4/4(日)の夕方。
母の様子を見に、実家に向かう途中にメール着信。
「お腹がいたくて血のようなべんがでるどうしよう」
急いで病院に行き、休日受付の人に相談すると当直の先生に連絡してくれました。
大量の下血であればすぐに内視鏡検査が必要なので対応不可、救急車を呼ぶようにとの事。明日まで我慢できるようなら主治医の先生に朝一で診て貰う様に言われました。来院すれば予約なしでもOKとの事。
実家に着いて、母に話したら「知らない病院に行くよりは主治医の先生がいるところが良い。」と。
家を見たら吐血の跡もありました。
「喉が渇いた。」と訴えるので、OS1を買ってきて飲ませてもすぐにウトウトしてしまうので、「痛かったり、我慢できない感じになったら迷わず救急車を呼んでね。」と伝え、「明日の朝9時に来るから一緒に病院に行こうね。」と言って、帰宅しました。
土曜の午後は父の妹と電話で「逆流性胃腸炎が悪化して2.3日入院してたのよ。」と元気に話していたのに。急変にびっくり。
入院生活で体より時間の感覚&記憶力の衰えの方を心配してました。
明けて月曜日の今日。朝9時過ぎ。心配していた雨が一瞬やんだ隙に車いすで病院へ。すぐに診察をしてもらえました。
病理検査の結果はまだだけど、パソコンには胃カメラ等で撮ったグロテスクに荒れた母の胃が写っていました。ただの胃潰瘍なら出血部分を処置すればよいのだけど、多分「悪いもの」だから出血を止めることはできない。
すぐに輸血を。と言われ緊急入院。
先生と二人きりになった時に、いざという時の相談をされました。
「入院中に息がとまってしまったら、蘇生処置を施しますか?」と。
また、抗がん剤治療の事も改めて提案されました。「効果はあります。余命は確実に伸びます。ただし、副作用が大きいので量は減らします。」と。
「本人の希望を優先したいです。」と言うと。
先生は、「認知症が進んでそうですが、今のお母さんなら私が説明すれば理解して、ご自分で判断もできると思います。」って言ってくれました。
私だけいったん実家に戻って、再びの入院支度をしていると看護師さんから電話があり。
「お母様が時計を無くしたとおっしゃってます。」と。
「今日ははめて行っていないです。」
「持ってきてください。」と言われたので、受付に届けました。そしたらその看護師さんが話したいというので受付の人から内線電話を渡されました。
「お母様が、時計を無くしたと何度もナースコールをされます。認知症が進んでいるんじゃないですか?今後、点滴を外したり勝手に出歩かれたりする可能性があるので、その時は安全第一で手足を拘束するかもしれません。」と。
「母は5分前のことは忘れちゃいますが、勝手に点滴を外したりしませんし、徘徊もしません。大人しく横になっていますし、看護師さんに言われたことはちゃんと理解できます。」と答えたら。
「一緒に住んでないんですよね?そんなのわからないじゃないですか。」と言われて。絶句しちゃいました。
主治医の先生は母の事を尊重してくれたのに…。
その看護師さんの言葉がすごく悲しかったです。「ついで」の内線電話じゃなくて、せめて下に降りて直接話してくれたら、随分印象も違ったと思いました。
退院の日はあんなに元気だったのに。あっと言う間に再入院。
まだ、病理検査の結果待ちですが。ほぼ癌確定。
今の状況ではコロナ感染予防のため、お見舞いはできないのです。
意識のある母にはもう会えないかも。主治医の先生には「最後は在宅で」とは伝えたけれど…。
※土地の値段を調べるうちのソマリ君。 |