2001-02-17 神戸元町南京町。
2001-02-14 時と刻。
2001-02-12 ショパン。
2001-02-09 コイン洗車場での車の気持ち。
2001-02-07 「抱きしめたい」。
2001-02-04 「道頓堀ものがたり」。
2001-02-02 「Ｓｈａｌｌ　Ｗｅ　ダンス？」。
2001-02-01 織田信長。
2001-01-29 朝日。その２
2001-01-29 朝日。その１

お久しぶりです。
お久しぶりの理由はわが姉の来訪。
２泊３日、キャリアウーマンは大阪での仕事を終え、昨日帰っていきました。
土曜の午後は完全にフリー、最終便で帰るという姉とムスコと３人で神戸へ。
姉は神戸はもう３回目、私たちより詳しい詳しい。
案内すべきこちらが案内されて南京町へ、肉まん、水餃子にココナツミルク、
春巻、にら饅頭、フカひれラーメンにチヂミにごま団子ｅｔｃと堪能してまいりました。
おっと、全部一人で食べたんじゃないっす、ほんとっすー！（力説）


◆イナガキウイーク終了（惜別のナミダ）

「時間の迷宮」無事終了！（途中１度だけとはいえニュース速報が入ったのが
口惜しやー・・・サッカー協会、チケット販売は万全でやってくれや←^^:）
見る側のこちらも力のこもった「記憶の海へ」と比べて余裕のナビゲートと
ナレーションは「稲垣芸術館」と「未来の瞳」の成果ですね。
着実な歩みが嬉しい今日このゴロ、さあ、４月の陰陽師を夢見てコンディションを
整えるのだ！うふふふふ〜（^^)

先頭 表紙

知的探検ＳＰ「時間の迷宮」（ＣＸ２３時〜）という科学エンタティメントが
ただいま放映中。全４話で今晩が３話め。


戦うスポーツマンたちの自分自身と、あるいは対戦相手と共有する時間。
社会や人の営みを支え、導いてきた「時計」が刻んでいく時間。
自分一人の時間とも言えるけど、それはかならず自分の関わり合いのある人と
共有する時間で、世界を、大げさに言うと地球や宇宙と共有する時間でも
あって・・・。


豊かな充実した時間を育んでいきたいもんです。


その前に「踊る大捜査線」の再放送を視聴。
うわー、１０話で終わりですかー！　ストレスー！！
（おっとっと、ロケボもめちゃくちゃ楽しみです、念のため）
きっと最終回みたさにレンタルビデオ店に走ったりＤＶＤ注文する
人がわんさかわんさかいるんだろうな。かくいう私も最終回のビデオ
速攻で探し回ることだろう・・・テレビの前で同じドラマを視て同じ時間を
過ごした人たちが１１話求めて動き出すってのも面白い話。
それにしても織田裕二、若い。５年前ですか？　放映当時は「彼」と２話連続で
録画保存してたなあ・・・。「彼」の最終回もセットで視ちゃおうか。


◆本日のイナガキ

「時間の迷宮」第３夜放映。
今日のコスプレはいったいどんなんでしょうね？　ニンニン（笑）
ぴあの稲垣＠晴明さまもおステキでした。
コスプレ、それは２００１年のイナガキのテーマ（おい）

先頭 表紙

１０日午後、ショパン２つの愛の物語をテレビ鑑賞。５年に一度開催されるショパンコンクールの映像やショパンゆかりの地を巡りながら、その人生と恋のお話を美しく、品良くまとめてありました。ショパンの繊細故の狂気や孤独や悲しみ。ショパン存命中の帝政ロシアの圧政下のワルシャワ蜂起（１８３０）１３世紀のモンゴル軍による侵攻・ナチスドイツのユダヤ人迫害と、ポーランドが歩んだ歴史と、ナチス占領下で演奏を禁じられながらも愛され続けたという逸話が印象的。優勝者のユンディ・リのお師匠さんが、文化大革命でピアノから引き離されて農作業を余儀なくされた時代を乗り越えて、それでもピアノを捨てずに、指導者としてユンディを育て上げた、というエピソードもさりげない中にああ、そうなのか、と深い物を感じさせてくれました。


