2002-12-31 2002年の目標レビュー　〜　前半
2002-12-28 【祝】ADSL回線確保！
2002-12-26 ポイント貯まる方がうれしいのか？
2002-12-25 一応引っ越し完了！
2002-12-24 命名
2002-12-22 晴れた日に永遠が見えるか？
2002-12-22 久々にサックスでも吹いてみるか
2002-12-20 眠くなる薬
2002-12-19 アンダルシア続報
2002-12-18 人生最大の買い物、ここ一週間の予定について

シングルレバータイプの水栓にて水を止めようとしてレバーを上げたら、却って大量に水が出てきて、その度にビックリするマイケル35歳。

前の家では下に押すと水が出てくるタイプだった。つくづくこういうのは全世界で規格統一してほしい。あなたは海外のホテルでシャワー浴びる時にスッポンポンのまま、試行錯誤の挙句、冷水をかぶったことはないか？　私はある。ついでに言うならば映画館や劇場・飛行機の座席の肘掛も右を使うか左を使うかこの際はっきり決めてほしい。

車の種類によってワイパーとウインカーが逆側についているのはよくある話だけど、アクセルとブレーキが逆についているという話は聞いたことがない。やっぱり世の中、規格統一が大事である。うちのベータのデッキも泣いているぞ。

話は唐突に変わるが今日は大晦日、ということもあるので、1/5の日記上でアップした「2002年の目標」をレビューしてみようと思う。

まずいきなり総括なんだけど、最終的なゴールを数字とかで示すのはまぁ良いとして、そこに至るまでのプロセスやそれ以前の動機付けをきちんとできたものとそうでないものとの間に結果の差が現れた。今は2003年の目標を考えているけど、そこのブレイクダウンをもう少し徹底させようと思っている。

【英語の勉強】

「TOEIC900点突破！」が目標だった。最後に受けたテストの結果が出ていないので達成できたかは未だ分からない。だけど、これが目標の設定を誤った代表だと思う。

初めから自分は900点の意味をそれほど重要視していなかった。「一生懸命勉強した結果として900点が達成できればいい」という考えだったはずだ。ところが点数を目標にすれば「一夜漬けの一発勝負でも点数さえクリアすればいい」ということになってしまう。実際には忙しさを言い訳にいつも試験直前の苦手なセクションの集中勉強だけになってしまい、決して総合的な英語力のアップに繋がったとは言いがたい。本当は「毎日１時間英語を勉強する」という目標にすべきだったのだ。

【スペイン語の勉強】

こちらは「１年間スペイン語の勉強を続ける」というこれまたなんとも具体性に欠ける目標だった。でも、その具体性に欠けた上にゆるい目標設定だったので問題なくクリア（笑）。

一応語学教室には通い続けたし、プラスNHKラジオ講座と某「お茶の間留学」システムのおかげで、定期的にスペイン語を浴びることには成功した。殆ど忘れかけていたスペイン語だったけど、多分自分史上で今が一番話すことが出来ると思う。

Ｗ杯の時にはメキシコ人に「牛タンねぎし」のメニューを解説してあげたり、エクアドルのラジオ局の人にインタビューされたり、アルゼンチン人にストリップバーの場所を聞かれたり（笑）とスペイン語のおかげでＷ杯の楽しみも15％くらいアップしたのではないか、と思う。

ただ、命令形や接続法なんかは殆どわからないまま。文法書があるのにも関わらず、自ら開こうとしない、という消極的な姿勢が伺えたなぁ。文法は今後も課題ですね...

この項続きます...

