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口車大王「旅のおもひで」

 
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目次 (総目次)   [最新の10件を表示]   表紙

2001-11-29 晩秋のオスロへ その9 オスロで見つけた技術立国日本の底力
2001-11-22 晩秋のオスロへ その8 波止場に沿って歩いてみる
2001-11-19 晩秋のオスロへ その7 Radison SAS Plaza Hotel
2001-11-05 晩秋のオスロへ その6 オスロ駅
2001-10-29 晩秋のオスロへ その5 オスロの朝
2001-10-29 晩秋のオスロへ その4 千歳発アムステルダム経由オスロ
2001-10-22 晩秋のオスロへ その3 新千歳空港国際線待合室と免税店
2001-10-19 晩秋のオスロへ その2 新千歳国際空港のラーメン屋
2001-10-18 晩秋のオスロへ その1 羽田発KLM4403便


2001-11-29 晩秋のオスロへ その9 オスロで見つけた技術立国日本の底力


 今回も堅い話。

 10月2日火曜日,この日は予定になかった会議を急遽やることになり,会議場のホテルの中に部屋を確保できないので,タクシーで15分ほど行ったところにあるNEK(ノルウェー電気技術協会)へ移動しました。

 NEKの入っているビルは,中が吹き抜けになっていて白が基調になっています。天井がガラス張りになっていて自然光が差してくる。日照の少ない北欧ならではの設計です。10月になってから北欧でこれだけの晴天は珍しい。

 本日の会議はワークグループという,実際の作業に則した討議を行う場で少人数。しかしまあ,こんなに良い天気の日に会議はやりたくありませんなぁ。上の写真その怠惰な雰囲気がうまく写し取られているので,思わずここに掲載してしまいました。写真の後ろ側が建物の内部に面した壁なのですが,外光が差し込んでいて,自然光をうまく利用しているのがわかります。

 さて,会議後廊下を歩いていると,壁に1枚の写真を見つけました。

FIRST IEC COUNCIL MEETNG, LONDON
19 OCTOBER 1908

 こんな見出しがついてます。

 すなわち,IEC(国際電気標準会議)の最初の設立総会が開催されたときの,参加者の集合写真です。こんなところで当時の写真に巡り合えるなんて,驚きました。

 この1枚の写真が,当時の社会情勢をいろいろ物語ってくれます。

 IECは,当時いろいろな国で科学技術産業が発達し,規格を統一しないといろいろ不都合が生じてきたことを反映して設立されました。ロンドンで開催されたということは,いちはやく産業革命が起きたのがイギリスであり,第一次世界大戦までは世界の科学技術をリードしていた国がイギリスであったという証です。

 そして,写真をよく見てさらに驚きました。なんと日本人が写っているのです。最前列右から2人目と3人目が,日本からの参加者です。

 明治維新からたった40年後,すでに「先進工業国クラブ」に顔を出していたことに,改めて驚かされます。ひとつには,日露戦争に戦勝したことで,日本の存在感が認められたのでしょう。そして,もうひとつ重要なことは,IECの場に積極的に参加するすることの意義を,明治の先達の中に理解していた人たちが存在したことです。

 科学技術というものは,IECの規格作りのような基礎的なものから積み上げていって,ピラミッドの頂点に最先端のものがあります。口車も,IECの活動にかかわるようになってから10年以上になりますが,こういう活動に後ろ向きな日本の企業の壁に何度もぶつかっています。しかし,中には積極的に関わることの重要性を理解している人たちも存在するのですが,それが,すでにIEC設立の時からちゃんといたというところに,日本の技術力の底力を感じるのです。すべてでなくてよい,1割でもよいからこういう人たちが存在すれば良いのです。

 最近,東アジアの国々の工業生産の追い上げが激しく,日本は置いていかれて没落するのではないかとも言われています。しかしながら,技術立国としての日本はそんな柔なものでないことを,この1枚の写真は雄弁に物語っています。

 ちょっと前に日経ビジネスに経済評論家(かな?)の唐津一さんも書かれていましたが,こういう基礎技術の重要性を,これらの国々の政府は全くといってよいほど理解していない。すなわち,今は日本は調子悪いかもしれないが,日本が置いてきぼりを食うようなことはあり得ないのです。

