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YIN‐NER WORLD

【他言無用です。無断転載はご遠慮下さい】
現場に出て5年を過ぎましたが、まだまだ修行中。
相変わらず忙しいのか忙しくないのか良く判らない日々。

2010年夏の別荘

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-11-13 ネタ被り
2002-11-12 「障子の国のティンカーベル」(ネタバレ注意?)
2002-11-07 片付けられない女…だと思っていた
2002-11-06 神経症は日々(新たに)つくられる
2002-11-06 新しい椅子。
2002-10-27 椅子を買う♪
2002-10-24 PROJECTION
2002-10-22 ひとりになること
2002-10-21 今日も雨…
2002-10-21 全く勉強していない。


2002-11-13 ネタ被り

今日は同人サイトの管理者として思うことを。

某サイトの非公開ページで、ファンフィクションの新しいネタが持ちあがっている。
…うちのと被る。
いや、もちろん、他の設定とかは全然違うんだけども、「今Topicのネタ」だけモロ被りの様子。

勿論、たかだかファンフィクションだから、クレーム付けるつもりは更々なかったのだが。つか、普段しないけど<クレーム。
今回はあんまり気分がよくないのだ。
心境フクザツ。

このサイト(仮にAとしよう)は以前、他のサイトBからも「ネタ被り」としてクレームをつけられたことがある。Aの管理人はBの常連だったし、その気はなかったとしても、もう少し神経使って「ネタ被り」の疑いを避ければよかったのに、というのがこの件に関する私の正直な感想。…Bのサイトは相当キビシイケンカの売り方をしたらしく、(あとから訊いてそれもあんまりだと思ったが)サイトAは今、どこのリンクとも切れてアンダーグラウンドにいる。

そして、今回そこのメンバーの作家さんが、うち…つまり私の書いているネタと被りかねないモノを書こうとしている。

普通、お付き合いがあったら、「ネタ被ってしまうかもしれないけどいい?」
「全然構いませんよ、楽しみにしてます♪」で済むはずなのに。そうしているのに。
同じネタでも人によって表現は変るから、それを楽しめるのに。

今回はなんだか不愉快。

先日別件でAの管理者にメールをしたのだが、イヤミなくらい丁寧なお断りのメールが来たし。その文章の背後にすっごく尊大な印象が見えたし。
時に全然メールを無視されることもあったし。

Bの管理者さんにもこんな調子でメールを返したのかな。だったらBの管理者さんがキレて強行な手段に出たのも判らないでもない気がする。これは相手を煽っているよ…

大人気ないのかな、とも思う。
でも、普段ちゃんとお付き合いできているサイトさんとだったら、何とも思わないことが、ここでは引っ掛かる。
普段付き合いがなくても、必要なときに普通にメールのやりとりができる相手だったら平気でいられると思うのに。向こうが無視するとこっちも気持が狭量になってくる。

ここらへんで事態を左右するのは、関係性なんだろうな、と思う。普段ちゃんとお付き合いできている、コミュニケーションできているってことは大切なんだと思った。


あ、因みに何故非公開のページに付き合いをしていない私が入れるかというと、AはURL受け渡し制じゃないからです。クイズを解けばダレでも入れます。
でもAはサイトの構成がいいかげんだから、荒らしさんがきたら一発でディレクトリ丸見え状態(シロウトの私でも一発でした;)……それを教えてあげたいけれど、連絡とれないし(苦笑)。困ったものです。

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ぢつはサイトBはアンダーグラウンドに潜っているつもりだけど、結構ROM専の閲覧さんがいる(雰囲気妙だからカキコしないらしい)。それなのに、当人たちは隠れているつもりだから、こっちはマジックミラー越しの観察みたいな状態。滑稽というか、異様な状況だよなぁ…でもそれを教えない私(義理ないし)。そんな私に悪意がないとは言えないけれど、カキコとか読んでいると確かに悪意を誘発される。その悪意を噛み締めながら閲覧してます。 / YIN ( 2002-11-14 10:50 )

2002-11-12 「障子の国のティンカーベル」(ネタバレ注意?)

