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復活! マイケルの「小さなことからコツコツ党宣言」

先ずは自分と周囲の人が幸せになるにはどうすればいいかを考えてみる。

基本的にFacebookに書いたものからエントリーを厳選し、実名やらを編集したり、ひまじんの文字数制限を満たす様に削ったりしてます。Facebookの方に興味がある場合は、コメントなどでお知らせください。でも、後で思いついた小ネタをひまじんの方だけに仕込むこともありますよ。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-11-20 30 Days to go * 地図追加しました
2003-11-20 「スタミナ苑」&「不肖・宮嶋報道写真展」
2003-11-19 ペンギン王国の復活
2003-11-14 なぜ長崎水族館がペンギン王国になったのか
2003-11-13 ペンギンは空を飛べません
2003-11-11 長崎ペンギン水族館の各種イベント
2003-11-10 ペンギン触りたい?
2003-11-04 国立博物館パスポートを購入
2003-11-04 没後10年-安部公房展@世田谷文学館
2003-11-03 伊能忠敬と日本図@東京国立博物館


2003-11-20 30 Days to go * 地図追加しました


タイトルを変更しました。ここ何年か、申し込んだらツアーがキャンセルになったり、一緒に行くはずだった友人が行けなくなったり、休みが取れなかったりと言った理由で、延期していた南極クルーズ旅行に申し込みました。

出発まであと1ヶ月。遂に憧れの白い大陸の、爪先くらいに触れることができる。

12/20に日本を出発、帰国は1/7。18連休か...完全に仕事舐めてるな。

まずはニューヨークに入って、そこからアルゼンチンはブエノスアイレスへ。12/25に南米大陸最南端のウシュアイアの町に移動、ツアーはそこから始まります。

(以下はツアー会社のパンフレットより)

1日目 出港地ウシュアイア到着後、各自ホテルへ

2日目 出港まで自由行動。午後乗船。

3〜5日目 ドレーク海峡をクルーズしてサウスシェットランド諸島巡り。4日目の午後には天気が良ければ、サウスシェットランド諸島に上陸予定。火山島デセプション島では温泉を体験。キングジョージア島やリビングストン島では、無数のペンギンやゾウアザラシを観察。南極半島に向けて更に南下。

6〜9日目 いよいよ南極半島。巨大な氷山を避けながら、アデリーペンギンの営巣するポーレット島へ。更にゼンツーペンギンの大コロニーのあるクーバービル島へ。
ポートロックロイでは、博物館の見学。侵食された氷山がさまざまな表情を見せる不思議な景観のパラダイス湾から、巨大氷河の裂け目を進む迫力のルメール海峡を通過。さらに南のピーターマン島までクルージング。

10〜11日目 ドレーク海峡を経て、帰港地ウシュアイアへ向かいます。

12日目 ウシュアイア着。

===

ウシュアイアについたら後はわき目もふらずトンボ帰り。最後のニューヨーク→成田便だけビジネスクラスにしました。

これから防寒着をはじめとした物資を調達するところ。

冬のボーナスで新しい一眼レフカメラ(銀塩かデジタルかお悩み中...)かビデオカメラ、ひょっとしたら両方買うかもしれない...(おいおい!)

既にツアーのお金で50万程度、ウシュアイアまでの飛行機代で30万くらい払っている。一年間切り詰めたお金を、住宅ローンの繰越返済よりもこの旅行の為に散財するつもり。

これから随時、準備の進捗なんかをここに書いてゆこうと思ってます。

先頭 表紙

左側が北ですねん。 / マイケル ( 2003-11-24 09:50 )
この地図,どっちが北? 裏側? / 八百八六助 ( 2003-11-24 09:47 )
ささきさん。ペンギンは一人一羽に制限されているので自分用だけで精一杯で..(嘘) / マイケル ( 2003-11-24 08:35 )
すごいすごいすごい!それでNYにちょっと寄るということだったんですね。てっきり出張か何かだと思っていました。いやー。帰り道でしたらお土産にペンギンを持ってきてもらったのに〜。 / ささき ( 2003-11-24 00:31 )
ど〜にゃさん、マゼラン海峡はウシュアイアがあるフエゴ島と南米大陸の間の細い海峡で、ドレーク海峡はフエゴ島と南極大陸の間の間の海です。ウシュアイアは風が強いみたいですね。 / マイケル ( 2003-11-23 07:20 )
ちなみにドレーク海峡って、マゼラン海峡とは違うの?エストレーチョデマガジャネス? / ど〜にゃ ( 2003-11-22 19:46 )
おおお、うらやまし〜。しかし、寒そう。ウシュアイア、風が強くて寒いらしい。パタゴニアもそうかしら? / ど〜にゃ ( 2003-11-22 19:44 )
大陸は更にお金と時間がかかりそうです。でもいつかは野生のエンペラーも見てみたい... / マイケル ( 2003-11-22 12:19 )
大陸ではなく半島でしたのね。でも羨ましいのには変わりないです〜私も行きたい〜でも休みもお金も無い〜 / 綾 ( 2003-11-22 05:48 )
ricaさん、仕事マジで舐めてます。できることならそのままアルゼンチンに居ついてペンギン研究でもしようかなぁ。(笑) / マイケル ( 2003-11-21 13:56 )
いや、入り込むスペースくらいはあるでしょう...ってストレートに答えてどうする。旅の後に書きはじめると、旅立ちのところで挫折しそうな気がするので、思い切って長めのプロローグを書くことにしました。 / マイケル ( 2003-11-21 13:44 )
ケニア、イースター島をあややんに先越されたのでリベンジです。(言葉の使い方間違ってます) / マイケル ( 2003-11-21 13:25 )
すっご〜い!!!めちゃくちゃ最高そうな旅行計画じゃないですか!しかし、会社をよくそんなに休めましたね(笑)。旅行の写真、たくさんお願いします!楽しみにお待ちしております〜。 / rica ( 2003-11-21 11:15 )
無数のペンギン!それにアザラシまで・・・カエルの入り込む余地はなさそうね。それにしてもとうとう南極ですか!日記楽しみにしてます! / カエル ( 2003-11-21 09:41 )
あーん、いいな〜。他に言葉が思い浮かばない! / あやや ( 2003-11-21 09:19 )
junkoさん、月には流石にいけないなぁ〜(笑) 南極は時間とお金があれば何とかなりますよ。アメリカからの方が近いし、ってそういう問題でもないか。 / マイケル ( 2003-11-21 08:44 )
トモコさん、スペイン旅行記が中断したままですが(汗)... / マイケル ( 2003-11-21 08:41 )
羨ましいです!南極って気分的には月と同じぐらい遠い気がします。(地名のつけ方も月っぽいような...) / junko ( 2003-11-21 08:41 )
綾さん、南極半島にはキングやエンペラーはいないみたいです。ジェンツー、アデリー、アゴヒモ(ヒゲ)には会えそうです。 / マイケル ( 2003-11-21 08:40 )
真冬さん、実は僕も真冬さんの隠れファンでした...ってカミングアウトごっこか! / マイケル ( 2003-11-21 08:38 )
Kyucoさん、ありがとうございます。お世辞でも嬉しいです。でも俺に惚れたら火傷するぜ(バカ)。 / マイケル ( 2003-11-21 08:37 )
今回もまたまた素敵な旅になりそうですね!いいなぁ、連れてって欲しい・・・。お土産話が今から楽しみです。 / トモコ ( 2003-11-21 07:04 )
うわぁぁ南極。羨ましいです。キングやエンペラーにも会えるのかしら?季節が春ならヒゲもいるのかな?とにかく旅行記&写真楽しみにしています。ゾウアザラシもいいなぁ。 / 綾@ミナゾウ君も好き ( 2003-11-21 06:52 )
いいな。南極は人生最大にして最後の夢なの。。。。。 / 真冬@マイケルさまの日記の隠れファン ( 2003-11-20 19:42 )
うひゃぁ・・・マイケルさんかっこよすぎです・・・。(惚) / Kyuco ( 2003-11-20 19:34 )

