それで、もっと沢山の彼女の歌を聴きたくなった。
で、「LOST　CHILD」のオリジナル版が入ったCDをネットで検索。でもそのジャケットデザインやルックスからひょっとして私が欲しいものとは違うんじゃないかな？という疑いが。
それはそれで魅力的な女の子だったのだけど、R&Bっぽい感じで、私の求めてたのはもっとけだるいような感じの・・・。
それで戸惑ってしまったんだな。

アルバムはやっぱりR&B系だった。「LOST CHILD」だけがかなり特殊だったのだ。

でも、まあ、望むものとは違ったけど、悪くはない。まだ15・6歳でこんな歌唱力ならスゴイなあ、って思う歌声。宇多田ヒカルとまた違うよさがあるってとこかな。
こんなにラフにリズムを感じて、こんな風に歌いこなせるなんてな。
生い立ちもヒッキーに似てた。お母さんも名うてのシンガーらしいから。

まあ、こんな広がり方もいいんじゃないかな。
私ってほんとに普段、メジャーどころしか耳に入れてないからね。

先頭 表紙

5月の12日っていつ？
そろそろ2週前の日曜？
もう・・・・・・何やってたかなんて、全然思い出せないι

何か見て何かに触れて誰かと話して、なにか考えたり気がついたり発見したり楽しかったり悔しかったり、あったのかもしれないけど。

そういうの書かないと忘れるなあ・・・。

ま、書かないでいたら忘れるくらいのものなら大したこたあないってことかな。

最近書きたいことけっこうあるのに、ウチのＰＣがまるでダメだから、会社で暇見てコソコソ書いてて、・・・だからスキなタイミングで書けてなくて、溜めてる間に忘れていくってことが多いんだよねえ。
せっかく心が動くようになったのに。

でもま、やっぱり”それだけのこと”ってことよね。
身のあることならきっと、いついつのなになに、って覚えてなくても身になっているんだろうし。

覚えてるって、そんな必要なことじゃないかも。

だよな。

私って貧乏性だ。記憶までもったいながって。あはは。

先頭 表紙

わたしってひまじんライターむきじゃないなあ。
人に読ませるのに向いてない、自分の中だけにしとけって内容ばっか書いてる。
楽しませること書けないし。考えてないし。
文章なげーし。

今さら、気に病む気はないけど、変な人だよね。
自分の中だけでぐるぐるやってて。

ま、いっか。
自分のために書いてるだけだし。自分の気がすめばいいんだし。

と、たまにはどーでもいい短い文で一日分を埋めてみる。

先頭 表紙

金曜日

仕事帰りにフイに思い立ち、中野裕之のナイトイベント最終日に行くことに。
この日は「ピースな」映像展でイルカやら屋久島の自然やら、とにかく「ピースな」気分に浸れる「ピースな」映像ばかり。
たまには私も「ピースな」気分になってもいいかな、と。
それにこの日はカワイイ女優のゲストもいないので監督はデレデレせずに、今日こそ映像について「ピース」について熱く語るだろう、という思いもあり。やっぱダンディーな中野監督も見たい。
閉店ギリギリでチケットを販売してる店舗へ。当日なのに余裕で買えた。

雨が降っていた所為か、GWも終わった所為か、人は前回より随分少ない。とんがった映像やってる若者が沢山来るかと思ったのに、ピースな映像になるとちょっと違うのかな？
席もかなり前の方に座れた。こんな間近にピースダンディー中野が！嬉しい。
先日の”デレデレオヤジモード”は大不評だったらしく、たくさんの”中野ファンが引きますよ！”というご忠告メールをいただいちゃったそうだ。やはりな（苦笑；素直な人ってことだけど）

映像は本当にピースだった。屋久島のひたすら流れる雲、流れる川、揺れる木々、ハワイのひたすらうち寄せる波、どこかのひたすら広がる地平、ひたすら続く渓谷、ひたすら泳ぐ一対のイルカたち、などなど。
定点カメラ、飛行機からの空撮、はたまた船から、と撮影法は様々で、いかにも「映像バカ！」って感じ。楽しくって仕方ない、ってパワーに溢れていて、見ている側も気持ちよく楽しい気分になれる。
そんなんで、最初のうちは本当にほんのりピース気分になっていた。
でもなぜだか、（ほんとは知っているけれど）途中で自分がギラギラして思えた。自意識過剰な、どん欲な自己顕示欲をあらわにしているようで、落ち着いて見ていられなくなってしまった。ギラギラが悪いわけじゃない。情熱から来るものなら。私のはその”方向”がなんか違うだろ？って感じだったのだ。
それから瞬間のウチにいろんなことを考えた。
ピースになりきれないのは私が中野監督や他のピースな人たちのように、何かと本当にせちがらい戦いをやって、それを超えるという生き方をしてきていないからだ。
こんなところで、大したこともしてないのに、簡単にピースを手にいれよう、なんて虫がよすぎる。ピースをもらえる、ピースを作れる人たちはそれなりのつきつめたモノを内面に持っている。単純な、胡散臭いエコロジストじゃなく、自分で乗り越えて、自力で手にしたものを大切に楽しんでいるんだ。
まだ私が手にできるものではない。手を伸ばして触れることはできても、自分のものにはできない。
そんなことを思って、そんなことを思う自分自身を思って、少し哀しくなった。

生きに生きたくて仕方がないのに、気力も湧きだしているのに、どうやって自分から出してあげたらいいのか、わからない。
最近得ているこの収穫を、見ているだけじゃなく自分の何かに変えたい。でもどうやればいいんだろう。

先頭 表紙