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ロダンの「考えたこと」

21世紀にママになったロダンが日々考えたことを記します。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2000-11-18 秋晴れ
2000-11-17 初めての経験
2000-11-16 再スタート
2000-11-15 暖炉
2000-11-06 連休の出来事
2000-11-01 コドモの幸せとお受験
2000-10-31 ベニアズマ
2000-10-30 ボランティアのすすめ
2000-10-29 アルジャーノンに花束を
2000-10-28 オザケン


2000-11-18 秋晴れ

今日は雲ひとつなく晴れ渡る気持ちのいい秋晴れ。
天気予報で晴れを確認していたものの、朝起きて外を見て、嬉しくなった。
何故なら、今日はロダンの友人の結婚式に夫ともに招待されていたから。式は朝9時からで、久し振りにスニーカー以外の靴を履いて出掛けた。
最近、涙もろくなっているロダンは、友人の幸せそうな美しい姿とその横にニコニコして立っている優しそうな新郎の姿を見て、それだけで感激して涙がでそうになった。
結婚式で幸せそうな友人をみるたびに幸せのおすそ分けを頂いたようで、こちらも幸せな気分になる。また神父様のお話しを聞いて、自分の結婚式のことを思い出し、気持ちを新たにすることも多い。
ロダンは特別な宗教的信仰を持っているわけでないが、海外に住んでいるころは友人に連れられ教会に通ったこともある。一週間に一度、ゆっくりと神父様のお話しに耳を傾け、賛美歌を歌う時間をもつことは当時は単なるひまつぶし的な行為だったけれど、この年になってもう一度礼拝に通ってみたいと思うようになった。ただ、ロダンの住む町は教会というよりお寺の多いエリアでそれは実現できないでいる。
聖堂での式のあと、庭で式の参列者全員の記念撮影となった。カメラマンの「新婦さん、もっとにっこり!」の声に反応して、思いっきりニッコリした顔を作ったが、考えれば、ロダンは「新婦」ではなく、「妊婦」であった。そういえば、自分の結婚式のときは、係りの人が「神父さま、神父さま」と呼んでいるのだと思っていたら、「新婦さま」とロダンのことを呼んでいたということがあったなぁ。

先頭 表紙

マイケルさま、思わず声を出して笑ってしまいました。でも、実はあまり人のことを笑えないロダンです。私の失敗談は追々。 / ロダン ( 2000-11-20 15:13 )
私の友人は私とフィー子さんが知り合いだと思っていたそうです。妊婦話は追々。 / ロダン ( 2000-11-20 15:11 )
テマチン様、確かに漢字を思い浮かべないと混乱してしまう言葉って多いですよね。 / ロダン ( 2000-11-20 15:09 )
全然関係ないけど、以前友人の結婚式で新婦の妹さんが、「私○○家の遺族のモノですが...」とマジボケをかまして、係員の目を点にさせていた。 / マイケル ( 2000-11-19 22:41 )
わ〜お、妊婦って響きがたまらなく好き(←変態か?)。全然ひまじんのお仲間がわからないけれど、少しずつ明かされるのを楽しみにしております。先輩妊婦としていろいろ教えてくださっても嬉しいです〜! / フィー子 ( 2000-11-19 15:07 )
妊婦さま、確かに「神父さま」といっていると勘違いしちゃいますよね〜。思わず笑ってしまいました。いまだしんろう・しんぷってどっちがどっち?と漢字を思い浮かべてしまいます。。。 / オーテマチエンヌ ( 2000-11-19 12:19 )

2000-11-17 初めての経験

ロダンの体調に変化が現れたのは、5月の末のことだった。週末、友人宅に泊まりこみで飲み明かして帰ってきた翌日のこと、なんか体の調子が変だった。生まれてことかた二日酔いになったことがないのが自慢のロダンであったが、どうも二日酔いとも違うようだ。風邪を引いたかもしれないと様子を見ることにしたが、どうも妙に気分が悪いので、翌日病院に行った。
それで、判明したのが体に変化が起きている兆候がみられるということであった。その症状は今でも続いており、それから間もなくして、ロダンの体に2つ目の心臓が確認できた。
現在、その心臓の主はロダンの体内で活発な活動を展開している。こうして日記を書いている今も。(自分のことをウワサされているのが分かるのかな?)
このことが発覚してから、ロダンの生活は一変した。そして、恐らく来年の1月末以降はその生活は激変するのだろう。
楽しみである。