つづく

先頭 表紙

夢樂堂様、経済産業省、努力は認めるが感覚がずれています。関係者の調整を取らないで勝手に突っ走るというところが、省庁改編以来とくにひどくなっています。 / 口車大王 ( 2001-12-01 19:38 )
lamancha様、そうなんです。それと、時間がかかる。インターネットの登場は、こういうデ・ジュール・スタンダード作りに、革新的な環境を与えました。ほんとに楽になった。 / 口車大王 ( 2001-12-01 19:37 )
本当、そう思う。世界最高の技術がゴロゴロしているのにバックアップしない政府、お馬鹿そのものだと思う。 / 夢樂堂@お祝い多謝 ( 2001-11-29 21:56 )
規格は先見の明がいるでしょうし、各国の利害も絡むから大変でしょうね。先端は流行った廃ったで終わるけど、規格は産業の基盤だからそれこそ波及効果は絶大でしょうね。面白いです。オスローの町並みも味がありますね。 / lamancha ( 2001-11-29 13:31 )

2001-11-22 晩秋のオスロへ その8 波止場に沿って歩いてみる


 初日の会議の後、雨も上がってきたので、夕食がてらホテルから駅とは反対に、王宮へ向かって歩いてみました。

 駅前から王宮にかけて一本道が通っており、途中までは店舗や飲食店が続いているのですが、途中から途切れて王宮へと続いています。その途中にはコンサートホールもあり、その前を抜けて王宮に対して左手に歩いていくと、波止場へと続いています。

 そのあたりは、観光船の船着き場になっていて、今は季節外れ、静かなたたずまいです。オスロはまだ夏時間、もう夜の7時だというのに、まだまだ明るい。船着き場の前には旧オスロ西駅の建物。今はインフォメーションになっています。船着き場の広い石畳の上には路面電車の線路が通っており、気をつけていないと電車の接近に直前まで気がつきません。路面電車のある風景は、どこへ行ってもほっとするものです。

 旧西駅を通り過ぎて歩いていくと、波止場に面してオープンテラスのあるレストランが続いています。ここも今は季節外れ、テーブルとイスは片づけてあります。夏のにぎわいが伝わってきます。

 レストランの一軒に入ってみました。

 横浜は中華街にNorgeという名前のバーがあるのですが、内装がそっくり。日本もノルウェーも海洋国家。そして捕鯨国同士でもある。やはり、御互いに親近感を感じるというものです。落ち着いた雰囲気で、料理の味もなかなかなのですが、難点は高い!別のこのレストランが観光客相手でぼったくっているわけではなく、オスロの物価がめちゃくちゃ高いのです。夕食の前でも、駅構内のちょっとしたカフェテラスで食事して、あっという間に1000円が飛んでしまいました。おそらく、オスロはただいま世界で一番物価が高いのではないでしょうか。お隣のスウェーデンのストックホルムでは全く高いと感じなかったのに、大きな違いです。

