2006-03-14 エンゲルさんのホワイトデー
2003-12-08 エンゲルさん、北海道を食い倒す（1）
2003-02-03 エンゲルさん、春を楽しむ。
2003-01-30 番外編：エレキ子、密告する。
2003-01-29 オフィス毒舌、新年会をする
2003-01-23 エンゲルさんのデスク初公開
2002-10-17 タスマニアからのイチゴ
2002-09-09 冷め夫、花火大会の場所取りをする
2002-08-22 だれもいない
2002-08-21 ロイター発挙動通信：ウニ速報

ご無沙汰しております、事務子です。
システムインテグレートのオフィス毒舌提供でお届けする、「事務子の部屋」

まず今日、最初のお便りは、荒川区在住イガラシくん（28歳男性）からのお便り。

事務子さんこんにちは。（はい、こんにちは〜）
今日は、会社の同僚の、エンゲルさんについての相談です。
会社の先輩からメールで、今日はホワイトデーなんで、エンゲルさん用に5000円もするケーキを買うから金を出せと言われました。出すのはいいのですが、エンゲルさんがひとりで食べてしまうんじゃないかと思うと、あまり出したくありません。どうしたらいいですか？

うーん、困りましたね。
エンゲルさんは女性ひとりですからね。
ワリカンにしてもたいしたことなさそうなんで、出してあげたらいいんじゃないかしら。エンゲルさんも鬼じゃなし、きっと分けてくれると思いますよ。

続いて、川口市のライダーくん（29歳男性）からのお便り。

事務子さんこんにちは。（はいこんにちは〜）
今日は、仕事を請けてる先の女性社員、エンゲルさんについての相談です。
仕事の打ち合わせで銀座に行ったんですけど、請け先の社員の人から口頭で、
今日はホワイトデーなんで、エンゲルさん用に5000円もするケーキを買うから金を出せと言われました。
出すのはいいのですが、エンゲルさんが等分にナイフを入れるとは到底思えません。どうしたらいいですか？

うーん、たまたま打ち合わせに行った日が悪かったんですね。
思うに、その社員さんは、ひとりでも頭数を増やしたほうが負担が減ると思ったのかもしれませんね。人数少ないし、高級ケーキですし。
外注さんだと、仕事の付き合いは大切ですから、ケーキひとつで来年安心して仕事できると思えば安いもんじゃないかしら。大の男の人が、ケーキがちっちゃい位でモンク言ってたら、大きくなれませんよ。
がんばれ！オー！

続いて、社長さんからのお便り。

事務子さんこんにちは。（はいこんにちは〜）
今日は、秘書兼営業兼経理のエンゲルについての相談です。
男性社員からメールで、今日はホワイトデーなんで、エンゲルさん用にケーキを買うから金をくださいと言われました。ちっこいのに5000円もするそうです。僕は技術者なので、費用対効果についても疑問があります。
出すのはいいのですが、エンゲルがケーキの後ちゃんと仕事するかどうか不安です。ホワイトデーじゃなくても、いつもアイスとかチーズかまぼこ等を与えて機嫌を取っていますが、食後はすっかり満足してしまって、キータイピングの音がのろく聞こえています。会社も忙しい時期なんで、なんとか能率を上げさせたいんですがどうしたらいいですか？

あー、難しい問題ですね〜。
でもケーキを与えないほうが暴れそうですから、ここはひとつ、大人として
1ホールまるごと食べさせちゃって、ついでに赤く塗ったらいかがですか？
3倍のスピードで仕事するんじゃないかしら。
決算を控えて血糖値の下がったエンゲルさんは危険ですからね。

あんな小さなチョコのお返しに高級ケーキを買ってあげるなんて皆さんお優しい。でもエンゲルさんが配ったチョコは、寄付金つきですって。
チョコは小さく見えても、差額は寄付されていたんですね〜。

今日もそろそろお別れの時間がやってまいりました。
それではみなさん、また2年4ヵ月後！

つっこみ 先頭 表紙

12月上旬のある日、エンゲルさんはエレキ子さんに唐突にこう切り出しました。
「ねぇ、週末小樽に丼食べに行こうよ。」
どうせいつもの如く「はぁ〜？な・ん・で？」と返されるものと覚悟していたエンゲルさんですが、意外にもエレキ子さんの返事は

