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旅のおもひで日記

こちらの日記はとりあえず完結しています。最近の更新は別の日記においでください。

目次 表紙

2001-04-14 夢のドイツ その2 ― ローテンブルクと白鳥城 
2001-04-12 夢のドイツ その1 ― 古城
2001-03-25 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (最終回) 憧れのニューヨーク
2001-03-23 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (6) ボストン トンデモおやぢ事件 [写真アップ!]
2001-03-22 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (5) アメリカ・シカゴ [写真アップしたよん!]
2001-03-21 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (4) スイス・チューリヒ
2001-03-20 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (3) ロンドン観光
2001-03-19 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (2) ロンドン着
2001-03-19 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (1)


2001-04-14 夢のドイツ その2 ― ローテンブルクと白鳥城 


私は実はドイツには3回旅行している。日本からのフライトは、便数が多く予約が取れやすいのはフランクフルト便だ。ドイツ観光は北半分、南半分、ベルリンおよび旧共産圏に三分される。今日は、南半分の代表的な観光コース、「ロマンチック街道」沿いの名所を取り上げよう。

写真の上の2枚は中世のおとぎ話気分にさせてくれる町、ローテンブルクだ。城壁に囲まれた小さな町。中央には広場があって市庁舎がある。市庁舎の塔に上ると、城壁の外の渓谷の風景も楽しめる。夜には町の夜回り警備隊もみられる。あまりに気に入ったので、後年私はこの町を再び訪れた。

写真の左下は、ロマンチック街道の北の端に位置する町ヴュルツブルクのマリエンブルク要塞だ。マイン川を見下ろすこの要塞は、何ともいえぬ迫力がある。中世の歴史というのは戦いの歴史だったのだ、なんて気分になる。

そして、ロマンチック街道のハイライトとされるのが、「白鳥城」ことノイシュバンシュタイン城(写真右下)。オペラ作曲家ワーグナーのタニマチだった狂気の領主が、財政破綻も構わず山の上に建造させたお城。だがこの領主はこの城の完成を見届けることができず、非業の死を遂げた。このお城は鉄道の駅からかなり遠いので、ミュンヘンからの日帰り観光バスツアーを利用した。バスツアーといえば、この白鳥城に行く途中にこの世のものとも思えぬ美しい教会がある(訪れた友人の話)。だが、私が旅行した当時、その教会は改修工事中で見れなかった。ああ残念。

(私は当時の旅行ガイドは紛失しているので、ノイシュバンシュタイン城を建てた有名な領主の名前も、美しい教会の名前も思い出せません。知ってる人がいたら教えてください。どなたかの日記で拝見した記憶もありますが・・・。)

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仙川様、春から夏にかけて、とても風情がありますのよ。 / Ma ( 2001-04-18 16:00 )
うう〜やっぱり〜行きたい〜☆ / 仙川 ( 2001-04-17 20:39 )
カエルさん、そう、それです!嬉しいわ。みんなよく知ってるのね。ヴィース教会って、鉄道の駅からだと何時間も歩くらしいので、バスツアーが便利みたいです。 / Ma ( 2001-04-14 23:34 )
口車様、そう!そうです。悲劇のバイエルン国王でした。ありがとうございます。 / Ma ( 2001-04-14 23:33 )
ヴィース教会かな?違うかも。。 / カエル ( 2001-04-14 23:14 )
バイエルン王国のルートヴィヒ2世ですね。教会は、、、、わかりません。 / 口車大王 ( 2001-04-14 22:23 )

2001-04-12 夢のドイツ その1 ― 古城


中学の頃から行きたかったドイツ旅行が初めて実現したのは社会人になってからだった。ワケあって、突然一週間の休暇がもらえたのだ。時は5月。ヨーロッパ旅行には理想的な美しい季節だった。ただ、あまりにも急だったので、誰も同行してくれる人はおらず、私は一人で旅立った。アエロフロート航空機、安かったけどひどかった。パンは固くて食べる気になれず、デザートのリンゴには泥がついていた。

ドイツは鉄道パスを使って移動した。かなりの過密スケジュールだった。まずは、ライン川の古城。写真の上は、カウプの中洲に浮かぶ白いファルツ城。まるで童話に出てきそうなメルヘンチックなお城だ。でも、これは船から通行料を徴収しようという昔の殿様のセコイ動機で建てられたものだ。

そして、下の2枚はハイデルベルク。「アルト・ハイデルベルク」なんていう、王子様の悲恋の物語の舞台の古い大学町だ。日本人が必ず来たがる名所と言われていたので、当初行くのはやめようかとも思っていた。でも、丘の上からの眺めはとても素晴らしく、来て良かったと思った。