 食後、行きに来た王宮前の道ではなく、遠回りですが波止場に沿って歩いてみました。途中には、ライトアップされた館もあります。ああ、デートするには最高なんですが。。。

つづく

先頭 表紙

あー,ばれましたか。それ,口車のクローン人間別でござる。んなことはなくて,28日は,午後はずっと7時まで赤坂虎屋ビルの5階で規格の翻訳作業をやっていて,その後は,よせばよいのに新宿の英語学校に行っていたのであった。であるから,有楽町の御仁は別人でござる。ちなみに16日の金曜日は,有楽町の高速の下の,Swingの近所で飲んでいただ。 / 口車大王 ( 2001-11-29 22:21 )
28日〜。そっくりな人を見て、私も自信なくてその人も自信なくて、1分くらい見詰め合ってたの〜。なんか喋れば一瞬で「すんませんでした〜」で済むのに何やってんだかよー。ちなみに私は髪ばっさり切ってメガネもかけてたので、わかんなかったのかなーと思ったの。回りくどい説明になったけど、つまり別人だったってことでよろしおすな〜。おさわがせしましてん。 / あややん ( 2001-11-29 13:02 )
おを,突然。。。水曜日とは,本日28日のことであらうか?否,21日のことであらうか? / 口車大王 ( 2001-11-28 23:46 )
くっちー、水曜日有楽町にいなかった? / あやや ( 2001-11-28 14:54 )
うー,書き方が悪かったか。1000円というのは昼食のことで,ここではたいして飲食していないのに一人3000円超えたかな。だいたい,日本の1.5倍はします。 / 口車大王 ( 2001-11-27 23:02 )
ransyuさま,これで値段が安ければ。。。横浜中華街,なんとバーが36軒あるそうな。NORGEはその中の1軒で,ほんとにこのレストランと内装似ています。ほかにも雰囲気のあるバーいっぱいあります。口車,最近のおなじみはActor & Actress。ここは,「大魔神」とか「男はつらいよ」とか,オリジナルカクテルがあるっす。 / 口車大王 ( 2001-11-27 23:00 )
さなえもんどの,(憧)と書かれてもだねぇ,いなければしょうがないっす。ところで,特典てなんだ? / 口車大王 ( 2001-11-27 22:58 )
ゆーさま,あ,そゆことですな。ストックホルムは,そうでもないっす。 / 口車大王 ( 2001-11-27 22:56 )
なんかムードのいい感じですね。一人で1,000円は高いけど二人で2,000円は安いかもね。 / 夢樂堂 ( 2001-11-25 22:20 )
レストランの雰囲気、いいですねー。バーもきっとこんなかんじなんでしょうね。 / ransyu ( 2001-11-25 19:47 )
くっちーさんの恋人さんは素敵な特典がたくさんだね。いいなあ・・・(憧) / さなえもん ( 2001-11-25 01:27 )
オスロのデートは高くつく・・・覚えておきます。。。 / ゆー ( 2001-11-24 13:06 )

2001-11-19 晩秋のオスロへ その7 Radison SAS Plaza Hotel


 10月1日、オスロは1日雨でした。

 10月1日から4日間、オスロ駅前にあるPlaza Hotelの33階で会議です。ここはノルウェーで最も高い建物。9月11日の事件からまだ3週間弱、あまり良い気持ちはしません。

 しかし、周りに遮るものがないので長めは最高。どんよりとした北国の雨模様の風景も、こうしてみると絵になります。足下にはオスロ駅が見え、列車が出入りしているのが見えます。

 おっと、風景を見てぼおぉっとしているわけにもいきません。

 会議の初日はワークショップ。各分科会での活動状況や、我々の委員会での問題点の発表です。1年前のストックホルムのところで書きましたが、この会議はIEC(国際電気標準会議)の、ドキュメンテーションや図記号の規格を決める委員会。IECが1908年に設立されて以来の古い委員会で、どちらかというと地味な委員会だったのですが、ここ数年、ISO9000シリーズの具体的に「どのようにすればよいか?」という規格を決めていたり、電子商取引の基本となる「辞書」を決めているので、いろいろ注目を集めるようにはなっています。

 しかし、「人」がいないんですな。今や、委員会のメンバーの平均年齢は、限りなく60に近い50代でしょうか。もっとも、御歳84歳になるイギリスの委員が押し上げているという説もありますが。それから、21世紀になって、各国ぼつぼつ世代交代が始まってはいます。日本は、逆に「ただいいるだけ」だったのがじっくりと活動してくれる委員が増えていて、それが救いでしょうか。それはすなわち、日本の国益につながりますから。

 今回は、ちょっと堅い話になってしまいました。

つづく

先頭 表紙

ううう,ransyuどの,あっしに一番にあわねぃ言葉っすね。 / 口車大王 ( 2001-11-22 20:13 )
口車さんはエリートだったんですね。知らなかった。私は外国へは物見遊山とお酒だけ。 / ransyu ( 2001-11-21 18:14 )
左様でござりまする。不肖口車、JIS C 0617「電気用図記号」の編集委員でござる。なを、「直流」の記号02-02-03は直線の下に線2本になっていますが、これは線3本が正しいです。1996年に発行されたIEC 60617で間違っていたのが、そのままJISになってしまいました。IECの方はすでに訂正されています。 / 口車大王 ( 2001-11-21 14:54 )
をを,こんなところで決めてましたか.抵抗のマークはギザギザがいいなぁ.四角じゃ味気ない. / 八百八六助 ( 2001-11-19 20:59 )

