昼前に行ったスーパーで、ぴかぴかの秋刀魚を見つけました。
値段もこの辺りでは手ごろな150円。
ツレ用に御頭つき1匹。私と娘達には、頭とはらわたを落としたものを2匹を買って帰りました。
早速コンロで美味しそうに焦げ目をつけた秋刀魚をお皿に並べて。
ご飯をよそいながら、ツレに「子供たちにさんまを取り分けてあげて。」と頼みました。ツレは魚を食べるのが上手だし、娘達には二人で1匹だったので。
家族そろって食卓を囲む、貴重なひと時に、初物のさんまを食べる。
平凡だけど、幸せな光景♪って思いながら配膳を終えて席に着いた私に、ツレが一言。
「なんか、この秋刀魚、漫画みたいだなぁ〜。頭とはらわたがない。秋刀魚は、はらわたを食べるものなのに。」と。
え?
なんですって?
「おかしらつき、目の前においといたよね?それが、あなたの分。テーブルの真ん中に置いてあった、はらわたをとってあったのが私と娘達の分。」
子供と私は、はらわたの苦味が好きじゃなかったから、わざわざ、買い分けてきたのに。ツレは目の前に置いてあった尾頭付きの秋刀魚を娘達にとりわけて、自分は子供用のを食べるはめになっていたのです。
「そんなこと、先に言ってくれないと。」
「言わなきゃ、わかんないの?見たらわかるでしょう。」あとで文句言うくらいなら、先に「2種類あるけどどっち?」って聞いたらよかったのに。
結局それ以上、口論しても無駄で。
あまりにも残念そうに「はらわた、はらわた」言うもんだから。
「じゃあ、娘達にわけたはらわたを取り戻したら?」
としつこく私に言われて、つっついてはみたものの、ほとんどは娘達の取り皿に残ったまま、彼にとっても残念な昼食になってしまいました。
「これ、苦くて食べられない。」と次女もせっかくの秋刀魚を残すことになってしまい。
みんなが嫌な気分を引きずったまま、ご馳走様の時間に。
だいたい、レバーとか苦手な6歳児が「秋刀魚のはらわたって美味しい」って言うと思いますか?好き嫌いは無くしたほうがいいとは思うけど。わざわざ「今」克服しなきゃいけないレベルの事ではないでしょう。
頭とはらわた付があなた!
頭とはらわたなしが女子供!
わざわざ前もって言わなきゃ本当にいけなかったんでしょうか?
私が「ごめんなさい。」って言えば場は収まった?
そもそも、ツレのお皿に子供の分も置いておいたら良かった?
すべて私の不手際?
そう思い直そうとしても「見ればわかるだろー。」というのは、譲れなくて。多分、ちゃんと見ていなかったんでしょうね。
せっかくの「家族で初物」をいただく喜びを害されて、気分は最悪。
娘達にはいつも、「すぐにママにあやまりなさい。」って言うのに。
彼は、絶対自分の非を認めない。私をがっかりさせることは、彼にとっては、非ではないのかな。
たかが、秋刀魚、されど秋刀魚で、今日一が嫌な気分のままで終わってしまいました。
あれ?
そんなに根に持つことでもない?
ていうか、こんな小さなことで怒りが収まらないのは更年期の始まりなのかもしれません。
※長女が夏休みの自由研究で作った塩の結晶。 |