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YIN‐NER WORLD

【他言無用です。無断転載はご遠慮下さい】
現場に出て5年を過ぎましたが、まだまだ修行中。
相変わらず忙しいのか忙しくないのか良く判らない日々。

2010年夏の別荘

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-08-01 退院?しました
2003-07-23 ひとりごと。
2003-07-22 『「踏み越え」」について』
2003-07-22 尊敬する精神科医
2003-07-11 苦手意識
2003-07-11 ただいま自宅?療養ちう
2003-07-04 新生活はじめました…
2003-07-04 なんちゃってのヒト
2003-06-24 自殺企図
2003-06-20 密かに好きなモノ


2003-08-01 退院?しました

ウチで療養していたノラニャンコ。
昨日無事、解放されました(人?質か?)。

ここ数日はエリザベスカーラーの下がカユイと人を呼びつけては掻かせるといった有様で、家族全員人間孫の手と化していました。
これは、離すまえにカーラーをとった時の写真です。

窓際で檻をあけたら、脱兎(ピュ――――!)

一晩明けて、いま庭の灯篭の上で寝ています。
飼い猫になってくれるつもりはないらしい……(T―T)


先頭 表紙

>ねこみちさん。最近はエサ食べにくるだけで、ロクに触らせてもくれません(T―T) / YIN@猫が飼いたい… ( 2003-08-18 22:43 )
でも触らせることは許すんだぁ なついてるのか 謎ですな / ねこみち ( 2003-08-02 00:40 )

2003-07-23 ひとりごと。

このヒト、自分自身がアクティングアウトしてるのが判ってないのかな?
判ってないんだろうな。


うーん……(困)
でも、指摘しても判らなそうだな。

放っておこう。(爆)
クライエントさんは気の毒だけど。


…最近こんな事が多いです。
以前はもっと激しく反論したりしたこともあったけど、
それやってても埒があかないし。
それに他の臨床家のやり方が気になるってのは
自分自身が自信をもててないってことでもあるだろうから。

修行だと思ってスルー。

先頭 表紙

>タマさん、あらためていらっしゃいませ!つっこみありがとうございます。そして、先日は大変失礼いたしました。18日付の日記で回答を書かせていただきましたのでご参照くださいませ。 / YIN ( 2003-08-18 22:34 )
いろいろ大変そうですね アクティングアウトってどういう意味かな 素人でごめんなさい / タマ ( 2003-08-18 19:31 )

2003-07-22 『「踏み越え」」について』

…事件が続いています。
あちこちからコメントがでてきています。ただ、それに振りまわされないでください。本当のことなんて、そんなふうに簡単に「判る」ことではないと思います。
そう思っていた矢先に、中井久夫先生のこの論文を読みました。以下抜粋します。
(因みにこれは2003年の5月に出版された「心理療法 言葉/イメージ/宗教性」横山博編に所収されています)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
…「心の闇」を明らかにせよと人はいうが、明らかにしたものはもはや心の闇ではない。何か、ウソくさく、うまく言いくるめられた感じが残る。……(中略)

 しかし、この「成人言語水準への強制的ひっぱりあげ」を受けたナラティブによって、裁判は完結し、当事者も、公衆も、みなこのナラティブを得て「納得」する。というか、他に終結と納得の形はないことを誰もが知っている。行為はすべて、いかに理不尽なものであろうとなかろうと、取り消せない。説明責任という概念が急に脚光を浴びているが、それは、判決と同じく、成人言語による因果関係の整合的なストーリーの網で行為をカヴァーしつくすことである。
(中略)
 語りとしてすぐれた判決文、決定文、あるいは説明が持つ事態を落着させる力は、制度化された言語化の持つ力を表している。言語化の力とは、自己と自己を中心とする世界の因果関係による統一感、世界に対する個の能動感、世界と自己の唯一無二感を取り戻す力である。一般に言葉にうまく言い表せた時の成就感にはかけがえのないものがある。世界が因果関係のネットワークであるであるという信念は言語の構造に大きく依存している。ただ実際には、因果関係はごく単純なものしか単語で表現できないから、一切を言語水準、それも様式化された成人言語水準に引き上げたという無理の痕跡はほとんど常に残る。大抵は一種のもっともらしさであるが、それだけでなく、言語化の無理はしばしば粗雑で十把一からげ的な「極悪非道」とか「鬼畜のごとき仕業」とか「天人ともに許さざる」といった表現で覆い隠される。他方、判決者、説明者の態度、表情、語調、服装などが問題になる。この二つは表裏一体である。いずれも判決者、説明者の成人言語からはみ出した、頭隠して尻隠さず的な部分である。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

