サッカーも映画も前世紀に大いなる飛躍を遂げました。さて、この新世紀、この2つはどう進んでいくのでしょうか?誰も分かりません。でも好きなんです。 |
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2001-12-19 表現の規制と表現の豊かさについて その2 |
2001-12-19 表現の規制と表現の豊かさについて その2 | |
性の扱いもまた然りである。今でこそ女優はその裸体を露わにし、ベッドシーンがない映画を探すのが大変なくらいだが、当時のハリウッド映画は、ラブロマンスを描いたものでも、キスシーン留まりである。ヒッチコックの『汚名』では、イングリッド・バーグマンとケイリー・グラントが「映画史上最も長いキス・シーン」を演ずるが、これなどは規制ギリギリのところを追及したものだろう。あるいは、『北北西に進路を取れ』のラスト、寝台列車の中でケイリー・グラントがエバ・マリー・セイントの手を取り寝台に引き寄せるところまででカットが変わり、いきなり次のカットでは、その列車がトンネルに入っていくところで映画は終わる。意味深というか、明らかというか、ま、そういうことだ。 |
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ごめんなさい、<桟敷席>ですよね(笑)。 目で演技できる役者も、演せる演出家も少ないですよね。 目で演せられる方がいろんな解釈してみたり、想像力を掻き立てられるのに・・・。 / Hiroko ( 2001-12-28 14:04 ) はじめまして!!そのN○Kのドラマは見ていないですが、見たいですね。映画もそうですがテレビドラマはひどいと常々思っていたので・・・ / ナライフ ( 2001-12-28 11:57 ) はじめまして! お座席おめでとうございます! 「いかにして見せないで語るか」これって登場人物の心境などの想像を掻き立てられますよね。 最近の映画やドラマはどうもセリフとかオーバーアクションで成り立っているようで面白さに欠けます。 N○Kの最近のドラマで「ある日嵐のように」と「もう一度キス」はなかなか演出の趣味もよく、好きでした。 / Hiroko ( 2001-12-28 01:21 ) たらママ様、どうも。多分その飢餓感ゆえ、規制撤廃後の「見世物」的映画に注目が集まり、現在までその傾向が続いてしまっているかも知れませんね。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:44 ) Hidey様、言われて気付きました。桟敷席に何故いるのかよく分かりませんが、「つっこみ」が増えそうで怖いですね。いやあ参った。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:42 ) オーテマチエンヌさん、そうですね、楽しめますよね。少なくとも小説をまんまなぞって映画化したもので面白いものはまずない、と思います。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:40 ) Hidey様、そうなんです、広告の世界で時折見かける一部のわがままなクリエーターに教えてやりたくなるときがあります。クライアントのわがまま、要求の中での創造性にこそやりがいがあると思っているので。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:37 ) フィー子様、そうか、文学も、ね。確かに読み物の方の『風と共に去りぬ』なんて、だらだらしていたしなあ、と思いました。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:32 ) さなえもん様、有難うございます。ダイレクトに視覚に訴えるものでいいなあ、と思うものもありますが、「粋」という点では、ね。 / ナライフ ( 2001-12-25 11:28 ) こちらでは初めまして。桟敷席ご登場おめでとうございます。規制があって飢餓感を煽られた方がありがたみがあったりしますね。 / たらママ ( 2001-12-24 18:06 ) たしかにロコツに描かれてるものを見るよりも、見せないで語っている映画のほうが、こちらの想像もふくらませることができるのでより楽しめますよね。