先頭 表紙

もしマイケルが女性だとしたらあの写真の人物は誰? 1)マイケルのダ〜リン 2)ああ見えて実は女 / マイケル ( 2000-11-22 09:32 )
フィー子様、よちみ様、お大事に!(でも、実はちょっと得意気になってます。) / 人を驚かすのが大好きロダン ( 2000-11-20 16:46 )
まさかマイケルさまも女性だなんてことはないですよね? / ロダン ( 2000-11-20 15:20 )
水美さま、確かに産後の大変さは今の比ではないようですね。先輩ママから脅かされてます。 / ロダン ( 2000-11-20 15:18 )
たら子母さまには、ロダンの人間関係がバレているのかしら?ふふ、内緒にしておいてくださいね。 / ロダン ( 2000-11-20 15:16 )
がっかりだなんてそんな。ちょっと椅子から落ちて腰を打っただけですぅ。よちみは顎が外れたそうですけど。うふふ / 疑うことを知らなすぎ? ( 2000-11-19 15:08 )
ロダンさんのことを男性だと思っていたのが僕だけでなくて良かった... > フィー子さま / マイケル ( 2000-11-19 08:59 )
おめでとうございます。安定期に入り、後少しですね。楽しみでしょう。忙しくなる前に“独り身”をご満喫あれ! / 産んだ後に自由はないよん。 ( 2000-11-19 00:39 )
御懐妊おめでとうございます。私も妊娠4カ月までは職場で内緒にしていました。つわりで大変だったので、食事の誘いが困りました。何とな〜く、ロダン様のお身内ないしは知人でいらっしゃるひま人ライターがわかるような気がいたします。身内がいると、書きにくい話題もあって残念ですね。 / たら子母 ( 2000-11-18 21:03 )
フィー子さん、ごめんなさい!がっかりさせちゃったかしら?最初は一生懸命女性っぽい文章にならないように気をつけていたのですが、今ではロダン節が染み付いてしまって、かえって自然な文章が書けなくなってます。 / ロダン ( 2000-11-18 20:23 )
みなさん、ありがとう。お陰様で順調に8ヶ月目に入りました。 / ロダン ( 2000-11-18 20:02 )
いきなりの展開で驚きました。お身体、大切に。 / ヴァニラ ( 2000-11-17 22:38 )
みんな早まったらいかん! ホントに何かの病気かもしれないじゃないか〜! (爆) / マイケル ( 2000-11-17 21:30 )
え〜??え〜??じょ、じょせい???(゜o゜) / フィー子 ( 2000-11-17 19:38 )
なるほどぉ〜、御懐妊でございましたか。。。おめでとうございます!!!水美様のつっこみを読むまでは、そのまま訳が解らない状態でしたが、やっと納得です。あぁ〜楽しい妊婦生活を送って下さいね!これからも楽しみにしています。 / peach ( 2000-11-17 12:55 )
ご病気かた心配しましたが、よーく読むと、あ、あかちゃんですね!?おめでたや♪おめでたや♪本当に楽しみです。でも、油断は禁物。寒くなるし。冷えないように・・・お大事にね。 / 水美 ( 2000-11-17 11:54 )

2000-11-16 再スタート

この日記を始めたとき、自分自身を謎の人物(年齢性別不詳等々)として書き始めたが、そろそろ諸事情により限界がきてしまった。白状して楽になりたくなった。
そもそも自分を謎の人物に設定した理由のひとつは、自慢じゃないが(自慢)、複数のひまじんのライターと知り合いだからであった。(どうやらそういう方は他にも多いようですね。)
ロダンの知り合いライターが誰かは秘密だが、海外から書いている人もいるし、なんといってもロダンのファミリーのひとりがいるのだ。書き始めたときは誰にも内緒だったのに、そのほとんどに正体がバレてしまっている今となっては、謎の人物に拘ることなく、思うことを自然に書くことにしたい。(もっとも拘っていたのは自分だけ?!)本当は来年の1月末に告白しようと思って緻密な計画を立てていたんだけどね。何故1月末なのかは、追々。
ということで、今後ともよろしくお願いします。