コンクールっていうのはテクニックはもちろんだけど、演奏者のオーラや（あと見目うるわしさもあるのかなー、と邪推もしたりして）その時その時の弾き手の星回りや勢いでいろんな方向にころがっていくのだわー、と妙に感心。クラシックにも深い造詣をお持ちのさくらもち師匠が「某キムタクのようだわといわれているのよー」と(^^;)顔でおっしゃってたユンディですが（クラシック界のキムタク、みたいなクローズアップされちゃうのかなー、なんとなくそれは遺憾である説に同感なのだ）あたしゃその連れというか兄弟弟子のサ・チェンおねーさんが山口智子っぽいなー、と思ったのだった。
・・・これって「ロンバケ」？（うげ）


◆本日のイナガキ

・・・はあーっ・・・またみちゃったよ＞ショパンビデオ（何度目だ？）
最近の彼の仕事はなぜにワタクシの魂＆心のツボをちくちくつんつんとつつきまくってくれるのだろうか・・・きっとこの番組の制作者は撮影→編集の段階でショパンとイナガキを完全に重ね合わせておったに違いない（あいたたたた・・・・）と思わせる愛ある映像、ビジュアルや「旅をする」イナガキ氏のたたずまいにも魅せられましたが・・・やっぱ「ナレーション」「朗読」にヤラれちゃいましたわぁ（・・・はぁ）こんなに幸せでいいんかいなー！と酔いしれる間もなく、今夜から４夜連続で「時間の迷宮」（ＣＸ系　２３時〜）のナビゲーションが待ってますね。生イナガキも「めざましテレビ」で番宣しておりました。眠そうだったけどやっぱりイケておった(∩.∩)「いいとも」はでるのかしら？どうなのかしら？
やっぱあわただしい日々はまだまだ続きそうです、ふっふっふ。

先頭 表紙

髪を切りにいった。
初めてのお店、でも明るくて従業員のおにーさんおねーさんの対応も良し。
待ち時間やパーマやカラーリングの待機時間にドリンクサービスあり。
しかも７種類の飲み物から自由に選べるおいしさ。
かわいいかわいいｉＭａｃちゃん（ブルーのスケルトン）がちょこんと
おいてあって、待ち時間にはネットつなぎ放題で遊べたりする。おまけにカットも
とてもいい感じ、美容師さんもカラーリングはいかがですか？　トリートメントは？　
と過剰に押し売りされることもなく、必要以上にしゃべらず、かといって無口すぎない
さりげないトークのうまいこと・・・。



唯一の難点は「シャンプーは機械」　手洗いシャンプーはオプションなのだ。
タオルを優しく優しくかけられて、かぽっと機械を頭にセッティングされると、
気分はもうコイン洗車場の車。ずごご！　ずごご！　とすごい音と共に
しゃぶしゃぶと洗髪されていくのだ。
文明の利器ってすごいわー。



うーん、次回から手洗いしてもらうか、５００円＠オプション代金をけちって
コイン洗車の気分を味わうか・・・(^^;)


ともあれ、ウチの車も時には手洗いでやさしくやさしく洗車してあげよう、
そんな神妙な？　心持ちになったワタクシでした


◆週末のイナガキ

明日からいよいよイナガキウイークの始まりですぜ！　皆の衆！！
暦の方も３連休、お出かけの方は予約録画ちぇーっく！　お忘れなく(^^)
月曜の笑っていいとももチェックしたほうがいいかなあ(^m^)
テレビ誌もショパン・・・と時間の迷宮の記事があちこちに。
そしてその中で、ワタクシなにげに気に入ったのは忍者のコスプレを
かましてるイナガキでございました。に・・・似合うじゃん（笑）

先頭 表紙

麻子＠浅野温子と夏子＠浅野ゆう子
二人は幼稚園からの幼なじみ。
麻子が昔好きだった、今は夏子のダンナの圭介＠岩城滉一。
温子さんにひそかに憧憬を持つストーリーテラーの男の子がモッくん。
かつてこんな設定のドラマがあったのだ。タイトルは「抱きしめたい！」
１９８８年、うら若い（笑）私はこのドラマにのめりこんだ。