(とくにこれを感じるのは、小説の原作が映画化されたとき。小説のほうが想像力が発揮できて楽しかった〜、って思うことが多いのですもん。) / オーテマチエンヌ ( 2001-12-24 00:53 ) 桟敷席登場おめでとうございます。バトンタッチの相手がナライフさんというのはとても嬉しいことです。お仕事で更新もなかなか難しいかと思いますが、これからも質の高い文章を楽しみにしています。いずれ東京で飲みましょう。 / Hidey ( 2001-12-24 00:50 ) ヘイズ・コード知っていました。それにしても想像力をかきたてる面白い話しですね。言葉を書く時もね、何か制約をつくられた方がうまくいく場合もあります、確かに。次元はだいぶ違うような気がするけど。うまく言えないけれど、何か見る側に余白を残してくれる映画、僕も好きです。 / ガス欠コイン ( 2001-12-23 13:10 ) 大変興味深いお話をありがとうございます。俳句や短歌にしてもそうだけど、確かに規律の中で追求する美というのは、心に染みるものがありますね。広告もそんなものかもしれません。 / Hidey ( 2001-12-22 22:48 ) ヘイズ・コードというのは知りませんでした。私も凝縮したものから自由に想像できるものが好きです。映画も文学も。 / フィー子 ( 2001-12-22 17:49 ) 視覚にダイレクトに訴えるよりも絶対に心に来るよね。 見ながら想像の羽根を伸ばせる感じ。 受け取り方も多様化するよね。 私もそっちの方が好き。 / さなえもん ( 2001-12-22 02:12 ) りゃん様はじめまして。確かにN○Kは硬派ですが、つまらないですよね。硬派だろうが軟派になろうが永久につまらなそうな… / ナライフ ( 2001-12-21 20:58 ) 日本のN○Kは相変わらず”硬派路線”ですよね。最近は少し柔らかくなってきて”キスシ−ン”位は放映してますよね / りゃん@はじめまして ( 2001-12-21 20:51 ) yutan37様、フェイドアウトもいいですよね。あからさまに見せないアメリカの人として稀有なのは、ジム・ジャームッシュとクリント・イーストウッド監督を思い浮かべます。2人ともフェイドアウトがとても効果的だと思います。 / ナライフ ( 2001-12-21 09:29 ) 夢樂堂様、細切れと言えば、MTVの影響も大きいんでしょうね。『ムーラン・ルージュ』って、そんな感じでしたよ。 / ナライフ ( 2001-12-21 09:22 ) ベットシーンでも、フェードアウトしてくれた方が色々考えさせられていいと思うね。一人だけの演技「老人と海」長時間観客を惹きつけた作品が忘れられない。 / yutan37 ( 2001-12-20 18:41 ) そうだよね。今の映画、細切れが多過ぎる。風景も人も余り動かない映画を見たいぞ。そのほうが主人公の葛藤が楽しめるような気がする。 / 夢樂堂 ( 2001-12-20 14:09 ) そーですよね。今はベッドシーンが物語とは別の見せ場になっちゃってますもんね。エバ・マリー・セイント良かったですね〜☆この人も好き。 / ぽん ( 2001-12-20 11:54 ) 仙川様、各々へのつっこみ有難うございます。ま、確かに今のSF映画の大半は特撮・CGを見せることに目的を置いてますよね。でもそれって、技術の進歩と共に確実に古くなってしまいますよね〜。いいんでしょうか。いいんでしょうねえ。 / ナライフ ( 2001-12-20 10:57 ) 昔の映画は〜今のSFと違い〜リアルな表現と〜怖さを追求している気がします〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-19 23:39 ) |
2001-12-19 表現の規制と表現の豊かさについて | |
1930年代初頭から1960年代半ばまでハリウッド映画に「ヘイズ・コード」という規制があったのをご存知の方はどれくらいいらっしゃるだろうか?学生時代にこのことを知った僕は、強い興味を覚え、関連文献と実際の映画を見てきたので、ちょっとご紹介しようと思う。 |
