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マイケルの「旅の恥は書き捨て」リターンズ

自称「ワールドひまじん」の切り札!? 充分すぎる休養期間の後、満を持して復活!

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2000-10-21 【回想】 1990年の卒業旅行 その5 あの頃、マリー・ローランサン
2000-10-20 【回想】 1990年の卒業旅行 その4 走る男
2000-10-20 【回想】 1990年の卒業旅行 その3 マイケル関西人に拉致られる
2000-10-20 【回想】 1990年の卒業旅行 その2 雨のAbbey Road
2000-10-19 【回想】 1990年の卒業旅行 その1 Londonまで
2000-10-19 Ayers Rock 〜 登山篇
2000-10-19 Ayers Rock 〜 日の出篇
2000-10-18 今更Olympic Arts Festival, Masurca Fogo
2000-10-14 【特報】 これが鳥オヤジとの記念写真だ
2000-10-13 【昔話】 コパアメリカでの出来事 〜 鳥オヤジと私


2000-10-21 【回想】 1990年の卒業旅行 その5 あの頃、マリー・ローランサン


February 14th, 1990 (Wed)

ホテルの受付の英語のしゃべれないおじさん・おばさんと身ぶり手振り+会話集で床屋とコインランドリーとスーパーマーケットを教えてもらう。コインランドリーに洗濯物をぶち込んだら床屋だ。なにせ卒論だ何だかんだで出発前には床屋に行ってる時間がなく、相当うっとうしい頭になっていたのだ。

言葉も通じないのに大胆なことをするものだと思ったけど、どの位切って欲しいかを指で鋏をつくって指示すれば良いだけなのでさほど苦労はしなかった。洗濯物を取り込んだ後、スーパーで食料品と折り畳み傘を買った。ずっと雨にたたられていたものね。

ホテルに一旦戻った後、オランジュリー美術館へ。意外と大したことないなぁ〜、なんて思いながら地下に行ってびっくり! モネの「睡蓮」の迫力にはただただ圧倒されました。パリの美術鑑賞の穴場ですよ。あ、そういえばマリー・ローランサンが描いたシャネルの肖像画もあったな。

でも、この日も出足が遅かったため、ここでタイムリミット。オルセー美術館にも行けず、不本意ながら滞在を一日延長する。

前日に撮った写真が気になったのでホテルの近くの1時間仕上げの写真屋に頼んでみる。これが結構な出費! 現像が18Fでプリント1枚当たり3.25F。34枚で計125.5Fで一気に文無しになる。それでもコンパクトカメラで撮った割にはまずまずの出来。大きさも絵はがきみたいな大きさなので、それをそのまま家族宛に出すことにする。

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「睡蓮」はサイズにまず驚きです。あんなもの書き続けていたらただでさえ魂すり減らしそうです。 / マイケル ( 2000-10-22 13:22 )
モネの「睡蓮」いいですね。私はコピーを見ただけですが、感動しました。 / おとじろう ( 2000-10-22 12:05 )

2000-10-20 【回想】 1990年の卒業旅行 その4 走る男


February 13th, 1990 (Tue) マイケルのテーマ

St-Lazare駅近くのホテルはなかなか良い部屋&ナイスな朝食だったが、レストランで酔っぱらった時の奇妙な馬鹿騒ぎノリを部屋の中まで持ち込んでしまったために他の客の顰蹙を買い、泣く泣くホテルを移ることに...

Check outしたのは12時頃。安宿が集まっているというSt.Michel 近くを歩き回って、Le Home Latin というところが3人一部屋で334FFだったのでここに決める。(結局I君とO君と3人で行動することになる。)

遅い昼食を近くのレストランで食べる。ここでウダウダしているうちに16時になってしまう!