その翌年は「ハートに火をつけて」（１９８９）
春＠浅野ゆう子はテレビディレクター、かつて「いい仲」になりかけたものの
好機を逸して「マブダチ」に収まった祐司＠柳葉敏郎とその周辺の恋の物語。
作中の春のカラオケでの絶唱と「悪かったな、３０で！」のキメ台詞が印象的。
ハーフビターなエンディングも懐かしい。


イナガキがらみ「最後の家族旅行」（１９９６）最初は脚本を手がけられると
いうお話で、大好きなキャストと大好きな脚本家さんが組むという記事を
テレビ誌でみてひそかにわくわくしていた。実際は原案だけで脚本は青柳祐美子
さんが手がけられた。イナガキ単発ドラマでは大好きな作品のひとつ。


ＴＢＳのお正月恒例？の久世さん演出の向田作品も手がけられてた。
広島カープの津田投手主題のドラマ＠最後のストライクでは、なによりも夫婦の愛と津田投手の人間性に踏み込んだ見事な物語を紡いでくださった。
ついこのあいだ新春ドラマで北野武氏のご両親のドラマ＠菊次郎とさきで私たちを楽しませてくれた。


もっともっと好きな脚本はいっぱいあります。
もっともっとたくさんの物語や世界を見せて欲しかった。
脚本家、松原敏春さん、どうもありがとう、そしてさよなら。


◆気分を変えて、本日のイナガキ

本日、というより日・月のイナガキですな。
「未来の瞳」でますますのふくよかにして包み込むようなナレーションを堪能したあとは
「２０００Ｘ」でひさびさの掟破りの（爆）ツーショット！（ううむ、来年大河の
ななこ＆ソリソリの共演に触発されちゃったのかもな、日テレちゃん！）
翌日、体脂肪を燃焼すべく片手にダンベル片手にクロム錠剤を抱えて（おお、
局地的なネタ！）「スマスマ」を視聴。ビストロでかぶった競泳用キャップが
意外にお似合いで、その頭蓋骨の見事な造形はワタクシをうっとりさせてくれました。
それにしてもあの鮫肌水着、ぜひ一度お召しになっていただきたいものです。
身体にびたーーーーっ！とまとわりついてラインも露わに・・・ぶほっ！！（はなぢ）
げふ、ごふっ・・・ぜえぜえ・・・はあーーーーっ（ばか）



そして本日、読売新聞夕刊＠関東版にてショパン関連記事でご登場！（たらマミー
感謝感激でございますー！）なんだかイナガキゴールデンウイーク（きゃ）に向けて
ますますテンションが上がっていく今日この頃なのでした。明日は「テレビジョン」に
ショパンレポが載るらしい・・・・・・ぶほっ！！（はなぢ）
げふ、ごふっ・・・ぜえぜえ・・・はあーーーーっ（エンドレス）

先頭 表紙

小枝さんの日記で「石原良純」について語ってらして、「役者がこれでもかー！と、前に出てくるつかこうへい芝居でなぜか奥へ奥へと行く石原伝兵衛＠熱海殺人事件」とあった。私は石原氏の熱海・・・は、初演しか観てないんだけど、これにはまったく同感。つか芝居は板の上でもおかまいなしに相手を食って食って食いつぶしあい・・・たとえ役の上では恋人同士でも役者同士は食い合おう食い合おうと甘い言葉の後で張り合っているような気がする。（最近のはつか氏本人がタクトを振ってもなんじゃこりゃ並にあまっちょろくて予定調和が過ぎるような気がするのは私だけかしらん・・・蒲田行進曲＠錦織＆草なぎ版も青春グラフィティの色合いが強かったし、銀ちゃんが逝く＠内田有紀版もなんだかお嬢さんのお稽古ごとの延長みたいで好きになれなかった・・・おっとっと。


それと対局にあるのが本日ＮＨＫ総合・舞台中継にて拝見した「道頓堀ものがたり」（主演・藤山直美）作品や台詞が役者に奉仕しているのではなく、役者が作品に奉仕していたのでございます。（同じつか作品とはいえ、「広島に原爆を落とす日」＠稲垣版は演出いのうえひでのりのため、役者が作品に奉仕系にできあがってたのが新鮮だった）藤山直美は石原良純とはまったく対照的な人で、前に前にと出てこないシーンではそっと引き、（もっともその時も舞台のどこかに漂う「藤山直美」の色があるのよね）そして自分がどーん！と前に出るときはここぞとばかりに藤山直美全開！！　とばかりに笑わせ、泣かせてくれるのだ！ああ、直美姐さんよ・・・（号泣）