先頭 表紙

サトウの切り餅のＣＭはあれでいいのか、気が気でないマイケル35歳の年の瀬。

昨日果たせなかったADSLの回線の変更願を出すためにまたマンガ喫茶に来た。さて、タイトルの【祝】の意味、即ち新居の電話事情を説明しなければならない。この分野には弱いので要領を得ないかも知れないがご勘弁を。っていうかさっき工事の人に聞いたのにもう忘れかけている。記憶力は鶏並みである。

今回、僕は従来からのADSL環境を移転し、更にISDN回線を追加しようとしていた。今更ISDNなのは某語学教室の「お茶の間留学」（←言っているも同然）のためなのだ。この簡易テレビ会議システムは将来IP接続化の予定はあるが、今はまだISDNのみなので、渋々116に電話した。担当の女性はハニオカさんと言う絶対に間違えずにはいられない名前だった。漢字で書くと「はにわ」の「埴」に「岡」（本人談）だが、ここでは「ハニー」と呼ばせていただく。（絶対ボーイフレンドもそう呼んでいる）

僕は電話回線を一つしか持っていないが新規に一つ回線を契約するつもりはなかった。そこで若干基本料金が高くなるがISDNプラスなるものを申し込むことにした。しかし、そこにはクリアすべき問題が一つあった。「メタルが使えるかどうか分からない」とハニーは言う。「それが確保できないとADSLは使えないので、そうなるとISDNでインターネットすることになります。」何が何だかさっぱり分からないが今更ナローバンドは困るぞ... 「メタルが確保できるかどうか今から確認します」とにかく頑張るのだ、ハニー！

マイ・ハニーのおかげで、何とかメタルは確保できた。「NTTの回線を光ケーブルにて建物に引き込んだ後、変電装置を経て住居へ送っている。」と入居の手引きには書いてある。ここだけ読んでもさっぱり分からないのだが、工事に来た業者さんによると、ADSLに必要な回線（それがメタル？）はこのマンションには６個しかなく、それも全て予約済みなのだそうだ。つまり滑り込みセーフなのである。

間に合った、という事実の嬉しさのあまり技術的なことはさっぱりなのだが、お前それでもエンジニアか、と言う声も聞こえてくるがそれはさておき、もしこの６つの枠に間に合わなくて、どーしてもブロードバンドをしたければ、マンション丸ごとADSLに申し込むべく自治会に働きかけるか（面倒くさい）、マンションで契約しているCATVに申し込むかになってしまう。

実はどうも自分でバルコニーにアンテナをつけてスカパーを視聴することはダメらしい。CATVで見ろということらしいのだが、自分が見たいチャンネルがマイナーでそのCATV会社が提供するパックに入ってない場合は当然交渉が必要らしく、それまた面倒なので、ベランダの外から見えないところにこっそりアンテナを設置しようと思っている。

そういや昔、実家でもアンテナを室内にこっそり設置してNHK-BSを見ていた。しかし場所がよりによってキッチンとダイニングの間の通路だったので、「母ちゃん、ご飯お替り！」なんて事態が発生すると、母親がアンテナの前を横切るたびに「ザァー」と画面が乱れるのであった。「母ちゃん、画面が乱れるからもう少し早く通り過ぎるか、痩せるかしてくれ」という注文に対し、母親が助走をつけてジャンプしたところ、ノイズは「...サッ...」位で済んだ。「母ちゃん、努力は認めるよ...」今から10年位前の話である。

先頭 表紙

＠まんが喫茶

ADSLの回線移転はこれから。事前準備不足で、下手すると１月間くらい外からアクセスすることになるかも...　まずは「契約回線移転変更申請」なるものをしなければならないのだが、せっかくここにそれをやりに来たのに肝心のプロバイダのIDを忘れてしまった... また出直しだ...

そもそも電話の開通も明日だったりする。各種段取りが後手に回ったので水道・電気・ガス・ADSL・不動産など殆どの連絡を携帯で行っている。

前の家は電波事情が劣悪で、簡単な用件を伝えるだけなのに何回も切れたりして、かけた方も受けた方も双方イライラが募るという環境だった。

今回の家は無事で（普通はそう）助かっているが、もともと携帯使用頻度が低く、持ち歩かなかったり、下手するとバッテリー切れちゃってる僕にとって、悩みの種は、来月の携帯電話の請求である。

「ポイント貯まる方が嬉しいだろ？」

オリコカードのCMでの唐沢寿明が言っていた。

「貯まる！　ポイント貯まる！」

ありゃりゃ、踊りだしてるよ！　しかも目がイっちゃてるよ！

いや、それは間違いである！　CMのいかにも気弱そうな彼と僕の共通の悩みは「料金の高さ」なのであって、支払方法ではないのである！　電話代を払い忘れて雪山で遭難中に携帯が通じなくなった原田泰造とはわけが違うのである！　（泰造よ、そこは本当に電波が通じるところなのか!?）