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仙川様、私それは読んでいませんが、やっぱり美しいですよ。 / Ma ( 2001-04-18 16:01 )
三毛猫ホームズを〜読んでから〜行きたい場所の〜一つです〜♪ / 仙川 ( 2001-04-17 20:38 )
カエルさん、それが悩むところなんです。日本人だらけで、看板も日本語が目立つと、異国気分が味わえなくてイヤなんだけど、やっぱり見たいですよね。 / Ma ( 2001-04-13 13:41 )
JAIさん、だから私は二度とアエロフロートには乗らないって決めてるんです。大韓航空は昔、友人の彼氏が乗った便が領空侵犯で撃墜されたから乗らない。(会社の実名出しちゃっていいのか・・・) / Ma ( 2001-04-13 13:40 )
名所は人が多過ぎてうんざりする事多いですが、やっぱり一見の価値はありますね! / カエル ( 2001-04-13 13:17 )
泥つき林檎…。うげげ(笑)。 / JAI ( 2001-04-13 12:46 )
口車様、第1回で私が青汁じいちゃんから受け取ったのは、紙に書かれた情報でした。(お見合いクラブじゃないよ) / Ma ( 2001-04-13 08:40 )
口車様、スパイ大作戦は進展がないんです(泣)。その後来た案件は私がイヤだったからボツ。 / Ma ( 2001-04-13 08:35 )
あのー、スパイ大作戦のつづきは?只今、スパイ大作戦の第2回を見ております。最初の頃って、テープレコーダぢゃないのね。 / 口車大王 ( 2001-04-13 00:19 )
↓失礼しました。旅行「記」でした。 / Ma ( 2001-04-12 23:36 )
マイケルさん、古城ホテルってのも人気ですね。私は安宿だったけど、思い出せないなあ。この旅行紀はシリーズでちょくちょくやります。 / Ma ( 2001-04-12 23:35 )
2年前のGWに家族でヨーロッパを旅行した時にライン川を下りました。古城ホテルにも泊まったんです。その1てことはこれからも続くんですね、楽しみ〜 / マイケル ( 2001-04-12 23:04 )

2001-03-25 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (最終回) 憧れのニューヨーク


お得意様謝恩海外視察ツアーの終点は、世界一のビジネス街、ニューヨークだった。オジサンたちの視察日程は証券取引所や商品先物取引所や大手企業訪問などびっしり。だが、自由時間もしっかり確保してあり、一部とはいえ通称「大きなリンゴの街」の有名スポットを回ることができた。

まずは、細長いマンハッタン島の南端近くの世界貿易センター。90何階にあった某企業を訪問した。高層階行きエレベーターは途中で乗り換えで、ものすごく揺れるのに恐怖を感じた。時間があれば海のように見える大きな河の遊覧船にでも乗って、有名な「自由の女神」の像を間近で眺めたいところだったが、そんなヒマはなかった(写真右下)。

マンハッタン島の中央には、昼間はニューヨーク市民の憩いの場、夜は犯罪の巣窟(?)であるセントラル・パークがある(写真右上)。それより南に位置するエンパイヤ・ステート・ビルはかつては高層建築として有名で、私の高校時代の英作文の教科書にも登場した(写真左下)。

エンパイヤ・ステート・ビルの屋上で、私は偶然大学時代の同級生の女の子とばったり出会った。彼女はニューヨーク大学の大学院に留学中だった。「文学なんか専攻しちゃったけど、就職あるかしら」なんて自嘲気味の彼女だった。実学志向の強いアメリカでは、文学なんかはやらないのか。それにしても、彼女が周囲の外人と対等に英語で話しているのにたじたじの私だった。

それから、国連ビルに行った(写真左上)。国連も結局はアメリカが牛耳ってるんだな、としみじみ思った。ここにはUNプラザというホテルもある。だが、われわれが泊まったのはセントラル・パークのすぐ前のエセックス・ハウス。

他にもたくさん見たいところはあったが、われわれの視察日程はあっという間に終わってしまい、JALの飛行機に乗って帰国の途に着いた。約2週間行動を共にしたオジサンたちともこれでお別れかと思うと、私は何だか寂しい・・・なんてことは全然なくて本当にホッとした。

それにしても、ニューヨークはたった3日だけの滞在だったが、私には予感があった。私はきっとこの街に戻ってくると。そして、その後その予感は実現した。ニューヨークは私にとって仕事、それだけでなく夢のような「ニューヨーク恋物語」と世紀の大失恋の舞台となったのだ。

(おしまい)

