2001-05-30 ビッケパラシュート降下訓練で空に散るの巻　その２
2001-05-30 ビッケ、パラシュート降下訓練で空に散る（ハズだった）の巻　その１
2001-05-29 ビッケ、自衛隊に入隊するの巻
2001-05-28 入社したころの話
2001-05-21 そろそろプーにも飽きてきた

その１から読んでくだされ。

教官が次は実際にパラシュートを使って訓練施設から飛び降りてもらうと言ったのだ。移動してみるとそこには２０ｍほどの飛び込み台みたいな物がありパラシュートがワイヤーでつられてどうやらそれに人がぶら下がって下に降りるみたいだった。
まず教官が見本を見せてくれた。上までで階段で行きパラシュートを付け簡単に降りてきた。カッコイーとみんな盛り上がってるけど自分が今からこれをやると思うとますます不安になってきた。そしてトップバッターは自ら立候補した軍事マニアだった。こいつホントに嬉しそうな顔してやがる。てっぺんまで昇りいよいよ降下。
教官がメガホンで「レンジャー大崎（こいつの本名）いけ！」「レンジャー！いち降下、に降下、さん降下、着地！異常なし！」この男恍惚の表情浮かべていやがる。満足そうだ。
みんな感想を聞いてるがそんな余裕は僕にはもう無く緊張で吐き気がしてきた。
次々とパラシュートでみんな降りて来る。そしてとうとう僕の番だ。顔も引きつり吐き気も、もう限界だけど平静を装い階段を昇る。しかしこの階段下が丸見えだ。下を見ないようにしてへっぴり腰で約半分まできて一息つき、思わず下を見てしまった。これがいけなかった、急に足がプルプルいいだして多分心地よい程度の風だったんだろうけど僕にはこれが強風に感じ下に転げ落ちそうな気がして四つんばいになり昇ろうとするが今度は手がプルプルいいだした。これはもう無理だと思いあきらめこのまま下に降りようとするがまた下を見てしまいプルプルが始まった。もう昇ることも降りることもできなくなりだんだん泣きそうになってきた。下から教官が早く昇れと叫んでいる。ヤバイ！鼻の奥がツーンとしてきた。もう頭がパニックになってきた。はやく昇れ！また教官が叫んだ。もう駄目だ。ここでやってしまったのねん。涙があふれてきて止まらなくなった。人前で無くなんて幼稚園以来だった。だけど僕泣くとキレて強くなるんだなこれが。昔やってたトミーとマツみたく。泣きながら一番てっぺんまで駆け昇りパラシュートを付けた。また下を見てしまいプルプルしてきた。もう鼻水だか涙だか分からないくらいブサイクな顔になってしまった
教官「レンジャービッケ行け！（半笑い）」「れんじゃ〜（泣）」
目をつぶって飛び降りフワッとした感覚がしてゆっくり着地するとすでにそこでは大爆笑する同期の面々。カッコワルー。

その夜、夜間行軍が行われ、自衛隊研修は終了。
そして神戸に行き１ヶ月の研修合宿があり散々同期にバカにされるのであった。おしまい

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　言い訳　その１　別に僕は泣き虫なわけじゃなくてただ普通の人より涙腺がゆるいだけ　　　　　　　　　なんですよ。
　
　言い訳　その２　別に僕はただ高いところが嫌いなだけでそれ以外は普通なんですよ。