野田秀樹の幻の脚本です。
鶴田真由……かわいかったんだけどなあ。頑張っていたんだけどなあ。
惜しい、…もう少しってところ。シメでの歌の失敗は痛かった…台詞ならもうすこし何とかなったんだろうけど。一人芝居ってのは厳しい。
でもティンクとピーター2役ってのはとてもステキなアイデアだとおもいました。

以外とシンプルで、歌もあって楽しかったけど、演出も良かった。
もっと色んな演出で見たいです<このお芝居。

お芝居は大好き。演出がシュールなものほど好き。古典を斬新に解釈したものが好き。
何かを何かに見たてて「遊び」の空間を作っていく…これは人間にしかできない楽しみだと思います。

野田秀樹はすきです。筋の進み方がまるで「連合弛緩(思考障害の一種;)」みたいだけれど、そういう発想で物語を運ぶことができる…つまり思考の仕方を変えられるというのは、やっぱり彼の才能だと思います。

楽しくて、哀しくて、可愛くて、残酷な舞台でした。

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2002-11-07 片付けられない女…だと思っていた

そう、1年半ほど前までは。
でも、一人暮しをしてみて、そうでないことが判った。

一週間に一度は掃除機かけていたよ<私。
床に本や新聞を散らさなかったよ。
毎日のようにゴミもだしたし。
消耗品の管理も、冷蔵庫や冷凍庫のなかの管理も一応できていた。
家を出るまでは、全然できないと思っていたのに。

原因はおそらく、うちの家族の役割分担があいまいだ、ってことかもしれないと思った。
私の部屋の押し入れの3分の1は今でも私の所持品意外の荷物の収納スペースだ。
消耗品の管理責任もあいまい。
共同使用するものは、いつのまにか移動している。

でも一人で暮らすと、全部自分の責任になる。
散らかっていて不愉快な思いをするのは自分。
でも逆に自分でコントロールできる。
誰に合意を求める必要もない。
だから気楽。

天気の良い休みの日に、
早々と掃除をすませてのんびりとコーヒーを飲むのは最高の気分だった。


でも、実家に戻ったらまた元どおり。
(…私はもしかしたら一人暮しが性に合っているのかもしれない;)


あと、共同生活者との関係でやったり、やらなかったりすることも考えられる。
一人だと散らかして、人と一緒だと片付ける人もいるかもしれない。会社の机なら、片付いている人というのもいる。
料理とかもそんな気がする。
一人だと自炊する人もいれば、一人だと作らなくて、人と暮らすと作る人もいる。

だから、自分の持っている生活習慣は、全ての要因が自分にあるわけではないのかもしれない、と思う。
自分が散らかす要因は、他にあるかもしれないのだ。

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>咲良ちゃん。私も一人暮ししていたとき、流しとかすごく気にしました。洗い物置いておくのがいやで、食後はすぐに皿洗い。…実家ではお任せ(汗)。ホントに不思議…。でも、「生理的にイヤ」ってのは結構良いきっかけですよね<片付ける / YIN@でも実家の台所って母の領分なのよ ( 2002-11-13 13:09 )
>カフカさま。一人暮しをはじめて、片付けに目覚めるかもしれませんし、片付けの得意なパートナーを見つけるかもしれませんし…。 / YIN ( 2002-11-13 13:06 )
うっうっ・・・私の部屋はホントにシャレにならないくらい「片付けられない女」の部屋です・・・見本のように・・・・・(涙)でもそういえば一人暮らししてたとき、水まわりだけは何故か綺麗でした。そういうとこが汚いのはなんだか生理的にイヤンで。・・・微妙? / 咲良 ( 2002-11-11 23:58 )
私の弟はぜーんぜんかたづけようとしません。部屋をのぞくと、本当に足の踏み場もないほど…。あーあ。一人暮らしを始めるようになるとどうなるんでしょうか?弟くんは???とすごく心配です。 / カフカ ( 2002-11-07 20:56 )