「うん、いいよ。」

言ったこちらが驚きましたとも。
「アンタ誰？本当にエレキ子？」と聞きたくなるほど。

エレキ子さんはめったに乗らないのです。エンゲルさんは過去にも、ボリビアやジンバブエ、無理のないところで香港などに彼女を誘いましたが、一瞬で断られています。

しかし彼女は乗ったら直ぐに行動したい性質らしい。
即刻「札幌に牡蠣の専門店があるんだって。」とリサーチ開始しています。

えーっと、言ったはいいけど、本当に今から取れる？終業時間を待って旅行会社に電話してみると「はい、本日まではご予約賜れます。」とのこと。賜られちゃったよ、おい。
エレキ子さんに報告すると、「じゃ、これから予約金入れに行くって言っといて。」だってよ、おい。
というような訳で、突然札幌に行くことになったのです。

新千歳空港まではあっという間です。
どれくらいあっという間かというと、「空とぶドラ焼き（大）」を食べきる暇のない程度。
まぁ、その前にサンドイッチ食べましたけどもね。別腹ってことで。
空港から小樽までの指定席を手配し、時間があったので外に出てみました。
空気が冷たくて気持ちがいい！でも雪が・・・ない？
雪がないよ、12月の千歳に雪がないよ！空港がある場所だけに、降雪量は少ないようだ。

ま、丼や牡蠣に雪関係ないからいっか。隣を見るとエレキ子さんはちょっとやさぐれています。
「雪、ないじゃん・・・。」
このやさぐれは小樽に向かう車窓の景色が雪で飾られるまで続きましたが、雪が出てくると彼女の目はキラキラと輝きました。

「エンゲルさん、雪だよ！！雪！！眩しいね〜、嬉しいね〜。」
君は犬かね？庭駆け回るかね？

海岸線の美しい雪景色を楽しむうち小樽に到着。
いざ！！丼へ！！
小樽に来ると必ず立ち寄るお薦めの店がありまして、そこに直行することと致します。

「前に本で読んだ時『それはないだろ』と思ったけど、凶器がツララってありだね。」

さっきまで犬コロだったくせに、突然物騒な発言をするエレキ子さん。何が「あり」なんだよ。誰かを刺したくなったのでしょうか。せっかくの美味しい週末を、事件の目撃者にされたり国選弁護人のお世話になるようなことはまっぴらです。

確かにそこここの軒先には立派なツララ。歩いている最中に落ちてきたら・・・そりゃ怖いね。
でもそんなことはどうでもいいの、私の目的は丼だから。

つっこみ 先頭 表紙

皆さんはご存知でしょうか？
節分の日、ある方向に向かって太巻きを丸かじりすると、その1年間を幸せに暮らせるとかいう慣習を。

こんなイベントをエンゲルさんが見過ごす訳がない。
しかも、前の週からオフィス毒舌社長に「職場の福利厚生行事」として進言していたというから、念のいったことである。

−11時　太巻きの説明及び、行事参加呼びかけ−
しかし、オフィス毒舌はエンゲルさん以外「東」の出身で、誰もこの行事を知らない。

「日本の伝統行事を大切にしようよ。」
力説するエンゲルさん。

「伝統を大切にするエンゲルさんを止めはしませんが、参加もしません。」
と、冷め夫くん。

エンゲルさんはこれがどれだけすばらしい伝統か、文献を以って知らしめようと調査を開始。が、実は大阪の海苔組合だかが昭和52年に始めた販売戦略だと判明。

「何が伝統ですか。僕ですら生まれてますよ。バレンタインと一緒じゃないですか。」
冷め夫くんいち抜け。

−12時　エンゲルさん、デパートに走る−
太巻き１本880円（税抜）を求めて。
そして、事前準備の方位磁石で今年の恵方とやらを調べる。

「ペッカム！あっちよ！！」
本日の犠牲者、ペッカムくん。
優しいね、君は。いいんだよ「嫌だ」って言って。

今年の恵方は南南東。2人から見て、丁度うなぎ母さんの方角。
取り出された太巻きは豪く立派だ。
食している間は無言がルール。
並んで黙々と齧り付く二人。もちろん1本食い。
それはそれは異様な光景だった。