2003-11-20 「スタミナ苑」&「不肖・宮嶋報道写真展」

最近、週末に起きたことを月〜金にかけて振り返るパターンが出来つつある。
長崎ペンギンレポートが思いがけず長引いたが、この路線を踏襲して15〜16日を簡単に振り返ってみる。

15(土)

スペイン語のレッスン。

当初の予定だと、その後、青山円形劇場で「欲望と言う名の電車」の当日券のために並ぶ予定だったのだが、スペイン語のクラスの人のお誘いで、焼肉屋に行くことに急遽変更。

お店の名前は「スタミナ苑」。知る人ぞ知る有名店らしく、交通の便は悪いのにも関わらず(この時は川口駅から車、赤羽からも王子からも遠い)、しかも週末は長蛇の列ができるのだが(1時間45分待ち...)、噂にたがわぬ美味だった。

ここでのオーダーのコツは高いものを頼まないことらしい。中や並レベルのハラミや切り落とし肉で、既にそんじょそこらの焼肉屋のレベルは軽〜く超えている。ホルモンも美味。なんでガス(炭火じゃない)なのに、こんなに美味いのだろう?

16(日)

恵比寿の東京都写真美術館にて不肖・宮嶋報道写真展 いつでも どこでも だれとでもを見る。

宮嶋氏は日芸卒業後、フォーカスの専属カメラマンを経てフリーに。96年に東京拘置所の麻原彰晃の写真を撮ったことでも知られる(しかし、今回の展示にその写真はない)。

今までに氏がカンボジア、チェチェン、ロシア、南極、東ティモール、北朝鮮、韓国、イラクなど、世界各地(主に紛争地区)にて撮影した作品が展示されている。他にも世界中の“お姉ちゃん”写真のコーナーも結構なスペースが割かれており、なお、かなりの確率で不肖・宮嶋本人にお目にかかることができる。

自衛隊がイラクに派遣されようがされまいが、氏は必ずやイラクに行くのだろうな。しかし、ここで今ひとつミーハーになりきれないマイケルは自分の思いの丈を氏にぶつけることなく会場を後にするのだった...

それにしてもミナ嶋は今、何をしているのだろうか...

今週末のマイケル

22(土)

スペイン語のレッスンの後、新大久保のCasa Artista (大音量で音楽が流れるのでClickには要注意!)というスペイン料理のお店に行こうと思っている。DIME誌の名物連載「前頭葉刺激地帯」でも取り上げられた濃ゆ〜いお店らしいので、期待大!

23(日) or 24(祝)

今度こそ、「欲望と言う名の電車」を見に行く。あと招待券があるのでBunkamuraに「棟方志功展」を見に行くかも?

先頭 表紙

最近は仕事のストレスは貯めないようにしているよ。帰宅後の時間とか休みの日が充実しているからうまく発散できているのかも。 / マイケル ( 2003-11-20 18:53 )
大丈夫ですか?しんぱーい。。。外出が多いので、ゆっくりする時間が少ないのかな〜?なんて思いましたが、逆に出掛けてリラックスしてるのかもとも。。 マッキィは連休の1日を寝連休にするつもり。 / マッキィ@ありがとう!!! ( 2003-11-20 17:59 )

2003-11-19 ペンギン王国の復活


1995年頃に出張で福岡に行った際、週末を長崎で過ごしたことがある。その時に持参したガイドブックにも当たり前のようにペンギンが長崎水族館の目玉であると書かれていた。

実際に行ってみると確かにペンギンが凄かった。その種類にも数にも圧倒された。ただ、当時の自分の知識では温帯ペンギンと南極圏に棲息するペンギンの区別も出来なかったので、凄いと言う印象くらいしか残らなかったのだけど... 水族館そのものは、結構古い建物で、ペンギン以外にも色んな海洋生物がいた。確かアシカだったかオットセイのショーを見たような気もするのだけど、それもひょっとしたら他の水族館だったかもしれない。(ってなんなんだ、このいい加減な記憶力は!)