ちなみに僕が使っているカードは、WorldPerksのCitibank・Visa。これで飛行機のマイレージを貯めている。WorldPerksはNorthwest/KLMの他、AlitaliaやContinental、JASが提携している。（JASはJALとのカラミで撤退するでしょうね。）

確かに僕も携帯をはじめ、ありとあらゆるものをカードで払って、せこくマイルを稼いでる。でも高くてもポイント貯まるからいいや！　という発想は、ない。

無料航空券のために宴会の会計を進んで引き受けたり、航空券を買うときはNorthwestやKLMを優先して選んでいる。調べてみたら95年9月に入会以来、全部で27万マイルを稼いでいる。

この中には5月連休、有給休暇、年末年始の休みを最大限利用して旅行し、翌年のフライトマイルが50％上乗せになる上級会員に２年連続なったという、今思うと、「少しは仕事しろ」という時期もあった。反面、アメリカにいた間は円建て以外の支払いにこのカードは使わなかったので、殆どマイルが増えなかった。でも単純計算して１年で４万マイルは稼いでいることになる。スゴすぎるぞ俺。

WorldPerksの一番ハードルの低いアジア・ミクロネシア往復航空券に必要なマイルは20,000マイル。仮にヨーロッパやアメリカ東海岸を往復すると大体14,000マイルもらえる。残り6,000マイルを旅行で稼ぐならクレジットカードはいらない。でもキャンペーンをやっていると、カードを作った時点で3,000マイルもらえ、残りの分を100円＝１マイル換算で30万円、このくらいなら何とかなるんじゃないの？と思ったときにはカード会社の思う壺。

しかしそのためのカードの年会費は10,000円だったりする。ただで作れるカードが多い中、この会費を安いと見るか高いと見るか。格安航空券との比較をすると使うときのマイルは１マイル＝１円くらいの価値かな？　つまりキャッシュバックに考え直すと１％くらいがいいとこ。でもほかのカード会社でポイントでもらえる景品に魅力が感じられない僕には、今みたいなハイペースでマイルが溜まる生活をしている限り（ここポイント）この年会費は惜しくないのだけれどね...

でもやっぱり単なるポイントのためだけの無駄使いはしたくない。そうですよね？　皆さん？

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殆ど徹夜で迎えた引越し当日だけど、何とか終りました。
まだまだ段ボールに囲まれた上に、更にどこに何を入れたかサッパリ分からないので（悲）当分、不便な生活を強いられます。

ネット環境はまだ整わないので、しばらくは外からのアクセスになりそうです。下手したら年をまたいでしまうかもなぁ。

PS　ソファは入りませんでした。

先頭 表紙

そんなわけで、まだPCを繋いでいるマイケルでございます。

引越しの準備も佳境に入り、今まではきちんとアイテムごとに分類して箱詰めしていたのに、今はやけになって手当たりしだい後先考えずにぶち込んでいます。

日ごろの整理整頓は大事です。そしてやっぱりあんまりものを増やさない工夫を今後考える必要があります。今回思い切ってカセットテープを処分しました。学生の時に貸しレコード等で借りてコピーしたテープを殆ど全て。もうカセットデッキも処分するつもりです。その割にはレコードが捨てられません。やはりオリジナルとコピーの差なのか... でも引っ越した先で心を鬼にしてアナログ盤も大幅削減したいと思っています。ベータのビデオデッキを持っていますが、いずれ処分します。高々10本くらいのソフトのためだけに持っているのはあほらしい。とはいうもののそのソフトの中には、高校生の学校祭でクラスの出し物で作ったクイズと、多分２度と再放送されないであろうテレビドラマ「桃尻娘」（中原俊監督・主演の相築彰子は伊原剛志の元奥さん...）、夢の遊眠社の舞台のビデオ...といった具合にレアなアイテムが多すぎるのが珠に傷です。