このまま彼らのペースにはまってしまうとパリに行って何も見ずに帰ってくる、という情けない状態になるやもしれんと思ったのでここから単独行動にはいる。

スタートはノートルダム寺院。ルーブル美術館は時間もないので外から写真だけ撮ってパス。この当たりから日が落ちて建物のライトアップが始まると同時に、雨にたたられた。

ルーブルのピラミッド、カルーセルの凱旋門、コンコルド広場... どれもこれも美しく、またいつかここにくるぞと誓う。

結局そのままシャンゼリゼ通りを歩き、エトワールの凱旋門まで歩く。この間少なく見積もっても5km位はあったろうか? その後地下鉄でエッフェル塔へ。

高所恐怖症のマイケルは下から眺めただけで足がすくむ。以前見たルイ・マルの「地下鉄のザジ」のアクロバット的シーンなど思い出したりしてそれだけで鳥肌が立ってしまう。

意を決して一番上(3階)の展望台まで行こうと思ったが定員があるのか売り切れだと言う。2階から眺める景色も綺麗(シャイヨ宮やインバリットとか)だけれども風が強くてびくびくしてました。

ところでこの日は女性陣がウィーンへと移動する日。見送りに行くため10時までにホテルに戻る約束になっていたが、この時点で9:45なのだ。地下鉄で戻るのだけど、このパリのメトロってのはどうもわかりにくい。St.Michel 付近にも駅はたくさんあるのだけどそれぞれの間に連絡通路とかもないので結局乗り換えなしでいける駅で降りたところ、勝手が分からなくて結構迷いました。ホテルに着いたらもう、発った後。列車の時間は分からないけど取りあえず東駅まで急行!

頭の中で「♪チャチャチャー ♪チャチャチャー ♪チャチャチャー チャラッタター」みたいな、太陽にほえろの追跡テーマ・マイケルMix'90バージョンが流れていた...ってどんな感じなんだか。

なんとか時間ぎりぎりに間に合い、再会し、記念の写真など撮る。

後日聞いた話によると、列車が出た後彼女らはパリでのあまりにもハチャメチャで楽しかった2日間のことを思ってコンパートメントで泣いたという。えぇ話やないか。

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私も、小さいときに恥ずかしながら「All You Need Is Love」のほうがオリジナルだと思ってました!!真実をし知ったときにの衝撃といったら・・・(;△;) / あやや ( 2000-10-22 03:09 )
写真を誉めていただいてありがとうございます。この時は旅行直前に買った3万円くらいのコンパクトカメラでしたが、どうしてなかなか良い写真が撮れるので驚きました。このカメラは父親が使いこなせなくなったミノルタα7700iと交換されました。 / わらしべ長者なのかっ! ( 2000-10-21 23:23 )
ラ・マルセイエーズって冒頭の部分しか聞いたこと無いです。あれは確かビートルズの「All You Need Is Love」... / マイケル ( 2000-10-21 21:41 )
あややさんのおかげで?私の頭にもオー、シャンゼリゼ〜♪ ところで10年前の男性の卒業旅行記、楽しく拝見させていただいております。ステキな写真も。今後も楽しみです。 / フィー子 ( 2000-10-21 12:40 )
頭の中を、ラ・マルセイエーズが巡っております・・。チャ〜ラチャッチャッチャッチャッチャ〜ララ〜  ところで、サティーの件、ありがとうございます。勉強になりました! / あやや ( 2000-10-20 23:54 )

2000-10-20 【回想】 1990年の卒業旅行 その3 マイケル関西人に拉致られる


February 12th, 1990 (Mon) ドーバーを越えてParisへ

バスはLondonを出発し、Doverにてそのままフェリーの中に入って行く。そこで乗客も客室へと移る。

この船の中はちょっとした免税店になっていて、結構お得なお買い物が出来るらしい。でも、不覚にも船が出る前にソファにてストンと爆睡モードに突入した私は、危うく船内に置き去りにされるところだった。気づいたら係員が掃除を始めていて、周りの日本人数人とかけ込みでバスに乗り込んだのだ。

そこはもう大陸。バスに移っても相変わらず、爆睡しているうちに予定より3時間ほど遅れてパリの郊外、Porte de la Villette というところに着く。ここには特に両替所などと言うものはない。いきなり地下鉄の駅だ。「歩き方」で一応、事前の情報を仕入れていて、Londonでフランスフランの現金を少し用意していたから良かったものの、ここで案の定、にっちもさっちも行かなくなってる日本人と遭遇。

関西人I君とO君、どうやら2日前に僕に道を尋ねたらしいが、こちらは覚えていなかった (^_^; 彼らはフランの持ち合わせがなかったため、取りあえず街に出るための地下鉄の切符代を貸す→銀行に付き合う→朝飯を一緒に食う、とかしているうちに完全に彼らのペースにはまる。いつの間にかSt-Lazareの駅で、そこで合流する彼らの友人(FさんとIさん)を一緒に待つ羽目になる。