その後、しばらくこの水族館のことは忘れていたのだ。ある朝、惰性で点けていたテレビの情報ワイド番組で、長崎水族館が閉館するという話題を見るまでは。

そう、この水族館は一時期閉鎖されていたのだ。もちろんその間もペンギンの飼育は続けられていたのだけど。

先述の「ペンギン、日本人と出会う」によると、1997年7月、水族館の母体である長崎観光開発が、筆頭株主であるマルハの意向を受けて、翌3月に会社を解散することを発表。水族館と市内のロープウェイが事業の中心の同社の損益が黒字転換したことは一度もなかったという話だ。

事前に県や市に対して、閉館後の施設の存続について根回しはされたが、県は拒否、市も難色を示していた。

一方、この知らせを受けた「ペンギン会議」(全国のペンギン飼育者によるネットワーク)は、長崎水族館が日本を代表するペンギン飼育施設であり、高い技術水準を誇っていることを指摘し、2,000人からなる署名を添え、長崎県と県議会に水族館の存続を要請した。地元長崎でも一般市民・労働組合が中心になって20,000人の署名を集めることに成功した。

結果的に、この声が市を動かした。そして「長崎市水族館事業検討懇話会」が発足され、その中で新水族館の建設が決定され、また「過剰投資をしない」「海水浴場など、他の施設との複合、連携をはかるべき」「早急に建設する」という答申が提出された。長崎水族館が正式に閉鎖される1998年3月までには、新水族館の枠組みが出来たのだ。

そして、生まれ変わった「長崎ペンギン水族館」は2001年4月にオープンした。かつてここにいたラッコは八景島シーパラダイス(横浜)やマリンワールド海の中道(福岡)、アシカは天王寺動物園(大阪)などに旅立ち、その名が示す通り、展示のメインはペンギンで、他は長崎近郊の海洋生物の展示と、日本ではここでしか見られないというメコン河に棲む世界最大級の淡水魚プラーブックくらい、という思いっきりポイントを絞った展示なのだ。あまりにも割り切りすぎていて、ペンギンしかいないような印象を受けてしまうほどだ。

建物の外に配置された自然体験ゾーンは規模も小さく、まだまだこれから、といった感がぬぐえないけれども、来年春にはコンクリートの堤防を取り壊した自然石の堤防が完成し、そこでは磯の生物の観察ができるようになるらしい。

世界でもおそらくここだけのペンギン&地元の生態系の再現という水族館、ぜひ皆さんも一度訪ねて見て下さい。

【写真】2002年2月11日、惜しまれつつ他界した、キングペンギンの「ぎん吉」の剥製。飼育期間はなんと 39年9ケ月15日でもちろん世界最長!

先頭 表紙

最近「ペンギン会議」や「ペンギン基金」の会合があったら参加してみたいなぁ、と思っているしだいです。 / マイケル ( 2003-11-20 00:41 )
そそそ、ペンギン学会でなく、ペンギン会議の先生とご一緒でした! 目黒高校の先生で、いい人だったなぁ。。。 / 須木成 ( 2003-11-20 00:18 )

2003-11-14 なぜ長崎水族館がペンギン王国になったのか


第2次大戦前にも日本の動物園にペンギンがいたことはありましたが、戦時中に全て死に絶えてしまいました。そして戦後再び日本にペンギンを連れてきたのは、南氷洋にて貴重な食糧である鯨を捕獲していた「捕鯨船」でした。

ペンギンを連れて帰ってくるのは「日本の良い子へのおみやげ」として捕鯨会社にとっては会社のPRに、動物園・水族館には動物不足を補う切り札になりました。

捕鯨と言えば日本水産と大洋漁業という大手2社。日水が全国の主要動物園・水族館に幅広く寄贈したのに対し、マルハは下関・長崎にゆかりのある水族館があったため、主にそちらを中心に寄贈した。つまり長崎のペンギンはマルハのペンギンだったのです。

長崎に水族館ができた経緯というのが、またここならではの特殊な事情がある。被爆都市である長崎の戦後復興のために制定された「長崎国際文化都市建設法」。「長崎を恒久平和の象徴都市として再生させる」という理念の下、被爆十年を記念して市内に各種文化施設を建設する「長崎国際文化センター」が構想されたが、その中には水族館の建設も含まれていた。

長崎は全国で2番目の海岸線の長さを持ち、漁港の数は日本一という水産県。水族館の建設は自然な発想だ。しかし、いざ建設の段階になると資金が足りない。そこで推進役の一人だった大洋漁業副社長が出資し、長崎観光開発株式会社を設立し、事業を引き受けた。これが長崎水族館とマルハの太いパイプの元なのだ。

しかし、真の意味でのペンギン王国成立のきっかけは日本で始めてキングペンギンの繁殖に成功したことだ。当時のスタッフの献身的な飼育のおかげで、1965年から3年連続で2世が無事に孵化し、1977年には長崎生まれのキングペンギンが世界でも稀に見る飼育下での3世を誕生させた。

キングペンギンの繁殖に加えて、話題をさらったのが、たった一羽飼育されていた、エンペラーペンギンの「フジ」である。1992年になくなるまで飼育下で28年5ヶ月を生きたのだ。

しかし、歴史・実績のどちらをとっても申し分ない長崎水族館だったが、1997年、経営母体の長崎観光開発株式会社が大洋漁業の意向を受け翌3月に解散することになった。当時累積赤字がかさんでおり、解消される目処は立っていなかったのだ。

(続く)

それにしても長崎にとってのペンギンは広島にとってのカープみたいなもんかも知れん。(違う?)