うなぎ母さん,
太巻きにかぶりつく二人に見つめられ、仕事やりにくそうなことこの上ない。

今年も良い年になるといいね、エンゲルさん。
特に君には良い年であって欲しいよ、ペッカムくん。

−しばらく後−
叫ぶエンゲルさん。
「これって夜にやるんじゃない！！」

ごめん、実はアタシ（エレキ子）知ってた・・・。
でもあんなに盛り上がるあなたの止め方は知らなかった。
許してね、エンゲルさん。
いいじゃん、夜もう1本食べれば・・・。

つっこみ 先頭 表紙

エレキ子さんファンの皆様、お待たせいたしました。エレキ子です。

それはオフィス毒舌新年会の日のことでございます・・・。

−朝−
エレキ子の朝は早い。
7時半には黒幕からメールで指令が入る。
注：黒幕については、2002/7/4「ここ数ヶ月のお話」及び、8/22「だれもいない」図　参照のこと。

直ぐに読まなければ自動的に消滅するという訳ではない（と、思う）が、8時半には「やってくれた？」という確認の電話が入るので、仕方なく早く来る。

そしてこの日も8時半に電話が鳴った。

「はい、なにか屋でございます。」
注：エレキ子友はエレキ子の会社を「アイツの会社は怪しい『なにか』を商っているらしい。」ということで「なにか屋」と呼ぶ。別に怪しいものは取り扱っていない。運営している人物（黒幕）が怪しいだけである。

「・・・・・・ゲル・・・」

ゲル？ゲルと言ったら、虫刺されに良く効く「ジャガー」くらいしか記憶にないが？

「もしもし、なにか屋ですが？」
「エ・・・ゲル・・・」

エ…ゲル？エンゲル？

「エンゲル、頭、痛い・・・」
喋りがＥ．Ｔ．。

「頭？お腹の間違いでしょ？」

エンゲル⇒痛い⇒腹。世間（某ビル3階）の相場は決まっている。


「頭、痛い。夜中にジャガイモの皮を剥いたのが原因だと思う。」

既に錯乱が始まっているのか？薬を飲んで、様子を見てから来るとのこと。



−同日3時−
エンゲルさんは取敢えず冷蔵庫を開ける。そして発見、叫ぶ。

「この魚肉ソーセージ誰のですか？」

わざわざ確認することでもないと思うが。

「ああ、昨日ちょっと飲んだからそのあまり。食べていいよ。」
と、同じフロアの通称「うなぎ母さん」。
注：うなぎ母さんはエレキ子と違って本物の女社長である。ご主人の実家がうなぎ屋なのでこう呼ばれるが、本人はうなぎが嫌い。また甘いモノも嫌いで、頂き物がエンゲルさんに回ってくる。故にエンゲルさんはよく懐いている。

「ホントですね！今、『食べて良い』とおっしゃいましたね！！いただきます。」

オリンピックの聖火の如く掲げ、席へ。そして・・・食いちぎる。あの魚肉ソーセージのオレンジ色のビニールを・・・。

ふと静かになる。

振り返ったエンゲルさんは、大きく口を開け、その中にティッシュと指を突っ込んでいる。

「何やってんの？」
「けった。」
「は？」
「けった。くひ、けった。」

差し出されたティッシュは血みどろだった。勢い余って口まで食ったらしい。心配するうなぎ母さん。しかし、2分後にはソーセージはしっかり行くべき処に納まっていた。もちろんエンゲルさんの胃袋に。

そして、このあとオフィス毒舌は新年会へ。
また食うんだろうなぁ・・・。

つっこみ 先頭 表紙

オフィス毒舌は、新たなる5人の仲間を迎えて活気づいている。
とはいっても、ニューメンバー5名は、都内の別オフィスで働くことになっているため、我々のオフィスには全く変化がない。つまらん。

ま、とにもかくにも、懇親会を兼ねた新年会が催されることになった、という次第だ。

店の人に案内されて席に着こうとしたとき、隣の席から
「あっ、エンゲルぅ〜！」
という声がした！

驚いたエンゲルさんは隣の席へ行き、ひとりの女性と親しげに、ひととおり喋ると戻ってきてこう言った。
「あ〜、びっくりしたぁ。大学時代のクラスメイトが・・・・。合コンしてやがんのよ！！」
ほう、それで後半語調がキビしいのですね、エンゲルさん。