O君→I君は大学の友人(関西では「連れ」というらしい)、I君→Fさんは中学から高校にかけての友人、Fさん→Iさんはご近所さんで幼なじみ。O君-Fさん、I君-Iさんは(もちろんO君-Iさんも)初対面らしい。でも、そこは関西人。端から見てるととても初対面とは思えないノリの良さ。おまけに私までが「ちょうやん」(I君とFさんの共通の友人で、何でも私に激似らしい...91年夏に彼らの所に遊びに行ったところ、I君のおかんに「ちょーやん、久しぶり」と言われたくらい)とよばれ彼らの珍道中に巻き込まれることになる。

St-Lazare駅の近くの宿を5人で一部屋共有することにする。一人当たり100FFという激安。でもこれもFさんの英語力のおかげ。一息着いた後、Porte de Clignancourt の蚤の市に向かう。観光なら他に行くところがあるはずなのにいきなりこんな所に行くところからして、完全に自分のペースを見失ってる証拠といえよう。昨日蚤の市に行って後悔したばかりなのに...

「やす〜い」「あのねのね!」と話しかけられる。I君、O君両名は皮ジャンを値切る値切る。(日本語で。)

その後、ポンピドーセンターに行く。しかし、現代美術ってのは当たり外れが大きいね。はっきり言ってマチス以外はつまらなかったです。鑑賞を終えてみんなと待ち合わせのためロビーで待ってると、いきなり通りすがりのフランス人に話しかけられる。困ったので筆談に持ち込もうと思い、紙とペンを出したら感謝される。どうやら便箋が欲しかったらしい。しかし、何でよりによってそんなところで便箋が欲しくなって、それに言葉通じなさそうな男に話しかけるかねぇ?

彼らと合流した後ホテルの近くの安いレストランでワイン飲んで馬鹿騒ぎ。楽しかったけど貧乏旅行にしては結構痛い出費だったことを覚えている。

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その本能が異性に対して働かないことに自分でも苛立ちを感じますなぁ / マイケル ( 2000-10-21 06:19 )
マイケルさまの本能が、彼が便箋を欲しがっていたのを分かっていたのでは・・?離れたところから見たら、会話がスムーズに行ってるように見えたでしょうね! / あやや ( 2000-10-20 23:49 )
いつかまた訪れる時の参考とさせていただきます! / マイケル ( 2000-10-20 23:08 )
このピラミッドの下に、オススメレストランがあります。 / 口車大王 ( 2000-10-20 17:01 )

2000-10-20 【回想】 1990年の卒業旅行 その2 雨のAbbey Road

February 10th, 1990 (Sat) London観光

チェックアウト後、一気に安宿、Holland House Y.H.へ。ドミトリー形式で朝食付き9.25STG(約2400円)。London市内のY.H.でも最も人気のあるところらしい。泊まられる方はお早めに行動を。

地下鉄のOne Day Card (Zone 1-3)を買った。これは朝のピーク時以外は地下鉄やバスに乗り放題というすぐれもの。大体3回も乗れば元が取れるので、何はなくてもまずこれを買わなきゃ嘘だ。

まずは翌日パリに行くバスの予約を取るために、Victoria Coach Stationへ。バスのチケット売場の兄ちゃんが、「ありげぁとぅ」とか「にじゅぅごぉポンド」とかいうんです。結構日本人が貧乏旅行で来てるんだろうな。

気づいたらこの後、昼飯も食わずに「観光」するんです。「衛兵交代」のない、バッキンガム宮殿。St.James Parkへでは人の手から直接餌を食べる鳥とかを見て、「おぉ!」と子供みたいな歓声をあげちゃったりして... Westminster教会〜Big Benというおきまりのコースを見ていると日本人観光客満載のバスがやってきて中からうじゃうじゃ日本人が溢れてくる。そして嵐のように去る。はっきり言って怖い。

St.Paul教会へ向かう途中で道に迷い、何故かCovent Gardenについてしまう。大道芸人なんかもたくさんいたよ。

で、気を取り直して、再度St.Paul教会へ。でかい!でかすぎる! 高所恐怖症の私は下から天井を見上げるだけでめまいがしてしまった。何かがもぞもぞ動いてると思ったらドームの上のところを周回するような通路があって、人が歩いているではないか、もうだめです〜 (気絶寸前)