ここに書いたことは殆ど「ペンギン、日本人と出会う」川端裕人著・文藝春秋社刊からの受け売りです。興味を持たれた方は是非ご一読ください。

【写真】イワトビペンギン

先頭 表紙

紛失しました (;△;) 傘と時計はしょっちゅう無くすので高いものが買えません。 / マイケル ( 2003-11-18 17:30 )
ペンギンといえば、まだあのミスド傘は愛用してます?? / カエル ( 2003-11-18 16:34 )
妙なツッコミ返しですが、サル山から連想しましたので... / マイケル ( 2003-11-14 18:03 )
僕には妹が二人いるのですが、死別した母も含め、みんな人の白髪抜いたり、ニキビつぶしたり、耳掃除するのが好きな連中で、僕の親父は「うちは得手公(サル)の家族か!」とよく言ってました。妹は二人とも看護婦になりました(笑) / マイケル ( 2003-11-14 18:02 )
勉強になりました。続きを楽しみにしています。写真のイワトビペンギンくんの視線、ドキっとしますね。笑 よちみさんと同様に、サル山を思い出しました。なんと言っても思い出深いのは犬山モンキーパークです。 / Kyuco ( 2003-11-14 16:49 )
川端さんの「ペンギン大好き」という世界各地のペンギンに会いに行く本を読んだのが、僕にとってのペンギン・ルネッサンス(何じゃそれ)です。 / マイケル ( 2003-11-14 07:54 )
綾さん、名古屋港のWebみました。南極圏のペンギンに特化しているんですね。ハイテクを駆使した展示で南極の気候に合わせて冬(南極の夏に当たる)は明るく、夏は暗くと室内の照明を調整しているというのも面白そうです。 / マイケル ( 2003-11-14 07:52 )
そうそう!サル山もついつい引き込まれる。親子のサルとか見て、「うちと同じ!」とか思っちゃうよね。 / マイケル ( 2003-11-14 07:47 )
さにゃえもん、今回はわざわざ長崎まで飛んだけど、調べてみると近所にも結構いろいろペンギンと会えるところがあるみたい。週末がいくらあっても足りなそうだ... / マイケル ( 2003-11-14 07:45 )
川端さんの本は未読なので今度読んでみようかなぁ。実はまだ長崎には行ったことないのです。行った中では名古屋港のペンギンが好きだったなぁ。あの人口雪がなんとも。また色々とペンギンについて書いて下さいね♪ / 綾@アデリーが一番好き ( 2003-11-14 07:10 )
サル山とかペンギン島?って飽きませんよねえ。ああ、イワちゃん、今日もかわひひ・・・。 / よちみ ( 2003-11-14 05:22 )
ペンギンは好きな動物ベスト3に入るよ〜。 動物園行くとペンギンゾーンから足が動きません! んもーズーっと見ていたい。 いいなあ。下の日記から一気に読んじゃったよ〜!! いつか絶対長崎行くぞ〜!! っお〜!!  / さにゃえもん ( 2003-11-14 02:04 )

2003-11-13 ペンギンは空を飛べません


でも水の中を飛ぶように泳ぎます。

長崎ペンギン水族館のウリは、国内最大級の深さ4mの水槽。ここで食事の後などにスピーディーに泳ぎ回るペンギンの姿を見ることが出来ます。

地面をよちよちと歩く姿が印象的なペンギンですが、野生のペンギンはなんと300〜500mの深さまで潜って餌をとるのだとか。あの体のどこにそんなパワーを秘めているんでしょうか?

昔はペンギンの展示と言えば氷山を模したディスプレイが多く見受けられましたが、例えばフンボルトペンギンなどは南極圏には生息していません。明らかに誤った展示なのです。旭山、葛西、長崎とペンギンを追いかけてゆきましたが、どこもパネルの文章や飼育係の説明などできちんとその誤解を解消するように努めているようです。また、プールをガラス張りにして、泳いでいるさまを見ることができるのもいい傾向ですね。

写真は気持ちよさそうに泳いでいるジェンツーペンギン。本来は亜南極や南極半島に生息しています。ペンギンのミスコンがあったら、一等に推したい美人さん。眼の上の白い帯状の模様と、オレンジ色の嘴が特徴です。「ジェンツー」とはフォークランド諸島(アルゼンチンの沖にある島、イギリス領で、かつてこの島々の領有権を巡ってアルゼンチンとイギリスの間で紛争が起きました)の言葉で、「インド系・マレー系」を意味します。白い模様がターバンに似ていることが由来だとか。

先頭 表紙

さすがazzurriさん、よく分かっている。泳いでるペンギンは本当にカッコ良い!惚れ惚れします。ちなみに江戸川区自然動物公園のことかなぁ。確かにフンボルトペンギンはいる(プレーリードッグも!。触れるかどうかは分からなかったけど、入場料はタダらしい。 / マイケル ( 2003-11-13 12:17 )
そういえば、江戸川区(?)にあるちょっとした動物園(?)でペンギンが触れると聞いたような気がします。←ウロ覚え。陸地でペタペタ歩く姿は可愛いけれど、泳ぐ姿はとても美しいですよね〜♪ / azzurri ( 2003-11-13 11:43 )
綾さん始めまして。そうですか元スタッフさんですか! 僕の知識は本で得た付け焼刃みたいなもんなので、色々教えていただけたら幸いです。 / マイケル ( 2003-11-13 01:18 )
ricaさん、しかもイアン・ソープよりも早く泳げるですって!(まぁ、当たり前と言う感じもしますが) / マイケル ( 2003-11-13 01:12 )
私は葛西で説明するスタッフをしてました。ペンギン生息地の誤解を解こうとしている・・・そういうことを考えて下さっているのが元職員としても嬉しいです。 / 綾@元葛西勤め ( 2003-11-13 01:05 )
300〜500m?!それは凄いですね。海女さんも顔負けですね(っていうか全然比べ物になっていないですね(笑))。 / rica ( 2003-11-13 01:00 )