　言い訳　その３　別に僕はビビッテ動けなくなるんじゃなくてただ自分の意思とは逆に　　　　　　　　　脳が勝手に体に指令を出すだけなんですよ。　　

　これだけ言えば大丈夫だろう。ふぅ

　ホントはこれ書きたくないんだよねー、未だに同期だった奴に言われるもん。まあいいや。自衛隊研修初日は基本教練っていう隊列の練習をやったんだけど僕らのほかにも研修で来てる建設会社があってそこの研修内容は３日間、パラシュートなし。何なんだこの違いは。僕らと同じ研修内容の会社もあるみたいなんだけどそこはほとんどが金髪のヤンキーばっかり。ちょっと根性曲がってそうなおこちゃま達。何でこいつらと研修内容一緒なんだよ。こっちはみんな髪黒いし根性曲がってないしそこまでしなくてもだいじょぶだって。なーんか基本教練もほかと比べて厳しいんだよね。まあやるしかないか。
　って感じで１日目の基本教練終了。でもアレって結構難しくて回れ右は180度、右向け右は90度、さらに半ば右向け右は45度でこれを行進しながら列で動くんだけど間違えると一人で違う方向に行ってしまいチョト恥ずかしかった。
　１つ驚いたことが朝ラッパの音と共に起床。音と同時に着替えながらグランドにダッシュもちろん上半身は裸。遅いと腕立てなのでみんな必死で走って集合、そして点呼、ラジオ体操、こりゃ完全に軍隊ですな。
　さてこんな感じで６日目まで終了とうとうラストのパラシュート降下訓練。
教官からほんとに飛行機から降下訓練はしないので練習用の施設で行うと聞いたのでかなり油断してたんだけどまあ最初は良かった。３ｍ位の台が二つあって（３０ｍ位離れる）
そこにワイヤーが張ってあり滑車の付いたワイヤーにぶら下がり飛び出す訓練をするだけ。ちょっと笑っちゃうのがこのときの掛け声。
教官「レンジャー○○降下！」
研修生「レンジャー！」「いち降下、に降下、さん降下、よん降下、着地！」（すべて絶叫）
なんか笑っちゃうでしょ。すっかりリラックスしてたら最後のもうひとつあったのよん。
これがのちにとんでもない事に。
その２へ

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　４月１日大阪の本社で入社式を済ませ一同バスに揺られ自衛隊へ強制送還。
そのバスの中では、新入社員同士の中を深めようと指導員である先輩社員がいろいろやっているのだが周りを見るとみな緊張している模様。僕はびびっていることを悟られないようにして隣に座っている同期に自衛隊研修について聞いてみる。　
するとなんとこの男、軍事マニアだと告白する。日本の自衛隊の主力装備は世界最高峰だとか、今から行く自衛隊の駐屯地にはレンジャー部隊があり、陸自のエリート部隊であるとか、防衛大卒はいきなり三等陸尉で入隊しこれは昔の少尉にあたり、ガンダムのアムロがこの少尉だったとか、この男、目をキラキラさせていうのである。そして自衛隊研修は去年の話だと隊列訓練（回れ右とか）や行進訓練、体力測定で最後に夜間行軍（これは散歩程度）をやる程度でそんなにきつくはなくおおむね楽しい研修で３日間で終わったそうだ。な〜んだそれだけか、楽じゃん、と今後の不安が取り除かれたところで指導員からこの自衛隊研修についての説明があった。
「え〜と、これから皆さんは７日間の自衛隊研修に入ります。今年から少し内容を変えて去年とは違う駐屯地で今年はやります。詳しい内容は着いてから隊員の方から説明があります」　
　７日間！？　あれ？去年の話では３日間って聞いたのに。なんかものすご〜ぐ嫌な予感がする。大体こういうときの予感て当たるんだよね、僕。周りも皆不安な顔になる。だが隣の軍事マニアだけは余計目がキラキラしている模様。
　そして到着。今回の自衛隊の指導教官からの挨拶と説明があった。挨拶ではその人は第一空艇団（パラシュート部隊）で僕達もこの部隊に所属になるらしい。
　すると、軍事マニアが小声で「第一空艇団ってたしかレンジャー部隊のはずだけど」と言った。ん〜ますます嫌な予感、その後これが現実に。研修の予定表を見ると最後に驚くべき事がかいてある！　パラシュート降下訓練・・・うっそーマジでやるの？
　一瞬にして体の力が抜ける。だって僕、極度の高所恐怖症なんだもん。歩道橋だってできれば渡らないようにして今まで生きてきたのにそんなのできるわけ無いじゃん、いったいこの会社何を企んでいるんだ。あー最悪だー、７日間長いなー。・・・

