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YIN‐NER WORLD

【他言無用です。無断転載はご遠慮下さい】
現場に出て5年を過ぎましたが、まだまだ修行中。
相変わらず忙しいのか忙しくないのか良く判らない日々。

2010年夏の別荘

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-06-19 ソリの会わない人(ソリだけだったのか?)
2003-06-14 びっくりした〜〜
2003-06-13 キツイよなぁ…
2003-06-13 イニシャルケース
2003-06-12 自分を良くみせないこと。
2003-06-01 ま、そんなことを考えながら
2003-06-01 意味
2003-06-01 ダメ出し
2003-05-31 今は無理!
2003-05-30 このあいだの週末は


2003-06-19 ソリの会わない人(ソリだけだったのか?)

もう、結構前のことなので、書いてしまおう。

とある病院に私が実習に行ったときのことだ。
実習…というより、それ事前のご挨拶兼説明を受けにいったとき。
室長さんにお話を伺ってさて、帰る段になって、次のバスの時間までには30分余りあることが判った。
「じゃ、ここで暫く話でもしていて」
と室長が部屋に通してくれた。
そこには私よりも少し年長の…(ということは、最初から心理職だから結構キャリアのある人だ)心理のスタッフ方がいた。

で、その方と少し「お話」をした。

…ところが。
話をしているうちに、すぐに相手の話の返し方や、焦点のあて方、要約の仕方が自然ではないことに気がついた。


「…これじゃまるで心理面接じゃないか?」

そう気がついた時、私は腹が立ってきた。

心理面接の技法というのは、少なくとも双方の合意の上に使われなければならないと、私は思っている。
それは、少なからず侵入的な手法だから。
ましてや、私は実習生ではあってもクライエントでも患者でもない。
たとえ実習であっても、心理面接的な技法を使うのなら、予めそれについて説明があるべきじゃないか?ましてや、今私はご挨拶にきているわけだし。
その状況でこんな面接みたいな「話」をするの?

…以来、私はその人と話をするのが嫌になった。

当然、コミュニケーションがとれずに、実習はあまりうまくいかなかった。
そのことについて、当のその人から聞かれたこともあったけど。
私はそのことを答えるつもりも、もうなかった。
だって、私よりもずーっと長く仕事しているのに、自分が何をしたのか判ってないなんて。そんな人に説明して何がわかってもらえるっていうんだろう。
この人と、私の方向性が違っていて本当によかった。


心理の世界にはいって、まだ日が浅い私だけど、今まではそれほど相性の悪い人にあったことがなかった。
でもやっぱり、どこにも、合わない人っているんだなぁ。

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2003-06-14 びっくりした〜〜

…今4時半です。
今日論文で当たるところの英文を訳しています。
あと4Pある…(だめぢゃん)。

でも、
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い〜〜〜〜!!!

と、

目の前の窓にあるカーテンの隙間から目玉がギョロリ!



「ドッキーン!!」


…よくみたら、うちの庭に出入りしている野良猫だった(溜息)。
ああ、目が醒めた。
でもどこから屋根の上まで上って来たんだろう…??

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2003-06-13 キツイよなぁ…

最近、学校のことやら何やらで混乱中です。
日記の書き込みも殆ど逃避しているときだし(…そうです、今も資料の作成中です;)。
最近の日記読み返したらなんとまあ、トゲトゲしーこと(汗…ま、基本的にそうですが;←ストレスたまってるのか?)

2年生になって、いきなり修士の学生を指導することになって面食らっております。
いや、タダでも教えることじたい難しいのに、時にはあっちが年上ってこともあったりして…。
育ちが粗野なためか、私はすぐにキツイ物言いになってしまいます。
上品な語彙を持ち合わせておりません(汗)。
そこらへんは、同期のY子ちゃんはうまい。
彼女はほぼプロパーのキャリアなんだけど(だから私よりも10は若い)教育相談所で先生やお母様たちを相手にしていたことだけはある。
私の言葉の足りないところもちゃんとカヴァーしてくれて(感涙)。
ありがとう、感謝してます……。


ところで、こんな私ですから、いくら女性治療者とはいえ、ノリは「母性的」とか「優しいお姉さん」というよりも、







…「姐御」(爆)

あ、大丈夫、凄んだりはしませんってば!(汗)

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>nyanさま。「極妻」カッコいいスね〜〜(岩下志麻くらい美しければ;)。私はアグレッションと結び付き易い傾向があるらしく、クライエントさんの夢に「米軍兵」で登場することも…(←それは治療になっているのか?(笑))。 / YIN ( 2003-06-20 09:19 )
いっそ「極妻」でやってミル…とか?(岩下志麻さん希望。) / nyan ( 2003-06-17 22:25 )