このSt.Paul教会の隣に、なぜか日本人向けの本屋がありました。こんなところで「小学校一年生」のポスターを見かけるとは! 店員さんの手書きによる「特別提供品、小林ひとみFinal」のPOPも泣かせるゼ。

地下鉄でTower Bridgeへ向かう途中で雨が降ってくる。結構冷えてきた。Tower Bridgeで外人(向こうからするとこちらが外人か?)に写真を撮ってくれと頼まれめちゃくちゃ緊張。

その後、晩飯食って宿に戻る。飯は普通だったなぁ〜 そんなにまずくはなかったと思う。

February 11th, 1990 (Sun) Dover越え

London観光のオススメは2階建てバスの一番前。「右手をご覧下さ〜い、一番高いのが中指でございま〜す」(←バカ)

ちょっと高いところから眺める街の景色は気持ちいい。英語の教科書に載ってた、Hyde ParkのSpeaker's Cornerで演説をしている人も見えた。

この日はCamden Townの蚤の市へ。これはこれでなかなか楽しいのだけど、あまり時間がなかったのでもっと観光に徹するべきだったのかもしれない。

ここから先は日本から一緒だった友人二人と3日目にして別行動、予定通りではあったけど後は基本的に一人旅。

日も暮れかけた頃に、ビートルズファンの端くれとして、お約束のAbbey Roadへ。EMIのスタジオはすんなり見つかったが、アルバムのジャケットになっている交差点はどこ? そのスタジオの目の前の交差点がそうなのだが、暗くて良く分からないので付近をウロウロしていた。

と、その時、自転車に乗った青年が現れ、地図を見せろと言ってくる。「やった! 救世主の登場だ!」と思って喜んでいたら、その青年、地図を見て一言。「わからん!」.......どうやらこの人も単に道に迷っていたらしい。

ドーバーを越えるバスの発着所に着いた頃は結構時差ボケで疲れが出て来はじめた。

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僕の場合、トラブルに巻き込まれたくないゆえ、「近づいたらぶっ殺す」オーラを出しているので、あまり声をかけられることはありません。その代わりしょっちゅう道を尋ねられます。 / どこにいっても現地人化? ( 2000-10-20 23:05 )
軸執酌借漆人は観光客にやさしいですよね。私も何度も”Are you lost?"と聞かれたことがあります。それとも私がボーッとしているから、迷ったと思われたのでしょうか。ありうる。 / おとじろう ( 2000-10-20 14:59 )

2000-10-19 【回想】 1990年の卒業旅行 その1 Londonまで

僕の初めての海外旅行はご多分に漏れず卒業旅行というやつ。2/9〜3/13まで約4週間のヨーロッパ縦横無尽?の旅。三つ子の魂百までというが、この時に築き上げた自分なりの旅行スタイルの基本は今も変わらない。

February 9th, 1990 (Fri) 〜 Londonまで

前日一緒に出発する船橋の友人宅に宿泊して、朝成田へと向かう。

今回の旅行のキャリアはアエロフロート。貧乏旅行の定番で、これも大学で同じクラスだった友人の紹介で、今みたいに大きくなる前のHIS(当時は新宿西口のセンチュリーハイアットの裏の方にあった)にて手配したチケット。料金は正確には覚えていないけど15万円前後だったと思う。

噂のアエロフロートはやはり狭かった。ビデオ上映どころか音楽サービスもない。娯楽といえば、雑誌「今日のソ連邦」(当時はまだソ連という国が存在した!)位。

機内食も、最初だけはなかなかまともで旨かった。

モスクワでトランジットするわけだが、不気味な日本食レストランがあった。ターミナル全体が暗〜いスペースの中で免税店だけがきらびやか...かなりいびつな光景だった。

ロンドンに着陸したのは現地時間の夜。飛行機の窓から見たロンドンの夜景は絶品。ビッグベンもタワーブリッジもしっかりと見えた。

日本から予約しておいた大英博物館近くの宿(でも名前失念)。確かTottenhan Court Roadの駅で降りて、どの辺りを歩いたかも記憶が定かではない。でも割と迷うことなくたどり着けたような気がする。

