まりりん。が中学生になるって事で改めてイロイロ聞こえてくる噂・・・
1年生の靴下の長さはこれぐらい、
2年生になってこれぐらい、
3年で自由になる
1年生の靴下は、ホームセンターの5足組からスタート
スカーフの結び方が短くても長くてもダメ
入学式の日に先輩たちが全部チェックするんだってさ!
その他、先輩の呼び方やお辞儀の仕方など
いっぱい・・・軍隊かよっ!
なんとなく そういうのはあるんだろうな〜と思ってはいたけれど
バカバカしくて笑っちゃうやん?
けど、何を隠そう・・・いや、別に隠してもないけど
そんな世界で自分自身を無くしそうになっていたのが
大昔の私だという事実
笑っちゃいられないのです
実はドキドキ
かなり小心者です
何年経っても混沌とした嫌な時間だったという印象しかない
あの頃は、すべて白黒の世界に見えていたような気がする
今では、人生の中でのたった3年間ぐらい
身を置いて経験しなきゃいけないことなんだろうと考える
そこで、先輩後輩としての上下関係も学び
気配りをするという事を学ぶのだと思う
モチロン、できるorできない は置いといての話ね
ただ、そういう世界があるという事を知る時代なのだと思う
けど、私はその場所に居られなくなって逃げ出した
一時は学校も部活も行けず
登校時間になると発熱していたトホホの代表
近所のサトちゃんの事は、サトちゃんとは呼べず
先輩と呼ばなければ振り向いてくれなくなり
先輩と呼んでもケンカ腰の口調でしか話してくれない
小学校の頃は、あんなに一緒に遊んだのに・・・
なんで1年早く生まれたってだけで
そんなに威張らなきゃならないの?
なんで1年遅く生まれたら
こんなに謙らなきゃならないのか?
私には、それが理解できなかった
あの頃は、先輩も同級生もみんなみんな
理由もなくワケもわからず毎日イラついていた
そう、私自身も
あれをどうやって言葉にしすれば良いのか
今の私でもわからない
幼い上下関係だから不本意な事もたくさんあるはず
正義感が強いだけじゃ乗り越えられない事も山ほどある
わが娘は、理解できるだろうか
きっと心がたくさん傷つくんだろうな
辛い思いをしてしまうんだろうな
なんて
どうしても自分自身を重ねて考えてしまう
そして私の心は、あの頃の自分になってしまう
毎日の不安をどう言葉にすれば良いのかわからなくて
誰かに聞いてもらう事も出来ず
大人は、ただの我が儘だと受け入れてくれず
ただ辛かった毎日
これからの3年間、
彼女の人生の中のたった3年間
何色に染めるんだろうか
辛い思いをしたからといって
その同じ思いを自分より弱い人に与えない人でいて欲しい
優しい心が凍りつく事がありませんように
今は、祈るしかできないね
子供が育つのは、子供自身のパワーで上を向いて歩くとき
今までは、そのパワーをいっぱい与えてきたつもり
これからは、それを彼女自身が使う時が来たのだと思う
ここから先、親って何ができるだろう
黙ってて見守るって本当に難しい
けど、勇気を持って見守る時が来たんだと思う
普通の顔して「大丈夫よ」って言ってるけど
凄くドキドキ |