小劇場系のお芝居の、乱暴かつおおざっぱに言うと玄人受け、とか眉間にしわ、みたいな、分かる人には分かる笑いうんぬんのイメージのある（あくまで一般的なイメージですが・・・そうでないものもたくさんあるものね）舞台も好きだけど、こういうベタな、ゆったりした座席で泣いて笑って・・・という舞台も大好き。内心いつか直美姐さんとイナガキ氏の共演なんて見てみたいなーと思っているのだけど・・・ま、これはワタクシのあくまで密かな夢、ってことで・・・ね？（誰にゆーてるんだか）とにもかくにも、ああ、やっぱり舞台はいいなあ、と日曜の昼下がりに思うよこであった・・・。


◆一部？　好評につき(^m^)本日のイナガキ

しゃちさん＆かいさんとこの
観察どきゅめんとにロスの日本語放送の日曜劇場枠で「催眠」テレビシリーズが始まるというお話が(^^)よくもわるくもあの作品のインパクトが海外在住の日本人の方、またはその放送をごらんになる異文化に身を置く人たちがどんな風にごらんになるのか楽しみです♪　特にあの第一話での「できない」（おい）嵯峨先生のインパクトは、すごいものがあるだろう（爆）
おっと、今宵の「未来・・・」「特命」もお忘れなく、ですね。

先頭 表紙

うわー、昨日今日と、つっこみも返してない。
第一話と銘打ったホテルリッツレポも未だにリッツに足を踏み入れてもおらん。
年越しとなってしもた「キャラメルマキアート」（まだ記憶している方は
そもそもいらっしゃるのでありましょうや）「腐りゆく読書の会」もあるなあ。



・・・実はウチ、またもや転勤か？という動きが水面下にありまして
（ああ、大阪生活まだ４ヶ月だぜ）心密かに、ああ、よこ家の運命これから
どうなるのか（おおげさ）とやきもきの毎日を送ってきたのですが、
どうやらこうやら大阪残留が決定、安心したら急に気が抜けてぼーっと
してしまってた次第(^^;)つっこんでくださった皆様、すんません。
ゆっくりつっこみ返しさせていただきやす(^^;)



今日はテレビで「Ｓｈａｌｌ　Ｗｅ　ダンス？」なぞ見ております。
今までの居住範囲に「電車の窓から見えるビルの一室にあるダンス教室」
なんてのはなかったのだけど（今までたいてい交通はバスか地下鉄で事たりた）
大阪に来て某私鉄沿線でどんぴしゃり！そういう情景に出くわした。
「おおおー！これぞあれだ！あの光景だー！」と役所広司になった心持ちが
したものだった（ばか）もっとも窓の向こうに美女はいなかったけどさ。



◆本日のイナガキ（コスモのまねっこ♪）

週刊女性セブン、ごらんになりました？　
なによー、こんなのゴシップ誌じゃーん、といつもなら鼻で笑っちゃうというのに、
こっそりと掲載されてた「ショパンの旅」記事の白いコートを着たイナガキ氏が
あまりに良くてお持ち帰りしたのは私だけではあるまいて。ほっほっほ。

先頭 表紙

来年のＮＨＫ大河ドラマでご登場の織田信長は反町隆史氏なんだそうです。
秀吉は香川照之、これはまあ、そうかな？なのですがその妻おねが
酒井のりピーなのだそーです・・・。
む〜〜〜〜〜ん・・・。これってどうよ？　どうなのよ？(^^:)



ショパン・２つの愛の物語（2/10　日テレ系放映）はどうやら関西でも
リアルタイムである模様。放映時間は１５時３０分〜１６時５５分。
クラシック好きのひまじんさまがたもぜひご覧下さい。生粋の日本人のくせに
ヨーロッパの似合う男、稲垣吾郎が赤いマフラーで皆様を歓待いたします（笑）