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そうなんだなあ、大技乱発、せからしい蹴り…なんかじゃなく、オーラと一撃必殺のフィニッシュホールドで魅せてくれた名レスラー…ってとこですかね?(笑) / akemi ( 2001-12-26 17:52 ) ぽん様、似ているとは思いませんが、映画ファンならヒッチコック好きでしょう、ぐらいなことですかねえ。それにしても思い切った割り切りですよね。 / ナライフ ( 2001-12-21 09:14 ) 1930〜50年代の米映画大好き。そんな規制があったとは知りませんでした。ただ、ほのぼのしてるなー・安心感があるなーと思ってました。ところでこの間ある人に三隅研次と市川崑のファンだと言ったら、「じゃあ、ヒッチコックも全部見てるのねっ!」と言われたんですけど…似てるんですかね?あんまり意識したことなかったんで… / ぽん ( 2001-12-20 11:49 ) 仙川様、ヒッチコックのお茶目な1シーン、そう言えばお茶目ですよね。 / ナライフ ( 2001-12-20 10:54 ) ヒッチコック劇場は〜映画の何かを〜し〜っかり教えてくれる者ばかり〜♪ 本人の〜お茶目な一面も〜わんシ〜ンで〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-19 23:37 ) |
2001-12-13 VALEROSSO誕生 未来のJリーグへデビュー | |
びっくりしたことがあったので、ご報告。 |
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頑張ってほしいですね / うにゃ ( 2001-12-26 10:24 ) ガス欠コインさん、チームいいですねえ。チーム名、そのまま「ひまじんチーム」だったら相当弱そうですよね。 / ナライフ ( 2001-12-14 09:50 ) フィー子さん、そう、なんかシニアっていうネーミングは何か年老いているみたいでどうも、ね。ま、実際老いているんですが・・・ / ナライフ ( 2001-12-14 09:31 ) 本気でしょう、もちろん。志しに敬意を表します。そのうち、ひまじんチーム作りませんか。 / ガス欠コイン ( 2001-12-14 00:57 ) シニアとしてがんばってください!! / フィー子 ( 2001-12-13 18:04 ) |
2001-12-05 雨、風、吹雪! | |
およそサッカーには興味がなく、ただいつも一つ屋根の下で一緒に暮らす相方が、やれ今夜は大事な試合があるとか明け方にどうしても起きなくてはいけないから今日は早めに寝るぞ、などと言っては無茶な睡眠時間を自らに強いている姿を見ているだけに、何だかんだと言いながら興味ないにしては知識だけは豊富になってしまっている私の妻が、いつも過去のワールドカップの映像を見て「凄いわねえ」と呟くのが、78年アルゼンチン大会でのあの紙吹雪であり、74年大会決勝でスタジアム全体で揺れていたフラッグである。 |
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Hidey様、「トリコロール」は未見なので、何とも言えませんが、ジュリー・デルピーは確かに端正ですよね。結構好きです。 / ナライフ ( 2001-12-10 21:40 ) 雪の映画をちょっと思い出そうとしたのですが、キエシロフスキーの「トリコロール」の「白の愛」くらいしか思い出せませんでした。きっと他にもいっぱいあるはずなのに。「白」については、ジュリー・デルピーの端正な顔が白い雪ととてもマッチしていたラストシーンが印象的です。 / Hidey ( 2001-12-08 16:45 ) ぽん様、「黄色い大地」は凄い!あれこそただものではないですよね。あれと自作の「大閲兵」の2作はチェン・カイコーの頂点ではないかと思います。チャン・イーモウの撮影はほんとさすがですよね。 / ナライフ ( 2001-12-07 12:09 ) フィー子様、というか、ただのこじつけですよね、これ。お付き合い下さり、有難うございます。 / ナライフ ( 2001-12-07 12:03 ) ガス欠コイン様、あのオランダのシュート、確かに入っていたら…とよく思います。そうか、紙吹雪が邪魔したのか・・・ / ナライフ ( 2001-12-07 12:02 ) 仙川様、仙川様のつっこみは、いつでも素直ですよね〜。いいなあ、と思います。 / ナライフ ( 2001-12-07 12:01 ) TAKE様、そうなんですよね、ただそれだけで涙が出てしまうこと、ありますよね。嬉しいです。 / ナライフ ( 2001-12-07 12:00 ) これはすごい、と思った映像は最近ではチェン・カイコ−監督「黄色い大地」ですね。(やっぱりチャン・イーモウの撮影は素晴らしい。)あの黄河と果てしない大地!圧倒されました。あと、この間BSでソ連の「戦争と平和」を見ましたが、すごい数のエキストラ、広い平原…びっくりでした。 / ぽん ( 2001-12-06 13:29 ) 筆者ナライフ様ならではの文章ですね!あっぱれです。映画とサッカー、やはり根本的には相容れているのでは? / フィー子 ( 2001-12-06 11:23 ) 厳しい指摘ですね。僕もそう思います。アルゼンチンの紙吹雪かあ。あれが、オランダの終了間際のシュートをポストで跳ね返したんだと、何の論理も根拠もなく思いました。 / ガス欠コイン ( 2001-12-06 06:02 ) 素直な感想〜ちゃ〜んと言えるようになりたいですね〜♪ 素直に〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-06 00:58 ) ああ、今回もいい話ですね。僕もただ「紙吹雪」「雨」「雪」「桜吹雪」「大群衆」とかだけでも涙が出たりするクチなので、凄くわかる気がします^^ / TAKE ( 2001-12-05 13:20 ) |
2001-12-03 悲喜こもごもの週末 | |
またまたご無沙汰してしまいました。フィー子さんのつっこみも当らずとも遠からずで、上海やらパリやらに出張が続き、さぽってしまいました。ガス欠コインさんやHideyさんのように、多忙を極めながらも頻繁にアップしていくのは傍から見ていてもあっぱれです。のんびり屋の私はまあ、こんなもんです。「怒涛の」という形容詞は今や死んでいます。 |
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フィー子様、有難うございます。早速ヤフーのページを見ました。僕も早速ナライフの名で登録しました。 / ナライフ ( 2001-12-07 12:11 ) ほんとに書こうと思いつつあっという間に数日経ってしまって話題が古いかな、とか思いますよね(笑)。ヤフーでワールドカップのHPがあって、そこで勝敗予想ゲームがあるので参加してみたらどうでしょうか?私もフィー子の名前で登録だけはしました。優勝者には決勝戦ペアチケット&ホテルですよ! / フィー子 ( 2001-12-06 11:18 ) ガス欠コインさん、事前情報がなかったら結構ショックでしたでしょうね。僕は覚悟はしていたのですが、それでも辛いです。 / ナライフ ( 2001-12-04 11:34 ) TAKEさん、じわーっと悲しみ、つのりますね。それから、サッカーですが、ま、なんか好みとかが出ていて偏ってますよね。 / ナライフ ( 2001-12-04 11:31 ) 先を越してしまいました。僕は病気であることさえ知らなかったので、ショックは大きかったです。そんなにすぐに受け止められなくてもいいんじゃないでしょうか。面白い予想ですね。 / ガス欠コイン ( 2001-12-04 08:36 ) 予想の方は、ポルトガルの決勝進出、日本の一位通過、ドイツの予選リーグ不通過がミソでしょうか^^; ナライフさんが、どんなフットボールを見たいか、お気持ちが伝わってきます。多分ポルトガルは決勝まで来ないと日本では見れないんですよね。僕も「頑張れポルトガル!」と念じています(笑) / TAKE ( 2001-12-03 19:25 ) 僕もナライフさんと同じくクラプトンとのコンサートが最後になってしましました。衝撃的であったジョンの時とは違って、なんか、じわ〜っと悲しみがつのってくるのも一緒です。。。 / TAKE ( 2001-12-03 19:20 ) |
2001-11-06 「物語」という「制度」の弊害について 〜その3〜 | |
さらに映画にも目を向けてみよう。日本が世界に誇る巨匠と言うとだいたい紋切り型で出てくる名前が、小津、溝口、黒澤だが、その誰もが「物語」に粉飾されてしまっている。 |
