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おけいのテアトルな日々

人は役者、人生は劇場にちなんで、ページのタイトル名を
かえました。ときどき、芝居の感想も書きますね。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-03-02 マキノノゾミ戯曲講座
2003-02-22 オペラシアターこんにゃく座公演・オペラ『MAGAIMONまげもん』
2003-02-20 唐揚げ大好き!
2003-02-19 演劇鑑賞は敷居が高いといわれます・・・。
2003-02-16 初めてのビーケーワン(bk1)体験
2002-09-24 「オルフェウス」(デフ・パペットシアター・ひとみ公演)
2002-09-22 秋の体育祭  〜かけもち観戦の巻〜
2002-09-22 秋の体育祭  〜高校運動会初体験の巻〜
2002-09-15 《新・広島名物》これが噂の、広島つけ麺
2002-09-12 まもなく開場でございます。もうしばらくお待ちください。


2003-03-02 マキノノゾミ戯曲講座

文化財団主催の戯曲講座を受けてきました。
地元のアマチュア演劇をしている若い人や役者ののタマゴさんたちと一緒。

おととしは講師がガジラの鐘下辰男と超人気演出家の宮田慶子。
鐘下さんは、岸田國士の「紙風船」をテキストに。
劇作家は犯人で、その謎を解く演出家は探偵という喩えが分かりやすかった。
新婚夫婦の一日を描いたこの小作品を恋人同士の二人が初めて夫婦となる(覚悟を決めた)日なのだというとらえ方に、戯曲って面白いもんだなと思った。
それまでは、『ハムレット』と『かもめ』くらいしか読んでいなかったけど、
以後、雑誌掲載の新作も含めてわりと戯曲を読むことが苦にならなくなった私。

宮田さんのテキストは、『かもめ』。戯曲の重層的な構造を分析。
劇中、登場人物は自己紹介などしない。別の人物のセリフからその人間を鮮やかに浮かび上がらせてみせる。それをいかに自然にやってのけるか。チェーホフ以前とチェーホフ以後では、戯曲は明らかに違ってきているのです。

その『かもめ』をテキストにしたかったとマキノさんはしきりに残念がっていた。
で、自身が大好きだという宮本研の『美しきものの伝説』。それこそ伝説化するほどに有名な戯曲だが入手ははなはだ困難。配られたのは、某劇団の上演台本のコピー。
受講生のアマチュア劇団の役者さん達により、ちょっとしたリーディングシアター。
自分の戯曲の良し悪しの基準は「純情」だそう。どんな俗っぽい人間でも、その何かに対して「純情」であることが、こころ惹かれるのだと。巨人の松井の話を引き合いに。
確かに松井から野球を取ったらきっとすごくツマンナイ男だろうなと思うし。
何故、芝居かという問いには、三谷幸喜の「素晴らしい演劇は、素晴らしい映画よりも素晴らしい、ツマラナイ演劇は、ツマラナイ映画よりもツマラナイ。」という言葉を引用。ほんとにそうね。でも、「ツマラナイ芝居を観たあとは、酒がうまい」とも。
確かに最前観たばかりの芝居、ほろ酔い機嫌で遠慮会釈なくこき下ろすのは痛快。
中途半端にいい芝居よりか、ずっと。たとえば、某劇団、某カンパニー・・・。(内緒)

人間は心に思っている本当のことをなかなか言わない。
セリフの裏を読み、さり気ないト書きの仕草から本音を探る。戯曲の面白さって、ちょっと分かりにくいけど、実は推理小説なんかよりずっと面白いのだ。

でも、たまたま見つけてこの「美しきものの伝説」を読んでも、戯曲の面白さは分からなかったろうな。やっぱり好きでスゴクこだわりのあるマキノノゾミの解説で読むからいいのね。つらくても心のおもむくままに、果敢に人生を生きようとした姿勢に、感動しちゃう。戯曲がつくられて上演されたのは1960年代だから、昭和40年前後。
もう歴史のひとコマなんですね。わたしもう生まれてたんだよ。嗚呼。