2001-11-05 晩秋のオスロへ その6 オスロ駅


 10月1日朝8時過ぎ、朝食をとって会議が開かれるRadison SAS Plaza Hotelに向かいます。泊まったホテルからオスロ駅までは歩いて3分。Plaza Hotelは駅の隣。歩いて10分もかかりません。天気は雨、気温は10度C弱で、冬の気配です。

 オスロ駅はそんなに大きな駅でもなく、建物もどちらかというと何の変哲もない感じですが、駅舎の中は改装され、隣に建ったショッピングモールのビルと一体となり、レトロな感じの中にもモダンな雰囲気を漂わせており、人がそんなに多くないこともあって、落ち着く空間になっています。

 駅舎正面の広場には、一番上右の写真ですが、大きな虎君が佇んでいます。ここは恰好の待ち合わせポイントになっています。駅舎の中に入るとコンコースがあり、通路の両側に店が並んでいます。さらに奥へ進むと列車への乗り口のホールになっています。

 ここいセブンイレブンがあります。ストックホルムもそうでしたが、日本の店舗とは、ずいぶん雰囲気が違います。

つづく

先頭 表紙

さなえもんさま,それから,感度をあげてストロボをたかないようにしているんですね. / 口車大王 ( 2001-11-07 19:59 )
ゆーさま,ヨーロッパはどこもそうですね.それでも,オスロは比較的新しい建物が多いです.それから,普段見慣れている日本の風景,ヨーロッパからに来た人たちにとっては絵になるんですな.今回の会議を7年前に日本でやったとき,有楽町のガード下の焼鳥屋連れていったら,"Marvelous!!"を連発しておりました. / 口車大王 ( 2001-11-07 19:58 )
さなえもんさま,この写真はデジカメのオートを解除し,マニュアルでホワイトバランスを設定して暖色を強調するようにして写しています.一応,「腕」ざんす-:). / 口車大王 ( 2001-11-07 19:55 )
どこもかしこも、絵になるなあ〜☆ / ゆー ( 2001-11-06 12:54 )
この黄色い光って落ち着くよね。蛍光灯ってあんまり好きじゃない。光の使い方が大好きです。  / さなえもん ( 2001-11-06 01:37 )

2001-10-29 晩秋のオスロへ その5 オスロの朝


 翌朝10月1日、6時くらいに目が覚めます。いつもの生活だと、こんな時間に目が覚めるなんて信じられない。どうも、口車体内時計は、ヨーロッパに最適化されているようです。

 秋分を過ぎているうえにまだ夏時間なので、外はまだ真っ暗。写真は7時過ぎですが、こんな感じです。夏のヨーロッパはもちろん良いのですが、口車、実はこういう、雨に濡れた初冬の風景も好きです。真下では、ごみ収集車が活動中。そんなことも絵になってしまいます。

 日本はようやく秋の気配という頃に、オスロはすでに晩秋。すっかり冬の気配です。

つづく

先頭 表紙

皆さま、思ったほど寒くなくて気持ちの良い朝でした。雨でしたけれどね。 / 口車大王 ( 2001-11-05 23:04 )
はあああ〜〜・・・・・うっとり^^ / パンドラ ( 2001-11-05 22:07 )
雰囲気ありますね♪♪ / みなみ ( 2001-11-01 05:31 )
空の色がキレイどす〜 / あやや ( 2001-10-31 23:06 )
なんか旅情をさそう写真だなー。羨ましい。 / ransyu ( 2001-10-30 17:31 )
おお〜、もうすでに寒そうっ! / ゆー ( 2001-10-30 09:35 )

2001-10-29 晩秋のオスロへ その4 千歳発アムステルダム経由オスロ

 新千歳空港を飛び立ったKLM870便は、進路を北西にとり、一気に日本海を越え、シベリアへと向かいます。今回の座席は内側5列の通路側。その両側のはじっこに二人しか座っていません。加えて、もう一方の端のの人は添乗さん。楽でした。やはり、飛行機はすいているに限る。

