何故だろう?
夜、目を閉じたら、昔住んでいたアパートの部屋の風景がよみがえってきた。
まるで映画の一場面をみているかのように。
建物の入り口を入ると、制服を着たコンシェルジェが「お帰りなさい、マダム。」と声をかけてくる。
左側に郵便受け。まっすぐ進むとエレベーターがある。
18階のボタンを押す。
降りて通路を進むと右側にその部屋がある。
玄関ドアを開けてすぐ左にキッチン。少し進むと広いリビングがあって、2方向全面が窓ガラスで、フィラデルフィアの夜景が楽しめる。
隣にはツレの書斎。トイレとシャワーがついている。
その隣にはベッドルーム。ユニットバスとトイレ付き。一面が広い広いクローゼット。
もう20年以上も昔なのに鮮明に覚えていた。
ついでに。
その後に住んでいたジョージタウンのアパートを思い出してみる。
エレベーターを3階で降りて左。左の角部屋が私達の住処だった。
日本には珍しいメゾネットタイプ。
玄関を入るとすぐ左にトイレ。その先がキッチン。それ以外は全てリビング。
玄関右は洗濯機。そしてその先の階段を上がるとユニットバス。最初の部屋が書斎。
奥はベッドルーム。ここにもトイレとシャワーがついていた。
今から思い返せば、二人しかいないのに、贅沢な暮らしだった。
二人暮らしなのにトイレが3か所!
そんなこんなを考えていたら。
すっかり眠れなくなった私。
そもそものきっかけは「コンシェルジェ」の一言を耳にしたから…。
だと、今なら思い当る。
あほや…。
※今、一番癒されるもの。ずっと欲しかった白いバッグ♪ |