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ない・もの・ねだり

メフィストの国へ運べや花吹雪
狂うまで酔え舞いながら死ね

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-06-23 たまには自慢話をするぜ!(前編)
2003-06-23 たまには自慢話をするぜ!(後編)
2003-06-05 君よ浜風に乗って飛べ!
2003-05-06 ムシの好かんハナシだぜ!
2003-05-02 来年の花見は暴れるぜ、四月!
2003-04-05 ララ・クロフトは君だ!
2003-03-24 俺はラッキーなガイだぜ!
2003-03-21 えべっさん、ヘルプ!(前編)
2003-03-21 えべっさん、ヘルプ!(後編)
2002-12-31 剣士の魂を感じるぜ!


2003-06-23 たまには自慢話をするぜ!(前編)

天パー泣かせの梅雨襲来! ペッタペタのパッサパサのグリングリン♪ チキショオ、大自然め、地下鉄の扇風機と組んで俺をいじめやがってガッデ〜ム!
それに加えて、ちびまる子ちゃんと同じく耳の中が湿ってる(大阪では『ジュク耳』なんていうよな?)俺はこの時期、耳もタマランくらいかゆいのだ。こうなったら世界で一番綿棒を使う生物として、ギネスに申請してやるぜ、コンチキショオ!
というわけでその記念に俺の、数少ない自慢話を披露することに決定。

十二年前のある夜、今現在より十二倍もブラブラ&ダラダラ野郎であった当時の俺は、地元の大阪を離れて新宿界隈を朝が来るまで一人ウロついていた。おお、アウトローだぜ。上石神井のツレ(常宿)に締め出されただけなんやけどな。

それは現在の都庁舎がちょうど完成した頃で、ハナシのネタに見物してやろうと見上げたバブルの塔。都民の血税の成れの果てに到着したのは午前7時過ぎというところか。
玄関から中に入るとスーツ姿の数人が隅で固まって話しこんでいるだけで、一階はガランとした感じ。新しい建物はそれだけで単純に気持ちよいものとはいえ、特段の面白みも感じない。さらに階段を上がって二階をしばらくウロつくが、誰もいないし何もない。一階以上のつまらなさに失望、親愛なる東京都民を気の毒がりながらサッサと庁舎を出たワケよ。

そして夕方、ツレの部屋で見たニュースで、その日が新都庁舎の一般公開の日だったことを伝えていた。おう、どうやら俺は、公開数時間前に勝手に庁舎に侵入していたようなのだな。
それで玄関にロープが張ってあったのかと呑気にひざを叩いている場合でないのか知らんが、とにかくチャント並んで一番乗りに喜んでいたオッチャンよ、スマン、大トーキョーの都庁舎に最初に土足でズカズカ踏み入った一般ピーポーは、実はこの俺ですねん。船場に本籍を持ち、淀川を日々望む大阪モンの俺ですねん。
今思えば、そんな朝っぱらから役所が開いてるわけないのに、何の疑問も持たず堂々と入っていけた自分の行動が信じられんけど、悪意もないし、不法侵入も時効ということでカンベンしてくさい。ごめんくさい。
そういえばしばらく前に、不審な男が知事室前までスルーしてきたなんてニュースもあったよな。俺が言うのもなんだが、セキュリティはシステムよりも意識の問題。しっかりしろよ、小役人諸君。

……書きながら思っていたのだけど、都庁舎に一番乗りしたからって別に自慢話にはならんな。むしろ思慮不足の過ぎる小僧であった昔の、恥ずべき失敗談か。認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを……。

それではフォローのために、もう一個書いておくことにする。今度こそマトモな自慢話をしますので殺さないで下さい。

(マトモな自慢話の後編へ続きます)

先頭 表紙

ニナさん。うっわーい、ありがとうございまーす! おっと、嬉しさのあまり命綱のタオルを振り回しちまうとこでしたぜ、ギリギリセーフ! 角度によってはアウトでも、見なかったことにしてくさい、ごめんくさい〜! / アキジ ( 2003-07-18 03:46 )
アキジさん お誕生日おめでとう!遅くなってごめんなさい。わーい!そのタオル、ぱらりと落さないでね?? / ニナ ( 2003-07-14 22:27 )
Hirokoさん。うわーーーい!! 案ずるより産むがやすしきよし、問い合わせたら即解決でしたよ! 風呂上りでタオルいっちょの宿泊客が、オートロックで締め出されてフロントに助けを求めるといった感じのトラブルなのでした、マヌケと呼んでくだされ〜。しかしコレはコレで、誕生日の記念になった気がしますな。間の悪さの大阪チャンピオンを防衛したような気分ですぜ! やったー! / アキジ ( 2003-07-14 03:06 )
わーーい!! 戻ってきたのね!おめでとう!!私も以前ログインできなくなったことあるよ。その時私も管理人さんに助けてもらいました。ありがたいよね〜!! それと去年の誕生日、私もPCが壊れてひまじん無しでした。ツライよね(苦笑) / Hiroko ( 2003-07-11 21:34 )
ひまじんネット管理組合様。メールを差し上げましたが、こちらでも一言お礼を…。この度は僕の不注意でお手を煩わせてしまい、すみませんでした。お忙しいはずなのに、問い合わせてから2時間足らずで回答をいただけるとは感謝感激です。あらためまして、以後もよろしくお願いします。ありがとうございました。 / アキジ ( 2003-07-11 20:00 )
わーい! 管理組合の方に問い合わせたら、すぐにログインできましたー! ログインできなかった原因は単純すぎて恥ずかしくて書けませんが、アレがアレになっていたからアレだったようです(でもアレは最初に試してみたはずやけどな〜? 電脳世界は謎だらけですな)。今回のことで思い知ったのは、健康と『ひまじん』は失くしてから有難さがわかるということ。誕生日に書き込めなかったのはチト辛かったです。現在はチンケな躓き一つで空騒ぎする自分の小ささを猛省中です。お騒がせしました。 / アキジ ( 2003-07-11 19:58 )
(PACHIさんへの続きであり、これまで読んで下さった皆様へのご報告)…というワケで、もう少しトライしてみて、それでもログインできなかったら管理組合の方へ問い合わせてみようと思っています。どうしても無理ならこれにて終了するかもしれません(なんとも僕らしい半端な終わり方ではあります)が、その場合は、これまでどうもありがとうございました。復活できたら(最悪、新規で登録し直すのもアリですな)何の変わりもなく不定期でヒッソリコッソリ更新していると思いますので、またよろしくお願いします。では。 / アキジ ( 2003-07-07 23:42 )
PACHIさん。ほう、コレが羨ましいとは姉さまもかなりのイチビリ魂所持ですな、さすがは名誉大阪府民、これからも大阪修行に励まれますように。毎日腹筋&たこ焼き5セット、プラス淀川のおいしい水2リットルね!…さて、僕はといいますと、東京都知事の嫌がらせか天罰か、実は数日前からこの『ひまじん』にログインできずにいます。掲示板の、ログインできない方への回答を参考に色々やってみましたが、無駄無駄無駄!URYYYYY!でした。まさかこんなトコでも締め出しを食らうとは、やれやれだぜ、ですがな。 / アキジ ( 2003-07-07 23:39 )
え……めっちゃうらやましいんですけど、私。( ̄▽ ̄; 都庁か……何年か前の夏の日、新宿で一晩飲み明かした後の早朝にみんなで見に行ったのがなつかしいわ。 / PACHI ( 2003-07-07 10:29 )