先頭 表紙

さにゃえもんさま:あなただったら、戯曲の新しい魅力を発見できそうね。聞いてみたいな、チェーホフのさにゃえもん流解釈。あなたのようなニーナだったら絶対トレープレフは死ななかったろうな。男と女がぐずぐずとじれったいのはお嫌い? / おけい@きっと似合うわ、白いドレス ( 2003-03-20 10:54 )
あるまじろさま:初演時は、須磨子役と伊藤野枝役は同じ役者が演じたらしい。戯曲もよく読むとそうなっている。面白かったろうね。全然別のタイプの女だもん。 / おけい@新宿での初演公演も伝説らしいのね ( 2003-03-20 10:42 )
くすのきさま:映画にしとけばよかったなあ、指定席で見られたジャンと嘆きつつ、芝居に通う私。 / おけい@美味いもの食ったほうが・・とも ( 2003-03-20 10:39 )
スーパーしえろさま:チェーホフの戯曲の翻案が多いのはやっぱり登場人物の名前が覚えにくいせいらしいです。手元の人物相関図を握り締めて・・・、みんな苦労したのよね、きっと。 / おけい@マキノさんのチェーホフ好きは有名 ( 2003-03-20 10:36 )
戯曲を何度か読んだ事があるけど、その度に『演劇のイロハが解っていれば数倍楽しいんだろうなあ』って思うの。 ここで突っ込みしてる皆さんは素晴しい世界の入り口を通り抜けた感じで羨ましいっす。 / さにゃえもん ( 2003-03-11 23:43 )
「美しきものの伝説」、この前の公演自体はツマラナカッタです。脚本は面白そうですけど。マキノ氏は僕、大ファンなんです。MOP結構観てました。 / あるまじろ ( 2003-03-11 11:26 )
おけいさま:僕も三谷幸喜のこの言葉、すごく共感して読んだ覚えがあります。 / くすのき燕 ( 2003-03-10 21:10 )
戯曲は昔は好きでよく読んでいたんだけど、このところさっぱり。チーホフとか、ロシアの本、名前がわけわかんなくなるのよ。あ、でも、そゆ講座受けてみたい、おもしろそう。 / スーパーしえろ@未ログインごめん ( 2003-03-10 17:05 )

2003-02-22 オペラシアターこんにゃく座公演・オペラ『MAGAIMONまげもん』

好きな芝居しか観にいかないはずの私ですが、今回は知り合いのたってのお勧めで
チケットを購入。やむなく出かけたわけです。
観てみてはじめて芝居が面白いことがわかったけれど、こんなことが無ければ
多分、行かなかった芝居に違いない。

−−−何故、人は芝居を観にいかないのか?    
その答えが実は私のこの時の行動の中にあるのではと気が付きました。
こんにゃく座の芝居は3回目。
最初は、『オペラ「セロ弾きのゴーシュ」』。やはり誘われて行った。宮沢賢治関係の芝居は何作か観ているけれど、いづれもどうもしっくり来ない。やっぱりニガテ。
次は『ロはロボットのロ』。あんまり気がすすまなかったけれど・・・、
案の定、公演中爆睡だった。
で、今回。あんな事情でもない限り、行かないよなあ、やっぱり。

ところが、今回のはなかなか面白かったのであります。芝居は観てみないと判らない。
人間の娘に恋したタヌキが、この女の子のあだ討ちを助けるってお話。
芝居全体が旅回りの一座の興行という趣向もしゃれている。
熱狂的なファン組織があるらしくって、
ここ広島でも年に1〜2回はこんにゃく座の芝居が観られるのであります。
約800名のホールで7・8分の入りでした。
台本と演出が鄭 義信。映画「月はどっちに出ている」の脚本で、キネマ旬報脚本賞を受賞なさった方なので知ってる人も多い筈。
劇団黒テントを経て、劇団新宿梁山泊の座付き作家として活躍。
劇作家業界(!)の芥川賞といわれる岸田國士戯曲賞も受賞してます。
芝居好きなら垂涎ものの華々しい経歴。でも、こういうことはあんまり宣伝しないみたい。
題名から、こんにゃく座の時代物くらいとしか思わなかったんだけれど
きちんと読めば、マガイモンって、擬い物のこと。
人間に化けた狸の活躍の話ですからな〜るほどネって感じ。

ほかにもいろいろ、宣伝文句はできそうなもんだけれど
何しろ熱狂的なファンだから、もうひたすら「こんにゃく座の〜」の一点張り。
観に行こうってお客さんに、もう少し親切にできないものかなあ。
これって、広報・制作担当者に対する文句ってことね。