2002-11-06 神経症は日々(新たに)つくられる

表題がものすご〜く誤解を受ける言葉だということは承知している。

でも、そういうとらえ方が実際にある。

自分の今抱えている問題を「両親」のせいにしたり、「過去の出来事」のせいにすることが、間違っているというつもりはない。実際にそうかもしれない。100%それが原因ではなかったとしても、何らかのトリガーになったことはあったかもしれない。

けれど、だからといって、そのことで親を責めたり、特定の人を責めたりしていても、問題は解決しないことが多い。
アメリカなどでは親を相手に訴訟を起こした、という話があるが、あれは、ある意味ナンセンスだと思う。訴訟に勝ったとしてもおそらくその人の問題は解決しないんだろう、と思う(だいいち、その仮説の世界では、親や当の相手がもう死んでいる場合、問題解決の方法は無いということになってしまう)。

人間の記憶はあとから作り変えられることもあるのだ。
これは実験で証明されている。(確か交通事故の映像をみせて、あとからそれについて尋ねる、という実験だった)人間は自分のなかでロジック一貫性が取れるように、認知を歪めたり、情報を操作することを行う。

神経症のメカニズムの中でも、問題が起きるたびに本人が「原因は……だった」と自分自身で帰結させている部分がある。つまり、問題を抱えている人は、今の自分を何らかの形で、正当化させるために、理由を作り出している…という可能性があるのだ。だって、そうでないと、症状を抱えていること自体苦しくなってしまう。
原因を何かに帰すること自体が悪いということではない、そのこと自体には意味があるのだ。
ある意味それは無限ループしているプログラムに似ている。
何かが完結していない。だから繰り返す。だったら、そこでクライエントが体験しなければならないものは何か、を考えて行くのだ。
そのために、心理療法家は、クライエントのいうことの事実性を100%信じることはない。
心理療法が進むにつれて、クライエントが当初と全く違ったことを発言することは良くあるのだ。私も自分自身のケースで体験している。だから、あとから認知が修正される可能性を開いておくためにも、クライエントの発言の客観的な事実性を保留している。つまり、クライエントの「現在の」こころの世界、として聞いているのだ。
必要なのは「体験すること」であって、過去の事実の正当性について云々することではない。過去の事実には未来への萌芽やヒントがある。しかし過去の事実にばかりこだわっていると、先にすすむことはできない、と思う。

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>koedaさま。精神医学や心理の一般向の書物は読まないので知らなかったのですが、「前頭葉が破壊されている」ってのはちょっと無神経な表現だと思いました。「障害がある」くらいが、妥当な専門的言いまわしでしょう。でも、宣伝効果を狙うことがあるので、注意して読むことをオススメします<一般向け書。本当はちょっとコツがわからなかったり、習慣がなかったり、片付ける余裕がなかったりするだけなのかもしれない。 / YIN@心に余裕がある時の部屋はきれい ( 2002-11-13 13:01 )
友達とこれが話題になって、みんな前頭葉が破壊されているかもしれないなんて笑って言っていたけれど、結論は、だらしないのかも〜って事になった。お気楽な友ばかりで、きっと神経は丈夫なんだろうな。 / koeda@ホントはみんなの家はきれい ( 2002-11-07 11:42 )
>らいむさま。自分にレッテルを貼って分類すれば、一応社会のなかでの落ちつき処がみつかってひと安心できるかもしれないけれど、そのことが問題の解決に結びつくかどうか、とは別問題なのだと思います。あと、親に余計な罪悪感を持たせる治療仮説って結構罪作りだと思います。とりあえず何かのせいにすれば、楽なのかもしれないけれど、それが本当に問題の解決になるかどうか、とは別だということは忘れてはいけないと思います。 / YIN ( 2002-11-07 04:23 )
後で気付く事もあるし後で作り替えられる記憶なんかもあるでしょう。いずれにせよ最近「何にでも名前をつけるのは如何なものか?」と思うことしきりです。 / らいむ@確かに私は片付けられない女だが(笑) ( 2002-11-07 00:21 )
私の親がテレビの報道のACとか神経症とかトラウマの扱われ方を見て、自分の娘も同じようにそうじゃないか?と気にするようになりました。それも困ったものです。そうじゃないのに……;; / らいむ ( 2002-11-07 00:19 )
でも、そんなこと書く私自身が、そんなに健康ではない(笑)。わかっているんだけど…自分ではどうにもならなかったり。 / YIN ( 2002-11-06 19:22 )