2003-06-23 たまには自慢話をするぜ!(後編)

(前編からの続きです)

一昨年の夏のこと。深夜0時ごろ、近くのパン屋の自動販売機でジュースを買っているとき、ふと目をやると、近所の飼い猫が前の通りを横切っていた。
猫め、顔見知りのくせに俺に挨拶もせんとはどういう了見か。何よりこんな夜中にどこへいくのかといぶかった俺は、その猫の後を追ってみた。
猫は俺に気づいていない様子で駆けてゆき、やがて近くの草ムラとなっていた空き地へ入っていった。街灯の薄明かりを頼りに腰ほどの高さに伸びている草を掻き分けて後に続くと、空き地の中央付近は窪地のようにならされていて、何かのカタマリの影が点々とそこに見えた。更に近づいて窪地に足を入れた瞬間、そいつらは一斉に俺を見上げたのだ。十匹ほどの、猫だった。
車座に伏せていた連中の、20ばかりの真っ赤に光る目に気おされたかどうか、ともかく人間が立ち入ってはならん場所に来てしまったと悟り、敵意のなさを念じつつの後ずさり。そして、そっと、草ムラを脱出した。

こうして俺は、招かれざる客とはいえ、猫の集会に参加した数少ない人間となったのだ。これぞ生涯の自慢である。えっへん。
猫との秘密にしていたその集会所は、今は無粋な駐車場になってしまったけれど、奴らは今夜もどこかでマッドなティーパーティーを開き、月を愛でているのだろう。あるいは大きな顔した小さな人間どもを、笑いあっているのかもしれん。(ちなみに俺の妹分の猫は外に出してないので、集会のことを「知らん」と言っていた)

ああ、俺は善行を為して次の世こそ猫に生まれ変わることを願っていたが、どうやらそれは叶わないと諦めた。地獄の現世にまたも人として生まれる罰を食らうのは決定的だけど、まあ、それも悪くはないな。また猫と遊べるんやからな。
生まれる以前の昔の俺も、きっと同じことを考えていたのだろうと思えば、今の自分に不服はないぜ。おう、ハッピーとはそういうもんやろ、違うのか? 地図にない路地に名のない猫がいて宇宙と俺を黙って見ている。夜も好き。宇宙とつながってるから。さようなら。

先頭 表紙

ニナさんへの続きです。…それから十数年を経て現在、ハルキ氏の作品中に自分自身の経験と似た描写(文章のレベルの違いは別として)があるらしいと知らされて当時のことを思い出したわけですが、昔と違って今はハルキ氏の作品を、とても読みたいと思えてくるから不思議なものですね。…うわ、長々と書いてしまいましたぜ、ソーリー! / アキジ ( 2003-07-18 03:43 )
ニナさん。『海辺のカフカ』、自身の不勉強さをあらためて晒すようで恥ずかしいのですが、読んでおりません…うわ〜ん。実は昔々の学生時代、チラッと書いた雑文を友人に読んでもらったところ、当時はやっていた『ノルウェイの森』を真似ていると言われたことがありました。それもやはり未読であったのですが、青臭いガキの僕は、ハヤリモノに乗っかった上にパクッたみたいに言われたようで無性に腹立たしくなり、以来、ハルキ氏は完全に読まず嫌いになってしまったのです。 / アキジ ( 2003-07-18 03:36 )
なんだか、ハルキの「海辺のカフカ」にでてくる、ナカタさんのようですね。 / ニナ ( 2003-07-14 22:35 )
Hirokoさん。うわー、ありがとうございます! そして、恥ずかしながらアッサリ戻って参りやした。一人で騒いでたみたいでめっちゃ恥ずかしいです…。「ダメならやめちまおうか」なんて短絡的な考えは、もう1ピコグラムもしないでおきますね。お騒がせしました〜! / アキジ ( 2003-07-11 19:57 )
えーー!お誕生日だったんですか!? 遅くなってすみません!  「Happy birthday!!」 絶対戻ってきてね!! / Hiroko ( 2003-07-08 01:05 )
PACHIさん。ありがとうございやーす♪ 宇宙といえば『ニャロメの宇宙論』(例によって題名うろ覚え)という赤塚不二夫氏の名著を高校時代の友人に借りパクされてたことを思い出しました!それでレポート書いて、僕は96点もらったんですよ。おお、普通の自慢話もしちまいましたぜ、えっへん。 記憶といえば、本当は誰もがビッグバン以前からの記憶を持っているのかもしれませんね。僕は昨夜食べたものも忘れてますが。あかんやん。 / アキジ ( 2003-07-07 23:27 )
お久しぶりにきてみたら、お誕生日でしたね。おめでとうございまーす♪ ウワサに聞く猫集会……私も見てみたいものですわ。。前世来世か……できることなら記憶を留めたまま生まれ変わってみたいものだけれど、忘れてしまうからこそというのもあるのかな。宇宙のことを考えだすときりがないですね。 / PACHI ( 2003-07-07 10:25 )

2003-06-05 君よ浜風に乗って飛べ!

何が悪いといっても間が悪い。我がタイガースが絶好調だというのに、甲子園の試合をカバーするサンテレビが突然映らなくなっちまうとは。
どうやら屋根のアンテナに異常アリの様子。いつもならいつもの電器屋にすぐ来てもらうはずのところを、間の悪いこと最悪、その電器屋から廃業を知らせるハガキが届いたばかりであった。ああ、こんな貧乏長屋の電気関係をいつもタダ同然で面倒見てきた報いが痛風の悪化とは、電器屋のオッチャン、せめて長生きしてねと願うばかりの梅雨近し。

そんな個人商店の凋落をヨソに、ウチからチャリで10分のトコに八千代ムセンが開店すれば、追いかけるように徒歩5分の国道沿いにコジマがオープン。更に近々、ヤマダ電機までが同じ通りに建設予定とあいなった。
なんだかんだ言ったって大型量販店の進出や競合は消費者にはアリガタイことと、先日さっそくコンクリの匂い新らしコジマへプラプラ潜入したわけだが、チョット待てモーメント、かの店の臨時駐車場となっている更地は、かつて俺が高校の頃に時給450円(当時でも安すぎ! 世間知らずの小僧め!)でバイトしていた工場の跡地であったのだ。
皮肉だぜ、電機工場が潰れたあげく、安売り電器屋の駐車場になるとはな。そういえば八千代〜が建っている場所は元電池工場、ヤマダ〜は鉄工所の跡地のはず。モノは溢れて安くはなったが、その恩恵の陰で見殺しにされた労働者たちの行き先を案ずる者はいるのか、産業というヤツの断末魔が聞こえているか?
「国民の皆さんがモノを安くしろといったから安くなるようにしたのに、今度はデフレだケシカランという。困ってしまう」とは去年の秋、統一補選の応援演説にウチの地元の駅前に来た宰相・小泉氏のセリフ。与党三党の党首にチョンマゲ(当時)松浪氏も加わった、吐きそうなくらい豪華な揃い踏みに拍手喝采を送るこの国のカラクリを笑え。