ここでありがちなカードキーが開かない! 等という騒動があった後、ようやく重い荷物を下ろし、止せばいいのにライブ・ハウスになんぞ繰り出す。

「Ronny Scott's」という有名なジャズのライブハウス。割とホテルの近くにあったのだ。それにしても初めての海外旅行で、もちろん見知らぬ街で11時半くらいにいきなり外出だなんて、我ながら無茶なやつだ。

その日のライブは良く分からないグループだった。基本的にはフュージョン系だったと思うのだが、ゲストのソウルフルに太ったおばさんが1曲唄ったかと思ったら、次にはビリンボウのソロ...これはかなり辛かった! 結局30分くらいしかいれなくてそれでも12STG。(3,000円くらい)なんだかな〜、という感じであった。

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アエロフロート、操縦技術は流石なもので着陸時の揺れも殆どありませんでした。 / マイケル ( 2000-10-20 23:02 )
私がアエロフロートに乗ったのも、ソビエト時代。打ち落とされるよりもする側、と安心して乗ってました。アイスクリームと少量のキャビアがおいしかったことをおぼえている。 / おとじろう ( 2000-10-20 14:53 )
あややさま、センター試験(ちなみに僕の時には共通一次と言っていた)の時にはソ連がなかったんですか? ホンの数年?の差なのに... そう、歴史ってのは古い昔のことばかりではない、昨日や今日の積み重ねなんだという当たり前のことを旅行中に感じたわけです。その辺りのことはこれから先に出てくるかもしれないし出ないかもしれない... / マイケル ( 2000-10-20 02:40 )
たら子母さま、僕もアエロフロート乗ったのはこれが最初で最後でした。別に不満はなかったんですけどね。旅行中にあった人に色々話し聞くと特別安いわけでもなかったみたいなので、それからは色々調べまくるようになりました。 / マイケル ( 2000-10-20 02:34 )
そういえば、センター試験の最中に「問題文中にある「ソビエト」とは旧ソ連を指します。」っていう問題訂正がまわってきました・・。問題作成当時はソビエトが存在していたのだなぁ・・。世界は動いている・・。ところで、人様の旅行記大好きなワタクシとしては、卒業旅行編はうれしい限りでございます / あやや ( 2000-10-20 02:16 )
私、アエロフロートに乗った時、パンは固くて、デザートのリンゴには泥ついてて、スチュワーデスはしかめ面で、トイレも臭くて(お食事中の方、ゴメンなさい)、さんざんでした。以後、アエロフロートには乗っていません。安さは魅力ですが。 / たら子母 ( 2000-10-19 22:49 )

2000-10-19 Ayers Rock 〜 登山篇


何だか納得がいかない。何がってAyers Rockを登った時に撮った写真がたったの2枚だったとは! そしてよりによって殆ど使えない写真だったとは! ここまで引っ張った意味が...

基本的に今回の旅行の写真は殆どFujiのデジカメFineFix40iの一番解像度が低いモードで撮ってました。ところどころ、親が使いこなせなくてもてあましたミノルタα7700iも併用しました(しかし親子2代で使いこなせていないのはご愛敬)。

ところで僕は4歳くらいの頃、妹を背負ったまま階段を転げ落ちて以来の高所恐怖症。(もちろん妹も) これが理屈で割り切れないもので、飛行機は平気だが、展望エレベーターは苦手、ビルの吹き抜けスペースには近寄れず、螺旋階段におののき、「カリオストロの城」のルパンが屋根から屋根に飛び回るシーンを正視できないという不思議なもの。高層ビルのオフィスにしばらくは平気でいられても窓拭きのワゴンが降りてくると息苦しくなる...

