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Hideyの「蛍の光の下で」

帰国に伴い長い間ご愛読いただいたこの日記を終了させていただきます。
もうこのサイトに文章を綴ることはありませんが
もしこの先もおつきあいいただけるようであれば
メールをいただければ幸甚です。
皆様、本当にありがとうございました。お元気で。

絵日記

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-09-06 Creating Modern Capitalism
2001-09-06 Leadership, Values, and Decision Making
2001-09-02 つらい洗礼 2
2001-09-02 つらい洗礼 1
2001-08-29 恩師との再会 4
2001-08-28 恩師との再会 3
2001-08-28 恩師との再会 2
2001-08-27 恩師との再会 1
2001-08-26 公開!これが20年来の恋人です
2001-08-25 いよいよ始まる


2001-09-06 Creating Modern Capitalism

寝不足覚悟でもう一個いってみよう!

今日の授業の話。Creating Modern Capitalismという授業がある。イギリス、ドイツ、アメリカ、日本という、三度にわたる産業革命によって躍進を遂げた四つの国の歴史、企業、経営者に着目しながら、世界のビジネスの変遷を学ぶというものだ。

内容的には、先週に遡るが、ウェッジウッドの話が一番面白い。もちろんイギリスを代表する陶器メーカーの創業者の話だが、彼の製品の革新性よりも、彼がいかに天才的なマーケターであったかというのがポイントだった。名誉革命以後、イギリスの中産階級は、貴族趣味を真似て新しい生活習慣を貪欲に取り込み、現代的な虚栄心を育みつつあった。そんな時代性をいち早く察知し、数々の独創的なマーケティングを展開したのがウェッジウッドだった。

当時から人気のあったポーセリンやデルフトに引けを取らず、しかも割れにくく安価な新しい陶器を開発、見栄は張りながらもまだまだ所得は低い中産階級に大当たりする商品を供給した。展示商品のレイアウトが頻繁に変わるショールームを設置、口コミを誘導。貴族や名士の御用達を取り付けることにより、中産階級が羨望する商品というポジショニングを獲得。現代におけるセレブリティ・エンドースメントの礎を作った。失敗の危険を顧みず、ドイツの貴族に一方的に請求書つきの商品を送りつけ、「気に入らなければ当方の負担によりお引取りします」とのメッセージを添えて売り込み、成功を収める。競合差別化のために、自らの名前を商品に記し、ブランディングの基礎を確立。こうして形成したブランドを活用して、他社と同等の商品でも高めの価格を設定、中産階級の虚栄心をくすぐりつつ、さらなる差別化を果たす。希少性により商品価値を高めるため、あえて商品の流通を抑えることもあった。

この授業では最後に日本のビジネスの変遷および、代表的な企業としてトヨタとセブン・イレブン・ジャパンの歴史を掘り下げるが、これはまた後日、授業が終わってから書こうと思う。

今日はドイツにおけるビジネス一般の発展に関しての授業だったのだが、20分経っても教授が来ない。昨日までの時間割から少し変わったので、間違いなく教授が勘違いしているのだ。ラッキー!この後は昼休みだし、普通はこれで解散するでしょう。ところが、うちのクラスは、教授の真似をして教卓に立った学生を中心に、普段と変わらぬ議論をはじめたのだ。補講になって放課後にもう一度集まるのもやだよね、という話から始まったのだが、それにしてもみんないつもと替わらぬ真剣さで発言する。僕も二度ほど発言した。

当たり前だが、だれもが義務ではなく学ぶ権利によってここにいるのだ。学校側も常々言っているように、授業の要素の半分はクラスメートからの学びによるものだ。多少議論が流され気味にはなったが、それでも立派な授業だった。結局80分フルに議論を尽くした。

こんな環境だから、予習もサボるわけには行かない。そろそろ午前3時になろうとしているが、5:00には起床し、ドイツを代表する鉄鋼メーカー、ティッセンのストーリーを読み込まなくてはならない。

これからの2年間、間違いなく多忙を極めるため、はじめは「ひまじん」に投稿しようか相当悩んだが、結局は自分を記しておきたいと思った。これは想像以上に大変なことだと最近ようやく思い知ったが、同じように日々の思いを綴る見知らぬ人と交わる歓びを知り、もはや引き返すことはできないと思っている。これからも週一ペースの更新になってしまうと思うが、なんとか続けていこうと思うので、皆様、今後とも何卒よろしくお願いします。