先頭 表紙

みなさま、暖かいお言葉ありがとう。いつもツッコミ下さる皆様には感謝です。なんだかたくさんのお友達ができたようで嬉しいです。 / ロダン ( 2000-11-17 11:09 )
祝・復活! フィー子さんと一緒にお待ちしておりました。 / 美奈子 ( 2000-11-17 09:56 )
やはり皆さん、お知り合いが多いんですね。気になるう。 / ヴァニラ ( 2000-11-17 07:48 )
ああ、1月末が待ち遠しいですね〜 / オーテマチエンヌ ( 2000-11-16 22:24 )
やっぱり文章って本人の個性や趣味や考えていることが、全部わかっちゃうんですよね。近い人だとすぐばれちゃうんです。でも、ロダン様の性別など、考えたこともありませんでした(もちろんOだと思ってましたわ)。その辺は巧みでいらっしゃいましたね。 / たら子母 ( 2000-11-16 21:28 )
ということは、パワーアップなさるのですね! おおおお(地の底から響くように)、楽しみですー。 / よちみ ( 2000-11-16 18:02 )
白状シリーズはまだまだ続きます。お楽しみに! / ロダン ( 2000-11-16 17:43 )
ロダン様、初めまして。もっとも以前よりずっと拝読しておりました。ご白状はこれだけでございますか。どの方がファミリーでいらっしゃるか、見当ついている読者もいることでしょう。いっそクイズになさいますか。路線変更とは、また楽しみでございます。 / トン ( 2000-11-16 17:31 )

2000-11-15 暖炉

この春購入したパソコンの調子が悪く3度目の修理に出したことと、山の家に行っていたので、更新が疎かになってしまったが、ロダンは生きている。実は、最近いよいよ体調が狂い始め、八ヶ岳でも特にどこに行くわけでもなく、のんびり過ごしていた。東京もだいぶ寒くなったが、八ヶ岳はさらに寒い。ただ、気のせいかその寒さはいつも心地よく感じる。その村の周辺はいわゆる避暑地だが、ロダンは夏よりも冬の八ヶ岳が好きだ。観光客が少ないことも理由のひとつだが、何よりも好きなのは暖炉だ。(ロダンを漢字で書くなら炉暖?)その家にあるのは、暖炉というよりストーブというのか、リビングの中央にあり、薪が燃える部分の側面はガラスで覆われているから、炎の様子がよく見える。炎というのは不思議なパワーを持っているような気がする。 その何ともいえない暖かい色と変化に富んだ形はいくら見ていても飽きない。そして音。薪がぱちぱちと音をたて、炎が上へ向かうときの音。その空間のなかで何もしないのがロダンにとって最高な贅沢な時間だ。

先頭 表紙

ありがとうございます。それにしても寒くなりましたなぁ。 / ロダン ( 2000-11-16 17:27 )
ダンロ様、おっと、ロダン様、心配しておりました。ますます謎めいてらっしゃいますが、お体ご自愛くださいまし。 / フィー子 ( 2000-11-15 23:50 )

2000-11-06 連休の出来事

ひまじんロダンは無職であるからして、ウィークディはヒマである。が、逆に週末は働いている友人に会ったりと忙しい。特にこの3連休は大忙しで、連休後の今日はどっと疲れが出てしまって、昼すぎまで寝ていた。

この3連休はいろいろなことがあった。先日も日記に書いたタイムカプセル掘り起こし日もこの連休中のことだった。今日はそれを書こう。

結局、特に誰とも連絡をとらずに当日約束の場所に行ってみることにした。学校の校庭とは一段低くなった三角の土地が学校には隣接していて、「三角地」と呼んでいた。当時はそこはサツマイモ畑とちょっとした遊ぶスペースがあった。その三角地に動物の像が立っていてその傍にタイムカプセルを埋めたのだ。2000年11月4日の学校の創立記念日の正午にその場所で会う約束だった。