 アムステルダム、スキポール空港までの飛行時間は11時間弱。現地時間18時過ぎにほぼ定刻で到着します。アムステルダムからオスロまでのフライトは、約1時間半の余裕。昨年、乗り継ぎには1時間を見ておかなければならないと聞いていたのですが、今年は余裕があります。昨年は結局乗り継ぎ便に荷物が間に合わなかったのですが(それも、フランスのトラック組合のストの影響。おい!ここわ和蘭陀だぜい!)、今年はそんなこともありませんでした。途中、頼まれていたランコムのオードトワレを買う余裕もあり。

 驚いたのが、乗り継ぎ便のターミナルまで行くのに、なんと途中にパスポートコントロール。すなわち、ここで入国手続きです。昨年ストックホルムへアムステルダム経由で行ったときはパスポートコントロールなんて通った記憶はなかったのですが、今回のゲートは国内線イコールEU域内のフライトのゲートのようです。でも、ノルウェーってEUに入っていないから、本当は「外国」のはずなんですが。オスロへのフライトのセキュリティチェックは、パスポートの確認が増えたくらいで、大丈夫かというくらい何もありませんでした。

 21時過ぎにオスロ到着。ほぼ、東京、札幌間の距離でしょうか。荷物をとって途中チェックされることもなく、ノルウェー入国。直前までばたばたしていたので、宿泊するホテルの場所も知りません。当然地図も持っていません。もっとも、昨年のストックホルムではついてすぐに宿探しをしなければならなかったので、それよりはずっとましですが、やはり不安です。

 空港からオスロまでは鉄道が通っているのですが、案内にしたがってロビーを歩いていると、駅までの途中にインフォメーション発見。「ノルウェー初めてなんですけれど。」と切り出したらカウンターのおにいさん、いきなり"Welcome to Norway!"ときた。そこで、宿泊するホテルの名前を言ったら、カウンターの上の1枚ものの地図を差し出し、ホテルまでは駅から3ブロックでしかないことを教えてくれました。駅から歩いて5分なので、とりあえず一安心。

 オスロまでの運賃は130クローネ。だいたい1900円くらい。到着したばかりで現地通貨も持っていないときにクレジットカードで切符が買えるのは、本当に助かります。アムステルダムで気がついたのですが、昨年と今年で変わったのは、クレジットカードを使うとお客に向かってカードリーダがあり、そこにカードを通して緑色のボタンを押すようになったことです。そして金額が表示されて確認します。今回はそれだけだったのですが、そこでパスワードを入力したりもするのでしょう。

 電車は山形新幹線のようなスタイリッシュです。時速200キロメートルくらいは出ているでしょうか。30分足らずでオスロ駅に到着します。駅舎自体は古そうなのですが、中は改装されていて店舗とか現代的です。コンコースを抜けて駅前広場に出ると、思ったより寒くなかったのですが、駅前広場はかなりの雨。いやいや、傘を持っていてよかった。ホテルは、日本で言えばビジネスホテルクラスですか。その割には13,000円ほどで、朝食付とは言えかなり高めです。部屋にたどり着いたのは22時前。日本時間では15時くらいなのですが、そのままばたんきゅーで寝てしまいました。

つづく

先頭 表紙

満席Cより、ガラガラYのほうがよっぽど居住性いいときありますね〜。 / ゆー ( 2001-10-30 09:33 )

2001-10-22 晩秋のオスロへ その3 新千歳空港国際線待合室と免税店


 さてと。。。

 食事を済ませていよいよ出国手続きへ。出国手続きのゲートチェックは、チェックインカウンタのさらに左、ターミナルビルの一番端にあります。例の事件のおかげでセキュリティチェックは長蛇の列。羽田より時間がかかりました。まあ、ゲート数が少ないのでしようがないのですが。セキュリティチェックを通り、イミグレーションを通り抜けると階段を上り、国際線待合室です。その左手には免税店。規模は小さいですが、結構充実しています。

