僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。
妻の海月は「くらげ」と読みます。 yesterday today 自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。 結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。 ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。 一つだけ基準がある。 それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。 時々それを思い出しては行動する。 それが僕たちの人生薔薇色計画。 よそいき仕事日記 ◆ |
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2003-07-17 パッキャラマド |
2003-07-17 パッキャラマド | |
ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない。 |
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結構楽ちんだったなあ。 / 揚水@未ログイン他所から ( 2003-07-18 22:06 ) |
2003-07-16 流浪 17 針屋への道すがら | |
なしに諒解出来るような気がした。代掻きの済む時期に桃が咲いている。この里はまたそういうところでもあるのだろう。ここならば一年中桃が咲いていても不思議はない。後で知ったところによれば、この里は実際に一年中桃が咲き、そして実を結ぶのだという。気の早いところはもう田植えを済ませている。用水脇に生えている丈の高い草を折り取ってそれを振り回しながら歩いていく。道は狭い。人二人が擦れ違うに少し余裕があるくらい。向こうから一人の青年がやってくる。僕は草の茎を振り回すのを止めた。お互いに近付いてきて、僕と青年は会釈を交わした。この男は。他の誰を見てもそれがいつどこであった人間であるのか判らなかったが、彼が誰であるのかは判った。向こうでも僕が誰であるかに気付いたようだ。一瞬男の表情が硬くなった。それでも彼はすぐに思い直したかのように微笑んだ。僕も笑った。言葉は交わさなかった。彼には野良着がよく似合っていた。よく晴れている。通り過ぎて僕は一度振り返ったが、彼はこちらを振り返らずまっすぐ前を見て歩み去った。鍛冶屋に聞いてきた道順によれば、お針子の家に至るには用水の脇の小径から外れるらしい。鍛冶屋の小屋から里への道は全体に緩やかな下り坂になっていたけれど、その道からお針子の家に至るには小径からそれて少し上ることになるようだ。鍛冶屋は板葺きだが、里の家々のほとんどは萱葺きだった。小川は里の中心に、右側に離れていく。僕の歩く小径の右側には用水が流れさらに田が広がり、左側は林になっている。下生えの雑草が、日向では白や黄色の、日陰では青や薄紫の小さな花をつけている。脇道の入り口は林が切れて、その道筋が少しばかりひらけている。そちらにもそこかしこに桃が植えられていた。まず右側に二軒、次に左側に一軒。明るい日差しの下に三軒の家。道が曲がっていて見えないが、お針子の家はそのさらに奥ということだ。字が四軒家で屋号は針屋といったところか。僕は脇道に入って上の方を見遣った。下の三軒を越えてもまだしばらく目指す家は見えなかった。藪の中で何か気配がした。さして気にも留めないで通り過ぎると、今度ははっきり藪の植物が揺れる音がする。振り返った。何も音がしない。動物でも通ったか、気のせいか。僕はまた歩き始めようとする。違う、気のせいではない。人のうめくような声がしている。僕は荷を道端に置き、踵を返して藪に分け入った。驚いた。誰か怪我でもしているのではないかと思って声の方に進んでみると、男が若い娘に覆い被さっている。はじめ逢い引きの邪魔をしてしまったのではないかと心配したが、娘は口に布を詰められ涙を流している。急いで近寄って男を引き剥がした。突然の闖入者に男は抵抗したが、僕が数回殴られる間に一回殴り返すとすぐにおとなしくなった。僕にしてみれば決死の覚悟で割って入ってみたものの、よくよく見れば男は歳のいったおっさんだった。よれよれのおっさんがぺたんと座り込んでしまった。酒臭い。娘は大儀そうにゆるゆると身を起こし衣服の前を掻き合わせている。僕はなるべくそちらを見ないようにするため、じっと親爺を見つめた。親爺は目を逸らす。僕は彼に近づいた。あの娘は喋ることが出来ない、知恵が足りないんだ。そう言ってアル中の親爺は顔をあげ、生臭い息を吐いた。額は血に濡れている。押し倒されていた娘の頭があった位置の近くに両手に少し余る大きさの石が転がっていて、よく見れば血が付いている。桃花源、という風でもなさそうだな。娘は静かに涙を流している。泣きじゃくっていたのが収まってきた、そういう風にも |
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なかなか僕のツボにはまるお言葉で嬉しく楽しいです。岩手の風景とはなぜか非常に嬉しいです。今は海の底ですが、いつか浮上できますでしょうかねえ。 / 揚水 ( 2003-07-23 07:20 ) 母の田舎の岩手の風景がフラッシュバックしたよ。 桃源郷のような地獄のような不思議な世界だ。 改行をしない文体の全体像がロゼッタストーンを想起させるわね。 思想の深い海の底にはまった気分だわ。 / さにゃえもん ( 2003-07-17 23:31 ) |
2003-07-15 使わないでいるとダメになる | |
昨日今日と連休。 |