久し振りに学校の門をくぐると、校庭では、子供たちが野球ではなくサッカーの練習をしていた。その横を通って三角地に降りる。と、そこには、当時はなかった大きなコンクリート製の遊び場の山が出来ていた。
ぎゃー!目印だった動物の像がない!
しばし、呆然!
気を取り直してその山の裏にまわってみると、そこにひっそりと像は立っていた。像は場所を移されたに違いない。そして、どう考えてもタイムカプセルはこの山の下である。掘り起こしは不可能である。寂しい気持ちに襲われたが、よく考えれば、あの手紙はほぼ永遠に封印されたも同然である。思わずニヤリとする。しばらくボーっとその場にたたずんでいたが、誰も来る気配がなく、かつてサツマイモ畑があった方へ歩いてみた。今、そこには、水田ができていて、子供たちが稲を作っているようだ。稲刈りした稲穂が干してあった。秋晴れの美しい昼下がりであった。

ふと目をやると誰かが階段を降りて三角地にやってきた。目を凝らす、お互い見詰め合う男女。おぉ〜、それはかつてのクラスメートMだった。Mは色白のかわいいコだった。今もこの近所に住んでいるそうで、いろんな人のその後を知っていた。友人たちのウワサ話に花が咲いた。今度、学年全体の同窓会が企画されている話も聞いた。Mも言っていたが、この年になると妙に昔がなつかしくなるものだ。

結局、Mにしか会うことはできなかったが、とっても満足して帰ってきたのであった。
ところで、オリンピックの金メダリストが2年後輩にいることを知った。Mは金メダルをみせてもらったそうだ。いいなぁ。

先頭 表紙

それは先生の個別指導なしには書けないですなぁ。わっはっは! / ロダン ( 2000-11-16 17:41 )
ををっ、路線変更!? ロダンの『帰ってきたキャバクラな毎日』とか?? / 担任の先生 ( 2000-11-16 16:07 )
フィー子さま、ご心配おかけしました。ところで、ロダン、そろそろ路線変更を考えてます。。。 / ロダン ( 2000-11-15 23:46 )
ロダン様〜、ウイークデイもお忙しくなってしまったのかしら?お待ちしているわ〜。 / フィー子 ( 2000-11-13 23:51 )

2000-11-01 コドモの幸せとお受験

今日は有名小学校のお受験の日だったらしい。ぴぴ様の内緒話の口車大王さまのツッコミを読んで思い出したことを書いてみたい。

ロダンのアメリカ人の友人は、某私立大学付属ニューヨーク校の先生をしている。生徒は大部分が日本人、または両親のいずれかが日本人の子女だという。当然、学校の中の公用語は日本語。そのおかげで彼女の日本語はアメリカに帰ってからも、ますますうまくなっている。
で、この生徒たち、もちろん親の仕事の関係で親と一緒にアメリカにやってきた子供たちもいるのだが、日本から単身、この学校に入学するためにアメリカにやってきた子供も多いらしい。
去年、彼女をNYに訪ねたときに、高校1年生の英文法のドリルの添削をみせてもらったが、おどろくほど英語ができない子供がいた。住んでいるところはアメリカでも、日本人に囲まれて、日本語のなかで生活していたら当たり前なのだが、いったい何のためにアメリカに来たのか!?直接聞いたわけでないが、恐らくその某大学に優先的に入学できるからなのだろう。。。なんだかこれじゃ、裏口入学と変わらないんじゃないか、と思った。
またその学校の生徒には心の問題がある子が何人かいらしい。生徒が卒業し日本に帰国した後も、彼女は来日の度にその生徒たちに会っている。そのうちのひとりの少女は拒食症だった。家は裕福(父親は表参道で医者をしており、母親は作家か何からしい)だが、親は世間体のために子供をその有名大学に入れたいと考え、少女をアメリカに送りこんだそうだ。
これは極端な例だとしても、親のエゴ、または子供によかれと思って親がしたことが、子供にとってよくない結果を招くことがある。最近の過熱気味のお受験はその良い例のような気がする。
もっとも、実際に子供を持ち、周りがそういう状況だと、知らず知らずにそういう世界が当たり前になってしまうのだろうか。お受験すべてが悪いとは決して思わないが、気をつけたいものだ。