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くり様、お子様がどれくらい小さいかにもよりますね。大人にとっては観光や遊びのスポットには事欠かない街です。 / Ma ( 2001-03-26 21:46 )
あすか様、NYはすみずみまで楽しもうと思ったら1週間じゃあ短すぎますよ(後日、数少ない残りの写真もアップします)。ボストンはなかなか風情があっていいですよ。 / Ma ( 2001-03-26 21:45 )
カエル様、ぎょぎょっ。やっぱり恋物語書く覚悟を決めましょか。 / Ma ( 2001-03-26 21:43 )
NYに旦那の友達がいるので行ってみたいのですが、子供を連れては行けないのでなかなか機会がないです。友達が戻ってこないうちに行ってみたいです。。。 / くり ( 2001-03-26 21:36 )
新婚旅行でNY・ボストン行きます!やっぱり選んでよかったわぁ。画像どうもありがとう☆ / あすか ( 2001-03-26 16:02 )
オジさんたちと2週間は辛いですね!恋物語、待ってますね。。。 / カエル ( 2001-03-26 15:55 )
Ritz様、ニューヨーカーのひま人ライターさんが複数いらっしゃるので、ニューヨーク旅行記なんてお恥ずかしいです。恋物語は、気持ちの整理がつきましたら断片的にフラッシュバックするかもしれません。 / Ma ( 2001-03-26 11:17 )
マイケル様、スキャナーは買ったものの、インストールするのが面倒なのでほったらかしです。写真の写真を撮る方が不鮮明だけど早いので・・・。 / Ma ( 2001-03-26 11:14 )
私も初めてNYを訪れた時そう思いました。で、郊外とはいえ、住むことになるとは考えてませんでしたけど。NY恋物語聞かせてほしいです。 / NY郊外に住んでる、Ritz ( 2001-03-26 04:34 )
それぞれの写真がなかなか良く撮れていますね、僕も古い写真スキャナでとりこむの止めてこの作戦にするかな? / マイケル ( 2001-03-26 03:36 )
JAI様、情けなくてとてもここには書けません。 / Ma ( 2001-03-25 23:44 )
なんで落ち込んじゃったんでしょ。かわいそ。 / JAI ( 2001-03-25 23:37 )
ちょっと落ち込みモードに入ってしまいました。しばらく某所のゴミためHPに埋没しています。再び浮上できたら戻ってまいります。 / Ma ( 2001-03-25 23:20 )

2001-03-23 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (6) ボストン トンデモおやぢ事件 [写真アップ!]


われわれのツアーも後半に入り、アメリカ屈指の観光スポットの宝庫・ボストンでの週末を迎えた。すだれ頭のトラベル部長はオジサンたちに、ゴルフ組と市内観光組のどちらかを選ばせた。私は市内観光組。

ボストンは文化・教育の街。まずは、ボストン美術館。古代日本コーナーが充実しており、私は生まれて初めて日本史で習った銅鐸やら埴輪(はにわ)を見た。自分の国でなく異国・アメリカで見たのが皮肉だ。そして、ボストンは学園都市。難関のマサチューセッツ工科大学(写真右上)とハーバード大学(写真右下)を見に行った。

また、ボストンはアメリカ建国の歴史で重要な港町だった。アメリカの独立戦争のきっかけともなった「ボストン茶会事件」の舞台である(写真左の上・下)。ボストン市民がイギリス政府の茶税に抗議して茶船を襲撃し、お茶を海に捨てた有名な事件だ。当時を彷彿させる赤レンガの石畳の街並み保存地区の美しいこと(写真中央)。

われわれが泊まったのはアラブの国王もごひいき、という由緒ある高級ホテルのコプレイ・プラザ。近代的というより歴史・伝統を感じさせる豪華な調度品。だが、私の泊まった部屋はドアのカギの調子が悪かった。レストランでの食事から戻ってカギを開けるのに手間取ってイライラしていた。

隣室は某大手都市銀行の○○支店長だった。私が半分泣きそうな顔でドアのカギを開けようと格闘しているのを見かねて手伝ってくれた。やった、開いた!「どうもありがとうございます。」心からの感謝のつもりだった。ところが・・・。

この支店長、何と私の部屋に勝手に入ったのだ。思わず凍り付いた私は、廊下でじっと立ち尽くすしかなかった。しかし、この支店長(推定年齢57歳)、私の部屋の中をぐるぐる歩きまわって、「ほう、この部屋は私のとことちょっと作りが違うんですなあ!」なんてわざとらしいことを言いながら、私の持ち物を眺めている。おいこら、オヤジ、はよ出んかい!と怒り心頭の私だったが、大切な取引先である以上、きついことも言えない。