先頭 表紙

Chieちゃん、よかった安心。放送日、時間は妻に聞いてね。ここではちょっと教えられないので。絵の件、どうぞどうぞ真似してください。もうちょっと早く分かってたら2年間お貸ししてもよかったんだけど、うちの家、家具つきで人に貸すことになってるからね〜。 / Hidey ( 2001-09-11 05:53 )
いや〜放送だよ〜!でも間違えてたみたい。。。また探さなくちゃ。。。なの。ところでHideyさん宅にあったサルボの絵、前からずーっと迷っててやっぱり欲しくて買おうかなって思ってるの。真似してもいいですか?! / Chie ( 2001-09-10 05:49 )
Chieちゃん、ありがとう。妻の○○ってちょっと怪しいんだけど、もしかして「放送」のこと?「妊娠」じゃないよね? / Hidey ( 2001-09-09 23:19 )
たらママさん、そうだったんですか!GMATって知らない人にはなんと説明したらよいかわからないくらい大変ですよね。今でこそいい思い出ですが。 / Hidey ( 2001-09-09 23:16 )
ウエッジウッドを集めてたこともあったからこのお話も面白く読みました。そういえばHideyさん達にいただいたセットも大切にしてます。 / Chie ( 2001-09-09 11:46 )
寝不足で頑張ってるのね!教授なしでもそこまで充実した授業が進むなんて本気で学びたい人たちだからこそ!なのね。頑張ってね!!そうそう、奥様の○○聞いたの!なんだか素敵♪ / Chie ( 2001-09-09 11:44 )
若い頃、自分もGMATとかの勉強をしかけた時期もありましたので、とても興味深く拝読しております。ウェッジウッドの経営戦略のお話、とても興味深いです。 / たらママ ( 2001-09-09 08:59 )
ガス欠コインさん、帰ったら経営計画系か、時代に即応した新規子会社の経営幹部などができれば、と思っています。ようやくうちの会社もそんなことをさせてもらえる素地ができてきているのです。遅すぎたくらいの広告ビッグバン、「変わらなきゃ」です。 / Hidey ( 2001-09-09 04:29 )
フィー子さん、電話で話せてとても嬉しかったです!妻の件もありがとうございました。手作りカレー、うらやましい!「請求書つき」の売り方は、英語で"inertia selling"と言うのだそうです。これは紛れもなくウェッジウッドが世界で初めて考案した手法だとのこと。 / Hidey ( 2001-09-09 04:26 )
みかりんさん、中学生のときに珍しく日記をつけてましたが、今では宝です。今度は皆さんとの出会いも含めて一生の宝になります。 / Hidey ( 2001-09-09 04:21 )
はらぽ〜ん、どこの大家(おおや)さんかと思っちゃったよ。今夜はよろしく! / Hidey ( 2001-09-09 04:19 )
たまたまさん、ボストンは飲酒に関して厳しいので、IDになるパスポートは是非持ってきてください。あと2時間半で会えますね! / Hidey ( 2001-09-09 04:18 )
そうだったのですか。でも最高のチャンス手に入れましたね。絶対活かせますよ、少なくとも人生には。Hよりちょい下ぐらいの代理店と勝手に想像しておきます。 / ガス欠コイン ( 2001-09-09 02:08 )
今でこそそういう(請求書付きで送りつける)手法もやりつくされた感がありますが、当時の発想としてはものすごい斬新だったんでしょうね。確かにウエッジウッドは日常酷使してもほんとに丈夫だし、無駄な装飾がないし、それでいて少し高級感があるから人を満足させるんでしょうね。それにしてもこれからの時代で斬新なアイデアを生み出すってほんとに大変だろうなあ・・。ところで今日は奥様を長い時間(8時間以上も!)お引止めしてしまいましたー(ーー;)。 / フィー子 ( 2001-09-09 01:04 )
↓カナダには行きたくないよー。といいながら、パスポートの念のためもっていくたまたまであった。今日はHideyさん、はらぽ〜んさんよろしくお願いします。日本の味を少し持っていきます。 / たまたま ( 2001-09-09 00:09 )
忙しくても「書き記す」ってことで自分にプラスになると思う。。「暇人」じゃなくても「ひまじん」で頑張りましょう!もちろん勉強もね☆ / みかりん ( 2001-09-08 22:11 )
↓電車の中で寝過ごしたら、カナダに行っちゃうかも〜。モントリオールもいいところ。大家が呼んでいる。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-08 15:13 )
5日ぶりのお酒はうまいんだろうなーーー。よっしゃー飲むぞー。酔っ払って電車おりたらニューヨークってことだけはさけたいなー。 / たまたま ( 2001-09-08 08:51 )
ガス欠コインさん、僕の場合、社の海外研修員ということで、あと5年は元の会社で働くことを義務付けられているのです。でも、広告業界も最近は大きく動いてて、既得権益が意味を失いつつありますので、こちらで学んだことの活かす場は沢山あると思っています。なんだかんだでうちの会社好きですので。 / Hidey ( 2001-09-08 04:14 )
Tamatama-san, I look forward to seeing you tomorrow. Watch out, it's gonna be really wild! / Hidey ( 2001-09-08 04:09 )
Risaさん、はじめまして。ティッセンは、創業者オーギュスト・ティッセンが、いかに企業の垂直的統合と事業の多様化によって、ドイツ独特のカルテルに対抗したか、という話が中心でした。まさに戦略論、組織論的には面白いないようだと思います。 / Hidey ( 2001-09-08 04:07 )
れいじくん、とは言えやはり指揮者の存在の重要性を思い知らされました。 / Hidey ( 2001-09-08 04:04 )
プルーさん、でもやっぱり現場の職人とはもめたみたいです。ウェッジウッド自身は職人の心は完全に忘れてビジネスに徹してましたので。彼は最後まで社員が不平を言うのかわからなかったそうです。 / Hidey ( 2001-09-08 04:03 )
たまたまさん、いよいよ明日!仕切りは任せてください。2次会のカラオケまで思いっきり楽しみましょう! / Hidey ( 2001-09-08 04:00 )
パンドラさん、嬉しいコメントありがとうございます。僕も皆さんの日記に励まされて頑張ってる次第です。 / Hidey ( 2001-09-08 03:59 )
ゆーさん、そうですね。余り無理しないようにします。まあ週一がちょうどいいところですかね。 / Hidey ( 2001-09-08 03:58 )
くららさん、頑張ります。授業が面白いので結構書きたくなる内容も多いんです。 / Hidey ( 2001-09-08 03:57 )
僕と同じ業界にいたんですよね。その思い切った転身への勇気に心から敬意を払います。休める時は休んでください。ウェッジウッドの話し、面白かった。 / ガス欠コイン@勇気が湧くなあ、ひまじんネットは。 ( 2001-09-07 23:27 )
Before I come back home,I will try to see this Himajin from somewhere. / Tamatama ( 2001-09-07 21:53 )
はじめまして。日本の大学院で戦略論と組織論を専攻したこともあって興味深く読ませて頂いてます。Hideyさんと同じ大学(想像ですが)でMBAを取得した友人が数人いて、いつも彼らの優秀さとそのネットワークの広さに関心しきりです。そういえば先日NYから東京へ引っ越した際、ウェッジウッドの食器だけは全く破損しておらず、コストパフォーマンスの高さににんまりしていたところです。ティッセンのストーリーもお時間のあるときにアップしてくださいね。NKK、川崎製鉄との技術提携はうまくいくのかしら? / Risa ( 2001-09-07 19:32 )
すごい!先生なしで80分やり抜いたとは。(パチパチ) / れいじ ( 2001-09-07 09:24 )
ウエッジウッドって、ポーセリンとは、呼べず、ストーンウエアと呼ぶべきものだって、最近知りました。 つまりポーセリンほど、お金をかけず、丈夫に作ったと言うわけでしょうか。それを世界に広めたのですから、たいしたマーケティングですね。 / プルー ( 2001-09-06 21:53 )
寝不足で大変なのに、、、オフ会まで強要するようで申し訳ありません。授業は大変でしょうが、毎日有意義な時間を使っているのでしょうね。うらやましいかぎりです。こっちは部屋に回線がくるまで授業の合間にちょっと書き込みしています。リンクはる余裕もない!(悲しい、、)じゃー、8日ですねー、いっぱい集まるかなー。でも、ボストンネタではHideyさんが初めてだったので、少人数でもかなり楽しめる自身ありますねー。それじゃー、また / たまたま ( 2001-09-06 21:43 )
日記、いつもどきどきして読ませていただいてます。目標に向かって励んでおられるのを垣間見させていただいて、しあわせなことです。お書きにならない間も、がんばっておられるんだなあ、と思って、時がたつのも楽しみです。がんばってください! / パンドラ ( 2001-09-06 19:54 )
好きな時にやってきて、好きな事を書いて、色々な方々と交流して・・・皆が自分のペース♪ それがひまじんのいいところ。今後の更新も楽しみにしています、ご無理なさいませんように。 / ゆー ( 2001-09-06 18:36 )
Wedgwoodのお話、興味深く読ませていただきました。毎日お勉強が大変だと思いますが、どうぞ週一と言わず、もうちょっと、、、とわがまま言いたいところですが、週一でも何でも頑張っておつづけくださいませ。フレー♪フレー♪ / くらら ( 2001-09-06 17:21 )

2001-09-06 Leadership, Values, and Decision Making

はーっ、やっとひまじんに帰ってくることができました!

授業が始まって以来この10日間はっきり言って全然余裕がなかった。1日約3つの授業があるのだが、毎日100ページを超える英文を読み、さらに各授業ごとの課題に対し、授業中発言しやすいよう、自分のフォーマットで回答を記すという作業がある。今日はたまたま学校であき時間があったのと明日の授業が遅いスタートなので、朝5時に起きることを前提に、この文章を書いている。ちなみに今は夜12時半。市場経済の宿題を終えてから、キャベツとアンチョビのパスタをつくって食べた。今机の上に白ワインがあるのは言うまでもない。

先週の授業で印象に残ったものを書いておこう。Leadership, Values, and Decision Makingという授業がある。要は企業のリーダーの立場から、いかに企業倫理を追求しつつ事業目標を達するかという、バランスの取れた意思決定方法を学ぶ授業である。

1回目の授業では、スイスの通販会社においてカーペットの通販をはじめようとしていたところ、テレビ番組において、インド、パキスタンなどでの強制的な児童就労の惨状がクローズアップされ、それを知ったCEOがいかに行動すべきかという話を取り上げた。もちろん実際にあった話だ。

彼は、複数のカーペット製造業者に児童就労の事実がないかどうかを確認、回答を拒む業者との関係を絶つ。さらに彼は、ILO出身で現在は途上国の児童就労問題を扱うNGOに務める友人に相談、この友人から、カーペット製造業者をウォッチするための仕組みを作り、さらにはその結果職を失う子供たちが学資の心配なく教育を受けられるようなプログラムを作り上げるべく提案を受ける。さて、彼はどうすべきか、という話だ。

この会社の事業の性質が、国際的な問題に加担しているので行動するのは当然という議論もある。欧米先進国でもついこの間まで児童就労など当たり前だったくせに、経済的にははるかに苦しい他国の事情に口出しするのは帝国主義的だという議論もある。インドは強制的児童就労を規制するILOの国際条約に調印しているから余計な口出しではないという意見もあり、当のインド人学生からは、所詮は完璧な監視など不可能だし、援助が末端の子供に届く保証はない、さらに、どこの国でも経済的に苦しい時代には、多少倫理的なバランスは崩しながらも国力を蓄え、後に人権を云々するというステップは踏んでいるだろうという、極めて現実的な意見がある。別途読まされた資料では、ハーバードの教授が、福祉政策に関しては素人に過ぎない一介の企業の代表者がフィランソロピーを行うのは、株主の資本なり、社員に還元されるべき自社の利益なり、消費者への転嫁を前提にする価格政策なりによって、勝手な判断でこれらの原資を福祉に投じるに過ぎず、その有効性もあてにならないと論じている。

最後に種明かしがあり、このCEOは、NGOの提案を受け入れ、独自の福祉プログラムを開発したことにより、国際的な評価を受けたということだった。彼が出演し、世論を味方につけたテレビ番組のビデオも見た。しかし、それも諸々の状況がプラスに働いただけで、それが唯一正しい選択だったということではない。唯一の正解はありえないのだ。