先頭 表紙

最近日本の大学付属高校の海外キャンパスなるもの、よく見かけますね。でも、公用語が日本語じゃあ、日本からわざわざ行く意味もないような気もしますが。。。有名大学に入れてやりたい親心はいつの時代も変わりありませんから、こういうの、続くのでしょうねえ。 / たら子母 ( 2000-11-03 00:26 )
だって、競争率めちゃくちゃ低いから、極端に言えば「入りたい。」と言えば、だれでも入れてしまう。だから、日本の高校受験で入れなくても、ニューヨーク来れば入れてしまいます。でもねぇ、当方中学校から留年あるし、大学でも裏表までで3回目の留年許さないから、結構退学者いるのですよ。 / 口車大王 ( 2000-11-02 21:52 )
うっ、なんか口車がいたところと、同じ系列のような。。。口車がいたキャンパスに、ニューヨーク校出身の学生っていうのが結構いたのですが、まあひどかった。これは外国語の先生と体育の先生と飲んだときに聞いたのですが、英語がちゃんとできるかっていうとできない。レポート書かせれば全く掛けず。体育の授業でたらたらやっているのを文句言うと、すぐぶーたれる。どうしようもないそうです。我がニューヨーク校、建前は両親がニューヨーク在住のこととなっているのですが、絶対単身で来るやついるだろうなと思っていたのですよ。 / 口車大王 ( 2000-11-02 21:50 )
親も子供を追いつめ過ぎないように気を付けて欲しいけど、子供の方も逆境に負けない強さを持ってくれるように祈るのみですね。後で「あの時の苦労は無駄ではなかった」と思えるようになればいいのですが。 / エル ( 2000-11-01 23:47 )

2000-10-31 ベニアズマ

ロダンは知らない道を歩くのが大好きだ。迷ったときのため、ミニ地図をいつも携帯している。この辺りは商店街が発達している(いわゆる下町というのか)。週末、散歩に出かけたときに、隣の駅の裏とおりに新規の商店街を発見。そして、なんとも活気のある通りの両面に店をかまえる八百屋に引き込まれていった。若いお兄さんはフレンドリーでついつい荷物が増える。特にロダンが心引かれたのが大きなサツマイモの紅東(べにあずま)。端っこの切り口にヤニがたくさん出ているのがおいしいサツマイモの見分け方だと教わり、とびきりおいしいのを2個選んでもらう。帰ったら、早速、ふかし芋にしようと、ほくほくのサツマイモにバターがかかった絵を想像しながら家路を急いだ。

さつまいもを調理に取り掛かろうと鍋を出すときに、ふと、戸棚の片隅にある圧力鍋に目がいった。「そうだ!これなら、この太いサツマイモにもすぐ火が通るに違いない。」さらに、火の通りを早くするため、その大きなサツマイモを2つに切った。さらに心配なロダンは、蒸かすより、茹でたほうが早くできると思い、水をたっぷり入れて火にかけた。暫くして、圧力鍋の火を止めて出来上がりを待つ。が、ただじっと待つのが嫌になり、「ひまじん」を覗くためPCをつけた。時間つぶしにはもってこいなのだ、と思いながら。。。

ふと気が付くと1時間あまりの時間が過ぎていた。あー!サツマイモ!と心の中で大声で叫びながら、鍋のふたを開けると、紅色の皮がベロリとなりつつも、どうにか原型をとどめたサツマイモがあった。
あわてて、水中から救助し、バターをつけて、一口。
お??? おいしい? いや、はっきり言ってまずい!!!! 味が抜けている〜!!!

恐る恐る鍋の水をスプーンですくって飲んでみると、おいしい甘い味がした。 はて、どうしたものか。
どう考えても、水に溶け出した美味成分を芋に戻すのは至難の業だ。でも、せっかくおいしいはずだったベニアズマちゃん、捨ててしまうのは偲びない。。。さりとて、どうすれば。。。

で、ふと浮かんだのは、先日の大根カレー。大根でおいしいなら、サツマイモもイケるのではという苦しい発想の転換。救助したばかりのサツマイモを鍋の水にもどし、さらに火をつけ、煮詰めていった。で、もうひとつのコンロでフライパンに鶏肉と玉ねぎとにんじんをよく炒め、最後に鍋に入れ、カレーのルーを入れてみた。で、超甘口のカレーが出来上がった。恐らく、子供向けのカレーより甘いのではないかという甘さだが、もともとこういう料理と思って食べるとなかなかおいしいのだ。相棒のトロンにも食べさせてみたが、おしりを振って喜んで食べた。とりあえず、大成功だ!