支店長も粘ったが、私がいつまでたっても部屋に入らないため、とうとうあきらめて外に出た。私は「ではまた後ほど」と儀礼的な挨拶だけして、ドアをバタンと閉めた。この件はトラベル部長にも鬼の営業課長にも言えなかった。どうしようもない。私にできたことといえば、残りの旅程でその支店長に極力近づかないように注意したことぐらい。

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あすか様、あの支店長の部下の女性たちは被害にあってないのかしら、と気になったものでした。 / Ma ( 2001-03-26 21:41 )
むーっ、なんて人!失礼しちゃうわねぇ!! / あすか ( 2001-03-26 15:59 )
JAI様、これがJAI様の「彼」みたいにステキな人だったら多少は嬉し恥ずかし、なんて余地もあったかもしれません。しかし、シミだらけのずんぐりむっくりおやぢでしたから、100%凍りついちゃいました。 / Ma ( 2001-03-24 00:23 )
カエル様、現地でデジカメで写真撮れてなくて残念です。やっぱり、あのオヤジと一緒に部屋に入ろうものなら、何かされそうですよね。冗談じゃなかったですよ。きっとセクハラ支店長なんだわ。 / Ma ( 2001-03-24 00:17 )
危機一髪!でしたねー。こまったおやぢ。 / JAI ( 2001-03-23 23:03 )
わ〜!写真付だ〜!やっぱりあると雰囲気アップですね!しかしそのオヤジは〜〜!もう、隙あらばカワイ子ちゃんをモノにしようと。。。 / カエル ( 2001-03-23 22:59 )
相変わらず普通の写真を並べてデジカメで撮ったので、見えにくいです。でも、ないよりはあった方がイメージがわくかな、と思いまして・・・(言い訳)。 / Ma ( 2001-03-23 22:52 )

2001-03-22 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (5) アメリカ・シカゴ [写真アップしたよん!]


われわれは美しいスイスをあとにして、アメリカに向けて飛び立った。航空会社は再び、食事のおいしいスイス・エアー。客室の前方スクリーンに西半球の地図が映し出され、現在の飛行位置がランプ付きの動く飛行機の絵でリアルタイムで表示される、というスバラシさ。さっすがスイス・エアー。長旅の後、シカゴのオヘア空港に着陸。

ホテルはミシガン湖畔のハイアット・リージェンシー・シカゴ。近代的な建物に明るいカフェ。ツアー参加のオジサンたちが、今回の旅で一番気に入ったホテルだ。広大なミシガン湖には砂浜もあって(ビーチって言えばいいのか)、泳いでいる観光客も見えた(写真左上)。スイスは6月でも肌寒かったけど、シカゴは暑い。

視察日程は国際的に有名な商品先物取引所。ちょっとあわてたのは、会社の現地スタッフに頼んで雇ってもらった通訳の外人の兄ちゃんが、実は通訳できるほど日本語を知らなかったこと。この外人の兄ちゃん、視察先の案内係が英語でしゃべることを逐次通訳するはずが、「あのお〜、そのお〜」の連発で、話の半分も訳せなかった。オジサンたちが次第にいら立ってきたから、急きょうちの会社の現地スタッフに助けてもらった。兄ちゃんクビ!

ほんのわずかな自由時間は、シカゴの街なかを歩いただけで終わってしまった。トラベル部長が海外旅行初心者オジサンに、「シカゴはスイスと違って物騒ですので、くれぐれもスリや置き引きにご注意ください。」と言っていたのが頭にこびりついていた。

そして夕食どき。シカゴの超高層ビルの一つ、ジョン・ハンコック・ビルの95階に上る。超高層ビルのエレベーターって耳がツンと痛くなるから嫌いだ。でも、眼下に100万ドルのシカゴの夜景が広がっていた(写真右)。アルプスの少女気分だったスイス・チューリヒから、いきなりアメリカの大都会に来たんだ、とあらためて実感。

夕食は現地スタッフも参加したが、その中に、私の同期の男の子がいた。何カ月か前まで机を並べて仕事をしていた彼の顔を、慣れない異国で見つけた時、私はそれまでの旅の緊張がいっきにほぐれて涙ぐんでしまった。「おお、元気か〜!」なんておどけながら話しかけてくれる同期がいてくれて、本当に救われた。