劇中、憎しみの連鎖ってセリフがあって、緊迫する国際情勢に思いを馳せて胸が痛んだり。
いい芝居だったのよォ。

先頭 表紙

きんととさま:転校はしません。ついでにクラス替えもありません。今後ともよろしく。 / おけい@君にあげよう、皆勤賞。 ( 2003-03-12 08:57 )
和代ちゃま:一周年祝ってくれたの、ありがとね。頑張りマース。三日坊主の私が2周年突入だもんね。 / おけい@ひまじん日記さまにも感謝 ( 2003-03-12 08:55 )
くすのきさま:いい舞台は、制作(プロデューサー)のまごころが伝わってくる気がします、何となく。『Buddy!-あ・い・ぼ・う-』よかったもん。 / おけい@カンクローのお兄さんへ ( 2003-03-12 08:53 )
お湯くん:世間で評判の芝居よりも、私の中の名舞台を探し求めて、今日も観客席の薄闇の中、ワクワクして待っています。 / おけい@劇場で逢いたいな君と ( 2003-03-12 08:46 )
同級生のおけいちゃん、登校(投稿?)拒否の日もあったけど、これからも仲良くやりましょ!転校しないでね!!! / きんとと ( 2003-03-03 09:33 )
おけいさん、ひまじん日記、今日で1周年だよね。帰ってきてくれていて、本当にうれしい。これからもよろしくね〜♪ / 和代 ( 2003-03-01 20:34 )
親切にしたいと思ってると思いますよ。親切にできる金がないんですよ。 / くすのき燕 ( 2003-02-23 20:52 )
お久しぶりです!芝居が面白いというより、面白い芝居を見たいものです。好みによりけりですが当たり外れってありますよね。 / お湯 ( 2003-02-23 01:16 )

2003-02-20 唐揚げ大好き!

毎日の弁当作りは、ただでさえ料理のレパートリーの少ない私には
頭を痛めることの一つ。

いちおう4品はと心がけている。
息子たちは、私のゆで卵(料理か?という声はさておき)が大好物。
おかげで残りの3品を考えるだけでよいのは助かる。
いよいよメニューに窮すると、「何が食べたい?」って聞いてみるのだが
答えはいつも、「から揚げ」。
昨日入れたじゃんって言っても、「から揚げ」。

あんたら、鶏に恨まれるわよ〜。
さすがのあたしでも、毎日、朝からから揚げを揚げるのは
ちょっとなあ。

結局、振り出しに戻っちゃうのであります。

先頭 表紙

あるまじろさま:楽屋差し入れは、から揚げに決まりね。その前に芝居観にいかなきゃ。 / おけい ( 2003-03-10 13:26 )
しえろさま:チンするやつはねえ、結構割高ジャン。頭の痛いところよね、楽でいいんだが。 / おけい@チンでもうまいもの発見! ( 2003-03-10 13:25 )
mishikaさま:ホント、定番とか十八番って、つまりは言い訳なんかねえ。 / おけい@ようこそ! ( 2003-03-10 13:23 )
僕も唐揚げ大好き。ついつい毎日たべちゃう。誰か止めてぇ〜。 / あるまじろ ( 2003-03-01 10:51 )
うちの息子君も大好きよ、から揚げ。でも、私は揚げないの、チンってするだけ。 / スーパーしえろ@無精物 ( 2003-02-22 21:41 )
うちも鶏から上げしかないな。定番といういいわけもあるけど。 / mishika ( 2003-02-21 11:30 )

2003-02-19 演劇鑑賞は敷居が高いといわれます・・・。

物を買う時、お客は品物を選ぶことができる。
そして、売るほうもお客を選んでいる。

芝居の観客はどうだろうか。現状では東京に住んでいる人以外は
選ぶも何も、そもそも演劇を目にすることさえ極端に少ない。
供給が少なければ人はとびつきそうなものだが、そんなことは起こりません。