2002-11-06 新しい椅子。

椅子が届きました。使い始めて約5日。
結果の報告。

写真でみた感じよりも座面&背凭れが大きかったです。
腰へのサポートはいまいち…かな。
でもこれはクッションを置くことで簡単に解決しました。
で、肝腎の座りごこちですが。
今迄、長時間座っていると、お尻が痛くなって所在がなくなって困っていたのですが。
…それがなくなりました。
クッションなんてないのに。ネットで支えているのに。技術ってすごい。
座らないで買っ割りには、結果は良好♪

現物を見ないで買うことになったのには、訳があります。
実はちゃんと●トーキクレビオさんに、問い合せて、近くの取扱店を紹介していただいていたのです。
ところが、
その店…●屋家具店に言ったところ、現物がない。同じメーカーの品物もひとつもない。
パートらしいおばさんが接客にきたけれど、
「注文になります」というだけで、カタログさえ見せようとする気配もない。
「注文だったら、定価になりますか?」ときくと、
「多少は割り引きになりますが、問い合わせないとわかりません」
とのこと。そこで、
「品番は(ネットでみていたので)判ります」と言ったのだけれど、
このおばさん、全く動く気配なし。岩のよう。

…なんだか受け答えの態度からも「面倒臭いことやりたくなーい」「しごとやりたくなーい」っていう雰囲気が伝わってきて、こっちもそこで買うのが嫌になってしまった。
で、帰ってきた。
だって、いいかげんな事されるのもいやだし(いかにも品番間違いとかやりそう)。
このおばさんにお世話になって買いたくなかった。

でも、今の椅子に座っているのは何ともしんんどい。
丁度試験勉強中だったし。
それも追い込み。
時間はない、でも集中できない。椅子欲しい。
2日後に、ふと思いついてネットで小売店をさがしたら、あった。
ちゃんと割り引きで売っていて、手続きをしたら、即刻確認のメールが係の人から届いた。手続きの進行についてもちゃんと逐一メールで報告してくれた。
それも、丁寧な文面で。

モノってただの「モノ」ではない。
どれだけそのモノに愛着をもてるか、で使い心地も手入れの仕方もかわってくる。
だからなるべく良い気持で手に入れたい。
お店に立ってモノを売る人にはそのことをわかっていて欲しいなあ。

先頭 表紙

>らいむさま。座卓に座椅子もいいですよね。部屋が広く見えるし。でもたしかに座椅子って椅子とは姿勢がまた違ってくるから難しそうですね。さがすのは。 / YIN ( 2002-11-07 04:19 )
アーロンチェアみたいな感じの椅子ですね。会社のプレゼンルームにあるんですが此処でミーティングすると何時間座っていても平気なんすよね。今私は座椅子のいいのが欲しいです、ぴったりフィットする座椅子って椅子より無いのが辛いです(笑) / らいむ ( 2002-11-07 00:25 )

2002-10-27 椅子を買う♪

今迄20年近く、同じ椅子をつかってきた。
20年前だから、随分デザインも古い。身体にも合わない。
腰がすぐ痛くなる。
今迄クッションを積んで対応してきたけれど、思いきって買うことに。

…もっと早く思いつけばよかったよ。
椅子は○トーキの製品にすることにしました。
学校にあるオフィス用のが座りごこちよかったから。
家庭用も快適だといいな。
近くに現品置いてある店がなかったので、
実際に確かめられないのがちょっと不安だけど。