こうして、またまた新たなレシピが『ロダンの料理ブック』に書き加えられたのであ〜る。


(ロダンのワンポイントクッキングヒント)
ひょっとしたら主婦の皆さまの間では常識かもしれないが、ロダンがどこからか聞いて実践していることがある。
カレーやシチューのとき、おいしく作るポイントは玉ねぎをよく炒めることだそうだ。狐色になるまでとか言うらしい。実際、そこまで炒めるにはものすごく時間がかかる。そこで、利用したいのが電子レンジ。玉ねぎを切ったら、耐熱皿に入れてラップして7〜10分ぐらい加熱する。そうすると透明な玉ねぎスライスができあがり、それを炒めると大幅に時間と手間が短縮できるのだ。
これはオススメできるぞ。

先頭 表紙

どうもこの日記を読んでからベニアズマが食べたくなって、紫いもプリンを昨日食べました。ロダン様の日記の色ってわざと秋モードなのでしょうか?マロンっぽいですよね。 / フィー子 ( 2000-11-04 22:09 )
たずら様のグリーントマトでカレーを作ったらどうでしょうなんて考えが今、浮かびました。 / カレーおたく ( 2000-11-02 00:19 )
さつまいもカレーですか.以前,カボチャカレーを作ったらおいしかったですよ.そうだ,あややさんにも教えてあげよう(あ,もうハロウィーンは終わっちゃったか.) / 八百八六助 ( 2000-11-01 23:29 )
ぽちの愛車はその名も「走れ!紅アズマ号」ですぅ。よ〜く働きますぅ。 / トロンくんが羨ましいぽち ( 2000-11-01 16:52 )
大根カレーに引き続き、ベニアズマカレーも美味そうですな。 / タズラ ( 2000-11-01 16:48 )

2000-10-30 ボランティアのすすめ

ロダンは人のためというより自分のためにボランティア活動をしている。

あるとき、役所に行ったときにたまたま見かけたパンフレットがきっかけで、地域のボランティア協会に登録した。ボランティアの内容は多岐に渡り、登録時にどういう関係に興味があるかを用紙に記入すると、情報誌で紹介されるほかに電話で連絡をくれたりする。ロダンは思いつきで教育関係にチェックをしたため、その分野のボランティアを主に斡旋してもらっている。これまでやったボランティアは、保育園での子供の世話、外国人の親を対象にした両親学校の通訳、母子家庭の子供たちへの学習指導教室、外国からの転入児童の家庭と学校との連絡帳の翻訳、地域住民と外国人との交流会の企画、等々。それまでのオフィスワークでは味わえない楽しさがそこにはあった。それまでの生活では、まったくかかわりを持つことのない人たちと接することで、世界が広がったし、会社と家(=ねぐら)の往復では見えなかったこの地域に暮らす人たちの姿が見えてきた気がする。

この町でボランティアを始めたとき、学生時代のアルバイトを除けば、教育関連の仕事に着いたことはなかった。ただ、関心があるだけだった。だから、最初はうまくできるか不安もあった。外国人マザーたちの母親学級のときは、内容が赤ちゃんの健康相談の通訳というものだから、万一誤った通訳をして子供に何かあってはいけないと焦って育児関連の英語を勉強するため、わざわざ遠くの図書館から参考書籍を取り寄せて勉強したりもした。が、会場に行ってみたら、なんのことはない、母親(父親)同士の交流会兼赤ちゃんのお遊戯教室のようなもので、健康相談らしいものは一件もなく、ロダンもかわいい外国人赤ちゃんとお遊戯して帰ってきた。

物事とは、以外とそんなものなのかもしれない。ボランティアも特に身構える必要はなく、自分に無理なく、自分ができることをやる。それで、何らかの役に立てるならこんないいことはない。そして何より、ボランティアで味わえるいろんな経験をロダンはとても楽しんでいる。だから、人のためにというより、とても自分のためになっているのだ。そう、こうして自己満足に陥っているのであ〜る。