こんな議論を様々な国籍やバックグラウンドを持つ学生が毎日繰り広げるのがビジネススクールである。もちろん企業倫理からかけ離れたビジネスの実践的な授業の方が圧倒的に多いが、いわゆる「ソフトスキル」は近年どこのビジネススクールでも重視されており、うちの学校も例外ではない。

教科書からだけでは学べないビジネスの本質を知った、有意義な授業だった。

先頭 表紙

たらママさん、のちにJohnson & Johnsonのケースも学んだのですが、この会社では、形骸化した企業理念を役員が全員で見直して作り直したという経緯があったため、鎮痛剤のタイラノールへの毒物混入事件があった際、CEOが自分のとるべき態度をはっきり理解した、ということです。 / Hidey ( 2001-09-10 03:35 )
↓のブルー様のつっこみへのHidey様のお返事、興味深いです。自分の会社なら、まずAは絶対、それからBかな、と思います。@の企業理念ってあったっけ?と思いました。利潤追求なら隠蔽に走るかも・・・。 / たらママ ( 2001-09-09 08:47 )
プルーさん、そうですね。教授の説明では、危機管理の際、@企業理念(利潤追求も含む)A法律・業界的な規定B企業活動の結果が影響を及ぼしうるすべての人の利害という三つの観点から意思決定をすべきだといっています。普段は余り考えないのですが、企業理念って大事なことですよね。 / Hidey ( 2001-09-08 03:56 )
そのCEOの行動はなかなか勇気ある行為ではないでしょうか? 会社、株主、重役の利益ばかり求めて、ちょと調子悪くなると、人を解雇する企業と良くもあり、悪くもある、アメリカ企業社会ですね。 / プルー ( 2001-09-06 21:28 )
ゆーさん、温かい言葉ありがとう!あと2日授業を終えれば土曜日。ゆっくり寝られます。でも、週末は大体パーティーが2つくらい入ってて、勉強とどう両立するかもちょっと難しいのです。 / Hidey ( 2001-09-06 16:36 )
くららさん、とっても嬉しい言葉、ありがとうございます。これからも面白い授業があったらかいつまんでレポートしていきます。 / Hidey ( 2001-09-06 16:34 )
おかえりなさい♪ひまじん帰省でほっとしているのでは?ここで、また明日への活力培ってくださいね〜!!! / ゆー ( 2001-09-06 15:53 )
私にはHidey様の日記が有意義な授業になっています。どうぞもっとお話聞かせて! / くらら ( 2001-09-06 14:54 )

2001-09-02 つらい洗礼 2

(前回よりつづき)

スタッフの人数を変更したり、無駄な書類を省いたり、効率的なワークフローを考えたり、製作物の優先順位をつけたりと、様々な創意工夫を促し、またこれらの意思決定をする際のチームワークを学ばせるというのが作業の目的なのだ。20分の作業の後、各チームは1時間ほど議論をし、このような意思決定を行う。

しかーし、これはバイリンでない日本人学生にとってはたまらなくつらい作業になる。もともとsloppy(くだけて曖昧)な英語を話す最近の若いアメリカ人が、時間的制約のため、信じられないような速度で議論をする。そこに割って入って貢献度の高い発言を普通の日本人がするというのは不可能に近いのである。しかも、僕は学校側からのオリエンテーションの際、自分の行く部屋を間違えるという決定的なミスを犯し、右往左往したうえ、オリエンテーションの前半を聞き逃すというハンディがあったので、もうお手上げだった。流れに任せて作業内容を再確認、受動的に作業を行いながら慣れていくしかなかった。

幸い本当にいい連中が集まったチームだったので、「沈黙する日本人」も徐々に作業を把握、たまには貢献できる発言もできるようになった。ランチタイムは和気藹々。芝生の上で輪を作って色んな話をした。

6回のサイクルを経て、当初11枚のオーダーにも四苦八苦していたうちのチームは、最終的に120枚のオーダーをこなせるようになり、キャッシュは900ドルを超え、チームワークは飛躍的に増した。6チーム中2位を獲得。

個人的には大変つらかったが、これが現実だ。認めるしかない。金曜にサマースクールで一緒だった連中50人くらいで飲みにいったが、アジア人は多かれ少なかれ同じ思いを噛みしめていた。目標は高い位置にあったほうがいい。お互い頑張ろうとみんなで話した。その日はみな大変スパークしてしまい、僕も翌朝二日酔いに悩まされたのは言うまでもない。