そんな不景気風に吹かれるように、向かいの職人のニイチャン(ニイチャンといっても40代だが)が故郷へ帰った。全く仕事がなくなって、家賃も滞るようになり、ケチな大家も人情を見せたが手立てはなかった。
雨で終わった台風の日に黙って出て行ったとは、ヘンコのアンタらしいぜニイチャンよ、いつも土産のお菓子をサンキュウな。隣のオバチャンは餞別を渡しそこねて残念がってたけど、別れなんてそんなモンやろう。

捨てられた奴、追われた奴、失った奴、みんなにかける言葉を持つほど俺は立派な野郎でもなし、しょうがないからどこかで聞いたゲーテのセリフをうろ覚えで贈る。
『泣きながらパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない』
オッサン、ええコト言うやんけ。アンタもがんばれよ。
もっとも、タイガースの優勝のお陰で今年からは景気も好転間違いなしやぞ、みんな心配するな。とりあえず俺も6000円払ってアンテナ直したし、コレも阪神特需のひとつやろ?
竜すら伏して風を待つのである。俺ら人間、生きてる限り退く日もあるぜ。時がくるまで、じっくりと砂を噛め。どうせ噛むなら、噛み砕け。歯ぁみがけよ。ばばんばばんばんばん♪ さようなら。

先頭 表紙

Hirokoさん。いや、ほんまにスゴイのはHirokoはんでっせ! こんなに読みにくい自分ツッコミの連続、しかもローカル深夜番組の話題なんぞを読んで下さるとは泣けてきます! お礼に『出町柳から』を歌わせていただかねばなりませんな。 愛の二階建てダブルデッカ〜♪ そうでっか〜♪ …お粗末でした〜。 / アキジ ( 2003-07-11 19:54 )
でも「たまたま」とか「実は生きていた」というアキジはんの嫌いな面は別として、概ね推理があたっていたというのはスゴイと思うよ。 / Hiroko ( 2003-07-08 00:59 )
ああ、なんだかまだ腹が立つ。クールダウンのために、ここでまた『出町柳から』を歌うぜ。ダブルデッカ〜♪ そうでっか〜♪ ふむ、落ち着いた。世界は面白い。すべてを許す。Q.E.D.! / アキジ ( 2003-06-22 04:12 )
とにかく俺は、一応推理はできたけど、やはり『死んだはずの人物が生きていた』なんてのはキライなんやよ。それをミスディレクションとしてトリックを仕掛けろよ、俺をヒッカケろよ。いっそ赤ちゃんプレイ殺人だった方がよっぽど清々しいぞ。この際ほかのドラマや映画アレコレもひっくるめて言ってやるぜ、どいつもこいつもラクな稼ぎ方なんぞを覚えやがって、作家という名のイヌが役人ヅラしてやがる、作り手だったらもっと血を吐け、コンチキショオ! / アキジ ( 2003-06-22 04:10 )
実はここで『解決編』の感想を色々書こうかとも思ったのですが、やめときます。僕の気持ちは、あの内容を見た人ならわかってくれるはず……。たとえば、『犯人が納戸にたまたま通りかかって、たまたま社長と出くわし、更に副社長がたまたま現れ……』とか、社長が身を隠していた理由が『記憶喪失』だと言う探偵の推理など、根拠もなく強引過ぎる『正解』だったということです。 / アキジ ( 2003-06-22 04:08 )
結論から言えば、この自分ツッコミの下から11個目までの僕の推理で概ね正解していました。コントラバスケースの謎、動くガラス戸、花瓶に残っていた指紋、社長(包帯男)を沼に静めたこと、誰が犯人か。全部当たっていたようです。 / アキジ ( 2003-06-22 04:06 )
…………………………昨夜、『安楽椅子探偵・解決編』の放送を見ました。(以降ネタバレだらけなのでビデオなどでご覧になるつもりの方はご注意を) / アキジ ( 2003-06-22 04:05 )
現在は『おけいはん』のイメージソング、『出町柳から』(タワレコ難波店・邦楽インディ部門一位、スゲーぜ!)愛の二階建てダブルデッカ〜♪ そうでっか〜♪ を歌う『中之島ゆき』の正体を推理中。元アイドルグループの一人らしいが、あの声は……? おけいはんOGの叶恭子はん、教えてちょんまげ、さようなら。 / アキジ ( 2003-06-20 02:31 )
解決編は20日(日付は21日)金曜日の深夜。『ナイトスクープ』『きらきらアフロ』と立て続けに見ねばならんとは忙しいぜ。とにかく正解がどんなものであろうと、次回でのリベンジを誓うためにも、文章も日付も変更できないようにつっこみの形で自分の推理(の限界)を書き残しておくことにしたのであしからず。 / アキジ ( 2003-06-20 02:31 )
包帯男の正体も正確にはわからんし、死んだはずの人間が生きていた、なんて展開は個人的に許せんのでハズしたい。ミステリーとして邪道やろ? ああ、俺は作者の仕掛けたミスディレクトに引っかかりすぎなんやな。先入観からきっとシンプルな証拠を見逃してると思うが、どのみち時間切れなのでこの辺でやめておこう。 / アキジ ( 2003-06-20 02:30 )
もう一個だけ書いておこう。……社長の愛人でもあった家政婦・歌田が社長の遺志を継ぎ、納戸で副社長を殺害、逃げそこねてコントラバスケースに隠れ絶体絶命となるも腕が疲れていた和に気づかれずに難を逃れる。そして脱出時に社長から預かっていた笛を落とす。……うーん、ご都合主義的推理。決め手なし。 / アキジ ( 2003-06-20 02:29 )
しかし、コントラバスケースに誰も入ってなかったのなら、笛はなぜその中に存在したのか? 結局はそこで行き詰まってしまう……。 / アキジ ( 2003-06-20 02:28 )
では、コントラバスケースに死体を入れたくなかったのでは? そのケースは自殺したコントラバス奏者・琴村の遺品。琴村を師と仰ぎ、ケースの廃棄に反対したのは、美音である。 / アキジ ( 2003-06-20 02:28 )
……まず、副社長にマゾ嗜好があることは女弁護士とのやり取りで示されている。更に彼の昔の恋人だった長女・律が現在の恋人の響木と突然幼児語でジャレ合う描写もあった。二人の赤ちゃんプレイの成れの果てか!? うわ、非常識から推理が始まることも多いが、ドラマの方向性が変わってくるやんけ、却下! / アキジ ( 2003-06-20 02:27 )
そこで最初に帰る。被害者がトランクに詰められていたのはなぜか? (2)その他の理由である。たとえば死体が丸まって硬直してしまい、形状の都合でコントラバスケースには入らなかったというのはどうか? / アキジ ( 2003-06-20 02:26 )
和は確かにコントラバスケースを重そうに引きずったけれど、非常に重い美術品ケースを運んできた直後なのだから、軽い物を動かすにも力が入らなかったのではないか? 力の感覚がなくなっていて、単にその重さに気づかなかった可能性はないか? / アキジ ( 2003-06-20 02:25 )
が、しかし……しっくりきませんな。 / アキジ ( 2003-06-20 02:25 )
そして犯人だが……美術品ケースを運び入れた際、軽いはず(蹴ると動く描写が以前にあったことから)のコントラバスケースを重そうに引きずりながらも不審がらずに端へ寄せた次男の和が、最も怪しいということになる。 / アキジ ( 2003-06-20 02:24 )
死んだ社長(包帯男?)に罪をかぶせるため、夜も更けてから、その死体を沼へ沈めたのだが、ケースから運び出す際に、社長の持っていた笛がケース内に落ちた。 / アキジ ( 2003-06-20 02:23 )
ここで犯行のあらましを推理。……納戸で笛を探していた美音のことを隠し財産を探していたと勘違いした副社長は、後になって、それを横取りしようと納戸に忍び込む。そして姿を見せた社長を殺し、コントラバスケースの中へ隠す。そこへやってきた犯人が副社長を殺害し、トランクの中へ……。 / アキジ ( 2003-06-20 02:23 )
そして空っぽだったはずのコントラバスケースに、死体発見時、社長しかありかを知らないはずの笛が入っていたということ。更に家政婦・歌田が拭いたはずの花瓶に、社長の指紋が残っていたという鑑識の報告。会社を乗っ取った副社長に復讐する機を狙い、生きていながら社長は姿を現さなかったのではないか? / アキジ ( 2003-06-20 02:22 )
まず最初の方、相続会議の様子を有人がVTRで撮影している最中、登場人物以外の何者かが副社長の後ろのガラス戸を開けていたということ。(第三者が存在する可能性) / アキジ ( 2003-06-20 02:21 )
ここで考えられるのは、死んだはず(海難事故のため本人確認があやふや)の社長が生きていて、あらためて殺された後に隠されていたのではないかということ。それまで社長が生きていたと推察できる理由としていくつか挙げると……。 / アキジ ( 2003-06-20 02:20 )
(B)の場合、犯人以外の生きた人間が隠れるのは不自然なので死体が隠されていたはずだが、しかし副社長以外の登場人物は誰も死んではいない。 / アキジ ( 2003-06-20 02:19 )
(A)の場合、犯人は納戸で副社長を絞殺した後、有人、美音、響木、和の4人が重い美術品ケースを運んでくる音に気づき、とっさに死体とともに身を隠したと思われる。……しかしそれでは納戸に入ってくる連中に発見される危険性も高い。隠れるより、窓から逃げた方が確実なので却下とする。 / アキジ ( 2003-06-20 02:18 )
(1)だとすれば、誰が入っていたのか? (A)犯人が隠れていた、または(B)別の死体が入っていた、という二通りの可能性がある。 / アキジ ( 2003-06-20 02:17 )
まず、副社長の死体が発見された納戸の中。死体はなぜ大きなコントラバスケースでなく、小さなトランクに詰められていたか? 考えられるのは、(1)コントラバスケースには別の誰かが入る必要があったから。或いは(2)その他の理由。 / アキジ ( 2003-06-20 02:16 )
『安楽椅子探偵』第五弾、いつもの如く考えがまとまらず、またも応募し損ねた、ああ! とりあえず推理できたところまでを、ここで記しておこう……。 / アキジ ( 2003-06-20 02:15 )