2003-11-11 長崎ペンギン水族館の各種イベント


水族館には11時から4時までいました。さほど大きくないこの水族館はざっと流してみれば1時間もあればこと足りる。多分、僕以上に長居していたのは係員だけ(それって仕事だし!)だと思う。できることなら、寝袋持参で泊り込みたいくらいだ。

5時間もいたから十分堪能したかといえば、さにあらず。何せこっちはナチュラル・ハイ状態でのご対面だったので、舞い上がってしまい、参加し損ねたイベントもいくつかあるのだ。それを今回はご紹介。

フンボルトペンギンを触れるのは先日の書き込みどおり。更にここでは餌をあげることもできる。行われるのは土日・祝祭日の11:10〜11:30で、当日9時から先着30名に整理券を配布している。

実はこれに参加するのかどうか、とても迷った。今回は前日に福岡入りして、そこで一泊したのだけど、このため福岡空港から長崎に直行することや、始発のバスでの移動も考えた。ただ、結局は福岡の街を散策する楽しみを優先させたのだけれど... それでも餌をやっている様子を見学することは出来た。

ペンギンに餌をやる時の注意点としては、魚の頭の方から食べさせること。鰭や鱗がのどに引っかかるので、尻尾から食べさせるのは禁物だそうです。

あとはバックヤードツアー。

これは水族館の裏側を係員さんに連れられて見学するものです。これはWebにもあまり詳しく書かれておらず、ノーチェックでした。当日掲示板で発見したのですが、丁度召集がかかった時間は、庭でおにぎりを頬張るのに夢中になっていたため、気付きませんでした。恐るべし、我が食欲...

最後にこの季節はやっていない大イベントとしては、下の書き込みへの須木成さんのツッコミにもある通り、ペンギンパレードがあります。

11月下旬から5月上旬までの土日・祝祭日に開催、ってことであと数週間日程をずらせば見れたかもしれないんだけど、くじで当てた航空券の使用期限もあって、今回は見送りました。

お散歩をするのは約15羽のキングペンギンですが、1羽だけお散歩好きのマカロニペンギンがこっそり紛れ込むのだそうです。体のサイズが全然違うので、遅れがちになるところを、ぴょんぴょん跳ねながら必死についてゆくところが、かわいいと評判だとか。

旭山動物園の雪中のお散歩もいいけど、こっちもいつか見てみたい...

先頭 表紙

ペンギン好きに悪い人はいない、本当にそうだといいですね! 連続殺人犯の家を家宅捜索したらペンギングッズがゾロゾロ...っていうのは確かに考えにくいです。 / マイケル ( 2003-11-12 09:46 )
ペンギンのかわいらしさはあの幼児体型にあるんでしょうねぇ。いわばネオテニー願望の裏返し? まっ、ペンギン好きの人に悪い人はいません(爆) / 須木成 ( 2003-11-12 09:11 )
あ、ペンギン「しか」じゃないんです。ペンギン「だらけ」なのは保証しますが。 / マイケル ( 2003-11-11 18:52 )
長崎か〜・・・すごく遠いけれど、行ってみたいなぁ!ペンギンしかいない動物園なんて、素敵♪(←いえ、他の動物も好きですが、、、) / azzurri ( 2003-11-11 18:46 )
その話は今暖めています。もうすぐ孵化します(嘘)。 / マイケル ( 2003-11-11 15:15 )
ペンギン水族館、いきたいです・・・。餌もあげたいし・・・。ところで、でもなんで長崎に?のお話もお願いします。 / Kyuco ( 2003-11-11 15:03 )

2003-11-10 ペンギン触りたい?


土曜の夕方、会社の夏祭りのくじ引き景品で当てた航空券で福岡に飛んだ。
その晩は天神のビジネスホテルに泊り、翌朝に高速バスで長崎に移動。目的は長崎ペンギン水族館。

ここはそれほど大きな水族館ではないのだけれど、看板に偽り無く「ペンギン」に特化している。全18種類中7種類(キング、イワトビ、マカロニ、ジェンツー、フンボルト、マゼラン、ケープ)が飼育されているのも日本一なら、繁殖成功の実績も豊富で、更に世界一長寿のペンギンがいた(残念なことに昨年他界しました)ことでも有名です。

そんな「日本ペンギン史」に名をとどろかす水族館、でもなんで長崎に? というのはまた後日。

さて、この水族館のお楽しみの一つが、「フンボルトペンギンのタッチング」

これは土曜・日曜・祝祭日の午後2時半から30分間、飼育されているペンギンのうち、二羽が庭の(ダジャレかいっ!)特設コーナーに連れてこられて、そこで来場者と触れ合えるというものです。(ただし触っているのは専ら人間)

並びましたがな。「触りたい?」と聞かれて、「いや、別に...」と言えます? 年甲斐もなくちびっ子と一緒に大人しく順番待ちました。考えてみたら、来場者の殆どがお子さん連れファミリーかデートでやって来たカップルで、水族館にペンギンを一人で見に来て、更にペンギン触るために嬉々として並んでいるオッサンなんて、かなり貴重(笑)。

触るのは背中とフリッパー、決して頭の近くに手を持っていかないようにという飼育係の方からのお達し。いくら大人しいとはいえ、嘴はかなり鋭く、係のお姉さんの腕は傷だらけ。

背中はパッと見た感じ、ああいう模様が付いた皮膚のように見えなくもないですが、実際の皮膚はあの下・1cm 位のところにある。表面は丁度ワックスでガチガチに固められたような感じで、羽根に逆らって撫でるとかなり手に抵抗感があります。