つっこみ 先頭 表紙

義理がたいわけですね。 / Ma ( 2001-03-23 22:50 )
そうです。そして、昭和30年代に奇跡の経済成長をとげた裏には、アメリカにおいてユダヤ人がおりにふれて助けてくれていたのではないかと思います。 / 口車大王 ( 2001-03-23 22:01 )
口車様、では杉原千畝さんは、アメリカの今日の繁栄にずいぶん貢献されたんですね。 / Ma ( 2001-03-23 08:23 )
確か、CMEの会長だか前会長だかが杉原千畝さんに助けられたユダヤ人。ちなみにシカゴの商品先物取引所は、江戸時代、大阪は長浜にあった米先物取引所を徹底的に研究しています。 / 口車大王 ( 2001-03-23 02:42 )
写真は普通のカメラで撮ったものをデジカメで取り直しました。見えにくいです・・・。 / Ma ( 2001-03-22 21:35 )
それにしても、最初のもくろみからはずれて、何だか真面目路線になっちゃったなあ。でも、この旅行記はあと2回、完結まで書きます。 / Ma ( 2001-03-22 17:08 )
カエル様、あの通訳の兄ちゃんはたぶん学生だと思います。通訳できないのにずうずうしくやって来るなんて、さすがハッタリの国、アメリカ! / Ma ( 2001-03-22 16:37 )
ちなみに、シカゴには有名な商品先物取引所が2つあります。Chicago Merchantile Exchange (CME) と Chicago Board of Trade (CBoT)です。われわれの視察団(実態はただの観光ツアー客)は両方行きました。 / Ma ( 2001-03-22 16:35 )
口車様、ユダヤ資本がアメリカ経済を牛耳っているとは聞いていましたが、シカゴの商品取引所も彼らの貢献で有名になったとは知りませんでしたわ。 / Ma ( 2001-03-22 16:27 )
すごい、ヨーロッパ・アメリカとまさに豪華旅行!しかし通訳できない兄ちゃんって・・・さすがアメリカ、アバウトだなあ。。 / カエル ( 2001-03-22 15:38 )
をを、アメリカ行ったんだぁ。世界一周だぁ。なお、シカゴの商品先物取引所を国際的に有名にした立役者は、杉原千畝さんにリトアニアでビザを発給してもらったユダヤ人です。 / 口車大王 ( 2001-03-22 15:11 )

2001-03-21 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (4) スイス・チューリヒ


われわれはスイス・エアーの飛行機に乗ってチューリヒに到着。そうそう、今回使った航空会社のうちスイス・エアーが一番良かった、とツアーの参加メンバーの意見の一致をみた。本物のスイス・チーズが入ったサンドイッチは、とてもおいしかった。

われわれの視察日程は某大銀行。スイスの大銀行といえば徹底した守秘義務厳守で有名。ヒトラーやイラクのコワモテ大統領の隠し財産もスイスの大銀行に預けられているのでは、なんて話題にこと欠かない。しかし、その大銀行のおエライさんを表敬訪問して、鉄壁の守秘義務のことをちらっと聞いただけで、秘密の大金庫も金の延べ棒も見られずおしまい(いったい何の視察だったんだ)。すごくおいしい生トリュフ・チョコをおみやげにもらえた。

そして自由行動。スイスといえばフランス語、ドイツ語、イタリア語にレトロマンシュ語の4カ国語が使われているが、チューリヒは名前からわかる通りのドイツ語圏(私は「ズーリック」という英語読みはキライ)。それでも、街行く人たちにカタコトの英語で道を尋ねると、誰もが流暢な英語で答えてくれるのに驚く。市内の移動は青と白の路面電車で十分(写真右)。

大した観光名所があるわけではなかったが、われわれはチューリヒ湖の景観の美しさに目を奪われた。青空が湖面に映り、白い白鳥が映える。岸辺にはおとぎ話から出てきたような建物、そして遠くに教会の尖塔。美しい景色をバックにオジサンたちは写真を撮るが、どうも絶景の中にオジサン、という構図はオジサンの美学が受け付けないらしかった。そこで、オジサンたちは次々と23歳のうら若き乙女の私に、「一緒に写真に写ってよ」とリクエスト。アイドル状態の私はチューリヒ湖をバックに、何人ものオジサンとのツーショット写真に収まってあげた。

時間が余ったのでわれわれはみやげ物ショッピングに出た。通貨は馴染みのないスイス・フラン。スイスは刺繍で有名で、刺繍入りのハンカチも沢山あった。でも、オジサンたちも職場のOLのブランド好きはよくわかっており、特産品よりもディオールのリップスティックをまとめ買い、という賢明な行動に出た。夜はレストラン・キンドリンで民族舞踊のショーをみながら楽しくディナー。もちろん各種チーズもあるでよ。翌朝ホテル・チューリヒの部屋の窓から見た風景もまた美しかった。