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フィー子さん、すいません。ま、長い目でおつきあい下さい。さて、イタリア戦で声を掛けたのはきっとT君ですね。聞いてます。「チケット手配したんですか?」と翌日尋ねられました。「それはフィー子さんに失礼だ」と言っておきました。 / ナライフ ( 2001-12-03 15:42 ) ガス欠コインさん、誉めていただいて恐縮です。でも続編でなくて、ガス欠コインさんと同じテーマになってしまいました。重ねて恐縮です。 / ナライフ ( 2001-12-03 15:36 ) しまお様、でも「ナンバー」の記事は面白いですよね。僕もいつも読んでます。 / ナライフ ( 2001-12-03 15:34 ) おーい、まさかまたハワイに行ってるわけではありませんよね?(笑)文章、楽しみにしていますよ〜。ところでイタリア戦で一番驚いたのは「フィー子さん!(原文ママ)」とスタジアムで声をかけられたことでした(ーー;)。 / フィー子 ( 2001-11-26 21:36 ) 形容詞が感性を束縛している。これには僕も大賛成です。小津をどう好きになるかはその人の自由なのに、まるで「こう、好きになりなさい」と強要されてしまう。それにしても、本当に素晴らしい内容と文章です。僕のこれからの書き物にも大いに参考になりました。続編期待しています。ありがとうございました。 / ガス欠コイン ( 2001-11-21 22:11 ) そうですね〜。私もたとえば「ナンバー」の記事などはおもしろく読みますが、スポーツそのものを見てるときは、ただ目の前でおきてることに感動してるだけだもんなぁ。(あ、これ下の日記のほうのつっこみになってるかも。すみません) / しまお ( 2001-11-11 02:27 ) ぽんさん、三隅研次!いいですよね!!僕も大好きですよ。男っぽいと言われてもねえ、何なのでしょうかね。 / ナライフ ( 2001-11-08 15:09 ) フィー子さん、やはり疲れたので別の話題にします。ところでイタリア戦でフィー子さん目撃情報を得ました。ま、それだけですが。 / ナライフ ( 2001-11-08 15:01 ) ホントその通り!ですよね。わたしも時代劇、三隅研次ファンというだけでびっくりされたり、「男っぽい映画を見るんですね」と言われることは良くあります。…男っぽいとは?逆に女っぽいのはどんなの?と疑問に思うことしばしば。最近は映画を作る側にもそれがあって、『外人が喜ぶような日本らしさ』を意図して媚びてるような感じを受けることがよくあります。 / ぽん/長々とスミマセン ( 2001-11-07 11:39 ) 多分ですか(笑)。お待ちしております。 / フィー子 ( 2001-11-07 09:22 ) |
2001-11-02 「物語」という「制度」の弊害について 〜その2〜 | |
さて、この「物語」とやらは厄介な代物だ。スピードスケートのような一般的には馴染みの薄いものも、この「物語」が付与されることで、人々を分かった気にさせる、いわば「えせ理解」の促進剤のようなものである。人々は安心する。感動している自分に酔いさえする。「筋書きのないドラマ」という謳い文句とは裏腹の、予定調和の世界。 |
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う〜ん、僕はもしかして、この日記で「物語」を書いている方かと思いました。ほんとに僕のためにもなる話しです、ありがとう。確かに、ヒデもイチローも物語りを好んでいるとは思えません。 / ガス欠コイン ( 2001-11-21 22:04 ) ブルーさん、そう、ほんの一部分ですよね。というか、部分でもないのかも知れませんね。 / ナライフ ( 2001-11-08 15:10 ) 物語にすると、一般受けするから、不特定多数の人達にも受け入れやすいから、物語にしてしまうのかしら。オリンピックでは、アメリカの放送でもストーリーが付いてくる、それを見て、理解した気分になる、でもそれは、一部分でしかないのよね。 / プルー ( 2001-11-05 10:31 ) フィー子さん、あの関口宏が司会やっている番組とかですかねえ?いい面もあるとは思いますが、僕も嫌いです。あと、フィー子さん、フィー子さんの書かれていることの「贅肉」部分、僕大好きですよ。