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おけいのテアトルな日々

人は役者、人生は劇場にちなんで、ページのタイトル名を
かえました。ときどき、芝居の感想も書きますね。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-10-16 イッセー尾形スペシャルin広島
2004-09-12 結婚相手に望むこと
2004-09-11 チケット代と舞台の出来との関係について
2004-09-04 週末は学生気分!?
2004-09-01 オマケにつられてものを買うのはもうやめよう
2004-08-22 「バイバイわたしのおうち」(劇団うりんこ)
2004-08-11 まわりはみんな「お客さん」!
2004-08-02 白石加代子『百物語』
2004-07-21 愛は好奇心・・?
2004-07-16 どうしたら、好き嫌いをこえ、自分は他者と通じ合うことができるのだろうか?


2004-10-16 イッセー尾形スペシャルin広島

20列目ってつまり最後尾列から2番目ね。う〜ん、イッセーさんが遠〜い。
今回は1ステージのみ。未完成のネタありとのこと。

一つ目は、
パリツアー旅行で知り合ったツアー客同士の未練の恋のいざこざ。
第二の故郷といいながら、パリは初めてという気障でおせっかいな男のはなし。

2つ目は、
元高校野球の審判をしていたという大阪弁のタクシー運転手のはなし。
未練男の恋の顛末ってのが一話目の趣向とおんなじで。
大阪弁すごくうまいんだけど、やっぱ技巧的なのが鼻につくね。

三つ目が美術館のおばちゃん。

四つ目が多分、あの「大家族大晦日編」ってのかな。
一人芝居であんなにたくさん子どもが、しかも受けの芝居だけでこどもひとりひとりを描き分け、
その上このおとっつあんの人柄・・・、結構いい加減でずるいところもあるのに
ああ親の愛情ってこんな感じ、幸せってこんな感じってのが伝わって。
まどかちゃんにしてあげる昔話の「かぐや姫」が抱腹絶倒でしかもホロリ。
前回見たのは、花火編かな・・?

五つ目が、なんとビオラを抱えた女性奏者。(いわくありげなおばさんの!)
開演前の園児たちに、ビオラの演奏の一節を効果音になんとめちゃくちゃな牛若丸のお話をしちゃう。不穏な京の町の雰囲気、男女の痴態、弁慶の登場・・、みんなビオラでやっちゃう。鶯のヘタウマもいい。
ミッション系の幼稚園での卒業祝いの室内楽コンサートって設定。
いっとき役者が舞台で生演奏を披露するのが流行ったけれど、これは一ひねり。
でも意外とかなりの名手じゃないと洒落にならないよね。
子どもをかまっていてつい本音が出ちゃったり、本気になっちゃったり。
大人と子どもの距離感が絶妙よ。

上演は休憩なしで2時間10分。

先頭 表紙

秋さま:パソコンぶっ壊れると、やっぱ最後に頼れるのは自分の記憶だなあと思います。小学校のころ、頭の中に入れたものは誰も盗んでいきません、だからしっかり勉強しましょうって言った先生がいましたっけ。 / おけい@ま、アップデートに失敗してのよ。 ( 2004-10-22 20:03 )
パソコンは、逝く前に新しいのにしましょう。←と、最近新品購入したヤツの余裕〜♪ / ( 2004-10-18 01:09 )
パソコンがバックレちゃって、保存しておいた中身が全部ぱあ。(泣く)結局ここに記録しておくのが一番というわけで、再開です。 / おけい ( 2004-10-17 22:52 )

2004-09-12 結婚相手に望むこと

土曜日の朝は日経新聞を買いにコンビニへ。
別刷りの「NIKKEIプラス1」がお目当て。

今週のトップ記事は「30代女性 結婚相手に望むこと」
相手の収入などの経済力より価値観や相性重視の傾向とか。いわゆる3高(高身長・高学歴・高収入)から3低にかわりつつあるそう。
レディーファースト(低姿勢)、安定した職業(低リスク)、相手を束縛しない(低依存)で3低であります。

3高なんぞ始めっから期待してなかったのだけれど、男に3低を求めるのも至難の技。
特に三つめの低依存は、長い目で見ると一番、シンドイかも。
自分のためにあれをしろこれをやれの亭主関白だったら可愛いものだが、どう行動するかかいもく分からない相手のために常にスタンバイ(待機)状態を強いられるのは辛い。
女房は、出かけず・寝込まず・ふて腐れず、常に家に居ろなんて男に当たったら残りの人生ほとんど監禁状態であります。専業主婦がノイローゼにかかる率は大変高いらしい。
夫の(生きて)いる女性の平均余命(生存率)は、いない人と比べて有意で低いという調査結果が発表されたのはごく最近のことであります。

命が惜しかったら結婚しないという選択もありだよね・・?