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口車様、やはり、アルプスの山と湖の風光明媚なシーンが、スイスの魅力ですね。冬はスキーでしょうか。ルツェルンやローザンヌにも行ってみたいです。余談ですが、長野の某ペンション(リゾートホテル)にローザンヌというのがあります。お料理がおいしいです。 / Ma ( 2001-03-21 23:26 )
スイスで英語が通じるのは、チューリッヒとジュネーブと、あと外国人観光客が多いところです。ジュネーブからベルン(首都)へ向かって列車で1時間のローザンヌでは、英語がほとんど通じません。しかしまあ、ジュネーブで列車に乗ってベルンで降りると、とても同じ国とは思えないねぇ。ローザンヌ周辺の車窓も、レマン湖ごしにアルプスが見えて、絶景です。目の前にモンブランが見える。 / 口車大王 ( 2001-03-21 17:47 )
カエル様、私はブルーチーズとか、ヤギのチーズが苦手で、本場の豊富なチーズ食べ放題を目の前にして、本当にもったいなかったです。スイスは景色が素晴らしくて、アルプスの少女の気分になれます。 / Ma ( 2001-03-21 16:23 )
あすか様、ごめんなさい、スイスはこれだけで、その後すぐアメリカに飛んだのです。スイスはフランス語圏の方が名所が多いのかなあ。色鉛筆、知ってます。画材店で売ってますね。 / Ma ( 2001-03-21 16:21 )
うわ〜!景色もきれいな所で食べる本場チーズ美味しそう!私の行ってみたいです。 / カエル ( 2001-03-21 15:28 )
スイス〜。去年の8月に『ドイツ・スイス・フランス・イギリス』の周遊に行きました。スイスは二回目。大好きな国です☆刺繍のしおり買ったなぁ。あと色鉛筆!(水をつけると絵の具になる奴)続き楽しみ〜☆ / あすか ( 2001-03-21 15:12 )

2001-03-20 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (3) ロンドン観光


一夜明けて、われわれ一行はほんの少しばかり業務上の視察日程をこなし、午後いっぱいフリータイムとなった。すだれ頭のトラベル部長が海外旅行初体験のオジサンたちに、「お買い物は三越がなかなか便利ですよ〜。たいがいのブランド物は揃ってますし、バリーの靴もありますよ〜。日本語で全部OKですし、宅配便も簡単ですよ〜。」そうか、トラベル部長は三越の回し者だったのか。

私はといえば、お買い物ツアーのオジサンたちを煙にまいて、まずはナショナル・ギャラリーへ。それから、大英博物館(ブリティッシュ・ミュジアム)へ。ここのエジプト展示品を是非見たかった。有名なロゼッタ石だ(写真左)。ナポレオンがエジプト遠征の時に発見したんだっけ?何でイギリスにあるんだろう。解説が英語しかないのでよくわからない。ふと気がつくと、ツアーで一緒のオジサンの一人がニコニコしながら立っている。オジサンもエジプトに興味あるのね。

しかし、私は他のロンドンの名所もひと目見たかったので大英博物館を後にした。ロンドン塔(タワー・オブ・ロンドン、写真右上)。エリザベス女王も幽閉されていた牢獄だ。大勢の人間の怨念がこもってそう。すぐそばに流れているのはテムズ河。それからウェストミンスター寺院に、国会議事堂(ビッグ・ベン、写真右下)。空がだんだん暗くなってくる。時間がなく中まで入れなかったのが残念だ。

そしてロンドン最後のディナー。オジサンたちは何やら不満げだ。何でも、レイモンド・レビューという有名なストリップ・ショーが見たいらしい。ロンドンに出張した友人から聞いた、というオジサンが複数いた。トラベル部長がそらきた、という表情で「わかりました、それでは希望者の方は後ほどロビーで」なんて段取りをつけていた。

オジサンの一人が突然私に、「キミも一緒にどうかね?そんないやらしいもんじゃないよ、きれいなんだよ〜!」と誘ってきた。おいおい、女の私が同性の裸見てどうすんの、レズじゃあるまいし、ハンサム・ボーイのショーかなんかなら考えるけど(冗談よ、冗談)。接待する側である以上そこまで付き合わなきゃいけないのだろうか、と私は悩んだ。が、まあオジサンたちも女の私がいない方がハメはずせていいだろう、と勝手に解釈してうまく部屋に逃げた。

翌朝、ロンドンをたつ前の朝食で、オジサンたちは心なしか気落ちしていた。どうやらレイモンド・レビューの劇場まで行ったけど、ショーが見れなかったらしい。残念だったね。そして、私たちはヒースロー空港からスイスに向けて飛び立った。