「みなさん、あと宜しく。」
「は？」
「ちょっとあっちで戦争してきますから。」
「いや、戦わんでいいです。」

エンゲルさんはこっちの新年会の幹事なのだ。席にいないと困る。初対面の人たちもいるし。しかもあれでしょ、ここの店長とエンゲルさん、『店長が前の支店にいたとき無理矢理、“デザート無料券”をむしりとって以来』とかいう、トホホな知り合いなんでしょ？オーダーのとき融通が利きそうだから、ここにいて欲しいんだけど・・。

エンゲルさんは乾杯の後、甲斐甲斐しく料理を取り分けたりお酌をしたり、店長を捕まえてワガママな注文（因縁？）をつけたりと、大人しくしていたが、開宴30分ほどで、ビール片手にやおら立ち上がった。

「勝ってくるぞと勇ましくぅ〜！」

すでに勝鬨の声のような宣誓をするエンゲルさん。どうやら合コンに参戦するようだ。
誰に？誰に宣誓してるの？

「男女比が狂いますよ、エンゲルさん！」
「ひとりやふたりバランスが崩れたからって合コンが上手くいかないのは幹事の腕が悪い。」
詭弁です、エンゲルさん！

しかもエンゲルさんの作戦は、静かにテーブルに近づき、さりげなくテーブル末席についたあと、おもむろに、「まじでー？」と会話に入り込む作戦だった。
4人のうち1人しか知らないテーブルに入って、最初の一言が、「まじでー？」。
どうかしてます、エンゲルさん。

しかしその作戦はオオウケかつすんなりと合流した模様だ。
滞在3分、エンゲルさんは戻ってきた。

社長　「どうだった？」
エン　「モミアゲが・・。」

モミアゲ？

どうやらエンゲルさん、男性陣のモミアゲがお気に召さぬ様子。モード系というかなんというか、それが似合うのはモックンだけです。というのがご意見。

「でも、えらい盛り上がってましたけど？」
「3分、息もつかず漫才して帰ってきました。」

はぁ、そうですか。ご苦労様です。っていうか、大半がもう会わない人なのに、なんでそう、笑いを取らずにおれないんですか、エンゲルさん。

オフィス毒舌の夜はふけゆく。

つっこみ 先頭 表紙

そんなことやるまえに、いただいた突っ込みにお返事をしろ、と
自分を戒める事務子。

社内でおもちゃと化しているSONYのCLIeでエンゲルさんのデスク写真を撮影したのでアップ。
それにしても「仕事できないんだろうなぁ、この人」と思ってしまうデスクです、エンゲルさん・・・。

デスク右側に、ちゃんこ鍋のチラシがあるあたり、泣かせます。

先頭 表紙

タスマニアからイチゴが届いた。
一個一個、紙でつつまれた高級品だ。

これぞ赤い宝石！

美味しい。
美味しすぎる。

オフィスにいない人たち、ごめんなさい。
いない人の分は、名前を書いて冷蔵庫にいれてあります。（10/17　16：19現在）
これは、今現在の事実を書いているもので、明日まであると言う保障をするものではありません。

先頭 表紙

冷め夫くんについて書きたいことが溜まっている。
一度タイミングを逃すと、次の冷め夫噺が書けなくなるので、知らないうちにいくつか忘れているかもしれない。
トコロテンを押し出すように、とりあえず覚えていることを時系列で書こうと思う。

おさらいの必要もないが、冷め夫くんは正義漢エンジニアで、社長の片腕だ。

タイトルからして「いつの話だよ！」と自分に突っ込まずにいられないが、それは7月の話だったように思う。

冷め夫くんの地元にて、そこそこ大きな花火大会が催されるというので、冷め夫くんは1週間前の土曜日から、場所取りを開始した（らしい）。
しかし、ビニールシートを固定したのは天下の公共施設である公園だった。「早いよ！」という社員の意見に、冷め夫くんは自信に満ちた様子でこう言った。
「大丈夫です。ビニールシートには連絡先を書いておきましたから。」

路上一時駐車のときに「ここにちょっと停めてるけどすぐ帰ってきて移動させますよ。連絡先はココ。」などという意味を込めて、ダッシュボードの上にメモを置いたりするが、それをやってきたようだ。さすがは社会派・正義漢冷め夫。（そうか？）

責任の所在をはっきりさせることで「オレは、そのへんの場所取りヤロウ達とは心構えが違うんだぜ！」ということを地味にアピールしているつもりなのか。ささやかと言うか何と言うか、真面目な彼の一部分が伺える。