先頭 表紙

スーパーしえろさま:せりふとか演技とかって感じさせないもん。役者だよなあ。 / おけい ( 2004-10-19 08:24 )
ショーグン:結婚相手に望むこと・・・性格がいい(ユーモア女王さま)、価値観が似ている(博愛精神女王さま)、信頼できる(誠実女王さま)の3女王様じゃあ。そしてエロスも忘れずに。 / おけい ( 2004-10-19 08:22 )
秋さま:えらいよなあ。苦労してんだ、ちゃんと。いまの所業、許す!(エラソウなアタシ) / おけい ( 2004-10-19 08:15 )
あ、ごめん、↑につっこむつもりが・・・ / スーパーしえろ ( 2004-10-17 23:50 )
おお、うらまやしい。一度、なまイッセーを体験したい。 / スーパーしえろ ( 2004-10-17 23:49 )
結婚相手に望むこと・・・容姿(美人ショーグン)、性格がいい(性格ショーグン)、料理がうまい(料理ショーグン)の3ショーグンだ。 / ショーグン ( 2004-09-15 13:01 )
↓ふて腐れす←ふて腐れる のマチガイ / ( 2004-09-13 07:19 )
どきっ!出かける・寝込む・ふて腐れす・常に家に居ない。。。のは私だ!いいのよ、20代はその逆だったんだから(^^; / 秋@開き直り ( 2004-09-13 07:18 )

2004-09-11 チケット代と舞台の出来との関係について

芝居好きとしては、上演作品の感想を書いているサイトをあちこち覗いて廻るのが楽しみ。
某日観劇録さんのページで、チケット代と芝居の関係という面白いコラムを発見。
実に心当たるところが多く、面白かった。(詳しく知りたい人はリンク先を読んでね)

無料〜2000円 観てはいけない。
2000円〜3500円 小劇場系多し、玉石混交
3500円〜5000円 ある程度の評価を得ている。
           中規模以上の劇場で上演するに耐えうる劇団が多い。
5000円〜6500円 この価格帯はあまり多くない。ハズレが最も少ない。
6500円〜8000円 商業演劇レベル。スターが出演しスタッフワークもきちんとしている。
           但し芝居の出来についてはハズレもありチケット代が高い分怒りも大きい。

地方在住者としては、チケット代の数倍の交通費がかかる。だから芝居の選択はつい慎重になる。ハズレが恐くて二の足を踏むことも多い。

住んでいる地元で観られれば一番いいのだが・・。
地元放送局主催の公演は、だいたいが6500円〜8000円あたり。交通費を考えると安いようだけれど、かつて何度もハズレの憂き目に合っている。
その他の公演では2500円〜3500円という価格帯が多い気がする。
この辺を狙うと芝居はまさに博打である。

4000円以上出すと不思議とハズレが少ない。広島公演のある白石加代子の「百物語」やイッセー尾形の「とまらない生活」がこのゾーン。但し、前売りチケットは早めに確保すること。中ホールでもキャパは600名近い。東京だったら大劇場並なのだ。

無料〜2000円は地元アマチュア劇団がほぼこのあたり。ただし某日さんも旗揚げ公演はアタリありと言っている。公演回数を重ねてもこのラインだと没とのこと。う〜ん。確かに!

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2004-09-04 週末は学生気分!?