2003-05-06 ムシの好かんハナシだぜ!

最悪や、柏餅を食いそびれた! コレじゃ何のための五月かわからんやんけガッデ〜ム! ああ、われに五月を!(寺山修司氏追悼)

この季節はよいね。暑くてもさわやかで、日陰にいると程よく涼しい。夏もキライじゃないよ、ミルク金時も楽しみやしね。
そんな俺がただひとつ不安に、いや恐怖に感じるのは、コレからさらに暖かくなるとヤツらの活動がお盛んになりやがること。ヤツらとは……人類とは異なった進化を遂げたクリーチャー、アウタースペースからの飛来説すらある、“虫”!! である。

どういうことか俺は虫に好かれているらしく、「来るなぁぁ!」とアムロばりに叫んでも、羽虫、甲虫、アリンコまでもが俺に突進してくるのはナゼ?
何年か前のことやけどウチの近所を歩いているとき、飛んでいるカナブンを発見。「ああ、カナブンか〜」なんて牧歌的な心の呟きが聞こえたか否か、ヤツは突如として方向転換、まっすぐ俺に向かって飛んでくるや「まさかまさか!?」と思う間もなくマッハの勢いのまま俺の額にパキッと特攻をかましやがったのだ!
ワンショット・ワンキル、ベテランスナイパーの狙撃の的となったショックとそれなりの痛さもあってその後のヤツの姿は確認しそこなったが、この広い世界でナゼ俺の額を選んだのかを問いただしてやりたいと思う気持ちは今も変わらない。同じように、俺のつぶらな瞳にわざわざ飛び込んでくる小さな虫にも、ほかに行くところがないのかオマエは! と言いたい。

さてそんな虫どもの中でもラスボス的な存在は、いわずとしれた“G”(その名を書くのもイヤ。バイオハザード風の頭文字で何者かわかるはず)である。ヤツとの攻防の歴史は長く、激しい。
とにかく部屋で挨拶されるのを避けるべく、今年もバルサン焚かねばならんが、ヤツめ、ほかのどの場所で出会っても律儀に俺に駆け寄ってきやがる。
タバコの煙とGは嫌がる奴の方へばかり行くものとはいえ、俺がこれほどGに好かれているのは、ひょっとして俺の前世がGだったからではないか? と言う俺に友人T曰く、「そうや、オマエの前世はGや。それで、俺の前世はオマエを潰したスリッパや」だとよ。
オイ友人Tよ、勝ったつもりかも知らんが、前世がスリッパっていうのもどうかと思うぞ……。

虫ではないけど虫偏なので、コウモリのハナシを最後にひとつ。
まだ俺が学生の頃の初春だったか晩秋だったか、ドブ川沿いをチャリンコ転がしていたときのこと、一匹のコウモリがこれまたまっすぐ俺に飛んできて、イキッて前を開けていたコートの中へ飛び込んできやがった! 時間にして五秒ほどとは思うけど、懐でバサバサ暴れるコウモリに、なすすべなく低い悲鳴を上げるのみとは人間なんて無力なものよ。
そりゃもう、真っ青な顔で胸元をバタつかせ「うひゃひゃひゃ〜!」なんて叫びながらチャリンコで疾走する俺を、周りの人たちはさぞかし陽気なニーチャンと思ったに違いない。俺にハジをかかせやがって、コウモリのおばちゃまめ。なにより、オマエが備えているレーダーとはその程度のもんかい、もっとがんばれ、コンチキショオ!

