今日は週に1回、午後もヘルパーさんが来てくれる日。
必要ですね。リフレッシュできる日。
昨日からいろいろ考えていたのですが。
私は母ができる事を取り上げているんじゃないかと。
退院した時は寝たきりも覚悟するような状況でしたが、今は自宅内なら自由に歩き回れる。
それなのに、朝食、昼食、夕食。すべて私が準備している。
試しに、昨日帰るとき。
「お昼は冷凍庫にあるうどんをチンして食べてね」と枕元にメモ書きしておいたんですね。
ちゃんとできてましたよ。自炊。
だから今日は、昼食用のトレーを買ってきて。そこに明日の昼食のメニューを一緒に考えて、大きなポストイットに書いて貼り付けて。更にもう一回二人で確認しました。
「ゆで卵、主食、果物」。
母は昼食は毎日一人で食べていると思い込んでいます。
私が12時半頃に行くといつも冷蔵庫をあけていて。
「あなたが来るって知らなかった。」と。
毎日毎日行っているのに。
ならばそれを現実にしたほうが良いのではないかと思ったし。
これから次の日の昼食の心配はしなくて良い。と安心して。
夕食のお皿を洗い終わって見てみると、ポストイットがありませんでした!
「あれ?明日の昼食のメモは?」
「もう、お昼は食べたから捨てたわよ。」
今食べたのは夕ご飯…。
でも、今日は滞在時間2時間半だから、再度優しく説明できましたよ。
主食は好きなものを食べてねと。
そして、早めの退散。初めて母が玄関まで見送りに来てくれました。
で、ドアを開けると。
目の前に老婆がたってました!
ホラーーー!
「9号室ですか?」と老婆に聞かれ。
「4号室です。」と答え。
「ずっとノックしていたんですよ。」と追い打ちをかけられ。
いやいや。マンションの固い扉じゃノックは聞こえんわと心の中でツッコミ。
その時、老婆が手に抱えていた大量の紙が足元に落ちてきました。
【私は91歳です】
【新型コロナの予防接種は打ちました】
【夫は亡くなって一人暮らしです】
新手の宗教???
首にIDのようなものをぶら下げているし。
でも、なんだか他人ごとじゃない気もして。
「その名札に触ってもいいですか?」と許可を貰ってひっくり返してみると。
住所と名前と緊急連絡先が書いてありました。
いわゆる徘徊老人でしたよ〜。
同じマンションだったので部屋まで送ったところ。開けた玄関の内側に。
【一人では絶対に外に出ないこと】と張り紙がしてありました。
心中お察ししますと。
老婆がドアを閉めたのを見届けて帰宅。
出迎えた長女に。「ごはん何時に炊けるの?」と聞くと。
「あ。忘れた。」
「お肉は解凍してくれたよね?」
「それも忘れた。」
18歳でこうなんだから、89歳や91歳が忘れちゃうのも仕方ないかもしれないですね。と思ったワタシでした。
※次女作らくがき。闇が深いかも。 |