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揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-01-10 解答例 
2004-01-09 国語の時間
2004-01-08 蜂  2
2004-01-08 蜂  1
2004-01-03 近況報告
2003-12-19 いきなりかよ
2003-12-04 アンビリーバブル
2003-12-02 うだつ
2003-11-25 本日のメインイベント
2003-11-19 そぼふる


2004-01-10 解答例 

ここに僕の考える解答例を挙げます。

設問一


設問二
フロントグラスに映ったその煙草の火

設問三
一匹の蟻はそれはそれ
その蟻は生きている。

設問四
だがそれでもその蟻は生きている。

設問五
巣を離れては、属する単位を離れて一匹では生きていけない。

設問六
人間の社会そのもの

設問七
一匹の蟻はそれはそれでひとつのいのちだが、ひとたび巣を離れてしまえば、それはもう蟻という生き物ではなくなってしまう。なんとなれば、(中略)咥えた煙草を吸う。明るさを増してフロントグラスに映ったその煙草の火が、テールランプの群れに滲み溶け込むようだった。(要するに全文)

設問八
それを言っちゃあ、お終いよ。

先頭 表紙

2004-01-09 国語の時間

テクスト「蜂」を読んで以下の設問に答えよ。

設問一
文中「蜂も同じだ」とあるのは蜂は何と同じなのか答えよ。(5点)

設問二
「誰そ彼時」の対句を答えよ。(5点)

設問三
「無知」であった山岡が感じていたことは何か。それを指し示す文章の最初の十文字と最後の十文字を答えよ。(10点)

設問四
「設問三」での答えで、山岡の感じていたことの中で特に重要な一文を述べよ。(15点)

設問五
「人間も蜂や蟻と同じなのかもしれない」とある。「同じ」とはどういうことか。文中そのことを指し示す箇所は複数あるが、特に簡潔に一文で述べられている、その一文を述べよ。(15点)

設問六
人間が蜂や蟻と同じであるならば、人間が離れて、人間「という生き物ではなくなってしまう」ものは何か。何から離れて生きてはいけないか、その何かを答えよ。(15点)

設問七
作者の言いたいことの現れている部分をすべて引用して述べよ。(15点)

設問八
作者の言いたいこととはつまるところ何か。要約して答えよ。(20点)

先頭 表紙

しつこいだなんて。とんでもないです、再チャレンジありがとう! です。点数、確実に上がってます。詳しくは上の新記事2件を見てみてくださいね。 / 揚水 ( 2004-01-10 22:59 )
夢樂さん、まあそうおっしゃらずに。 / 揚水 ( 2004-01-09 23:48 )
設問八、人間が社会的な生き物であることの息苦しさ。そういう存在であることから逃れられない、そのことに対する諦観。人はその中で生きていかざるを得ないこと。 / みなみ ( 2004-01-09 23:20 )
設問六、社会そのもの。あるいは組織。 / みなみ ( 2004-01-09 23:19 )
設問三、うーん、残り1点が難しすぎます。放棄。 / みなみ ( 2004-01-09 23:18 )
再チャレンジ、です。しつこくてすみません(汗)  この作品、個人的によく考えていることと、テーマが同じだったので非常に興味深く読みました。人は社会的な存在であり、そうでしかあり得ないということです。 / みなみ ( 2004-01-09 23:18 )
う〜む、テストはいかん。 / 夢樂堂 ( 2004-01-09 10:19 )
ずいぶんとお久し振りかと思います、みなみさん。読んでくださっていたのですね。早速のご解答ありがとうございます。あつかましいながら、添削させていただきました。設問一 ○、5点。設問二 ○、5点。設問三 うーん、△、9点。設問四 ○、15点。設問五 ○、15点。設問六 △、6点。設問七 ○、15点。設問八 △、8点。計78点と相成りました。実質80〜85点差し上げてもよいかと思われます。僕の考える解答例はまた後日。 / 揚水 ( 2004-01-09 00:17 )
すいませんこんなんで。自分としては頑張ってみたつもりです。いかがでしょうか。 / みなみ ( 2004-01-08 23:27 )
設問八 一人暮しって空しいかも☆ / みなみ ( 2004-01-08 23:26 )
設問七 巣を離れた蜂は、蟻は、もはや蜂でも蟻でもない。生きてはいるが生きてはいない。死んではいないが生きてもいない。生から剥離した、切片。だがそれでもその蜂は、蟻は、生きている。 / みなみ ( 2004-01-08 23:25 )
設問六 家族 / みなみ ( 2004-01-08 23:24 )
設問五 巣を離れては、属する単位を離れて一匹では生きていけない。 / みなみ ( 2004-01-08 23:24 )
設問四 だがそれでもその蟻は生きている。 / みなみ ( 2004-01-08 23:24 )
設問三  巣を離れた一匹の蟻は〜その蟻は生きている。 / みなみ ( 2004-01-08 23:24 )
設問二  フロントグラスに映ったその煙草 / みなみ ( 2004-01-08 23:24 )
設問一  蟻。 / みなみ ( 2004-01-08 23:23 )