ああ、土曜日の『世界ふしぎ発見!』で、アマゾン奥地で半泣きになりながらもガの幼虫を食ったレポーターのネーチャンをとてつもなく抱きしめてやりたい気分だが、迷惑か、すまん。
結論としては、やはり虫は無視するのが一番だということですな。戦前のダジャレでごめんくさい。またこのパターンかい。何から何まで、困ったもんだぜ。さようなら。

先頭 表紙

Hirokoさん…………!ううわああっ、それって既に怪談のレベルですがな!イヤむしろ貞子が這い出てきてくれた方がなごめるってもんです。「現実のことだったかも定かじゃない」の一文も、悪夢っぽいイメージで何気に怖!僕も心臓まで凍らされないように、すぐにクーラーをチェックします……。楽しいことだけ起こってよ、頼むぜ、夏! / アキジ ( 2003-05-25 02:52 )
いつのことだったか、現実のことだったかも定かじゃないけど、クーラー入れ始め(初夏だったんだと思う)、モーターの動きと共にカシャカシャカシャ!という音。。。と、共に風に乗ってとんできたのは「G」のバラバラ死体。。。。だった。 / Hiroko ( 2003-05-23 01:45 )
えもりさん。いや、何も想像しないでおきますから、もう靴下も脱ぎ散らしませんから、カンベンして〜〜! もっとも、今年の阪神は“G”を寄せ付けぬ強さ。こちらの方は、よりアツイ夏を期待しています! / アキジ ( 2003-05-12 19:28 )
本宮さん。しかし実際、この好かれ方はもう十分履歴書にも書ける特長というか特技ですぜ、えっへん!こうなれば虫愛ずる姫、ナウシカの生まれ変わりとして巨神兵と戦う覚悟もせねばなりませんな。めんどくさ。 柏餅 やっと食べたよ 売れ残り(30円引き) / アキジ ( 2003-05-12 19:24 )
3年前のこと。当時住んでた部屋で、溜まった洗濯物の中にあった靴下の中にGの亡骸が・・・(^^;;; / えもり ( 2003-05-10 21:06 )
ムシがすかねぇやつになるよりはムシにでもすかれた方が良いというものです。柏餅?記憶にもない 五月病 (季語重複) / 本宮 ( 2003-05-10 11:27 )

2003-05-02 来年の花見は暴れるぜ、四月!

君知るや舞い散る風のゆく先を。チキショウ、四月が終わってしまったぜ。今年は花見を毎週敢行するという野望を抱いていたのに、結局6日に大阪城公園、16日に造幣局の通り抜け、都合2回の夜桜見物にプラプラ出向いたきりのヘタレぶり。まあいいや、桜は今年もナイスであったしな。

八百八橋の大阪の、旧淀川は大川沿い、天満橋から銀橋方面へと連なり続く、造幣局の敷地内にあふれるお馴染みの桜群、八重桜。ライトアップのそのトンネルは異世界の入り口か、見上げれば視界にほかの何もなく、その陰影の揺れる中にひたすらカラダが舞うような、落ちるような。
その下で死にたいなんて抜かすカッコツケ文人と、桜餅でカンパイしようか。耽美とか優雅とかはよく知らんが、その気の狂える快感は、死なんかより生なんかより愛しく艶めかしい。今年もそんな花にまみれた四月。なんにもない四月、消えた四月。ありがとう四月。

さて『銀橋』を「ぎんきょう」と読む人ならば、ヅカファン。「ぎんばし」と読んだ上で、桜之宮の情景をくっちゃべるなら、ケッコウな大阪人なり。
正しくは『桜宮橋』という名前なのだけれど、その白銀の姿から通称『銀橋』と呼ばれるアーチ美しい橋は、大川に掛かっている。
子供の頃、30年近く昔、俺は毎年盆の終わりに母親に連れられ、銀橋から河川敷に降りて大川に灯篭を流していた。今でも誰かが、どこかの子供が、灯篭流しをしているのだろうか。大川は悠然と流れ続け、花はまた来年も散りながら咲く。移り変わりに戸惑うばかりの、小さな野郎である。

夜桜堪能後、川岸に出て、桜同様ライトアップされた銀橋や望月に一日足りない月、そして京橋あたりの夜景をキラキラ映す川面を眺めながら、口上のオモロかった屋台のオッチャン(ネタというより博多弁丸出しのガラッパチがグー!)から買った博多地鳥の焼き鳥(タレ一本五百円)を食って、ともあれ俺の春は満たされたものとする。
来年の春こそ毎週、いや毎日花見をしてやるぜ。この腕に抱くべき花の一枝のゆくえを知るや宵待ちの月。笑え30男の戯れ言。さようなら。

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2003-04-05 ララ・クロフトは君だ!

なるようになるとは嘘よなるようにならぬならぬで卯月の来たる。
花の季節の到来に月日の流れの速さを思い、無為に過ごした時間をはらはらと口惜しむ。ああ、このままじゃイカン、俺もキダさんの生え際のようにピシッと生きねばならんぜ、コンチキショオ!

花祭りにイースター、そんな4月のイベントに関係なく、俺の愛してやまないビデオゲーム『トゥームレイダー』のヒロイン、ララ・クロフト嬢はいい女だとあらためて思う春日和。
一作目をプレステで遊んだのは、ちょうど『バイオハザード』をやりこむのにも飽きた頃、某氏から友人のソフトを又貸ししてもらったのが始まり。最初は高い難度に戸惑いもしたが、一つ目のシオン(お宝。合計三つある)を横取りしようとしたチンピラを、一蹴りでKOしたララ嬢のカッコよさにイカレちまって以来、今日に至る。

さてお話は新型ゲーム機、ゲームボーイアドバンス(GBA)SPの発売日、奇しくもララ嬢の誕生日でもある2月14日のこと(おお、また話題にするタイミングがズレとるな。やっぱりズレとは無縁のキダさんを見習おう)。
もともとGBA本機を持っていなかった俺は、GBA用ソフト『トゥームレイダー・プロフェシー』をプレイするべくくだんの新機SPを求めて、梅田のヨドバシへ出向いた。
開店30分前に着いたのだけど、さすがに話題のゲーム機、既に300人ほどの行列。こりゃゲットは無理かと思いながらも最後尾に着けば、しばらくしてヨドバシの偉いサン風社員氏が整理券を配りに来た。どうやらヨドバシ梅田では発売初日、600台ほどを確保していた模様。さすがだぜ東京資本、サイズ・ダズ・マタア! 俺の後ろで並んでいた若いお母さんも携帯で「やったで! ママ、整理券もろたで!」と小学生の娘に連絡してたぞ。よかったな、お母さん、コレで家庭での発言力も強まったな。

そんなお気楽な俺たち団体さんを、バシャバシャ撮影する妙齢の女子一人。
『報道』の腕章まぶしい、ひっつめ髪のそのネーチャンはカメラマン。
見た目はデビル雅美選手とナンシー関氏を足して酢で割ったような感じだが、なんの女は顔じゃない(うわ、賛辞を贈ろうとしてるのに誤解を生みそうな気がするのはナゼ?)、その立ち姿や所作に、潔い生き様を見た。よく手入れされたカメラは、しかし『ボクの宝物』ではけしてなく、ステップに腰掛けてモバイルで記事を打ち込む間には床に踏みつけ固定の扱い。おお、これぞプロのアクション、シビレるぜ! オーケイ、俺をキュートにシュートせよ!