要は「バランス」なのでしょうし、フィー子さんの場合、その「苦しい選択」の「葛藤」を経た言葉なので輝いているのではないでしょうか? / ナライフ ( 2001-11-05 09:37 ) Hidey様、突き詰めるとこの「物語」自体が問題なのではなく、それは一つの視点として成立しうるのでしょうが、それによって見えなくなる部分が出てくる、ということと、「物語」がないと観る事が出来ない・語ることが出来ない事態に陥っているという状況で、その状況を作り出しているのは「物語」は常にあるものだという前提になってしまっている「制度」だと思います。直感では日本人の場合は、元来農耕民族だったということと、儒教思想の影響?あたりなのですが。 / ナライフ ( 2001-11-05 09:27 ) 歴史上の人物などをとりあげて最後にはお涙ちょうだいで締めくくる、1時間番組などがありますが、そういうの、大嫌いなんです(笑)。自分も見ると感動してしまうんだけど、それが許せない(^_^;)。サッカーライターを目指していますが、ナライフさんがここでおっしゃってることが最も自分にとって難しい部分で、目指すものは贅肉を取った部分を書けるライターなのですが、読者は贅肉を欲しがる。とても苦しい選択です。ナライフさんもお仕事上、日々その葛藤なのではないでしょうか。 / フィー子 ( 2001-11-03 15:19 ) メディアという「演出家」の話はおっしゃるとおりだとして、その根底にあるものってなんなのだろうと考えます。日本人は、という言葉は余り好きではないけど、日本人はスポーツ選手に人生を重ねてみることが多いのかな。それは武士道にまで遡る精神性?現代人の乾ききった日常?アメリカ人はスポーツをスポーツとして捕らえた上で熱狂しているように見えます。イタリア人はアイデンティティの確認かな。これらの違いはそれ自体どれも悪くないことだと思うのですが、メディアに増幅されたくはないですよね。 / Hidey ( 2001-11-03 06:01 ) 404 Not Foundさん、はじめまして。まさにその「彼」は「篠原VSドゥイエ」を現場で観ていたそうです。帰国してから「そういうことだったの?」と思ったそうです。スポーツ観戦が謎解きになってしまってますよね。 / ナライフ ( 2001-11-02 18:22 ) 去年のシドニーの柔道、「篠原vsドゥイエ」なんか日仏のメディア双方とも「物語」ぜめでしたね。「分かった気」は、スポーツだけではなく他の分野にも見られる構造だと思います。博物館・美術館で人の動きを観察すると解説のプレートを見ている時間のほうが「実物」を見ている時間より長いなんてことよくあります。目の前に存在するもの、起きていることに直接立ち向かう力が弱いといったらいいのか……。 / 404 Not Found@はじめまして ( 2001-11-02 17:54 ) |
2001-11-02 「物語」という「制度」の弊害について 〜その1〜 | |
「物語」というのがどうも嫌いだ。ものはスポーツでも映画でも小説でもいいのだが、その受止め方として「物語」は余計ではないかというのが、突き詰めた際の僕の考えだ。どういうことか。 |
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素晴らしい内容の文章だと思います。メディアは結果を出した者の物語を探すんですよ。モーグルの里谷多英ちゃん(大ファン)が、父親の死の話しを何度も質問され、泣いてしまった時は、本当に頭に来ました。 / ガス欠コイン ( 2001-11-21 21:57 ) 最初にこの書き込みを見た時はてっきり今年のヤンキースの話しにつながるのかと思ってましたが、読みが浅かったですかね... / マイケル ( 2001-11-06 22:19 ) フィー子さん、そう、確かに偉そうなことを僕も言ってますが、そうは言ってもバランスだと思います。 / ナライフ ( 2001-11-05 09:07 ) 書き出し部分から大きくうなずいてしまいました。確かに知らないスポーツを知るのに何かのプラスアルファは必要かもしれないですが、できるだけ、自分は純粋に、人ではなく、その人の技術そのものを見るように心がけてはいます。といっても世の中で生きていくためにはバランスが大切で、そのあたりが難しいなあと思う今日この頃です。 / フィー子 ( 2001-11-03 15:15 ) ぽんさん、そうですよね、同感です。