2004-01-08 蜂  2

山岡はもう一度舌打ちした。煙草に火を点けてウィンドウを細めに開ける。すると、それまで姿を見せなかった蜂が彼の目の前を横切るようにして飛んだ。
「おっと」
山岡は少し慌ててウィンドウを閉めた。蜂がどのくらいの距離から巣に戻れるかなんてことは知らないけれど、浜松から豊田の巣に戻ることは難しいに違いない。ましてこの先東京でこの蜂を逃がしてしまえば、こいつが巣に戻ることは不可能だろう。
気をつけなければ。蜂もきっと蟻と同じだ。
山岡は子供の頃蟻を飼ったことがある。正確に言えば飼おうとしたことがある。
水槽の中に土を入れ、その上に蟻を入れた。一匹だけ。
けれどその蟻はすぐに死んでしまった。いくら餌をやっても、それをどこかに運ぼうとうろうろするばかりで、自分で食べようとする気配がない。砂糖でも、イモムシでも、蝶でもとんぼでも結果は同じだった。蟻は餌を食べずに、すぐ死んでしまった。
蜂も同じだ。巣を離れては、属する単位を離れて一匹では生きていけない。一匹一匹は気ままに動いているようでも、組み込まれたシステムやプログラムに知らず知らず従っている。
ひょっとすると、俺たち人間も蜂や蟻と同じなのかもしれないな。
誰そ彼時の薄闇の中、高速道路に続くテールランプの列を眺めながら、山岡はぼんやりそんなことを考えていた。
巣を離れた蜂は、蟻は、もはや蜂でも蟻でもない。生きてはいるが生きてはいない。死んではいないが生きてもいない。生から剥離した、切片。だがそれでもその蜂は、蟻は、生きている。そして山岡はそれを知っている。少年でなくなった今でも。
咥えた煙草を吸う。明るさを増してフロントグラスに映ったその煙草の火が、テールランプの群れに滲み溶け込むようだった。



