2001-12-21 ババシャツ
2001-12-14 カワイイ！、と言われてしまいました
2001-12-12 誘惑の罠
2001-12-07 有名デザイナーのお店で働いてたお友だち
2001-12-05 お出まし
2001-12-04 20歳の子に似合うデザインなのに、買うのは30〜40代ばかり
2001-12-02 ボタン一そろいゲットのついでに衝動買い
2001-11-18 コートのボタンが半分以上行方不明に
2001-11-07 加藤剛さん(のそっくりさん)攻略
2001-10-19 美しき環境に憧れて

嗚呼、何といふことでしょう。うっかりしまい忘れたババシャツを来訪者(♀)に見られてしまいました。中国産の綿100%、超安物でございました。どぅあって、静電気がだい、だい、だい、だい、大嫌いなんですもの。ああ、どうして冥土印・シルクのババシャツ、もしくは英国王室御用達のダマールのババシャツでなかったのでしょう。(持っていないからよ)

さて、もう一つのミッシー(ただの年増女)御用達といえばウォーキングシューズ。あたくしのお気に入りの銀座線と丸の内線の乗換某駅すぐそばのお店○○○の布張りローヒールは、生まれて始めて出会えた名作でした。おしゃれで軽くて歩きやすくて値段もそんな高くなかったので、感激のあまり、夏の間にグレー、ベージュ、黒と３色取り揃えました。うっかりすると本当に売り切れになりそうでしたので。

でも、やっぱり布張りなので、一番愛用していたグレーのかかとのあたりが、とうとうほころびてまいりました。これで毎日階段を駆け降りたりしていれば当たり前ですわよね。嗚呼、残念。３つとも裂けた暁には、スーパーで買ったスニーカー(マジックテープ付き)に頼るしかなさそうで巣。

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ということで、宅配便で届いたお直しの入った大きなお箱を電車に乗って抱えて帰りました。大きなお箱なので、よくばり婆さんの大きなつづらみたいに見えたかもしれません。中に入ってた「おともぎれ」が「おとも食い」に見えて仕方がありませんでした。

ぶちーくのお姉さんから、とっても事務的なお手紙が入っていました。「何かありましたらご連絡ください」で、試着したら何かありましたわよ。スカート丈出し、縫いしろが３ミリしか残っていないギリギリまで丈を延ばしてあるのに、やはり椅子に座るとひざ上で太ももの一部が露出してしまうんですの。ああ、でもやっぱりおニューのお洋服はうれしひ！

そして、迷わず翌朝着ました。嗚呼、やはり電車で座ると、太ももの一部が見えてしまいます。これは公序良俗に反する有害物陳列と言われても仕方ありませぬ。若いスリムな子なら見物料払ってよ、と言えるところですが、あたくしの場合は迷惑料を自分が払え、と言われそうでございます(泣)。

さあ、会社に着きました。同僚しゃんのひと言、「たらんてらさん、カワイイ！」これで救われました。うふ、そう？

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先日衝動買いしたスーツのスカートお直し分が、宅配便で会社に届きました。受け取ったのは何と上司(♂)でした。やばかったで酢。「たらんてらさん、スカートが届きましたよ」なんて大声で箱を持って来られてしまいました。ぶちーくのお姉さんにあれほど「小さいお箱でお願いいたしますわね」と念を押しましたのに、大きなお箱でございました。

残念ながら今日は仕事で外出して直帰だったので、そのお箱は持って帰れませんでした(涙)。お陰でホクホクの一人ファッションショーもできません。

そして、帰宅しましたら、別のぶちーくから招待状が届いておりました。行きつけのぶちーくをちょっと浮気して訪れたところです。春夏物コレクションの出欠票返信用ハガキ、まで同封されておりました。日時はバッチリお仕事の日の日中で、出席できません。だから、カタローグも見ずに捨てます。捨てないと、誘惑に負けそうでございます。きっぱりと見ずに捨てます！・・・やっぱり見たいで砂。

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あたくしの学校時代の友人(♀)は、某世界的有名ファッション・デザイナーのお店、しかも大人の流行発信地の一つ青山店に勤めておりました。そのデザイナーの服を売るのがお仕事ですから、やはり自分たちが売っている服が大好きで、日頃もその服を着て販売の仕事をしていました。社員割引で半額で買えるのです。・・・というよりも、半ば強制的に買わされるのです。

次のシーズンの新作が発表になりますと、まず社員どもが我先に、自分の気に入った作品を購入します。定価は庶民に手の届くものではありません。ブラウス７万円、ワンピース20万円なんて当たり前です。ですから、たとえ半額でも彼女たちの給料から出すのは結構痛いわけです。だからなおさら、一番いいものを競って奪い合います。