先頭 表紙

はらぽ〜ん、ガルシアパー太さんは多分日本在住だと思うよ。 / Hidey ( 2001-09-06 16:33 )
たまたまさん、わがまま言ってすみません。ただ、reiさんが15日のほうがよいなら、それにあわせます。 / Hidey ( 2001-09-06 16:32 )
はらぽ〜ん、今日はちょっと無理して書いてみました。奥さんはどんな感じ?そろそろかな? / Hidey ( 2001-09-06 16:30 )
業務連絡っっ。ガルシアパー太さんのところにも書いたんですが、たまたまさん、僕とhidey、他にボストン近郊の「ひまじん」知りませんか?8日、どっかで生シーフードたらふく食べたいと思っているのですが... / はらぽ〜ん ( 2001-09-06 11:18 )
8日にオフ会しましょうー。で、何しましょうか?あとでメールします。あと、はらぽ〜んさんにでも電話しましょうか?金曜日にボストンまでどうにかいけそうなので、ただ車でしか行けない場所はちょっと無理です。ホームパッティーとかいいけど、場所が、、、 / たまたま ( 2001-09-06 05:54 )
忙しそうですね。文章家の日記が更新されないので、毎日同じものを横で読んでいる妻が不憫... / こちらは暇なのに更新しない匿名希望 ( 2001-09-06 01:58 )
みかりんさん、日本人に限らずアメリカ人も平日はちゃんと勉強してるので、週末の盛り上がり方は半端じゃないのです。今週末も来週末も2個掛け持ち。 / Hidey ( 2001-09-05 20:23 )
なんだか難しそうですね。。タイヘンなのだね。。でも50人で飲み会だなんて、スゴイ盛り上がりますね☆二日酔いに決まってます(笑) / みかりん ( 2001-09-05 20:21 )
たまたまさん、15日は実は一応別件が入ってしまってるのですが、どうしても8日は無理でしょうか?reiさんも含めて15日のほうがよければ何とか調整しようとは思いますが。。。 / Hidey ( 2001-09-05 17:55 )
ガス欠コインさん、日常会話や普通の授業なら大丈夫なのですが、あの限界的な状況で、特に聞き逃してわからない部分を探りながらの討論は、ひじょーにつらかったです。 / Hidey ( 2001-09-05 17:45 )
↓たまたま様、他人の芝でのお返事。8日でも15日でも僕はOKですよ〜。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-05 14:17 )
まだ勝手がわからないボストン、まだどうやっていくかもわかりません。8日でなく15日とかはどうですか??乳ーヨークから誰かこないかなーー。 / たまたま ( 2001-09-05 06:15 )
もう、日常会話ぐらいしか出来なくなったなあ。sloppyな英語なんて話された日には。でも、僕はまだ日本でやり残したことがあるから。とにかく、頑張って。 / ガス欠コイン ( 2001-09-05 04:15 )
yukiさん、僕は83年から84年にかけてIFで高校留学したのですが。。。嘆きながらも、今2ヶ月が経って、昔の10ヶ月の留学の終わりに近いくらいの英語力には戻ってますので、これからの自分の伸びに期待したいです。それも努力次第なのですが。 / Hidey ( 2001-09-03 20:35 )
lamanchaさん、おっしゃる通り序の口なのです。でも、日本人には家でしっかり予習ができるケーススタディーのほうがあってるかもしれません。これからはずっとケースばかりなのです。 / Hidey ( 2001-09-03 20:31 )
はらぽ〜ん、君の周りはいつも楽しそうでいいですね。奥様のお人柄もあって楽しい環境ができるんでしょうね。うちももうすぐ! / Hidey ( 2001-09-03 20:30 )
ゆーさん、3連休だったのでガス抜きはたっぷりしました。でも今週は読むものがいっぱい!頑張らねば。 / Hidey ( 2001-09-03 20:24 )
はじめまして。きっとあなた様よりず〜っと前に、某留学機関で、高校生留学をしました。常に意識していないと、英語を聞き取れないつらさ・・・身にしみています。「言葉」が好きなだけに、縦横に使いこなせないつらさ・・・ああ、英語で駄洒落が言いたい!と何度、思った事か・・・ / yuki@どうぞよろしく ( 2001-09-03 19:44 )
きっと、これはまだ序の口なのね! / lamancha ( 2001-09-03 15:39 )
寄附を募ってきた訳の分からない電話の相手と議論したのがもう数週間前、それ以来、議論らしい議論してません。呑気なアメリカ暮らしです。そういう趣味って、... この前、子の大三元自摸られたのを親の四暗刻自摸り返してギャフンと言わせたりしてます。えぇ、呑気なアメリカ暮らしです。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-03 15:06 )
たいへんなストレスが溜まることでしょう。適度なガス抜きをしつつ、頑張ってください! / ゆー ( 2001-09-03 09:51 )
たまたまさま、おいしい白ワインも忘れずに。最近は朝晩が冷えるから風邪ひかないように気をつけてね。 / Hidey ( 2001-09-03 05:53 )
予定は未定。今日と明日はこの家でぼーっとしています。きっと、火曜日から学校なので、、その様子をみて、、オフ会すぐにでもしましょうね。まずは、ロブスターとクラムチャウダー。 / たまたま ( 2001-09-03 04:53 )
れいじくん、負けたのねのねん!今夜もスパークだ!日本酒をご用意しましたぜ。 / Hidey ( 2001-09-03 04:27 )
くららさま、国際結婚でもやっぱり難しいものなんですね。夫婦ゲンカしないからかな?MBAの場合、ボキャブラリーは逆に決り文句を覚えれば大丈夫そうです。でも抽象的な名詞や動詞はこの歳ではなかなか脳みそに定着しないですね。 / Hidey ( 2001-09-03 04:25 )
たまたまさま、おこしやす。今日のボストンは気持ちがいいですねー。これからはどんな予定なのでしょうか? / Hidey ( 2001-09-03 04:22 )
はらぽ〜ん、そういう趣味があったのねー。ちなみに君はどうやって英語で議論してるんでしょうか?議論なんてしないの? / Hidey ( 2001-09-03 04:21 )
パンドラさま、ありがとう。そう信じるしかないです。 / Hidey ( 2001-09-03 04:19 )
フィー子さま、ほんとに、20年近く前に留学してた頃の英語とはちょっと違うんですよ!慣れるっきゃないです。 / Hidey ( 2001-09-03 04:19 )
フィー子夫くん、僕はJチームだったのですが、なぜかJというアルファベットがA〜Eの間にあると思ってしまい、A〜Eチーム用の部屋に行ってしまったのです。がっくし。 / Hidey ( 2001-09-03 04:18 )
たらママさま、普通の授業は大丈夫なんですけどねー。あそこまで限界的な状況だと、ちょっとつらかったです。 / Hidey ( 2001-09-03 04:16 )
僕もつらかったっす。お互いがんばりましょう。でもうちのチームの方が、キャッシュが多いのねのねん。 / れいじ ( 2001-09-03 03:22 )
2位おめでとう!たいへんな授業ですね。英語の議論は私の場合困難を極めます。思考ができるボキャブラリーが不足して、最適な言葉は日本語になるんです。助けて〜〜 / くらら ( 2001-09-03 02:59 )
到着しました。とりいそぎ、ご挨拶を、、、 / たまたま ( 2001-09-03 01:21 )
6回の半荘を終え、当初平和をあがるのにも四苦八苦していたうちのチ−ムは、最終的には跳ね満もあがれるようになり、総合点は+90を超え、チ−ムワ−クは飛躍的に増した。などと読み替えてました(禁断症状)。英語で論議しまくるのは本当大変ですよね。頑張ってください。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-03 00:34 )
どんどん磨かれていかれるんですね・・・すばらしいなあ。 / パンドラ ( 2001-09-03 00:26 )
sloppy、勉強になりました(^.^)。とにもかくにも大変そうだってことは伝わってきました。がんばれー!(^o^)丿 / フィー子 ( 2001-09-02 23:51 )
自分の行く部屋を間違えるとは君の本領発揮ですね。その大物ぶりで今後も頑張ってください。 / フィー子夫 ( 2001-09-02 23:49 )
時間管理、優先順位決定、効率追求、目標達成のためのチームワーク、競争・・・このプログラムを考案した人はさすがですね。苛酷でしょうが、言葉は数ヶ月でキャッチアップなさるでしょう。頑張ってください。 / たらママ ( 2001-09-02 23:07 )

2001-09-02 つらい洗礼 1

8月27日、いよいよ1学期の授業が始まった。

900人の新入生が講堂に集まり、学長の講話を聞く。この学校は、リーダーを育てるための学校であるが、誠実さに充ちた、強く優しいリーダーになってほしいとのこと。余りにも競争主義的と長年批判にさらされていたうちの学校は、最近イメチェンを図っているとの話だったが、確かにそういう部分はあるらしい。

先日の日記にも書いたが、まずはこの学校のやり方になれるための基礎を学ぶFoundationというプログラムが3週間続く。その中でも名物といわれているのが、13、4人のチームに分かれての2日間に渡るグリーティングカード製作の演習である。簡単そうだが、全然簡単ではないのだ。

1クラス80人なので、チームは6つできる。各チーム、200ドルの資金からスタート。チームは管理スタッフ、セールス、R&D、実製作担当により構成されている。

決められたオーダーの枚数と内容に対し、必要と思われる材料の購入をR&Dが指示、管理スタッフはこれを許可した上で購入。R&Dは同時にデザインの指示を製作に送り、製作はひたすら効率的にカードを作る。オーダーは「ハイクオリティのクリスマスカード」とか「一般向けのバレンタインカード」とか、内容もサイズも多岐にわる。余った材料を保管することは許されないので、無駄のない製作が必要になる。

管理スタッフが品質をチェックし、セールスは「市場」に対してカードを売り込む。「市場」には学校側のスタッフが机に座っていて、各チームからの売り込みに対し、価格交渉をしながら製品を買う。セールスは、同時に顧客満足度、改善点をリサーチ(有料)によりチェック。

管理者の中には会計担当者がいて、売上高、売上原価、一般管理費、利益を管理、損益計算書を作成する。注文書や作業指示書等、合計14種類の書類を各スタッフが必要に応じて記入しなくてはならない。

これらすべてを20分で行い、これを2日間で6回繰り返すという大変な作業なのだ。

(次回へつづく)

先頭 表紙

どこにでも穴を埋めるために入ってきます。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-03 15:09 )
こういうところ使って、隠れチャットでもしようかぁ。たまたまさんも呼んで来てさ。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-03 15:08 )
お、ここはまたすいている。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-03 15:07 )

2001-08-29 恩師との再会 4

(前回よりつづき)

ボストンの補習校は正式名称をボストン日本語学校といい、ボストンから車で15分くらいの距離のMedfordという街にあるハイスクールを借りて、週一日、土曜のみの授業を行っている。日本語学校という名称は、そもそも開校の理念が、国籍に関わらず、日本語を学びたい子供たちの学校を設立することだったことに由来し、補習校としての機能は後から付加されたということである。

僕の恩師を団長とする11人の視察団に、特別参加者として僕が加わり、校長先生から日本語学校の説明を聞いた。

生徒数は小学校から高校まで合わせて600人余り。そのうち3分の1は学者の子弟だという。学園都市ボストンには一般企業の駐在員はそれほど多くはいないのだ。先述のとおり、補習校ということで文部省からの補助金、教員の派遣等のサポートは非常に限定的であり、しかも頼みの綱の日本企業も少ないので、経営状況は非常に苦しい。特に教員の確保は、ビザの問題もあり、大変困難を極めているという。

メインイベントである授業の視察に移る。高校の物理、古典、小学生の国語等の授業を見学。驚いたことに、非常に授業の質が高い。物理の先生は、学者夫婦のご夫人で、もともと教育者としても有名な人なのだそうだ。アメリカ人や、母国語が不自由な子供のための日本語部の授業も見学した。かなり状況は異なるが、遠い日本を心のどこかに浮かべながらも、かけがえのない友人達とともに学んだカラチの日々が思い出された。