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　初の書き込みからかなり時間がたってしまったが第二回です
前回ぼくが会社を辞めたと書いたんだけどこれからしばらくはそこまでのいきさつを書きます。
　今から７年前大学受験の時期だったころの僕にある衝撃が走った。それはあるゼネコンＣＭ（忌野清しろう（字わからん）がたしか、パパの手という歌を歌っていた）でワイシャツの上に作業着を着人が図面を持って工事現場で仕事をしていて最後に、「地図に残る仕事がしたい」と言っていたのだ。その「地図に残る仕事」ってことばに「か、かっこい〜」この仕事がしたい！と思いビルなんか作る建築よりもっと大きなダムとか橋を作る土木がやりたい！と思い工学部の土木工学科をうけ何とか滑り込み入学。
　そして何の迷いも無く就職は、建設会社へ。俺も地図に残るものを作るぞ（ハズカシー）と、ちょっと生き急いでる痛い若者の僕は新入社員研修のため実家の東京（と言ってもかなりはずれのほうなのだ）から神戸へ。　
　そして着くなり、ある大きな間違いに気付く。
それは、なんと研修の項目に自衛隊体験入隊があったのだ。
な、何いいいいいい。聞いてないぞ、嘘だろ、と隣にいた同期の奴に聞くと、内定式のときのプリントに書いてあったらしいのだ。多分捨ててしまったんだろう、全くそのことを知らなかった僕は、翌日大阪の自衛隊で体験入隊することになったのだった。・・・

　

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　　　　　　　　　　　　　　五月某日・・・
んー、うるさいなー、通りを行き交う車の音に目がさめる。いつものごとく朝のニュースを見ようとテレビをつける。
！？　笑っていいともがやっている・・・　ヤバイ！寝坊した、しかももう昼だ　うあああああああああああああああ！　どーしよう、急いで仕事場に行かなくちゃ。慌てて着替えて車を飛ばして仕事場へいくとそこには、何事もなかったかのように働く作業員のおじさんたち。あれ？誰も遅刻に気付いてないや、ラッキー。さー事務所行って書類やろー。
はー、デスクワークは眠くなるなー。
数分後・・・　ZZZ。　　　　

　再び目覚める。　？　あれ、実家のベッドの上だ。はー、夢か。そうだ会社辞めたんだった。しかしそれにしても地味な夢だった。まるで女っ気がないよ。もう昼か。もう一回寝よ。ZZZ

　っという訳で始めまして、ビッケです。上にも書いた通り会社辞めちゃったんです。
ゼネコンマンとして期待に胸膨らませ入社したものの不本意ながら北海道の狐と熊しかいない山奥に飛ばされ2年、時には−３５℃という過酷な環境下で現場を指揮し、簡易トイレの凍ったう○こが詰まらない様に棒でつつくのを日課とし俺は学校出てこんな所で何やってるんだろうと疑問に思いふたたび東京の実家に戻って来てしまいました（笑）。
でも無職か・・・嫌な響きだ。毎日ご飯はモリモリ食べてるのに社会的には何も生み出してないのか・・・い、いやう○こは毎日生み出してるぞ！う、う○こ製造機か・・・もっと嫌だ（TOT）。でももうダム現場で熊に命狙われることないんだー（笑）（ほんとに遭遇した）
仕事しないとホント暇なんだよねー。もう辞めて1ヶ月だし昼間みんな仕事してるし、もーいいかげん秘湯めぐりも飽きたしそろそろ仕事探そうかしらん。
というわけでこれからできるだけ毎日書き込んでいくので見たらツッコミいれてやって下さい。m(_ _)m
　　





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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