思えば当然のことだけど、どの世界にもプロがいて、自分の道を突き進んでいる。
ヤツらこそ、ララだ。そう、頑張ってるアンタがララ・クロフトだよ。
魚屋には魚屋のララがいて、主婦には主婦のララがいて、会社員には会社員のララがいる。不満もあるだろう、不安もあるだろう、けれどへこたれるなよ、ちゃんと日々を生きているアンタは凛々しいぜ。カッコイイぜ。
アンタが迷いのない道を行くことを、大阪の地より願う。そしてできればこの俺も、ララの足下くらいのレベルになりたいもんだと思うが、まあ、そこはボチボチやろうかね。

ともかく『トゥームレイダー・プロフェシー』は既にクリア。プレステ2での新作『美しき逃亡者』の発売延期は残念だけど、気長に待とう。それからトゥームのメルマガ『ララメール』、文字化けとは頼むぜ。

このツマラン世界で俺を楽しませてくれる人は、天使である。
文末になったが帰天された死神博士・天本英世氏(フィギュアも飾ってるぞ!)、理不尽大王・冬木弘道選手に、心から感謝します。ありがとう、さようなら。

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PACHIさん。こちらこそ蟻が十でございます。マルチ化ですか、ふむ、デキル人は多くを求められるものですからね。僕も以前世話になっていたトコでは自分の仕事以外にお茶くみから便所掃除、植木の手入れまでやってましたよ。ああ、それって雑用ですな……うう。ともかく『専門』となるスキルを持っているのを強みとして、ご自身の可能性を更に伸ばされますように。こんな時代を生き抜くには、武器は一つでも多い方がいいですぜ。なんてエラそうに書いてる僕こそ、しっかりせねばならんのですがな!うひゃ〜〜! / アキジ ( 2003-04-20 18:33 )
ララ姐さまって2月14日生まれだったのね……って前にも言ったかしら。最近記憶の混濁が激しいアタクシ。  これまでいわゆる「専門職」でやってきたけれど、職場環境の変化でマルチ化を余儀なくされて少々へたれていた私。畑違いだなあと思っても、こなせるようにならなきゃならないのもまた実情で。ん、、今日もいろいろ感じるところの多い文章、ありがとうです。 / PACHI ( 2003-04-18 14:50 )
ニナさん。うっひゃ〜本文では男前なコト書いちゃってますが、迷いの多さでは僕こそが大阪チャンピオンです。迷うということは即ちそれだけ選択肢を持っている幸運だと笑い、花も嵐も楽しみながらともに道を見据えていきましょうか、ニナ・クロフト嬢!こちらこそサンQ〜! / アキジ ( 2003-04-12 15:54 )
相変わらず、アキジさんらしい視点ですね。そのネーチャン、私もきっとシビレると思うな。今の仕事、いろいろと迷いはあるけど、へこたれないわ。サンキュ〜 / ニナ ( 2003-04-07 00:57 )
追記として少し。映画版『トゥームレイダー』、まだ2作目も製作中なのに、既に3作目のロケがトーキョーで行われたとか。本家ゲーム版の新作も面白そうですが、映画も楽しみですな。 / アキジ ( 2003-04-05 20:12 )

2003-03-24 俺はラッキーなガイだぜ!

先週の日曜はLOVE PSYCHEDELICO(通称「デリコ」ね)、5月の大阪城野音ライブのチケット発売日、まさに決戦の日であった。
デリコのライブは去年のチキンジョージ、春・秋の連敗によりいまだに不参加。ファンを名乗りながら情けなや。ああ、3千席の大阪城野音とはいえ、気合い抜いたらoh sing it to me your song / don’t you know? / 悲しみが〜呼んでる〜♪(『YOUR SONG』で泣け!)

しかし如何せん日常生活でフラフラの悲惨な30代、普段遊びすぎとの説もあるが、なんにせよ徹夜で『チケぴ』に並ぶ体力はもうないぞ。イープラスでは扱ってないし、やむを得ん、リスクは高いが朝十時からの電話予約一発勝負に賭けることとした。

ところが、である。
当日の朝のこと、俺の妹分である猫の様子がどうもおかしい。何度もトイレに行っては、そのたび俺に何かを訴える。
とにかく素人では何も判断できやしないと急いで病院へ直行、若い獣医はなかなか誠実な好青年、問診と触診から膀胱炎と診断を下す。ホッとしたぜ、薬でちゃんと治る病気やからな。

そして無事帰宅、時計を見れば10時30分、デリコのことを思い出す。さすがにもう無理かと思いつつもモノは試しと電話をかけるが、イエス、さすがにもう無理、予定枚数終了とのシビアなガイダンスが流れ流れて涙を誘うのであった。(うう……この際、オークションで探すか? プレミア分を払うのはアホ臭いが)

でもいいのさ。引き換えに俺は幸運を得た。その日から猫に薬を与え続けて一週間、今日、病院へ行って尿を見てもらったら、まったくもって順調だとのコト。まあ油断はせんが、もういつも通り暴れてるぞ、ドタドタとな。おう、これ以上の望みがかなう必要はないぜ。

求めるものは奪われて、与えるものは捨てられる。この世で得られるものなんて、実はたかが知れているのかもしれん。どうせ俺は多くを求めていない。アンタは何が欲しいんだ? 窓際の猫の寝顔とひなたぼこ。猫がいる。春が来た。足りないものがあるのかい? 俺はラッキーなガイだぜ。そういう季節だ、さようなら。

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2003-03-21 えべっさん、ヘルプ!(前編)

俺のことを「常識人ですね」と言う後輩たちに「そうありたいと思ってるからな」と答えたら、「ホンマに変わってますねえ」と笑われた。時代なんか、くそくらえ。

以前世話になった某会社が2月のアタマにお引越し。事業の拡大ならメデタイが、このご時世の流れのままよ、縮小のための移転なり。
ヘルプにか細い腕を貸せよと俺まで狩り出され、結局2月1日の大阪プロレス大阪城ホール大会へは行けずじまいとあいなった。
義理欠けできんぜ、しょうがない。とはいえ、ああ会場で見たかったぞ、えべっさん対くいしんぼう仮面の「大阪名物世界一決定戦」。TV中継で見た限りでは、この2人のベストバウト、笑えた笑えた。そして激闘の果ての勝者は、えべっさん。そう、えべっさんこそが世界一の大阪名物となったのである。めでたや!