2003-06-13 イニシャルケース

心理臨床家が初めて自分が担当したケースのことを、こう言います。
誰でも「はぢめての体験」ってのはあるわけで。最初の「治療者体験」をしたケースを私達はイニシャルケースと呼んでいます。


…勿論、「イニシャルケース」は治療者側からの視点。
(クライエントさんはそんなこと知ったこっちゃないですよね…)
何故そう呼ばれるか、というと、そこに治療者の「心理療法家としての」プロセスの出発点と、それに対する見通しがあるから。(定説はないかもしれないけれど、経験的にそう言われている)

でも、「このケースが私のイニシャルケースであることの意味」について考えることが出来るのは、治療者自身がある程度経験を積んでから。…あるいはケースが終了して、距離をもって眺めることができるようになってから。そうした視点が生じて初めて特定のケースを「これが私のイニシャルケースです」と呼ぶことができるようになるんじゃないか、と私は思っている。

ところが最近、なんでもかんでも「最初に担当したケース」を「イニシャルケース」と呼ぶ学生が増えている。
で、「これは私のイニシャルケースです…」と言って事例検討会とかに出してくる。
まるで「はじめてだったから…」と言い訳でもしているようだ。
だから、アンタが初めてかどうかなんてクライエントさんは知ったこっちゃないんだから、通用しないんだってば!

…時には、
「そもそもケースにさえなっていないんだから、イニシャルもへったくれもあったもんじゃないってば!」
と言いたいことも………(泣)

物事を表面的に捉えすぎだよー。
もっと
「何が起きているのか、起きていないのか、起きていないから何故なのか」考えてみろよ〜〜〜!


※因みに、分析的心理学の立場では「イニシャルドリーム(初回夢)」という概念があります。最初にクライエントから報告された夢に、セラピーの問題点や、プロセスの見通しが現れている…という見方です。これに似た意味をさす言葉で「初回面接」というのも。

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2003-06-12 自分を良くみせないこと。

多くの人は自分を実際よりも「良く」見せたい、という願望をもっている、と私は思う。
私自身もそう。
だから、…特にこのような姿のみえないネット上では、そういう自分の「願望…もっといえば(欲望)」に敏感でいたいと思っている。

平井堅の歌を聞くたびにそう思うよ。


ここ数ヶ月、某会社で契約カウンセラーとして働いた。
電話カウンセリングもメールカウンセリングもやった。
出張カウンセリングも体験した。
日帰りで飛行機に乗ったこともあった。

でも、そこで思ったのは、
「これは心理療法じゃない、サービスだ」
ということ。

クライエントのために出張したら、自分は「仕事した」という気分になれる。
(実際働いている訳だし、もちろんクライエントは有難がってくれる)
でも、それは心理的な仕事ではなくて、一種の治療者側の行動化にすぎないのではないだろうか。

教授は都市から2時間近く離れた場所で開業している。
それでも新幹線や飛行機を使ってクライエントはやってくる。
それはクライエントにとってそれだけこの先生との面接が重要だということなのだ。
学生だって、自分の先生のオフィスまで数時間かけてスーパービジョンに通う人は多い。
その作業に自分をどれだけ賭けることができるのか、というのは大切なことだ。

安易な一般論を展開するのは簡単。
でもそんなことは、そこいらの書店で1000円〜2000円台で手にいれることができる。
私が提供したいのは、個人にしかできない仕事。
マニュアルの無い仕事(もちろん技術はあるけれど)。
決まった答えのない仕事。
ときに「なんとかしてくれー」と言われながらもこちらはどうしようも出来ずに苦しむけれど、それでも、それらをこころで抱えることができれば、プロセスは進む。
心理療法というのは、心理学の知識で仕事をするのではなく。
こころを使って仕事をすること。
とくにセラピーは。
プロセスをこころで抱えられないと、行動化してしまったり、こころの枠からはみ出たものが、金銭問題や、性的な問題にすりかわったりしてしまう。

クライエントのために「走りまわって」感謝されることで自己満足するような心理療法家にならないよう、気をつけないと。

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2003-06-01 ま、そんなことを考えながら

久々にジーンズなんぞを買いにでかけてみたり。
俗物ですからね、私は。
お買い物大好き。
お洋服もアクセもコスメも大好き。
あんみつも大好き。


いやでも実は、
こんな平々凡々な私ではありますが、ここだけの話、お洋服の喋る言葉は理解できる。

むむ、このジーンズは私に……









痩せろと言っているのだ!(爆)