実は敷居の高さは、後者の制作者側が観客を選んでいるからではないか・・。
観劇料金はやはり異常なくらい高いこと。
結局、チケットを買ってみるまでは(購入するまでは)中身がわからないこと。
それをなんとかクリアして、ドキドキ半分、不安半分で客席の人になる。
ところが、
観客席に座っただけでは、決してその芝居の観客にはなれないのです。
・ ・・わかんないよォ、やっぱ芝居は自分には無理だな・・・、もうやめとこう。
(理解しようとして観に来たわけじゃないのに・・・、感動、感激もなく!)
そんな「選ばれなかった観客」の怨嗟の声が聞こえてきます。

もう少し、観客に優しくなれないものかねえ。

先頭 表紙

あるまじろさま:う〜ん、もう少し戴いてもいいんじゃないかな。シアターガイド最新号の街頭アンケートによると、観客による適正価格のイメージは4千円弱。アマチュアだったら私は1500円かな・・・。当日1800円とかね。 / おけい@プロ劇団もアマチュア出身よ ( 2003-03-10 13:20 )
同感です。僕は500円以上はとらずに気軽に観ることができる芝居を作りたいです。 / あるまじろ ( 2003-03-01 10:52 )
和代さま:「感性のない自分」だなんて責めちゃダメよ。つくり手側にも大いに問題ありなんだから。観客席から「気」を送りましょうね、二人して。 / おけい@地方公演、頑張ってして欲しいね ( 2003-02-22 23:25 )
スーパーしえろさま:あえてどこの劇団の芝居とは書かなかったつもりなんだけれど、分かる人にはピーンと来ちゃうのね。脱帽! / おけい@奥村さん老女役、新宿が最後だって ( 2003-02-22 23:21 )
地方に住む・・・なら、地方にやって来てくれるモノを見ようと思います。今度「マウストラップ」をみてきます。「選ばれなかった観客」体験、けっこうあります(^^;;;。 感動、感激できる「感性」のない自分を知りたくなくて観劇から遠のいていくのかも?←アタシ / 和代 ( 2003-02-20 07:12 )
優しくないかも。。。「少女と老女・・・」は好きだったのだが。 / スーパーしえろ ( 2003-02-19 22:36 )

2003-02-16 初めてのビーケーワン(bk1)体験

やっぱり読みたかった本とは、書店の本棚で運命的に出会いたい。
そんなこだわりがあった私だけど、最近はどこも新刊本か文庫と新書ばかり。
私の読みたい演劇関係の書籍なんぞはついぞ見つからないことが多い。
本の情報がたくさんあってしょっちゅう見にいっていたbk1のホームページに
登録を済ましてさっそく注文。
家まで配達してくれるのはいいけど、配達料やら手数料がかかるのはなあ、と
思って敬遠していたのですが、なんと1500円以上のまとめ買いで手数料は無料。
届く時まで本代用意して待っているのは面倒くさかった私ですが、
コンビニ払いをすればこれも心配なし。ポストにコトンと入っていました。
注文してからわずか1週間! 感激だったねえ。あとはセブンイレブンに支払いだけ。

いま、別のネット書店で頼んだ「劇団四季と浅利慶太」(文春新書)を読んでます。
じつは私、劇団四季と浅利慶太が大嫌い!だった。
何となく演劇で金儲けをすることは、嫌らしいイメージがあったのね。当時は。
『オペラ座の怪人』は辛うじて観ているけれど、私の四季体験は二十年近く前のもの。
いわく、『エレファントマン』『桜の園』『カッコーの巣をこえて』『ヴェニスの商人』
『汚れた手』…など等、ストレートプレイばかり。
大のミュージカル嫌いだったし、当時の四季はまだ台詞中心の芝居が多かった。
本を読み始めてみると、知らなかったことばかり。
日比谷の日生劇場で観ていた頃の四季の公演ステージは今の約四分の一ほど。
この20年の間に劇的に成長変化してきていたのです。
いやあ、若かりし頃「どうしてもあなたにはついていけないわ」ってたんか切って
別れた恋人に再会したような心境です。
芝居で食っていく夢を確実に実現していった男のサクセスストーリーであります。
読み終わったら、今度はちゃんと四季の芝居観にいってみようかなと。