Ayers Rockの場合、登山というよりも岩を攀じ登るという感じが正しい。特に最初の1/3辺りは膝くらいの位置にある鎖に捕まっていないと滑り転がってしまいそうな急傾斜。怪我をする人が絶えないのだとか。

だから滑らない靴はMust、夏は日除けの帽子も必要だけど風が強いので注意しなければ。僕のデジカメはいわゆる手のひらサイズくらいなんだけど、ジーンズのポケットに入れていて落っことしたりした日には目も当てられない。バスの運転手も言っていた「登っている途中で落とした帽子、サングラス、カメラ、配偶者は諦めて新しいのを見つけなさ〜い」

そんなわけでデジカメはデイパックにしまいこみ、一眼レフを首からぶら下げて登ることに。

最初の1/3部分はずっと中腰で鎖をこれでもかというほどしっかり握り締め、時々休みながらも(岩にべっとり張り付いたような感じ)ようやく平らな休憩地点みたいなところへ。

そこには殆ど「壁」状の岩があって行く手を阻んでいる。もうここまで来たから充分かな〜 といつもらしくない弱音の一つも出てしまう。

引き返そうとした矢先、高さ2メートルくらいの壁を攀じ登った見知らぬお子ちゃまが、「お母さぁん、あとは平らだよぉ〜」それを聞いて俄然やる気を回復し、最大の難関を越え、あとはのらりくらりと登って、登頂開始から実に90分で山頂らしきところに到着! なせばなる!

バスの出発時間まであと30分、帰りは自分が高所恐怖症であることを忘れたかのような快調な足取りですいすい歩いて行く、鎖なんてなくってもへっちゃらなのだ。

おぉ、ついに高所恐怖症克服なのか! とその時は嬉しかったのだが、気が付くと映画「未来は今」の高層ビルのシーンを見ただけで身の毛がよだっている自分に気付くのだ。何でやねん!

写真:Ayers Rockから見るOlgaの巨石群

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2000-10-19 Ayers Rock 〜 日の出篇


お待たせしましたAyers Rockの旅、完結編! の前篇!

朝は5時15分(日の出の90分前)に宿の前にてバスが来ます。シドニー時間だと6時45分。シドニーでの早寝早起きの習慣が身に付いたおかげで何の苦も無く起きられる。

昨日の夜のうちにパッキングは済ませておいたのでツアーから戻ってきたらすぐチェックアウトできる状態だ。

時間が許す限り、CH-7でJohanna Griggsを見ていた。何だかな〜

ところが驚いたことに迎えに来たダブルデッカーのバスはほぼ満員状態。これがみんな日の出を見るんだね。

先日の夕日を眺めたポイントとはまた別のアングルから眺めることになる。この間よりもかなり近いな。カメラのファインダーの枠内に納まりきらないよ。

日が昇るに連れ岩の色が少しずつ変わって行くのを堪能しましたが、やっぱり絵ハガキのような見事な真っ赤にはならないです。あれは気象条件によるものなのか、撮影器材やフィルムで作り出されるものなんだろうか?

さて、若干のツアーバス間のお客さんの入れ替えがあった後に、いよいよAyers Rock登山口に。

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2000-10-18 今更Olympic Arts Festival, Masurca Fogo

意を決してまだ半分以上残っているフィルムを現像に出しました。Ayers Rock旅行記、いよいよ明日完結! 予定!

これまた大幅にタイミング外した話題で恐縮ですが、もう一月以上前に「Olympic Arts Festival」の中の一つ、ドイツのダンスカンパニーTanztheater Wuppertal Pina Bauschの「Masurca Fogo」ってのを見てきました。

Pina Bauschのカンパニーに関して今から10年以上前に、第三舞台の鴻上尚史氏が何かの雑誌に書いた劇評みたいのを読んで、興味を持っていました。「Carnation」という演目に付いてで、舞台一面に咲いたカーネーション畑の中をダンサー達が手話で「春」「夏」「秋」「冬」を繰り返しながらスローモーションで登場するというのです。何だかその情景を想像しただけで鳥肌が立ってしまった僕にとって、千載一遇のチャンスといえたかも知れません。

しかし、元々ダンスというものを鑑賞するには僕は余りにも想像力が無さ過ぎたようだ。ストーリーのようなモノはないし、イメージの断片の積み重ねのようなもので、メッセージ性も希薄なものに対し判断停止状態。時間を置けば何か新しい発見があるのかも? と思っていたけど、結局だめでした。シドニーの新聞でも酷評だったし...

登場する人の中には男女問わず、惚れ惚れするほど美しい容姿・立ち姿・踊りを披露する人もいて目の保養にはなりましたが、たま〜に挿入されるお遊びみたいなシーケンスも今一つ楽しめず...