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>咲良ちゃん。…ダンナって、ダンナってそれは………(汗)←ソコにつっこむんかい!、ぢぶん(爆) / YIN ( 2003-06-14 00:14 )
勘弁してくださいよダンナ、あっしだってもういっぱいいっぱいなんスよ〜。これでも随分譲歩してるつもりっスよ?と語りかける私のスカートからの声には敢えて耳をふさいで聞こえないフリをしています(笑) / 咲良 ( 2003-06-13 22:59 )
>ねこみち様。そうか、いつかタンスから恐怖のお告げが聞こえて来るのね………こわい;幻聴でありますように;;; / YIN ( 2003-06-13 09:11 )
もうしばらくするとタンスから「もうはいる服は無い!」と言われちゃうのよ  / ねこみち/それは私だ〜〜〜〜 ( 2003-06-08 20:50 )
>M Yuguさま、最近は更にベルトも喋ります…「もうアトがないっ!」って………(汗) / YIN ( 2003-06-06 22:05 )
>菜種さま。そういえば、最近、どこぞからマンゴパフェやら玄米フレークシェイクやらが私を呼ぶ声が聞こえてくるようなんですが、あれは一体どこから………?? / YIN ( 2003-06-06 22:04 )
さすがですね!! / M Yugu ( 2003-06-02 20:53 )
おぉ、ジーンズと会話!アイスクリームは話し掛けてきたりしません・・・?食べてよ、って。(私はこのごろよくあるので。) / 菜種 ( 2003-06-01 23:45 )

2003-06-01 意味

私はクライエントの立場から心理臨床に出会った。
学部の心理学の講義でたまたま臨床の先生と出会い、
その先生に質問に行ったことから、たまたま分析がはじまった。それが最初の体験だった。

だから分析が決して楽しいことではないことは知っていた。
それでも意味があると思っている間はどんなに苦しくても行こう思えることも知っていた。自分の体験を通して。

治療者の立場になってはじめて、苦しいのはクライエントだけではなく、治療者もまた苦しいし、辛いということがわかってきた。
それでも私にとってこれが意味のあることだから、私は今でも心理臨床を学びつづけているし、治療者としてクライエントの前に居続けているのだろう。

「意味がある」それがいつも私を動かす力になる。

先の日記で、私が「たましいの仕事」を意識していなかった、と書いたけれども、それは「あることを意識していなかった」ということではなく「たましい」というものは、常に背後で動いているから、それを意識して、その意味を考えるのが当然だと、私はずっと思っていた。
まだ、私だって、意識するのが精一杯で、「治療者」としてそれを扱えるかというと、それに関しては全く自信がないけれど。

でも、これが「ある」ことを後輩たちにどう説明したらいいんだろう。
「たましいの仕事」をするために特別な能力が必要なわけではない、と私は思っている。
心理臨床家は別に特別な第6感があるわけじゃない。
必要なことは「こころを開く」ことなんだと思う。

後輩たちに対してだけではないけれど、「自分が特別な何か」であると、人は思いたがるし、見せたがる。でも「特別な何か」は自分の外にあって、自分がその「特別なもの」に対して開かれるかどうか、のほうが大切なのではないか、と思う。
「特別な何か」でありたがる、ということは強い誘惑の1つなのではないかと思う。私もつい、その誘惑に負けそうになるけれど、でもそんな意識に囚われたら自分は心理療法家ではいられなくなる(特別な何かになりたいのだったら預言者や霊能者になればよいのだ)。

自分がただの人であることには、大切な意味があるんだと思う。
そうして、ほんとうの意味でただの人になるために、私は努力しているんだと思う。
素足で地上に立つために。

先頭 表紙

2003-06-01 ダメ出し

いや、お恥かしい話、私は今までそんなに特別に意識していなかったのですが。

「心理療法」というからには、クライエントの悩みの相談だけじゃなくて、「たましい」の仕事に対する援助もしなければならないことになります。

そうでなかったら、ただのコンサルテーションになってしまう。
「この問題をなんとかしてください」といわれて、その問題だけに文字通り関わっていたら、その問題の根底にある「たましい」の問題を落としてしまうことになる。

カンファレンスである学生がケースを発表した。
心理的な知識は十分あり、クライエントの観察も十分にできて、いろいろと細かく気のつく学生なのだけれども…先生がたは、彼女のケースをカウントしなかった。
そのわけは…彼女が具体的に環境調整のための行動してしまったから。クライエントのいる環境を快適にはしたけれども、その方のこころの作業の援助はしていなかった。
表面上はクライエントに喜ばれ、家族にも感謝されていたのだけれども。

でもそれで良しというわけではない、と教授はいう。
発表原稿をみた限りでは、私はこの学生はクライエントさんが言っていることの背後の意味を「わかっている」と思ったのだけれども……本人はそうではなかった。
そこで教授は「これは心理療法になっていない」と判断した。