24時間テレビなど、その「道しるべ」があまりにあざといので「ようやるよなあ…」と呆れてしまいます。 / ナライフ ( 2001-11-02 18:15 ) TAKEさん、そうなんです、僕も広告に携わってますが、良心の呵責を覚えることが多いです。 / ナライフ ( 2001-11-02 18:12 ) 「ほれほれ、感動しなさい」って道しるべをたてられてる感じがしますよね。物事の本質へたどりつく道は自分の力で見つけた時の方が感動が大きいのに。 / ぽん ( 2001-11-02 14:25 ) 「物語」については僕もいろいろ考えてしまうコトが良くあります。なんか日本人ってみんな「物語」というフォーマットに頼っている気がして・・・。また広告の仕事をしていると「物語」を弄んでいるような自分に、良心の呵責を覚えることもあります^^; / TAKE ( 2001-11-02 11:41 ) ウチの母親って、こちらが料理を食べる前に「美味しいでしょ」って来るんですが、マズイって言えないっすよね(笑) プロのキャスターが試合後「感動しましたねえ」って言うのも、それに近い強引さを感じてしまいます。プロなら「感動」という言葉を使わずに、感動を伝えて欲しいですよね。 / TAKE ( 2001-11-02 11:36 ) |
2001-10-24 扉の向こう側 | |
だいぶご無沙汰してしまいました。休暇を取ってハワイへ行っていたのと、その前はその休暇の為に仕事が大変忙しくなってしまっていたのです。本題ではありませんが、少なくともハワイは今すいているし、物価は安くなっているし、チャンスです。ホテルも本来の部屋からアップグレードしてくれるし… |
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しまおさま、そう誉められると照れてしまうのですが… そんなことより僕もトルシエにばったり会ってみたい! / ナライフ ( 2001-11-01 23:27 ) 素敵な切り口ですね!ナライフさまのセンスの良さがにじみ出てるなあ。見るほうが想像することによって初めて成立する、そういう余地を持った映画、しまおも好きです。 / しまお ( 2001-11-01 21:50 ) ガス欠コインさん、そんな、お礼を言われるようなことでは… でも、有難うございます。 / ナライフ ( 2001-10-29 19:03 ) たけちゃんの映画もほんとそうだよね。僕もずっと魅かれてきたけど、理由が少しわかった気がする。 / ガス欠コイン ( 2001-10-28 22:02 ) 凄いなナライフさん。今、いっぺんに幾つもの映画の扉のシーンが浮かんできた。ああ、何か凄い感動した。ありがとう。 / ガス欠コイン ( 2001-10-28 22:00 ) パンドラさん、そうなんですよねえ、北野武の映画もこの「見せずに語る」のがうまいので好きです。 / ナライフ ( 2001-10-26 10:28 ) 「見せずに語ること」・・・・う〜〜ん!映画だからこそ、それが深みを増すのですよね・・・なんだかそんな気がします。 / パンドラ ( 2001-10-25 23:13 ) ぽん様、ああ、『斬る』のラスト!イイですよね!!日本の時代劇だったら扉は襖になりますよね。山中貞雄監督の『人情紙風船』や『丹下佐膳余話・百万両の壷』も実に効果的な襖の演出をしていました。 / ナライフ ( 2001-10-25 12:48 ) Hidey様、そ、そんなことおっしゃらずに・・・勉強頑張ってくださいね。 / ナライフ ( 2001-10-25 12:44 ) フィー子さま、ぼくもストーリーはすぐ忘れてしまって妙な細部ばかりが記憶に残るんですよ。 / ナライフ ( 2001-10-25 12:43 ) 海外旅行は〜いいですよ〜 / ナライフ ( 2001-10-25 12:42 ) 扉とは、ちょっと違うけれど、『斬る』(三隅研次)の最後雷蔵がふすまを開けまくるシーンも印象的でした。 / ぽん ( 2001-10-25 10:33 ) うーむ、ナライフさんの文章を読んでいると、勉強する手が止まって映像を欲してしまいそうで怖い。映像文化から離れなくてはいけないというのは僕にとっては拷問です。 / Hidey ( 2001-10-25 04:51 ) 確かに・・・・。扉、とても魅力的な視点ですね。ストーリーをすぐに忘れてしまう私は、そういったものが後々まで印象強く残ります。今後とても扉が気になってしまいそう。 / フィー子 ( 2001-10-24 16:41 ) 一度は行ってみたいな〜海の向こう〜♪ 海外旅行は〜未経験〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-24 16:35 ) |