先頭 表紙

peachさま。何か誉めていただいて恐縮です。でも本当の僕はただのトホホ...な人です。 / マイケル ( 2000-11-02 11:54 )
ロダン様、ボランティアに関しての超マジな答えを書くのには勇気が要りますが、同じく超マジに考えてしまうのは、確かにマイケル様は向いていると言う事です。。。私もマイケル様の人に対する考え方など大好きです!しか〜ぁし!ロダン様も同じ部分を持っていると感じています。。。(切り口や表現の仕方が違うけれど) / 鋭い!?@peach ( 2000-11-01 07:23 )
マイケルさま、アメリカはボランティア先進国です。マイケルさまのようないろんな経験をお持ちの方が学校で子供たちに話をするようなボランティアがあれば、子供たちは大喜びでしょうね。 / ロダン ( 2000-11-01 00:04 )
ロダンはいつでもマジでごわす。わはっは! / ロダン ( 2000-11-01 00:01 )
そうなんですよね、ボランティアやってる人達ってなんかこう、気合入りまくっている人が多そうで、かえって迷惑かけるかなぁ、なんて思っていたけど、気軽に参加してみるのもいいですよね。 / マイケル ( 2000-10-31 02:22 )
ロダン様ったらいつになく?マジだわ、っと思ったら最後の「であ〜る」に笑いました。あれ?笑うところじゃなかったかな? / 失礼しやした〜 ( 2000-10-30 23:43 )

2000-10-29 アルジャーノンに花束を

今日は朝から小雨まじりのどんよりした天気だった。

先日友人から借りたビデオでカナダで製作された『アルジャーノンに花束を』の映画をみた。以前WOWOWで放映されたものらしい。

この原作(ダニエル・キース著)はずいぶん前に読んだことがあった。有名な物語なので、ご存知の方も多いと思うが、この物語の主人公はIQ60の主人公チャーリィ。彼は白痴だと苛められても、みなの面白がる顔を見て、好かれていると信じていた。そんな彼が今まで動物実験でしか試されたことのない頭の良くなる手術を受ける。本のタイトルのアルジャーノンとはこの動物実験を受けたネズミの名前だ。手術後のチャーリーは知能が異常に高くなり、それと同時に、今まで気がつかなかったことを知るようになる。そして、自分が愛されていると思っていたまわりの人たちから、実はバカにされていたことに気づくのだった。。。 (ストーリーの詳しい内容はこれから見る人のために割愛。) 映画と原作のエンディングは異なるが、最後はロダン、涙が止まらなかった。

IQ60でまわりから愛されていると思い込んでいたチャーリーと手術後のIQ200を超えた孤独なチャーリー。IQ60のチャーリーの方がはるかに幸せそうであった。

頭がいいからといっても決して幸せとは限らない。それと同じでお金持ちだからといっても決して幸せとは限らない。今さら改めて言うことではないが、やはり愛されていると感じることができ、また誰かを愛することができるということが人間にとって一番幸せなことなのか。

先頭 表紙

そうですね、この本を読む前の表紙の絵は、この本を読み終わって、改めて見るとちがった印象を受けますね。 / ロダン ( 2000-10-30 23:15 )
フィー子さま、是非、映画の方もご覧下さい!また、ご主人さまにもよろしくお伝えくだされ。 / ロダン ( 2000-10-30 23:08 )
この本って見た目幸せそうな花束が楽しそうな雰囲気の本なのに、読んでみるとかわいそうで、そのギャップがまたよいのですよね!(私は人に本をもらったのでまったく先入観なく読んでびっくりしました。。。本ってホントはそういう風に読めるといいんですよね。) / てまちん ( 2000-10-30 14:04 )
フィー子もこの本宝物です。知ってるのにまたロダン様の日記で涙出そうになりました。夫に読んで〜ってずっと言ってるんだけど・・・。ロダン様のファンだから、これで読む気になってくれるかも!映画も観てみたいなあ。 / フィー子 ( 2000-10-30 09:51 )

2000-10-28 オザケン

昨日のツッコミで思わず同級生に有名人がいることをさりげなく自慢してしてしまった。誰というのは限定していないつもりだったが、ヒントを出しすぎてしまったようだ。 シマッタ!