 KLM870便の機材はMD11。747より一回り小さいのですがそれでも空席があり、満席でないフライトは久しぶりでした。やはり疲れませんねぇ。

つづく

先頭 表紙

夢楽堂様、口車パスポートはあと7年有効期間があります。今回のパスポート取ってから毎年どこかへ行っているから、結構いろいろスタンプが捺されている。 / 口車大王 ( 2001-11-05 23:03 )
パスポート切れていました。やっと更新する気になった。これでアジア・ヘナチョコ旅行が出来るかな。 / 夢樂堂 ( 2001-10-29 21:43 )
雨さま、アムステルダムも観光都市で、きっと同じように観光客が激減しているのでしょうね。それに今年は天気も悪かったそうな。なお、アムステルダムからの帰りの飛行機は混んでいました。 / 口車大王 ( 2001-10-27 18:09 )
真賀砂州子さま、ワールドパークスはJASでも使えるのがおいしいっす。それから、マイレージの有効期限がないのがおいしいっす。 / 口車大王 ( 2001-10-27 18:06 )
先日知り合いがパリから帰国しました。思ったより混んでいたみたいですぅ。でもしばらく飛行機には乗りたくないって。そうでしょうね〜。 ちなみにパリも観光都市なので、今回の件ですっかり暗い雰囲気になってしまったそうです。 / プリティ雨郷 ( 2001-10-25 01:48 )
ワールドパークスにのりかえてみようかな.... なんて気になりますね。 今の時期はどこも空席が目立つのでしょうけれども、千歳空港から海外へ! 今まで関空、伊丹、成田からしかとんだことがないので、ぜひぜひチャレンジしてみたいで砂。 / 真賀砂州子 ( 2001-10-25 01:15 )
ransyuさま&ゆーさま、これは9月30日です。今回はオスロでインターネット接続がちゃんと確保できなかったので、帰ってきてからです。去年のストックホルムは実況中継ありましたけれど。 / 口車大王 ( 2001-10-23 22:15 )
パンドラ様、15分くらいでしょうか。これがまだ序の口であるということは、その後思い知らされました。 / 口車大王 ( 2001-10-23 22:13 )
↓ホントに、口車様、戻られてからしばらく経ってるんですよね!すごくこまかな描写まであるし、すごいです。 / ゆー ( 2001-10-23 21:06 )
これは帰ってきてから書いてるんですね。はじめ、パソコン持っての実況中継かと思いました。これからが楽しみ。 / ransyu ( 2001-10-23 10:28 )
セキュリティチェックすごい列ですねえ! ・・・どのくらい並んではったんですか? / パンドラ ( 2001-10-22 23:51 )

2001-10-19 晩秋のオスロへ その2 新千歳国際空港のラーメン屋


 さて、羽田空港のチェックインですが、結局日本エアシステム(JAS)のチェックインカウンタで国内線としてチェックインします。それで、JASのチェックインカウンタがちょっと変わっていて、通常は座席の指定と手荷物の預かりと同時にやりますが、ここは手荷物預かりは別の受付があって、そちらに移動して預けます。「その1」で書いたように、通常の国内線との違いはクレームタッグの行き先でしょう。

 この日はアメリカへのテロから19日目、新聞報道ではセキュリティチェックで長蛇の列と出ていましたが、それほどでもありませんでした。日曜日だったからかもしれません。それでも、バッグにパソコンを入れておいたら、都合3回も検査装置を通すことになりました。こんなこと、初めてですな。まあ、無理もないでしょう。プラスチック爆弾隠すには、調度良いサイズですから。セキュリティチェックから待合室までの間に、「東京バナナ」をお土産として購入。

 10時25分発JAS109/KLM4403便の機材は、ボーイング777。この飛行機、静かで振動も少なく、大変乗り心地の良い飛行機です。しかも、エコノミーでも各席に液晶ディスプレイがついている。途中で気がついたのですが、上空から地上をリアルタイムで映しているチャンネルがあるんですな。天気が良いから地上がよく見える。これがまた見ていて飽きない。飛行機は乱気流もなく、順調に1時間20分で千歳に着きました。

 さて、アムステルダムまでのKLM870便の出発は14時00分。まずはチェックインです。まずはJASの国内線チェックインカウンターに行ってみたら、国際線カウンターはJAS国内線とは全く反対方向。新千歳のターミナルはそんなに大きくないとはいえ、それでも歩いて軽く5分はかかります。そして国際線チェックインカウンターの一画にたどり着いて驚きました。8年前と思ったら、めちゃくちゃカウンターも乗客も増えてごったがえしている。なんと、ユジノサハリンスクまでの定期便まであるんですね。大韓航空や中国の航空会社のカウンタまであるし。もっとも、

