今日、今度結婚する人に結納のときの写真を見せてもらった。お母さまが結納のときに来ていた着物を今度は彼女が着て彼の横でニッコリ微笑んだとっても幸せそうな写真だった。とっても綺麗だった。
先日の日記に書いたように母に結婚のお話をちょっとしてみた。
以前、実家に帰ったときに「今すぐじゃないけど結婚したい人がいるの。だから一度挨拶を」と父に告げたことがあって、そのときには家中大パニックになったらしい。(私はすぐに東京に戻ったから現場は知らないけど)
彼としてはきちんとお付き合いしていることを私の両親に認めてもらいたくて、結婚はその後っていう考えだったみたいだけど、両親、特に母は「娘が結婚する〜!!」というインパクトのほうが強かったみたい。
父はそのとき「闇雲に反対はしないが、結婚して不幸にならないように条件がいくつかある」と言っていくつかその条件を挙げた。それには私は当然だと納得したし彼に当てはまるものはないから大丈夫、とちょっと安心していたのだけど、甘かったのかも。
ここでいう条件は健康であることとかギャンブル狂じゃないこととかそんな程度。
母は感情的になってしまうところがあって、無駄に喧嘩するのも嫌だったので私はできるだけ冷静にしていようという作戦にでた。
母の言いたいことは「家と家とのバランス」のこと。それは最初から分かっていた。うちは一般的に見て恵まれた家庭環境で経済的にも苦労したことはない。父と結婚した母は自分の歩んできた道を最高のただ一つの人生であると自負している。だから娘にも同じような道を歩んでもらいたいと思っている。そのためにはお見合いしなさいという。
サラリーマンの彼ではいけないのだ。そのうちバランスが崩れる時が来るって。真面目に仕事に打ち込んでいる彼なのに。「サラリーマンは退職したらかわいそうよ」とまで言った。
はー、馬鹿みたいなこといってるなと思いながら説き伏せるように私は自分の考えを言った。母の言うことは時代錯誤だし、人を職業とか地位で判断するのはおかしいし、自分のうちがさも上流階級のように言うのは奢りだし、なにより私の彼に対する気持ちを全く無視していると。
オトナになっていろんな人に出会っていろんな経験をして私がこの人なら一生を共にしていけると思った。でも、母の中では私は一緒に暮らしていた18歳までで成長は止まっているんじゃないのかな。箱に入った娘はもう箱から飛び出したんだよ。
んー、まだまだ時間はかかりそうだけどせっかくだからみんなにお祝いしてもらって結婚したいから分かってもらわなきゃなぁ。
(注)母のこと、ひどい人のように思える文章かもしれないけどホントはいいママなので。 |