政治・経済の両面から、これだけ国際化の重要性が叫ばれている中、柔軟な感性を持つ海外在住の子供たちは、貴重な存在のはずだ。にも関わらず、外務省からのサポートは年々減る一方だという。ボストン日本語学校の年少の子供たちは、大部分が国際結婚で生まれた子供たちである。ほとんどアメリカ人として生まれ育ってはいても、半分は日本の血が流れていることをどうしても忘れてほしくないというのが、親の切実な願いなのだ。純粋に日本人の両親であればなおさらだ。たった二人の本職の派遣教員に加え、そのような親たちができる限り協力し合い、教師の役になったり、その他の当番、ボランティアを務めたりして、この学校を成り立たせているのだ。

職員会議の冒頭に、特別に視察団が招かれ、代表として恩師が挨拶をした。とても辛い環境ではあるが、子供たちの屈託のない笑顔に出会えたのが大変嬉しかった。海外子女教育、国際理解教育の重要性は、実際にこちらに来てみないと分からない。日本で教えている先生みんなに、一度は行って見てこいと言いたい、と語った。

視察や懇談会を通じて、彼は多くを語らなかった。限られた時間にもっと若い団員たちに交流の機会を与えるためだ。僕にしても、せっかくの再会ではあったが、それほど多く彼と話したわけではない。かつて同様の環境で育った僕が、今一度海外に学ぶ子供たちの姿を目の当たりにすること自体が彼の本意であったからだ。

僕には分かっていた。彼は、微力ながらも僕が日本語学校の手伝いをすることを望んでいるのだ。臨時講師ならビザの問題はなく、しかも切実な需要がある。校長先生も実際に僕にも期待している旨を話していた。安請け合いはできないので、校長先生とは改めて話す機会を持つことを約束して別れた。正直自分のことで精一杯で、人の面倒など見られる状況ではないが、できれば期待に応えたいという気持ちはある。とりあえず今週始まった授業の様子を見なければならない。

彼はいつまでも、師として、僕に生き方を問いつづけるのだ。

先頭 表紙

はらぽ〜ん、見事な3連続つっこみありがとう。飲み会は週末だけにしてます。 / Hidey ( 2001-09-02 23:30 )
毎日々々勉強と飲み会たいへんですね。身体には気をつけてね。あっそれと、たまたまたまたまたまたま様、もうそこいらで僕らと同じ空気どっかでお吸いになってらっしゃるんですよね。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-02 11:41 )
あ、それと... 足し算なら「数学」じゃなくて「算数」だね。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-02 06:38 )
大学時代、少年サッカーのコーチもしてました。結構、さまになってたと自分では思っています。 / はらぽ〜ん ( 2001-09-02 06:36 )
↓はらぱ〜んへのつっこみ返しでした。 / Hidey ( 2001-09-01 22:30 )
Pre-MBAで知り合った50人くらいで飲みに行ったのですが、やっぱりこっちの友達のほうが気が許せるし、最初の週のフラストレーションから、みんな完全にスパークしてました。 / Hidey ( 2001-09-01 21:18 )
たまたまさん、ネットは大丈夫だったかな?ご連絡お待ちしてます. / Hidey ( 2001-09-01 21:15 )
はらぽ〜ん、実は、サッカーの先生の君のほうが想像しやすい...と言ったら失礼かな? / Hidey ( 2001-09-01 21:14 )
みかりんさん、確かに、こんな人に出会えなかったら、自分の人生は間違いなく全然違うものになってたでしょうね。 / Hidey ( 2001-09-01 21:13 )
あややさん、恥ずかしいけど、ここにある文章が僕のすべてです。違う人格の自分を作り上げられるほど器用ではないので。 / Hidey ( 2001-09-01 15:32 )
たまたまさん、そうそうラスベガスに飛んでいけるほど楽ではない留学生の実情をあなたは目の当たりにすることになります。まあ、でも遊ぼう! / Hidey ( 2001-09-01 15:21 )
Thank God, It's Friday!どうでした? / はらぽ〜ん ( 2001-09-01 13:34 )
MBAがんばっていますか?そっちでいろいろお世話になります。 / たまたま ( 2001-08-31 15:15 )
化学なんかより、少年にサッカー教えたい。北砂少年リーグの監督みたいになりた〜い。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-31 10:05 )
人生の師なんですね。。ほんとに素晴らしい先生なのだ☆ / みかりん ( 2001-08-31 08:27 )
一気に引きこまれて読みました。文章ずっと読ませていただいてなんとなく感じていたHideyさんのお人柄のようなものの由来が、さしでがましいながら分かる気がしました。 / 素晴らしい先生ですね。 ( 2001-08-30 22:44 )
いよいよです。オフ会いっぱいしましょう。できれば、いろんなことしましょう。ラスベガスでみんーなあつまってオフ会なんていかが?? / たまたま ( 2001-08-30 16:52 )
パンドラさん、つっこみありがとうございます。長々と書いてしまってすみません。僕も、先生という非常に高い目標値を設定されてて、昔から頑張ろうとしているのですが、なかなか大変です。でも、人の人生は人の人生。自分にしか生きられない人生があるので、それを全うするしかないと思ってます。 / Hidey ( 2001-08-30 14:30 )
たまたまさん、数学、僕に教えてください。最近足し算もつらい。 / Hidey ( 2001-08-30 14:26 )
ガス欠コインさん、アイデンティティって難しいけど最後は立ち戻っていくものなんですかね。年取るとそんな気がしてきます。 / Hidey ( 2001-08-30 14:25 )
フィー子さん、漢字といわず、人生教えてやってほしい。あなたならできます。ダンナはこっちでは役に立たないもんね。 / Hidey ( 2001-08-30 14:24 )
たらママさん、たらちゃんもいい先生に出会えればいいですね。 / Hidey ( 2001-08-30 14:23 )
はらぽ〜ん、確かに教員やってたってことになるわけだよね。ちょっと意外。君なら理想の先生になれるでしょ。 / Hidey ( 2001-08-30 14:22 )
くららさん、確かに補習校は難しいですね。自主的に勉強したい気持ちになれる環境を作ることが一番大事なんだと思います。 / Hidey ( 2001-08-30 14:19 )
すばらしいなあ!・・・・・自分の生き方ってどうだろうって考えてしまいました。 / パンドラ ( 2001-08-30 08:10 )
なんか格好良すぎーー。いいねー。ほらぽ〜ん↓が化学なら、わたしゃー数学を教えたい。。でも、数学用語を英語にはできなんだなーー。 / たまたま@メール返信しました ( 2001-08-29 19:19 )
僕のアメリカ人のいとこは、10代の頃は自分に日本人の血が流れていること(両親とも日本人)が嫌でしょうがなかったそうです。今は、積極的に日系人コミュニティに参加していますが。エール大学卒業なので、偏見ややっかみ、差別を受けたことがあるのだと思います。 / ガス欠コイン ( 2001-08-29 14:25 )
ふぅむ、今すぐそちらに行ってお手伝いしたいなあ。漢字くらいしかできないけど・・・(-_-;)。 / フィー子 ( 2001-08-29 13:44 )
本当にいい先生との出会いに恵まれるのは幸せなことだと思います。 / たらママ ( 2001-08-29 13:02 )
学生にマラソンとかサッカーばかり教えてた僕の教員時代を反省... / はらぽ〜ん ( 2001-08-29 12:50 )
僕も化学の先生くらいにはなれるかな〜?でも、大事なのは学を教えることじゃなくて、理念を教えることだよね。良い先生とはそういうものですよね。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-29 12:48 )
すばらしい先生ですね!!補修校の子供達もHideyさんと同様の素晴らしい体験を理解しますようにね!!週末のお勉強の量の多さや時間的なきつさにギブアップしてしまう子供達を多く見ます、実際厳しいですね。 / くらら ( 2001-08-29 12:40 )

2001-08-28 恩師との再会 3

(前回よりつづき)

日本語の授業も大事だが、もっと大事なのは、子供たちが歳若くして国際的な環境に身を置いているという事実を最大限に活かすことだった。彼は、インターネットを活用し、デトロイトの子供たちと明石の子供たちを結びつける。日本の子供たちは、同じ歳でありながら異文化に日々接しているデトロイトの子供たちから世界を学び、デトロイトの子供たちは日本の子供たちと接することで、自らのアイデンティティを認識する。副次的に、授業時間の制約を超えて、日本語に親しむこともできるのだ。ここでも彼は、仕組みを作る黒子に徹し、主役である子供たちの自主的な学びを促す。