それはさておき、今日は新居にフローリングの保護をしてくれる業者さんが来てくれました。ただし、２時〜３時の間に来る、というアポが午前中のお客様の予定に振られてしまったらしく、作業が始まったのが６時頃 (-_-; 終了が１１時ちょい前でした。ずっと立ち会っていたわけではないですがスタンバイしていた時間が長く、その間、荷造りが大幅に遅れ...もう今日は徹夜でしょうな...　仕上がった床は眩いばかりに輝いていて、果たしてこれを俺は維持できるんかいな、と心配になるほどの出来映えでした。

業者さんを待つ間、予定通り炊飯器をピックアップし、生ごみ処理機も買いました。そんでもって観葉植物も買いました。「大雲閣」とかいう種類らしいです。トウダイグサ科ユーホルビア族、原産地・熱帯南西アフリカだとか...

柱サボテンに類似した多肉植物で、高温多湿を好み、乾燥に強いらしく水やりは日当たりのいい所に置いた場合、10日に一度で良いそうです。

早速名前をつけてあげました。サボテンのことはスペイン語でCacto（カクト）というらしいので「カックン」というのも候補に上げましたが、よりメキシコっぽい雰囲気にしたかったので（アフリカ産だけど）サボテンに近い語感から、

「Saboreo（サボレオ）」

と命名しました。sabor がスペイン語で味、味わい、風味という名詞。そこから派生した saboreo は味わうこと、満喫という意味があるようです。

写真は何もないリビングに Saboreo を置いてみたところ、ちなみにまだ床の保護をする前の写真です。

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また現実逃避...

ひょっとして前の文章を読んだ方は、ずっと振られた彼女のことを忘れられなくて、それでストレスが溜まって仕事にも悪影響が出てるのでは、と思われるかもしれないが、そうではない。

ただ単に、久々に聴いた曲に泣けたことを書いただけなのだ。あんまり心配しないでね、ってする人はいないか...

で、自分でさっきの文を読んで思ったのは、もうロマンチストは辞めようかな、ということ。恋に落ちるたびに、「これは運命に違いない」なんて盛り上がる。それはそれで楽しいが、後から振り返るとバカバカしいことが多すぎる。どうも状況に酔ってしまう傾向にあり、時として相手に対する判断を誤らせることになっていることがある。

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Oscar Petersonというジャズ・ピアニストの「Girl Talk」というアルバムがある。ＪＴがＦＭ東京でジャズの番組を持っていた頃、まだ隔週刊だった「ぴあ」にこの番組の見開きの広告があり、各界の有名人が愛聴盤を紹介するコラムを書いていた。安部譲二は「Misty」の作曲者として有名なErroll Garnerの「Concert by the sea」、菊池武夫はPaul Chambersの「Bass on top」、林家こぶ平はHank Mobleyの「Roll Call」、森田芳光はWayne Shorterの「JUJU」などなど。

「Girl Talk」の紹介者は今井美樹。彼女はアルバム冒頭の「On a clear day, you can see forever」が子供の頃からお気に入りで、父親（今年他界されたそうです、ご冥福をお祈りいたします）と一緒にドライブするときには必ず「ダダダダーンをお願い！」とおねだりをしていたそうだ。出だしからスイング感ノリノリのこの曲、Petersonのタッチはアップテンポながらも一つ一つの音が驚くほどクリアで、高度なテクニックに裏打ちされながらも、聴いているこちらまで体が揺れて楽しくなる素晴らしい演奏だ。

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昔、会社のクラブ活動で、同じ会報担当になった女の子に恋をした。鷲尾いさ子似の美人で「なかなか手強い」ともっぱらの噂だったが、別に気取ったところもなく、おっとりした性格で、おまけにちょっとおっちょこちょいで自分の中のツッコミ魂をくすぐられた。（通常はボケの僕もたまにはツッコミたいのだ）

そんな彼女と僕の距離を一気に縮めたのは、彼女も今井美樹が女性誌に書いた「Girl Talk」の紹介を読んでいたことだ。もちろん僕は速攻彼女にそのアルバムを貸した。Jazz Pianoに興味あり、という彼女にBill EvanceやKeith Jarrettも紹介した。（唸るKeithはなじめなかった様子...）