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そうか、カビるんだ。蜘蛛の巣じゃないんだ、ふーん。って、何のハナシやねん、キミタチ(笑)。なんやしらん、ズレてんねんで。 / 揚水 ( 2003-07-19 03:37 ) 長く入院していてようやく自宅に帰れた時のこと、さて使うかと思ったのですがミョーに痒くてね〜。婦人科いったすよ。猫旦が一言言いましたわ「使わないとカビるんだな」おーっほほほ / 闇猫 ( 2003-07-18 07:10 ) 僕はエンジン式しか使ったことないです。ああ草刈りたい。 / 揚水 ( 2003-07-17 01:33 ) 僕らは涸れない。押せば命の泉湧く。なんつって。 / 揚水 ( 2003-07-17 01:32 ) 初めて電動の草刈機を使った時は爽快でしたね。でも、雑草を取るなら昼下がりがいいと聞かされて、やり直したんです。 / 夢樂堂 ( 2003-07-16 14:32 ) このタイトルに思わず引き寄せられた今日の私。。。そう、使わないとダメになるんだって。使って使って常に刺激してないと出が悪くなるのよね。ちゃんと使ってね♪ / kotarou ( 2003-07-16 13:07 ) |
2003-07-14 美しい日々 | |
ひとり相撲。ひとりしずか。ひとり遊び。ひとり言。 |
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はじめまして、そそそさん。お礼を言われたりなんかすると、嬉しい。嬉しいけれど面映い。面映いけれど、嬉しいなあ、いやはや。美しい日々を、あなたに。 / 揚水 ( 2003-07-16 01:41 ) 揚水さんはじめまして。今日はこの日記を読む為に私は休んだのかしら?と何か導かれた気になったり。深呼吸しました、ありがとうございます☆ / そそそ ( 2003-07-15 13:50 ) |
2003-07-14 転載 新世紀へようこそ 101(号外) これまでとこれから | |
まず、「100 なぜアメリカは戦争をしたか」を発信した後、こんなに長い間が空いてしまったことをお詫びします。 |
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2003-07-13 ただそこにいるだけで | |
昨夜は海月にお呼ばれして野菜尽くしのお食事を食べさせてもらった。 |
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いえ、「昨夜」は「だけ」だったので…。ただそこにいるだけ。それだけで、嬉しい、しあわせ。二人とも本当に「眠」かったから。「寝」てはいません。残念ね(笑)。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:35 ) あり???? 当然「寝て」きたよね?こらこら・・・ / 闇猫 ( 2003-07-14 06:08 ) |
2003-07-11 もの思う雨の夜の空 | |
軽いストレスで首が、肩が痛い。 |
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jinkoさん、それもアリ。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:30 ) 僕の痛みはそんなに大きなものではありはしませんが…。何事もない中でほんの少しの異物感みたいなものを感じて、その異物感によって普段知覚されない自身の身体感覚を再認識させられる、のかも。「静かな海」と呼んでもらえるのは、最高位に嬉しいです。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:30 ) そこにある、ここにいる、ということですね。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:26 ) それは素敵なスタンス、です。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:25 ) うん 腹筋をした後 お腹に軽い痛み。 締まってきてカナ?と勘違いします。 / jinko ( 2003-07-13 23:23 ) 昔、ちょっと大変な手術をした時に同じ事感じだよ。 痛みで命を感じる。 好きな人と同じ空の下って感じる時の郷愁ってすき。 ここはいつでも静かな海みたいな世界があるなあ。 / さにゃえもん ( 2003-07-13 22:58 ) 存在を感じる。これが幸せなときがある。 / 夢樂堂 ( 2003-07-13 08:58 ) すごくショックなことを言われた。でも、ショックだけど、落ち込んでない私。なんでだろう?私は私、だからかも。 / ど〜にゃ ( 2003-07-12 01:14 ) |
2003-07-10 三冊目を今まさに読了 | |
ある日偶然眼に留まり買ってきた三部作の一冊目。 |