夏風邪を口実に、一日中ごろごろと。
音楽を聴きながら、好きな「橋本治」と本を読んだり。
意外と好きなの、あの理屈っぽさが。

んで、あんまりお腹もすかないから、
ときどき甘いお菓子なんぞをつまんで、お茶したり。
気分は「気難しがり屋の王侯貴族」ってところね。政務はお休みって訳だ。

実際のところ、週末のんびりしている状況でもない・・。
会社も休みで行っても仕事はないし、
別口の就職先もアルバイト仕事も見つからない。
プチ失業状態での週末のんびり生活です。

金曜日の夜から土曜日が一番、ホッとします。
翌日仕事ってことになるとあんまり無茶はできないし。
寝不足とか体調不良とか、解決できない悩みとか・・、
やっぱり仕事に影響するような気がするし、ミスとかの原因にも。

明日から仕事だって思うと、日曜日は意外に楽しくない。
新学期を前にした夏休み最後の日って感じよ。

先頭 表紙

denkoさま:休日に働くと、いつもよりよけいに疲れるような気がしたものです。その代わり平日にお休みがあるとすごく得した気分でした。 / おけい@首を長くして週末を待っている私 ( 2004-09-12 00:46 )
サザエさんが終わると、明日は仕事だって思い出すとか。(笑)パートの時は、土日どちらか出勤だったから、曜日感覚、休日も平日で、気持ちが休まらなかったですー。 / denko ( 2004-09-08 21:45 )
きんととさま:ありがとう、こ、怖かったよぉ〜。意外と少ないの、広島直撃って。もう子ウサギみたいに震えてました。(子猪ってか?) / おけい@千葉は天変地異が少なかったよね ( 2004-09-08 21:15 )
秋さま:滅私奉公・・・って、今頃そんなライフスタイルはすごいね!確かに薄給でもないと困るしねえ。 / おけい@遊びをせんとや生まれけん ( 2004-09-08 21:10 )
おーい、ヒロシマ、台風の影響強かったようですね・・・おけいちゃんとこはだいじょうぶでしたか? / きんとと ( 2004-09-08 08:16 )
辞めて明日っから来なくていいなら、何でも言いたいこと投げつけてやるんだけどさー。滅私奉公(だほんとにもう!こんな夜中まで)の身はつらいなぁ。薄給でも無いと困るしという弱み。 / 秋@というわけで、疲れたので息抜き〜 ( 2004-09-05 00:25 )
どうせ薄給の身、自分の言いたいことを言いその所為で首になったところで貧乏に変わりは無し。でも意外と言えないものよね。「貧乏は正しい!」の橋本さん。 / おけい@考え直してみますか・・。 ( 2004-09-05 00:14 )

2004-09-01 オマケにつられてものを買うのはもうやめよう

私はおまけに弱い。
おんなじ値段でおまけ付と聞くとつい買ってしまう、悪い癖である。

最近では、エコバック付と聞いて、水戻しのいらないヒジキ缶詰を1箱(12個入)。
付いていたのはショボイ不織布のバック。(ガックリ)
ヒジキがいくら身体によくっても毎日は食べない。
それに食べる度に出る空き缶は地球にはどうよ。

二度目はホワイトボード付き(マグネットも!)というビーフン3個パック。
伝言板にしようと楽しみにしていたのだが、大きさが葉書サイズである。(泣く)
結局ホワイトボードがマグネット代わりだ。

そして本日。専用手提げ袋付と聞いて申し込んだ「ハリーポッター」(上下巻)。
きっと素敵なトートバックだわ、友達に自慢しちゃおうと・・。
楽しみに宅配のカートンを開けてみると、ちゃらちゃらとしたポリ袋。(ゲッ!)
これって2冊の「ハリーポッター」を入れたら破けちゃうんでないかい。
よくよく確かめたら、ポリ素材って書いてあるじゃん。