2001-09-21 イラン映画とサッカーを思い出しながら | |
アッバス・キアロスタミというイランが生んだ天才的な映画監督がいて、日本でも何本か公開され、少なくともイランの映画監督としては最も馴染みが深いと思うのだが、その彼の作品に『そして人生はつづく』という映画がある。1990年にイランを襲った地震直後の人々の悲喜こもごもの生活をさりげないタッチで描いた傑作で、公開当時映画館で観て、「イランに天才現る!」と思ったものだ。 |
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お元気ですかー?お待ちしておりますよー。 / フィー子 ( 2001-10-16 21:40 ) 貧しくてもサッカーは強い国は多い。その中でプロで活躍できる選手はほんの一握りだけど、サッカーは世界どこでも子供たちの夢なんですよね。いや、大人たちの夢でもあります。僕もその映画を見てみたい。 / はらぽ〜ん ( 2001-10-04 13:50 ) りるりる様、イランの映画と言っても見ているのはキアロスタミ監督のものプラスαくらいで、「イラン映画」一般は全く知りませんよ。僕もやはりハリウッド映画で育ち今でもハリウッド映画が大好きです。 / ナライフ ( 2001-10-03 09:01 ) イラン映画。どんな映像になるのか想像もつきませんが、ぜひ見てみたいと思いました。ナライフさんの映画評ってキャパが広いなぁ。私なんでハリウッド映画ばっかりだ・・・。 / りるりる ( 2001-10-02 18:09 ) くらら様、『友だちのうちはどこ?』というのを先に見てから『そして…』を見るのをお薦めします。この2篇、続き物のようなつくりになってるんですよ。 / ナライフ ( 2001-10-02 09:22 ) イラン映画はみたことがないんですが、「そして人生は続く」って面白そう。探してみようっと。 / くらら ( 2001-09-29 10:21 ) Hidey様、そうですね、ボストンはよく知らないのですが、アメリカに行った時に日本でなかなか手に入らないビデオがないものか探したのですが、アメリカ映画以外では収穫はなかったですね。ほんと、アメリカの映画界って、閉鎖的だと思います。 / ナライフ ( 2001-09-25 11:07 ) ガス欠コイン様、映画と現実を混同する気はないのですが、どうしてもこの映画を思い出さずにはいられませんでした。 / ナライフ ( 2001-09-25 11:03 ) 仙川様、子供の笑顔は、全ての対立も怒りも戦争も憎しみも一瞬にして消し去ってしまうものだと思うんですよねー。 / ナライフ ( 2001-09-25 11:01 ) 日本を恋しく思うことはそれほどありませんが、唯一あるとしたら、恵比寿のTSUTAYAに行けないことです。予想にたがわず、こちらのビデオ屋には商業的な映画しかないのです。ベトナム映画やスペイン映画が懐かしい。。。 / Hidey ( 2001-09-23 13:43 ) 「フットボールを観るんだ」。見たいですね、その映画。それから先は祈っているしかできないけど。 / ガス欠コイン ( 2001-09-21 23:01 ) 世界中の子供たちに〜思いっきり〜TVを〜試合を見せたいですね〜※ / 仙川亭おき楽 ( 2001-09-21 17:11 ) フィー子様、毎作毎作期待を裏切らない、という点で、現在も活動中の方としては、私の知りうる限り、キアロスタミとエドワード・ヤンとイーストウッドは突出していると思います。ほんと、才能が違うなあ、と思います… / ナライフ ( 2001-09-21 17:06 ) キアロスタミ、蓮実さんの本で知りました。映画人たちをとりこにした映画ってどんなんだろう。とても見てみたいです。天才現る!か・・・。私が今までそう思ったのは「どですかでん」を見た時かなあ。 / フィー子 ( 2001-09-21 14:52 ) |