アメリカ人との相互理解を深めることも忘れない。様々なレベルでの交流に加え、校舎を貸してくれている現地の公立高校の校長先生を、日本に招待。できるだけ生の日本を見てもらおうと、横浜に住む彼の息子の集合住宅に滞在させる。僕もデトロイトを訪ねたときに面識があったので、東京から駆けつけた。

自ら始めたプロジェクトが余りに大きく回転し始め、3年の任期を終えて帰国するはずだった彼は、周囲からの熱烈な求めに応え、1年間任期を延長する。こうして形が整ったデトロイト日本人補習校は、現在も先進的な国際理解教育を実践している補習校として、高い評価を得ている。

彼はその後再び明石に戻り、今度は養護学校の校長に就任する。これまでとはまったく違う環境ながらも、変わらない生徒たちへの愛情によって、誰もが賞賛する学校運営を果たす。そして今年の3月、定年を迎えた彼は、自らが開催したパーティーに関係者を招き、惜しまれながら教職を辞した。

しかし、彼に定年は関係なかった。教員という立場はとらないまでも、これまでの功績、活動により、知的障害者通所授産施設の施設長及び、全国海外子女教育国際理解教育研究協議会の事務局長に就任。後者は、外務省外郭の財団とは立場を異にし、あくまで現場教師の視点から海外子女教育、国際理解教育を考え、サポートしていくという団体である。今回彼は、協議会関係者有志及び関東、関西の心有る教育者に声をかけ、すべて参加者の自己負担によるツアーを主催。彼のまいた種が芽を出しすくすくと育っているデトロイトの補習校を皮切りに、バッファロー、ボストン、ニューヨークと、すべて経費節減のためにレンタカーによるツアーを強行。観光はそっちのけでの補習校視察を行った。

そして8月25日、ボストンで僕は彼との再会を果たした。

(次回へつづく)

先頭 表紙

ゆーさん、お恥ずかしい。書くに足るだけの彼の行動があるからなんとか書いている次第です。長くてごめんなさい。やっと完結しました。 / Hidey ( 2001-08-29 11:27 )
はらぽ〜ん、マジスパ、見ました。もう夜中になるのにおなかがすいてきてしまいました。この方も大きな夢を追いかけている方のようですね。 / Hidey ( 2001-08-29 11:26 )
TAKEさん、ありがとうございます。僕も心に撒かれた種を無にしないように、日々努力中です。 / Hidey ( 2001-08-29 11:22 )
たまたまさん、たしかに小説のような人なんです。ボストン行きの準備は整いましたか? / Hidey ( 2001-08-29 11:19 )
フィー子さん、機会があったらお引き合わせしたいくらいです。昔からダンナにもよく話してました。 / Hidey ( 2001-08-29 11:18 )
はらぽ〜ん、長ったらしい文章でごめんね。自分のために、ちょっと文章にしておきたかったのです。 / Hidey ( 2001-08-29 11:16 )
まるでこの先生の伝記を読んでいるかのようです。Hideyさまの文章力に脱帽です! / ゆー ( 2001-08-29 10:09 )
すごいことを発見した。(本題からずれているのだけど)以前お話しした珍しいカレー屋magic spiceがなんと今年NY支店を出すのだそう。magic spiceをご覧あれ。妻はもうNYに引っ越そうと言っています。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-29 01:56 )
ホントに素晴らしい先生でらっしゃったのですね。先生の蒔かれた種子が、たくさん芽吹いて、さらにおおきく広がっていくといいですね。 / TAKE ( 2001-08-28 22:31 )
なんか小説みたいーーーー。すごいねー。 / たまたま ( 2001-08-28 21:19 )
ドキュメンタリーのようですね。ぱらぱらと聞いてる話をこれだけきちんと文章にできるHideyの能力にあたまがさがりますです(~_~;)。次回も楽しみにしています! / フィー子 ( 2001-08-28 17:11 )
カラチで出会った恩師が、そんな偉大な人だったのも、hideyの運だよね。でも運に恵まれた人がまた大きい運をまいてくれるだろう。次回へ続くとつっこみのタイミング難しいよォ〜。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-28 13:27 )

2001-08-28 恩師との再会 2

(前回よりつづき)

カラチから帰国後、数年間の明石での勤務を挟み、彼は再び海外へ赴いた。今度は先進国アメリカはデトロイトの日本人補習校に、校長として赴任。先進国とは言え、逆にそれが災いして日本的な教育は難しさを増す。せっかくアメリカにいるのだからと、現地校に通うのが当たり前になり、それでも国語をはじめとする日本の教育を施そうとなると、子供たちは現地校に加えて、毎週土曜日に数時間、補習校に通うことになるのだ。外務省の扱いや補助金なども、全日制の日本人学校に比べはるかに劣ることになる。週1日の授業という時間的制約により、必然的に宿題に頼らざるを得なくなり、子供たちの負担も増してしまう。

校長という立場から、直接教鞭を執ることができなかった彼は、もどかしさを感じながらも、まずは子供たちひとりひとりと交流することから始める。今度は幼稚園から高校まで合計800人以上。全員の名前を覚えるのは不可能だ。せめてもと、彼は子供たちが下校する際、ひとりずつ握手ををして一言声をかける。現地校での勉強だけでも手一杯の子供たちが積極的に日本の教育を学ぶためには、まず補修校というコミュニティを好きになってもらうことから始めなくてはならない。

彼は持ち前のイベント好きを生かし、次々と新しい行事を創っていく。また、親からの教育相談などを一手に受け付ける「よろず相談室」を設置。何のことはない、彼の家に一本余計に電話を引いて、あらゆる相談を受けるのである。子供の悩み解消も大事だが、図らずも大人までもがこうして彼の熱意にほだされ、引き込まれていった。

公費があてにならなければ、企業を味方につけるしかない。日本人補修校において、企業との関係というのは斯くも大事なものだが、彼は親たちと同じだけの愛情を生徒に注ぐことによって、自然発生的なサポートを得ることができた。

(次回につづく)

先頭 表紙

おや、こんなところに。 / Hidey ( 2001-08-30 14:22 )
やっほ〜。ここはつっこみ僕一人。天涯孤独なはらぽ〜んであった。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-30 10:27 )

2001-08-27 恩師との再会 1

生涯の恩師がこのほどボストンを訪問、昨日は彼と一日行動をともにした。全国海外子女教育国際理解教育研究協議会の事務局長という立場で、かつて彼が校長を勤めたデトロイトの日本人補習校をはじめ、バッファロー、ボストン、ニューヨークの補習校を視察することが目的だった。その重要性は後述することにする。

彼との出会いは1978年に遡る。僕は中学3年間のほぼすべてをパキスタンのカラチで過ごした。僕が通った日本人学校は、小中学校あわせて児童・生徒数が約35人。それに対し教師は6人。そのうちのひとりが彼だった。

日本では小学校で教えていたが、カラチでは小学3年生以上の国語の担当を受け持った。僕が中学2年のときは担任をしてもらったこともある。

彼の国語の授業は、魂を揺さぶる授業だった。国語を国語としてのみ教えることなく、「生きること」の授業として教えてくれた。情熱的な語りは、物語が教材であることを忘れさせ、ほんの中学生の我々の人生にも関わる、人間の生き方の問題を我々に突きつけた。彼の授業の後は、嵐が過ぎ去ったような激しさの余韻があったり、心に新しい灯がともることがあったり、敗北感に頭を抱えさせられたりすることもあった。

彼は、ともすると母国語が不自由になりがちの我々に、ひたすら「書く」ことを強いた。一日一句の俳句、週に一首の短歌、一篇の詩、一本のエッセイ。特に詩については、「詩大賞」と称し、我々7人の中学生の詩を、作者の名を明かさずに朗読、自分の作品も含め、最もよかったと思う詩に投票させる。4票以上獲得したら「詩大賞」となり、受賞者は彼の家に一泊ご招待となる。それは生徒にとって最高の賞品だった。

詩なんて、俳句なんてと、はじめこそ毛嫌いして抵抗を試みるのだが、一度自己表現の喜びを覚えた多感な年頃の子供たちは、次々と恥ずかしげもなく若い感性を日本語に託していくようになる。