中身の本さえあれば満足の息子には、散々にあざ笑われてしまうし。
親の面目丸つぶれである。

あーあ、オマケにつられてものを買うのはもうやめよう・・。
この歳にして何故この誘惑に負けちゃうのかねえ。

先頭 表紙

きんととさま:両手で抱えるほどおっきなガラス壜にいっぱい集めておりました。あたし(たち)の子どもの頃は、グリコのオマケも木製やブリキ製だったわよねえ?ねっ!(強引) / おけい ( 2004-09-08 21:05 )
kouさま:応募券付きのハム・ソーセージの袋詰。プレゼント中の文字につられて買って、食べ終わるとついゴミ箱にポイ・・!応募しなくちゃ当たらないって。あーあ。 / おけい@懸賞にも弱いです ( 2004-09-08 21:01 )
ショーグンさま:そんなときの本体は、なぜかあんまり魅力がないの。オマケとしては失格だわ。(泣く) / おけい ( 2004-09-08 20:58 )
小豆さま:サトちゃん・・、ああ、それにあのカエルも捨てがたい。お店の前にあるでっかいのも欲しい・・、どうする気やねん? / おけい ( 2004-09-08 20:56 )
denkoさま:人は幸せになるために商品を購うのであります。オマケで幸せになれるんなら、こんなに安上がりなことはないのであります。(他人は高い買い物だと笑うかもしれんが・・) / おけい ( 2004-09-08 20:53 )
秋さま:あ〜、アタシも欲しいなそのペットボトルのお茶。 / おけい@ゴミじゃないと言い張る私・・ ( 2004-09-08 20:51 )
昔、グリコのおまけを集めたタイプですか? / きんとと ( 2004-09-06 20:50 )
商品に付いているシールを集めて送るタイプの懸賞、あれもお好きですか? 私は大好きでついつい集めてしまいます。けれど毎回あと少しって所で期限切れに・・・^^;。 / kou ( 2004-09-04 12:05 )
おまけを買うつもりで、本体がおまけだと思えばよいのでは!? / ショーグン ( 2004-09-03 11:02 )
はじめまして&つっこみありがとうございま〜すm(__)m  私もおまけに釣られて買っちゃいます。特に薬!佐藤のサトちゃん物はつい・・・ ハリポタの袋、しょぼかったですね。私、その袋で持ち帰りました。ちと恥ずかしかった・・・(汗) / 小豆 ( 2004-09-03 00:27 )
オマケって、その言葉自体で人を一瞬幸せにしてくれる魔法みたいなものですね。誰も見向きもしなかったら、オマケの存在は、世から消えてるでしょうし。(^.^; / denkoお初です! ( 2004-09-02 13:45 )
あらぁ、おけいさまって結構カワユイではないのぉ(笑)。ワタシは可愛くなにので、このオマケ=ゴミの徹底排除型人間です。なのになのに夫と娘はどんなものでもオマケ付きを買ってきます。先日も家にお茶があるのに犬がついてくるからとペットボトルのお茶を犬の色の数だけ買ってきたり(泣)。 / ( 2004-09-02 07:39 )

2004-08-22 「バイバイわたしのおうち」(劇団うりんこ)

いい大人が半ズボンを穿いて登場。
もうまともな感覚を持った子どもならこれで引いてしまう。
歌ったり踊ったりされたらそれこそ「勘弁して欲しいな」の世界が児童演劇だと思う。ところが・・。

ヘンな衣装の着ぐるみのウサギ(川原美奈子)の登場で、観客の子どもたちの野次が飛び、はやし立てるわらい声で観客席は騒然。
「バイバイわたしのおうち」はそんな多難の幕開けで始まる。偉そうに登場したうさぎは、なんと主人公の女の子のぬいぐるみのマスコットなのだ。
両親が離婚して行き先の決められないアンディ(川村ミチル)の境遇を一人二役で演じてみせ、ウサギの癖になかなかの芸達者。
こいつなかなかやるねと客席の子どもたちの気配が変わる。つかみはOKだ。
アンディの心の声を代弁しながら、苦境のアンディを励ましたり慰めたりもする活躍ぶり。
彼女の離婚した両親はそれぞれ再婚して連れ子の兄弟が居る。
うるさいチビちゃんだったり、生意気で意地悪な女の子(川上真紀)だったり、わがまま勝手な年上の兄と姉。一週間ごとに両家を行ったり来たりするアンディは、淋しくっていやな思いばかりするんだ。そりゃあもう切ないくらいに胸が締め付けられちゃう。舞台の上は容赦がない。