以前、神戸で事件が起きた時に、かの高名な臨床心理学者はコメントを求められるのを避けて身を隠した(笑)とまでいいました。事態を良く理解しようとする人ほど慎重になると思います。…すぐに声高にものを言いたがるのは、慎重さに欠ける人か、出たがりやさんなのでしょう。

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>ねこみちさま。わたしたちも、こうした情報を受け取るときには、ぱっと飛びつかずに慎重になる必要があると思いました。「わからない」のは不安ですけれども、だからこそ、それに耐えて冷静な判断力を保つ必要があると思います。 / YIN ( 2003-08-18 21:26 )
最後の一行 ポンと膝を打ちたくなりましたよ まったくだ〜 / ねこみち ( 2003-07-31 03:28 )

2003-07-22 尊敬する精神科医

心理学を1単位も履修しなくても精神科医になることはできます。
だから、精神科医でなおかつ精神分析や分析心理学他、心理学理論や面接技術を持っている方は相当な勉強家でもあります。すごいなぁ。
そうした精神科医の著書にはやっぱりすごいものがあって。私たちも良く読みます。
一般の人でも読み易いのは
中井久夫
北山修…あたりでしょうか。
このお二人はとにかく多才です。
とくに中井久夫の神戸の震災についての本は読んで凄いとおもいました。(表紙の裏に自筆の地図…震災地に着てくださるボランティアの為に書いたもので、これまたすごい!…があるんですよ)
そのほかにも、私自身の関心のある分野について、素晴らしい本をお書きになっている。
良い先生は沢山いらっしゃいます。

何故、こんなことを書いたのかというと、先日中井久夫先生の『「踏み越え」について』という論文を読んだからです。

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北山先生は、「日本語臨床」という研究会をされておいでです。著書も面白いです。今や先生の以前のプロフィールを知らない学生さんも多いかも。それでも北山先生は大人気で学会で先生が座長を務めると、は廊下に立ち見が溢れるほどです。 / YIN@酸欠になるかとおもった; ( 2003-08-01 10:48 )
北山修・・ですか・・・。「帰ってきたヨッパライ」(フォーククルセダーズ)ですわね。 あの方はおしゃべりも面白いし・・・。 / 織姫@年齢がばれる? ( 2003-07-22 15:42 )

2003-07-11 苦手意識

これまでは、ずっと教育系の臨床現場に携わることに躊躇いをもっていました。

「学校」の教育方針に抵抗あるし。
子供はもっと苦手だし。
大人は社会的立場とかいろいろ考えて配慮してくれるけど子供は容赦がないです。
だから、適性がないのでは、と<学校臨床


ところが逆にこういわれた。
「苦手なくらいがいいと思う。距離感があったほうが、同一化してしまうよりも仕事はしやすいと思う」

そんなわけで、今年スクールカウンセラーをしています。
「距離」について考えながら。


…ある日のこと。
「先生っていくつ?」
「…いくつだと思う?」
(大抵若く見られるので、当たらないだろうとタカをくくる私)

「○○歳!!」←一発でドンピシャ;
やっぱり中学生はあなどれないです(汗)。

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>ムッシュ!お久し振りです!今度花束持っていきますね!(←それ間違ってますんで;)ムッシュはどうでしょう?ビンゴ嬉しいですか?(^〜^) / YIN ( 2003-07-22 14:39 )
誕生日メッセありがとう〜です!【ビンゴ】もそろそろ嬉しくない年齢ですかね?? また遊びに来て下さい〜米俵以外で・・・・こらっ! / ムッシュ ( 2003-07-18 10:50 )