先頭 表紙

>どんぐり推進委員会さま。楽しませていただきました。ありがとうございました。 / YIN ( 2002-11-06 18:37 )
ご観覧ありがとうございました! こんなオチで・・ごめんなさい! / どんぐり推進委員会 ( 2002-11-01 13:02 )
>のびんば様。ピンポン!メッシュが最後の決めてでした。今迄の椅子は合皮張りだったので、夏気持わるくてタオル敷いて使っていたんです。だからといって、布張りは汗吸収してしまいそうだし(汗)。メッシュなら拭き掃除でOK!と思いまして。…あと問題は座りごこちなんだけど… / YIN ( 2002-11-01 11:21 )
>菜種さま。セットで一万円!…それで9年使えるなら安いってものです。ちなみに私の机は小学校2年生から使っているモノです(爆)。 / YIN ( 2002-11-01 11:19 )
>ねこみち様。ではこの際猫も一緒に買って肘掛椅子にしたほうが良かったのでしょうか(笑)。確かに猫は欲しいんですが。 / YIN ( 2002-11-01 11:17 )
>nyanさま。もしかしたら、肘掛は横座りする行儀の悪さを矯正するためにあるのかもしれません…ってそんなコトするの私だけ?(笑) / YIN ( 2002-11-01 11:16 )
なんか良さそう〜。夏も涼しそうだわ〜♪・・・って今は秋。ですわね。 椅子は結構大事ですわね。 / のびんば ( 2002-10-31 18:17 )
私が使っているテーブルといすは、大学1年のときに買ったもの。セットで1万円でした。もう、9年も使っているのだわ。 / 菜種 ( 2002-10-30 02:34 )
肘掛けの意味はですね 猫がそこにちんまり座るためにあるのですよ / ねこみち ( 2002-10-29 23:48 )
肘掛の意味は、寝っこけて椅子から転げ落ちない為らしい(違!) / nyan ( 2002-10-29 08:50 )
黒の肘掛なしのを注文。31日発送だそうです(嬉)。しかし、家庭用で肘掛つきって、使い易いのかしら。肘掛けの必要性の判らない私… / YIN ( 2002-10-28 17:56 )

2002-10-24 PROJECTION

最近、思うところあって、スーパービジョンで自分の話をしている。つまり教育分析状態。自分はどうやら対人関係について何やら一種の障害があるらしい、という感覚があるので。

良く精神分析で、治療関係にはいると、転移・逆転移が生じるというのだけれども。
私はクライエントさんの転移に鈍感らしいのだ。
…いや、もしかしたら、無意識に「鈍くしている」のかもしれない。何を言わんとしているかというと、要は私はクライエントさんが治療者としての私に転移感情(それも多くは好意)を持っているというのを感じられない、ということらしいのだ。

いや、実は私は、治療の場以外でも「自分が誰かから好かれている」なんて感覚を持ったことは一度もないのだ、実は。自分が誰かを好きになることはあっても、人から好かれたなんて実感は一度も持ったことがない。
おそらく、これだから、私は治療者をしているし、それで壁にも突き当たっているのだろう。

誰からも好かれることなんて期待しないので、却って展開への余分な期待とか気負いのようなものがない。ケースが中断すると自分が傷つくから…という発想はまずなかった(この間コレを聴いてびっくりした。ケースが中断して傷つくのはクライエントで私のスキル不足で申し訳ないと思っていた)。クライエントさんに自分を良く見せて好かれようという努力もしないで、正直に(ま、実際そうなので)へタレでやっている。私は受付面接担当者が「このクライエントさんはなんだか怖い雰囲気」とか「難しいとおもいます」とかいっても、ケースに対して気持が動けば引きうける。「クライエントさんから『役に立たない』とか言われてしまうかもしれない」と想像しても。それこそ玉砕かもしれない、と思いながら。