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貸してあげてもいいけれど、そのくらいの本を買う余裕があるというのであればぜひ買って読んでください。微力ながらも著者の活動の資金に売上げの一部なりとも役に立てるのではないかと思うからです。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:24 ) その衝撃は如何ばかりのものかと考えさせられます。そういう方々にとってはショックだったことでしょう。僕が怖いのは読んでなお衝撃を受けずに済む人もいるのではないかと想像がつくことです。「よみもの」として済まさないで欲しい。そう願います。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:22 ) 三部出ましたから、読み返してみてください。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:19 ) 読んでください。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:18 ) 間違いなく売れてはいるようですから、あとはきちんと読んでもらえることを望みます。 / 揚水 ( 2003-07-14 13:17 ) 私もそのタイトル、本屋で見てすごく気になってたんだ。そうなんだ。母として是非読まなくちゃ! / もげんぴ ( 2003-07-11 22:47 ) 私は古本屋さんで軽い気持ちで手にして読んだよ。 凄く考えさせられたよ。 私の友達は幼児教育に携る人が多いのね。 そう言う人たちは発売と同時に衝撃を受けてたらしいよ。 / さにゃえもん ( 2003-07-11 00:09 ) 1部目が出た頃いろいろ沢山出たので記憶がゴッチャ。今度はじっくり読もうと思っています。 / 闇猫 ( 2003-07-10 08:45 ) 家族が買ってきてうちにあるのに、まだ読んでません(^^; これから読みます。 / ぷらら(^ー^) ( 2003-07-10 08:37 ) 夢樂堂も読みました。虐待は意識しないで行うことが多いとか。いろいろな人にホント読んでほしいです。 / 夢樂堂 ( 2003-07-10 07:23 ) |
2003-07-09 ふたつの初めて | |
海月は最近仕事がとても大変なようです。 |
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あわびってめちゃくちゃ高いのよ、おじさんもうびっくりだわ。庶民の味方閉店前のタイムサービスがなければ躊躇したわいな。たぶんタイムサービスで半額になってなくても買ったは買っただろうな。でも躊躇ったね、ボンビーなあたくしは。僕の料理はね、ハニーさんに聞けばわかると思うけど玄人っぽいっつーより適当よ、テキトー。 / 揚水 ( 2003-07-12 00:35 ) そうですね、フローラさん。いつもいつもそんな食事が出来ればいいのに。いまはまだ。 / 揚水 ( 2003-07-12 00:31 ) 美味しかったですよ。でも彼女はまだ疲れていそうです。なんとかしてあがられればいいのに。今は僕に出来ることはこのくらいしかない。 / 揚水 ( 2003-07-12 00:30 ) 病気ではないのです。疲れていたのです、ありがとうございます。でも僕の愛し方はそっけなくないぞ。鬱陶しいくらい。 / 揚水 ( 2003-07-12 00:28 ) ふふふ、夢樂堂さん、あなたからそんなことを言っていただけるとは。汗顔の至り。 / 揚水 ( 2003-07-12 00:27 ) あ、あわびってめちゃくちゃ高いことない?頑張ったねー。しかも料理が玄人っぽい。液体胡椒って何?おいしそーう。夕食食べたばっかなのにお腹がすいてきた。料理は愛をこめてつくれば何だっておいしいし、いくら高価な食材使ってもいやいや料理したらまずい。そうゆうもんだよね。 / もげんぴ ( 2003-07-11 22:45 ) 結婚して、食べることが本当に楽しくなりました。 ふたりで食べることのしあわせ、何よりの贈りものだね。 / フローラ ( 2003-07-10 14:56 ) バルサミコ酢とお醤油って合うんだよね。美味しそう。良かったね、手作りディナー。また元気で頑張れるね。 / みるみる ( 2003-07-10 10:43 ) ああ病気ではなかったのですね。疲れているときは、してもらうのがうれしいですよね。時にこちらが弱っているのに、見舞いと称してさらに壊していく人がいますが、少し足りないくらいのそっけなさっていうのも愛ですね。 / 闇猫 ( 2003-07-10 08:43 ) 誰も作ることの出来ない魔法の調味料、これが一番ですね。 / 夢樂堂 ( 2003-07-10 07:24 ) |
2003-07-06 つまびら、か | |
まだ首の据わらない赤ん坊をあやしてるお爺さんと道端ですれ違う。 |
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ご本人が希望されることと、それがご本人の体にとっていいことなのか悪いことなのか。そこいらの判断はケースによってまちまちで一概には言えないのでしょうね。 / 揚水 ( 2003-07-10 23:41 ) ハニーさんのご母堂は偉大だ(笑)。 / 揚水 ( 2003-07-10 23:39 ) わがオヤジ殿、体が大分弱っている時に、家族の反対をよそに夜中に風呂に入っていました。皮膚感覚が弱くなっているためかなり暑い湯、やはり入らせたくない。 / 夢樂堂 ( 2003-07-07 11:09 ) おお、とうとう始めたんだね。私達は今「八月のキリン(発泡酒)」にはまってるよ。うちの子最近めっちゃくちゃ我が強くて(というか性格が激しい?)自分の思いどおりにならないと、全身全霊から怒りのオーラを吹き出して怒るんだけどその姿がきゃわいいのなんのって。ハニーのお母さんも「(ハニー)の小さい頃と一緒」って、目を細めてるよ。 / もげんぴ ( 2003-07-06 10:29 ) ずいぶん下の記事のもげんぴさんに対する返事ですが、七月に入ってから酒もタバコも買ってない。くれる人からもらって吸ったりはするけど、何しろ買うのも自分から吸うのも止めた、とりあえず。いつまで続くか。 / 揚水 ( 2003-07-06 02:20 ) |