先頭 表紙

きんととさま:諦めたらダメだなあって、なんだかそんなことつくづく考えちゃいました。 / おけい@会った時にお貸ししますです ( 2003-02-21 11:07 )
あるまじろさま:芝居じゃ食えない現実。・・・どこが文化国家なんだ、ニッポン!と言いたい。 / おけい@かんばるんよぉ。 ( 2003-02-21 11:04 )
和代さま:ああ、いっぺんでいいから、男の人に言われてみたいもんだ、このセリフ。 / おけい@女々しいセリフは男に似合う? ( 2003-02-21 11:02 )
スーパーしえろさま:帰って来たゼィ。また、よろしくネ。 / おけい ( 2003-02-21 11:00 )
ねえ、ネットで注文出したら、在庫切れだってぇーー。。。そんなに売れてんのぉ〜?浅利慶太・・・おそるべし。。。 / きんとと ( 2003-02-19 08:34 )
なんだかんだ言って芝居で生計たててる数少ない存在だもんね。 / あるまじろ ( 2003-02-18 16:04 )
おかえりなさい。ずっと、ずっと・・・待っていたのよ。淋しいから黙って消えないで。 / 和代@女々しくてごめん(^^; ( 2003-02-17 20:48 )
きゃああ!おけいさま、おかえりなさいませ! / スーパーしえろ ( 2003-02-17 08:53 )
おぉ!復活おめでとー!待っていたわヨン!私も四季とはだんだん遠くなりつつあるなぁ。。。かろうじて年に1回くらい。。。 / きんとと@読んでみようかしら ( 2003-02-17 08:02 )

2002-09-24 「オルフェウス」(デフ・パペットシアター・ひとみ公演)

人形劇というより舞台劇って感じでしたね。
セリフはまったくなくて、狂言回しの男の子以外の役者・人形遣いは仮面をつけたり
黒子のようにグレーの布で顔を隠していて。
オルフェウスとユウリデケは人形の頭の部分以外は、ギリシャ風の長い衣装、
手だけが遣い手自身の手の動き。
歩いたり、かがみこんだり、横たわったりの動きがステキでした。
左右のスライドに、簡単な場面表示が出るくらいで、セリフはまったくありません。
時折、人形同士が手話らしいやり取りをする場面は合ったけれど。
なんだかヨーロッパからの招聘公演みたいでした。とってもロマンチックな舞台で。
台詞なし、顔の表情なしで、それでも演劇は成立しちゃうんだからスゴイ。

ギリシャ神話の「オルフェウス」、死んだ妻を黄泉の国につれもどしに行くお話。
決して、後ろを振り返って妻の姿を見てはいけないという冥界の女王の約束を守ることができずに、出口まであと一歩というところでユウリデケは再び死の国に返されてしまう。
ほんのわずかの辛抱ができずにすべてを失ってしまう教訓だとばかり思っていたけれど。
すぐ傍で、恐怖の叫びをあげる最愛の妻を振り返らずにいられる夫があろうか。
芥川竜之介の「蜘蛛の糸」なんかもそうね。
神様やお釈迦様ってのは、人間が愚かで弱いものだということは先刻ご承知。
なのに性根を確かめるとか、むごい約束を承知させたりした挙句に、元の木阿弥にして人間をいたぶってくれるものよ。だから、わたしは神様って嫌い。