2003-07-11 ただいま自宅?療養ちう

先日庭にくる野良猫の避妊手術をしました。
これが2匹目。

餌はもらいにくるのに、人間を信用していないので、触らせてもくれません。(TT)
でもメスだし、コレ以上増えたらうちでは食事の面倒みられません。

んで、思いきって手術を。
一匹目は先日退院しましたが、ぴゅ――――っと逃げて、今は軒下で暮らしています(←それって何やねん!)。
この子も手術してからはや3週間…もうすぐ抜糸です。

檻のなかでは比較的静かなんですけどね………とくに昼間は。
夜行性なので、夜は大騒ぎ。
私は寝不足。


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>ねこみち様。明日の抜糸を控えて、ただいま檻のなかで独りサッカー絶好調です。(しかもエリザベスカーラーつけたまま!) / YIN ( 2003-07-22 14:38 )
りりしい顔の猫ですね〜 / ねこみち ( 2003-07-13 02:01 )

2003-07-04 新生活はじめました…

公立中学校のスクールカウンセラーを始めました。

思春期の子供さんや、その保護者さんたちは大学院の相談室へもよくおいでになります。そうしたクライエントさんと接しているうちに「これは、現在の学校というものがどういうものか、知っておく必要がある」と思い、臨床心理士の資格取得をきかっけに踏みきった次第です。
今まではサイコセラピーが主だったので、分野の違う仕事にちょっとどきどき。

スクールカウンセラーとはいっても、私はほとんど相談室にはおりません(笑)。
相談室に篭っていても、あんま仕事にならないので、普段は職員室にいるか、そうでなければ、学校内を徘徊(笑)しています。
相談室にいるのは、昼休みと放課後の開放時間、そして保護者の方がいらした時のみ。
あとは、休み時間に廊下を歩いたり、授業時間に立ち歩きしている生徒とお話したり。
生徒さんたちも、私が何しているか結構観察しているらしく、
「先生、散歩しかしてないじゃん!」とか言われます。
「ははは、散歩ね」と私はニヤっと笑う。
廊下に並んで座り込んで化粧の話とか、ケータイの着信の話とか。


給食を生徒さんと食べることも。
なんとも面白い体験です。

いやはや、この年になって「不良」といわれる子とつるむとはねェ〜〜(^〜^)

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>菜種さま。栄養士さんに聞いた話ですが、給食って沢山つくるほど美味しくなくなるんですって。センターで作ったのとかはあまり美味しくないらしい。あったかくて美味しいのは500人くらいが限界なのかなぁ…あとは栄養士さんのセンスと業者さんのノウハウ。 / YIN ( 2003-07-11 03:18 )
>ねこみちさま。エヘヘ、やることは沢山あって、気も使うし体力も使いますけれど。まだ4ヶ月なので、これから…です。 / YIN ( 2003-07-11 03:16 )
>口車大王さま。お久し振りです。面白いことに、休み時間に職員室の近くをウロウロする生徒さんには結構先生方から「問題あり」と言われている面子が多いです。別に指導に呼び出されているわけでもないのに(笑) / YIN ( 2003-07-11 03:15 )
給食、食べたーい。給食って自治体ごとに違うと思うのですが、私はおいしく小中時代を過ごせましたよ。 / 菜種 ( 2003-07-11 00:35 )
なんか楽しそうだなぁ / ねこみち ( 2003-07-08 22:57 )
いい仕事されていますね。「不良」と呼ばれる子供たちは、たいてい感性が鋭いんだけれど周囲がちゃんと構ってくれないから変な方向に行ってしまう。 / 口車大王 ( 2003-07-05 12:59 )

2003-07-04 なんちゃってのヒト

いやはや、大変なヒトとお仕事をしていました(溜息)。

クライエントに携帯番号教えちゃうし。
「出張カウンセリングおねがいします」というと、アセスメントもしないでホイホイ出掛けてしまうし。
時間の枠組も適当だし。
カウンセリングのはずなのに、クライエントさんと身体接触しちゃうし(同性だけど)。

さて、上の中で基本的にやってはいけないことってどれだけあると思いますか?

