パパと本人の強い希望により、3歳をひと月半前にして、次女がピアノを習い始めました。
今週は早速「かえるのうた」の右手を2小節弾けるようになって帰ってきました。
音符がまだ読めない幼児はまず、真っ白な音符に色を塗ってその音を覚えます。
その塗ってきた色音符の上手な事!
一緒に体験レッスンを受けたお友達のママに「さすが2番目はなんでも上手にこなすのね〜。」と言ったら。
「それはケイちゃんの個性でしょ。ウチのは筆圧はあったけど、ぜんぜんはみ出してたもん。」。
そんなもんかなぁ〜。と思っていた矢先の出来事でした。
昨日。
長女を幼稚園に迎えに行こうと思ったら次女がうたた寝をしていたので。
5分で戻ってこられるから、いいや。
と置いて行ってしまったのです。
ところが。
教室から出てきた長女は私の顔をみるなり涙をぽろり。
「あたまがいたい。」「あしもいたくなってきた。」と訴えます。
その様子があまりにもいつもと違うのでそのまま小児科に直行。
受付の人に声をかけて、長女を待たせて、自宅にいったんもどると。
中から怒鳴り声が・・・。
急いで玄関の鍵を差し込むと。するりと鍵がまわる。あれ?かかってない?
まさか。
強盗?
真っ青になって。
「ケイちゃーん?」と声をかけると。
寝室から怒鳴りながらケイがでてきました。
「ママが呼んでも来ないからパンツのなかにおしっこ出ちゃったじゃない!」。
オムツがはずれてから2ヶ月しかたってないんだからそんなに怒ることじゃないんだけど。そのことで2歳児のプライドはいたく傷ついたようでさんざんハハは叱られました。
とりあえず、謝りながらパンツを履き替えさせてアイの待つ病院へ。
行く道すがら、冷静になったケイにそれまでの様子を聞くと。
「ママがいないからひとりで2かいまでみにいったのよ。」
「2階には子供だけで上がっちゃいけない約束でしょ。」
そのためのベビーゲートもあるんだけど。もう、あなたには何の役にもたってなかったのね。
「それから。どこをさがしてもママがみつからなかったので、おむかえにいこうとおもったの。」
「玄関の鍵を開けたの?」
「うん。こうやってあけたのに、でられなかったの。」
「子供は玄関の鍵は触っちゃいけない約束よね?」
「だって、アイちゃんだってやってるじゃない。」
「あれは、ママに頼まれたときだけでしょ。勝手にあけちゃだめなの。」
やっぱり開錠したのはケイでした。
うちの玄関のドアが重くて、本当に、よかった。
ひとりでハハを探して道をあるく2歳児。洒落になりません。
それに、もし、重いドアに手や首を挟まれたと考えたら。
こわくて背筋が凍りました。
私にとってはたった15分の留守だったのだけど。
その間に、いろんな出来ごとが起こっていました。
長女アイは、親の決めたルールを頑なまでに守るタイプでした。
彼女なら。多分。大好きなぬいぐるみを抱きしめて。
お布団かぶって。
ままはすぐに帰ってくる。そう信じて。
私の帰りを待っていたはず。
だから。油断してました。
まさか一人で探しに出ようとするなんて!
上の子と下の子は違う。ひとりひとり。違う。
次女ケイは。ルールはルールとして理解しながらも。そのあと、自分の判断で行動するタイプでした。
今回のことは神様がくれた、私たちへの苦いお薬。
油断大敵。肝に銘じましょう。
※色塗り対決。ピアノ習い始めの、3歳半vs2歳10ヶ月。どっちがどっち? |