先頭 表紙

くすのきさま:気遣っていただいて光栄です。ぼちぼちのマイペースで再開してみます。 / おけい ( 2003-02-16 23:21 )
お湯くん、あるまじろさま:芝居の話はやっぱり好きですんで、ちょこっとでも書きつづけようかなと。ときどき覗きに来てねー。 / おけい ( 2003-02-16 23:17 )
さにゃえもんさま、スーパーしえろさま、和代さま、葵さま:日記、また再開することにしました。ときどきは訪ねてきてくださいましな。 / おけい@これからは、気長にのんびり ( 2003-02-16 23:15 )
きんととさま:そんなわけで、(どんな訳じゃあ〜)日記再開することにしました。ヨロシクネ。 / おけい ( 2003-02-16 23:11 )
復活して〜ん! / きんとと@今年また会いに行くからね〜! ( 2003-02-16 15:37 )
お元気ですか? / ( 2003-02-14 23:40 )
あれ。ずっと更新してないけど、元気ですか?そんなら、いいんですけど。 / くすのき燕 ( 2003-02-02 21:25 )
師走に入っちゃったわ。お元気ぃ? / 和代 ( 2002-12-03 08:44 )
お久しぶりです。このあいだにいっぱい公演をみていらっしゃるんでしょうか?だとしたら、いーなー。 / お湯 ( 2002-10-30 21:41 )
↓昨日、とある方のところでのつっこみを見つけたよ。どうしてる? / 和代 ( 2002-10-27 21:25 )
1ヶ月のご無沙汰ですが、お元気ですか? / きんとと ( 2002-10-24 10:12 )
ロマンチックな舞台、いいですね。秋ですし。 / お湯 ( 2002-09-27 22:32 )
芝居ってむしろセリフが台無しにすることの方が多いですよね。 / あるまじろ ( 2002-09-26 17:50 )
旧約聖書に出てくる人(ロトだっけ?)は、振り向かないの。妻は振り向いて、塩の柱になってしまう。信仰は愛より強し・・・なのか。手塚修虫の漫画旧約聖書で読んだだけなので、よ〜わからんが。 / スーパーしえろ ( 2002-09-25 19:59 )
結局人間が作り出したお話だからそうなっちゃうのかな。 といいつつほとんど無神論者生活でっす。 う〜む語る資格ないかも。 / さにゃえもん ( 2002-09-24 23:45 )
おけい様ににらまれたら、神様もきっと退散なさることでしょう・・・(^^; / きんとと ( 2002-09-24 23:44 )

2002-09-22 秋の体育祭  〜かけもち観戦の巻〜

今年は初めて、息子たち二人の運動会の日程が重なってしまい、プログラムとにらめっこ。掛け持ちで観にいくことに。二人とも出場は午前の部。

まず、中学校で息子の「紐飛びリレー」を。団体戦、一位のクラスからは嬉しそうな喝采の声が上がる。いまどきの中学生は意外に無邪気ね。
そして高校へ。中学校と高校は、電停4つをはさんで移動時間は約20分。
ところが、今年は様子見で一種目だけ出場という上の子の「100m走綱引き」がちょうど終わったところ。あーあ、である。
しばしのんびりと見物。高校の「騎馬戦」。馬上の男の子は上半身裸でハチマキを締め、手には白い軍手という凛々しい姿。合図の砲声で取っ組み合い、はちまきを奪い合うなかなかワイルドな種目。思わずカメラを持つ手に力が入る。オイオイわが子は出てないぞ。
名物の「着付け競争」は、モデル三人の男の子に、女子がリレーで次々と仮装をしていく。体操服姿の男の子がミニスカートをはかされ、長い髪のカツラをつけて、ルーズソックスと変身していく。最後にメーク。終了後トラックをゆっくりと行進。扮装もそれぞれ千と千尋だったり、北の家族の最終回?だったり。ほっそりした男の子が多いせいか、化粧をするとなかなかの美人揃い。超ミニの事務服姿で脚立の上でポーズ。ショムニの3人娘は会場から大喝采。
プログラムの進行は意外に早かったようで、中学校に戻った時には、午前最後の男女混合リレーがちょうど終わり、見物は昼食移動中。ゴメンネ、折角のリレー出場(補欠から昇格)見られんかった。
学校間を一往復半。タッチの差でわが子の出場種目は見られず、どっと疲れる。

下に、つづく。

先頭 表紙

蒼花さま:子どもの頃は、運動会が大嫌いで、そんな学校もあったのね。えっ、学習指導要領の所為? / おけい@お元気ですか? ( 2003-02-16 23:09 )
スーパーしえろさま:いい男見物のためには、何をも厭わないワタクシ。 / おけい@元気ー?数ヶ月ぶりね。 ( 2003-02-16 23:08 )
え!中学校も高校も運動会ありませんでした・・・・。 なんだか新鮮です! / 蒼花 ( 2002-09-24 17:18 )
私も先週の日曜日は、子どもふたりの文化祭はしごしました〜。そうそう最近の男の子、美形が多い!(って、何見に行ったんだか) / スーパーしえろ ( 2002-09-22 11:53 )