彼は子供たちの作品からよいものを選び、手書きでガリ版刷りの新聞に掲載する。新聞は3〜4日に一号のペースで発行され、全校生徒に配布された。新聞に自分の作品を見つけることは、何よりも嬉しく、誇らしいことだった。新聞は彼が明石で教鞭を執っていたときから続いており、カラチで300、400、500号を迎えた。そのたびに彼は生徒や親たちを自宅に招き、すべて自費でパーティーを開いた。

昼休みには小学3年生から中学3年生までを一堂に集め、器楽合奏の練習をさせた。扱ったことのないような楽器を課せられることもたびたびだった。2〜3週間くらいかけてひとつの作品を仕上げる。はじめはぎこちない演奏が日に日に仕上がってゆき、25人がひとつの音を作り上げていく感激は、多くの子供たちにとって初めて知るものだった。

誰かが帰国するときは、テープレコーダーを抱えて全校生徒を一人ひとりをたずね、メッセージを録音したテープを編集して手渡した。

彼が、日本語の美しさ、芸術の豊かさ、人と何かを作ることの大切さ、友情のかけがえのなさを教えたかったことは、今ならよく分かる。そして、彼はそれを子供たち自らの手で学ばせる方法を採った。彼は常に仕組みを作るだけだった。しかし、それには大変な苦労と献身を要したと思う。

帰国子女は帰国後、周囲の心ないひとことふたことから、海外での特異な経験を恥とし、周囲に同化する努力をしてしまうことがある。しかし、我々はそうではなかった。彼のもとで学んだことは恥じるようなことでは決してなく、むしろ一生誇りにしていくべきものだった。

彼は、そのような種を、新しい出会いの中で、次々と撒いていくのだった。
(次回へつづく)

先頭 表紙

「日本語が好き」っていう気持ち、すっごくわかります!公平に見ても、同じ言葉でこれだけニュアンスを変えられる言語って少ないと思います。あややさんの日記の文章を読んで、ずっとそんなことを痛切に感じていました。僕はあややさんの言葉の操り方、ニュアンスの一貫性がすっごく好きです。技巧だけじゃなくて、文章ってほんとに人間性が出るもんね。こわいこわい。 / Hidey ( 2001-09-01 21:24 )
4まで読んでから突っ込もうと思ったのに、耐えられず突っ込ませていただきます。私、『日本語』が大すきなんです。いきなりですが。Hideyさんの恩師の方のような方が私にもいて、その方に人生学んだ、って感じです。 / あやや ( 2001-08-30 22:38 )
サンキューはらぽ〜ん。たまたまさん、そういうことです。ドライヤーやシェーバーは、マルチ電圧対応のものがあるので、長期的に考えれば買ってしまってもいいかも。いちいち変圧器かますのもめんどいし。テレビやビデオが規格が違うことはご存知ですよね? / Hidey ( 2001-08-28 11:21 )
↓100Vのトランスはアメリカでは手に入りにくいし、手に入ったとしても成田で買うより高いですよ、きっと。容量の十分なものを秋葉原や各地のカメラ屋量販店などで手に入れておいた方がいいと思います。だけど、こっちは115V, 50Hz、コンセントの形状は同じ、だから日本のものがそのまま使えるものもたくさんあります。詳しくはたまたまさ〜んの方にフォローしておきました。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-28 11:16 )
はらぽ〜んさんにも質問したのですが、今週の土曜日に出国です。それで、日本で使っている100ボルトの電源(コンタクトの煮沸機、ドライヤー、シェーバーなどの充電器)など買っていこうか迷っています。そちらでも安価で手に入りますか?成田空港だと高価らしい。どんなのがいいのかな?基本的にはプラグ(フィッティング)はいっしょですよね。。 / たまたま ( 2001-08-28 10:16 )
みかりんさん、今会っても何気ない一言が心の底まで響く人なんです。全然難しいことは言わないんですけど、すべての熱い言葉が、真実の言葉なのです。それって何にも増して強いですよね。 / Hidey ( 2001-08-28 10:14 )
Emikoさん、ちょっと美化して書いてしまったけど、実はとっても三枚目の先生なんです。それだけに、ひとたび真面目な話になると、大人の男の強さ、大きさが感じられるんですけど。 / Hidey ( 2001-08-28 10:10 )
たまたまさん、カラチは普通はいいとことは言わないです。でも、本当にいいとこと思ってくださる人は、ものが見えてる人だと思います。 / Hidey ( 2001-08-28 10:07 )
フィー子さん、大学時代まで詩はコンスタントに書いていたんです。とても人様に見せられるようなものではなかったけど。子育てについては昔からまったく同じことを考えていました。そのうち、そのうち。 / Hidey ( 2001-08-28 10:06 )
はらぽ〜ん、不思議なことに、あと2年でであったときの先生の歳に追いつくんだよね。ちょっとプレッシャー / Hidey ( 2001-08-28 10:05 )
感動的ですね。。心に残る「言葉」を教えてくれた先生って。。いつまでも忘れられないですね。。 / みかりん ( 2001-08-28 05:03 )
恩師の先生の熱心な授業のお話に思わず鳥肌立っちゃいました。 / Emiko ( 2001-08-27 23:51 )
おひさしぶりです。ちょっと野暮用で、 カラチにはうちのお店があり、駐在しているひと知っています。いいとこらしいけど、、、でも、いつも海外にいて羨ましい!!! / たまたま ( 2001-08-27 16:54 )
一生懸命詩や俳句を考えて、どきどきしながら先生の朗読を聞いているHidey少年が目に浮かぶようです。だいぶ忘れかかったピュアな気持ちを大人になるともう一度自分の子供から思い出させてもらえるって素晴らしい体験ですよね。そういう意味でも子育てってほんとにエキサイティングな仕事ですよね。 / フィー子 ( 2001-08-27 15:32 )
羨ましいな。感動的な師匠との交わり。異国の地で不安を抱えた子供を親身に色々なことを教えてくれる先生は、母国の先生より尊く見える。僕もアメリカでの小学校最初の先生はいい先生だった。今でも感謝してるけど、残念ながら音信はない。 / はらぽ〜ん ( 2001-08-27 15:04 )

2001-08-26 公開!これが20年来の恋人です

過去の日記にある通り、20年来の恋人Olivia Newton-Johnに再会することになった僕は、勢い余って彼女のネット上のファンクラブに入会してしまった。そのお陰で本日、再会の地ネバダ州レイクタホでの彼女のコンサートの模様を写真で伝えるメールが届いたので、ここでシェアしようと思う。

どうです、皆さん。これで52歳って誰が信じられますか?

でも大事なのは、彼女の「声」が僕をまだゾクゾクさせてくれたことだった。


先頭 表紙

はらぽ〜ん、それは、「愛の告白」(英題 I Honestly Love You)という彼女の代表曲を知ってのつっこみなのでしょうか?コンサートのラストがその曲でした。もちろん"I honestly love you."と言いましたよ。心の中で。 / Hidey ( 2001-08-27 11:15 )
ゆーさん、大昔というところがいいですね。僕はカレン・カーペンターから英語の発音を学びました。 / Hidey ( 2001-08-27 11:12 )
たらママさん、声も甘く美しく、健在です。しかも、10年前くらいから、昔より声量がついてきてます。でも彼女の場合、声の使い方の妙が、聴いてて楽しいのです。 / Hidey ( 2001-08-27 11:11 )
くららさん、まずは気持ちからですよ!僕も通常7つくらい若く見られるようなのですが、Oliviaにはちょっとかなわないなあ。 / Hidey ( 2001-08-27 11:06 )
ガス欠コインさん、主要都市すべてって凄いことですね。その中でもボストンというのはとても嬉しいです。昨日Tuftsのそばを通ってきました。何の勉強をされるはずだったんですか? / Hidey ( 2001-08-27 11:04 )
彼女に愛の告白はしたのでしょうか? / はらぽ〜ん ( 2001-08-27 10:25 )
大昔、高校時代の英語の先生が彼女の大ファンで、たまに授業で聞かせてせてくれたのを思い出しました。 / ゆー ( 2001-08-27 09:34 )
お声もこのように今も甘く美しいのでしょうか。 / たらママ ( 2001-08-27 09:27 )
うわぁ、美しすぎる!オリビア様、こんなふうに年齢を重ねるのは私の夢です。(どこかで無理無理という声が聞こえます) / くらら ( 2001-08-27 08:01 )
BOSTON、アメリカの主要都市はすべて行ったことのある僕にとって、最も好きな街です。オリビア、風貌もさることながら、声がぞくぞくさせてくれたってのが凄い。昔、Tuft Universityに留学するチャンスがありましたが、色々な事情で叶いませんでした。そして、今は野茂英雄。羨ましいなあ。こんないい日記があるとは気づきませんでした。 / ガス欠コイン@はじめまして。 ( 2001-08-27 01:25 )
フィー子さん、よく見るとちょっとだけ肉付きがよくなってますけどね。この人はスポーツも万能で、目下テニスが若さの秘訣だそうです。 / Hidey ( 2001-08-26 22:01 )
TAKEさん、松田○子がジャケットをパクったアルバムですね。あのアルバムでは「ポニーライド」での歌唱にいつも感心させられます。 / Hidey ( 2001-08-26 21:59 )
美しいーーーーーーーーーーーー! / フィー子 ( 2001-08-26 19:27 )
オイラも大昔^^;「水の中の妖精」聞いて、「ジョリ〜ン、ジョリ〜ン♪」なんて口ずさんでいた頃もありました(笑) ホントに変わってないですよね。 / TAKE@はじめまして ( 2001-08-26 13:25 )