可哀想と涙ぐんじゃってる大人たちとは対照的に、幕開けにヤジの応酬だった子どもたちが黙りこくって見入っている。どの子も、こんな辛さを抱えているのか?と愕然とする。

アンディの微妙な立場を棒立ちのキューピー人形で演じる意外性。お風呂や池でうさぎのラディッシュを遊ばせるのが大好きなアンディのために、溺れているのか遊んでいるのか分からないその悪戦苦闘振りに同情しつつ、水遊びと聞いただけでビクッとするラディッシュが何とも愛らしい(!)。
生身の役者が演じるにウサギ(の人形!)がこんなにもリアル。
登場人物を人形で演じて見せる緩急自在はまさに人形劇のつげくわえ(演出)らしい巧みな趣向。
間違っても、子どものために離婚するのはやめようなんて思わないですむラストシーンまで、あっという間の1時間15分である。

劇団うりんこは、児童演劇の世界では知る人ぞ知る名古屋の劇団、
大人の俳優が子どもを演じるがとってもリアル。
その代わりに大人の役があまり巧くないという変な役者集団であります。

先頭 表紙

秋さま:親は子どもの身になるって意外とできないもんね。大人のためにも「児童演劇」必要かも・・? / おけい@実は「うりんこ」の大ファン! ( 2004-09-08 20:49 )
「大きな迷惑」ホントにそうです。いえ、迷惑をかけた私が言うのもなんだけどさ。 / 秋@実感ひとしお ( 2004-09-05 00:18 )
ある状況の中で自分の居場所を失ってしまったときの辛さは、実は大人だってあることなんだけど。子どもの意外なたくましさにほっとするものの、やっぱり親の離婚は子どもたちにとっては「大きな迷惑」なんだろうと思ったのね。そりゃあ、大人の側にも言い分はいろいろあるんだけど・・。運良く別れないですめば、それに越したことはないんであります。 / おけい ( 2004-09-04 22:58 )

2004-08-11 まわりはみんな「お客さん」!

どうして私のこと解ってくれないの?
なんで、私を傷つけることばかり・・・。

そんなふうに落ち込んでいるのはいい加減にやめよう。
まわりの人はみんな、この私のための「観客」なのだ。
どうしたら喜んでくれるか。
何をしたら喜んでもらえるだろう。

お客様は神様だから、なぜ(解ってくれないのか)ではなく、
いかに(喜んでいただこう)であります。

こんな殊勝な考えに至ることができたのも
「どうしてあなたを喜ばせてあげよう」と考えてくれる人に
出逢ったせいかなあ。

ありがとうね、君。

先頭 表紙

kouさま:ここがあたしのツボよって、教えてあげられるといいよねえ。でも、相手に悪気がないと意外と言いにくい・・。 / おけい ( 2004-09-04 23:26 )
しえろさま:あたし自身はさほど変わらないのに、出会った人ごとにその間に生まれる「何か」が微妙に違う。しかも易々と変容してしまう可能性もあるわけで、この緊張感がいいのかも・・。 / おけい ( 2004-09-04 23:24 )
秋さま:うわっ!盗み読まれた気分〜♪ 内緒よ。(うふっ) / おけい ( 2004-09-04 23:21 )
はじめまして。 私の主人もそういうタイプなのですが、一緒に生活をしていると時々疲れます。ちょっと私のツボとズレたところがあるので(苦笑)。 / kou ( 2004-08-21 11:30 )
ああ、己の欲するところに従いて而してその則を越えず・・・だったかしら。自然体でいて、こうゆう心境になるなんて、私、一生ないのかも・・・(涙)世界の中心で愛を叫んじゃうぞっ!!(しかも、自己愛、きっと) / しえろ@はげしく自己中 ( 2004-08-14 20:44 )
うわっ!ラブレターを盗み読みした気分さ〜♪ / 秋 ( 2004-08-12 11:18 )

2004-08-02 白石加代子『百物語』

開演前、観客席の密やかなざわめきが好きである。
甲高い子どもの声や若い娘の嬌声は似合わない、演劇は大人の楽しみなのだ。
ほんの少しだけ早めについて、「お席までご案内します」の場内スタッフに指定席までエスコートしてもらう。物静かな先導はそのまま芝居の世界へと誘ってくれるよう。
ホール空間が劇場へとあざやかに姿を変える瞬間である。