2002-09-22 秋の体育祭  〜高校運動会初体験の巻〜

午後は、移動はやめて、息子が入学して初めての高校の運動会を見物することに。

「クラブ対抗リレー」。文化部は、バトンがそれぞれフライパンだったりパレットだったり。物理部の長い白衣姿や演劇部のひらひらの長いドレスは、いかにも走りにくそう。
体育系クラブに急遽飛入り参加の「帰宅部」が、スタートから優勢でブッチギリの一着。あんたら何者?って感じ。最終着の体操部がゴール前で宙返り、見事にバック転を決めてテープをきり拍手喝采。
「四人五脚」は、一人でスタートした女子にコーナーごとに一人ずつ相手がふえ、二人三脚、三人四脚となり、最後は4人でゴール。肩を組み腰に腕を回して呼吸を合わせないとうまく走れない。一生懸命な女の子に較べてはさまれた男の子は何となく嬉しそう。まじめに走んなきゃダメよ。
「100m走綱引き」、スタートの合図でトラックを100m全力疾走、ロープにたどり着いて一斉に綱を引く。総勢300人以上の男子がバラバラと綱を目指して走る姿が中々の見もの。200点違い点差をつけられた赤組に見物の声援が集中。
「アスレチックレース」は、タイヤを引き、跳び箱を越え、平均台を渡り、網をくぐり…の障害物競走。意外と苦戦は網くぐり。ウーン、この種目、やっぱりちょっと軍事教習みたいかな。
「借り物競争」では、指定のメモを片手に、見物の観客席を周る女の子たち。困った顔が可愛くて、手をとってゴールに向かうおとうさんおかあさんたちが多かった。
放送担当の先生は、本部席ではなくマイク片手に競技中の生徒の側らで実況中継、なかなかお上手です。
「百足競争」「クラス対抗リレー(決勝)」…とつづいて、最後は花形「紅白対抗リレー」、職員チームには、校長先生、教頭先生も共に出場、場内をハラハラさせます。「お怪我はありませんでしたでしょうか?」の放送マイクに爆笑。点差はおよそ150点。赤赤白白と続いた4人のレース、赤組逆転のチャンスとあって大変な盛り上がり。一位を守った赤組だったが、惜しくも優勝は逃がす。わが子は白組、残念でした。

二人とも、「無理しなくていいよ〜」なんて言ってたくせに、やっぱり「どうだった?」と感想は聞いてくる。観にいかないわけにはいかないよね。
好天に恵まれた秋の一日。わが子も出場とあれば、「運動会もまた楽し」であります。

先頭 表紙

きんととさま:数ヵ月後のつっこみ返し、申し訳ない。去年PTA役員をしたときは、玉入れに出場しましたけど・・・。 / おけい ( 2003-02-16 23:05 )
おかーさんの出番はなかったんですか? / きんとと ( 2002-09-23 08:42 )

2002-09-15 《新・広島名物》これが噂の、広島つけ麺

あっという間に全国区となった激辛つけ麺。広島市内では、コンビニで簡単に買える。
茹で麺と汁がセットになってパック入りで売られている。
麺にたっぷりの茹でキャベツ、細切りの胡瓜と焼き豚、半切りのゆで卵と刻み葱、
そして秘伝!激辛赤唐辛子タレ。しめて430円也。

すっかり有名になったと聞き、(関東ではイトーヨーカドーのみで販売とか。)
地元に住む私としても、食べてみんとね、と思い立つ。

2食入りの生麺(激辛たれ、特製金胡麻、韓国唐辛子付き)を購入、
製造は福山市のクラタ食品有限会社。
付け合せには一番合うという茹でキャベツを添えて、試食。
小鉢が赤く染まるほどいかにも辛そうなタレ、韓国唐辛子は入れすぎに注意の但し書き!
たれにひたして一口食べるとそれほどでもないなあという感じなのに
しばらくあとにヒリーっとくる。しかも辛さから逃れるためにもう一口食べたくなる。
ほんのりしたキャベツの甘さが恋しいのだ。
一度食べたら、辛さが癖になりそう。ルーツは四川料理だとか。