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あやや様、どうぞよろしくお願いいたします。旅行ネタがいつまで続くかはわかりません。デジカメ写真がないのが残念です。 / Ma ( 2001-03-20 21:08 )
JAI様、おやぢたちは、しきりにこのストリップは日本でのものと違って芸術的で品がある、と説明してくれました。そうそう、調子に乗ったおぢが怖いですよね。お客様だからこちらも失礼なことできないし。。。 / Ma ( 2001-03-20 21:07 )
カエル様、いえ大英博物館に現れた文化人はほんの2〜3名。あとは、旅行ときけば酒池肉林を期待する助平おやぢばかりでした。でも、ライバル会社から一名ずつ参加なので、互いに牽制し合ってそれなりに自重していました。旅行後半でのトンデモナイ約1名がとうとう本性を表しましたが。 / Ma ( 2001-03-20 21:04 )
おおお!また異色の旅行記が!旅行記大好きで、ひまじん内のあらゆる旅行記めぐりをしている私です。気付いたのがちょっと遅かったけどまだまだ読める範囲内でよかった〜。これからもよろしく! / あやや@はじめまして ( 2001-03-20 19:02 )
私見てみたいかも…。綺麗な同性の裸(笑)。ただ、調子に乗ったおぢさんに襲われたらやだからな(爆)>何考えてんだか。 / JAI ( 2001-03-20 17:19 )
おじさん達の落ち込みよう、想像できて楽しい!エジプトだけじゃ満足できなかったのね〜・・。 / カエル ( 2001-03-20 17:06 )

2001-03-19 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (2) ロンドン着

さて、初日は視察と言っても、午後遅くにわが社のロンドン現地法人を訪問しただけだった。だがそこで、私は懐かしい2人に再会した。一人は2年先輩の日本人女性。もう一人は、つい3カ月ほど前まで、東京に研修に来ていたオックスフォード大学を出たばかりの金髪のナイスガイ、ピーター。

2人は私に「ちょっと軽くビールでも飲んで行かない?」と誘った。そうね、ツアーの夕食まで時間があるし、せっかく再会できたステキなピーターが優しげに誘ってくれているのに、断るなんてできないわ。すっかり舞い上がった私は、先輩とピーターと3人で勝手に外出してしまった。6月なのにたそがれ時のロンドンは肌寒く、先輩はスプリングコートを着ていた。

3人で楽しいひとときを過ごし、箱みたいな黒いタクシーに乗って、宿泊予定の豪華ホテルのグロブナー・ハウスに到着。げげっ!ロビーで鬼の営業課長が、噴火して私を迎えた。「いい加減にしろ!!!」・・・ごもっとも(汗)。針のムシロのディナー。そして、部屋のカードキーの使い方がわからず右往左往、さらに、空港から部屋に届いているはずの、私のスーツケースだけ行方不明という一大事も起きていた。もしかして、よその空港に行ってしまったんじゃないの、とすだれ頭のトラベル部長がオソロシイことを言った。

一人の部屋に引きあげた後、私は生まれて初めての海外のホテル宿泊で緊張していた。着替えもなく、諦めてベッドに入ろうとした時、誰かがドアをノックした。ひええ。海外はぶっそうなはず。うかつにドアを開けてはいけない、と身構える。ドアののぞき穴で外を見ると、外人の男が立っている。ドキドキしながら、「フー?(誰)」と叫ぶ。すると外の男は、「デイビッド(David)」と言った。デイビッド?そんな知り合いはいない。もしやこれは娼婦の男版?パニックした私は必死で「ノー、サンキュー」と叫んだ。すると、男が立ち去って行く足音がした。

ホッ。そうっとドアを開けてみると、私のスーツケースがドアの外に置いてあった。あら、ベルボーイさんだったんだ。ごめんなさい、チップもあげずに追い返しちゃった。

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カエル様、私はその後で、英語でAre you a bell boy?とでも言うべきだったかどうか、一人で思案しておりました。変なベルボーイでしたわ。 / Ma ( 2001-03-20 21:00 )
普通、従業員なら、「ハウスキーピング」とか「ベル」って言いますよね。個人名出されたら、誰だって引いちゃうわ〜。 / カエル ( 2001-03-20 17:04 )
JAIさま、私、日本国内のホテルでも、一人で泊まるのは怖いと感じます。ましてや、初めての海外、いくら高級ホテルでもやっぱり不安でした。マスターキーを持ったメイドがタオル交換に入ってきた時も、悲鳴をあげそうでした。 / Ma ( 2001-03-19 21:55 )
お気持ちわかりますわ〜。夜にいきなりオトコに訪ねてこられたら、ドア開ける勇気私もないと思います。 / JAI@もっとも海外で1人で泊まったことはない ( 2001-03-19 20:38 )