              了

先頭 表紙

2004-01-08 蜂  1

一匹の蟻はそれはそれでひとつのいのちだが、ひとたび巣を離れてしまえば、それはもう蟻という生き物ではなくなってしまう。なんとなれば、蟻はその巣、女王を中心とした巣を一つの単位とした生き物であるからだ。はぐれ蟻はもはや蟻ではない。巣を離れた一匹の蟻は、蟻という生き物から剥がれ落ちた、切片。生きてはいるが本来の形ではもはや生きてはいけない。それはただ、蟻の形をした一個の生命機械だ。死んでこそいないが生きてもいない。生から剥離した、切片。
だがそれでもその蟻は生きている。少年だった山岡は、多く他の少年少女がそうであるように、無知だった。しかし彼はその無知さに特有の鋭敏さをもってそのことを感じていた。
蜂も同じだ。
豊田から浜松まで自動車の部品を運んで、荷室は空だった。予定ではこのままとんぼ返りでそのまま帰社、家に帰れるはずだ。このところ忙しかったので、普段ならあまりやりたくない空荷で走ることも構わない、むしろ歓迎したい気分だった。一人暮らしの家に帰ったところで何をするでもなかったけれど、今日は家に帰りたかった。
運転席の中に一匹の蜂がいる。どうやら荷を積み込んだ際に入り込んでしまったようだ。何とか追い出そうと試みたがなかなか出て行かない。途中で諦めて放っておいた。蜂はとうとう浜松までついてきてしまった。
携帯電話が鳴った。後輩のヤスオからだった。
「なんだ?」
「あ、山さん、すいません」
「金か?」
ヤスオは黙っている。
「金なら貸せないってこないだ言ったばかりだろうが。貸してやろうにもだいいちお前はだらしがなさ過ぎるんだ。せめて、前の金を返してからそういうことを言うんだな」
「すいません」
それきりまた黙ってしまう。山岡はしびれを切らした。
「いくら必要なんだ?」
なおもヤスオは黙っている。
「五万用意してやる。いいか、これきりだぞ、次はちゃんと返してからの話だからな」
「ありがとうございます、恩に着ます……」
途端に雄弁になった携帯を耳から離して一瞥すると、山岡はそのまま電話を切った。忌々しそうに舌打ちする。
「馬鹿野郎が…」
その時無線が鳴った。山岡の車番を呼び出している。
「はい、621号車」
「こちらセンター、山さん、今どこだ?」
「こちら621、浜松です」
「もう上か?」
「いや、まだ下道ですが」
「そうか、そりゃよかった。それじゃウチに戻るのとは逆方向だ、ウナギ積んで東京に向かってくれ。帰りの便は岡崎までだ」
「東京ですか?」
「そうだ」
「東京からの荷はなんです?」
「トマトだとさ」
「東京から野菜が出てくなんて珍しい」
「何か手違いがあったらしい。けどこれで空荷で走らずに済むさ、山さん空荷は嫌いだろう?」
「ええ、まあ」
「そんじゃよろしく頼むよ」
「621、了解」
「センター了解」

先頭 表紙

2004-01-03 近況報告

洗濯機買いました。全自動。便利。
ボタンひとつでピ。

今を去ること十数余年、学生の頃粗大ゴミ置き場で出会って怪我を治してやって以来僕の汚れ物を洗ってくれた働き者の二槽式洗濯機は脱水機がお亡くなりになってしまったのです。
ご苦労様でした。

今回購入した新しいものには今のところそれほど思い入れはありません。
でも便利。ピ。

とても便利。でも合掌。
ご苦労様でした。

先頭 表紙

始まって、そしてすでに完結しました。少し加筆修正しました。あけましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしく。 / 揚水 ( 2004-01-08 20:30 )
明けましておめでとう!今年もよろしく! おお、早速連載が始まっているのね。 / みるみる ( 2004-01-08 10:12 )
確かにもう携帯は洗濯したくないですね。つっても、携帯が溺れたのは銭湯のコインランドリーでのことでしたが(笑)。 / 揚水@携帯から ( 2004-01-06 08:46 )
う〜ん。長く使った物って愛着がありますよね。 わかるなぁ〜。 感謝&合掌。 今度は携帯洗濯しないでね〜(^‐^) (笑)  / ぷらら ( 2004-01-04 20:04 )

2003-12-19 いきなりかよ

初雪で積雪。
いきなりかよ、おい。

帰り路試しに急ブレーキ踏んでみた。
滑る滑る、面白いくらいに滑る。皆さんスタッドレスタイヤの過信は危険です。

明日俺仕事遅刻せずに行けるんかなあ、心配。

先頭 表紙

ほんにお久です。大丈夫でしたよ、ご心配痛み入ります。 / 揚水 ( 2004-01-03 22:27 )
お久です。試しにって・・・。いけませんぞぉ。遊び心が命取りになるバヤイも。東京も今夜未明から寒波だそうな。さぶっ! / 働くおばさん@kotarou? ( 2003-12-20 01:24 )