 それでKLMのチェックインカウンタを探したら、JASのカウンタでやっている雰囲気はない。それでよくみたら、一番奥の、なんと日本航空のカウンタの下にKLMオランダ航空のブルーの看板があるではありませんか!!すなわち、千歳のKLMのチェックインは、日本航空が代行している。なんと複雑な。それこそ旅慣れていないと、飛行機にも乗れません。ここでオスロまでのチェックイン完了。

 そこで、機内食はほとんど晩飯時間帯になってしまうので、昼食をとることにしました。口車、千歳は大変好きな空港です。建物全体が緩やかにカーブしているのがいい。建物の雰囲気は、去年行ったストックホルムのアーランダ空港とそっくりです。そして、小規模な空港の割に売店がどどーんとある。近代的な中にも日本的な店舗レイアウトが、好感持てます。

 売店の中を抜けて1フロア上のレストラン街に行ってみます。ここは初めて。ぐるぐるまわってさんざん悩んだ揚げ句、財布のさびしい口車はウニ丼を横目に、サッポロラーメンの店に飛び込みました。

 予算優先で全く期待していなかったのですが、これが大当たり!はっきり言って、札幌市内で食べるサッポロラーメンよりよっぽどうまい。みそラーメンとサッポロクラシックの生(これがまた北海道でしか飲めないビール)のセットを頼みましたが、このみそラーメン、味にこくがあって本当においしかった。こんなにおいしいサッポロラーメン食べたの、20年ぶりくらいでしょうか。

つづく

先頭 表紙

漢字二文字位の名前の、小さいレストランでした。UAがある側のターミナルです。・・・まったく手がかりになっていませんね、ごめんなさい。 / しゃどう@三歩歩くと忘れてしまうのです。 ( 2001-10-28 15:48 )
しゃどうさま、それどこ? / 口車大王 ( 2001-10-22 23:14 )
パンドラさま、空港内のレストラン街はサッポロクラシックのオンパレード。 / 口車大王 ( 2001-10-22 23:13 )
ゆーさま、新千歳のターミナルは、1992年にオープンしました。口車、好きな空港の一つです。 / 口車大王 ( 2001-10-22 23:09 )
空港での食事って、当たりはずれが大きいのでスリルがありますよね。あまり期待はしていなかったのですが、成田で出国前に食べた寿司、今まで生きていた中で最高に美味しかったのを覚えています。 / しゃどう ( 2001-10-22 13:57 )
いいなあ〜〜〜また飛行機に乗って旅に出たくなります。上空から地上をリアルタイムで見るチャンネル、ワタシも大好きです。・・・・それでね!飲みたいのみたいサッポロ生クラシック!!・・・ここでも酒のハナシが・・・・うっふふふ^^ カンパイ! / パンドラ@誕生日のオイワイありがとうです ( 2001-10-20 14:47 )
千歳空港、おりたったのは高校の修学旅行が最後です、、。新しく変わっているんですね〜。さっぽろら〜めん、そんなにおいしかったんですかっ!空港のラーメン屋さんって当たりが多いのかな〜。福岡空港のラーメン屋もおいしいですよ♪(*博多っこなもので、、へへへ) トリプル、頭上の荷物入れも、流線型に設計されて、開放感あって好きです。 / ゆー ( 2001-10-20 00:18 )

2001-10-18 晩秋のオスロへ その1 羽田発KLM4403便


 9月30日から10月6日まで、ノルウェーはオスロに行ってきました。これで、一応北欧3国はすべて行ったことになりますな。ということで、オスロへの旅行記をば、これからしばらくお付き合いいただきましょう。

 今回、オスロへは羽田出発となりました。便名はタイトルにある通りKLMオランダ航空4403便。千歳で乗り換えです。

 ここで「あれ?」と思ったあなた。なかなかするどいですね。中華航空とチャーター便を除いて国内線専用なのに、なんで国際線の定期便に乗れるのかって?これはですね、コードシェア便と呼ばれるもので、実はJAS109便なのです。ですからオランダ航空でチケットを発行していますが、実際には日本エアシステムの飛行機に乗ったわけです。

 なんでこんなややこしいことをするかというと、日本エアシステムにしてみれば営業的に販路が広がるわけですね。KLMにしてみれば、日本国内東京や大坂等以外の地方都市にKLM便としてのフライトが広がり、ヨーロッパからの顧客獲得にプラスとなるからなのですね。