2001-03-19 オジサン欧米ツアー添乗員日記 (1)

社会人になって丸1年が過ぎた頃、私はとある会社の○×営業部という所にいた。ある日、私に初の海外出張命令が出た。2週間でイギリス、スイス、アメリカ3カ国の豪華版。

それは、お得意様を集めた謝恩海外旅行で、名目上のツアー目的は「視察旅行」。我々が力を入れていた商品ゆかりの地を視察、ということであったが、実際にはそれは目的の半分、いや三分の一以下。豪華ホテルに泊まり、おいしい食事をし、名所巡りとお買い物をお楽しみください、という旅程だった。団体割引とはいえ一名様70万円、総勢10名強を丸抱えという大変なムダ遣いだ。その後、この会社が存続できなくなったのもうなずける。

参加者は各社から1名様ずつで、40代から50代のオジサン。ほとんどが海外旅行は初めてで、勤続ウン10年のごほうびに海外に行かせてもらえた人たち。私の会社からの出席者は、すだれ頭のトラベル部長、鬼の営業課長、そして私の3名。私達はトラベル部長以外は英語がほとんどしゃべれず、現地の拠点の人間に通訳を依頼した。私の役割は視察書記とオジサンたちの話し相手。

さて、6月になったばかりの朝、一行は日本の航空会社の飛行機のビジネスクラスで成田を飛び立った。和食に日本語OKの日本の航空会社で、海外旅行は初めてのおじさんたちもリラックスされて、早くも酔いつぶれ続出。私はビジネスクラスは初めてで、23歳の私ごとき小娘に、美人のスチュワーデスさんが「お飲み物は?」などと声をかけてこられるのに恐縮していた。

一行はコペンハーゲンで降り、スカンジナビア航空機に乗り換えた。だが、目的地のロンドンのガトウィック空港の管制塔がストでマヒしており、我々はコペンハーゲン空港で何時間も足止めをくらってしまった。窓の外は大雨。

案の定、おじさんたちの文句が始まった。ひょえ〜の私。クレーム百戦錬磨のトラベル部長は「申し訳ございません」ペコペコ連発作戦で、お客様をなだめる。私も、某大手銀行の△△支店長さんに頼まれて、一緒に写真にうつってあげるなどのサービスを展開。美人でもない私だったが、オジサンたちにとっては、他に若いネエちゃんもおらず、次善の策として私でガマンするしかなかった。

スカンジナビア航空機では、胃に穴があきそうな濃いコーヒーが出てきた。私が、文章になっていない英語で「トゥー・ストロング!(濃すぎます)」と訴えたら、スチュワーデスのおばちゃんに「うちの国では、これくらい濃くしとかないと目が覚めないの!」と切り返された。反論するだけの英会話能力のない自分が恨めしかった。

そしてロンドンに到着。空港からスーツケースだけ、宿泊予定のホテルに勝手に届けてもらえる、という素晴らしいアレンジ。我々は疲れていたが、「視察」日程のため、貸し切りバスでロンドンのビジネス街に向かった。

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最近の歌もいろいろ考えたんですが、ここまで単純なノリのって、なかなかないのよね。 / Ma ( 2001-03-19 18:33 )
ありがとう。。。 / 若いものは知りまい ( 2001-03-19 17:21 )
トシちゃんの「♪ハっとして〜、グッときて〜、パッとめざめる恋だから〜、グッときた〜、瞬間の〜、き〜み〜は天使さ〜♪」にしとこうかな。(向こうが聞いたら怒るよきっと) / Ma ( 2001-03-19 16:37 )
今度のうたは何かしら〜? / アナイス ( 2001-03-19 16:10 )
今日の本当の日記。さっき入り口ですれ違った好青年に礼儀正しくニッコリ挨拶された。おばさん、いとうれし。 / Ma ( 2001-03-19 16:09 )
カエル様、このような大名旅行は、その後の経営難で当然ながら廃止になりました。 / Ma ( 2001-03-19 15:40 )
いいな〜!私の海外出張は、エコノミーだった>経費削減・・。次回の日記楽しみにしてます〜! / カエル ( 2001-03-19 15:33 )
JAI様、接客の仕事は実は苦手だった私で、愛きょうも不足がちでしたが、この時だけは一生一度のアイドル状態でした。 / Ma@遠い目 ( 2001-03-19 13:32 )
すごいゴーカ♪私も一時、おぢさんがたくさんいる職場にいたころは、可愛くもないのに可愛がられました。若いってそれだけでいいんですよね、おぢさんは。 / JAI@遠い過去になったかも(笑)。 ( 2001-03-19 10:48 )

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