羽根も硬質のプラスチックのようで、あんなのでピシピシやられたらきっと怪我するでしょうね。

このフンボルトペンギン、日本の動物園や水族館で一番お目にかかる機会が一番多い種類です。2001年の時点で日本では1,200羽、長崎でも60羽弱が飼育されています。

しかし原産地の南米のペルーからチリにかけては環境の変化等で個体数が激減(12,000羽)し、絶滅の危機に瀕しているらしい。

例えばペンギンはグアノという海鳥の糞が堆積したところに巣を作りますが、肥料の元として人間が採掘することにより、営巣地を追われることになる。更に地元の漁師が行う底刺し網にペンギンが捕らわれる例も多いらしい。南米の国では日本ほどペンギンに対する意識は高くないと言う事情もある。エル・ニーニョという異常気象が雛の命を奪うことも少なくない。

野生のペンギンを絶滅の危機から救うには、自然破壊や地球温暖化といったこと以外にも、イワシなどを食べる彼らとの共存についても考える必要がありそうだ。

【参考文献】ペンギン、日本人と出会う − 川端裕人著 文藝春秋社刊

先頭 表紙

イワトビもいました。あれ一時期スーパーハードムースのCMで大ブレイクしましたよね。ぴょんぴょん跳ねる姿はかわいらしいですが、間近で見ると目つきが鋭くて驚きます。 / マイケル ( 2003-11-11 13:09 )
ペンギンって、プラスチックのようにつるつるなんだと思ってました・・・。イワトビペンギンが個人的に好みです。←だからなに?という感じですが。 / よちみ@未ログイン ( 2003-11-11 13:03 )
子供のペンギンはまだ海に潜るための準備が出来ていないので、羽の肌触りもきっと違うでしょう。ガチガチに固める必要も無いんだし。 / マイケル ( 2003-11-11 12:57 )
大人になるときには羽が生え変わりますね。そういえば、僕が触らなかった方のペンギンは生後半年で、羽が生え変わる前の子供でした。大きさはあまり変わりませんでしたが、フンボルト特有の模様が未だ出ていなく、全身グレーでした。そっちはひょっとしたらモコモコだったのかも。触りたかった! / マイケル ( 2003-11-11 12:55 )
かわいい!触れるなんて!!こどもの頃はふかふかですよね?確か。大人だと手触りがかわっちゃうのか・・・。うーむ。 / ウサ子 ( 2003-11-11 12:43 )
須木成さん、記事拝見しました。何か自分の抱いている「獣医さん」のイメージを軽〜く飛び越えているような人ですね。ズーラシアも行ってみたくなりました。 / マイケル ( 2003-11-11 09:47 )
おなか...全然気づきませんでした。今思えば足も触ってみたかった。色々悔いが残ります(笑) / マイケル ( 2003-11-11 09:43 )
あっ、失礼しました。増井先生のちょうどよい記事があったので、ご紹介しておきます →http://www.mainichi.co.jp/women/action/leader/2002/0906.html / 須木成 ( 2003-11-11 09:31 )
ふえ〜っ、ペンギンって固いんですね!柔らかそうに見えるのに・・・。おなかはふかふかなのかな? / rica ( 2003-11-11 09:12 )
須木成さん、増井先生というのがどなたなのか...不勉強なもので判りません。もしよろしかったらもう少し詳しいことをお聞かせ願えると幸いです。 / マイケル ( 2003-11-10 21:35 )
独立したての頃、「ペンギン学校」という企画書を書きました(爆) ペンギン学会の方のお引き合わせで増井先生にお会いしたりしたのですが、バブル崩壊でぽしゃりました。長崎のそこは、その頃からペンギンのパレードでも有名でした。 / 須木成 ( 2003-11-10 21:24 )

2003-11-04 国立博物館パスポートを購入

下記のfukuさんへのツッコミにも書きましたが、「東京国立博物館パスポート」を買いました。

これは年会費3千円(学生は2千円)で、東京・奈良・京都の国立博物館の平常展が入り放題+特別展・共催展を年6回見ることができるスグレモノです。

いつも特別な展示がないとなかなか上野まで足を運ぶことはないですが、これがあれば、「ちょっと埴輪見に...」とか「○○ついでに銅鐸を...」なんてことが可能になります。ただ家から上野までは片道1時間半かかるのが残念なんですが、北海道に住んでいたことを思うと随分贅沢な悩みです。

さて、先日僕が見た「伊能忠敬と日本図」は平常展の範疇に含まれますが、今、上野では以下の二つの特別展が開催中です。

「煌きのダイヤモンド ―ヨーロッパの宝飾400年―」
「国宝・大徳寺聚光院の襖絵」

「ダイヤモンドは女の友達」と歌ったのは、「紳士は金髪がお好き」でのマリリン・モンローですが、僕は別にダイヤとは友達でもなんでもないので(モンローとはお友達になりたいですが)、襖絵を見ました。

大徳寺の塔頭(たっちゅう)聚光院(じゅこういん)の方丈を飾る襖絵は、桃山時代を代表する画家、狩野永徳とその父・松栄によって描かれた国宝で、通常は非公開のものです。

以前はこの手の水墨画とかを見てもなん〜にも感じることはなかったのですが、ここ1〜2年、横山大観や雪舟の絵などを見ているうちに、何とな〜くですが、「良し悪し」は分からないまでも「好き嫌い」くらいは分かるようになってきました。

ただ、これは今回の展示に限った話ではないんですが、なぜその絵に惹かれるのか、なぜその絵をスゴイと思うのか、というところまで理解できていません。

今回の展示でも、好きなのは永徳であり、松栄ではない。じゃ、その違いは何なのか...筆致なのか、構図なのか、テーマなのか、題材なのか... 自分が持ってる「美の基準」を知りたい。展覧会に行く時にいつも漠然と感じる疑問です。