2001-08-25 いよいよ始まる

昨日、学校の登録手続きを済ませてきた。仮のIDカードの発行、ID用の写真撮影、教材の配布、諸々の説明があった。

880人の学生に対しひとつずつ、小さなメールボックスが用意されているのだが、慣れないダイヤル式のロックを何とか開けると、中には山のように教材が詰まれていた。

これから3週間にわたり、Foundationと呼ばれる、本番前の基礎学習のようなカリキュラムが組まれており、実際のコースに近い教材を使った演習中心の授業を経験する。パーソナルスキル、市場経済、リーダーシップとバリューとディシジョンメイキング、現代資本主義といった科目で、授業の形式は基本的には先述のケーススタディーである。

家に帰ってじっくり見てみたが、さっそく月曜日にパーソナルスキルのケーススタディーがあるのでケースを分析してこいとか、ミクロ経済の教科書を読み込んでこいとか、まだ夏休み気分が抜けない僕はいきなりげんなりしてしまった。まあ、会社の金で遊びにきたわけではないので仕方ない。

市場経済の宿題がちょっと面白いのでご紹介。10月末の土日1泊2日で、近郊のマリンリゾート、ケープコッドへ行くツアーを想定したとき、ツアーの内容や、ツアーに行かない場合の週末の過ごし方などを考え合わせると、このツアーの代金がいくらだったら参加するに値するかをそれぞれが持ち寄る。また、クラスメートの値付けの分布も予想してくるというものだ。実際の授業では、値付けの正当性を議論するだけでなく、このツアーに関する入札を行う。システムがよく分からないが、落札者は複数出るらしい。

そして、注意書きに曰く、「これはただの演習ではありません。『市場経済』の教員グループは、既にケープコッドのリゾート事業者と、このツアーをクラスで販売する旨契約を済ませています。クラスごとに、落札者の名前を書いた紙を帽子に入れて、そこから2枚を選び、あたった人たちは自分の書いた金額を払ってツアーに参加しなくてはなりません。ですから、値付けは慎重に行ってください」

リゾート事業者まで巻き込んで、クラスを市場に見立てた恐ろしく実践的な授業。こういう発想ってすごいなと思う。

その他にも、学校常駐の警察というのがあって、(俺たちだってインテリで、修士を持ってるやつが多いんだと言ってた)盗難防止、危険防止の心得をレクチャーしたり、ITサポートスタッフが、各自にカスタマイズして使うサイトの使い方を説明したりした。うちの学校はかなりIT化が進んでおり、学生はこのサイトを通じて、各々の授業スケジュールや宿題を確認したりダウンロードしたりする。先ほどの値付けについてもまずはこのサイトで回答、授業にはその結果が反映されるのである。期末試験もすべてネットで行う。

夜はプールバーで何百人が集まっての大パーティーがあったが、怒鳴っても相手の言うことがよく聞こえない状況では、それほど心踊るような出会いはなかった。アメリカ人ってこういうのが大好きなんだよね。僕はどちらかと言うと静かにゆっくり話さないとだめなほうなんで、結局はサマースクールのときの友人といる方が楽しかった。どうせ来週からは毎日のように新しいクラスメートと死ぬほど話すことになる。

何にしても、いよいよ主役のアメリカ人学生がそろい、彼らのペースで本番が始まろうとしている。ペースに追いつかなければ、家で補うしかない。とにかく振り落とされないよう、初めから全力投球で行こうと思う。

先頭 表紙

うちの学校の場合、専攻というのは特にありません。2年目で選択科目があるだけです。それもあって、General Managementの学校と言われています。明日の授業のパーソナルスキルは、カリスマ的リーダーを失った中堅アイスクリームメーカーで、これまでそれほど経営的判断をする必要がなかった役員たちが一気に互いのやり方を批判しあい、社長がそれをどうまとめていくか、という内容のケースです。 / Hidey ( 2001-08-27 11:21 )
MBAでも、特にbusiness managementとかの専攻でいらっしゃるのでしょうか。パーソナルスキルやリーダーシップって興味シンシンです。 / たらママ ( 2001-08-27 09:27 )
↓そうそう、私も初めは「あの」ムーチョさんかと思ってびっくりしましたよ(笑)。 / フィー子 ( 2001-08-26 19:27 )
あらま、れいじくん、つっこみありがとう。今日は僕は中学時代の恩師に再会したため、カジノは行きませんでした。盛り上がったのかな? / Hidey ( 2001-08-26 11:34 )
僕も、数百人の大パーティー系は、あんまり好きじゃないですよねー。 / れいじ ( 2001-08-26 11:29 )
ゆーさん、そうなんです、緊張なんです。でも何とか本番にはベストに持ってくように努力しないとね! / Hidey ( 2001-08-26 11:26 )
くららさん、10月末のCape Codは単純に寒いだろう!と思うのですが。。。ツアーに行かない場合の週末の過ごし方…「ひまじん」と比較するのはあまりにも酷!? / Hidey ( 2001-08-26 11:25 )
Emikoさん、僕も放心状態です。でも明後日からなんですよね。気合、気合。 / Hidey ( 2001-08-26 11:23 )
ムーチョ母さん、どこのムーチョかと思ってしまいました!昔英単語日本一になったムーチョ君というちょっと面白い友達がいたので、まさかその母?ってわけはないもんね。つっこみありがとう。ダーは元気ですか? / Hidey ( 2001-08-26 11:16 )
フィー子さん、この授業はまだゲーム的要素が多いので多分遊んでいられるんですよ。いわゆるケーススタディーのほうが大変なのです! / Hidey ( 2001-08-26 11:14 )
すごく緊張感が伝わってきます。。。頑張ってください!!!!! / ゆー ( 2001-08-26 10:11 )
第一回目のケーススタディは面白そうですね。CapeCodでの週末、私達なら幾らなら行くことにしようかな〜。10月末はハロウィーン前、実はその週末、実際に小旅行を計画中なんです。CapeCodはちと遠い。 / くらら ( 2001-08-26 05:36 )
はじめまして。フィー子さんと同じく放心状態の私。頑張って下さいね。 / Emiko ( 2001-08-26 00:34 )
「こんな事できない・・・」と、ダーが申しております。初めてつっこみを入れてます、長野のムーチョ母です!大変そうですね。(「メールありがとう!」とも言ってます。)奥様からも写真&メールをいただきましたよ。本当に日本語で拝見していても目がまわりそうなのに、今度はアメリカの学生さんと一緒になって勉強されるなんて・・・。考えただけで鳥肌がたちます。(笑)でも、『Hideyさんらしい』と言ったら失礼かもしれませんが、とても尊敬します!!!お体にお気をつけて下さいね★ / ムーチョ母 ( 2001-08-25 17:40 )
ケープコッドがスケープゴートに見えて、そんな恐ろしい町!って思ってしまった(~_~;)。しかし無茶苦茶大変そうです。日本語で読んでても大変そうなのに、全て英語かー。(←放心) / フィー子 ( 2001-08-25 16:48 )

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