 千歳からは、名古屋始発のKLM870便アムステルダム行きに乗り換え。この乗り継ぎ便、始まってからまだ間がないので、羽田のチェックインカウンタで慣れていないのなんのって。クレームタグ、オスロまでだと言っているのにアムステルダムまでになっているし。別にある手荷物預かりのカウンタの係員が慣れていて、助かりました。危うく荷物をアムステルダムに置きっぱなしにされるところでした。しかも、こういう場合一気にオスロまでのチェックインを済ませてしまうものなのですが、千歳までのチェックインしか行われません。すなわち、千歳でチェックインカウンタに並び直さなければならないのです。

 この辺りのこと、相当旅慣れていないとわけわからなくなるでしょうね。なぜチェックインが千歳までだったか、千歳でチェックインカウンタを探してその理由がなんとなくわかったような気がしました。

つづく

先頭 表紙

ゆーさま、そうそう、アメリカって入国はうるさいですね。もっとも、6月に行ったサンフランシスコでは、日本の成田並でしたが。アメリカ国籍および永住権持っている人用のカウンターが早く空いて、そちらに回されたので比較的早く通り抜けられてラッキーでした。確かに出ていくほうはあまりにもあっけないので、びっくりしましたね。今は違うだろうなぁ。ということで、第2回目掲載です。 / 口車大王 ( 2001-10-20 00:05 )
口車さま、アメリカって、トランジット目的でも1度入国しなくてはならないし、入国してくるものにはキビシイのに、出て行くものにはあっさりしてまね〜。それにしても、HNDでのチェックイン場所、、このネタは次回に持ち越しなのですね!ここでねほりはほり尋ねるのは控えますねっ♪次回に期待!!! / ゆー ( 2001-10-19 21:40 )
だから、今回の羽田の対応とは大違い。もっとも、アメリカもこの方式になったのは最近のようですが。しかし、9月11日以来また変わってしまったでしょう。 / 口車大王 ( 2001-10-19 20:06 )
で、6月に言ったサンフランシスコからの帰りがほぼ似た状況だったのですが(なんとロサンゼルス経由〕、サンフランシスコからロサンゼルスに向かったアラスカ航空(NWAとコードシェア)のチェックインカウンターの列で、カウンターとは別にボックスがあってそこに女性の係員がいて、書類を見せてといわれたのです。そしたらなんと、それは出国手続きのイミグレーションだったのですね。当然、チェックインカウンタでは成田まで手続きすべて完了。ロサンゼルスでは荷物検査だけでした。 / 口車大王 ( 2001-10-19 20:05 )
ゆーさま、このチェックインと出国手続きというのが絡み合うのですよ。口車、今回羽田のJASの国内線チェックインカウンターに行くのか、国際線ターミナルに行くのか、まじに悩みました。これ、間違えると、羽田空港の構造知っていたらとんでもないことになるということがわかると思います。旅慣れていると言っても、これですからねぇ。 / 口車大王 ( 2001-10-19 19:57 )
パンドラ様、例えば預けた荷物のクレームタグの行き先がアムステルダムだと、そこで飛行機から荷物が下ろされていまいオスロまでは届かないとか、そういう基本的なことを知っていないと、係員の間違いを見過ごしてえらい目に合います。こういう、現場の担当者も慣れていないフライトを使うときは、やはり慣れていないときついですね。 / 口車大王 ( 2001-10-19 19:55 )
待ってました、いよいよスタートですね♪コードシェアで、各航空会社とも、時刻表にのせる行き先が激増してなんだか、見にくい、、。JAS便は国内線だから、この場合は千歳で出国、、ですよね、?あれ?そんな問題じゃなくて、、チェックインのことをおっしゃってるんですね、、、なんでだ?? / ゆー@先が楽しみです。 ( 2001-10-19 15:38 )
ホンマです・・・ワタシひとりならぜったいできないような旅のはじまりデスネ・・・(なんせ羽田で右往左往したあげくに飛行機乗り遅れてしまったワタシ^^;) いっぱいじっくり教えていただこうっと。 / パンドラ ( 2001-10-18 23:26 )
ワールドひまじん、最初の日記ですな。 / 口車大王 ( 2001-10-18 21:38 )

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