これでも世界を代表する有名なカンパニーらしいので、もう一本、できれば「Carnation」辺りでも見てみたいものだ。

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ちなみに「Carnation」はドイツ語でのタイトルは「Nelken」だそうです。 / マイケル ( 2000-10-18 20:26 )
peachさま、ちゃんと2つツッコミが入っていますが、これでいいんでしょうか? 元々芝居とかミュージカルは好きなので、ダンスやオペラに関しても「下地」みたいなものはあるんだと思いますが... ちなみにピカソ大好きです。それ以降の世代はやっぱり良くわかりません... / マイケル ( 2000-10-18 16:24 )
ロダンさま、お褒めに預かり光栄です。結構トホホなエピソードありますのでお楽しみに。 / マイケル ( 2000-10-18 16:12 )
こっこさま。公演スケジュールは http://www.pina-bausch.de/index.html にあります。2001年7月までは日本・アメリカとも公演はありませんが、全世界を周っていて、2年に1回くらいのペースで日本やアメリカにも行っているみたいなのでNYに住んでいればきっとチャンスはあるでしょう。 / マイケル ( 2000-10-18 16:02 )
マイケル様、つっこみが何処かへ行方不明になってしまいました。。。ここにつっこんだつもりなのですが、トンでもない所に入って居るかも。。。お許し下さいマセ!(もしかして、、、以前の日記に有るのかしら?) / つっこみが消えた?@peach ( 2000-10-18 15:30 )
マイケル様、お邪魔します。ナンだか仰る事が良く解かるような気がします。。。ダンスと言っても、解かり易いものから理解し難いものまで有りますから。。。ちなみにロシアで招待の為、嫌々超一流のモスクワ・バレエ団の公演を見るまでは、全く興味の無かった男性でも最高芸術とかを観た途端にコロッ!と「虜」になったりした例も知っています。大人の世界のタンゴなどはお薦めですよ!モダンダンス等は観る人が観ないと解からない部分が多いので、一般受け(突然始めて見た!とか)は難しいかも?ピカソの絵の様な、、、と言う感じかな? / peach ( 2000-10-18 15:25 )
マイケル様、新しい日記のタイトル、よいですなー。どんどん書き捨てて下され〜!楽しみにしておりまする。 / ロダン ( 2000-10-18 15:02 )
ぜんぜんタイミング外してないですよ(笑)  Pina Bauschの皆さんは緊張してたのかも。そういうことにしましょう! それより。「Carnation」という演目、気になります。アメリカでも公演するのでしょうか? / こっこ ( 2000-10-18 14:54 )

2000-10-14 【特報】 これが鳥オヤジとの記念写真だ


ついに素顔公開... 明日からのアクセス数に悪影響が出なければ良いが...

どうでもいいことですが、写真右下の日付は設定ミスです。

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ああああああ!!!!そうか、あの歌、「エーゲ海のなんとか、」という歌でしたっけね?私、今の瞬間まで「アジア」だと思ってました!(←バカ)気象に詳しくないので、偏西風とか、季節風とかで、大陸から吹くのかと・・・!!感動!! / あやや ( 2000-10-17 00:06 )
あややさま〜 エーゲ海は「Aegean」でございますぅ / マイケル ( 2000-10-16 15:27 )
あややさま、これを見てジュディ・オングを思い出すとは同世代! ですよね? / マイケル ( 2000-10-16 15:23 )
ほにゃさま、光栄でございます。「鳥を食う」でダジャレを返そうとしましたが、思い付かなかったので失礼... / マイケル ( 2000-10-16 15:22 )
こっこさま、画面では切れていますが、私片足浮かせて「鶴」のようなポーズを作っております。 / マイケル ( 2000-10-16 15:18 )
フィー子様。おやじは試合中は観客席の最前列を、羽を翻しながらタッチジャッジのようにボールを追いかけておりました。結構体力消耗してました。 / マイケル ( 2000-10-16 15:15 )
なんだかマイケルさまがジュディーオングに見えてきました・・Wind is blowing from the asia〜〜 / あやや ( 2000-10-15 07:18 )
おー!!完全にトリおやじを食ってますな〜。。 / ほにゃらら ( 2000-10-15 02:23 )
飛んでますね〜 アクセス数もアップです〜 / こっこ ( 2000-10-14 13:43 )
おおおお、マイケル様。鳥になってるじゃないですか!!お茶目〜〜〜〜!鳥おやじのイっちゃってる顔もすごい・・・。 / フィー子 ( 2000-10-14 12:28 )

2000-10-13 【昔話】 コパアメリカでの出来事 〜 鳥オヤジと私


Ayers Rockの話が中断したままで申し訳ないんですが、フィー子さんのところでCopa Americaの話をしたら、やっぱりこのことを書かずにはいられなくなって...