さて、この手の会場の客層といえば、割と年配の方とか、若くてもちょっと大人しいカップルとかが多く、コギャルっぽい人は殆ど見かけません。

ところが昨日はいたのだ。コギャル言葉を話す人が。

「これ〜何だかすっごく"わびぃ"って感じぃ」
「ここにもぉ、鳥描いた方がいくない?」

その声の主を見て、思わず笑っちゃったんです。だって、所謂金髪ヤンキー娘。いや、そっちじゃなくて天然の。もっと分かりやすく言えば二十歳くらいの白人女性でした。

長年日本に住んでいるのか、とても流暢なコギャル語で、その見かけとのギャップ(結構美人!)が妙におかしかったです。この人ならNOVAのCM(例の関西弁を話す火星人のやつ)に出てもいけるかも...

先頭 表紙

「お前に侘びがわかるのか!」とツッコミを入れそうになりましたが、自分も良くわかってないのでやめました。 / マイケル ( 2003-11-08 02:54 )
「わびぃ」ってすごいですねぇ(驚)! 「いくない?」も。。。やっぱりちゃんと語尾を上げて話してたんでしょうねぇ。最近僕も、NHKの国宝解説番組は好きで見てます。あれは参考になります。って、何の参考になるのかはわかんないですが(爆) / 須木成@つっこみありがとうございます! ( 2003-11-08 00:04 )
つれない...ですか。そういえば昔こんな歌がありました。「こんなに好きやのにつれないなぁ、な゛〜!」 / マイケル ( 2003-11-07 17:37 )
azzurriにとってはダイヤモンドはつれないお友達・・・はさておき、3,000円で行き放題はいいですね〜。最近は美術館や博物館もすっかりご無沙汰、、、ちゃんと芸術活動?しなくちゃ♪ / azzurri ( 2003-11-07 13:08 )
よちみさん、1枚持ってれば、家族もタダになるみたい...詳しくはここ ちなみにモニュメントバレーは国立公園じゃなくて、ナバホ族の所有地なのでパスは使えません... / マイケル ( 2003-11-07 12:54 )
Kyucoさん、次からは「なぜこれが好きなのか」にこだわって鑑賞してみようと思います。謎が解けるかな... / マイケル ( 2003-11-07 12:52 )
こっちにいる間に美術館にも行こうと思ってます。ricaさんの書いているパスポートってアメリカ中どこの国立公園やモニュメントでも使えるのかしら(鼻息荒) 航空宇宙博物館にいた航空学校の学生らしき女の子たち(白人・金髪)が「ここって飲み放題?」とか「なんか雰囲気違うみたいー」と日本語で話していたのにびっくりしました。 / よちみ ( 2003-11-07 11:10 )
伊能忠敬・阿部公房・狩野永徳。どれも日本にいたら絶対に足を運びたいモノなので、マイケルさん羨ましいですぅ・・・。自分のもっている「美の基準」、私もいつも考えています。私のばあい大きな決め手は「色彩」と「コントラスト」にありそう。 / Kyuco ( 2003-11-06 16:28 )
あー! 僕それ、買った当日になくしたことがあります。コロラドのメサベルデって国立公園のゲートで買って、その日は公園内で宿泊。翌日気づいたらなくなってるの。その後、ユタのキャニオンランズとアーチーズって公園では泣く泣く入場料払いました。でもひょっとしてそれってワシントンDCにある各種モニュメントで使えなかったですかね? (うろ覚え) / マイケル ( 2003-11-06 12:06 )
3000円!それでパスポートならいいですね〜。私も今年、アメリカの国立公園のパスポートを購入しました($50)。でもなかなか遠い場所にしかなくて行けないんですよね(笑)。 / rica ( 2003-11-06 11:51 )
学生証みたいなものはあるんでしょうか? それを楯に?あくまで学生であることを主張しましょう! 通じるかどうかは保証しかねますが... / マイケル ( 2003-11-05 05:45 )
芸術の秋を満喫中のご様子ですね。そのパスポートいいなあ、学生2000円だなんて。でも、ドイツでは学生の私も、日本に帰ると学生扱いされないのには、いつも納得がいかないんですよねえ。・・・って全然関係ないつっこみでした。 / トモコ ( 2003-11-05 02:30 )

2003-11-04 没後10年-安部公房展@世田谷文学館

何とか展示の最終日に間に合いました。

高校生のときに読んで衝撃を受けた大好きな作家、安部公房。といいながらもともと読書家じゃないんで、高校時代に好きだった作家って、梶井基次郎と西脇順三郎、そして村上春樹くらいか。

むしろ小学生の頃の方が本をたくさん読んでいたかも。好きだったのはシートン動物記とか、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズとか、横溝正史の金田一耕助もの。内容は殆ど忘れちゃってるなぁ。確か夏目漱石の「こころ」を初めて読んだのもこの頃か。実は未だ読み終わってないけど(笑)。

今回改めて氏の「砂の女」「箱男」を再読。そして「密会」を何とか読破。実はこれと「壁」位しか読んでない。良くそれで「好きな作家」と言えたもんだ...