…全部です!
これをやったら、もうカウンセリングじゃなくなってしまいます。
ただのお節介です。


「あなたは、一体どこで何をお勉強してきたんですか?」
と何度ツッコミを入れたかったことか!(怒)

でもねー、職場の雰囲気は大切だからねー。
なので、黙っていました。

アセスメント、
面接の枠組(時間、場所、料金、関係性)についての配慮、
転移・逆転移の観察、
自分の行動化に対する注意。

何ひとつできていない。
ただ、バタバタかけまわって、クライエント説得して、まるめこんで、終わり。

私はココロの中で密かに呟きました。
Go to hell in your way!

ま、「なんちゃって」さんは放っておくしかありません。

でも、気の毒なのはクライエントさんです。
が…得てしてこういう方の前では、クライエントさんもあんまり症状を出したりしません。だって出してもカウンセラー(なのか?)は取り扱えないから。
クライエントさんの方が、いつも一枚上手。
私たちのことをちゃんと見て、反応しています。

(だから、こうした「なんちゃってさん」たちは、いつまでたっても自分のやっていることに気がつかないんだけど;)

私たちの能力は、クライエントさんにはバレバレ。
心理臨床の世界は本当にオソロシイです。

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それでも、院を出て専門知識は持っているのですよね・・・?不思議です。クライエントさんが一枚上手、というところがたのもしい(?)です。 / 菜種 ( 2003-07-11 00:36 )

2003-06-24 自殺企図

以前聞いた自殺念慮のあるクライエントのケース。
それも毎回、何らかの自傷を伴っている。
こういう風に自傷や自殺企図が続いている場合は、担当者がクライエントの話を聞けていないことが多い。
その話題に触れてはいけない、と思ったり(つまり、ビビッっているんですね)、
逆によく話も聞かずに説得したり止めたりしていると、
クライエントは「誰にも判ってもらえない」と、ますます思いつめてしまいます。
そして、当然ながら事態はどんどんエスカレートします。


「死にたい」という人に対する時は、
徹底的にその「死にたい」気持ちを聞くのが基本。
とにかく聴くこと。
逃げずに聴くこと。

理解してもらえた…とその人が思ったときには、
死にたいという気持ちも随分和らいでいるはず。

人間は関係性の生物だから、関係を作って、関係によって支えていく必要があるのです。

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ランダムジャンプできましたー。身近なヒトが自殺者がいて、、とても真剣にこの文章読みました。 ぺこり / タマ ( 2003-07-10 14:30 )
>M Yuguさま。 じつは原因を追求したりはあまりしません。「気持ち」を聴くことを中心として対処します。理解してくれる人がいて、その人と繋がっていることが必要なのです。そして、「判ってもらえた」と思ったときには、大抵今すぐ自殺しようなんて気持ちはなくなっているものなのです。 / YIN ( 2003-07-04 13:21 )
原因をうまく聞き出せたらある意味成功なのかも。原因が分かれば対処方法も... でも非常に難しい事ですね。 / M Yugu ( 2003-06-25 21:24 )

2003-06-20 密かに好きなモノ

ぢつは、

グルーミーがだいすきです。
小学校5年生以来、およそキャラクターモノに興味を示さなかった私ですが、
「ウォレスとグルミット」「TINTIN」そして「グルーミー」は好き。

グルーミーは、今のところ、私の好きな唯一の和製キャラです。
(あと、1部の手塚キャラとかは好きだけど)
コワかわいいところが堪りません。

キーチェーンとか持っているんですが、
思わず話しかけてしまいます(←あんた何歳?!;)。

最近、新作のTシャツも買ってしまいました。
「イイ年して、ドコに着ていくねん!」
と買いつつ自分でツッコミをいれたのに、翌日には着ておでかけしていました(爆)。
でも、
「それナニ?」
って訊かれたときに、説明するのが難しくて…(汗)。

同じデザイナーのキャラ「クマキカイ」も大好きですが、
これまた説明がムズカシイ〜〜;

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