暇人の方々にも昨日の事件について触れている方がいらっしゃいましたが、私もやりきれない思いで報道を見ていて書いてみることにしました。
精神分裂症という病気。
この病気は完全に治るものではないそうです。薬などで多少の回復が見られても放っておくとまた症状が出てくると言います。この犯人も入院歴があったわけで、退院した後もそれを知っている家族が彼の行動に常に注意をしていなくてはいけません。人権、人権と言いますが、精神分裂症の患者を野放しにしておくと、今回の場合やバスジャック事件の時のように恐ろしい結末が起こりうるのです。
動機。
犯人の供述は支離滅裂であって理解できません。まともに会話をすること自体が無理なわけですから、いくら時間をかけても動機を聞き出すことはできないのです。そもそもちゃんとした動機があるかどうかも分かりません。第一、犯人にどんな動機があったとしても人の命を奪うことが許されるわけがありません。
かといって、刑事責任能力をただちに否定してしまうことにも疑問を覚えます。
精神を病んでいるから人を殺しても罰せられないとしたら、殺された人、残された家族の気持ちはどうなってしまうのでしょう。
極刑が妥当なのか、病院で一生を送るのが妥当なのか判断は司法に任せるしかないのですが、二度とこのような事件が起きてしまわないように祈るばかりです。
亡くなってしまった方々には心からご冥福をお祈りいたします。 |