この人の小説はとにかく不条理。自分の名前を盗まれてから社会との関わりが保てなくなった人の話とか、砂の穴の中の家に閉じ込められて毎日砂掻きの労働を強いられたりとか、奥さんが何の予兆もなくいきなり救急車で連れ去られたり。あと、情報量がすごい。饒舌すぎて何が何だか訳がわからなくなりつつも、ついつい氏の作り出す迷宮世界に引きずり込まれてしまう。テーマも今読んでも充分通用するくらい現代的。「箱男」って今更ながらだけどスゴイ。

展示ではビデオ・インスタレーションが面白かった。プロジェクターから投影されるのは彼が晩年を過ごした箱根の書斎、彼自身が撮影した写真、そして遺作となった「飛ぶ男」の原稿がワープロで打たれていくさまがカオティックに、スピーディーに映し出されていく。まるで自分が安部氏になって、そこで作品を生み出しているような錯覚を覚える。

氏はノーベル文学賞候補にもなるくらい世界的に知名度の高い作家だけど、他にも劇作や写真など幅広い表現活動を行っていた。そしてあまり知られていないかもしれないけど、日本で最初にワープロで小説を執筆したのは氏だそうです(84年の「方舟さくら丸」)。しかもよりによってワープロはNECの「文豪」(笑)だったとか。マルチな才能を持った氏のことだから、もし生きていたらきっとWeb上でも刺激的な作品を次々発表していたに違いない、なんていう想像をしてしまった。

ほかにもアウトドア好きが高じて、タイヤに簡単に取り付けられる「チェニジー」なる商品を開発し、特許も持っているという、おおよそ作品からはうかがい知れない一面もお持ちでした。

来週末の予定。

土曜の夕方、会社の夏祭りのくじ引き景品の航空券で福岡に飛びます。
そして、長崎ペンギン水族館を見てきます! 強行日程だけど、楽しみ!

先頭 表紙

3連休は久々に文化的(笑)な日々を過ごしていました。ただ疲れが溜まっていたのか、本多劇場で当日券を待つ間、階段に腰掛けて爆睡してましたが... / マイケル ( 2003-11-04 23:27 )
秋らしいお休みおくられているんですね。ちょっとうらやましい!ペンギン好きなのでご報告楽しみにしております〜。 / ウサ子@ご心配ありがとうございました ( 2003-11-04 22:14 )
雪人さん、はじめまして。今丁度「他人の顔」読み始めるところです。最後までいけますでしょうか... / マイケル ( 2003-11-04 19:52 )
安部公房、好きで「箱男」などいくつか読みましたが、「他人の顔」だけは何度挑戦しても最後まで読めないです。半分くらい読んだところで気持ち悪くなっちゃって(^-^;) / 雪人@はじめまして ( 2003-11-04 18:46 )

2003-11-03 伊能忠敬と日本図@東京国立博物館

以前、飛行機で羽田から千歳に飛んだとき、窓から見えた猪苗代湖を見て、思わず歓声をあげそうになったことがある。

「おぉ! 地図とそっくり!」

全くもってバカである。地図が実物に似てるのである。それは郷ひろみを見て「若人あきらそっくり!」というのと同じだ。(例えが古すぎ)。

しかし、そうは言うものの、僕らがホンモノのこの国の形を見ることは難しい。だから本来オリジナルの再現にしか過ぎない地図のことをあたかもホンモノのように思ってしまうのだな。

それにしても伊能忠敬だ。彼が作った地図のことは、歴史の教科書等で習って、皆知っているだろうけど、実物を見たことある人は少ないかもしれない。それが10/31〜12/14まで、東京上野の国立博物館平成館で公開中だ。僕が子供の頃に、こういう展示が近所であったら毎日のように通っていたかもしれない。本当に東京の人は恵まれている...

今から200年以上前に、17年かけて日本全国を測量した忠敬。50歳を過ぎてから江戸に出て(元々千葉の佐原の人、地元にも記念館があるらしい)、19歳年下の幕府天文方・高橋至時に入門。全国行脚の測量を行ったのは55歳から73歳まで...ってかなりガッツのあるジジイだったのだな。何せ歩いた距離は約3万5千キロ!

測量は基本的には海岸線や街道に沿って行われている。それとは別に、測量地点から山や岬の突端までに引かれた方位線なども地図に描かれている。その中には伊勢から富士山に対して引かれた線もあるのだとか。

今回の展示では、3種類の縮尺別に小図(432,000分の1 - 日本全体を3枚の地図で描く)中図(216,000分の1 - 8枚)、更にアメリカの議会図書館で発見(!)されたという、大図(36,000分の1 - 200枚以上)が展示されており、特に大図はその複製を平成館一階のラウンジの床に敷き詰めると言う趣向も楽しめます。

忠敬は地図の提出先が殿様や位の高い武士であったことから、その芸術的な価値、というのにも気を使っていたようです。とにかく地図の正確さもさることながら、美しいのです。

実用的なだけではなく、芸術的にも価値があり、更にこの時代の多くの情報が盛り込まれている...会期中にまた訪れたくなるいい展示でした。

先頭 表紙

上野の国立博物館の表慶館では「煌きのダイヤモンド」の展示もあるし、時間配分には気をつけましょうね。 / マイケル ( 2003-11-04 12:23 )
地理関係は興味津々なので、これはぜひ見に行きたいの!あと、人体の不思議展も見たいのです。有楽町に上野だったら1日でOKだしねぇ。いきたいいきたいいきたーい!!! / マッキィ ( 2003-11-04 11:36 )
トモコさん、これほど大規模な展示じゃなくても、地図そのものは国立博物館に所蔵されているものなので、きっと見るチャンスはあると思いますよ! / マイケル ( 2003-11-04 00:48 )
fukuさん、この機会に僕は国立博物館パスポート作っちゃいました。3,000円で1年間、特別展が1回ずつ6回まで、平常展は何度も見ることが出来ます。ちなみに伊能忠敬の展示はこの平常展に含まれています。 / マイケル ( 2003-11-04 00:45 )
あら、バカだなんて言わないでくださいな。私も飛行機に乗るといつも、マイケルさんと同じようなこと、思いますもん。それにしてもその展示、興味津々です。見たいなあ。 / トモコ ( 2003-11-04 00:16 )
ごめんなさい・・・(汗)。‘行ってみます!!!’です・・。 / fuku ( 2003-11-04 00:10 )
行ってます!!! / fuku ( 2003-11-04 00:10 )

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