何度も二人きりでラグビー観戦したり、Jazzやオリジナル・ラヴのコンサートにも行った。もうきっとこれは付き合っているといっても間違いないと思っていた。

広報係の任期は１年。最後の仕事を成し遂げた後、車で彼女を家に送る時に僕は自分の思いを打ち明けた。彼女の応えは「○○さんの気持ちは嬉しいんですが、ごめんなさい。私には他に好きな人がいるんです。」

がっかりうなだれている僕の耳に、彼女は信じられない言葉を続けた。

「その人にどうやって自分の気持ちを伝えたらいいと思いますか？」

そして僕は「手強い」の本当の意味を知った。彼女に言い寄る男は数知れずだったのだが、彼女はその男たちがどういう気持ちで自分のことを誘うのか全く理解していないようだった。彼女は今、32才。相変わらず美しいがまだ独身。

ここで学んだことは、二人が別々に今井美樹のコラムを呼んだのは偶然でも運命でもなく、彼女が同じネタをアプローチを変えて使いまわしていただけのことであった。

来年の目標は「脱・ロマンチスト」、書初めもこれで行こう。

先頭 表紙

引越しの準備は気分が紛れる。荷物の運び出しは明後日だけど、明日は新居のフローリングに保護コートをしてくれる業者さんが来てくれるので立ち会う必要がある。ついでだから電器屋に注文しておいた炊飯器を取りにいって、あと生ごみ処理機を買って、そんでもって観葉植物も買ってしまおうなんてことを考えている。

今はスカパーのチューナーも外し（アンテナはままだっ！）、ビデオも箱につめ、テレビも外したし、ＣＤコンポも箱に詰めた（パチパチッ）。相変わらず普段から散らかしっぱなしの雑誌・書類・ＣＤ・わけわからん小物の類は散乱しまくっているけど。

しかしＰＣはまだ常時接続中（笑）、だからこそ、ＴＶもＣＤコンポも接続を外せたというわけだが。ちょっとした息抜き...

ふと、ガラクタの山（ブラックホールと呼んでいる空間）から、一枚のシングルＣＤを発見。とても懐かしい気分になり、そして聴いたら絶対泣くことは解っていたがつい再生。

この曲は11年前に一度だけ、ＦＭから流れているのを聴いて以来とても気になっていた曲。澄んだ男性の声のピアノの弾き語り風バラードで、自分の彼女に語りかけるような感じの歌詞。

タイトルもアーティスト名も知らなかったけど、ずっと気になっていた。その２年後に当時加入していたNifty-Serveの音楽フォーラムで、歌詞の引用に引っかからないように、自分の言葉で噛み砕いたその歌のエッセンスを説明したところ、親切な人からレスがあった。

その歌には主人公が公園で彼女にヘタクソなサックスを吹いて聞かせる件がある。当時僕は楽器の経験もほとんどないのに、ちょっとJazzの魅力に惹かれてボーナス一括払いでアルトサックスを買ってヤマハ音楽教室に習い始めていたので、そんなところにも共感をしていたりした。教室はマイアミに赴任する直前に辞めて、そういえばそれ以来一度も吹いていない。年が開けたらまた始めて見るかなぁ。

歌の舞台になっているのは公園。芝生、噴水、野球場がある。うちの実家近くの公園には野球場はないけど、別に空間を限定しないどこにでもある普遍的な空間だと思っていた。

しかし、ここにはモデルとなった場所があったのだ。

昨年12月、僕は彼女のご両親に結婚のご報告に行くために彼女の故郷にいった。ガチガチに緊張していた僕は男らしくビシッとかっこよく決めることができずに、先方のお父さまから「ところで結婚したいと聞いたが...」と逆に話を振られてしまった。情けなかった。しかし、彼女のご両親はとても素晴らしい方で、こんな暖かいご両親の愛が彼女を育てたのかと思うととてもうれしく思い、またその環の中に自分を新たに加えていただくことに感謝した。