テレビでも映画でもない。ビデオやCDでもダメである。
ほわっと温かく、底抜けに陽気に、時にヒヤリと凍りつくような、そんな生の白石加代子が観たくて、劇場まで足を運ぶ。

今回の広島公演は3年ぶりになる。その第二十一夜:
内田百間「桃太郎」 太宰治「カチカチ山」 
休憩20分をはさんで
曽野綾子「長い暗い冬」 宮沢賢治「月夜のでんしんばしら」

十七歳の処女の残酷さに見立てたうさぎと「惚れたが悪いか」の中年男のタヌキ。
タヌキを演じている浴衣姿の立ち居振る舞いの見事さに思わず舌を巻く。
中年男に見立てたタヌキを浴衣美人が演じて見せるのだからスゴイ。
太宰の意図とは別に(!)、中年男のいぎたなさが実によく出ていた。十七歳ならずともあんな中年男は殺されちゃって仕方がないような気がする。女はいくつになっても怖いね。

「長い暗い冬」は、白石加代子が読み進んでいくにつれて、男の住んでいるところが遠い異国の北国であることや郊外にある住まい、家政婦と息子の3人住まいのこと、逃げだすように会いに行った日本からの友人、その精神科医との話の中で明らかにされる衝撃的な事実・・・。男の気鬱のわけが次第に明らかになる。だが芝居は意外な展開を見せる。
ほんの少しの仕草と父親である男の話かけでしか描かれない7歳の息子の様子が、ラストシーンで凍りつくような衝撃となる。
大人は、たとえ我が子に対してであろうと、これほど脳天気に残酷になれるものなのだ。

まるで濃霧が晴れるように明らかになっていく男の身辺事情。それが次第次第に明らかになっていく時間、観客はこんなにも長く舞台に引き付けられてしまうのだ。
勿論、役者の技量と、戯曲として書かれたわけではない曽野綾子の原作の魅力に負うところも多い。舞台は、まるで謎解きのようにテンポよく明らかにされる男のまるで自分のことにしか関心のないような独白をたっぷりと描き、この異様に物静かな少年をあっさりと演じる。この心憎いばかりの演劇の緩急が、信じられないようなリアリティで観客席のひとりひとりを貫いていく。芝居の続きは観客の想像力の中で動き出すのだ。

芝居は、やっぱり劇場に足を運んでくれなきゃダメよ。

先頭 表紙

↓あっ、私じゃなくって、むこうがね。役者だって生きもんだから、不死身じゃないもの。 / おけい ( 2004-09-04 23:28 )
しえろさま:こんなふうにいい芝居ってのは、何十年たっても忘れないもんなのね。スケベが一幅の絵になるような名人芸!観たかったなあ、あたしも。生きてるうちにもう一回みたいな生の舞台の小沢昭一。 / おけい ( 2004-09-04 23:18 )
そううつさま:芝居は癖になります。癖になるようないい芝居を探し続けた自分も偉い!でも創っているほうの人間もたいしたもんだと最近は思います。 / おけい ( 2004-09-04 23:14 )
あるまじろさま:作品の良さとか、芝居としての着想とか、役者の集中力とか・・・。でも、勝負はどれだけ観客(目の前の人間の今)をつかんでいるかだろうな。創り手は自分の心の中から探してくるのに・・。両者が一致する幸運は僅かだけど。それに賭けるわけよ。 / おけい ( 2004-09-04 23:10 )
かちかち山はもう30年も前、小沢昭一のひとり語りを見たわ。絶品だった。白石加根子もそそられる。 / しえろ ( 2004-08-14 20:46 )
つっこみありがとうございます。日記復活されたんですね。/ほんと、作り側としても、とにかく足を運んでいただきたいです。お金なんか二の次でいいから。(お金もほしいけど‥‥) / そううつ ( 2004-08-04 01:44 )
役者は足を運んでくれるだけのものをやらなくては!! / あるまじろ ( 2004-08-03 22:12 )

2004-07-21 愛は好奇心・・?