ところが…ケースが進んで、クライエントと私の距離が近くなってくると、逆にうろたえてしまう。「先生いくつですか?」とか「先生どこに住んでいますか?」とかプライベートな事を尋ねられたりすると、思わずザザザッと引いてしまう(実際は椅子から動かないけど心のなかで)。
つまり、相手がそれほどに自分に親近感を持っていたという事に、その時点まで気がつかないのである。…必定、それはクライエントさんに伝わり、ここでケースはひと揺れする。
これは私の側の問題だと思う。私はネガティブな気持を投げかけられるのには慣れているけれど、ポジティブな気持を投げかけられるのには慣れていないのだ。
大体、悪いほうのことを想像する。
相手が黙っていると、私に対して怒っているのかな、と勝手に発想する。
「それは自分の勝手な発想であって、そうでないかもしれない」という想像が働く程度には修行してきたけれど。

治療者は欠落のない人間でなければいけない訳ではないのは、わかっている。そうした部分を「フック(治療の手掛かりが引っ掛かるフックである)」と呼ぶくらいだから。
どこかにとっかかりがあって、それがクライエントさんとぶつかったり、摩擦したり、ひっかけあったりして治療がすすむ。でも、どこが自分の欠落なのか、その欠落が治療の中でどんな役割をしているのか、治療者は意識できなければならない。

…そんなわけで、只今格闘中です。自分のことは結構苦しい。

先頭 表紙

>咲良ちゃん。いるのよね…こんな私と相性の(わりと)良いクライエントさん。それは、人と親密にするのが苦手なヒト。一部の人格障害とか。あと、統合失調症(分裂病)の方とはお会いしていても平気です。デイケアで昼休みに並んで居眠りしたり(笑)。 / YIN ( 2002-10-28 18:03 )
>佐藤嗣麻子さま。か、かわいくですか…?。じょ、状況が状況だけに…(汗)。プレイセラピーなら、イケそうですが(笑)。 / YIN ( 2002-10-28 17:58 )
そういう治療者の人って、「この人は全部話しちゃっても否定しないでいてくれるかも」と思わせておいて必要以上に踏み込ませることはしない、みたいな微妙なスタンスにいる感じがします。その微妙な距離を保つのって難しそう。カバディカバディ。そういや最近病院行ってないやι 免許取ったことだし行かなきゃ(^^; / 咲良 ( 2002-10-25 21:28 )
プライベートな事は、「内緒(ハート)」とかわいく言えばいいのだ(笑) / 佐藤嗣麻子 ( 2002-10-25 16:45 )
出かける時間になってしまいました。つづきはまた今度。 / YIN ( 2002-10-24 14:25 )

2002-10-22 ひとりになること

「普通そうだよ」とか「みんなやっているよ」とか、そういう言葉には注意しなければいけない、と私は思う。
「普通」とか「みんな」とか「人は」とか言われて説教とか意見とか言われたら、まず「じゃあ、それは誰と誰?」と疑問を持つ必要があるのではないか、と思う。

何故なら、それが「その人の主観」なのか「客観的な事実」なのかが曖昧だから。
でも、それを相手に問いただすと、きっと相手は逆キレしてケンカになると思うので、自分がそう言いたくなった時に、自分に向かって問いただしてみるのはどうだろう。

「みんなやっているから」といって、人はこっそり人々という幻想の傘の下に隠れる(私にはそのように見えるし、自分がそれをした事があるのを自覚している)。そうすることによって、自分の身を隠す。そうすれば「あなたは……?」と問われて自分自身に向き合うことなく済むからなのではないか、と私は思う。そうすれば、ずっと自分自身と対峙せずに済むし、それは楽なことだとは思う。その代わり自分自身は見えなくなってゆくのでではないか。

たまには傘から離れて独りになってみるといい。
「私はこう思う」とひとりで声を出してみる。
そうすれば、「普通こう考えるよ」と言っているよりも自分の姿がはっきりするだろう。
例えて見れば影法師のようなものだと私は思う。人とくっついていたら、どこまでが自分の影なのかわからない。でも独りでたってみると、どこまでが自分の影だかはっきりする。