しかし、一時駐車などとは違って、一週間も公園の一部を占拠していて大丈夫なのか、冷め夫くん。
果たして大丈夫ではなかった。翌日からジャンジャカ電話がなりっぱなしだ。当然発信者は公園の管理組合の模様。バイブレーション機能を駆使しているので、全く業務の妨げにならないが、管理組合にとっては業務の妨げ以外の何者でもない、と思うのは事務子だけではあるまい。

そんなに無用心に、携帯電話の番号なんか置いてきちゃって！というそこのアナタ、ご心配召さるな。冷め夫くんが残してきたのは、あとは解約するだけになった、古い端末の番号だ。その端末と番号の、最後の大仕事がそんな着信バブルだとは！哀れすぎて、給湯室で目頭を熱くする事務子、29歳の夏だった。

週も半ば、見知らぬ番号からの着信を確認。敵もなかなかやりおる。
さっそく番号逆引きで発信者を確かめる冷め夫。

「事務子さん、この番号、○○市役所です・・・。」

おお〜。公園管理組合も、お上に言いつけおったか。・・というより、公園自体が市の管轄といえばそこまでだ。
冷め夫くんとその仲間たちは無事に、特等席での花火観覧へ漕ぎ着けるのか！？

以下待て次号！　と行きたいところだが、ひっぱるほどドラマチックではないのでここでケリをつけよう。

当然と言えば当然だが、冷め夫くんのビニールシートは撤去されていた。

先頭 表紙

オフィスは閑散としている。

閑散というより、はっきり言ってエンゲルさん以外、誰もいない。

・社長・・・夏休み
・冷め夫・・千葉の取引先へ
・ペッカム・・都内の取引先へ

その他メンバーも、アメリカ出張、本屋へお使い、食事で外出、と、エンゲルさんは見事なまでに孤独だ。

あまりに珍しいことなので記録してみたが、その行動自体が非常に空しい。

*追記

オフィス毒舌の環境が複雑で混乱を招いているようなので、図解をアップしました。

先頭 表紙

来た・見た・買った

ということで、昨日の続報をお伝えするエレキ子であります。

　本日、エンゲルさんは朝から体調がよろしくないようで、いつもなら嬉々として突っ込みをいれる、ランチタイムお楽しみの「お宅改造」番組も見ず、机に突っ伏して休憩を取っていた。
　
　昼食時間が終わっても顔を上げる気配がない。
心配した同じオフィスの、関連会社社長（エンゲルさんの上司ではない）に
「そんなに具合が悪いなら、早退した方がいいよ。」と言われると
「いえ、今日はウニの日ですから、そういう訳には参りません。」
やおら起き上がった。流石、不屈の食事魂。一種の感動を呼ぶ・・・訳はない。

そして2時55分がやってきた。
「さあ、行きますよ。」
もう整理券も貰ったじゃないか。後は行って引き換えるだけだろうが。一人で行け。
が、昨日の責任者の言葉もある。ひょっとして一晩で時効にされていないとも限らない。
仕方がない、いざその時に看取ってやるやつも必要であろう。

今日もエスカレーターを下る。
「剣先するめ1杯500円」は「箱ウニ1000円」程人々の血を躍らせなかったよう
で、鮮魚売り場は静かなものであった。
権力者を探すエンゲルさん。
「あの人でいいかな？」
ええ、誰でもいいですとも。でも奥のお兄さんは刃物取扱中なので、止めておくれ。
「あの〜、これ」
「ああ、ウニの方ですね。」
お方様になるエンゲルさん。「ウニの方様」。
生臭そうだが、エンゲルさんならきっと喜ぶ筈だ。

そして、今度こそ「勝者の印」たる「箱ウニ」を手にしたエンゲルさんであっ
た。
更に、どこで入手したやら「レジにて10％ＯＦＦ」のチラシを出し、箱ウニを税込み945円で手にしたエンゲルさんは、今度こそ勝利者として意気揚々とオフィスに戻ったのであった。
途中、シナモン・ロールの前で財布を開けるエンゲルさんを
「報告が先でしょ。」
と引きずって帰る一幕はあったものの・・・。

さあ、皆様ご覧下さい。勝利の印「945円（税込み）箱ウニ」を掲げたエンゲルさんの勇姿を！！

先頭 表紙