先週、懐かしいお友達とランチしてきました。
出会ったのは20年以上前のワシントンDC。
その後、お互い何回も引っ越して、それでも縁が途切れず1〜2年に1回くらい会ってました。だから、つい先週のことのように話すのが2年前のネタだったりします。
前回、「長女に続いて次女も結婚が決まったことだし、そろそろ離婚しようかなって思ってるの。」と言ってたので。
今回。
「ねえねえ、その後、ご主人とはどう?離婚しないことにした?」と聞いてみると。
「あーあの後、主人が肝臓がんになってね。看病している間にそういう気持ちがなくなっちゃったの。今年の夏休みは二人でイタリアにも行ってきたのよ〜。」
「え〜。いいな〜。イタリア。うちは去年の春休みに行った〜。学生向けの激安ツアー。だから直行便じゃなくてね。疲れた〜。」
「私は、もうビジネスでしか行かないよ〜。」
「大人二人だったらそういう贅沢もいいよねー。」
「部屋もね、ツインにエキストラベッド入れてもらって3人一部屋だったんだけど、1回だけ二部屋にわかれちゃって。夜怖かった〜。」
「え〜?なんで?一人がラクじゃない?うちは主人のいびきがうるさくてさ、同じ部屋に寝れないの。だからいつも二部屋取るのよ。コスパ悪いよね〜。」
「え?うちは3人で60万だったけど?」
「それじゃ一人分にもならないよ。うちは一人100万。」
???
「あれ?そういえば、アイが生まれたころ、FX始めたって言ってたよね?佳境になるとトイレにもいけないとか。今もやってるの?」
「やってるよ。」
「その辺のOLより稼いでるって言ってた?」
「ううん。その辺のサラリーマンより稼いでる。」
「だいたい一年でいくらくらい?」
「う〜ん。年によってだけど、〇千万位?」
セレブかよ。
ずっと、お金のやりくりに苦労している話をしていた私。
同じような境遇のように合図地を売ってくれてたお友達。
「お金の苦労してないじゃん!」
「私、結婚する気も子供産む気もなかったんだよね〜。それを押し切られて。東京にまで連れて来られて。だからそもそもお金の苦労はさせないって言われてたし〜。」
確かに高校の同級生だったご主人はスーパーエリートで、家には寝に帰るだけ。海外赴任にも連れていかれて、ワンオペ育児で子供たちの送迎等で自分の時間がほとんどなかったお友達。いわゆる「滅私奉公」をつい最近までしていたけど。
でも、今が幸せならいいじゃん。と思いました。
「もう、今、忙しくてさ〜。毎週水曜日は映画でしょ。金曜日は美術館。読みたいのにまだ読めてない本が何冊もあって・・・。」
人より早いけど。娘二人を送り出して、「老後」の生活が始まったお友達。
私が少しだけ羨ましがると。
「あなたが、子供が生まれるまでにやってきたことを今やってるだけよ。」
まさに、そうでした。私は先に楽しんで、お友達はあとから楽しむ。
お互い人生悔いなし。・・・かな?
※乾いた洗濯物の上でくつろぐ猫と次女。 |