Copa America は2年に1回開かれる、サッカーの南米の国別対抗戦のことです。実はマイアミに来て最初の出張がこれでした。南米中の放送局が一堂に介するこのイベントで、うちの会社と取り引きがあるParaguayの代理店のお手伝いに行くのが目的でした。

この大会はParaguayのTV局・CH-9が放送権を持っていて、ここから支給されたIDで、試合会場に入れるというちょっと おいしい思いをしました。予選のColombia 対 Uruguay を見に行った時のことです。

ColombiaのサポーターにはW杯などでおなじみ?の「鳥」の扮装をした名物オヤジがいます。ハーフタイムにこのオヤジと 一緒に写真に映ろうと思い、近づいていったところ...
現地TV局の人に、「ハポネ(日本人か)?」と聞かれ、「英語話せるか」「インタビューしてよいか」 なんて話になり、「まぁ、インタビューくらいなら...」と引き受けたら、この兄ちゃんが鳥オヤジにひとしきり インタビューした後「ハポネから来たうんたらかんたら」みたいなことを言い 出し、いきなり「さあどうぞ」みたいなこといって、私にフルのだ。てっきり私が英語でインタビュー されるのかと思っていただけに、一瞬にして頭が真っ白になりました。

「Ask him!(鳥オヤジになんか聞け、ということらしい)」と言われてもオヤジは英語わかんない だろうしこっちはこっちで「アブロ ノー エスパニョール」(スペイン語話せません... とスペイン語で言っている)でそうこうしているうちに、出番は終わった。あぁ、怖かった。(^_^;

今思えば、「Viva Colombia!」とか 「バルデラマ!(この時は出てない、ライオンみたいな頭した有名選手)」とか叫ぶとか、オヤジに あわせて羽ばたいてみるとかすればよかったのだが、 アドリブ効かない自分が情けない。

冷静に考えたら、私は報道関係者用のIDを首からぶら下げたままだったので、日本から来たジャーナリストで、機会を伺っては鳥オヤジに直撃インタビューをしようとしているのだと勘違いされたのかも。

写真は Reporterの兄ちゃんが、「Come here!」とか言って私を呼んだ瞬間を捉えたハンディカムの映像。(^_^; この時の模様がオンエアされたかどうかは定かでないが、滞在中に見た「Copa America 珍プレー好プレー」みたいな番組では、あの加藤久さんも、現地突撃レポーターに対して「アブロ ノー エスパニョール」と言っていました(笑)。

オヤジの頭に書かれている「PAZ」とは「平和」のことらしい。

先頭 表紙

ぜひ!できればマイケル様もトリ姿で・・・。 / あやや ( 2000-10-14 01:37 )
美奈子様、写真じゃなくてビデオずっと撮りっぱなしだったんです。でも自分としては結構お気に入りなんですが。鳥オヤジと一緒に写った写真も公開するかな? / マイケル ( 2000-10-13 22:39 )
いやはや!この鳥オヤジ、すごい!……だけど、バッチリこの角度、この目線で(しかも、はちゃめちゃな?雰囲気の中で!)写真撮ったマイケルさんもすごいと思う。 / 美奈子 ( 2000-10-13 22:35 )
冷静? 冷静? この僕が? 実物を知っている人からはそんなこといわれたこと無いです〜 / マイケル ( 2000-10-13 20:59 )
こっこさま、翼かなりデカイです。3メートルは超えるのでは? / マイケル ( 2000-10-13 20:02 )
遊びにきましたー。鳥おやじ、知ってますよ〜。一緒にインタビューだなんてすごいっす。南米の熱気むんむんって感じでいいなあ。冷静なマイケル様が動揺しただなんてちょっとかわいい(^_^)。な〜んて目上に対して失礼ですね。 / フィー子 ( 2000-10-13 16:51 )
ハローウィンは鳥オヤジに決まり! 翼は直径何センチでしょうか? / こっこ ( 2000-10-13 12:27 )

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