見えるところに目が行き届く人は、却って見えないところが判らないのかもしれない。


教授に指摘されてよく考えてみたら、最近こういうパターンの発表が目につくようになってきたような気がする。
みんな勉強熱心なので、知識はあるし、ロールプレイもロジャーズ的な意味では非常によくできている(形式的にはね、)。でもそれは表面的な完璧さで、その背景で何が起きているのかを感じることが欠けている。

ときに「あんた、なんとかしてよ!」と胸倉をつかまれようとも「しない」こと「動かない」ことが大切なことであるのは事実。
そのせめぎ合いから何かが生じて来るのが大切。

心理療法家は感謝されるような仕事ではない。
けなされてナンボ、だったり。

感謝されるのは簡単。サービスしてあげれば良い。
でもサービスしてしまっては心理療法にならない。

先頭 表紙

>菜種さま。ロジャーラビット…そのステップ私苦手なんです〜(汗)あ?ダンスステップの話じゃないって?? / YIN ( 2003-06-06 22:03 )
>M Yuguさま、難しいです「心理」とつくからには、「心」をつかっての治療になりますから。でも心ってどうやって使うんだろう…と今でも思い悩む日々です。 / YIN ( 2003-06-06 21:57 )
「ロジャーラビットがクライエント」として、ロジャースといったら来談者(クライエント)中心療法、と覚えこみましたよ。 / 菜種 ( 2003-06-01 23:43 )
いや〜心理療法というのは難しいですね。 / M Yugu ( 2003-06-01 22:06 )

2003-05-31 今は無理!

今年からいろいろ学校での責務が増えたので、最近とてもしんどいです。
もう一杯一杯(泣)←たしかに、私の脳味噌は血行も効率も悪いんですが…

結論として、週3日の仕事のうちの一つをやめることにしました。
まだ始めたばかりだったけれども、本格的に活動を始めてしまうと、ますます大変なことになるので、ダメそうならば今のうちにやめようと。
破綻するまで突っ走るわけにはいきません。クライエントさんはここの他にもいらっしゃるし、共倒れだけは避けなければ。
そりゃ、今もっているクライエントさんたちは最後までお付き合いしたいけれど、それを
やっていては、現在の状態さえ保てません;

週2日の仕事と1日の実習で今は精一杯です。
今、週2日学校に行っていますが、仕事をやめて1日あいたら、そこも学校で勉強する時間にできたらいいな、と思っています(毎週じゃないだろうけれど)。

仕事は全部、相談室を出ての活動を含む業務なので、まだまだ私には学んで身につけなければならないところが沢山あります。
もしも、今回やめる仕事に復帰するときには、最低そのスキルは身につけてからでないと。

まだまだ修行が足りません。

先頭 表紙

>菜種さま、私も常々思うのですが、こうした人を援助する仕事も、仕事は仕事。どこかできっちりとした線を引いてやっていくことは必要ですよね。それでないと、息の長い活動はできないと思います。お互いに長く仕事が出来るように頑張りましょう! / YIN ( 2003-06-06 21:55 )
私も、世のため人のために福祉の道を志したわけではないので・・・。自分のためにも、余裕やゆとりは必要ですね。 / 菜種 ( 2003-06-01 23:07 )
>菜種さま。何事にもゆとりは必要ですね。…でも私はヒトを幸せにするために心理臨床をしているワケではないのです…(そこはフクザツ) / YIN ( 2003-06-01 17:14 )
自分が幸せでないと相手も幸せにできない、自分が幸せじゃないのに人を幸せにすることなんてできない、という言葉をきのう聞きました。心に余裕がないと、なにごともうまくいかないですよね。 / 菜種 ( 2003-05-31 01:35 )

2003-05-30 このあいだの週末は

ストリートライブに行っていました。(←年甲斐もなく!)

そして、しっかり跳ねてました(笑)。
高校生とかに混じって(苦笑)。←この時点で、「年寄りの冷水」状態…;

だって、そうでもしなきゃやってられない日々で。
課題と仕事で息が詰まりそうだったので。

思いきって「JUMP」してました。


それほど高くは飛べないけれど♪

やっとリフレッシュしたとおもったらまた実習やら仕事やらにまみれて、気がついたらもう次の週末がやってきている……

先頭 表紙

>ねこみちさま。30日、31日の日記を読まれて、何のバンドかお判りになった方は「オトモダチ」です(爆)!! / YIN ( 2003-06-01 17:12 )
>菜種さま。本当にあっというまですね(汗)。そしてまた週明けです(TT)。 / YIN ( 2003-06-01 17:08 )
JUMP! 若いのぅ〜〜 / ねこみち ( 2003-05-30 12:43 )
あっというま、なのだわ。 / 菜種 ( 2003-05-30 00:08 )

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