年の初めのえべっさん♪ 大阪人なら何はなくとも、えべっさん。ココでちょっとした自慢話をひとつ。
俺は3&2年前に大阪・今宮戎で2年連続おみくじ『凶』を引いてしまったのだが(この時点でウンザリやな)、去年、雪辱を誓って参った本山・西宮戎でも3連続となる『凶』が出て慄然、その場で巫女さんにもう一回引かせてもらったら、やったぜ、4連チャン! またまた『凶』が当たったぜ! もはや「当たった」のだぜ!
つまり、俺は過去3年間のえべっさんのおみくじで、『凶』を連続4回も引き当てた男なのだ。うっひゃ〜、逆福男だぜ。誰も羨ましがったりせんが、とにかくスゴイだろ、えっへん! なぜか巫女さんは謝っていたけれど、お願いだから慰めたりしないでね……。

というワケで、参った参ったえべっさん。今年は残り福の総ざらえするべく11日に今宮戎へゴオ! ちなみに1月のハナシだよ。俺のアタマはズレとんねん、ごめんくさい。
えべっさんに限らず、お祭り系のイベントに欠かせないのは露店の買い食い。エビスにゃ鯛だぜ! 吉例によりタイヤキ1尾(200円)購入。東京の恵比寿には、有名なタイ料理店があるらしい。シャレてるやんけ、一度暴れに行ってやろう。

気になったのは、売り子の姉ちゃんがマニキュアを塗っていたこと。どうせ垢のまみれたカネを触った手で売り渡す、屋台のタイヤキ。完璧な衛生環境を望んでるワケではないし、そもそもマニキュアが不衛生なんて俺だって思ってない。この際、無愛想だったのにも目をつぶろう。
ただ、タイヤキをつかむ紫の指先を見ながら、おれはキミの自覚のなさを残念に思ったのだよ。食い物を扱う商売なら、気を遣ってくれよ。世に出て稼いでいる限り「バイトだから」という言い訳は一切通らないぜ。その理由を教えてやる義務もない。疲れるので甘えないでほしい。
ファストフードの店員なんかの身なりや対応をマニュアル主義と揶揄する向きもあるけれど、作法なんて本来、型から習って身に着けるもの。ちゃんとできてないヤツがマニュアル批判している様子は、笑えないコントやぞ。まあ、嘉門達夫氏の『ハンバーガーショップ』(『激突!』も『血液型別』も)はオモロイからオーケイやけどな。

おう、常識人らしくここまで書いちまったけど、顧みれば実は俺も大したモンではないぜ。特にその姉ちゃんと同じような歳の頃は、俺のほうがもっとひどかったかもしれん。

(後編へ続きます)

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2003-03-21 えべっさん、ヘルプ!(後編)

(前編からお読み下さい)

ひとつには今宮戎へ行くたび思い出す、そこから南に位置するドヤ街・釜ヶ崎でのこと。

数えれば13年も経つのか、1990年の秋、釜ヶ崎にある西成署の警官がヤクザからカネをもらっていた事実が発覚、バブルの翳りで不満の溜まったアブレ労働者のオッサン連中が署庁舎の前へ抗議に押し寄せたのだけど、その頃その辺りをブラブラしていた美少年(当時)の俺も調子こいて群集に混じり、一緒にヤジッていた浅はかさよ、嗚呼……!
ちょっとした騒ぎ程度に思ってたのに、夜になってそれが本格的な暴動に発展、しかしクルマをひっくり返したり火をつけるなど悪質な行為の主は、釜ヶ崎とは無関係なヨソモンの若造が多かった。
おいおいアンタら、まさか正義の味方のつもりかい? 解放精神でもって悪の枢軸と戦う、リベラルな闘士のつもりなのかい? 
世界には自由や平和を得るための戦いがあることを、俺は否定せんぞ。いつ自分がその前線に立つか、わからん時代でもあるしな。けれどアンタらの姿からは「ハラ立つからツブシたれ!」程度のちっこいモンが、俺には透けて見えてしまう。なにより扇情的にコトを進めるのは大人やないやろ、この件に関し多くは言わんが、シラケるぜ。

我に大儀ありとタカをくくったガキたちの暴走は、辺りをネジロにしているオッサンらにも迷惑千万。多くのオッサンらは怒りは持っていても破壊は本意でないはずやからな。
とはいえその場に居合わせていれば、小僧の俺も悪乗り集団と同列か。「警察が悪いって言うけどな、アンタらがこんなところで遊べるんも、警察があるからやで!」と俺に怒った飛田のヤリテ婆のオバチャンに、実際に暴れてる奴らに言えよと思いはしたが、自身の無自覚な物見遊山の若さを恥じてスンマセンと謝っておいた。
でもオバチャン、俺は飛田なんぞで遊びませんてば。説教した後で店のネーチャン紹介してたら説得力なくなりまっせ、カンベンしてよん。

ハナシが寄り道しすぎちまったぞ。俺の悪いクセやな。

さてさて今宮戎のおみくじは、数字を刻んだサイコロを箱からつかみ出すタイプ。今年引いた賽の目は『51』なり。おお、イチローの背番号とはツイてるぜ! と思ったのもつかの間、渡された札には『半凶』の文字。
おい、中途半端やぞ! そもそも『半凶』なんて聞いたこともないぞ、俺のために作ったのか? ありがとう! 『世の中は波があるものです』やと? 知っとるわい、そんなこと! その波に乗れんから難儀しとるんじゃい!

心で散々文句を言うバチアタリ、おみくじを立ち木に結わえてアバヨと退散。
しかし連続『凶』から脱出成功、文字通りの半歩前進ということか。俺には最大の激励であるな、やっぱりサンキュウ、えべっさん。
更に願えるなら、世に無意味な血が流れることのありませんように。
それから、ロト6が当たりますように。
それから、恩返ししてくれそうな鶴を助けますように。
それから、こんな時代に生まれた意味を、教えてくれよ。さようなら。

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2002-12-31 剣士の魂を感じるぜ!

明星なき曇天の暁に、この世の果てから流れ来た暴れ白波。その砕け散り様はまさに壮観なれど、大浴場の窓越しで「おお。すげーぜ、日本海!」なんて漫然と眺めながら平泳ぎしているようじゃ俺もまだまだチンピラやんけと痛感した、香住への旅行も無事終了。大阪の地に生還して過ごす年の暮れの雑記を少々。

クリスマスは何もなしの平日。洗濯物を受け取りに行ったクリーニング店で、店員のお姉さんからもらった半額券が唯一のプレゼントとはお粗末なり。
捨てる神あれば踏みつける神あり。結局ケーキも買いそびれてしまったぞ、ええ加減に聖夜! しかし売れ残りのプリンが案外美味だったので我が御心は闘争を回避、怒りなき静かな夜にプリンで乾杯。ルチ将軍って『プリンプリン物語』やったっけ?