その翌日、彼女のお母さまの運転で彼女の故郷の街を案内してもらった。途中、とある公園に立ち寄った。公園の大きな池の周りを散歩しながら彼女が言った。

「○○クン、××の△△って歌知ってる？」

彼女が口にしたタイトルは僕が11年前にＦＭで聴いたその曲と同じだった。

「あれってここが舞台なんだって」

顔に似合わずロマンチストな僕は、その瞬間に全てを悟ったような気がした。

たった一度だけ、ラジオで流れたところを聴いただけの曲。
でもその瞬間からずっと心の奥底にものすごい引っ掛かっていた曲。
いつかはこの歌と同じシチュエーションで彼女に語りかけてみたいと思っていた曲。

その曲への10年を超える思いは、すべてその瞬間に続いていた。

そう思っていたはずなのに。（泣笑）

曲のタイトルはずばり「プロポーズ」、ＫＡＮさんの曲です。チャンスがあったら聴いてみてください。

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先週の火曜日に病院に行った。最寄駅からバスで25分ほどのところにある大きな大学病院。以前車を持っていた頃は、近くにあったおいしい博多ラーメンのお店に通ったものだけど、まさか病気でここのお世話になるとは思っていなかった。

大病院で、しかも受付の終了間際に行ったので全部で３時間くらい待たされたけど、それも苦にはならなかった。今は仕事場にいるほうが苦痛だから。

職場にいる使えないおじさんたち、あの人たちはいつから使えなくなってしまったのだろう？　きっとあの人たちも昔は理想に燃えてバリバリ仕事をしていただろうに...

ずっと前から漠然と考えていたテーマだ。しかし、今の僕はまさにそのつかえないおじさん一歩手前だ。

夜眠れないとか、食べたものを吐き出す、ということはない。ただ単に仕事に集中できないだけ。前には簡単に出来ていたことが出来なくなっている。何も判断できなくなっている。職場に仮に８時間いたとして、仕事をしているのは実質３時間くらいか？　自分はどんなに周りからぼろくそに言われようとも、負けない神経の図太さが売りだったはずなのに。

何時からこの仕事に対する情熱を失ってしまったのだろう？　前はそれでもだましだましやっていたのだ。お客様のため、他部署の自分を頼りにしてくれる人のため...

今は何もかもがむなしい。マイアミにいた時に頑張りすぎた反動かもしれない。「自分探し」を始め、とにもかくにもこの部署を去ろうと決めた時からかもしれない。

あまりの自分のふがいなさに先々週の金曜日、モニタを眺めながら涙が流れてきた。これじゃ、ただの気が触れた人だ。

そのまま会社の診療所に飛び込み、早口で事情を説明し、外部の病院を紹介してもらった。

不思議と仕事以外のことには何の影響も及んでいない。ひまじん仲間とは楽しく宴会もしたし、語学の勉強も楽しい。純粋に今の職場にいたくないだけなのだ。なんだかただの我儘な人みたいでホント情けない。

今は薬の投与と簡単なカウンセリングを受けている。カウンセリングといっても自分の置かれた状況を話すだけなのだが。

薬の名前は「メイラックス」というマイナートランキライザー。副作用は眠くなったり、イライラするらしい。どうやらそれでここ数日毒舌気味なのか（笑）。

上司にも報告しているので、一時的に仕事の負担は減らしてもらった。そもそもそれまで３人くらいの人がやっていた仕事（うち２人はリストラでいなくなった）を１人でこなしていたのだ、おかしくならない方がヘンではないか（と自分に言い訳してみる）。

来週は引越しのため休みを貰うのでそれで気が紛れるかもしれない。

しかし、本来の不安の原因を取り除くためにやるべきことはわかっている。あとはやることをやるだけだ。でもそれは年が明けてからにしよう（笑）。

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旅行の日程を考えている時が一番幸せ、なマイケルでございます。

最近某語学教室でスペイン語を習ってます。そこは英語以外の言語はマルチメディア施設（ようするに簡易テレビ電話）を利用しての大阪にあるオペレーションセンターに待機している先生とのレッスンになります。