広島市内では、早々と専門店までできたらしい。
食べ物にまでこんな刺激を求めちゃう私らの人生って、どうよ?って感じね。

先頭 表紙

さにゃえもんさま:うわー、辛いのニガテとは意外! バーモンドカレーって、もともとりんごとハチミツが入っているんでありましょ? / おけい@甘口のきみも好き・・ってか。 ( 2002-09-24 04:02 )
蒼花さま:刺激じゃなくって、やすらぎを求めたいよね。本当は。 / おけい ( 2002-09-24 03:58 )
お湯くん、猫舌なのォ、じゃあ、ふうふうしてあげるね。 / おけい ( 2002-09-24 03:56 )
ここで、ダジャレで落とすしえろさま、3人娘(?)様ご常連御礼いたします。 / おけい@いつも、どうも。 ( 2002-09-24 03:54 )
でも、刺激は好きとおっしゃるきんととさま。うーん、どうして責めてくれよう・・・って、なんか変?私。 / おけい ( 2002-09-24 03:50 )
辛口批評の和代さま、意外にも激辛麺は、ニガテ!うーん、メモしとこう。 / おけい ( 2002-09-24 03:47 )
スーパーしえろさま:イトーヨーカドー、県内には福山市にしかないのよね。残念!大好きなのに。 / おけい ( 2002-09-24 03:45 )
うぅぅ・・・辛いの苦手。 しし唐なんてロシアンルーレット気分です。 バーモンドカレーにはちみつ追加だす。 味覚が発達してないのよね。 とほほ。 / さにゃえもん ( 2002-09-18 23:42 )
でも食べると幸せになれる(笑)  / 蒼花 ( 2002-09-18 15:28 )
猫舌なので、熱くない辛いモノは大歓迎!早速イトーヨーカドーに行ってみたーい! / お湯 ( 2002-09-17 21:09 )
あらら、和代様もきんとと様も、激辛はだめ?わたしは激も劇も好き、なんちゃって。 / スーパーしえろ@寒い? ( 2002-09-17 09:29 )
刺激は好きですが、わたしも激辛モノは苦手です(--;) / きんとと ( 2002-09-17 08:20 )
激辛面は苦手よ・・・・ / 和代 ( 2002-09-16 22:24 )
え?食べたことなかった。今度、イトーヨーカドー行ったらチェック!してみます。激辛大好き。 / スーパーしえろ ( 2002-09-16 13:55 )

2002-09-12 まもなく開場でございます。もうしばらくお待ちください。

円・子どもステージによる「アリスの帽子屋さんのお茶の会」公演当日。
裏方スタッフ体験、もぎり(切符切り)体験とともに、私の好きなのが会場外整理担当。
入場待ちのお客様を誘導する係りです。

「本日は自由席となっております。2列に並んでお待ちください。」だとか、
「終演は7時50分の予定でございます。
   途中休憩はございませんのでご注意ください。」とか。
「お待たせいたしました。あと5分で開場でございます。」なんてことを、
入場待ちの長蛇の列のお客様に言って廻るのは、なかなか気持ちがいいものです。

時折、「席は指定じゃないんですか」とか、「何時に終わりますか」とかを
並んでいるお客さんから訊かれますので、即座ににこやかにお応えします。
これが気持ちいいの。スタッフの快感ね。
「ただ今、開場いたしました。お席に余裕がございますのでゆっくりとお進み下さい。」
二百数十名のお客様は、それでも10分ほどで入場完了。

この日は、会場内整理の助っ人もさせてもらっちゃいました。
自由席なのですが、なるべく前のほうにかたまって座ってもらわないと、
役者さんの士気にもかかわるし、寂しい客席になっちゃうでしょ?
前のほうの空席はひどく目立つし、後ろにバラバラと座られちゃうと雰囲気もよくない。
一度座るとなかなか動きたがらないお客様に、なるべく機嫌よく席を移動してもらう。
会場まであと15分少々。時間との勝負であります。

この辺、プロの客席係の方はさすがにお上手です。
会場内整理係りは、今日が初体験の私。失礼の段はひらにお許しくださいませ。

『観る』だけじゃ、物足りないって言うあなた。
こんな裏方スタッフ体験、表方スタッフ体験もできます。いかが?

先頭 表紙

さにゃえもんさま:裏方大好きの私ですが、意外と目立ちたがり!が発覚・・。 / おけい ( 2002-09-24 03:41 )
行列に対面してる立ち姿を見ると子供のように『素敵だなあ』と思います。 一度経験してみたーい! 裏方体質の私はもっと地味な仕事の方が向いてそうだけど、力仕事とか。 / さにゃえもん ( 2002-09-14 00:52 )

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