先頭 表紙

◆稲垣語録・その３

仕事はせいいっぱいやる。それは肝に銘じているけれど自分のやった仕事が
どこで波及してるかわからないし、自分の見えないところでどんな稲垣吾郎が
いるかわからないことは恐怖を感じる。ＳＭＡＰのドームでのツアー＠５万人と
舞台での５００人の観客では伝わる物も違う。一人一人の中でいろんな稲垣吾郎が
増殖して稲垣吾郎でない稲垣吾郎が存在し始めるのは怖いけど（笑）でもそういう
ことって多かれ少なかれあるし、誤解をうけたり事実でない噂が立ったりしても
いちいち訂正もできない。だからそれらのことは当たり前のことだと思って
図太く考える。ぼくは幻影じゃなくってぼくとしてここに存在しているんだから
自分で分かっていれば何の心配もないぞ、と。

舞台が大好きで（緊張感とか臨場感とか）台本にぎっしりある台詞をいいながら
動き回ったり、それはとても大変。生身の自分が目の前の観客と同じ空間にいる
というのは身体が震えるほど緊張する。台詞を忘れる、トチる不安にとりつかれた
恐怖を乗り越えて拍手をもらうとちょっと感じたことのない充実感がおし寄せてくる。
「おまえはいけるぜ、吾郎」って思える。

◆稲垣語録・その４

ノアの方舟みたいに地球の未来に必要な職業の人だけを運ぶとしたら僕たちのような
歌い手や役者は真っ先において行かれるかも知れない（笑）でもそんなことにならないといいね、いろんな価値観が一緒に混じり合っていければいい。
そして一生懸命仕事している人がバカを見ない、ちゃんと報われる世の中であって欲しい。


以上。

ちなみにワタクシ、その４の部分でかなり泣かされました（照）
試行錯誤して自分の色を作っていけばいいんだ、と思ったくだりも（照２）
とても素敵な記事でございました。ほんとにどうもありがとう。
一番のありがとうはイナガキゴロー氏に、かな？（照３）

先頭 表紙

今朝、サイトーさん（♪）からＰＣを介して念力が来る（おい）
ということで昨日の記事を読むことが出来ました。あなうれしや。


◆稲垣語録、その１

若い世代としての視線から若い人たちがなんでもありの時代を
過ごしていられるのも規則正しい背景があるから。これからの事を
考えると今の若者たちを見ていると大人たちは不安かもしれないけど、
僕も含めてきちんと働いている大人、規則正しく動いている社会を
どこかで評価していると思います、とのこと。自分は大切な仕事をしている、
一人一人が働いている姿ってあとに続く世代に伝わらないはずはないし
大げさなことをいわなくてもそれで充分だという気がする。
２１世紀だからって基本は変わらないよ、とのことである。

（わしはなんとなくＳＭＡＰの歌「働く人々」を思い出したのだった）

◆稲垣語録、その２

グループから個人活動へと移行するにつれ、個性の強いメンバーばかり、
その個性を活かした仕事が集中して評価が集中すると正直やられたと思って
悔しかった。一箱の絵の具箱を取り合っているような気分で１２色のうち
自分が欲しかった色をとられちゃうとほかの色で勝負しなきゃ行けないのかと
焦り、他の人との違いをどう表現するのか、自分のカラーはいったい何色なんだと
不安になったり。でもあるとき、あいつがグレーなら僕は茶しかないと思い詰めて
茶になりきろうとする自分が不自然だな、と気付いた。絵の具箱は実は一人一人が
１個ずつ持っていて、それを混ぜ合わせて自分の好きなグレーを作り、自分の絵を
書いていけば良いんじゃないか、なあんだそうか、と納得してからとても
楽になったそうです。一瞬で勝負をつけるのではなくきちんと色を重ねていめば
「稲垣吾郎」になる、だから僕に必要なのはいい絵を描けるように絵の具の色を
増やしたり色の混ぜ方を工夫したりすること、なんだそうな。

同じ時代を生きて同じ場所にいたって手に入る情報は違うし、感じ方も違う。
好きな音楽も好物だって個人差はあるし、それを変える必要はない。
僕は僕なりって落ち着いていればいい。焦って探してみても自分用の個性なんて
どこかに落ちているわけじゃない。いろいろと選択を間違って失敗もすることも
あるけどらせん階段を昇るようにしてここまで来たと思う。一応は昇ってるんじゃ
ないかな（笑）

（つづく）

先頭 表紙