そして、自分達が興味なかったものを目いっぱいショップに陳列して、お客様におすすめします。お客様が「どちらにしようかしら」と迷われたら、すぐさま売れ残りそうな方をおすすめします。試着していただいて、「すごくお似合いですよ！」と言って差し上げます。

そして、それでも売れ残った「カス」や「難有り」の商品をバーゲンに出します。有名ブランドなので、そういう商品でもバーゲンで飛ぶように売れてくれるのは、とてもありがたいことです。そのバーゲンに群がっていたあたくしとしましては、結構暗くなるお話でございました。

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あの本間さんからお仕事の電話をいただきました。しかも、ご本人お出ましで打ち合わせ。ああ、何度も言おうとしたんですが、あたくしには勇気がありませんでした。「本間さん、ホンマ？」

さて、この前のぶちーくのお姉さんのお話に戻ります。いろいろお話しているうちに、お姉さんはあたくしより数歳年上と判明いたしました。そして、お姉さんはあたくしに、「次の春物は絶対グリーンになさいませ」と強引にお勧めになりました。グリーン！といっても、ちょっと色の混ざった柔らかな感じです。ああ、持っていません。ちょっと勇気のいる色でしたわ。

で、よく見ると、赤の色違いの同じものをお姉さんは着てらっしゃるじゃあありませんか。もちろん、社員割引、つまり半額で入手されたに違いありません。赤といってもちょっと抑えた赤で、十分お仕事の場でも着れます。んまあ、お姉さん、どうしてアナタは赤で、あたくしにはグリーンなんでしょう。

「マッダームのために、グリーンを死守しましたのよ。さっきいらしたお客様もご興味お持ちだったんですが、『まあ、お客さまでしたら絶対に黒ですわよ！』と強引に黒を買っていただいたんですのよ。このグリーンは是非、是非マッダームに着ていただこう、と決めておりましたのよ。」・・・あのお、何故アナタはあたくしにグリーンを割り当て、そのお客さんには黒を輪割り当て、そしてアナタは赤なの？

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　そのぶちーくでは、斬新かつエレガントなデザインのお洋服がいっぱい吊るしてございますの。スカートの丈のスタンダードは起立時にひざ上５センチ。つまり、座るとスカート丈がずれて、思いっきり太もも丸出しになっちまいますの。つまり、脚線美を持った女性のみが美しく着こなせる、大根足女は指をくわえて見てらっしゃいってお洋服ばかりなのでございま砂。

　あたくしはため息まじりで店員のお姉さんに尋ねました。「ここのお洋服って、細身の若いコじゃなきゃ似合いませんわよね」ところが・・・。お姉さんはおっしゃいました。「いいえ、実はそんなことないんですよ。うちのお客様はたいがい30代から40代なんですのよ、マッダーム。」んまあ、それは30代・40代大根足女たちが見苦しい太ももさらしてるわけなのですわね(含・あたくし)。これは犯罪行為じゃないかしら。

　いつもそのブチークのお洋服を社員割引、つまり半額程度で買って身につけておられるそのお姉さんは小柄で巣。「私はいつもスカート丈詰めてるんですけど、たいがいのお客様は丈出しをご希望なんですよ、マッダーム」・・・それはあたくしのことじゃないですか。

　「それにですね、マッダーム。最近はお客様からウエストもゆったりめのご希望が非常に多いんですよ。でも、それはシャネルとかの超高級ブランドも皆同じなんですってよ。」そりゃそうですわよね。20歳やそこらの女の子は普通高級な服なんか買えるお金持ってませんわよね。

　で、超高級な服が買える身分になった時はすでに年とっててウエスト70センチとかじゃなきゃ入らないし、当然足も太くてひざ上のスカートなんてとても情けなくてはけやしません。・・・と思うのは外野のみで、本人は嬉々として太もも丸出しやってたりするんですのよね。

　ああ、超高級服の世界的有名デザイナーさん、そんな中年太り女のためにデザインしたんじゃないって本当はムッとしてるんでしょう？でも、彼女たちが買ってくれるからビジネスが成り立つんですわよね。ああ、世の中不条理、ジレンマですわよね。

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　次々とちぎれて行方不明になったお気に入りの雨天対応型おしゃれコートのボタンを注文して一週間後、ぶちーくのお姉さんからしつこく電話がありました。「マッダーム、ボタンができましてよ」そこで、近くに所要のあったついでに行ってまいりました。

　「マッダームはたしかボタンを６個だけご注文でしたわね。」そうです。飛んで行ったのは３個ですが、念のため前ボタン６個全部注文しました。「でも、本社に相談しましたら、そういうお方はきっと他のボタンもおなくしになるから、襟ボタンも含め、全部お作りいたしましたのよ」痛いところをついてくるお姉さんですわ。