2003-12-04 アンビリーバブル

現場でブヨに喰われた。

もう十二月だぞ、おい。

先頭 表紙

山奥に行くように、住むようになった当初は僕もそんなでした。痛痒いんですよねえ。 / 揚水 ( 2003-12-18 00:24 )
いや現場は瀬戸なんです。瀬戸市の山奥。亜熱帯というよか冬は亜寒帯に近いくらいの土地なのですがねえ。 / 揚水@腫れませんでした、不思議と ( 2003-12-18 00:23 )
高校生の時に大山(だいせん)で咬まれました。1ヶ月近く痒くて、腫れて、痕が残ってました。 / なお ( 2003-12-08 22:37 )
腫れそうですな。亜熱帯ですか、そちらは / ゆず ( 2003-12-07 01:42 )

2003-12-02 うだつ

うだつのあがらない、というのは判る。

「うだつ」とは屋根の上に掛けるもので確か防火か何かの用を為すためのもの。

それを屋根に上げるにはある程度お大尽でなければならないことから、転じて「いつまでもうだつのあがらない」とは、なかなか稼ぎをあげるようになれないなど、いつまでもぐずぐずして成長や発展もなくぱっとしない人やその状態を指す、らしい。

さてところで「だらしのない」という言葉。

僕はうだつもあがらないし、だらしもありません。

「だらし」って、何?

先頭 表紙

うおお。僕は調べるのめんどくさかったんですよ。へー、ほー、ふーん、です。少しお利口さんになりました。 / 揚水 ( 2003-12-06 22:52 )
「だらし」は「しだら」の倒語(新明解国語辞典)、そして「しだら」は、梵語で「秩序」の意味(広辞苑)、だそうです。受け売りの知識です。 / そううつ ( 2003-12-02 22:46 )

2003-11-25 本日のメインイベント

雨で仕事になりません。
他の皆は会社の掃除や道具の片付けに忙しかったようなのに僕は。

掃除や洗車ももちろんやりはしたのですが、数日前に脱走したらしい社長の飼っている柴を動物愛護管理センターとやらに迎えに行きました。

車で片道一時間半もかけて。

こんなん仕事じゃないや。
とほほ。

先頭 表紙

まあ、どういう風に愛してるか僕は知りません、はい。 / 揚水 ( 2003-12-06 22:50 )
本物の専務(社長の弟)は一人現場でコンクリはつってました、はい。 / 揚水 ( 2003-12-06 22:49 )
自分の愛犬くらい自分で迎えに行け。そうでないと愛犬っていえないよね。 / 夢樂堂 ( 2003-11-29 00:26 )
専務を迎えに行くと思えば・・・・無理? んじゃー・・・・往復3時間の自分を見つける旅。 う〜ん言えば言うほど無理がある・・・・・。 / さにゃえもん ( 2003-11-26 00:48 )

2003-11-19 そぼふる

一人で晩飯を食べに行った店で、キヨシローさんの「雨上がりの夜空に」が流れていた。

今、雨はまだ上がっていない。
でも、気分だぜ。

こんな夜にお前に乗れないなんて。
こんな夜にハッシャ出来ないなんて。

先頭 表紙

ごめんなさいなんてとんでもない、ありがとうございます。いいなあ、RCリアルタイム。僕は大学に入る頃まで歌を聞くという愉しみをよく判らないでいたので音楽、歌への目覚めが遅かったのです。言葉が煩わしくてインストラメンタルや英語が判らないのをいいことにポリスとかU2とか聞いたりするくらいで。RCはだからリアルタイムからずいぶん遅れて聞いてました。もっともリアルタイムでは十歳にも満たなかったと思いますが。パンさんの青春の香りがこちらにも伝わるつっこみありがとうございます。 / 揚水 ( 2003-11-25 23:47 )
お誕生日おめでとう。遅くなってしまってゴメンなさい。 RCのこの歌で一挙に20数年まえに遡ります。クルマのガラス越しに見た伊東の海が甦ります。 / パンドラ ( 2003-11-23 13:22 )

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