基本的に生徒は３名まで。マンツーマンを希望することもできるがそうなると料金がそれだけ高くなる。

ところが不思議なことに日曜日の夕方はなぜかマンツーマンになってしまう（つまり同じレベルの生徒が他に誰も申し込んでいない）ことが多い。何だかとても得した気分なのだ。

先日当った講師の人はSevillia出身の女性だった。最近自己紹介で、来年の４月にはアンダルシアを旅行しようとしている、と話を切り出すと、スペイン出身の講師の反応は上々だ。

「リーガの試合も見ようと思っている」という僕に対し、粗い解像度の画面の向こうから彼女はBetis（Sevillaがホームのチーム）のSocia（会員）のカードを見せてくれた。「そういえば、Sevillaにはもう一つチーム（もちろんSevilla）あったよねぇ？」とわざとらしく話を振ると、４分割されたテレビ画面の向こうから「あのチームはダメなのよ！」と鼻息荒くブーイング（笑）。しかし、同じ街のチームなのになぜにそこまで嫌えるのか不思議でしょうがない。

それにしても来年の話をすると鬼が笑うというが、五月連休を挟んだ２週間のスペイン旅行、既にほぼ回る所を決めてしまっている俺は何者だ。

それだけではなく、

・マイレージで無料航空券は発券済み！
・到着した日のMadridの宿を確保！
・予約が必要なGranadaのアルハンブラ宮殿のチケットを確保！
・「春祭り」の賑わいで宿の確保が難しいSevillaの宿を確保！

...というおさえるべき所はしっかりおさえている。仕事がいくら忙しくなろうが絶対に行かせて貰う。後は自分も含め、親類縁者に不幸が無いことを祈るのみだ。

流石に分刻みとまでは行かないけど（笑）、午前・午後でどこをどう動くみたいなことはもう決まっている。あとはサッカーの試合のチケットが取れるのか？　闘牛はどの街で見ることができるのか？　アンダルシアの白い村めぐりはやはりレンタカーなのか？　が目下の懸案事項である。

ちなみに見ようと思っているサッカーの試合は

4月20日　第30節 Real Madrid vs Barcelona
4月27日　第31節 Malaga vs Racing
5月4日 　第32節 Betis vs Espanyol

おいおい、ほんとに全部見れるのかいな、と思いつつ、Madridの宿はスタジアムと至近距離のちょっと贅沢な宿だったりする。入れなくても雰囲気だけは楽しめるかも。チケットはダフ屋から購入するかねぇ...

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ここ最近の日記に何度か「引越し」という言葉を出していましたが、白状しちゃいますと、買いました、新築分譲マンション。

先週の土曜日に引渡しが済みました。2,200万円を30年ローンで返済します。会社と提携してる銀行のローンで、３年固定1.1％という超低金利なものがあったので、できるだけこの間にたくさん返してゆく予定です。

今はまだ何にも入っていないので、がら〜んとした空間です。82平米、やはり一人で住むのは広すぎです。下宿人でも募集するかねぇ。

来週は有給消化の為に休むことにし、引越しは24日の予定。今は必死に荷物の整理をしていますが、本とかCDとか洋服とか、今度という今度は思い切って色々処分しようと思っています。

本格的な引越しの前に21日にはカーテンの設置、23日にはフローリングの保護のために業者が立ち寄ります。

目下の悩みはアメリカから買ってきて、今の家に入りきらなかった特大ソファが今度の部屋には入るのか？　入らなかったら... 勿体無いけど捨ててしまうことになるんだろうな。

今、新居に欲しいのは

生ゴミ処理機... 引っ越した先の自治体から最大３万円の補助が出る。
食器洗濯機... ほんとに後片付け嫌いなので...置く場所あるかなぁ？
観葉植物... とりあえず、バカでかいサボテンが欲しかったりする。
炊飯器... 今まで使っていたのは学生の時にリサイクルショップで買ったもの。いい加減買い替えでしょう！

とにかく部屋の整理整頓がニガテな僕にとって、せっかくのピカピカのマンションもどれだけきれいに維持できるかは頭痛のタネ。せっかくだから、色んな人を招待して見てもらうようにして片付けるためのモチベーションを上げてゆかないとなぁ...

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