そして昨日は、11月5日付でも書いたバアサンから、今度は『巌流焼』なる下関の菓子をもらった。なんだか菓子のコトばっかり書いてるけど、まあええやろ、俺はこんなヤツやもん。
巌流といえば俺の一番大好きな剣士、佐々木小次郎。彼は剣豪でなく、あくまでも剣士のイメージ。厭世的な面構えに焦りと苛立ちを隠し、涙を嫌い、卑怯卑屈を嫌い、絶望と希望の綯い交ぜになった剣を取り、花火を揚げて見得を切りながら死へ突き進む、青春のイメージ。咲き乱れながら舞い散る、桜のイメージ。

『バガボンド』のヒットもあってか、来年のNHKの大河ドラマは『宮本武蔵』なのだとか。かつての水曜時代劇『宮本武蔵』で小次郎を演じた中康次さん(『スケ番刑事』の神恭一郎)のスラッとした印象が強いせいもあって、TOKIO・松岡くんの小次郎では頼りない思いもあるけれど、始まる前から悪くは言うまい、期待だけしておく。

『巌流焼』は白つぶ餡のドラ焼である。その程よい甘さに、クールでいながら耽美に憂う若き剣士の横顔を想う。ヨシ、合格点をやろう。今度は自分で買うぞ、通販で。ちなみに未食だが、黒つぶ餡のバージョンは『おそいぞ武蔵』という名称らしい。ネーミングセンスの素晴らしさに負けた。こっちもゲットするぜ!

更に、別のオバチャンが回転焼の『ござ候』を1コ奢ってくれた。
「清水の舞台から飛び降りて」なんて笑っていたオバチャン、ありがとう。何百円もしない回転焼だけれど、そのコトバが冗談ばかりでないのはわかる。失業中の上、色々辛いことが重なっているのは、知っている。世界一うまい『ござ候』だった。ありがとう。

こんなスラムみたいなハモニカ長屋に神様がいるのかどうかは知らないが、紛れもなく人間は生きている。神様に踏みつけられても、人が人を助ければいい。全てのものを支配するチカラなんていらない、全てのものに支配されない自由がほしい。弱者でいいから、人間らしくあることを、来年への抱負とする。

さて大晦日の楽しみは、みゆき姉さんとボブ・サップ。スナック菓子も買い込んだし(2617円分)、ゲームは『Shinobi』を用意。そして天パーの髪色をライトブラウンからアッシュ系のブラウンにマイナーチェンジ完了、何本かチラついてきた白髪をごまかした。
トシを食い、死に近づくのは、生きている証。どのみち、もう首くくる紐を買うカネもないから、生きたまま年を越すしかないですわな。どうせ生きるなら、力いっぱい楽しみましょうぜ。2003年もよろぴくね。さようなら。

先頭 表紙

イワサ博士さん(後編)。みゆき姉さんを語らせたら僕はウルサイですよ。ただ本当にウルサイだけですが。とにかく『悪女』曲中のヒロインは、この20年間変わらず愛しいです。深夜のサ店に行きたくなりますな。(こんな程度のヤツですが、今年も春を迎えられそうで幸せです) / アキジ ( 2003-03-07 03:20 )
イワサ博士さん(前編)。おお、あのこだわり派ジェントルメ〜ンは博士でございましたか!きっと小五郎のオッチャンを一発で眠らせるようなヤツや、「ウラミハラサデオクベキカ」魔太郎の鳩仕掛けみたいなヤツなんぞをお持ちなのでしょう、妄想が膨らみますぜ!博士のHPも拝見しております。相当な方とお見受けしました。いつかご自慢のアイテム群も日記で披露してくださいませ。 / アキジ ( 2003-03-07 03:12 )
イワサ博士さん(はじめに)。せっかくツッコミに来てくださったのに返事が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 / アキジ ( 2003-03-07 03:09 )
こんばんは。9/2のつっこみにある「毎回会うたびに違う腕時計を着けてる人がいたり。でも←の腕時計は全部オモチャみたいなの」は、多分ワタシです。中島みゆきは最高でした。でも「リストラに晒された中高年の応援歌」みたいな報道をするヤツらにはHELL NO! / イワサ博士@今年はどうです? ( 2003-02-02 21:18 )
SENRIさん、もういっこ。今年から新しいことを始められるのだそうですね。「新しいことにチャレンジ」とは、素晴らしいコトバ。モーションこそがエモーション、同年代の僕には励みにもなります。何をされるにしても積み重ねてきた経験が必ず役立つはず、前途洋々ですな、めでたさも宇宙くらいなりおらたちの春ですぜ、モロゾフプリンでカンパイ!今年もウダ話をボチボチと書くつもりです。ヒマなときは、読みに来てくださいね。 / アキジ ( 2003-01-19 04:31 )
SENRIさん。永遠の福娘SENRIさん、今年も夜露P苦。羊が実はキョーレツなキャラであることは、『ウォレスとグルミット・危機一髪』を観て納得しております。オーケイ、僕も今年は羊っぽいヤツを目指しますぜ!「お呼びでございますか、旦那様?」セバスチャンは執事っぽいですな! / アキジ ( 2003-01-19 04:24 )
PACHIさん。姉さまは踊り飲み(もちろん、自分が踊る!)してますかい?ココロが踊ればカラダも踊る、ハッピーイヤーにしたいですな!「クールでかつ、ホットホットに!」の檄、グラシアス。僕が熱しやすくサメ皮でワサビをおろす気分屋AB型だと見抜いてらしたのですな、さすがですぜ。プリンプリンを元ヤンと暴いたからは、NHKの刺客にご用心!今年もよろぴくね。 / アキジ ( 2003-01-19 04:21 )
本宮さん。今年は景気のいい話を書き連ねるつもりだったのですが、なぜか意外にも年末ジャンボがハズれたので予定変更、昨年に引き続き、怒りの貧乏手記になりそうです。泣いてくだされ、トホホとね。あらためまして、今年もよろぴく。 / アキジ ( 2003-01-19 04:18 )
ニナさん、まだまだ!この際『嗚呼!!花の応援団』も一節。サクラ〜散る散る散る散る大和の国で〜泣く子も黙る〜♪というわけで、今年も(もうとっくに平日になっているのに、今更こんな挨拶おはずかC!)よろぴくお願いします。 / アキジ ( 2003-01-19 04:15 )
ニナさん。アナタなしでは生きてゆけぬ〜♪ナナセもいいけど、僕はやっぱりアンちゃんで聴き馴染みです。六本木珍獣。 / アキジ ( 2003-01-19 04:12 )
寒中お見舞申し上げます。今年もどうぞよろぴく。年女でもある今年は、羊らしくを抱負とします。狼だって羊の群れの中では生きていけないのよん / SENRI ( 2003-01-09 13:02 )
あけましておめでとうございます。 年越し踊り食い用のスナック菓子を2617円分も買っていたとは、さすがアキジさん。 今年もクールに、それでいて熱く、力いっぱい語ってくださいませ。楽しい1年となりますように。  ところで久しぶりにプリンプリンの顔を見たら眉がなくて怖かったわ。 / PACHI ( 2003-01-08 15:14 )
あけましておめでとうございます。今年もいろいろ書いて下さい。期待しています。 / 本宮 ( 2003-01-08 01:32 )
訂正「六本木心中」でした。古くてすみません。 / ニナ ( 2003-01-07 23:19 )
桜吹雪にハラハラすがり〜 「ああ無情」歌ってみました。私も髪の色を変えてみます。今年もどうぞよろしく。 / ニナ ( 2003-01-07 23:16 )

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