時には自分の今考えていることをはっきりさせること。そしてその責任を負う勇気をもつことは大切なのではないか、と私は思う。
自分を見失ってしまわないために。

先頭 表紙

>咲良ちゃん。うちはそれを私が親に向かって言わなければならないようです。「みんな結婚してるわよ」とかいわれるし(爆笑)。でもヘタに言うと逆ギレされるからこわい…<親 / YIN ( 2002-10-24 12:53 )
>nyanさま。何故でしょうね<「顔」をみられたくない。その一方で、なんでもいいから注目されたい、と嘘の顔をつくってみたり…自分の都合のイイところだけ見せて称賛を浴びたいのかなぁ…と思ってみたり。でも所詮それは本当の自分ではないから、意味はないのだけれど。なにか自分にとって確かなものを掴むのには、ある種の覚悟が要るようです。…それも人によりけりのようですが。私もエッジを越えるあたりは結構大変だったような記憶があります。 / YIN ( 2002-10-24 12:52 )
>らいむさん。私は社会人やめて学校に戻ったころから、このことを大変意識するようになりました。そして、あるとき気がつきました、私の身近で一番この言葉を振りかざしているのは(現在形)、なんと「両親」なのです。ああ情けなや。こんな両親、自分に非があっても決して謝りません。ああつかれる… / YIN ( 2002-10-24 12:47 )
小さい頃「買って〜!皆持ってるもん!」と言うと「皆って誰だ!」と追求され、「えっと、みっちゃんとえっちゃんとゆきちゃん(例)」「皆じゃないじゃない」と言われて却下されてました・・・(笑) / 咲良 ( 2002-10-23 19:46 )
天上天下唯我独尊、究極のエゴイストを自認する私には無縁だわ。(おい;)そういう人は自分に自信が無いのかなぁ。あとね、引用好きと格言好き。顔を見られたくないカオナシさんもいるのね、多分。Originalを作り上げるのはタフネスが必要だもの。 / nyan ( 2002-10-23 01:49 )
良く言われるこの「みんな」ってだいたい周囲3人位だという説があります。この言葉を振りかざす人が嫌です。みんなって誰さ?顔が見えない人間の意見なんか聞きたくありません。私は私なのですから。 / らいむ ( 2002-10-22 13:10 )

2002-10-21 今日も雨…

土曜日からずっと雨……憂鬱です。
日曜日、中学校の同窓会でジンギスカンパーティを企画していたのだけれども、残念ながら雨天順延だった。がっかり。
久し振りに本格的なジンギスカンが食えるとおもっていたのに……只今リスケジュールちう。行けるといいけど…

何故ジンギスカンかというと…札幌の某中学校の同窓会なのだ。
札幌といったら、ジンギスカンしかないでしょう。
それにしても同窓会を開けるだけの人数の卒業生(しかも同じクラス)がこの地域にいることの驚き……。


そういえば、昔SEをやっていたころは、外注の会社の方々に毎年芋煮会にお誘いいただいていた。そのチームは山形県人が圧倒的だったので。秋=芋煮は外せないらしい。
いつもビルの中で不健康な日々を送っていた私達のささやかなリフレッシュだった。

今回もそれを期待していたんだけどなぁ……
やっぱりこいつは覚悟決めて勉強しろってことか?
…あ、全然やってないわけじゃないです、やってます。
ただ、進まないだけなのよ…(涙)

先頭 表紙

2002-10-21 全く勉強していない。

試験の夢をみたのは、そのせいだったのか。

そてにしても、今回の夢は、

すでに午前中のマークシートが余裕の状態で終わらんとする状況からはじまり、
午後の筆記へとシーンが移っていく。

同期もみんな同じ教室で机をならべ、
あろうことか試験官とわいわい喋りながら筆記の試験を受けている状況。
解答用紙の余白に書かれる落書き。
もう面倒臭いから、といって試験放棄をして帰って行く高校時代の同級生。
「じゃまたね〜」と明るく見送る私。

何かが違う……
普通、「試験の夢」ってえのは、
「試験が始まるのに、寝坊をしてしまって間にあわない!」
とか、
「全然試験勉強をしてない!やばい!!」
とかいうストーリーで、夢見手の緊迫感を煽るものが常なのに…
今回の緊張感の無さは…


却って不吉な気がする………

先頭 表紙


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