恐らく誰も気にしていないだろうが、ロダンが最初にこの日記を書き始めたときに決めたことが次々に崩れていく。。。毎日日記を書くことは、半月余りで挫折し、ミステリアスな存在であろうとするため人知れず密かに努力して書く内容も限定してきたつもりなのに、ショックである。オザケンと同級生ということで年齢がバレましたな。 昨夜はとても悔しくて、後悔することしきりであった。

バレてしまったなら、しょうがない! ここでオザケンの話題をひとつ。

オザケンが流行っていたころ、ロダンは海外勤務から帰任したばかりだった。当時のロダンは日本の音楽事情にまったく疎くなっていた。「アムロ」と聞いて、最初に思いついたのは、オランダの銀行であるアムロバンク。それが違うと聞いて、必死で考えて頭に浮かんだのは、ガンダムの主人公の少年アムロだった。いかにトンチンカンだったことか! で、オザケンはどうやって知ったかというと、友人の車に乗っているときだった。邦楽が聞きたいとリクエストしたロダンは彼のCDコレクションのなかに聞き覚えのある名前を見つけた。「あ、こいつ、ロダンの友達と同じ名前だ!」「あぁ、オザケンね。彼、小澤征爾の甥なんだって。」「へぇ、それも同じだ!」 で、暫く沈黙のあと、「えぇぇぇ!」って感じで、CDジャケットを覗き込んだ。そこには記憶とは違った青年の姿があったが、確かに小澤君だった。

彼と同じ学校に通ったのは実は1年ちょっとのことだったけど、彼はとても印象に残る少年だった。昔は結構、太めで独特な雰囲気(ちょっとオタクっぽかったかな)で、元気な少年というよりは色白なナイーブな少年だった。クラスでは、というかその学校では合唱に力を入れていて、彼はそのころから歌うことが好きだったようだ。ロダンが後に発見した彼の作文というのは、学内の合唱コンクールのことを書いた文章だった。ちなみにタイトルは『いつもそこに歌があった』だった(と思う)。その文章は今読み返すと他のクラスメイトとは一線を画していた。そのころの夢を持ち続けしっかり実現させているところは尊敬に値する。それに引き換え、このロダン、なんとも情けない。あぁ、タイムカプセルの手紙は何としてでも取り返さねば!

ところで、小澤くん、最近はどうしているのだろう?

先頭 表紙

いやはや、ありがとうございます。駅のキオスクにあった東スポの「ロダン先生はオザケン」の一面見出しに、慌てて買って広げてみると「...と同級生」とありました。 / 東スポ万歳! ( 2000-11-01 00:11 )
マイケルさま、確かに彼の文章は有名になっても恥ずかしくない名文でした。オフ会の際にはお見せしたいです。ちなみに直筆のコピーです。 / ロダン ( 2000-10-30 23:19 )
ほにゃらら様、その東スポの記者は、ほにゃらら様のバースディコメントを取ろうとやって来たのでは?お誕生日おめでとう! / ロダン ( 2000-10-30 23:18 )
この作文、当然内容は知りませんが、タイトルとそれがものすごく名文であるらしいことは何かの雑誌か、オンライン上の記事で見かけたことがあります。 / マイケル ( 2000-10-30 02:49 )
ロダン先生、大変です。もう東スポの記者が玄関前まで来ていますっ! / ロダン先生のマネージャー(ほ) ( 2000-10-29 23:56 )
たら子母さま、どうぞこのままオザケンの年齢をチェックしないでおいてくださいませ。 / ロダン ( 2000-10-29 23:20 )
私も下のつっこみを読んですぐにオザケンのことだとわかりました。でも、オザケンって何歳なのか知らないなあ。もう30台にのりましたっけ? / たら子母 ( 2000-10-29 20:55 )
おぉ!フィー子さま、おひさしぶりでございます!!I missed you! そう、彼は確かに若作りかもしれませんなぁ。確かにこの頃、「最近」とか「こないだ」の幅が広くなったのはロダンも同じでございます。先日は、「こないだ」と言って高校時代の話をしたら、まわりに呆れられました。 / ボケが始まったロダン ( 2000-10-28 23:58 )
お久しぶりでございます。って会っても無いのに不思議。え?オザケンって何歳?かなりヤングなイメージだったけど、この頃「最近」っていう幅が長くなってるから私の記憶も怪しい・・・。ロダン様の初期の意図はちゃ〜んと覚えておりますよ。大丈夫、まだまだミステリアスです。 / フィー子 ( 2000-10-28 23:48 )
そういえば、以前、彼と学校が同じだと言って、東大卒と思われていたことがありました。 / ロダン ( 2000-10-28 23:46 )
こんにちわ。...ということは、高校で一緒だったのかな?それとも和光中学で?(笑) / りさ子 ( 2000-10-28 23:37 )

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