別々に生まれて、別々の生活をしていれば
お互いに、自分にとっての一番の関心事が違うってこともあるよね。

だから聞きたいな、あなたがいま一番関心のあること。
そして、聞いて欲しいな、私が今一番関心のあること。

わたしと「違う」あなたのこと、知りたい。

先頭 表紙

ていうか、人のスケジュール勝手に読むなよな。新幹線で名古屋の次は東京だけど、あたしゃ、どうやって広島まで帰り着こうかとそればっかり。でも、帰りの新幹線はあっという間。なんだか胸がいっぱいでね。いい芝居は、やっぱいいわあ・・。 / おけい@東京は、またの機会に ( 2004-09-04 23:04 )
てゆうか、日程見てさ、名古屋から東京に来るものだとばっかり・・・きんととちゃんとこには、行ったわ。んで、呑んだもん♪ / しえろ ( 2004-09-04 20:52 )
しえろさま:襲撃計画with呑み会ならば、いつでもオッケーだぞ! / おけい@名古屋は来なかったの? ( 2004-09-01 23:48 )
喜ぶなんてもんじゃないわ。おけい姐さまに似てるなんて、恐れ多くてつっこめなかったんだから。(あ、年は私のが上だけどね)ちなみに、↓の襲撃計画ってもしかして、私も加担できる?(名古屋に行こうかと一瞬思案した私) / しえろ@某掲示板経由 ( 2004-08-12 01:29 )
そこつもんさま:コラ、コラ! ドキリとすることを言って、大人をからかうもんじゃありません。 / おけい@公演襲撃計画作案中。 ( 2004-08-11 23:12 )
秋さま:似てるって言われて彼女、喜ぶかなあ。えっ、アタシ?そりゃ・・、モチロン光栄ですわよぉ。 / おけい ( 2004-08-11 23:10 )
エーと・・何からはなしたらよいのか・・もじもじ・・・・。え?・・・あたしじゃない・・・・? / そこつもん@どっかの日記でも一緒キャラ ( 2004-07-22 20:11 )
なんか、しえろさんの日記?と思ってしまった。。。お二人、書くこと同じだわ。 / ( 2004-07-22 05:34 )

2004-07-16 どうしたら、好き嫌いをこえ、自分は他者と通じ合うことができるのだろうか?

愛読しているHPほぼ日刊イトイ新聞「おとなの小論文教室」の中の一文である。

なぜか、あまり好きじゃない芝居の感想原稿を無事に書き上げたあとに
感じる妙な感動と充実感。これが不思議でしょうがなかった。

つまりこのことだったのだ。
「好き」「嫌い」を言い募っているあいだは、まだ子どもだったんだと。

好きになれない相手、もしくは対象と出会ったときに
なんとかその相手と切り結ぶなかで、新しい自分が生まれるような気がする。

いまだに私は、好き嫌いで物事を判断する癖が直らない。
「好き」となると、欲しい、観たい、行きたい、である。
嫌い、苦手なものは、あたしってそういう人なのと、澄ましている。
その点では、明らかに未熟である。

間違っても、こんなことで「感性が豊か」「個性的」だ
なんてことにはならない。だって本当の自分がちっとも見えてこないんだから。

先頭 表紙

くぎさま:それはね、まだ充分に余裕のある状態。人生の荒波は怖いぞ〜。って、若い人を脅かしてどうする?でも、そのうち荒波も快感になりますわよ。 / おけい ( 2004-08-11 23:07 )
しえろさま:ときどき急に立ち止まって突然に真剣に考えたりする。やっぱり、似合わないかなあ・・・、アタシ。 / おけい ( 2004-08-11 23:05 )
秋さま:そう、言い切れちゃう。ある意味、それはすっごく逞しいってことじゃん。 / おけい ( 2004-08-11 23:03 )
世の中、嫌いモノが多いと損してる気がする。世の中、楽しんだモンの勝ちだと思うし、好きなモノが多い人生の方が楽しい気がする。だから対象の長所をみつける努力は大切だと思います^^なんか違うかな^^; / くぎ ( 2004-07-19 23:34 )
考え中。 / しえろ ( 2004-07-19 21:02 )
あたし、まだまだ子供だわ〜(爆) / ( 2004-07-19 07:35 )

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