　そして、もちろんボタンの受け取りだけではすまず、名セールスウーマンたるお姉さんの口車に乗って、追加の冬物ばかりかうっかり春物を買ってしまったあたくしでした。「そうそう、マッダーム、これだと○○○そっくりですわよ！」の殺し文句に弱かったあたくしです。あたくしのクレジットラインは大丈夫なのか、ちょっと寒気がしましたわ。

　それから年に２度のエステサロンのグッズ買いです。サロンが２階に入っているビルに行くと、エレベーターが使用停止になっておりました。あらあら、このサロンの経営、大丈夫なのかしら。

　受付の近くに張り紙がしてございました。コラーゲンの安全性がどうのこうの・・・。そうでした。狂牛病騒ぎの影響で牛のコラーゲンを使った美容グッズはやばい、との噂が広がって、エステ業界は大損害なのでしょう。

　もちろん、すべての買い物は堕唖厘には内緒ですわ。

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　行きつけのブチークの店員しゃんから電話がありました。「マッダーム・たらんてら、先日お送りした春物カタローグでご紹介したものが、どんどん売れてますわよ。早くいらっしゃいまし。」

　貼る物肩ロー具なんて、もうとっくにゴミ箱に捨てちゃいましたわよ。でも、どんどん売れてなくなるって恐怖感煽り商法に弱いあたくしでございます。「んまあ、そうですの。でも、あたくし、なかなか都合がつかなくって・・・」

　「大丈夫、マッダームのサイズのお品はまだ沢山残っておりますわ」・・・・、Ach,so(ドイツ語です。奇しくも「あっそ」の意)。

　そうそう、昨冬、店員しゃんのセールストークに落とされて買った、撥水性のコートのボタンの半分以上が行方不明になっていたのを思い出しました。「あの、去年そちらで買ったコートのボタンが沢山なくなったんですが・・・」「マッダーム、それは前ボタンでございますか？」当たり前だっちゅうに。

　「マッダーム、代わりのボタンがおありじゃありませんで？」「ええ、そんなのも、とっくにどこかに飛んで行ってしまいましたの。」そんなこといちいち説明させないでくださいまし(涙)。ぶちっと切れて飛んでったんやんけ。

　「わかりました。それでは品番をおっしゃってください。本社に注文して作ってもらいます。」オオ、本社！それは東京本社のことかしら、それともかの国の本社かしら。もしかして、この店員しゃん、見かけによらず、インターナショナルかも。「ええ、是非お願いいたしますわ！」

　「マッダーム、どうせなら沢山作っておきましょうよ。」「ええ、またどこかに吹っ飛んで行くといけませんから、６枚お願いいたしますわ。」「それがいいですよ。原価程度でできますから。1枚200円くらいですよ。」ええ〜っ！タダじゃないのかよ！？しまった・・・。・・・でも、前言撤回する勇気はございませんでした。

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お仕事で、ふと思いつきましたの。もうかれこれ１年もお会いしていない、取引先の加藤剛さんに似たお方にお電話してみようと。実はこのお方は８割が加藤剛さん、２割が寺尾聡さんに似ておられますの(いったいどういうお顔なんでしょか)。

思えば、加藤剛さん(に似たお方)とは、一度しかお会いしたことはございません。その時、あろうことか加藤剛さん(に似たお方)は会議中に居眠りなさったんですの。

一介のサラリーマンにしておくにはもったいない加藤剛さんみたいな濃いお顔の紳士が居眠りの舟を漕いでいらっしゃるお姿は、なかなか圧巻で、忘れようにも忘れられませんでしたわ。

そして意を決して加藤剛さんにお電話しました。でも残念、留守電でした。留守電は機械の音声の対応で「○○です」のお名前のところだけ、ご自身のお声の録音でした。うーん、そのお声がなかなか苦りきっていてインパクトがおありなんですわ。

いつの日か再びお会いできました時、今度は４割が加藤剛さん、６割が寺尾聡さんにお顔が逆転しているのではないかと、密かに期待しておりますわ。

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その昔、大人が「ゲップで払います」というのを聞いて、んまあなんてお下劣な、と子供ながらむっとしておりました。

同僚の贅肉君は、コーヒーマシーンで注いだコーヒーを持ち歩いて、あたくしの机近辺に放置して、そのまま忘れま砂。はっと気がつくと、カビが生えてたりします。カビの科学研究するにはもってこいで巣。

上司はリンゴ好きです。いつもどこからか調達したリンゴを机の上に並べておりま酢。そして、洗わずに丸ごとかじりま砂。そして残った芯を机の上に並べており升。そして放置して、そのままわすれま砂。リンゴの酸化過程について、という科学研究するにはもってこいで巣。

そして上司は、仕事そっちのけでインターネットで炭阻菌の症例の写真を見つけ、興奮してあたくしに「見て見なさい！」とせかします。そんなの見たらあたくし気絶するので見ません。

もっと美しい環境にいたかったです、あたくし。

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